JP6209144B2 - 車両用制御システム - Google Patents
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本発明の第1実施形態について、図1〜図2を参照して説明する。
図1に示す車両用制御システム1は、制動力として回生ブレーキ力を発生可能なモータ31を備える車両に搭載されている。すなわち、車両は、例えば、ハイブリッド車、電気自動車である。また、車両は、例えば、四輪車、三輪車、二輪車である。
ブレーキペダル11は、運転者が車両を制動する場合に踏み込むペダルである。そして、ブレーキペダル11は、その操作量(踏み込み量)をECU40に出力するようになっている。
車輪速度センサ12は、各車輪に設けられ、各車輪の車輪速度Vwを検出するセンサである。そして、車輪速度センサ12は、車輪速度VwをECU40に出力するようになっている。
車体速度センサ13は、車両の車体速度Vv(トランスミッションのカウンタシャフトの回転速度等)を検出するセンサである。そして、車体速度センサ13は、車体速度VvをECU40に出力するようになっている。
SOCセンサ14は、バッテリ(図示しない)のSOC(State Of Charge)を検出するセンサである。そして、SOCセンサ14は、SOCをECU40に出力するようになっている。なお、バッテリは、例えば、リチウムイオン型で構成され、モータ31との間で電力を授受する蓄電装置である。
加速度センサ15は、車両の前後方向(走行方向)における加速度(減速度)を検出するセンサである。そして、加速度センサ15は、加速度(減速度)をECU40に出力するようになっている。
ブレーキ装置21は、ECU40の指令に従って、車両を制動する装置である。ブレーキ装置21は、例えば、摩擦ブレーキ、つまり、ディスクブレーキ装置、ドラムブレーキ装置で構成される。
ABS装置22は、ECU40の指令に従って、車輪がロックしないように、ブレーキ装置21をABS制御する装置である。ABS装置22は、例えば、ブレーキペダル11の踏み力をキャリパに伝達する油路、車輪がロックしないように油路の液圧を下げるリリーフ弁、液圧を高めるポンプ、ブレーキ液を一時的に貯溜するリザーバ、等を備えて構成されている。
モータ31は、ECU40の指令に従って、駆動又は回生する電動機である。すなわち、モータ31は、回生時、発電機として機能し、回生ブレーキ力を発生すると共に、回生電力を発生する。回生電力は、前記したバッテリに充電される。
ECU40(制御手段)は、車両用制御システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されている。そして、ECU40は、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種機器を制御し、各種処理を実行し、各種機器を制御するようになっている。
ECU40(スリップ率算出手段)は、車輪速度Vwと車体速度Vvとに基づいて、スリップ率S(%)を算出する機能を備えている。スリップ率Sは、車体速度Vvと車輪速度Vwの差を車体速度Vvで除したものである(式(1)参照)。したがって、車輪がロックしてスリップしていると、車輪速度Vwが小さくなるので、スリップ率Sが大きくなる。逆に、車輪がグリップしていると、車体速度Vvと車輪速度Vwとが略等しくなるので、スリップ率Sが小さくなる。
ECU40(ABS制御手段)は、スリップ率SがABS制御を作動させるべきABS作動スリップ率以上である場合、車輪がロックしないように、ABS装置22をABS制御する機能を備えている。
図2を参照して、車両用制御システム1の動作・効果を説明する。なお、ブレーキペダル11が踏まれると(ブレーキペダル:ON)、一連の処理がスタートする。
継続して踏まれていると判定した場合(S104・Yes)、ECU40の処理はステップS105に進む。継続して踏まれていないと判定した場合(S104・No)、ECU40の処理はステップS109に進む。
ブレーキペダル11の操作中で、モータ31の回生禁止条件が成立し(S102・Yes)、モータ31の回生の禁止中において(S103)、ブレーキペダル11の継続操作中(S104・Yes)、減速度が所定値以上である場合(S106・Yes)、車両はグリップしていると判断し、モータ31の回生を実行するので(S108)、回生発電量を多くできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、適宜に変更してもよい。また、後記する実施形態の構成と、適宜に組み合わせてもよい。
本発明の第2実施形態について、図3を参照して説明する。
なお、ステップS202・Noの後、第1実施形態に係るステップS106(図2参照)の判定処理を実行し、ステップS106・Yesの場合にステップS107に進み、ステップS106・Noの場合に回生を禁止しステップS203に進む構成としてもよい。
その後、ECU40の処理はステップS104に進む。
11 ブレーキペダル(ブレーキ操作装置)
12 車輪速度センサ
13 車体速度センサ
14 加速度センサ
21 ブレーキ装置
22 ABS装置
31 モータ
40 ECU(制御手段)
Claims (3)
- ブレーキ操作装置の操作中に回生禁止条件が成立した場合に回生を禁止する制御手段を備える車両用制御システムであって、
ブレーキ操作装置の操作中に行われた判定で、回生禁止条件が成立して、回生の実行を一旦禁止している場合であっても、車両に所定値以上の減速度が発生している場合、前記制御手段は前記ブレーキ操作装置の操作中であっても回生の実行を再開させる
ことを特徴とする車両用制御システム。 - ブレーキ操作装置の操作中に回生禁止条件が成立した場合に回生を禁止する制御手段を備える車両用制御システムであって、
ブレーキ操作装置の操作中に行われた判定で、回生禁止条件が成立して、回生の実行を一旦禁止している場合であっても、スリップ率がABSを作動させるべきABS作動スリップ率よりも小さい場合、前記制御手段は前記ブレーキ操作装置の操作中であっても回生の実行を再開する
ことを特徴とする車両用制御システム。 - 前記回生禁止条件が成立して、回生の実行を一旦禁止している状態では、回生の実行を再開させる判定がなされても、前記ブレーキ操作装置の操作速度が所定操作速度以上の場合、前記制御手段は回生の実行を再開させない
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用制御システム。
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JP2014187698A JP6209144B2 (ja) | 2014-09-16 | 2014-09-16 | 車両用制御システム |
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JP2014187698A JP6209144B2 (ja) | 2014-09-16 | 2014-09-16 | 車両用制御システム |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
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- 2014-09-16 JP JP2014187698A patent/JP6209144B2/ja active Active
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