JP6207164B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズに関し、デジタルカメラ、ビデオカメラ、TVカメラ、監視用カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置(カメラ)に用いる撮像光学系には、広画角で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズであることが求められている。また自動焦点検出装置を有する撮像装置ではフォーカシングが高速に行えるズームレンズであることが求められている。
従来、広画角化が容易なズームレンズとして、物体側に負の屈折力のレンズ群が位置するネガティブリード型のズームレンズが知られている。またフォーカシングを高速に行うため、最も物体側のレンズ群より像側の小型・軽量のレンズ群でフォーカシングを行うインナーフォーカス方式を用いたズームレンズが知られている。ネガティブリード型で、インナーフォーカス方式を用いた広画角のズームレンズが知られている(特許文献1)。
またフォーカシングに際して2つのレンズ群を互いに異なった軌跡で移動させるフローティング方式を用いてフォーカスの際の収差変動を軽減したズームレンズが知られている(特許文献2)。
特許文献1では物体側より像側へ順に、負、正、負、正、負、正の屈折力の第1レンズ群乃至第6レンズ群よりなり、第5レンズ群にてフォーカスを行う所謂リヤフォーカスのズームレンズを開示している。特許文献2では物体側から像側へ順に、負、正、負、正、負、正の屈折力の第1〜第6レンズ群からなり、各レンズ群間隔を変化させてズーミングを行う6群ズームレンズを開示している。そしてフォーカスに際して2つのレンズ群を移動させてフローティングを行ったズームレンズを開示している。
特開2004−198529号公報 特開2009−169051号公報
負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型のズームレンズは、広画角化が比較的容易であるという特徴がある。またフォーカスに際してフローティング方式を用いるとフォーカスに際して収差変動を少なくし、物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが容易になるという特徴がある。
しかしながらネガティブリード型のズームレンズにおいて広画角化を図りつつ、フローティング方式を用い高速なフォーカシングを行い、かつ物体距離全般にわたり高い光学性能を得るには、レンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。特にフローティングで移動させる2つのフォーカスレンズ群の屈折力(焦点距離の逆数)や各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。フローティングで移動させる2つのフォーカスレンズ群の屈折力や移動量等を適切に設定しないと広画角でフォーカシング時に高い光学性能を得ることが困難になってくる。
本発明は広画角で、高速なフォーカシングが容易で、しかもフォーカシングに際しての収差変動が少ないズームレンズの提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、
物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように4つ以上のレンズ群が移動し、開口絞りを有するズームレンズであって、
前記開口絞りの像側に配置された第1のフォーカス群と、前記開口絞りと前記第1のフォーカス群の間に配置された第2のフォーカス群が、フォーカシングに際して互いに異なる軌跡で移動し、
無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける前記第1のフォーカス群の移動量は、前記第2のフォーカス群の移動量よりも大きく、
無限遠に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングにおける前記開口絞りから前記第2のフォーカス群の最も物体側のレンズ面までの距離の最大値をDmax、無限遠に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングにおける前記開口絞りから前記第2のフォーカス群の最も物体側のレンズ面までの距離の最小値をDmin、広角端における全系の焦点距離をFw、前記第2のフォーカス群の焦点距離をFf2とするとき、
1.5<Dmax/Dmin<30.0
0.01<Fw/Ff2<0.14
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角で、高速なフォーカシングが容易で、しかもフォーカシングに際しての収差変動が少ないズームレンズが得られる。
