JP6209984B2 - ステータの巻線構造およびステータの製造方法 - Google Patents

ステータの巻線構造およびステータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6209984B2
JP6209984B2 JP2014022281A JP2014022281A JP6209984B2 JP 6209984 B2 JP6209984 B2 JP 6209984B2 JP 2014022281 A JP2014022281 A JP 2014022281A JP 2014022281 A JP2014022281 A JP 2014022281A JP 6209984 B2 JP6209984 B2 JP 6209984B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
group
winding group
stator
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014022281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015149856A (ja
Inventor
和夫 岡本
和夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2014022281A priority Critical patent/JP6209984B2/ja
Publication of JP2015149856A publication Critical patent/JP2015149856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6209984B2 publication Critical patent/JP6209984B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、車両等に用いられる回転電機(モータ、又は発電機、又はモータ兼発電機)におけるステータの巻線構造およびステータの製造方法に関するものである。
回転電機のステータは、ステータコアとこれに巻装される複数の巻線群(コイル)とを備える。ステータコアは、周方向に一定間隔で並ぶ複数のスロットを内周面に備えており、巻線群を形成する各巻線は、上記スロットのうち、特定のスロットを通過するように、ステータコアに対して例えば波巻きで巻かれている。特許文献1には、このようなステータとして、断面長方形の銅線を巻線として用い、これにより線占積率(コイル断面積に占める巻線断面積の割合)を小さくして、回転電機の小型化及び軽量化を図るようにしたものが開示されている。
特開2001−178054号公報
回転電機のステータにおいては、大型化や高重量化を抑制しつつより大きなトルク(電力)を確保し得るような巻線構造が検討されており、例えば同一相の巻線について、波巻きの方向(スロットに対する巻線の挿入方向および導出方向)が互いに異なる(逆の関係になる)2つの巻線群(正巻線群、逆巻線群)を設けることや、さらに同一相の巻線群として、互いに隣接するスロットを巻線が通過する複数の巻線群を設けること等が考えられている。このような場合には、巻線全体の構造が複雑になることを回避し、構造が簡素で生産性の良いものとすることが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、巻線全体の構造が比較的簡素で生産性の良い、ステータの巻線構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、一の局面に係る本発明は、ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含む正巻線群と、当該正巻線群の巻線と共通のスロットを通過しかつ前記スロットに対する巻線の挿入方向及び導出方向が前記正巻線群とは逆になるように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含むとともにスロット内において正巻線群に対し前記ステータの径方向に隣接して配置されて当該正巻線群の巻線に流れる電流の方向と同一方向の電流が巻線に流れるように駆動電流が与えられる逆巻線群とをそれぞれ含み、かつ巻線が互いに隣接するスロットを通過するように設けられる第1巻線群および第2巻線群を有しており、電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端と定義したときに、前記第1巻線群の正巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の正巻線群の入力端の巻線に繋がり、当該第2巻線群の正巻線群の出力端の巻線が前記第1巻線群の逆巻線群の入力端の巻線に繋がり、当該第1巻線群の逆巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の逆巻線群の入力端の巻線に繋がることにより、同一相の全ての巻線群の巻線が直列に繋がっているものである。
この構造によれば、スロットに対する巻線の挿入方向及び導出方向が互いに異なる正巻線群と逆巻線群とを含むものであるが、正巻線群を構成する複数の巻線、および逆巻線群を構成する複数の巻線は何れも巻線同士が直列に繋がっており、しかも正巻線群の巻線と前記逆巻線群の巻線も直列に繋がっているので、巻線全体の構造が比較的簡素なものとなる。そのため、ステータの生産性が良いものとなる。特に、同一相の全ての巻線群、すなわち第1巻線群の正巻線群および逆巻線群の巻線、第2巻線群の正巻線群および逆巻線群の巻線が全て直列に繋がっているので、同一相について多くの巻線を含みながらも、巻線全体の構造が比較的簡素なものとなる。そのため、ステータの生産性がより良いものとなる。
この構造において、前記正巻線群の前記複数の巻線および前記逆巻線群の前記複数の巻線は、それぞれ、連続する1本の素線が前記ステータコアに複数回波巻きで巻回されることにより形成されているのが好適である。
この構造によれば、巻線同士の結線部分が少なくなるため、巻線同士の溶接等の結線作業を低減して生産性を高めることが可能になる。加えて、結線部分が少なくなることで、結線不良等、不具合の発生リスクを低減することが可能となる。
また、上記の課題を解決するための、他の一の局面に係る本発明は、ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含む正巻線群と、当該正巻線群の巻線と共通のスロットを通過しかつ前記スロットに対する巻線の挿入方向及び導出方向が前記正巻線群とは逆になるように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含むとともにスロット内において正巻線群に対し前記ステータの径方向に隣接して配置されて当該正巻線群の巻線に流れる電流の方向と同一方向の電流が巻線に流れるように駆動電流が与えられる逆巻線群とをそれぞれ含み、かつ巻線が互いに隣接するスロットを通過するように設けられる第1巻線群および第2巻線群を有しており、電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端と定義したときに、前記第1巻線群の正巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の正巻線群の入力端の巻線に繋がり、前記第1巻線群の逆巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の逆巻線群の入力端の巻線に繋がり、前記第1巻線群における正巻線群および逆巻線群の各々入力端の巻線同士が並列に繋がるとともに前記第2巻線群における正巻線群および逆巻線群の各々出力端の巻線同士が並列に繋がっているものであってもよい。この場合、前記正巻線群の前記複数の巻線および前記逆巻線群の前記複数の巻線は、それぞれ、連続する1本の素線が前記ステータコアに複数回波巻きで巻回されることにより形成されているのが好適である。
