JP6205655B1 - 改良インテグラルフランジ、それを用いた薄板金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置 - Google Patents

改良インテグラルフランジ、それを用いた薄板金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 改良インテグラルフランジ、それを用いた薄板金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置を提供する。【解決手段】 インテグラルフランジは、客先要求がない限りカップリングを直接取り付けできることと定められ、そのためカップリングを直接取付する部分の情報が客先(装置メーカー)に提示されることは止もう得ない。本発明の改良インテグラルフランジは、たわみ板を連結取付する方式と、フランジを締結取付する方式との2方式について改良できた。特にフランジを締結取付する方式の構成は今まで知られておらず、インテグラルフランジの製作は今までの製作方法とさほど変らず段付穴加工の追加でたわみ板位置が改良され(図3、図4参照)装置主軸の軸受負担が減じられ、よりコンパクトな(82%以上伝達トルクがアップした)カップリング締結が可能である。【選択図】 図1

Description

本発明は、改良インテグラルフランジ、それを用いた薄板金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置に関するものである。
従来のフランジ外側たわみ板フランジと分割スペーサー内側たわみ板フランジとを用いたアダプターハブの板ばね式フレキシブルカップリングは既にある。例えば、特許文献1参照。
従来の主軸組合せたわみ板フランジを用いた板ばね式フレキシブルカップリングは既にある。例えば、特許文献2参照。
特開2014−43940号公報 特開2015−117819号公報
本出願は、特願2012−244307号公報の図5より派生した従来の外フランジよりなるインテグラルフランジの改良に関するものである。本出願の図5、図6は、従来の外フランジよりなるインテグラルフランジを示したもので、インテグラルフランジとしての軸方向基準位置は既にアダプターハブを構成に持たない分主軸軸受位置に近接した位置を占めている。しかし、依然としてたわみ板33の位置がインテグラルフランジFoと位置を同じくする主軸5端面からDoと軸方向に離れており、他形式の板ばね式フレキシブルカップリングであるダイヤフラム式カップリングと比べ、遜色がある。図5で、たわみ板33とインテグラルフランジFoとの間にたわみ板フランジは無く、たわみ板用のボルト34の頭部が近接配置を邪魔しているので、ボルト34の頭部形状、インテグラルフランジFoの詳細構成について見直し検討する。又、伝達トルクアップできないか見直しするが、伝達トルクアップするためたわみ板のボルト本数を増やすと、図6上半分に示すように分割スペーサー側壁のソケット工具装入穴32lの空間が増え(図6は14本ボルトたわみ板適用の場合)装入穴間の余肉部32kが極めて狭くなり、12本ボルト程度以上では補強するか、又は補強が不要な組合せたわみ板フランジの新たな構成を考え出すかのいずれかとなる。
本出願は、特願2014−020946号公報の図2(a)(b)に示された組合せたわみ板フランジを、ISO 10441及びAPI 671に規定されたインテグラルフランジとして活用する方式について見直し改良したものである。既にインテグラルフランジとしての軸方向基準位置は、ハブを構成に持たない分主軸軸受位置に近接した位置を占めており、径方向の正確な位置決めは、たわみ板の外径と内径とを案内として用いる方式が良いのか、見直し検討する。又、連続した円輪形の薄板金属ディスクカップリングの本発明において、組合せたわみ板フランジは、一方のたわみ板フランジをインテグラルフランジとして使用するものであり、慣性モーメントを削減した組合せたわみ板フランジである他に、伝達トルクアップはできないか見直し検討する。
上記段落(0004)(0005)で述べたごとく、インテグラルフランジは形式が異なる2種類があり、駆動側及び被駆動側で互い違いにインテグラルフランジが適用され得るので、いずれの場合についても対応できるよう見直し検討する。
上記段落(0004)〜(0006)の伝達トルクアップの検討は、たわみ板フランジへ締結されたたわみ板用のボルト曲げ強度アップの検討だけでなく、直列配置されたたわみ板の強度アップが両立するように検討する必要がある。
外フランジよりなるインテグラルフランジ適用の場合、間にたわみ板フランジが配置されない構成であればインテグラルフランジとたわみ板との軸方向位置をさらに近接できないか検討されるべきであったが検討されず、又、組合せたわみ板フランジの一方のたわみ板フランジよりなるインテグラルフランジ適用の場合、従来のたわみ板の内外径を案内とした正確な径方向の位置決めは、適切か見直しされるべきであったが見直しされなかった。
機械装置へ組込みされる連続した円輪形の薄板金属ディスクのカップリングは、オーバーハング、振れ回り、ねじり共振等の問題を確実に解決できておらず、機械装置からの振動、騒音等を発生させ得る情況があった。