(A),(B),(C) 本発明の数値実施例1の広角端(短焦点距離端),中間焦点距離,望遠端(長焦点距離端)におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の数値実施例1の無限遠物体における広角端,中間焦点距離,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 本発明の数値実施例1の至近距離物体における広角端,中間焦点距離,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 本発明の数値実施例2の広角端,中間焦点距離,望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の数値実施例2の無限遠物体における広角端,中間焦点距離,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 本発明の数値実施例2の至近距離物体における広角端,中間焦点距離,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 本発明の参考例1の広角端,中間焦点距離,望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 本発明の参考例1の無限遠物体における広角端,中間焦点距離,望遠端における収差図 (A),(B),(C) 本発明の参考例1の至近距離物体における広角端,中間焦点距離,望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有する。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように4つ以上のレンズ群が移動する。また開口絞りを有する。フォーカシングに際して開口絞りよりも像側に位置する第1のフォーカス群と第2のフォーカス群が互いに異なった軌跡で移動する。
ここで第2のフォーカス群は、開口絞りと第1のフォーカス群の間に位置する。第1のフォーカス群は負の屈折力であり、第2のフォーカス群は正の屈折力である。
図1(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠物体に合焦したときの収差図である。図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において至近距離物体0.38mに合焦したときの収差図である。
図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠物体に合焦したときの収差図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において至近距離物体0.5mに合焦したときの収差図である。
図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の参考例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の参考例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠物体に合焦したときの収差図である。図9(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の参考例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端において至近距離物体0.5mに合焦したときの収差図である。
図10は本発明のズームレンズを備える一眼レフカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルビデオカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系(光学系)である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図においてiは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。SPは開口絞りである。SP2はFナンバー絞り(Fno絞り)(絞り)である。Fナンバー絞りSP2は開口径が一定又はズーミングに際して開口径を変えて各ズーム位置におけるFナンバーの値を調整している。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。
球面収差図はd線について示している。非点収差図においてM、Sはd線でのメリディオナル像面、サジタル像面である。FnoはFナンバー、ωは半画角(度)である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上、光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズは、物体側より像側へ順に(連続して)、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4を有している。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように4つ以上のレンズ群が移動する開口絞りを有する。開口絞りSPは第3レンズ群L3の像側に位置し、広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3と一体的に移動する。第3レンズ群L3はズーミングに際して一体的に移動する開放Fno絞りSP2を有する。
