JP6208618B2 - 素子実装基板および実装構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、素子実装基板およびその素子実装基板を用いる実装構造体に関する。
従来から、素子を実装する素子実装基板が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。特に、半導体素子を実装する素子実装基板は、モジュールを小型化にするために、半導体素子の小型化とともに、素子実装基板も小型化にする傾向がある。ところが、素子実装基板は、素子実装基板とともに半導体素子が小型化になると、半導体素子からの発熱密度が増加し、半導体素子の熱の影響によって素子実装基板の温度が上昇することとなり、小型化になるにつれて破壊する虞が高くなる。そこで、半導体素子の発する熱を如何に効率よく外部に放熱するかが重要である。また、熱の影響によっては、素子実装基板の電気特性にも悪影響を与える。そこで、素子実装基板は、小型化を実現するとともに、電気特性の優れたものが求められている。
特開2000−311907号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気特性の優れた素子実装基板およびその素子実装基板を用いる実装構造体を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る素子実装基板は、上面に素子を実装する基板と、前記基板の側面から前記基板の下面にかけて設けられた切欠き部と、前記基板上から前記基板内をとおって、前記切欠き部の内面に形成され、且つ前記基板内から前記基板の下面にかけて形成された電極と、を備え、下面視して、前記切欠き部の内面は、開口幅が大きい個所と小さい個所を有しており、前記電極が、前記開口幅が大きい個所に形成されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る実装構造体は、前記素子実装基板と、前記素子実装基板上に実装された素子と、前記素子実装基板上に前記素子を覆った蓋体とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電気特性に優れた素子実装基板および実装構造体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る実装構造体であって、蓋体を取り外した状態を示した外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る実装構造体であって、素子実装基板、素子および蓋体を別々にした状態を示した外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る素子実装基板の外観斜視図である。 図3に示した素子実装基板の切欠き部を示した側面図である。 図3に示した素子実装基板の上面図である。 図3に示した素子実装基板の下面図である。 図6の一部Aを拡大した下面図である。 図3に示した素子実装基板の内部を透過した外観斜視図である。 図3に示した素子実装基板の切欠き部を透過した外観斜視図である。 図3に示した素子実装基板の配線パターンのみを示した外観斜視図である。 一変形例に係る素子実装基板の外観斜視図である。 図11に示した素子実装基板の配線パターンのみを示した外観斜視図である。 図11に示した素子実装基板の切欠き部を示した側面図である。 図11に示した素子実装基板の上面図である。 図11に示した素子実装基板の下面図である。 図15の一部Bを拡大した下面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る素子実装基板および実装構造体の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されないものである。
<実装構造体の構成>
図1は、本実施形態に係る実装構造体1を示す概観斜視図であって、蓋体4を取り外した状態を示している。図2は、図1の実装構造体1を素子実装基板2、素子3および蓋体4に分解した状態を示している。図3から図9は、本実施形態に係る素子実装基板2を示している。図10は、本実施形態に係る素子実装基板2の電極22を示している。実装構造体1は、テレビ等の家電機器、携帯電話、コンピュータ機器、無線基地局または衛星搭載機器等の電子機器に用いるものである。特に、マイクロ波、ミリ波等の高周波で用いられる電子機器の高周波回路に用いられる。