この構造によれば、巻線同士の結線部分が少なくなるため、巻線同士の溶接等の結線作業を低減して生産性を高めることが可能になることに加え、結線部分が少なくなることで、結線不良等、不具合の発生リスクを低減することが可能となる。特に、第1巻線群の正巻線群の巻線と第2巻線群の正巻線群の巻線が直列に繋がり、第1巻線群の逆巻線群の巻線と第2巻線群の逆巻線群の巻線とが直列に繋がっているので、この点で巻線全体の構造が比較的簡素なものになる。
なお、上記の各ステータの巻線構造において、前記素線は、二つの等辺を有する断面三角形であり、前記正巻線群の複数の巻線および前記逆巻線群の複数の巻線は、隣接する巻線の前記等辺同士が当接するように前記ステータコアの径方向に一列に並べられた状態で前記特定のスロットに挿入されているものであるのが好適である。
この構造によれば、隣接する巻線同士が前記径方向に重なり合うように配列された状態(オーバーラップした状態)でスロット内に挿入される。そのため、巻線(素線)の断面形状が円形や矩形(長方形)のものに比べ、スロット内における巻線群の占有スペースを効果的に縮小することができる。
また、上記の各ステータの巻線構造において、前記正巻線群および前記逆巻線をコイル部材と定義したときに、前記ステータは、前記ステータコアの径方向に並ぶように複数のコイル部材を備えているものであってもよい。
このような構成によれば、より強力な磁界を形成することが可能となり、当該ステータが適用される回転電機においてより大きな出力トルク(発生電力)を享受することが可能となる。
一方、本発明のステータの製造方法は、上述した回転電機のステータの製造方法であって、前記ステータコアに巻回された前記正巻線群および前記逆巻線と同一形状の巻線群
組立体を予め単独で形成する巻線形成工程と、前記巻線群組立体を、その径方向に圧縮変形させた状態で前記ステータコアの内側に挿入する巻線挿入工程と、前記ステータコアの内側に挿入された前記巻線群組立体を拡径し、当該ステータコアの内側から前記スロットに対して当該巻線群組立体を挿入することにより、前記正巻線群および前記逆巻線を形成する巻線装着工程と、を含むものである。
この方法によれば、上述したステータを効率良く製造することが可能となる。
なお、前記正巻線群および前記逆巻線をコイル部材と定義したときに、前記ステータが、ステータコアの径方向に並ぶように複数のコイル部材が当該ステータコアに備えられるものである場合には、前記巻線形成工程では、各コイル部材の前記巻線組立体をそれぞれ予め形成しておき、前記複数のコイル部材のうち、前記ステータコアの径方向外側に位置するコイル部材の前記巻線組立体から順番に前記巻線挿入工程および前記巻線装着工程を実施することにより、各コイル部材を前記ステータコアに形成するのが好適である。
複数のコイル部材を含むステータを効率良く製造することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、巻線全体の構造が比較的簡素で生産性の良いステータを提供することが可能となる。
本発明に係る回転電機のステータを示す斜視概略図である。 ステータを示す縦断面略図である。 ステータを示す平断面略図である。 図3の要部拡大図である。 巻線群の巻回経路を示すステータの展開縦断面模式図であり、(a)は、第1U相巻線群の巻回経路を示し、(b)は第2U相巻線群の巻回経路を示す。 第1U相巻線群の巻回経路を示すステータの展開平面模式図(上面図)であり、(a)は、正巻線群の巻回経路を示し、(b)は、逆巻線群の巻回経路を示す。 第2U相巻線群の巻回経路を示すステータの展開平面模式図(上面図)であり、(a)は、正巻線群の巻回経路を示し、(b)は、逆巻線群の巻回経路を示す。 スロットから導出された巻線群の配索状態を示す断面模式図であり、(a)は、図6bのVIIIa−VIIIa線に、(b)は、図6のVIIIb−VIIIb線にそれぞれ沿った断面模式図である。 ステータコアの軸方向端面上における巻線群の配索状態を示す断面模式図であり、(a)は、図6のIXa−IXa線に、(b)は、図6のIXb−IXb線に、(c)は、図6のIXc−IXc線に、(d)は、図6のIXd−IXd線にそれぞれ沿った断面模式図である。 第1、第2U相巻線群の巻線の連結構造を示す模式図である。 (a)〜(c)は、ステータの製造方法を説明する説明図である。 (a)〜(c)は、ステータの製造方法の他の例を説明する説明図である。 第1、第2U相巻線群の巻線の連結構造を示す模式図である。 第1、第2U相巻線群の巻線の連結構造を示す模式図である。 第1、第2U相巻線群の巻線の連結構造を示す模式図である。 スロット内における巻線の配列の変形例を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1〜図3は、本発明に係る回転電機のステータSを概略図で示しており、図1は斜視図で、図2、図3は断面図で各々ステータSを示している。
同図に示すステータSは、ハイブリット車両に搭載される三相交流モータに用いられるステータである。具体的には、当該ステータSと、その内側に配置されるロータと、これらステータS及びロータを収容するケーシング等で三相交流モータ(本発明の回転電機に相当する)が構成される。
上記ステータSは、円環状をなすステータコア10と、このステータコア10に巻回される複数の巻線群をそれぞれ含む、第1コイル部材14Aおよび第2コイル部材14Bとを備えている。
前記ステータコア10は、図3に示すように、周方向に等間隔で並ぶ複数の位置で内向きに開き、それぞれ放射状に延びる複数のスロット12を備えている。当例では、上記三相交流モータは、8極のモータであり、ステータコア10は、1相1極あたり2つのスロットを備えている。つまり、ステータコア10は、合計48個のスロット12を備えている。そして、後に詳述する通り、これら48個のスロット12のうち、特定の複数のスロット12を通過するようにU相、V相、W相の各巻線群が当該ステータ10に巻回されている。換言すれば、ステータコア10には、U相の巻線群が各々挿入される互いに隣接した2つのスロット12と、V相の巻線群が各々挿入される互いに隣接した2つのスロット12と、W相の巻線群が各々挿入される互いに隣接した2つのスロット12とを1セットとして、合計8セットのスロット群がステータコア10の周方向に備えられている。
なお、図3には、U相の巻線群が各々挿入されるスロット12を符号U1・U2、U3・U4……U15・U16で示し、V相の巻線群が各々挿入されるスロット12を符号V1・V2、V3・V4……V15・V16で示し、W相の巻線群が各々挿入されるスロット12を符号W1・W2、W3・W4……W15・W16で示している。以下の説明では、必要に応じて、U相の巻線群が挿入されるスロットの符号として符号12の代わりに図3中に示す符号U1・U2、U3・U4……U15・U16を用い、同様に、V相の巻線群が各々挿入されるスロットの符号として同図中の符号V1・V2、V3・V4……V15・V16を用い、W相の巻線群が各々挿入されるスロットの符号としてW1・W2、W3・W4……W15・W16を用いるものとする。
ステータコア10は、例えば図3に示すような形状を有する磁性体(鋼板)製の複数枚のプレートが積層一体化されることにより構成されている。
第1コイル部材14A及び第2コイル部材14Bは、それぞれ、ステータコア10に巻回される複数の巻線群を含んでいる。第1コイル部材14Aと第2コイル部材14Bは、第2コイル部材14Bが第1コイル部材14Aの内側に設けられている以外、基本的な構成は共通である。よって、以下の説明では、第1コイル部材14Aについて詳述した上で、必要に応じて第2コイル部材14Bについて言及することにする。
第1コイル部材14Aは、スロットU1・U2、U3・U4……U15・U16を通過するようにステータコア10に巻回される2つ一組のU相巻線群20Ua、20Ub(第1U相巻線群20Ua、第2U相巻線群20Ubと称す)と、スロットV1・V2、V3・V4……V15・V16を通過するようにステータコア10に巻回される2つ一組のV相巻線群20Va、20Vb(第1V相巻線群20Va、第2V相巻線群20Vbと称す)と、スロットW1・W2、W3・W4……W15・W16を通過するようにステータコア10に巻回される2つ一組のW相巻線群20Wa、20Wb(第1W相巻線群20Wa、第2W相巻線群20Wbと称す)とを含む。