各実施例は開口絞りSPより像側にフォーカシングに際して互いに異なった軌跡で移動する第1フォーカス群(第1フォーカスレンズ群)LF1と第2フォーカス群(第2フォーカスレンズ群)LF2を有している。第2のフォーカス群LF2は開口絞りSPと第1のフォーカス群LF1との間に配置されている。無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける第1のフォーカス群の移動量は第2のフォーカス群の移動量よりも大きい。無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける第1のフォーカス群LF1の移動量の最大値をDf1、第2のフォーカス群LF2の移動量の最大値をDf2とする。ここで、移動量Df1と移動量Df2はいずれも絶対値で示すものである。
無限遠に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングにおける開口絞りSPから第2のフォーカス群LF2の最も物体側のレンズの物体側のレンズ面までの距の最大値をDmaxとする。無限遠に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングにおける開口絞りSPから第2のフォーカス群LF2の最も物体側のレンズの物体側のレンズ面までの距離の最小値をDminとする。広角端における全系の焦点距離をFw、第2のフォーカス群LF2の焦点距離をFf2とする。このとき、
Df2<Df1 ・・・(1)
1.5<Dmax/Dmin<30.0 ・・・(2)
0.01<Fw/Ff2<0.14 ・・・(3)
なる条件式を満足している。
一般に、光学系の収差に関しては、軸外光線の光軸からの高さが高い方が、像面湾曲等の軸外収差への寄与が高いことが知られている。またフォーカスの際の収差変動が少なく、迅速なフォーカスを行うためには、フォーカスレンズ群の重量が軽くなる開口絞りより後方の複数のレンズ群を移動させる所謂フローティングを利用することが望ましい。
本発明者は、開口絞りよりも像側の複数のレンズ群を用いてフローティングを行うとき、負の屈折力のフォーカスレンズ群を用いることにより、像面湾曲等の諸収差の変動を抑制し、フォーカスによる収差変動を低減できることを見出した。
各実施例ではフォーカシングに際して互いに独立に(異なった軌跡で)移動する2つのレンズ群を用いている。2つのレンズ群は開口絞りより像側へ順に正の屈折力の第2のフォーカス群LF2と負の屈折力の第1のフォーカス群LF1である。ここでフォーカスに際して移動量が大きい方が第1のフォーカス群LF1である。即ちフォーカスに際しての第1のフォーカス群LF1と第2のフォーカス群LF2の移動量の最大値Df1,Df2条件式(1)を満足するようにしてフォーカスに際しての像面湾曲の変動を軽減している。
条件式(2)は、第2のフォーカス群LF2の光軸方向の位置に関し、主に広角端において像面湾曲を改善するためのものである。条件式(2)の上限値を超えるほど、広角端において第2のフォーカス群LF2と開口絞りSPが離れると、全系が大型化してくる。条件式(2)の下限を超えるほど広角端において第2のフォーカス群LF2と開口絞りSPが近くなると像面湾曲の補正が困難になる。
条件式(3)は、第2のフォーカス群Lf2の屈折力に関する。条件式(3)の上限を超えるほど第2のフォーカス群Lf2の屈折力が強くなると、フローティングによるフォーカスの際の収差変動の抑制と、ズーミングによる収差変動をバランス良く補正するのが困難になる。条件式(3)の下限を超えるほど第2のフォーカス群Lf2の屈折力が弱くなると、フォーカスの際の収差変動を軽減するのが困難になる。更に好ましくは条件式(2),(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
10<Dmax/Dmin<25 ・・・(2a)
0.02<Fw/Ff2<0.12 ・・・(3a)
尚、本発明において更に好ましくは次の条件式を満足するのが良い。第2のフォーカス群LF2は1の正レンズと1の負レンズより構成される。
各実施例において、第2のフォーカス群LF2は、正レンズと負レンズの接合レンズより構成される。第2のフォーカス群LF2に含まれる正レンズの焦点距離をFf2P、第2のフォーカス群LF2に含まれる負レンズの焦点距離をFf2Nとする。このとき、
0.01<|1−|Ff2P/Ff2N||<0.50 ・・・(4)
なる条件式を満足するのが良い。
条件式(4)は、第2のフォーカス群LF2を構成する正レンズと負レンズの屈折力の比に関する。第2のフォーカス群LF2は、ズーミングに際して移動する第4レンズ群L4の一部分のレンズ群を利用している。従って、ズーミングとフォーカシングに際しての動きを構成するメカ部品の製造誤差に対するレンズ群の偏芯量が大きくなる。従って良好な光学性能を保つためには、偏芯による光学性能への影響がなるべく小さいことが良い。
条件式(4)の上限を超えるほど第2のフォーカス群LF2中の正レンズと負レンズの屈折力に差があると、正レンズと負レンズの境界において偏芯による収差の変化が大きくなり、製造誤差による光学性能の劣化が大きくなる。条件式(4)の下限を超えるほど正レンズと負レンズの屈折力の差が小さいと、フローティングによる光学性能の改善が少なくなる。条件式(4)は、さらに望ましくは以下の数値範囲にあることが望ましい。
0.01<|1−|Ff2P/Ff2N||<0.25 ・・・(4a)
以上のように各実施例によれば、ズーム比3、Fナンバー2.8程度で、フォーカスによる像面湾曲、特に広角端において像面湾曲の変動を良好に補正し、物体距離全域において良好な光学性能を有するズームレンズが容易に得られる。
