JP6211381B2 - 磁気エンコーダ装置および回転検出装置 - Google Patents

磁気エンコーダ装置および回転検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁気エンコーダ装置およびこれを有する回転検出装置に関するものである。
磁気エンコーダ装置は、磁気センサに対面する多極磁石を回転させ、磁気センサで多極磁石の各磁極N、Sの通過を検出することで、回転部材の回転を検出する構成を有する。この種の磁気エンコーダ装置としては、例えば特開2010−249536号公報(特許文献1)に開示されているように、自動車の車輪用軸受装置に組み込まれ、アンチロックブレーキシステム(ABS)における車輪の回転数を検出するために用いられるものが公知である。この磁気エンコーダ装置では、磁気センサに対向する多極磁石が、磁性粉と熱可塑性樹脂とを含む磁石材料を射出成形することで形成されている。
その一方で、例えば特開2009−80058号公報(特許文献2)に開示されているように、磁気エンコーダ装置として、磁気エンコーダトラックを複列に配置し、異なるトラックで検出した磁気信号の位相差に基づき、回転軸の絶対角度(回転位相)を検出できるようにしたものも知られている。
特開2010−249536号公報 特開2009−80058号公報
特許文献1に記載されるような回転数を検出するための回転検出装置であれば、それほど高い分解能が要求されないので、検出精度に関する限り既存の製品精度でも実用上の不都合はない。これに対し、特許文献2に記載される回転軸の絶対角度を検出する回転検出装置では、単に回転数を検出するにすぎない場合と比べて格段に高い分解能と精度が必要とされる。
また、磁気エンコーダ装置は、磁気エンコーダトラックの背後に磁性体(バックヨーク)を配置した構成が一般的である。この場合において、磁気センサのセンシング領域内で磁気センサと磁性体との間の距離にばらつきがあると、磁気エンコーダトラックで生じる磁力が不均一となり、絶対角度の検出精度に悪影響を与える。磁性体の角部には機械部品の通例に倣ってチャンファ等の肉取りが設けられるが、この肉取りは上記距離のばらつきを生じる要因となるため、磁気センサのセンシング領域外に配置する必要がある。そのため、磁気エンコーダ装置の大型化、さらには設計自由度の低下を招くことになる。
そこで、本発明は、ベース部に設けた肉取りによる磁気エンコーダ装置の大型化や設計自由度の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、磁性体で形成され、回転部材に取り付けるための取り付け面を有するベース部と、ベース部をインサートして射出成形された成形部とを備え、成形部に円周方向に配列した複数の磁極を有する磁気エンコーダトラックが設けられ、磁気エンコーダトラックの各磁極を磁気センサとの対向領域で移動させることで、回転部材の角度が検出される磁気エンコーダ装置において、ベース部の外周面および端面のうち、何れか一方を磁気センサと対向させ、ベース部の前記外周面と端面との間に肉取り部を設け、肉取り部と前記外周面の境界となる第一境界部と、肉取り部と前記端面の境界となる第二境界部とを結ぶ線の、磁気センサのセンシング方向に対する傾斜角θを、θ<45°にしたことを特徴とする。
上述のように、着磁後の磁気エンコーダトラックで生じる磁力を均一なものとするため、磁気センサのセンシング領域においては、磁気センサから磁性体の表面までの距離を一定にする必要がある。成形部の着磁面のうち、この距離一定となる領域が着磁する際の有効幅となる。本発明では、ベース部の外周面および端面のうち、何れか一方を磁気センサと対向させ、ベース部の外周面と端面との間に肉取り部を設け、肉取り部の磁気センサのセンシング方向に対する傾斜角をθ<45°としているので、着磁面の有効幅を既存品の有効幅よりも大きくできる。そのため、磁気エンコーダ装置の寸法を増大することなく磁気エンコーダトラックの磁力を強化することができ、着磁精度が向上する。また、磁気センサの検出素子の間隔に余裕を持たせることができ、磁気センサの選定自由度が向上する。加えて、磁気エンコーダ装置を軽量化して回転時の慣性モーメントを低下させることができ、検出精度のさらなる向上を図ることができる。