実装構造体1は、素子実装基板2と、素子実装基板2に実装された素子3と、素子実装基板2上に素子3を覆った蓋体4とを備えている。素子実装基板2は、例えば、半導体素子、光半導体素子、トランジスタ、ダイオードまたはサイリスタ等の能動素子、あるいは抵抗器、コンデンサ、太陽電池、圧電素子、水晶振動子またはセラミック発振子等の受動素子からなる素子3を実装するのに用いるものである。
素子実装基板2上にICまたはLSI等の半導体素子を実装する場合、素子3としての半導体素子は、例えばシリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒素、ガリウム砒素リン、窒化ガリウムまたは炭化珪素等を用いることができる。また、素子3の上面と、後述する基板21上の電極22とがボンディングワイヤを介して電気的に接続されている。
素子実装基板2は、上面に素子3を実装する基板21と、基板21の側面から基板21の下面にかけて設けられた切欠き部C1と、基板21上から基板21内をとおって、切欠き部C1の内面に形成され、且つ基板21の内面から基板21の下面にかけて形成された電極22と、を備えている。素子実装基板2は、図7に示すように、下面視して、切欠き部C1の内面は、開口幅が大きい個所P1と小さい個所P2を有している。そして、電極22が、開口幅が大きい個所P1に形成されている。
素子3は、基板21上に実装される。素子3の上面には、配線パターンが形成されている。配線パターンの一部は、ワイヤボンディングを用いて、基板21上に形成された電極22と電気的に接続される。なお、配線パターンは、信号が伝送されるパターンと、所定の電位に維持されるパターンとがある。所定の電位とは、例えばグランド等の接地電位のことである。
基板21は、素子3を実装するものである。基板21は、マイクロ波、ミリ波等の高周波の信号を伝送するためのものである。基板21は、矩形状であって、複数の絶縁層と複数の金属層を積層した構造である。基板21は、平面視して一辺の長さが2mm以上50mm以下に設定されている。また、基板21は、上下方向の厚みが0.4mm以上4mm以下に設定されている。なお、金属層が電極22や後述する第2の電極23として機能する。
絶縁層は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、窒化珪素質焼結体またはガラスセラミックス等のセラミック材料から成る。なお、絶縁層の比誘電率は、例えば4.7以上9.9以下である。また、金属層は、導電材料からなり、例えば、銅、鉄、タングステン、モリブデン、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、あるいはこれらの金属材料を含有する合金から成る。なお、絶縁層の熱膨張率は、例えば6.4×10−6以上8.0×10−6以下であって、金属層の熱膨張率は、例えば4ppm/℃以上18ppm/℃以下である。
ここで、基板21の作製方法について説明する。基板21は、例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウムおよび酸化カルシウム等の原料粉末に、有機バインダー、可塑剤または溶剤等を添加混合して混合物を得るとともにシート状に形成したグリーンシートを得る。なお、グリーンシートは、パンチ等を用いて必要に応じて貫通孔を形成し、貫通孔に金属ペーストを充填することで、ビア導体を形成することができる。
また、金属層の原料となる、タングステンまたはモリブデン等の高融点金属粉末を準備し、この粉末に有機バインダー、可塑剤または溶剤等を添加混合して金属ペーストを得る。そして、未焼成のグリーンシートを所定形状に型を抜き、所定箇所に金属ペーストを印刷する。このようにして、金属ペーストを印刷したグリーンシートを複数層積層して、所定の温度で同時に焼成することで一体的に形成された基板21を得る。
基板21は、基板21の側面から基板21の下面にかけて切欠き部C1が設けられている。切欠き部C1は、図7に示すように、切欠き部C1の内面は、開口幅が大きい個所P1と小さい個所P2を有している。切欠き部C1は、基板21の側面側に開口幅の大きい個所P1が位置しており、開口幅の大きい個所P1よりも内側に開口幅の小さい個所P2が位置している。切欠き部C1は、開口した箇所が最も幅広に形成されており、図6または図7に示すように、下面視して、段状に形成されている。切欠き部C1は、開口幅の大きい個所P1の長さが0.3mm以上30mm以下に設定されている。また、切欠き部C1は、開口幅の小さい個所P2の長さが0.2mm以上20mm以下に設定されている。さらに、切欠き部C1は、上下方向の長さが、0.2mm以上2mm以下に設定されている。