本発明は、この様な従来の問題を解決しようとするもので、改良インテグラルフランジ、それを用いた薄板金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項1のインテグラルフランジは、
同軸に配置されトルクを伝達する複数の主軸(3)に、前記主軸(3)と同軸に配置されフランジ(21e)に連結する一体に締結された分割スペーサー(22a)及び中間軸(22i)を介して、一体に形成されたインテグラルフランジ(Fn)であって、
前記フランジ(21e)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置されたフランジたわみ板フランジ(21f)と、
前記分割スペーサー(22a)における、前記フランジたわみ板フランジ(21f)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と、
前記フランジたわみ板フランジ(21f)における、径方向外側且つ軸方向外側に軸方向厚さを有するフランジチューブ結合部(21j)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)における、径方向外側且つ軸方向内側に軸方向厚さを有する分割スペーサーチューブ結合部(22g)と、
前記フランジたわみ板フランジ(21f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)を、前記フランジたわみ板フランジ(21f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)の軸方向外側から連結するたわみ板(23n)及び複数のクランプワッシャー(26)と、
前記たわみ板(23n)及び前記複数のクランプワッシャー(26)を前記フランジたわみ板フランジ(21f)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(24)及び複数の回り止めナット(27)と、
前記フランジたわみ板フランジ(21f)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26c)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26d)とを備え、
前記たわみ板(23n)は、軸方向内側へ周方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(26c)及びクランプワッシャー(26d)と、軸方向外側へ周方向に配置された前記複数のクランプワッシャー(26)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
前記クランプワッシャー(26c)は、前記フランジたわみ板フランジ(21f)との間に境界面を設けることなく、前記フランジたわみ板フランジ(21f)と連続して一体に構成され、
前記クランプワッシャー(26d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と連続して一体に構成され、
前記インテグラルフランジ(Fn)は、前記複数のたわみ板用のボルト(24)の頭部を収納する段付穴(21d)を設け、前記フランジチューブ結合部(21j)の径方向外側且つ軸方向外側のフランジ外フランジ(21k)を軸方向外側より締結することを特徴とする。係る構成によれば、たわみ板用のボルト24の頭部はインテグラルフランジFnの段付穴21dへ収納され、たわみ板23nとインテグラルフランジFnとは、軸方向に近付けた配置ができ、オーバーハングによる軸受負担を減じる。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項2のインテグラルフランジは、
同軸に配置されトルクを伝達する複数の主軸(1)に、前記主軸(1)と同軸に配置され一体に締結された分割スペーサー(12a)及び中間軸(12i)を介して、一体に形成されたインテグラルフランジ(Fc)であって、
前記インテグラルフランジ(Fc)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記インテグラルフランジ(Fc)と、
前記分割スペーサー(12a)における、前記インテグラルフランジ(Fc)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と、
前記インテグラルフランジ(Fc)における、径方向内側且つ軸方向外側に一体の前記主軸(1)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)における、径方向外側且つ軸方向内側に配置された分割スペーサーチューブ(12e)と、
前記インテグラルフランジ(Fc)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)を、前記インテグラルフランジ(Fc)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)の軸方向内側から連結するたわみ板(13n)及び複数のクランプワッシャー(16)と、