肉取り部はチャンファで構成し、あるいは肉取り部をチャンファとチャンファに隣接する平坦面とを有するもので構成することができる。
ベース部の少なくとも取り付け面をサイジングで仕上げることにより(サイジングで仕上げた面には切削痕や研摩痕等の機械加工痕が存在しない)、取り付け面の平面度、円筒度等の表面精度を低コストに向上させることができる。そのため、取り付け面に回転部材を取り付けた場合でも、回転部材の回転中心に対して磁気エンコーダ装置を高精度の同軸度をもって回転させることができる。これにより、成形部に設けた磁気エンコーダトラックの振れ回りを防止し、高い検出精度を得ることが可能となる。
成形部の射出成形材料としては、熱可塑性樹脂と磁性粉を主成分としたものを用いることができる。
磁気エンコーダトラックに、それぞれに磁極を有する第一トラックおよび第二トラックを設けることにより、バーニャ原理を活用して回転部材の角度を精度よく検出することが可能となる。
以上に述べた磁気エンコーダ装置と、ベース部が取り付けられる回転部材と、磁気エンコーダトラックに対向する磁気センサとで回転検出装置を構成することができる。この場合、磁気エンコーダ装置の肉取り部を、磁気センサのセンシング領域外に配置することにより、磁気センサのセンシング領域内において成形部の厚さを均一にすることができ、磁気エンコーダトラックで生じる磁力を均一化して磁気センサの検出精度を向上させることができる。
本発明によれば、磁気エンコーダ装置のコンパクト化、さらには設計自由度の向上を図ることができる。
本発明にかかる回転検出装置(ラジアルギャップタイプ)の断面図である。 図1に示す回転検出装置を半径方向から見た平面図である。 図1に示す磁気エンコーダ装置の拡大断面図である。 本発明品と従来品とを対比して示す断面図である。 (a)図は成形金型の断面図、(b)図は肉取り部の他の実施形態を示す断面図である。 サイジング工程を示す断面図である。 射出成形工程を示す断面図である。 着磁工程を示す断面図である。 磁気エンコーダトラックの振れ回りを説明する概略図である。 本発明にかかる回転検出装置(アキシャルギャップタイプ)の断面図である。 図10に示す回転検出装置を第一プレート側から見た正面図である。 図10に示す磁気エンコーダ装置の拡大断面図である。 肉取り部の他の実施形態を示す断面図である。 (a)図、(b)図とも磁極パターンの他の実施形態を示す平面図(展開図)である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態の回転検出装置1の概略構成を示す断面図である。図1に示すように、この回転検出装置1は、回転部材としての回転軸2と、回転軸2に取り付けられる磁気エンコーダ装置3と、ハウジング等の静止部材に取り付けられる磁気センサ4とで構成される。回転軸2は、図示しないモータ(例えばサーボモータ)等の回転駆動源により回転駆動される。
図1では、磁気エンコーダ装置3としてラジアルギャップタイプを例示している。この磁気エンコーダ装置3は、ベース部33と成形部34とで構成される。以下、ベース部33および成形部34の主要構成を説明する。
ベース部33は、多孔質の焼結金属で円筒状に形成される。焼結金属は、磁性体として機能させるために鉄を多く含むものが使用される。焼結金属中の鉄の含有量は極力多くするのが好ましく、本実施形態では鉄100wt%の焼結金属を使用している。鉄を主成分とする限り、銅や他の金属を含有した焼結金属を使用しても構わない。なお、ベース部33に対する潤滑油の含浸は行われない。ベース部33の外周面33aおよび内周面33bのうち、外周面33aが成形部34を介して磁気センサ4のセンシング面と対向し、内周面33bが回転軸2に取り付けるための取り付け面を構成する。
ベース部33bの軸方向一方側(図面左側)の端面33cと内周面33bの間、および軸方向他方側(図面右側)の端面33dと内周面33bの間には、それぞれ面取り33eが形成されている。また、ベース部33の軸方向一方側の端面33cと外周面33aの間、および軸方向他方側の端面33dと外周面33aの間には、それぞれ肉取り部35が設けられている。