切欠き部C1が形成された箇所は、グリーンシートの縁の一部を矩形状に打抜き、矩形状に打抜いた箇所をさらに内側に一部切り欠いた形状である。そして、電極22は、グリーンシートの縁を一部矩形状に打抜いた箇所の内面のみに形成されている。電極22は、さらに内側に一部切り欠いた箇所には形成されていない。
電極22は、図10に示すように、基板21上から基板22内をとおって、切欠き部C1の内面に形成されている。さらに、電極22は、基板21内から基板22の下面にかけて形成されている。電極22は、素子3の信号を外部の電子機器に伝える機能を有する。電極22は、基板21上に露出しており、ビア導体を介して基板21内の内層の金属層と電気的に接続される。さらに、内層の金属層から切欠き部C1の内面にかけて形成されて
おり、切欠き部C1の内面の下端から基板21の下面に引き延ばされている。本実施形態では、電極22は、素子実装基板2に一つ設けられているが、一つに限られない。
電極22は、所定の電気信号を伝達することができる。電極22は、例えば、マイクロストリップ線路またはコプレーナ線路として用いる。電極22は、例えば、タングステン、モリブデンまたはマンガン等で形成された金属層上に、ニッケルメッキ層および金メッキ層が形成されてなる。また、電極22の線路幅は、電極22に伝わる信号の波長の4分の1以下であって、例えば0.3mm以上30mm以下に設定されている。なお、基板21の下面に形成された電極22は、導電部材を介して外部の電子機器と接続される。
第2の電極23は、基板21上から基板21内をとおって、基板21の下面に形成されている。第2の電極23は、電気的に所定電位となる機能を有する。具体例としては、第2の電極23は、グランド電極として機能する。基板21の上面には、第2の電極23と接続される金属層が形成されている。かかる金属層は、基板21上の素子3が実装される領域に形成されている。そして、素子3が金属層上に実装される。金属層は、一対のビア導体を介して基板21の下面に形成された一対の第2の電極23と電気的に接続される。一対の第2の電極23は、図6または図7に示すように、下面視して、電極22を間に挟んで形成されている。
基板21の側面には、図1から図4に示すように、切欠き部C1と隣接して、基板21の側面から基板21の下面にかけて第2の切欠き部C2が設けられている。第2の切欠き部C2は、切欠き部C1と間を空けて設けられている。また、基板21の一側面には、切欠き部C1と第2の切欠き部C2の両方が設けられている。そして、下面視して、基板21の下面に形成された電極22は、切欠き部C1と第2の切欠き部C2の間に形成されている。第2の切欠き部C2は、開口幅の長さが0.2mm以上20mm以下に設定されている。また、第2の切欠き部C2は、上下方向の長さが、0.2mm以上2mm以下に設定されている。
電極22は、基板21の小型化にともない、基板21の上面から基板21の下面までの引き伸ばす長さを如何に短くするかが必要となっている。そこで、電極22の一部は、基板21の側面に露出するようにして形成されている。電極22は、切欠き部C1の開口幅が大きい個所P1であって、段状に形成された内面に形成されている。電極22は、切欠き部C1の開口縁から段状となっている切欠き部C1の内面にかけて形成されている。
蓋体4は、素子3を覆うように、素子実装基板2上に設けられる。蓋体4は、素子3を気密封止するものである。蓋体4は、例えば、銅、タングステン、鉄、ニッケルまたはコバルト等の金属、或いはこれらの金属を複数種含む合金、或いは酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、窒化珪素質焼結体またはガラスセラミックス等のセラミックスからなる。また、蓋体4は、素子実装基板2上に半田またはろう材等の接合部材を介して接合される。なお、蓋体4で囲まれた領域は、真空状態または窒素ガス等が充填されている。