次に各実施例のレンズ構成について説明する。図1の実施例1において、L1は負の屈折力の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は負の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力を持つ第5レンズ群、L6は正の屈折力の第6レンズ群である。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側へ、第2レンズ群L2は物体側へ、第3レンズ群L3は開口絞りSP、開放Fno絞りSP2と一体(同一の移動)で物体側に凸状の軌跡で移動する。更に第4レンズ群L4は物体側へ、第5レンズ群L5は物体側へ移動する。第6レンズ群L6はズーミング及びフォーカシングに際して不動である。
第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5によって変倍を行い、変倍によって変動する像面を、第3レンズ群L3の移動によって補正している。実施例1はズーミングに際して5つのレンズ群が移動することで、必要なズーム比を得るとともに、ズーミングに伴う諸収差の変動を軽減している。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際して、第1のフォーカス群LF1としての第5レンズ群L5を像側に移動させている。
さらに、第4レンズ群L4中の一部分のレンズを第1フォーカス群LF1とは別に移動する第2のフォーカス群Lf2として物体側へ移動させている。これによって、フォーカシングによる収差の変動を軽減している。
以上のように、実施例1ではズーミングに際して第1レンズ群L1乃至第5レンズ群L5が移動する。第2のフォーカス群LF2は第4レンズ群L4の一部分よりなり、第1のフォーカス群LF1は第5レンズ群L5よりなっている。また、実施例1は、第1レンズ群に2つの非球面を配している。これにより、広角端における画角周辺のサジタル像面湾曲の改善によって急激な補正不足となるメリディオナル像面の補正及び歪曲の補正を容易にしている。また、実施例1は、第6レンズ群L6に2つの非球面を配している。これにより、広角端において像面湾曲の補正を容易にしている。
図4の実施例2において、L1は負の屈折力の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は負の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群である。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側へ、第2レンズ群L2は物体側へ移動する。第3レンズ群L3は開口絞りSP、開放Fno絞りSP2と一体で物体側に凸状の軌跡で移動する。更に第4レンズ群L4は物体側へ、第5レンズ群L5は物体側へ移動する。
第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5によって変倍を行い、変倍によって変動する像面を、第3レンズ群L3の移動によって補正している。実施例2はズーミングに際して5つのレンズ群が移動することで、必要なズーム比を得るとともに、ズーミングに伴う諸収差の変動を軽減している。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際して第1のフォーカシングレンズ群LF1としての第5レンズ群L5を像側に移動させている。
さらに、第4レンズ群L4中の一部分のレンズを第1のフォーカス群LF1とは別に移動する第2のフォーカス群Lf2として物体側へ移動させている。これによりフォーカシングによる収差の変動を軽減している。
以上のように実施例2ではズーミングに際して第1レンズ群L1乃至第5レンズ群L5が移動する。第2のフォーカス群LF2は第4レンズ群L4の一部分よりなり、第1のフォーカス群LF1は第5レンズ群L5よりなっている。また実施例2は、第1レンズ群に2つの非球面を配している。これにより広角端において画角周辺のサジタル像面湾曲の改善によって急激な補正不足となるメリディオナル像面の補正及び歪曲の補正を容易にしている。
また、実施例2は、第2レンズ群に1つの非球面を配している。これにより、望遠端において球面収差の補正を容易にしている。また、実施例2は、第5レンズ群に2つの非球面を配している。これにより、広角端において像面湾曲の補正を容易にしている。
図7の参考例1において、L1は負の屈折力の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は負の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側へ、第2レンズ群L2は物体側へ、第3レンズ群L3は開口絞りSP、開放Fno絞りSP2と一体で物体側に凸状の軌跡で移動する。更に第4レンズ群L4は物体側へ移動する。
第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第4レンズ群L4によって変倍を行い、変倍によって変動する像面を、第3レンズ群L3の移動によって補正している。参考例1はズーミングに際して4つのレンズ群が移動することで、必要なズーム比を得るとともに、ズーミングに伴う諸収差の変動を軽減している。