U相巻線群20Ua、20Ub、V相巻線群20Va、20Vb、及びW相巻線群20Wa、20Wbは、互いに異なるスロット12を通過する以外、基本的な構成は共通である。よって、以下の説明では、U相巻線群20Ua、20Ubの構成について詳述した上で、必要に応じてV相巻線群20Va、20Vb、及びW相巻線群20Wa、20Wbの構成に言及することにする。また、以下の説明において上(上側)、下(下側)というときには、図1に示すステータSの状態を基準とし、内(内側)、外(外側)というときには、ステータコア10の径方向を基準とする。
なお、当例では、第1U相巻線群20Uaおよび第2U相巻線群20Ub、第1V相巻線群20Vaおよび第2V相巻線群20Vb、第1W相巻線群20Waおよび第2W相巻線群20Wbがそれぞれ、本発明の第1巻線群および第2巻線群に相当する。
第1U相巻線群20Uaは、二つの等辺を有する断面三角形の素線により形成された複数の巻線で構成されている。当例では、図4に示すように、断面正三角形の素線により形成された合計6つの巻線で構成されている。詳細には、同図に示すように、第1U相巻線群20Uaは、3つの巻線r1〜r3からなる正巻線群22aと、3つの巻線r1′〜r3′からなる逆巻線群22bとを含む。正巻線群22aと逆巻線群22bとは、コイルエンド部(巻線のうちスロットの外側、つまりステータコア10の軸方向端面上(上下両側の端面上)に配設される部分)においては、電流の流れる方向が周方向において互いに逆向きとなり、スロット内では、電流の流れる方向が同一となるように電流供給が行われるものであり、後に詳述する通り、スロット12に対する巻線の挿入方向および導出方向が逆の関係になっている。
第2U相巻線群20Ubも同様に、図4に示すように、断面正三角形の素線により形成された合計6つの巻線で構成されており、詳しくは、3つの巻線r4〜r6からなる正巻線群24aと、3つの巻線r4′〜r6′からなる逆巻線群24bとを含む。
各U相巻線群20Ua、20Ubは、図5〜図7に示すようにして、ステータコア10に波巻きで巻回されている。スロットU1、U2の位置を基準に具体的に説明すると、まず、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aは、図5(a)及び図6(a)に示すように、ステータコア10の下側からスロットU1に挿入されて上側に導出され、ステータコア10の上側からスロットU4に挿入されて下側に導出され、ステータコア10の下側からスロットU5に挿入されて上側に導出されるという具合にして、スロットU1、U4、U5、U8、U9、U12、U13、U16を通過するようにステータコア10に巻回されている。
第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bは、図5(a)及び図6(b)に示すように、ステータコア10の上側からスロットU1に挿入されて下側に導出され、ステータコア10の下側からスロットU4に挿入されて上側に導出され、ステータコア10の上側からスロットU5に挿入されて下側に導出されるという具合にして、ステータコア10に巻回されている。すなわち、逆巻線群22bは、スロット12に対する巻線の挿入方向及び導出方向が正巻線群22aとは逆になる状態で、正巻線群22aと同じスロットU1、U4、U5、U8、U9、U12、U13、U16を通過するようにステータコア10に巻回されている。
正巻線群22aの巻線r1〜r3と逆巻線群22bの巻線r1′〜r3′とは、図4に示すように、ステータコア10の径方向(図4では左右方向)に一列に並べられた状態で各スロットU1、U4〜U16に挿入されている。詳しくは、巻線r1〜r3、r1′〜r3′のうち、隣接するものの辺同士が互いに当接するように、前記径方向の片側に正巻線群22aの巻線r1〜r3が連続して一列に並び、この正巻線群22aに隣接するように逆巻線群22bの巻線r1′〜r3′が連続して一列に並んだ状態で各スロットU1、U4〜U16に挿入されている。すなわち、第1U相巻線群20Ua全体としての断面形状が平行四辺形となるように、当該第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aおよび逆巻線群22bが各スロットU1、U4〜U16に挿入されている。但し、図6(a)、(b)に示すように、正巻線群22a及び逆巻線群22bは、各スロットU1、U4〜U16について、ステータコア10の径方向における内外の位置関係が交互に入れ替わるように当該ステータコア10に巻回されている。
一方、第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aは、図5(b)及び図7(a)に示すように、ステータコア10の下側からスロットU2に挿入されて上側に導出され、ステータコア10の上側からスロットU3に挿入されて下側に導出され、ステータコア10の下側からスロットU6に挿入されて上側に導出されるという具合にして、スロットU2、U3、U6、U7、U9、U10、U11、U14、U15を通過するようにステータコア10に波巻きで巻回されている。
第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bは、図5(b)及び図7(b)に示すように、ステータコア10の上側からスロットU2に挿入されて下側に導出され、ステータコア10の下側からスロットU3に挿入されて上側に導出され、ステータコア10の上側からスロットU6に挿入されて下側に導出されるという具合にして、ステータコア10に巻回されている。すなわち、逆巻線群24bは、スロット12に対する巻線の挿入方向及び導出方向が正巻線群24aとは逆になる状態で、正巻線群24aと同じスロットU2、U3、U6、U7、U9、U10、U11、U14、U15を通過するようにステータコア10に波巻きで巻回されている。
正巻線群24aの巻線r4〜r6と逆巻線群24bの巻線r4′〜r6′は、上述した第1U相巻線群20Uaの各巻線群22a、22bと同様、図4に示すように、ステータコア10の径方向に一列に並べられた状態で各スロットU2、U3〜U15に挿入されている。そして、第2U相巻線群20Ubについても、図7(a)、(b)に示すように、正巻線群24a及び逆巻線群24bは、各スロットU2、U3〜U15について、ステータコア10の径方向における内外の位置関係が交互に入れ替わるように当該ステータコア10に巻回されている。
なお、第1U相巻線群20Ua及び第2U相巻線群20Ubは、図3及び図4に示すように、ステータコア10の径方向最外側に位置する巻線r1、r4の向きが同じになるように、当例では巻線r1、r4の角部が互いに周方向の同じ側(図4では下側)を向くように、各スロットU1・U2……U15・U16に挿入されている。
第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aと第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aとは、コイルエンド部において、正巻線群22a及び正巻線群24aの断面形状が全体として平行四辺形(台形)になるようにステータコア10の軸方向に沿って並べられている。
具体的には、スロットU1からステータコア10の上側に導出される正巻線群22a(第1U相巻線群20Ua)の各巻線r1〜r3は、図8(a)に示すように、正巻線群22aの断面形状が台形になるように並べられている。また、スロットU2からステータコア10の上側に導出される正巻線群24a(第2U相巻線群20Ub)の各逆巻r4〜r6は、断面形状が台形になるように並べられた上で、図8(b)に示すように、正巻線群22a及び正巻線群24aの断面形状が全体として平行四辺形になるように、正巻線群22aの下側に重ねられている。なお、図8(a)は、図6のVIIIa−VIIIa線に沿った巻線群の断面模式図であり、図8(b)は、図6のVIIIb−VIIIb線に沿った同断面模式図である。
このように重ねられた第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aと第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aは、図6(a)及び図7(a)に示すように、次のスロットU3、U4に向かうに伴い、ステータコア10の径方向内側に変位するようにステータコア10の上端面に沿って配されている。そしてまず、図7(a)に示すように、下側に位置する第2U相巻線群20Ubの正巻線群24a(巻線r4〜r6)がステータコア10の上側からスロットU3に挿入される。この場合、ステータコア10の径方向に巻線r4〜r6が一列に並ぶように、正巻線群24aがスロットU3に挿入される。