肉取り部35は、外周面33aの輪郭線とベース部の端面33c,33dの輪郭線をそれぞれ延長してできる交差点の角部の肉を落とした形態を有する。本実施形態の肉取り部35は、図3に示すように、磁気センサ4のセンシング方向(本実施形態では半径方向)に対してθ<45°となる傾斜角θを有するチャンファで構成される。傾斜角θは10°以上とし、40°以下とするのが好ましい。
このように二つの肉取り部35の傾斜角θを何れもθ<45°に設定することで、図4に示すように、二つの肉取り部35の外径端間の軸方向距離bを、通常の面取り(破線で示す)に倣って傾斜角θを45°にした場合の当該軸方向距離aよりも大きくすることができる(b>a)。傾斜角θの大きさが上記の範囲内であれば、軸方向一方側と他方側の肉取り部35の傾斜角θを異なる大きさにすることもできる。
成形部34は、ベース部33の外周面33a、およびベース部33の軸方向両端部を連続して被覆しており、平板状をなす第一プレート部341および第二プレート部342と、円筒状をなす円筒部343とで一体に形成される。第一プレート部341、第二プレート部342、および円筒部343の肉厚は実質的に同一である。図1に示す実施形態において、第一プレート部341はベース部33の軸方向一方側の肉取り部35および端面33cの外径側領域を覆っている。ベース部33の軸方向他方側の端面33dは軸方向の段差を有しており、第二プレート部342は、この段差付き端面33dのうち軸方向一方側の端面33d1および軸方向他方側の肉取り部35を覆っている。また、円筒部343はベース部33の外周面33aを覆っている。ベース部33の内径側の面取り部33eは、成形部34には覆われずに露出している。
この実施形態において、第一プレート部341および第二プレート部342の内径寸法は何れもベース部33の内径寸法よりも大きい。また、第二プレート部342の内径寸法は、第一プレート部341の内径寸法よりも大きい。成形部34の第一プレート部341の端面とベース部33の軸方向一方側の端面33cとの間には、軸方向の段差が存在するが、成形部34の第二プレート部342の端面とベース部の軸方向他方側の端面33dの一部(段差付き端面33dのうち軸方向他方側の端面33d2)とは、半径方向で同一平面上にある。
図2は回転検出装置1をセンサ4側から見た平面図である。
図1および図2に示すように、成形部34の円筒部343の外周面には、異なる磁極(N極およびS極)を周方向交互に配置した磁気エンコーダトラック30が形成される。磁気エンコーダトラック30は、バーニャ原理により絶対角度を検出可能としたのもので、図2に示すように、第一トラック31と第二トラック32とを同心で環状に複列配置した形態をなしている。
第一トラック31および第二トラック32のそれぞれに、N極およびS極からなる磁極対31a,32aが異なる磁極を周方向交互に配置して着磁されている。本実施形態では、第一トラック31の磁極を等ピッチλ1とし、第二トラック32の磁極も等ピッチλ2としている。第一トラック31おける磁極対31aの数(例えば32個)は、第二トラック32における磁極対32aの数(例えば31個)と異なる。例えば第一トラック31における磁極対31aを任意の数nとした場合、第二トラック32には、n±1で表される数の磁極対32aを設けることができる。これにより回転軸2の1回転を0°〜360°の範囲の絶対角度で検出することができる。検出可能な絶対角度の範囲を360°ではなく180°とする場合には、第二トラック32にn±2で表される数の磁極対32aを設ければよい。この場合、回転軸2の1回転に対して0°〜180°の範囲の検出を2回繰り返すことになる(いわゆる2xモード)。同様にn±3とした場合には絶対角度検出範囲は120°となり、回転軸2の1回転に対して3回繰り返して検出することになる(いわゆる3xモード)。