前記たわみ板(13n)及び前記複数のクランプワッシャー(16)を前記インテグラルフランジ(Fc)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(14)及び複数の座付き回り止めナット(17)と、
前記インテグラルフランジ(Fc)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16c)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16d)とを備え、
前記たわみ板(13n)は、軸方向外側に径方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(16c)及びクランプワッシャー(16d)と、軸方向内側へ周方向に配置された前記複数のクランプワッシャー(16)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
前記クランプワッシャー(16c)は、前記インテグラルフランジ(Fc)との間に境界面を設けることなく、前記インテグラルフランジ(Fc)と連続して一体に構成され、
前記クランプワッシャー(16d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と連続して一体に構成され、
前記インテグラルフランジ(Fc)は、前記たわみ板(13n)と、前記複数のクランプワッシャー(16c)とが連結することを特徴とする。係るたわみ板13n腕の張力を活用する構成によれば、分割スペーサーたわみ板フランジ12bは、嵌合部での組立ガタを排除してインテグラルフランジFcへ正確に径方向位置決めされ、運転中の遠心力による隙間発生はなく、又隙間発生による振れ回り力の発生もない。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項3のインテグラルフランジは、
インテグラルフランジにおいて、駆動側に請求項1記載のインテグラルフランジ(Fn)を備え、被駆動側に請求項2記載のインテグラルフランジ(Fc)を備えた、又は駆動側に請求項2記載のインテグラルフランジ(Fc)を備え、被駆動側に請求項1記載のインテグラルフランジ(Fn)を備えたことを特徴とする。係る構成によれば、装置メーカーによって要求が異なるインテグラルフランジの種類に対し、統一した対処ができるようになった。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項4のインテグラルフランジは、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のインテグラルフランジにおいて、前記座付き回り止めナット(27、17)の座面(27c、17c)と、前記たわみ板用のボルト(24、14)の頭部座面(24c、14c)との間に挟まれる積層間における、前記クランプワッシャー(26c、26d、16c、16d)と、前記たわみ板(23n、13n)とを用いたインテグラルフランジであって、
前記たわみ板用のボルト(24、14)の径をd、前記たわみ板(23n、13n)の厚さをTnとすると、
0.45d≦Tn≦0.56dであるn本ボルト(nはたわみ板のボルト本数であって6、8、10、12、14のいずれか)のたわみ板を用いたことを特徴とする。係る構成によれば、インテグラルフランジに用いられるたわみ板フランジのたわみ板用ボルト穴回りのたわみ板を含む円筒部積層構造は、たわみ板用のボルト曲げ強度、たわみ板の引張り強度が共に強化され、確実な伝達トルクアップができる。
上記課題を解決するためなされた本発明請求項5薄板金属ディスクのカップリングは、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のインテグラルフランジを用いたことを特徴とする。係るインテグラルフランジに連続した円輪形の薄板金属ディスクを用いたカップリングは、オーバーハング、振れ回り、ねじり共振等の問題についてより確実に解決できる。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項6の機械装置は、
請求項5に記載の薄板金属ディスクのカップリングを備えたことを特徴とする。係る薄板金属ディスクのカップリングを備えた機械装置は、機械装置からの振動発生、機械装置からの騒音発生をより確実に回避できる。
本発明請求項1によれば、たわみ板用のボルト24の頭部はインテグラルフランジFnの段付穴21dへ収納され、たわみ板23nはインテグラルフランジFnへ軸方向に近付け配置されるので、オーバーハングによる中間軸部質量の各軸受へのモーメント負荷は大幅に減じられる。又、各たわみ板フランジ外径の屈曲部を持つ構成は従来の伝達トルク重視用途で問題があった分割スペーサーの側壁を廃止させ、クランプワッシャー26c及び26dの一体構成によりたわみ板用ボルトの曲げ強度がアップされ、14本ボルトたわみ板適用までの伝達トルクアップの基礎ができた。