本実施形態に係る素子実装基板2によれば、下面視して、切欠き部C1の内面が、開口幅が大きい個所P1と小さい個所P2を有しており、電極22が、開口幅が大きい個所P2に形成されていることで、電極22と外部の電子機器との間の特性インピーダンスを調整することができる。切欠き部C1は、開口幅が大きい個所P1においては、空隙となる箇所であって、大気中の空気とふれる箇所が大きく設定されている。空隙を設けることで低誘電率の空気を存在させることで、係る箇所における静電容量を大きくすることができる。その結果、静電容量を大きくし、特性インピーダンスが大きくなるのを抑制することができ、特性インピーダンスの変化量を小さくすることで、特性インピーダンスを所定値
に近づけることができる。
高周波の信号を素子実装基板2の電極22に流す場合は、電極22と外部の電子機器との間では、特性インピーダンスの不整合が生じやすいため、素子実装基板2の電極22と外部の電子機器との間の特性インピーダンスをマッチングさせる必要がある。電極22と第2の電極23との間の静電容量は、両者の間の誘電率が大きいほど大きくなり、あるいは両者の間の距離が小さくなるほど大きくなる。切欠き部C1の内面に形成された電極22の周囲は、空気が存在するため、空気が存在しない場合と比較して、誘電率が小さい。そのため、仮に、特性インピーダンスを導く各種パラメータに変動がなく、誘電率のみが小さくなる場合は、特性インピーダンスが大きくなる。本実施形態に係る実装構造体1および素子実装基板2は、切欠き部C1の開口幅が大きい個所P1に電極22を形成することで、電極22の面積を増加することができ、電極22とその周囲との間に生じる静電容量を増加することができ、特性インピーダンスを低くおさえることができる。その結果、切欠き部C1内の電極22の周囲における実効誘電率を下げて、特性インピーダンスを小さくするとともに所定値にすることができ、高周波数帯での周波数特性を良好にすることができる。このようにすることで、素子実装基板2と外部の電子機器との特性インピーダンス整合を良好にとることができる。
また、本実施形態に係る素子実装基板2によれば、基板21の側面に第2の切欠き部C2を設け、下面視して、基板21の下面に形成された電極22は、切欠き部C1と第2の切欠き部C2の間に形成されていることで、基板21の下面に形成された電極22とその周囲との間に生じる静電容量を小さくすることができ、特性インピーダンスを大きくすることができるという作用効果を奏する。すなわち、素子実装基板2を小型化にする際に、基板21の下面に形成された、隣接する電極22同士の距離や、電極22と第2の電極層23との距離が短くなり、隣接する電極22同士の間で生じる静電容量や、電極22と第2の電極層23との間に生じる静電容量が大きくなり、電極22の特性インピーダンスが小さくなる。従って、隣接する電極22同士の間や、電極22と第2の電極層23との間に切欠き部C1と第2の切欠き部C2を設けることにより、隣接する電極22同士の間で生じる静電容量や、電極22と第2の電極層23との間に生じる静電容量を小さくでき、電極22の特性インピーダンスが大きくすることができる。
また、本実施形態に係る素子実装基板2によれば、下面視して、一対の第2の電極23が、電極22を間に挟んで形成されていることで、電極22と基板21および大気中との間に生じる不要な電界分布の広がりを抑制することができ、電極22と第2の電極23との間で所望の電界分布を生じさせやすくなることから、電極22における特性インピーダンスの変動を抑制できるという作用効果を奏する。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。以下、本実施形態の変形例について説明する。なお、本実施形態の変形例に係る実装構造体および素子収納用パッケージのうち、本実施形態に係る実装構造体1および素子実装基板2と同様な部分については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。図11から図16は、一変形例に係る素子実装基板を説明する図面である。図11は、一変形例に素子実装基板の外観斜視図である。図12は、図11に示した素子実装基板の配線パターンのみを示した外観斜視図である。図13は、図11に示した素子実装基板の切欠き部を示した側面図である。図14は、図11に示した素子実装基板の上面図である。図15は、図11に示した素子実装基板の下面図である。図16は、図15の一部Bを拡大した下面図である。
上述した実施形態と異なり、電極22が複数存在しても構わない。例えば、図10から図14に示すように、素子3からの信号が伝達される箇所である電極22が二つ存在する