成形部34は、磁性粉(強磁性体)と熱可塑性樹脂とを主成分とする樹脂材料で形成される。磁性粉としては、例えばストロンチウムフェライトやバリウムフェライトなどに代表されるフェライト系磁性粉の他、ネオジウム−鉄−ボロン、サマリウム−コバルト、サマリウム−鉄−窒素等などに代表される希土類系磁性粉等の公知の磁性粉が使用できる。これらの磁性粉は単独で、あるいは複数組み合わせて使用される。本実施形態では、コストおよび耐候性の面で優位性を示すフェライト系磁性粉を主として使用している。なお、フェライト系の磁性粉を用いる場合、フェライトの磁気特性を向上させるためにランタンやコバルト等の希土類系元素を混合することもできる。
また、熱可塑性樹脂としては、ポリアミド系の樹脂材料、例えばPA12を使用することができる。本実施形態のように薄肉(0.5mm程度)の成形部34で高磁力を得るためには磁性粉を高充填する必要があるが、ポリアミド系は流動性に優れることからそのような要求にも応えることができる。また、本実施形態の磁気エンコーダ装置3を例えば自動車の車輪用軸受に使用する場合には、広い温度範囲で耐候性、耐薬品性等を満たすことが求められるが、ポリアミド系は要求される温度範囲(−40℃〜+120℃)でもこれらの特性を満足することができる。ポリアミド系として、PA12の他にPA6,PA66,PA612等も使用可能であるが、特にPA12はこれらの中で吸水性が最も少ないので、吸水による磁気特性低下を防止するために最も好ましい。
図1および図2に示すように、磁気センサ4は、第一トラック31および第二トラック32のそれぞれと対面する検出素子4aを有する。各検出素子4aは、トラックピッチの方向に所定距離だけ離隔させた二つの磁気検出素子等からなり、半径方向に0.3mm〜4mm程度のラジアルギャップを介して第一トラック31および第二トラック32のそれぞれと対向している。磁気エンコーダトラック30を回転させることで、各トラック32の磁極が検出素子4aの対面領域を移動するので、二つの検出素子4aの出力波形を比較してその位相差を求めることにより、磁気エンコーダトラック30の絶対角度を検出することが可能となる。ベース部33の肉取り部35は、磁気センサ4のセンシング領域4b(検出素子4aと対向する領域であって、破線で示す領域)の外にある。
次に、以上に述べた磁気エンコーダ装置3の製造工程を順次説明する。
先ず、焼結金属製のベース部33が製作される。ベース部33は、焼結金属の製造手法として常用される、金属粉末の圧縮成形→焼結→サイジングの各工程を経て製作される。圧縮成形工程では、鉄粉に潤滑剤を添加した原料粉末を成形金型に供給し、圧縮することで、面取り33eおよび肉取り部35を有する圧粉体が成形される。この圧粉体を焼結炉に移送して例えば1120℃で焼結することにより、Fe100wt%の焼結素材が得られる。原料粉に添加された潤滑剤は、焼結工程中に燃焼あるいは揮散する。焼結後の焼結素材の密度は、6.2〜7.0g/cm3程度である。
焼結後の焼結素材はサイジング工程に移送される。サイジングは、図6に示すように、焼結素材33’を、その軸方向両端面33c’,33d’をパンチ13,14で拘束しつつダイ11に圧入し、あるいはダイ11に焼結素材33’を収容してから、焼結素材33’の軸方向両端面33c’、33d’をパンチ13,14で加圧することで、焼結金属素材33’を圧迫する工程である。サイジング中は焼結金属素材33’の内周にはコアロッド12が挿入されている。
このサイジングにより、焼結素材33’の外周面33a’、内周面33b’、および両端面33c’,33d’がそれぞれダイ11の内周面、コアロッド12の外周面、および両パンチ13,14の端面に押し付けられて塑性変形により矯正され、各面が精度良く仕上げられる。その後、焼結金属素材33’をダイ11内から取り出すことで、ベース部33が完成する。
ベース部の33の外周面33a、内周面33b、および両端面33c、33dは何れもサイジングされた面となるが、サイジングに伴って表面空孔が潰れるため、サイジング後の各面33a〜33dの表面空孔率は、内部(芯部)の空孔率よりも小さくなる。ベース部33の軸方向両端の内径角部および外径角部には、それぞれ面取り33eおよび肉取り部35が設けられているが、これら面取り33eおよび肉取り部35はサイジングされないため、これらの表面空孔率は上記各面33a〜33dの表面空孔率よりも大きい。