他方、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22a(巻線r1〜r3)は、図6(a)に示すように、ステータコア10の径方向に巻線r1〜r3が一列に並ぶように、ステータコア10の上側からスロットU4に挿入される。
なお、ここでは、ステータコア10の上側のコイルエンド部の正巻線群22a、24aの配列について具体的に説明したが、下側のコイルエンド部では、正巻線群22a、24aの上下関係が逆、すなわち図8(b)の配列と上下対称な配列となる。これ以外の正巻線群22a、24aの配列は、基本的にはステータコア10の上下両側で共通している。
また、ここでは、正巻線群22a、24aについて説明したが、ステータコア10の上下両コイルエンド部における逆巻線群22b、24bの配列も、基本的には正巻線群22a、24aと同様である。すなわち、図8(a)、(b)の巻線r1〜r3、巻線r4〜r6を巻線r1′〜r3′、巻線r4′〜r6′に置き換えた配列と同等である。
このようにして、第1U相巻線群20Ua及び第2U相巻線群20Ubがステータコア10に巻回されている。なお、第1U相巻線群20Ua及び第2U相巻線群20Ubは、互いに隣接する一対のスロットU1・U2、U3・U4……U15・U16に順次挿入されるが、上記の通り(図5〜図7に示す通り)、第1U相巻線群20Ua及び第2U相巻線群20Ubは、互いに隣接する一対のスロットU1・U2、U3・U4……U15・U16について、交互に周方向の異なる側のスロット12へ挿入されている。すなわち、奇数番のスロット12から導出された巻線群は、次の偶数番のスロット12に挿入され、他方、偶数番のスロット12から導出された巻線群は、次の奇数番のスロット12に挿入される。その結果、上述の通り、第1U相巻線群20Uaは、スロットU1、U4、U5、U8、U9、U12、U13、U16に挿入され、第2U相巻線群20Ubは、スロットスロットU2、U3、U6、U7、U9、U10、U11、U14、U15に挿入されている。このようにして第1U相巻線群20Ua及び第2U相巻線群20Ubがステータコア10に巻回されることで、正巻線群22aと正巻線群24aとが互いに交差することなく、また、逆巻線群22bと逆巻線群24bとが互いに交差することなく、ステータコア10に第1U相巻線群20Ua及び第2U相巻線群20Ubが波巻きで巻回されている。
以上、U相巻線群20Ua、20Ubの構成について詳述したが、V相巻線群20Va、20Vb、及びW相巻線群20Wa、20Wbも通過するスロット12の位置が異なる以外、基本的にはU相巻線群20Ua、20Ubと同等の構成である。
ステータコア10の上下のコイルエンド部において、U相巻線群20Ua、20Ubと、V相巻線群20Va、20Vbと、W相巻線群20Wa、20Wbとは、ステータコア10の径方向に互いに隣接する状態で並んでおり、それぞれスロット12から導出されてその導出位置から次に挿入されるスロット12に向かうに伴い、ステータコア10の径方向内側、又は外側に変位して前記導出位置とはステータコア10の径方向の異なる位置で次のスロット12に挿入されている。
この点について図8(b)、図9(a)〜(d)を用いて具体的に説明する。図8(b)は上記の通り、図6のVIIIb−VIIIb線に沿った巻線群の断面模式図、つまり、スロットU2とスロットV1との間の位置の巻線群の断面模式図であり、図9(a)〜(d)は、図6のIXa−IXa線、IXb−IXb線、IXc−IXc線及びIXd−IXd線にそれぞれ沿った巻線群の断面模式図、つまり、スロットV1〜U3における各スロット間の巻線群の断面模式図である。
これらの図に示すように、スロットU2とスロットV1の間の位置では、図8(b)に示すように、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aと第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aとが上下に重ねられている。そして、これらU相巻線群20Ua、20Ubの内側に、第1W相巻線群20Waの逆巻線群22bと第2W相巻線群20Wbの逆巻線群24bとが同様に上下に重ねられ、さらにその内側に、第1V相巻線群20Vaの逆巻線群22bと第2U相巻線群20Vbの逆巻線群24bとが同様に上下に重ねられている。
そして、スロットV1の位置で、最も内側に位置する第2V相巻線群20Vaの逆巻線群22bがスロットV1に挿入される一方で、スロットV1から第2V相巻線群20Vaの正巻線群22aが導出されることにより、スロットV1とスロットV2の間の位置では、図9(a)に示すように、第1V相巻線群20Vaの正巻線群22aがU相巻線群2
0Ua、20Ubの外側に重ねられる。
そして次に、スロットV2の位置で、最も内側に位置する第2V相巻線群20Vbの逆巻線群24bがスロットV2に挿入される一方で、スロットV2から第2V相巻線群20Vbの正巻線群24aが導出されることにより、スロットV2とスロットW1の間の位置では、図9(b)に示すように、第2V相巻線群20Vbの正巻線群24aがU相巻線群20Ua、20Ubの外側において、第2V相巻線群20Vaの正巻線群22aの下側に重ねられる。
そして次に、スロットW1の位置で、最も内側に位置する第2W相巻線群20Waの逆巻線群22bがスロットW1に挿入される一方で、スロットW1から第2W相巻線群20Waの正巻線群22aが導出されることにより、スロットW1とスロットW2の間の位置では、図9(c)に示すように、第2W相巻線群20Waの正巻線群22aがV相巻線群20Va、20Vbの外側に重ねられる。
そして次に、スロットW2の位置で、最も内側に位置する第2W相巻線群20Wbの逆巻線群24bがスロットW2に挿入される一方で、スロットW2から第2W相巻線群20Wbの正巻線群24aが導出されることにより、スロットW2とスロットU3の間の位置では、図9(d)に示すように、第2W相巻線群20Wbの正巻線群24aがV相巻線群20Va、20Vbの外側において、第2W相巻線群20Waの正巻線群22aの下側に重ねられる。
このように、U相巻線群20Ua、20Ub、V相巻線群20Va、20Vb、及びW相巻線群20Wa、20Wbが、ステータコア10の径方向に互いに隣接する状態で並び、それぞれスロット12から導出されてその導出位置から次のスロット12に向かうに伴い、ステータコア10の径方向内側に変位しながらスロット12に挿入されることで、これら巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wbが相互に交差することなくコンパクトに配列された状態のままで次のスロット12に導かれるようになっている。
なお、上記ステータSのU相巻線群20Ua、20Ub、V相巻線群20Va、20Vb、及びW相巻線群20Wa、20Wbに各々含まれる正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bは、当例では次のように繋がっている。
図10は、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの構造を模式的に示している。なお、同図中の白丸は、巻線の巻き始め端を示し、黒丸は巻線の巻き終わり端を示している(図13〜図15についても同じ)。
