JP6210399B2 - 光源装置 - Google Patents

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本発明は、光を発する光源装置に関する。
赤外線を発する光源としては、例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。この赤外線光源は、メンブレンとしての薄膜部に、通電により発熱する抵抗体を設け、当該抵抗体上に、カーボンブラック、金、白金、クロム、及び炭化珪素等の高放射性膜を形成している。
特開2005−140594号公報
上述した赤外線光源において、高放射性膜のパターニングは、レジストで作ったパターンに金属を蒸着して、後でレジストを取り去るというリフトオフなどを用いているため、微細加工に向いていない。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、赤外線の放射効率を向上させ且つ微細加工ができる放射膜を有する光源装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る光源装置は、基板上に設けられ、メンブレンとして機能する薄膜部と、前記薄膜部に含まれ、通電することにより発熱して赤外線を発するヒータ部と、前記ヒータ部上に設けられ、前記ヒータ部により発せられた赤外線を放射するCrNのみからなる放射膜とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る光源装置は、基板上に設けられ、メンブレンとして機能する薄膜部と、前記薄膜部に含まれ、通電することにより発熱して赤外線を発するヒータ部と、前記ヒータ部上に設けられ、前記ヒータ部により発せられた赤外線を放射するセラミック系材料からなる放射膜とを備え、下面に薄膜部が露出した溝部によって前記放射膜を分割していることを特徴とする。
本発明の第の態様に係る光源装置は、基板上に設けられ、メンブレンとして機能する薄膜部と、前記薄膜部に含まれ、通電することにより発熱して赤外線を発するヒータ部と、前記ヒータ部上に設けられ、前記ヒータ部により発せられた赤外線を放射するセラミック系材料からなる放射膜とを備え、溝部によって前記放射膜を分割していることを特徴とする。
本発明によれば、ヒータ部上にセラミック系材料からなる放射膜を設けたので、ヒータ部の赤外線の放射効率を向上させることができる。また、本発明によれば、ヒータ部をセラミック系材料から構成したので、赤外線の放射効率を向上させ且つ微細加工ができる放射膜を有する光源装置を提供できる。
本発明の実施形態として示すMEMS光源素子の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態として示すMEMS光源素子の他の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態として示すMEMS光源素子の他の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態として示すMEMS光源素子の他の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態として示すMEMS光源素子の他の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態として示す光源装置としてのMEMS光源素子は、例えば図1に示すように構成されている。図1(a)はMEMS光源素子の上面図であり、図1(b)はMEMS光源素子の断面図である。
MEMS光源素子は、基板1、ガラス膜2、中空部3、電極4、ヒータ部5、放射膜6を有する。MEMS光源素子は、基板1上に設けられ、中空部3の上部にメンブレンとして機能する薄膜部7を有している。薄膜部7は、ガラス膜2及びヒータ部5を含む。
基板1は、例えばシリコンからなる半導体基板である。基板1は、薄膜部7を形成する領域に対応して中空部3が設けられる。この中空部3は、基板1の上面に向かうほど開口面積が大きく形成されている。この中空部3によって、薄膜部7は、基板1に対して浮いた状態に形成される。薄膜部7は、中空部3上の領域が、他の部位と比べて膜厚が薄くなる。したがって、薄膜部7は、基板1と熱分離しており、ヒータ部5を効率よく発熱させることができる。
ガラス膜2は、基板1上に形成される。ガラス膜2には、中空部3の開口に対応した領域に、電極4及びヒータ部5が形成される。なお、ガラス膜2に代えて、他の絶縁膜を形成してもよい。
電極4は、導電率が高いアルミニウム等の金属材料からなる。電極4は、ヒータ部5の双方の端部に対応して形成される。電極4は、図示しない電源と接続され、赤外線の発光時に電圧が印加される。
ヒータ部5は、例えば多結晶シリコン膜からなる抵抗体である。ヒータ部5は、ガラス膜2のうち、中空部3に対応する領域に形成されている。ヒータ部5は、所定幅の折り返し構造を有している。なお、ヒータ部5の形状は、フィラメント状など、任意の形状であってもよい。ヒータ部5は、電極4を介して通電されることによって発熱すると共に赤外線を発光する。