無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際して第1のフォーカス群LF1としての第4レンズ群L1の一部分のレンズを像側に移動させている。さらに、第4レンズ群L4中の一部分のレンズを第1のフォーカス群LF1とは別に移動する第2のフォーカス群Lf2として物体側へ移動させることで、フォーカスによる収差の変動を軽減している。
参考例1ではズーミングに際して各レンズ群が移動する。第2のフォーカス群LF2は第4レンズ群L4の一部分のレンズよりなり、第1のフォーカス群LF1は第2のフォーカス群LF2よりも像側の一部のレンズよりなっている。また、参考例1は、第1レンズ群に2つの非球面を配している。これにより広角端において画角周辺のサジタル像面湾曲の改善によって急激な補正不足となるメリディオナル像面の補正、及び歪曲の補正を容易にしている。
また、参考例1は、第2レンズ群に1つの非球面を配している。これにより、望遠端において球面収差の補正を容易にしている。また、参考例1は、第4レンズ群に2つの非球面を配している。これにより、広角端において像面湾曲の補正を容易にしている。
次に実施例1、2、参考例1に示したズームレンズを撮像装置に適用した実施例を図10を用いて説明する。図10は一眼レフカメラの要部概略図である。図10において、10は実施例1、2、参考例1のズームレンズ1を有する撮影レンズである。ズームレンズ1は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体であり、撮影レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮影レンズ10の像形成位置に配置された焦点板4より構成されている。更に焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5、その正立像を観察するための接眼レンズ6などによって構成されている。
7は感光面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等のズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に撮影レンズ10によって像が形成される。
本発明のズームレンズはクイックリターンミラーのない所謂ミラーレスのカメラにも同様に適用することができる。
以下に実施例1、2、参考例1に対応する数値実施例1〜3を示す。各数値実施例においてiは物
体側からの面の順番を示す。数値実施例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ
面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔、ndiとνdi
は各々物体側より順に第i番目のレンズの材料の屈折率とアッベ数である。BFはバック
フォーカスである。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向
を正とし、rを近軸曲率半径、kを円錐定数、各非球面係数をA4、A6、A8、A10
、A12としたとき、
で与えるものとする。各非球面係数における「E±xx」は「×10±xx」を意味している。また前述の条件式(2),(3),(4)と数値実施例の関係を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 263.552 2.08 1.7725 49.6 63.63
2 34.5 16.68 51.55
3 -78.411 2.5 1.804 46.6 51.03
4 -1642.17 0.1 51
5* 147.491 4.18 1.7495 35.3 50.92
6 -486.702 (可変) 50.69
7 -1026.21 3 1.618 63.4 40.4
8 -116.115 0.5 40.62
9 82.197 2 1.84666 23.9 40.73
10 47.711 7.07 1.59282 68.6 39.89
11 -188.861 0.15 39.71
12 57.999 4.44 1.883 40.8 38.33
13 1191.271 (可変) 37.68
14(Fno絞り) ∞ 2.25 25.91
15 -97.536 1.3 1.8061 40.9 25.21
16 56.152 2.87 24.7
17 -94.524 1.3 1.7432 49.3 24.77
18 40.268 4.09 1.84666 23.9 25.48
19 -156.617 1.69 25.66
20(絞り) ∞ (可変) 25.85
21 119.789 1.39 1.80809 22.8 26.14
22 34.608 6.1 1.43875 94.9 25.98
23 -53.323 (可変) 26.26
24 56.617 3.28 1.59282 68.6 26.22
25 -177.495 0.97 25.98
26 57.209 3.07 1.43875 94.9 26.65
27 -450.614 (可変) 26.65
28 -498.043 3.8 1.80518 25.4 26.61
29 -35.865 0.15 26.63
30 -35.888 1.5 1.72047 34.7 26.5
31 30.102 (可変) 26.3
32* 55.891 5.1 1.58313 59.4 36
33* -1801.29 36.22
像面 ∞