U相巻線群20Ua、20Ubの巻線群22a、22b、24a、24bを各々構成する4つの巻線(r1〜r3、r1′〜r3′、r4〜r6、r4′〜r6′)は、各々1本の素線が上述した所定のスロット12を通過するようにステータコア10に波巻きで3回巻回されることにより形成されている。そして、各巻線群22a、22b、24a、24bが所定の順番で直列に繋げられている。具体的には、同図に示すように、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの巻き終わり端a2が第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの巻き始め端a1′に繋がり、当該正巻線群24aの巻き終わり端a2′が第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの巻き始め端b1に繋がり、当該逆巻線群22bの巻き終わり端b2が、第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの巻き始め端b1′に繋がっている。そして、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの巻き始め端a1が電流の入力部30とされ、第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの巻き終わり端b2′が中性点32とされている。すなわち、電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端としたときに、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの出力端の巻線r3が第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの入力端の巻線r4に繋がり、当該第2U相巻線群20Ubの正巻線群の出力端の巻線r6が第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの入力端の巻線r1′に繋がり、当該第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの出力端の巻線r3′が第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの入力端の巻線r4′に繋がることにより、同一相(U相)の全ての巻線群22a、22b、24a、24bが直列に繋がっている。
ここでは、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの接続構造について説明したが、V相巻線群20Va、20Vbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bや、W相巻線群20Wa、20Wbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bも同様の構造である。
以上、第1コイル部材14Aの構成について説明したが、第2コイル部材14Bの構成も第1コイル部材14Aと同等である。なお、図3及び図4に示すように、第2コイル部材14Bの第2U相巻線群20Uaは、第1コイル部材14Aの第1U相巻線群20Uaに対してステータコア10の径方向に一列に並ぶように当該第1U相巻線群20Uaと同じスロット12内に挿入され、第2コイル部材14Bの第2U相巻線群20Ubは、第1コイル部材14Aの第2U相巻線群20Ubに対して前記径方向に一列に並ぶように当該第2U相巻線群20Ubと同じスロット12に配列されている。第2コイル部材14BのV相巻線群20Va、20Vb及びW相巻線群20Wa、20Wbも同様である。
以上のように、上記ステータSは、U相の巻線群として、正巻線群22aおよび逆巻線群22bを有する第1U相巻線群20Uaと、正巻線群24aおよび逆巻線群24bをそれぞれ有する第2U相巻線群20Ubと含むものであるが、上記の通り、各巻線群22a、22b、24a、24bは各々一本の素線で構成されており、しかも巻線群22a、22b、24a、24bが全て直列に繋がった構造を有している。V相の各巻線群20Va、20VbおよびW相の各巻線群20Wa、20Wbについても同様である。そのため、同一相について多くの巻線を含むものでありながらも、巻線全体の構造が簡素であり、比較的無駄が少ない生産性の良いものとなる。
また、各巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wbの巻線は断面正三角形の素線により形成され、巻線r1〜r3、r1′〜r3′(巻線r4〜r6、r4′〜r6′)が、辺同士を当接させて一列に配列された状態でスロット12に挿入されている。つまり、隣接する巻線同士は、一列に並びながらもステータコア10の径方向に重なりあった状態(オーバーラップした状態)でスロット12に内に挿入されている。そのため、巻線(素線)の断面形状が円形や矩形(長方形)のものに比べるとスロット内における巻線群の占有スペースを効果的に縮小することができる。また、ステータコアの軸方向両端(コイルエンド部分)についても、全体として断面形状が平行四辺形(台形)になるように、ステータコア10の軸方向に沿って巻線群20Ua、20Ub(20Va、20Vb、20Wa、20Wb)の巻線r1〜r3、r4〜r6r1′〜r3′(巻線r1′〜r3′、r4′〜r6′)が集結して並べられ、これにより隣接する巻線同士がステータコア10の軸方向及び径方向に重なり合った状態(オーバラップした状態)で配列されている。そのため、ステータコア10の軸方向端面上についても、各巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wbの占有スペースを小さく抑えることができる。従って、このステータSによれば、スロット12内やステータコア10の軸方向端面上(つまり、コイルエンド部分)における各巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wbの占有スペースを効果的に抑制することが可能であり、これにより、ステータSの小型化および軽量化を図ることができるという利点もある。
なお、上述したステータSは、例えば図11に示すような方法に従って製造することができる。すなわち、ステータコア10に巻回された状態のコイル部材14A(巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wb)と同一形状の巻線群組立体34を予め単独で形成し(巻線形成工程)、この巻線群組立体34全体を径方向に圧縮変形させた状態で、同図(a)及び(b)に示すようにステータコア10の内側に挿入する(巻線挿入工程)。その後、ステータコア10の内側に挿入された巻線群組立体を拡径し、当該ステータコア10の内側から所定のスロット12に対して各巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wbを挿入することにより、巻線群組立体34をステータコア10に装着する(巻線装着工程)。そして、上記工程を繰り返すことにより、図2に示すような、2つのコイル部材14A、14Bを備えるステータSを製造する。
このような方法によれば、ステータコア10に対して素線を巻回しながら巻線群20Ua、20Ub、20Va、20Vb、20Wa、20Wbを形成する場合に比べて、上記ステータSを効率良く製造することが可能となる。なお、この場合、上記巻線挿入工程では、図12(a)、(b)に示すように、巻線群組立体34のうち、その軸方向一端側のみを径方向に縮径させることにより、当該巻線群組立体34全体を略円錐台状に圧縮変形させておき、縮径された側からステータコア10の内側に巻線群組立体34を挿入するようにしてもよい。このような方法によれば、巻線装着工程における巻線群の拡径作業が容易になるため、より効率良くステータを製造することが可能となる。
なお、図11及び図12では、上記工程を繰り返すことにより、2つのコイル部材14A、14Bを備えたステータSを製造しているが、例えば巻線形成工程において、予め2つのコイル部材14A、14Bを含むような巻線群組立体34を形成し、これをステータコア10に挿入するようにしてもよい。
ところで、上述したステータSは、本発明に係る回転電機のステータの好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、次のような構成を採用することも可能である。
例えば、U相巻線群20Ua、20Ub、V相巻線群20Va、20VbおよびW相巻線群20Wa、20Wbに含まれる正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの連結構造としては、図10に示した構造以外に、図13〜図15に示すような構造を適用してもよい。以下、各図の連結構造について説明する。