その後、ベース部33は射出成形工程に移送される。この射出成形工程は、図7に示すように、ベース部33を固定金型40および可動金型41内にインサートして位置決め保持し、両金型40,41間に形成したキャビティ42に、上述した熱可塑性樹脂と磁性粉とを含む樹脂材料を、スプール43およびゲート44を介して射出することで成形部34を成形(インサート成形)する工程である。成形部34でのウェルド等の発生を防止するため、ゲート44としては、ディスクゲート(フィルムゲート)を使用するのが好ましい。射出成形に際しては、キャビティ42に磁場をかけながら磁性粉の磁化容易軸を揃える処理(磁場成形)も併せて行われる。
樹脂材料の冷却固化後、型開きを行い、図示しない押し出しピンで成形品を押し出す。成形品の押し出しと共にゲートカットが行われ、成形品が離型される。ディスクゲート44を介して射出成形を行っているため、ゲートカットの痕跡であるゲート跡344(図1参照)は、成形部34の第一プレート部341の内周面全周にわたって形成される。
その後、脱磁を行ってから、成形品に着磁を行って磁気エンコーダトラック30を形成する。着磁中は、図7に示すように、成形品39のベース部33の内周面33bがスピンドル50に嵌合されると共に、図示しないチャック機構でベース部33の端面、例えば軸方向他方側の端面33dが着磁装置の位置決め面51に押し付けられる。この時、位置決め精度の向上のため、成形部34は位置決め面51と接触させないのが好ましい。これにより、成形品39が内周面33bおよび一方の端面(本実施形態では33d)を基準として、着磁装置に対して軸方向および半径方向で位置決めされる。
この状態で磁気エンコーダトラック30の外径側に着磁ヘッド52を配置し、成形品をインデックス回転させながら、磁気エンコーダトラック30の第一トラック31と第二トラック32のうち、どちらか一方のトラックの着磁を行う。その後、着磁ヘッド52を軸方向にスライドさせ、同様の操作を繰り返して他方のトラックの着磁を行うことで、図1および図2に示す磁気エンコーダ装置3が完成する。なお、インデックス回転させながら複数のトラックを同時に着磁するようにしてもよく、その他、全ての磁極を同時に着磁させる方法を採用することもできる。
このようにして製作した磁気エンコーダ装置3のベース部33の内周面(取り付け面)33bに回転部材である回転軸2を固定し、ハウジングの所定位置に磁気センサ4を取り付けることで、図1および図2に示す回転検出装置1が完成する。ベース部33と回転軸2との固定は、両者間での芯ずれ防止のために圧入で行うのが好ましいが、芯ずれを回避できる対策を講じれば、接着等の他の固定手段で固定することもできる。例えば自動車の車輪用軸受装置にこの磁気エンコーダ装置を使用する場合、車輪用軸受装置の内輪(回転部材)の外周面にベース部33の取り付け面33bが嵌合固定され、軸受外輪やナックル等の車体側の部材の所定位置に磁気センサ4が取り付けられる。
本発明の磁気エンコーダ装置3においては、ベース部33が焼結金属で形成され、かつベース部33の回転軸2に対する取り付け面(内周面)33bがサイジングにより仕上げられている。そのため、取り付け面33bは高い平面度および円筒度を有し、かつ両端面33c、33dに対する直角度や回転軸心に対する同軸度も良好なものとなる。このように取り付け面33bが高い表面精度を有するため、ベース部33の取り付け面33bに回転軸2を嵌合固定して回転軸2を回転させた場合でも、磁気エンコーダトラック30の振れ回りを小さくすることができる。そのため、回転中の磁気エンコーダトラック30の幾何学的な誤差、さらには磁気センサ4との間のギャップ変動に基づく誤差を小さくすることができ、回転軸2の角度(例えば絶対角度)の検出精度を高めることができる。
以下、この作用効果を図9に示すモデルを用いて説明する。同図において、磁気エンコーダトラック30の半径Rに対して、磁気エンコーダトラック30の中心が回転軸心OからΔRだけ偏心した位置に固定されている場合を想定すると、磁気エンコーダトラック30に回転角θに依存したΔRの振れ回りが発生する。これにより、tanΔθ〜ΔR/Rの大きさで変動する角度誤差(幾何学的な誤差)が観測されることになる。