構造であってもよい。また、電極22が二つ存在するため、それに対応させて第2の切欠き部C2xが二つ存在する。一変形例に係る素子実装基板2は、切欠き部C1xの形状が、開口幅が大きい個所P1xの中央部分に開口幅の小さい個所P2xが設けられている。そして、開口幅が大きい個所P1xの対向する両内面のそれぞれに電極22が形成されている。なお、一対の電極22は、電気的に独立している。
切欠き部C1xの開口幅P1の対向する内面のそれぞれに電極22を設けることで、それぞれの電極22が対向する面積を任意に変えることにより、それぞれの電極22の間に生じる静電容量を任意に設定することができる。これにより、切欠き部C1xの大きさによって変化する電極22の特性インピーダンスを所望の値に近づけることができるという作用効果を奏する。
<実装構造体の製造方法>
ここで、図1に示す実装構造体1の製造方法を説明する。まず、基板21を準備する。ここでは、基板21の材料として、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体またはムライト質焼結体等を用いることができる。基板21の材料が酸化アルミニウム質焼結体からなる場合、まず、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウムまたは酸化カルシウム等の原料粉末に有機バインダー、可塑剤または溶剤等を添加混合して泥漿状と成すとともに、シート状に成形、乾燥されたグリーンシートを準備する。さらに、これを所定形状に打ち抜き加工して、切欠き部C1および第2の切欠き部C2を形成する。
また、タングステンまたはモリブデン等の高融点金属粉末を準備し、この粉末に有機バインダー、可塑剤または溶剤等を添加混合して金属ペーストを得る。そして、打抜き加工された焼結前のグリーンシートの切欠き部C1の内面の一部に対して、例えばスクリーン印刷法を用いて、金属ペーストを塗って電極22を形成する。また、グリーンシートの上面や下面に対して、例えばスクリーン印刷法を用いて、金属ペーストを塗って金属層を形成する。
次に、焼結前の複数のグリーンシートを積層して加圧することで、両者を密着させる。そして、金属ペーストを印刷塗布した積層体を約1600℃の温度で焼成することにより、電極22や第2の電極層23が形成されたセラミックスからなる素子実装基板2を作製することができる。
さらに、素子実装基板2の上面に半田を介して素子3を実装し、素子3の電極を基板21上の電極22にボンディングワイヤを介して電気的に接続する。さらに、基板21上に、接合部材を介して蓋体4を接合することで、実装構造体1を作製することができる。
1 実装構造体
2 素子実装基板
21 基板
22 電極
23 第2の電極
3 素子
4 蓋体
C1 切欠き部
C2 第2の切欠き部
P1 開口幅が大きい個所
P2 開口幅が小さい個所

Claims (4)

  1. 上面に素子を実装する基板と、
    前記基板の側面から前記基板の下面にかけて設けられた切欠き部と、
    前記基板上から前記基板内をとおって、前記切欠き部の内面に形成され、且つ前記基板内から前記基板の下面にかけて形成された電極と、を備え、
    下面視して、前記切欠き部の内面は、開口幅が大きい個所と小さい個所を有しており、前記電極が、前記開口幅が大きい個所に形成されていることを特徴とする素子実装基板。
  2. 請求項1に記載の素子実装基板であって、
    前記基板の側面には、前記切欠き部と隣接して、前記基板の側面から前記基板の下面にかけて第2の切欠き部が設けられており、
    下面視して、前記基板の下面に形成された電極は、前記切欠き部と前記第2の切欠き部の間に形成されていることを特徴とする素子実装基板。
  3. 請求項2に記載の素子実装基板であって、
    前記基板上から前記基板内をとおって、前記基板の下面に形成された一対の第2の電極を備えており、
    下面視して、前記一対の第2の電極は、前記電極を間に挟んで形成されていることを特徴とする素子実装基板。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の素子実装基板と、
    前記素子実装基板上に実装された素子と、
    前記素子実装基板上に前記素子を覆った蓋体とを備えたことを特徴とする実装構造体。
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