図13は、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの連結構造を模式的に示している。同図の構造は、図10の構造と同様に巻線群22a、22b、24a、24bが直列に繋がるものであるが、その順序が図10のものと相違している。すなわち、図13の構造では、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの巻き終わり端a2が第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの巻き始め端b1に繋がり、当該逆巻線群22bの巻き終わり端b2が第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの巻き始め端a1′に繋がり、当該正巻線群24aの巻き終わり端a2′が、第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの巻き始め端b1′に繋がっている。そして、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの巻き始め端a1が電流の入力部30とされ、第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの巻き終わり端b2′が中性点32とされている。すなわち、電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端としたときに、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの出力端の巻線r3が第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの入力端の巻線r1′に繋がり、当該逆巻線群22bの出力端の巻線r3′が第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの入力端の巻線r4に繋がり、当該正巻線群24aの出力端の巻線r6が第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの入力端のr4′に繋がることにより、同一相(U相)の全ての巻線群22a、22b、24a、24bが直列に繋がっている。
ここでは、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの構造について説明したが、V相巻線群20Va、20Vbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bや、W相巻線群20Wa、20Wbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bも同様の構造である。
このようなステータSの構造の場合も、同一相の全ての巻線群22a、22b、24a、24bが直列に繋がる構造であるため、図10の構造と同様に、巻線全体の構造が簡素で、比較的無駄が少ない生産性の良いステータSとなる。
図14は、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの構造を模式的に示している。この図14の構造では、U相巻線群20Ua、20Ubの各正巻線群22a、24aの巻き始め端a1、a1′が接続されてこの接続端が電流の入力部30とされ、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの巻き終わり端a2が第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの巻き始め端b1に繋がり、第2U相巻線群20Ubの正巻線群22aの巻き終わり端a2′が第2U相巻線群20Ubの逆巻線群22bの巻き始め端b1′に繋がっている。そして、U相巻線群20Ua、20Ubの各逆巻線群22b、24bの巻き終わり端b2、b2′が接続されてこの接続端が中性点32とされている。すなわち、第1U相巻線群20Uaおよび第2U相巻線群20Ubの各正巻線群22a、24aの入力端の巻線r1,r4同士が並列に繋がり、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの出力端の巻線r3が当該第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの入力端の巻線r′に繋がり、第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの出力端の巻線r6が当該第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの入力端の巻線r4′に繋がり、第1U相巻線群20Uaおよび第2U相巻線群20Ubの各逆巻線群22b、24bの出力端の巻線r3′r6′同士が並列に繋がっている。
ここでは、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの構造について説明したが、V相巻線群20Va、20Vbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bや、W相巻線群20Wa、20Wbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bも同様の構造である。
このようなステータSの構造によれば、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aと逆巻線群22bとが直列に繋がり、第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aと逆巻線群24bとが直列に繋がる構造であるため、この点で巻線の構造が簡素なものとる。
図15は、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの構造を模式的に示している。この図15の構造では、第1U相巻線群20Uaの各巻線群22a、22bの巻き始め端a1、b1が接続されてこの接続端が電流の入力部30とされ、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの巻き終わり端a2が第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの巻き始め端a1′に繋がり、第1U相巻線群20Ubの逆巻線群22bの巻き終わり端b2が第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの巻き始め端b1′に繋がっている。そして、第2U相巻線群20Ubの各巻線群24a、24bの巻き終わり端a2′、b2′が接続されてこの接続端が中性点32とされている。すなわち、電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端と定義したときに、第1U相巻線群20Uaにおける正巻線群22aおよび逆巻線群22bの各々入力端の巻線r1、r1′同士が並列に繋がり、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aの出力端の巻線r3が第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aの入力端の巻線r4に繋がり、第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bの出力端の巻線r3′が第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bの入力端の巻線r4′に繋がり、第2U相巻線群20Ubにおける正巻線群24aおよび逆巻線群24bの各々出力端の巻線r6,r6′同士が並列に繋がっている。
ここでは、U相巻線群20Ua、20Ubの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bの構造について説明したが、V相巻線群20Va、20Vbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bや、W相巻線群20Wa、20Wbの正巻線群22a、24aおよび逆巻線群22b、24bも同様の構造である。