非球面データ
第1面
K =0.00E+00 A 4=2.63451E-06 A 6=-1.13606E-09 A 8=1.57408E-13
A10=2.10327E-16 A12=-7.19037E-20
第5面
K =0.00E+00 A 4=-8.16931E-07 A 6=2.32636E-10 A 8=1.72998E-12
A10=-2.09561E-15 A12=5.99777E-19
第32面
K =0.00E+00 A 4=8.24588E-07 A 6=-3.80587E-09 A 8=6.11912E-12
A10=1.37029E-14 A12=-2.07864E-18
第33面
K =0.00E+00 A 4=7.31749E-07 A 6=-6.39483E-09 A 8=2.10283E-12
A10=4.36987E-14 A12=-4.03388E-17

各種データ
ズーム比 2.75

焦点距離 24.69 34.99 67.9
Fナンバー 2.9 2.9 2.9
半画角(度) 41.23 31.73 17.67
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 211.75 196.67 173.34
BF 38.38 38.38 38.38

d6 59.6 35.77 2.17
d13 3.33 7.61 23.14
d20 21.81 16.92 2.74
d23 0.7 0.7 0.7
d27 2.08 2.12 6.38
d31 4.29 13.61 18.26

物体距離至近時
d20 20.938 16.048 1.868
d23 1.572 1.572 1.572
d27 3.469 4.378 13.978
d31 2.903 11.359 10.661

入射瞳位置 34.43 34.01 45.22
射出瞳位置 -65.14 -77.47 -58.93
前側主点位置 53.24 58.44 65.74
後側主点位置 13.68 3.38 -29.53

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -43.3 25.55 2.9 -18.59
2 7 37.94 17.16 5.82 -4.8
3 14 -45.33 13.49 1.86 -8.8
4 21 37.72 15.51 7.29 -3.59
5 28 -43.3 5.45 3.14 0.02
6 32 93.06 5.1 0.1 -3.13


単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -51.59
2 3 -102.49
3 5 151.45
4 7 211.59
5 9 -137.99
6 10 64.97
7 12 68.92
8 15 -44.04
9 17 -37.84
10 18 38.2
11 21 -60.67
12 22 48.87
13 24 72.79
14 26 115.91
15 28 47.82
16 30 -22.51
17 32 93.06
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 638.428 2.08 1.7725 49.6 65.19
2 35.152 16.12 52.72
3 -110.645 2.5 1.804 46.6 52.21
4 569.675 0.1 52.06
5* 149.5 4.73 1.7495 35.3 52.12
6 -367.969 (可変) 51.88
7 1110.9 3 1.618 63.4 40.69
8 -139.527 0.5 40.84
9 79.949 2 1.84666 23.9 40.85
10 45.706 6.94 1.59282 68.6 39.91
11 -281.166 0.15 39.7
12* 54.598 4.44 1.883 40.8 38.44
13 467.363 (可変) 37.77
14(Fno絞り)∞ 2.4 25.83
15 -92.618 1.3 1.8061 40.9 25.12
16 61.026 2.87 24.69
17 -88.584 1.3 1.7432 49.3 24.77
18 34.325 4.49 1.84666 23.9 25.62
19 -140.325 1.29 25.8
20(絞り) ∞ (可変) 25.94
21 107.005 1.39 1.80809 22.8 26.09
22 29.467 6.16 1.43875 94.9 25.85
23 -71.134 (可変) 26.18
24 76.42 3.37 1.59282 68.6 26.41
25 -86.921 0.5 26.31
26 82.433 3 1.43875 94.9 25.56
27 -92.126 (可変) 25.7
28 -133.927 3.15 1.80518 25.4 25.95
29 -35.47 0.15 26.1
30 -36.938 1.5 1.7495 35.3 25.97
31 47.531 4.29 26.4
32* 118.072 2.39 1.7859 44.2 28.3
33* -669.031 (可変) 28.71
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00E+00 A 4= 2.98785E-06 A 6= -1.39501E-09
A 8= 1.78892E-13 A10= 2.08249E-16 A12= -1.05452E-19
第5面
K = 0.00E+00 A 4= -5.75137E-07 A 6= -1.89268E-10
A 8= 2.94024E-12 A10= -3.24708E-15 A12= 1.52626E-18
第12面
K = 0.00E+00 A 4= -1.55150E-08 A 6= -4.11437E-11
A 8= 4.03702E-14 A10= 2.36907E-17 A12= -6.67811E-19
第32面
K = 0.00E+00 A 4= -1.86353E-06 A 6= -1.79792E-08
A 8= 7.18781E-11 A10= -4.43174E-13 A12= 6.90523E-16
第33面
K = 0.00E+00 A 4= -1.62531E-06 A 6= -1.57734E-08
A 8= 4.25444E-11 A10= -2.89266E-13 A12= 3.91402E-16