本発明請求項2によれば、周方向互い違い各n/2ヶ所のたわみ板外径及びたわみ板内径を案内径として用いた従来の組立は廃止され、たわみ板の腕の張力を活用した組立により正確な径方向位置決めが行われ且つ維持され、従来の運転中の遠心力によるたわみ板内径と案内径との隙間発生はなくなり、振れ回り力は低減された。クランプワッシャー16c及び16dの一体の構成によりたわみ板用ボルトの曲げ強度がアップされ、14本ボルトたわみ板適用までの伝達トルクアップの基礎ができた。
本発明請求項3によれば、駆動側と被駆動側との異なる種類のインテグラルフランジの互い違い適用は、中央部での統一された中間軸適用が可能となり、従来の各装置メーカーで異なる要求への対処に比べ各段に容易な対処となった。
本発明請求項4によれば、従来の別体クランプワッシャーの構成は改良され一体となり、たわみ板用のボルト穴回りのたわみ板の厚さ増を含む円筒部積層構造は新たな積層構成となり強度アップされ、さらに本発明に伴うたわみ板分担応力についての制約事項なしの効果が加わり、伝達トルクは82%以上アップされる。
本発明請求項5によれば、連続した円輪形の薄板金属ディスクを用いたカップリングは、オーバーハングによる主軸軸受へのモーメント負荷を大幅に減じ、正確な径方向位置決めにより振れ回り力を減じ、ねじり共振回避が確実にできる。
本発明請求項6によれば、連続した円輪形の薄板金属ディスクのカップリングを備えた機械装置は、機械装置から発生する振動、騒音をより確実に回避することができる。
本発明を適用した主軸組合せたわみ板フランジをなす改良インテグラルフランジの断面図である。 図1を全体図と見なしたA矢視の断面図である。 本発明を適用した主軸外フランジよりなる改良インテグラルフランジの断面図である。 図3を全体図と見なしたB矢視の断面図である。 従来の主軸外フランジよりなるインテグラルフランジの断面図である。 図5を全体図と見なしたC矢視の断面図である。
ISO 10441及びAPI 671には、機械用途の動力伝達分野について述べられているが、駆動側が電動機の場合、被駆動側が発電機の場合についても触れている。低サイクルの領域で許容されるピークトルク(peak torque)、低サイクルのさらに低サイクルの領域で許容される瞬時最大許容トルク(momentary torque limit)について上記規格では、伝達トルクはボルトせん断によるべきであって、ボルト軸力による摩擦に依存した(客先承認を受けた場合を除き採用されるべき摩擦係数は、0.15)伝達トルクアップについては認められないとしている。認められているのは、例えばタービン/遠心又はターボ圧縮機の用途のごとく起動トルクが徐々に増える、瞬間的に大きなトルクの発生しない場合等の定格トルク(maximum continuous torque)についてと、限定して容認している。本願発明は、本来の伝達トルクアップであるピークトルクのアップ、瞬時最大許容トルクのアップを含んでいる。他メーカーとの競合上定格トルクは、高い格付け(rating)を採り、対応する。
特願2014−020946号公報の図2(a)に示されたたわみ板案内内径23aと主軸たわみ板フランジの案内内径21gとのハメアイ及びたわみ板案内外径22bと分割スペーサーたわみ板フランジの案内外径22cとのハメアイは廃止する。新たな正確な径方向位置決めは、本発明の図1、図2に示される主軸組合せたわみ板フランジをなす改良インテグラルフランジ10のごとく、インテグラルフランジFc(主軸組合せたわみ板フランジをなす改良インテグラルフランジをインテグラルフランジFcと定義する)のたわみ板用のボルト穴寸法と、ボルト穴PCD位置精度とにより定まる。この方式は、ISO
10441及びAPI 671の組込み空間が制限されることを想定した「指定されない限りカップリングは、アダプターなしで直接インテグラルフランジに組合されること」の規定に合致する。たわみ板13nのボルト穴PCDは、主軸たわみ板フランジ11a及び分割スペーサーたわみ板フランジ12aのたわみ板用ボルト穴PCDよりわずかに小さく設定されている。PCDの差(オフセット)は、たわみ板用のボルトの径dとたわみ板13nのボルト穴径及び径方向組合せたわみ板フランジのボルト穴径との組立ガタを排除するためのものである。最初にたわみ板13nを分割スペーサーたわみ板フランジ12bの5ヶ所のボルト穴12cへたわみ板用のボルト14を用いて組込む時は、たわみ板の腕の伸びは緩やかで組込み容易である。次ぎに分割スペーサーたわみ板フランジ12bへ組込まれたたわみ板13nを主軸たわみ板フランジ11a(インテグラルフランジFc)のボルト穴11cにたわみ板用のボルト14を用いて組込む時は、たわみ板の腕の伸びをより大きくする必要があり、「単体ではボルト穴に緩やかに入った」のがきつい組込みとなる。もし、ボルト14のボルト穴11cへの組込みが困難な場合は、分割スペーサーたわみ板フランジ12bへ組込み済みのたわみ板13n全体をプラス40℃程度暖めたわみ板用ボルト穴PCDを熱膨張させてからボルト14を用いたボルト穴11cへのたわみ板13n組込みを行う。従来のたわみ板内径を案内径とする方式は、たわみ板のボルト穴PCDが拡大された時点でハメアイがスキマバメに移行し、適切でなかった。たわみ板13nのインテグラルフランジFcへの組込みに先立つ分割スペーサーたわみ板フランジへの組込み・仮締結は、カップリングメーカーが工場から出荷する前に行う。本発明のたわみ板の組込み方式は、たわみ板用ボルト軸力による摩擦に依存した伝達トルクアップはしていないたわみ板組込みなので、現地でのカップリング着脱において、「工場出荷前組立時のたわみ板結合部の結合状態を妨げてはならない(ISO 10441及びAPI 671による薄板金属ディスクカップリング等のたわみ板組込み時に行われている摩擦に依存した伝達トルクアップを対象とした注意事項)」には該当しない。正確な径方向位置決め、高速回転での振れ回り防止等を含めインテグラルフランジFcは、カップリングメーカーにより形状・寸法を特定され、必要に応じ装置メーカーに提示される。