このようなステータSの構造によれば、第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aと第2U相巻線群20Ubの正巻線群24aとが直列に繋がり、第1U相巻線群20Uaの逆巻線群22bと第2U相巻線群20Ubの逆巻線群24bとが直列に繋がる構造であるため、この点で巻線の構造が簡素なものとる。
なお、上記実施形態では、各巻線群20Ua・20Ub、20Va・20Vb、20Wa・20Wbの巻線r1〜r3、r1′〜r3′r4〜r6、r4′〜r6′は断面正三角形であるが、巻線r1〜r3等は二つの等辺を有する断面三角形(断面二等辺三角形)であってもよい。例えば、巻線r1〜r3等は断面直角二等辺三角形のものであってもよい。この場合、例えばU相巻線群20Ua、20Uaを形成する巻線r1〜r3、r1′〜r3′r4〜r6、r4′〜r6′は、等辺が互いに当接するように隣接する巻線同士がステータコア10の径方向に一列に並べられた状態でスロット12に挿入され、かつ、ステータコア10の軸方向端面上では、U相巻線群20Ua、20Ua全体としての断面形状が平行四辺形(台形)になるように、当該U相巻線群20Ua、20Uaがステータコア10の軸方向に沿って配列されればよい。V相巻線群20Va、20Vb、W相巻線群20Wa、20Wbについても同様である。
また、各巻線群20Ua・20Ub、20Va・20Vb、20Wa・20Wbの巻線r1〜r3、r1′〜r3′r4〜r6、r4′〜r6′は断面三角形以外に、断面矩形や断面円形であってもよい。このように断面矩形や断面円形の巻線r1〜r3、r1′〜r3′r4〜r6、r4′〜r6′を用いる場合でも、図10及び図13〜図15に示すような構造に従えば、巻線の構造を簡素化して生産性の良いステータSを提供することが可能となる。
また、上記実施形態のステータSは、2組のコイル部材14A、14Bを備えているが、コイル部材は1組だけでもよいし、また、3組以上備えていてもよい。
また、上記実施形態のステータSでは、各巻線群20Ua、20Va、20Wa(20Ub、20Vb、20Wb)は、3つの巻線r1〜r3(r4〜r6)からなる正巻線群22a(24a)と、巻線r1′〜r3′(r4′〜r6′)からなる逆巻線群22b(24b)とから構成されているが、正巻線群22a(24a)および逆巻線群22b(24b)の巻線の数は3つに限定されるものではなく変更可能である。
また、上記実施形態のステータSでは、図4に示すように、例えば第1U相巻線群20Uaの正巻線群22aは、電流の入力端の巻線r1がステータコア10の径方向外側(図4では左側)に位置し、出力端の巻線r3が径方向内側に位置するように各巻線r1〜r3がスロット12内において配列されているが、例えば図16(a)に示すように逆の配列であってもよい。また、図16(b)〜図16(e)に示すようなその他の配列であってもよい。但し、図4や図16(a)に示す配列の場合、1本の素線で正巻線群22a(逆巻線群22b)を構成しようとすると、スロット12内における巻線r1と巻線r2の向きが異なり、同様に巻線r2と巻線r3の向きが異なるため、スロット12への巻線の挿入際して素線を2回捩る必要がある。これに対して、例えば図16(b)の配列によれば、巻線r1と巻線r2の向きは同じで、巻線r2と巻線r3の向きだけが異なるため、スロット12への巻線の挿入際して素線を捩る回数は1回ですむ。図16(c)〜図16(e)についても同様に素線を捩る回数は1回ですむ。従って、図16(b)〜図16(e)の配列によれば、図4や図16(a)に示す配列に比べると、素線の捩り回数が少ない分、生産性が良いという利点がある。
また、上記実施形態のステータSでは、48スロット8極を具体的に取り上げて説明したが、スロット数、極数はこれに限定されるものではなく、その他のスロット数、極数を組合せたステータにおいても適用可能である。
なお、この実施形態では、三相交流モータに適用されるステータについて説明したが、本発明のステータは、勿論、発電機やモータ兼発電機等にも適用可能である。
10 ステータコア
12 スロット
14A 第1コイル部材
14B 第2コイル部材
20Ua 第1U相巻線群
20Ub 第2U相巻線群
20Va 第1V相巻線群
20Vb 第2V相巻線群
20Wa 第1W相巻線群
20Wb 第2W相巻線群
22a、24a 正巻線群
22b、24b 逆巻線群
S ステータ
r1〜r3、r1′〜r3′ 巻線
r4〜r6、r4′〜r6′ 巻線

Claims (8)

  1. ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、
    環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、
    同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含む正巻線群と、当該正巻線群の巻線と共通のスロットを通過しかつ前記スロットに対する巻線の挿入方向及び導出方向が前記正巻線群とは逆になるように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含むとともにスロット内において正巻線群に対し前記ステータの径方向に隣接して配置されて当該正巻線群の巻線に流れる電流の方向と同一方向の電流が巻線に流れるように駆動電流が与えられる逆巻線群とをそれぞれ含み、かつ巻線が互いに隣接するスロットを通過するように設けられる第1巻線群および第2巻線群を有しており、
    電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端と定義したときに、
    前記第1巻線群の正巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の正巻線群の入力端の巻線に繋がり、当該第2巻線群の正巻線群の出力端の巻線が前記第1巻線群の逆巻線群の入力端の巻線に繋がり、当該第1巻線群の逆巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の逆巻線群の入力端の巻線に繋がることにより、同一相の全ての巻線群の巻線が直列に繋がっている、ことを特徴とするステータの巻線構造。
  2. 請求項1に記載のステータの巻線構造において、
    前記正巻線群の前記複数の巻線および前記逆巻線群の前記複数の巻線は、それぞれ、連続する1本の素線が前記ステータコアに複数回波巻きで巻回されることにより形成されている、ことを特徴とするステータの巻線構造。
  3. ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、
    環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、
    同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含む正巻線群と、当該正巻線群の巻線と共通のスロットを通過しかつ前記スロットに対する巻線の挿入方向及び導出方向が前記正巻線群とは逆になるように、素線が前記ステータコアに波巻きで巻回されることにより形成されかつ直列に繋がる複数の巻線を含むとともにスロット内において正巻線群に対し前記ステータの径方向に隣接して配置されて当該正巻線群の巻線に流れる電流の方向と同一方向の電流が巻線に流れるように駆動電流が与えられる逆巻線群とをそれぞれ含み、かつ巻線が互いに隣接するスロットを通過するように設けられる第1巻線群および第2巻線群を有しており、
    電流が入力される側を入力端、出力される側を出力端と定義したときに、
    前記第1巻線群の正巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の正巻線群の入力端の巻線に繋がり、前記第1巻線群の逆巻線群の出力端の巻線が前記第2巻線群の逆巻線群の入力端の巻線に繋がり、前記第1巻線群における正巻線群および逆巻線群の各々入力端の巻線同士が並列に繋がるとともに前記第2巻線群における正巻線群および逆巻線群の各々出力端の巻線同士が並列に繋がっている、ことを特徴とするステータの巻線構造。
  4. 請求項に記載のステータの巻線構造において、