各種データ
ズーム比 2.75

焦点距離 24.7 34.87 67.9
Fナンバー 2.9 2.9 2.9
画角 41.22 31.82 17.67
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 209.13 192.53 168.6
BF 39.38 50.68 53.89

d6 59.6 34.89 1.44
d13 2.75 6.48 24.32
d20 19.88 15.61 1.33
d23 0.66 0.66 0.66
d27 4.75 2.1 4.86
d33 39.38 50.68 53.89

物体距離至近時
d20 18.968 14.698 0.418
d23 1.569 1.569 1.569
d27 6.131 4.169 12.124
d33 37.999 48.607 46.616

入射瞳位置 33.8 32.93 45.55
射出瞳位置 -59.41 -47.9 -25.32
前側主点位置 52.33 55.46 55.24
後側主点位置 14.68 15.81 -14.02

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -44.44 25.54 1.72 -19.87
2 7 39.18 17.03 5.43 -5.1
3 14 -48.36 13.65 1.68 -9.01
4 21 38.87 15.72 8.73 -2.27
5 28 -91.94 11.49 -1.48 -10.19


単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -48.23
2 3 -115.05
3 5 142.4
4 7 200.76
5 9 -129.51
6 10 66.85
7 12 69.66
8 15 -45.46
9 17 -33.14
10 18 32.96
11 21 -50.73
12 22 48.39
13 24 69.13
14 26 99.68
15 28 59.08
16 30 -27.52
17 32 127.87
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 291.444 2.08 1.7725 49.6 63.9
2 31.991 16.98 51
3 -121.328 2.5 1.804 46.6 50.45
4 343.168 0.1 50.51
5* 139.24 5.02 1.7495 35.3 50.75
6 -445.88 (可変) 50.49
7 1015.43 3 1.618 63.4 41.23
8 -127.839 0.5 41.38
9 78.593 2 1.84666 23.9 41.45
10 44.823 8 1.59282 68.6 40.48
11 -241.531 0.15 40.19
12* 55.226 4.44 1.883 40.8 38.84
13 613.437 (可変) 38.24
14(Fno絞り) ∞ 3.02 26.34
15 -97.447 1.3 1.8061 40.9 25.23
16 52.972 2.87 24.68
17 -89.406 1.3 1.7432 49.3 24.74
18 39.118 5 1.84666 23.9 25.53
19 -122.993 1.06 25.81
20(絞り) ∞ (可変) 25.93
21 108.329 1.39 1.80809 22.8 26.09
22 31.354 5.34 1.43875 94.9 25.85
23 -71.379 (可変) 26.04
24 76.655 3.14 1.59282 68.6 26.16
25 -90.475 0.5 26.05
26 82.589 3 1.43875 94.9 25.82
27 -102.454 2.63 25.94
28 -127.703 2.74 1.80518 25.4 26.03
29 -36.112 0.15 26.13
30 -37.596 1.5 1.7495 35.3 26.01
31 47.648 8.13 26.41
32* 90.394 2.39 1.7859 44.2 30.79
33* -8046.92 (可変) 31.14
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000E+00 A 4= 3.19133E-06 A 6= -1.55329E-09
A 8= -2.72390E-14 A10= 1.88906E-16 A12= -1.13810E-20
第5面
K = 0.00000E+00 A 4= -4.91496E-07 A 6= 7.41072E-11
A 8= 3.74404E-12 A10= -2.48251E-15 A12= 3.09080E-19
第12面
K = 0.00000E+00 A 4= 1.97927E-07 A 6= -4.15353E-10
A 8= 5.63712E-13 A10= -1.05891E-15 A12= -4.18498E-19
第32面
K = 0.00000E+00 A 4= -2.12962E-06 A 6= -1.56417E-09
A 8= -2.16331E-11 A10= -3.11391E-13 A12= 3.24771E-16
第33面
K = 0.00000E+00 A 4= -1.48869E-06 A 6= -8.33440E-09
A 8= 4.28439E-11 A10= -5.86017E-13 A12= 7.40622E-16

