JP6207197B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
前記透液性表面シートの肌側両側部にそれぞれ、幅方向中央部で重なり代を有するように2枚のシートが配設され、
前記2枚のシートは、着用者の臀部の溝に対応する部位より前側において、前記重なり代部分の一方のシートを上層側、他方のシートを下層側に積層した状態でそれぞれ前記透液性表面シート側の面に接合されるとともに、着用者の臀部の溝に対応する部位より後側において、前記重なり代部分の一方のシートを下層側、他方のシートを上層側に積層した状態でそれぞれ前記透液性表面シート側の面に接合され、着用者の臀部の溝に対応する部位及びその近傍において、前記2枚のシートが前記透液性表面シート側の面に接合されずにそれぞれ幅方向内側が自由端とされ、前記自由端が交差するように設けられるとともに、それぞれ幅方向内側部分に長手方向に沿って弾性伸縮部材が配設されることにより、前記吸収性物品の幅方向中央部に長手方向に沿って肌側に起立する起立部が形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
本生理用ナプキン1は、ポリエチレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、体液排出部位を含む所定の長手方向範囲において左右一対の前部側立体ギャザーBS1を形成するとともに、所定の臀部側部位において左右一対の後部側立体ギャザーBS2を形成する立体ギャザーBS、BSと、着用者の臀部の溝に対応する部位(以下、臀部溝対応部位Hという。)においてナプキン幅方向中央部に長手方向に沿って肌側に起立する起立部10を形成するため、前記透液性表面シート3の肌側両側部にそれぞれ配置された2枚のシート材8A、8Bとから主に構成され、かつ前記吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では少なくとも前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と、サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、これら不透液性裏面シート2とサイド不織布7とによる積層シート部分によって側方に突出するウイング状フラップW、Wが形成されているとともに、これよりも臀部側に位置する部分に第2ウイング状フラップWB、WBが形成されている。
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記不透液性裏面シート2の非使用面側(外面)には1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。前記不透液性裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。
次に、前記起立部10について説明する。前記起立部10は、前記2枚のシート材8A、8Bによって形成され、臀部溝対応部位Hの幅方向中央部に長手方向に沿って肌側に起立した部位のことである。
上記形態例では、前記立体ギャザーBSは、図5などに示されるように、ナプキン外縁まで延在させたサイド不織布7の内方側部分によって構成していたが、前記サイド不織布7とは別の立体ギャザー形成用不織布によって形成し、この立体ギャザーBSの外側にサイド不織布を積層するようにしてもよい。
Claims (4)
- 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在した吸収性物品において、
前記透液性表面シートの肌側両側部にそれぞれ、幅方向中央部で重なり代を有するように2枚のシートが配設され、
前記2枚のシートは、着用者の臀部の溝に対応する部位より前側において、前記重なり代部分の一方のシートを上層側、他方のシートを下層側に積層した状態でそれぞれ前記透液性表面シート側の面に接合されるとともに、着用者の臀部の溝に対応する部位より後側において、前記重なり代部分の一方のシートを下層側、他方のシートを上層側に積層した状態でそれぞれ前記透液性表面シート側の面に接合され、着用者の臀部の溝に対応する部位及びその近傍において、前記2枚のシートが前記透液性表面シート側の面に接合されずにそれぞれ幅方向内側が自由端とされ、前記自由端が交差するように設けられるとともに、それぞれ幅方向内側部分に長手方向に沿って弾性伸縮部材が配設されることにより、前記吸収性物品の幅方向中央部に長手方向に沿って肌側に起立する起立部が形成されていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記重なり代の幅は、前記起立部の基端幅と同等である請求項1記載の吸収性物品。
- 前記2枚のシートは、前記起立部以外の部位において、幅方向内側端が幅方向外側に折り返された状態でそれぞれ前記透液性表面シート側の面に固定されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記弾性伸縮部材は、前記シートの自由端の先端より幅方向外側に離れた位置に配置されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
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- 2013-03-28 JP JP2013069488A patent/JP6207197B2/ja active Active
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