放射膜6は、セラミック系材料からなる。放射膜6は、例えば、DLC(ダイヤモンドライクカーボン(Diamond-like Carbon))が望ましい。セラミック系材料、特にDLCは、その膜厚に応じて、0.4〜0.95の放射率を有する。更に、放射膜6は、CrN(窒化クロム)、TiN(窒化チタン)であってもよい。また、CrN(窒化クロム)、TiN(窒化チタン)は黒色にするために成膜条件を調整することが望ましい。
以上のように、このMEMS光源素子によれば、ヒータ部5上にセラミック系材料からなる放射膜6を設けたので、ヒータ部5の赤外線の放射効率を向上させることができる。また、このMEMS光源素子によれば、ヒータ部5をセラミック系材料から構成したので、赤外線の放射効率を向上させ且つ微細加工ができる放射膜を有する光源装置を提供できる。
すなわち、MEMS光源素子において、ガラス膜2、電極4、ヒータ部5は、CVD法によって製造でき、放射膜6も、CVD法によって製造できる。したがって、このMEMS光源素子によれば、他の部位と同じ製造プロセスによって放射膜6を製造できる。また、このMEMS光源素子によれば、放射膜6に対して微細加工ができ、後述するように放射膜6の形状を任意なものとできる。更に述べると、カーボンブラックのようにスクリーン印刷をしたり、金、白金、クロムのようにスパッタリング、蒸着によって放射膜6を形成する必要がない。
なお、放射膜6としての金属を使用した場合には、当該金属の線膨張係数がガラス膜2より大きくなる。したがって、ヒータ部5の通電時に、放射膜6とガラス膜2との間の熱応力が大きくなり、メンブレンとしての薄膜部7が反り返って破断する恐れがある。しかし、本実施形態としてのMEMS光源素子によれば、セラミック系材料を放射膜6として使用しているために、メンブレンとしての薄膜部7に発生する応力を抑制できる。
他の実施形態として示すMEMS光源素子は、図2に示すようなものであってもよい。図2(a)はMEMS光源素子の上面図であり、図2(b)はMEMS光源素子の断面図である。このMEMS光源素子は、図2(b)のように、放射膜6の赤外線放射面が凹凸6aを有するものとなっている。この凹凸6aは、放射膜6の赤外線放射面の面積を広くするために形成されている。この凹凸6aは、ドライエッチングなどの公知の微細加工技術を応用して形成することができる。この凹凸6aは、規則的なものであってもよく、表面加工処理によって不規則なものであってもよい。このようなMEMS光源素子は、放射膜6の表面積を大きくして、ヒータ部5からの赤外線の放射率を更に高くすることができる。
更に他の実施形態として示すMEMS光源素子は、図3に示すように、薄膜部7に含まれヒータ部5が形成される絶縁基板としてのガラス膜2の膜厚よりも、ヒータ部5の膜厚を薄くしてもよい。図3(a)はMEMS光源素子の上面図であり、図3(b)はMEMS光源素子の断面図である。このようなMEMS光源素子において、ヒータ部5の膜厚は、当該ヒータ部5の放射率を考慮して、ガラス膜2よりも薄くすることが望ましい。これにより、MEMS光源素子は、ヒータ部5が発熱したときにおける放射膜6の熱膨張によりヒータ部5及びガラス膜2に加わる応力を緩和できる。
更に他の実施形態として示すMEMS光源素子は、図4及び図5に示すように、放射膜6の赤外線放射面に格子状の溝部6b、6cが形成されていてもよい。この溝部6b、6cは、ドライエッチングなどの公知の微細加工技術を応用して形成することができる。
図4(a)はMEMS光源素子の上面図であり、図4(b)はMEMS光源素子の断面図である。図4によれば、溝部6bの深さが、放射膜6の膜厚よりも浅くなっている。これにより、MEMS光源素子によれば、溝部6bによって放射膜6の表面積を増やして放射率を高くすることができる。また、MEMS光源素子によれば、溝部6bによって放射膜6によって生ずる応力が緩和できる。
図5(a)はMEMS光源素子の上面図であり、図5(b)はMEMS光源素子の断面図である。図5によれば、溝部6cによって放射膜6を分割している。これにより、MEMS光源素子によれば、溝部6cによって放射膜6の表面積を増やして放射率を高くすることができる。また、MEMS光源素子によれば、溝部6cによって放射膜6が熱膨張しても、分割された溝部6c間で応力が緩和できる。
なお、図4及び図5に示したMEMS光源素子によれば、ヒータ部5と放射膜6との間に保護膜を形成してもよい。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 基板
2 ガラス膜
3 中空部
4 電極
5 ヒータ部
6 放射膜
7 薄膜部

Claims (2)

  1. 基板上に設けられ、メンブレンとして機能する薄膜部と、
    前記薄膜部に含まれ、通電することにより発熱して赤外線を発するヒータ部と、
    前記ヒータ部上に設けられ、前記ヒータ部により発せられた赤外線を放射するCrNのみからなる放射膜と
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 基板上に設けられ、メンブレンとして機能する薄膜部と、
    前記薄膜部に含まれ、通電することにより発熱して赤外線を発するヒータ部と、
    前記ヒータ部上に設けられ、前記ヒータ部により発せられた赤外線を放射するセラミッ
    ク系材料からなる放射膜と
    を備え、
    下面に薄膜部が露出した溝部によって前記放射膜を分割していることを特徴とする光源装置。
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