本発明の図1は、主軸1と一体に形成されたインテグラルフランジFcより中間軸12iの中央までのカップリング駆動側半分を示したもので、被駆動側半分は同様であり省略した。図1に示されたごとく、クランプワッシャー16cと、クランプワッシャー16dとは、インテグラルフランジFcと、分割スペーサーたわみ板フランジ12bと一体である。一体構成としたことに伴い、たわみ板13nの厚さTnは、今までの厚さより約30%厚くできるので増やしている。本発明のクランプワッシャー16c及び16dとたわみ板13nの構成は、前述のごとく特願2014−020946号公報図2(a)のクランプワッシャー26、たわみ板23の構成とは異なり改良され、伝達トルクアップされる。本発明の伝達トルクアップは、ボルト軸力×摩擦係数によるトルクアップには依存しない、本来のボルト曲げ強度アップ(たわみ板引張り強度アップと両立できる)から成立するものであり、さらにたわみ板分担応力についての制約事項なしの効果を加えることができ、82%以上の伝達トルクアップが可能である。
本出願の図5は、特願2012−244307号公報図5より派生した従来の外フランジよりなるインテグラルフランジ30を示したものであるが、段落(0004)で課題となった伝達トルク重視での側壁32eの強度不足問題は、側壁を廃止して新たな組合せたわみ板フランジの構成を用い、14本ボルトのたわみ板まで適用できるように改められた。
本発明の図3、図4に示された外フランジよりなる改良インテグラルフランジ20は、インテグラルフランジFnと定義する。図5の従来の外フランジよりなるインテグラルフランジ30は、インテグラルフランジFoと定める。インテグラルフランジFnは、インテグラルフランジFoを改良したものである。段落(0004)で述べたように、図5のインテグラルフランジFoとたわみ板33との間にはたわみ板フランジが配置されない構成であったが、主軸5端面からたわみ板の厚さ中心までの距離Doが大きいままで本出願の見直し・改良の切っ掛けとなった。本発明の図3に示すように、たわみ板用のボルト24の頭部形状は短円柱の必要ない側面を削除し、インテグラルフランジFnは収納用の段付穴21dを設けた。干渉を避け収納するための段付穴の径方向位置は、インテグラルフランジFnのボルト28の配置を避けた内径側で、主軸径21bへの移行部分(通常テーパー形状部分)である。本出願の薄板金属ディスクのたわみ板を用いたたわみ板フランジでは今まで用いた収納回避であり、特に支障ない。本発明の主軸端面からたわみ板の厚さ中心までの距離Deは、今までの1/3程度に減じられる。フランジ21eのインテグラルフランジFnへの正確な径方向位置決めは、インテグラルフランジの案内径21cとフランジたわみ板フランジの案内内径21gとの中間バメにより決まり、ボルトの径28dとボルトの穴径28eとによる位置決めは、装置メーカーにより加工されるボルトの穴径28eをスキマバメとし、ダブル位置決めによる干渉を回避する。本発明の改良は代表例を示したもので、この方式のみに限定されるものではない。インテグラルフランジFnは、カップリングメーカーにより形状・寸法を特定され、必要に応じ装置メーカーに提示される。
本発明の図3は、主軸3と一体に形成されたインテグラルフランジFnより中間軸22iの中央までのカップリング駆動側半分を示したもので、被駆動側半分は同様であり省略した。図3に示されたごとくクランプワッシャー26cと、クランプワッシャー26dとは、フランジたわみ板フランジ21fと、分割スペーサーたわみ板フランジ22bと一体になり強化された。前述のごとく従来の分割スペーサー側壁の構成では伝達トルク重視のためたわみ板のボルト本数を増やすと、装入穴間余肉部の強度不足の問題が発生したが、図4下半分に示された新たな周方向組合せたわみ板フランジの構成を用いることにより解消される。又、たわみ板23nの厚さTnは、従来の厚さToより約30%厚くでき強度アップした。本発明のクランプワッシャー26c及び26dとたわみ板23nの構成は、従来の特願2012−244307号公報図5のクランプワッシャー36、たわみ板33の構成とは異なり、伝達トルクアップが果たされる。又、本発明の図3に示されるごとく、たわみ板23nの軸方向位置がインテグラルフランジFnに近付けられたことにより、長尺で中間軸質量が大きい場合、分担中間軸質量は主軸軸受に近付け負荷でき、著しくモーメント負荷は低減される。本発明のインテグラルフランジFnは、たわみ板用のボルト頭部がインテグラルフランジFnと干渉しないように段付穴を採用したが、この例は代表例であり、例えばボルト24頭部とクランプワッシャー26とを一体とする等がさらに別途考えられる。この場合、図1に示されたボルト14頭部とクランプワッシャー16とは、同様に一体とできるので共通部品としても良い。