    前記正巻線群の前記複数の巻線および前記逆巻線群の前記複数の巻線は、それぞれ、連続する1本の素線が前記ステータコアに複数回波巻きで巻回されることにより形成されている、ことを特徴とするステータの巻線構造。
  5. 請求項1乃至に記載のステータの巻線構造において、
    前記素線は、二つの等辺を有する断面三角形であり、前記正巻線群の複数の巻線および前記逆巻線群の複数の巻線は、隣接する巻線の前記等辺同士が当接するように前記ステータコアの径方向に一列に並べられた状態で前記特定のスロットに挿入されている、ことを特徴とするステータの巻線構造。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載のステータの巻線構造において、
    前記正巻線群および前記逆巻線をコイル部材と定義したときに、
    前記ステータは、前記ステータコアの径方向に並ぶように複数のコイル部材を備えていることを特徴とするステータの巻線構造。
  7. 請求項1乃至の何れか一項に記載の回転電機のステータの製造方法であって、
    前記ステータコアに巻回された前記正巻線群および前記逆巻線と同一形状の巻線群組立体を予め単独で形成する巻線形成工程と、
    前記巻線群組立体を、その径方向に圧縮変形させた状態で前記ステータコアの内側に挿入する巻線挿入工程と、
    前記ステータコアの内側に挿入された前記巻線群組立体を拡径し、当該ステータコアの内側から前記スロットに対して当該巻線群組立体を挿入することにより、前記正巻線群および前記逆巻線を形成する巻線装着工程と、を含むことを特徴とするステータの製造方法。
  8. 請求項に記載の回転電機のステータにおいて、
    前記正巻線群および前記逆巻線をコイル部材と定義したときに、前記ステータは、ステータコアの径方向に並ぶように複数のコイル部材が当該ステータコアに備えられるものであって、
    前記巻線形成工程では、各コイル部材の前記巻線組立体をそれぞれ予め形成しておき、前記複数のコイル部材のうち、前記ステータコアの径方向外側に位置するコイル部材の前記巻線組立体から順番に前記巻線挿入工程および前記巻線装着工程を実施することにより、各コイル部材を前記ステータコアに形成することを特徴とするステータの製造方法。
JP2014022281A 2014-02-07 2014-02-07 ステータの巻線構造およびステータの製造方法 Active JP6209984B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022281A JP6209984B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 ステータの巻線構造およびステータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022281A JP6209984B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 ステータの巻線構造およびステータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015149856A JP2015149856A (ja) 2015-08-20
JP6209984B2 true JP6209984B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=53892812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014022281A Active JP6209984B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 ステータの巻線構造およびステータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6209984B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017218078A1 (de) 2017-10-11 2019-04-11 Robert Bosch Gmbh Stator für eine elektrische Maschine

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4450125B2 (ja) * 1999-12-09 2010-04-14 株式会社デンソー 車両用回転電機
JP5260399B2 (ja) * 2009-04-24 2013-08-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両駆動用回転電機およびそれを用いた車両
JP2011205835A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Aisin Aw Co Ltd ステータの製造方法及びステータ製造用の変形ガイド治具
JP5382469B2 (ja) * 2011-07-13 2014-01-08 株式会社デンソー 回転電機用固定子巻線の製造方法
JP5915149B2 (ja) * 2011-12-19 2016-05-11 アイシン精機株式会社 3相回転電機の波巻き巻線
JP5948850B2 (ja) * 2011-12-19 2016-07-06 アイシン精機株式会社 回転電機の波巻き巻線
JP5915151B2 (ja) * 2011-12-19 2016-05-11 アイシン精機株式会社 モータコイル
JP2014007938A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Aisin Aw Co Ltd 回転電機及び回転電機の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015149856A (ja) 2015-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6058146B2 (ja) 回転電機
JP6649803B2 (ja) 回転電機ステータの巻線構造
WO2018012554A1 (ja) 回転電機の固定子
JP5948850B2 (ja) 回転電機の波巻き巻線
JP5691266B2 (ja) 回転電機固定子
JP5267595B2 (ja) 回転電機ステータ
JP6330656B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2015035837A (ja) 回転電機、及び回転電機の製造方法
WO2015162643A1 (ja) 回転電機の固定子及びこの固定子を用いた回転電機
JP2016152730A (ja) 3相交流電動機
JP5915151B2 (ja) モータコイル
JP2012200101A (ja) 回転電機ステータ及び回転電機ステータの製造方法
JP2012257366A (ja) 回転電機ステータ及びその製造方法
JP2018182963A (ja) 回転電機のステータ
JP6235504B2 (ja) 分布巻のラジアルギャップ型モータおよびその巻線配置方法
WO2017149935A1 (ja) 回転電機ステータの巻線構造
JP6209984B2 (ja) ステータの巻線構造およびステータの製造方法
JP6530982B2 (ja) 回転電機
JP6079572B2 (ja) 回転電機のステータ、同ステータを備えた回転電機および同ステータの製造方法
JP2012222962A (ja) 回転電機固定子
JP6137235B2 (ja) 回転電機のステータ製造方法およびステータ製造装置
JP2011182524A (ja) 回転電機用電機子
JP6210028B2 (ja) 回転電機のステータ、同ステータを備えた回転電機および同ステータの製造方法
JP2023003090A (ja) 回転電機用ステータ
JP2012161148A (ja) 回転電機用電機子の製造方法及び回転電機用電機子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6209984

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150