例えば、複列の磁気エンコーダトラック30を用いて1回転を12ビット(4096分割)以上の分解能で測定する場合、磁気エンコーダトラック30の各トラック31,32のピッチ誤差を±0.5%以下に抑えることが望まれる。R=25mmの位置に32極対の磁気エンコーダトラック30を形成する場合を考えると、1磁極対に相当する回転角度は360°/32=11.25°なので、ピッチ誤差0.5%は、11.25°×0.5%=0.05625°となり、その場合、許容される偏心量はΔR<Rtan(0.05625°)=24.5μmとなる。従って、ピッチ誤差を0.5%以下にするためには、ベース部33の取り付け面33bにおける公差を±20μm以下に設定することが望まれる。少なくともベース部33の取り付け面33bを焼結金属で形成し、これにサイジングを施せば、取り付け面33bをそのような公差範囲に収めることは容易であるので、ピッチ誤差を0.5%以下に抑えた磁気エンコーダトラック30を低コストに提供することが可能となる。
また、振れ回り量が小さくなることで、磁気センサ4と各磁極との間のギャップ変動を抑えることができる。既存の磁気エンコーダ装置では、磁気センサ4と各磁極との間のギャップは、機械部品の加工精度や組み付け精度によって制限され、その変動幅が大きいためにギャップを小さくするには限度がある。これに対し、本発明では、磁気エンコーダトラック30の振れ回り量が小さいため、ギャップの変動範囲を±0.1mm以下に抑えることができる。そのため、磁気センサ4と各磁極との間のギャップを詰めることができ、磁気強度の増大を通じてノイズの少ない高品質の信号を出力することが可能となる。この点からも、回転軸2の絶対角度の検出精度を高めることができる。
また、図8に示すように、磁気エンコーダトラック30に着磁する際には、ベース部33の取り付け面33bが着磁装置のスピンドル50に嵌合すると共に、どちらか一方の端面(本実施形態では軸方向他方側の端面33d)が位置決め面51と当接している。着磁の際には、スピンドル50の回転角度を基準として磁気パターンを形成するため、着磁面に振れ回りがあると、正確な角度ピッチで着磁することが困難となる。これに対し、本実施形態の構成では、被位置決め面となるベース部33の取り付け面33bおよび端面33dがサイジングにより高精度に成形されているので、着磁装置のスピンドル50に対するベース部33の取り付け姿勢を安定化することができ、磁気エンコーダ装置3の使用時と同レベルの同軸状態で着磁を行うことができる。そのため、着磁中の成形部34の振れ回りを小さくして、振れ回りによる着磁パターンの幾何学的誤差を防止することができ、これにより回転軸2の絶対角度をさらに精度良く検出することが可能となる。
ところで、磁性体(本実施形態ではベース部33)の表面に磁性粉を含む成形部34を形成し、この成形部34を着磁する構成では、着磁後の磁気エンコーダトラック30で生じる磁力を均一なものとするため、磁気センサ4の検出素子4aに対向する領域において、検出素子4aから磁性体の表面までの距離を一定にする必要がある。着磁面のうち、この距離一定となる領域が着磁する際の有効幅となる。図4に示すように、本発明では、肉取り部35の傾斜角θを小さくすることで、着磁面の有効幅bを既存品の有効幅aよりも大きくできる。そのため、寸法を増大することなく磁気エンコーダトラック3の磁力を強化することができ、着磁精度が向上する。また、磁気センサの検出素子4aの間隔に余裕を持たせることができ、磁気センサ4の選定自由度が向上する。加えて、磁気エンコーダ装置3を軽量化して回転時の慣性モーメントを低下させることができ、検出精度のさらなる向上を図ることができる。以上から、回転検出装置1のコンパクト化や設計自由度の向上、さらには検出精度の向上を図ることができる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態の説明において、図1および図2に示す実施形態と共通する構成および部材には共通の参照符号を付して重複説明を省略する。