段落(0024)〜(0027)で述べたように、駆動側及び被駆動側の各装置メーカーは、それぞれの状況に応じインテグラルフランジFc又はインテグラルフランジFnのいずれかを選択する。従って、駆動側と被駆動側とで本発明図1のインテグラルフランジFcと本発明図3のインテグラルフランジFnとを互い違いに用いる、又は逆の互い違いに用いることができ、統一した対処が可能である。インテグラルフランジFcとインテグラルフランジFnとの互い違い適用であっても、中間軸なしの主軸端間を接近させた最短分割スペーサー同士締結は可能である。図1、図3を参照。
次ぎに動作について説明する。図1に示された例えば増速機主軸1が駆動され一体に形成されたインテグラルフランジFc、インテグラルフランジのボルト穴11c(含むクランプワッシャー16c)へ伝達され、次ぎに座付回り止めナット17、たわみ板のボルト14、クランプワッシャー16を介してたわみ板13nのn/2ヶ所のボルト穴へ伝達される。次ぎにn/2ヶ所のたわみ板の引張り側腕を介して残りn/2ヶ所のボルト穴へ伝達され、クランプワッシャー16、たわみ板用のボルト14、座付回り止めナット17を介して分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴12c(含むクランプワッシャー16d)へ伝達される。次ぎに分割スペーサーたわみ板フランジ12b、分割スペーサーチューブ12e、分割スペーサー外フランジ12f及び中間軸外フランジ12jへ複数のボルト18と回り止めナット19とを用い伝達される。中間軸チューブ12k以降は同様であり省略する。
図3に示された例えば蒸気タービン主軸3が駆動され一体に形成されたインテグラルフランジFnへ伝達され、インテグラルフランジFn及びフランジ外フランジ21kへ複数のボルト28と回り止めナット29とを用い伝達され、次ぎにフランジチューブ21i、フランジチューブ結合部21j、フランジたわみ板フランジ21f、フランジたわみ板フランジのボルト穴21h(含むクランプワッシャー26c)へ伝達され、次ぎに座付き回り止めナット27、たわみ板用のボルト24、クランプワッシャー26を介してたわみ板23nのn/2ヶ所のボルト穴へ伝達される。次ぎにn/2ヶ所のたわみ板引張り側腕を介して残りn/2ヶ所のボルト穴に伝達され、クランプワッシャー26、たわみ板用のボルト24、座付回り止めナット27を介して分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴22c(含むクランプワッシャー26d)へ伝達される。次ぎに分割スペーサーたわみ板フランジ22b、分割スペーサーチューブ結合部22g、分割スペーサーチューブ22f、分割スペーサー外フランジ22h及び中間軸外フランジ22jへ複数のボルト28と回り止めナット29とを用い伝達される。中間軸チューブ22k以降は同様であり省略する。
本発明が、ISO 10441及びAPI 671に記述されている指針を遵守したどの種類のカップリングに関するものなのか、述べる。本発明に関係するカップリングは、大きく板ばね式フレキシブル(metallic flexible element)カップリングに分類される。板ばね式フレキシブルカップリングにはいくつかのものがあるが、主なものは薄板金属ディスク(thin metallic discs)カップリング、ダイアフラム(diaphragms)カップリング等があり、本発明は、連続した円輪形の薄板金属ディスクのカップリングに関するものである。
又、ISO 10441及びAPI 671にはインテグラルフランジについての規定があり、本発明の改良インテグラルフランジは、伝達トルクアップされたカップリングを軸方向から直接締結又は直接連結できるが、以下の点に配慮すべきである。初めから伝達トルクアップを主体として進めるのであれば、装置メーカー殿はインテグラルフランジFnを第一に採用するのが良い。インテグラルフランジFcを採用する場合装置メーカー殿は、クランプワッシャーがたわみ板フランジと一体の素材を入手でき、機械加工できることが前提となるので、準備に相当期間が必要である。
なお、本発明のインテグラルフランジFn及びインテグラルフランジFc、それを用いた薄板金属ディスクのカップリングを、板ばね式フレキシブルカップリング以外の分野に用いることを妨げるものではない。
上述の発明は、改良インテグラルフランジ、それを用いた薄板金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置を提供可能である。
1 主軸
3 主軸
5 従来の主軸
10 主軸組合せたわみ板フランジをなす改良インテグラルフランジ
Fc インテグラルフランジ(組合せたわみ板フランジの客先製作側)
11a 主軸たわみ板フランジ(インテグラルフランジFcに同義)
11b 主軸径
11c インテグラルフランジのボルト穴
12a 分割スペーサー
12b 分割スペーサーたわみ板フランジ
12c 分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴
12e 分割スペーサーチューブ
12f 分割スペーサー外フランジ
12i 中間軸
12j 中間軸外フランジ
12k 中間軸チューブ
De 主軸端面からたわみ板の厚さ中心までの距離
d たわみ板用のボルトの径
Jn たわみ板を含む連結部金物
Tn たわみ板の厚さ
13n たわみ板
14 たわみ板用のボルト(六角穴付段付ボルト)
14c たわみ板用のボルトの頭部座面
16 たわみ板用のボルト14と頭部座面14cで接するクランプワッシャー
16c クランプワッシャー(インテグラルフランジと一体)
16d クランプワッシャー(分割スペーサーたわみ板フランジと一体)
17 座付回り止めナット(又は座金+回り止めナット)
17c 座付回り止めナットの座面
18 ボルト(六角穴付ボルト)
19 回り止めナット
20 主軸外フランジよりなる改良インテグラルフランジ
Fn インテグラルフランジ
21b 主軸径
21c インテグラルフランジの案内径
21d インテグラルフランジの段付穴
21e フランジ
21f フランジたわみ板フランジ
21g フランジたわみ板フランジの案内内径
21h フランジたわみ板フランジのボルト穴
21i フランジチューブ
21j フランジチューブ結合部
21k フランジ外フランジ
22a 分割スペーサー
22b 分割スペーサーたわみ板フランジ
22c 分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴
22f 分割スペーサーチューブ
22g 分割スペーサーチューブ結合部
22h 分割スペーサー外フランジ
22i 中間軸
22j 中間軸外フランジ
22k 中間軸チューブ
De 主軸端面からたわみ板の厚さ中心までの距離
d たわみ板用のボルトの径
Jn たわみ板を含む連結部金物
Tn たわみ板の厚さ
23n たわみ板
24 たわみ板用のボルト(六角穴付段付ボルト)
24c たわみ板用のボルトの頭部(凸形状)座面
26 たわみ板用のボルト24と頭部座面24cで接するクランプワッシャー
26c クランプワッシャー(フランジたわみ板フランジと一体)
26d クランプワッシャー(分割スペーサーたわみ板フランジと一体)
27 座付回り止めナット(又は座金+回り止めナット)
27c 座付回り止めナットの座面
28 ボルト(六角穴付ボルト)
28d ボルトの径
28e ボルトの穴径
29 回り止めナット
30 従来の主軸外フランジよりなるインテグラルフランジ
Fo 従来のインテグラルフランジ
31b 主軸径
32a 従来のフランジ
32b フランジ外フランジ
32c フランジチューブ
32d フランジ外側たわみ板フランジ
34a フランジ外側たわみ板フランジのボルト穴
32e 分割スペーサー側壁
32g 従来の分割スペーサー
32h 分割スペーサー内側たわみ板フランジ
34b 分割スペーサー内側たわみ板フランジのボルト穴
32i 分割スペーサーチューブ
32j 分割スペーサー外フランジ
32k ソケット工具装入穴間の余肉部
32l 分割スペーサー側壁のソケット工具装入穴
32m 中間軸
32n 中間軸外フランジ
32o 中間軸チューブ
Do 従来の主軸端面からたわみ板の厚さ中心までの距離
d たわみ板用のボルトの径
J 従来のたわみ板を含む連結部金物
To 従来のたわみ板の厚さ
33 従来のたわみ板
34 たわみ板用ボルト(六角穴付段付ボルト)
36 クランプワッシャー
37 座付回り止めナット(又は座金+回り止めナット)
38 ボルト(六角穴付ボルト又は六角ボルト)
39 回り止めナット

Claims (7)

  1. 同軸に配置されトルクを伝達する複数の主軸(3)に、前記主軸(3)と同軸に配置されフランジ(21e)に連結する一体に締結された分割スペーサー(22a)及び中間軸(22i)を介して、一体に形成されたインテグラルフランジ(Fn)であって、
    前記フランジ(21e)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置されたフランジたわみ板フランジ(21f)と、
    前記分割スペーサー(22a)における、前記フランジたわみ板フランジ(21f)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と、
    前記フランジたわみ板フランジ(21f)における、径方向外側且つ軸方向外側に軸方向厚さを有するフランジチューブ結合部(21j)と、
    前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)における、径方向外側且つ軸方向内側に軸方向厚さを有する分割スペーサーチューブ結合部(22g)と、
    前記フランジたわみ板フランジ(21f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)を、前記フランジたわみ板フランジ(21f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)の軸方向外側から連結するたわみ板(23n)及び複数のクランプワッシャー(26)と、