各種データ
ズーム比 2.75

焦点距離 24.7 35.75 67.9
Fナンバー 2.9 2.9 2.9
半画角(度) 41.22 31.18 17.67
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 215.39 192.52 172.54
BF 40.3 47.04 55.41

d6 60.11 29.89 1.29
d13 2.38 6.7 23.35
d20 21.87 18.16 1.77
d23 0.48 0.48 0.48
d33 40.3 47.04 55.41

物体距離至近時
d20 20.414 16.704 0.314
d23 1.934 1.934 1.934
d27 3.943 4.956 9.844
d33 38.993 44.718 48.200

入射瞳位置 33.33 32.52 45.33
射出瞳位置 -73.05 -61.36 -28.9
前側主点位置 52.65 56.48 58.54
後側主点位置 15.6 11.29 -12.49

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -42.26 26.69 2.12 -20.34
2 7 37.84 18.09 5.91 -5.37
3 14 -46.53 14.55 2.09 -9.35
4 21 63.42 31.39 7.64 -17.85

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -46.68
2 3 -111.22
3 5 142.09
4 7 183.91
5 9 -126.65
6 10 64.44
7 12 68.48
8 15 -42.41
9 17 -36.46
10 18 35.56
11 21 -55.05
12 22 50.45
13 24 70.49
14 26 104.74
15 28 61.71
16 30 -27.83
17 32 113.76
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群
L6 第6レンズ群 Lf2 第2のフォーカス群
Lf1 第1のフォーカス群 SP 開口絞り
SP2 開放Fno絞り

Claims (8)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように4つ以上のレンズ群が移動し、開口絞りを有するズームレンズであって、
    前記開口絞りの像側に配置された第1のフォーカス群と、前記開口絞りと前記第1のフォーカス群の間に配置された第2のフォーカス群が、フォーカシングに際して互いに異なる軌跡で移動し、
    無限遠から最至近距離へのフォーカシングにおける前記第1のフォーカス群の移動量は、前記第2のフォーカス群の移動量よりも大きく、
    無限遠に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングにおける前記開口絞りから前記第2のフォーカス群の最も物体側のレンズ面までの距離の最大値をDmax、無限遠に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングにおける前記開口絞りから前記第2のフォーカス群の最も物体側のレンズ面までの距離の最小値をDmin、広角端における全系の焦点距離をFw、前記第2のフォーカス群の焦点距離をFf2とするとき、
    1.5<Dmax/Dmin<30.0
    0.01<Fw/Ff2<0.14
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2のフォーカス群は1枚の正レンズと1枚の負レンズより構成され、前記第2のフォーカス群に含まれる正レンズの焦点距離をFf2P、前記第2のフォーカス群に含まれる負レンズの焦点距離をFf2Nとするとき、
    0.01<|1−|Ff2P/Ff2N||<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第2のフォーカス群は、正レンズと負レンズの接合レンズより構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記開口絞りは前記第3レンズ群の像側に配置されており、ズーミングに際して前記第3レンズ群と一体的に移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. ズーミングに際して前記第3レンズ群と一体的に移動する絞りをさらに有し、該絞りの開口径は、ズーミングに際して一定または可変であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動し、前記第2のフォーカス群は前記第4レンズ群の一部のレンズから構成され、前記第1のフォーカス群は前記第5レンズ群から構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成され、ズーミングに際して前記第1レンズ群乃至前記第5レンズ群が移動し、前記第2のフォーカス群は前記第4レンズ群の一部のレンズから構成され、前記第1のフォーカス群は前記第5レンズ群から構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する光電変換素子を有することを特徴とする撮像装置。
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