図5(b)に肉取り部35の他の実施形態を示す。図3に示すように焼結金属からなるベース部33にチャンファからなる肉取り部35を設けると、図5(a)に破線で示すように、圧粉体を成形する成形型75に鋭角のエッジEが必要となり、成形時の成形金型75の負荷が増大する。図5(b)はこの対策を講じたもので、肉取り部35を、チャンファ35aとチャンファ35aに対して角度を持って隣接する平坦面35bとで構成した場合を例示している。この場合、図5(a)に実線で示すように、成形金型75のエッジを省略することができ、成形金型75の負荷が軽減される。
かかる構成においては、ベース部33の肉取り部35の外径端(図示例では平坦面35bの外径端)と外周面33との境界である第一境界部Xと、肉取り部35の内径端(図示例ではチャンファ35aの内径端)と端面33cの境界である第二境界部Yとを結ぶ線が、磁気センサ4のセンシング方向(図面上下方向)に対してなす角度を肉取り部35の傾斜角度θとし、この傾斜角度θをθ<45°(10°≦θ≦40°が好ましい)に設定することで、上記と同様の効果を得ることができる。なお、図3に示す実施形態でも、肉取り部35を構成するチャンファの外径端と外周面33aとの境界を第一境界部Xと考え、チャンファの内径端と端面33c、33dとの境界を第二境界部Yと考えることができる。この場合も第一境界部Xと第二境界部Yとを結ぶ線が磁気センサ4のセンシング方向に対してなす角度(=傾斜角度θ)がθ<45°に設定される。
図5(a)(b)では、軸方向一方側の肉取り部35を例示しているが、軸方向他方側の肉取り部35も同様の構成にすることができる。この場合、軸方向両側の肉取り部35の傾斜角θは異なる角度にすることもできる。
図10および図11は、アキシャルギャップタイプの回転検出装置1の断面図および平面図である。この実施形態においても、複列の磁気エンコーダトラック30が成形部34に形成されている。また、ベース部33が焼結金属で形成されると共に、少なくとも取り付け面33b、さらに好ましくはベース部33の全面33a〜33dがサイジングで仕上げられている。このアキシャルギャップタイプの磁気エンコーダ装置3において、磁気センサ4に対向する磁気エンコーダトラック30は第一プレート部341に形成される。磁気エンコーダトラック30は、半径方向に離隔した第一トラック31と第二トラック32とを有する。
図12は、アキシャルギャップタイプの磁気エンコーダ装置3において、肉取り部35をチャンファで構成した場合の実施形態を拡大して示すものである。この実施形態でも、肉取り部35を構成するチャンファの磁気センサ4のセンシング方向(図面左右方向)に対する傾斜角θ、言い換えればチャンファと外周面33aの境界である第一境界部Xと、チャンファと軸方向一方側の端面33cの境界である第二境界部Yとを結んだ線がセンシング方向に対してなす角度θをθ<45°(好ましくは10<θ<40°)に設定することで、上記と同様の効果を得ることができる。なお、この場合、ベース部33のうち、磁気センサ4と対面しない軸方向他方側の外径角部に同様の肉取り部35を設けることもできる。この場合、センシング方向と直交する方向(半径方向)に対するチャンファの傾斜角は任意であり、例えばθ≦45°となるように設定することができる。
図13は、アキシャルギャップタイプの回転検出装置1において、図5(b)と同様に、肉取り部35をチャンファ35aとチャンファ35aに隣接する平坦面35bとで形成したものである。この場合も肉取り部35の外径端(図示例では平坦面35bの外径端)と外周面33aとの境界である第一境界部Xと、肉取り部35の内径端(図示例ではチャンファ35aの内径端)と端面33cの境界である第二境界部Yとを結ぶ線が、磁気センサ4のセンシング方向(図面左右方向)に対してなす角度を肉取り部35の傾斜角度θとし、この傾斜角度θをθ<45°(10°≦θ≦40°が好ましい)に設定する。
以上の説明では、チャンファ35,35aを平坦面状に形成した場合を例示しているが、肉取り部35の形状は任意であり、例えばチャンファ35,35aを曲面で形成し、あるいは曲面と平坦面からなる複合面で形成することもできる。この場合の傾斜角θは、上述のとおり第一境界部Xと第二境界部Yとを結ぶ線が磁気センサのセンシング方向に対してなす角度で評価する。
また、以上の説明では、成形部34の射出成形材料として熱可塑性樹脂と磁性粉を主成分とするものを例示したが、射出成形材料としては着磁可能でかつ射出成形可能である限り任意の材料を使用することができる。例えばゴムと磁性粉を主成分とする射出成形材料で成形部34を成形することもできる。
また、以上の説明では、成形部34に形成する複列の磁気エンコーダトラック30として、第一トラック31と第二トラック32の磁極対の数を異ならせると共に、第一トラック31の磁極を等ピッチλ1とし、第二トラック32の磁極を等ピッチλ2としたものを説明したが、磁気エンコーダトラック30の磁極パターンはこれに限定されず、回転軸2の絶対角度を検出可能なあらゆる磁極パターンを採用することができる。例えば図14(a)に示すように、第一トラック31と第二トラック32で磁極対の数を同じにすると共に、第一トラック31および第二トラック32のそれぞれで磁極ピッチを不等ピッチにすることもできる。この他、図14(b)に示すように、第一トラック31を、異なる磁極を交互に等ピッチで形成した回転検出用トラックとすると共に、第二トラック32を、回転基準位置検出用の磁極を周方向の一カ所もしくは複数個所に形成した、インデックス信号(Z相)生成用トラックとしてもよい。
以上に述べた回転検出装置1は、回転軸2の絶対角度の検出が求められる用途に適用することができ、例示した車輪用軸受装置の他、ロボットの関節部分、精密位置決め装置をはじめ、各種産業機器に広く用いることが可能である。
1 回転検出装置
2 回転軸(回転部材)
3 磁気エンコーダ装置
4 磁気センサ
4a 検出素子
4b センシング領域
30 磁気エンコーダトラック
31 第一トラック
32 第二トラック
33 ベース部
33a 外周面
33b 内周面(取り付け面)
33c 軸方向一方側の端面
33d 軸方向他方側の端面
34 成形部
341 第一プレート部
342 第二プレート部
343 円筒部
344 ゲート跡
35 肉取り部
35a チャンファ
35b 平坦面

Claims (8)

  1. 磁性体で形成され、回転部材に取り付けるための取り付け面を有するベース部と、ベース部をインサートして射出成形された成形部とを備え、成形部に円周方向に配列した複数の磁極を有する磁気エンコーダトラックが設けられ、磁気エンコーダトラックの各磁極を磁気センサとの対向領域で移動させることで、回転部材の角度が検出される磁気エンコーダ装置において、
    ベース部の外周面および端面のうち、何れか一方を磁気センサと対向させ、ベース部の前記外周面と端面との間に肉取り部を設け、肉取り部と前記外周面の境界となる第一境界部と、肉取り部と前記端面の境界となる第二境界部とを結ぶ線の、磁気センサのセンシング方向に対する傾斜角θを、θ<45°にしたことを特徴とする磁気エンコーダ装置。
  2. 肉取り部をチャンファで構成した請求項1記載の磁気エンコーダ装置。
  3. 肉取り部がチャンファとチャンファに隣接する平坦面とを有する請求項1記載の磁気エンコーダ装置。
  4. ベース部の少なくとも取り付け面をサイジングで仕上げた請求項1記載の磁気エンコーダ装置。
  5. 成形部の射出成形材料として、熱可塑性樹脂と磁性粉を主成分とするものを用いた請求項1記載の磁気エンコーダ装置。
  6. 磁気エンコーダトラックに、それぞれに磁極を有する第一トラックおよび第二トラックを設けた請求項1記載の磁気エンコーダ装置。
  7. 請求項1に記載した磁気エンコーダ装置と、ベース部材が取り付けられる回転部材と、磁気エンコーダトラックに対向する磁気センサとを有する回転検出装置。
  8. 磁気エンコーダ装置の肉取り部を、磁気センサのセンシング領域外に配置した請求項7記載の回転検出装置。
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