    前記たわみ板(23n)及び前記複数のクランプワッシャー(26)を前記フランジたわみ板フランジ(21f)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(24)及び複数の座付き回り止めナット(27)と、
    前記フランジたわみ板フランジ(21f)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26c)と、
    前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26d)とを備え、
    前記たわみ板(23n)は、軸方向内側へ周方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(26c)及びクランプワッシャー(26d)と、軸方向外側へ周方向に配置された前記複数のクランプワッシャー(26)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
    前記クランプワッシャー(26c)は、前記フランジたわみ板フランジ(21f)との間に境界面を設けることなく、前記フランジたわみ板フランジ(21f)と連続して一体に構成され、
    前記クランプワッシャー(26d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と連続して一体に構成され、
    前記インテグラルフランジ(Fn)は、前記複数のたわみ板用のボルト(24)の頭部を収納する段付穴(21d)を設け、前記フランジチューブ結合部(21j)の径方向外側且つ軸方向外側のフランジ外フランジ(21k)を軸方向外側より締結することを特徴とするインテグラルフランジ。
  2. 同軸に配置されトルクを伝達する複数の主軸(1)に、前記主軸(1)と同軸に配置され一体に締結された分割スペーサー(12a)及び中間軸(12i)を介して、一体に形成されたインテグラルフランジ(Fc)であって、
    前記インテグラルフランジ(Fc)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記インテグラルフランジ(Fc)と、
    前記分割スペーサー(12a)における、前記インテグラルフランジ(Fc)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と、
    前記インテグラルフランジ(Fc)における、径方向内側且つ軸方向外側に一体の前記主軸(1)と、
    前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)における、径方向外側且つ軸方向内側に配置された分割スペーサーチューブ(12e)と、
    前記インテグラルフランジ(Fc)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)を、前記インテグラルフランジ(Fc)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)の軸方向内側から連結するたわみ板(13n)及び複数のクランプワッシャー(16)と、
    前記たわみ板(13n)及び前記複数のクランプワッシャー(16)を前記インテグラルフランジ(Fc)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(14)及び複数の座付き回り止めナット(17)と、
    前記インテグラルフランジ(Fc)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16c)と、
    前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16d)とを備え、
    前記たわみ板(13n)は、軸方向外側に径方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(16c)及びクランプワッシャー(16d)と、軸方向内側へ周方向に配置された前記複数のクランプワッシャー(16)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
    前記クランプワッシャー(16c)は、前記インテグラルフランジ(Fc)との間に境界面を設けることなく、前記インテグラルフランジ(Fc)と連続して一体に構成され、
    前記クランプワッシャー(16d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と連続して一体に構成され、
    前記インテグラルフランジ(Fc)は、前記たわみ板(13n)と、前記複数のクランプワッシャー(16c)とが連結することを特徴とするインテグラルフランジ。
  3. インテグラルフランジにおいて、駆動側に請求項1記載のインテグラルフランジを備え、被駆動側に請求項2記載のインテグラルフランジを備えた、又は駆動側に請求項2記載のインテグラルフランジを備え、被駆動側に請求項1記載のインテグラルフランジを備えたことを特徴とするインテグラルフランジ。
  4. 請求項1又は請求項3に記載のインテグラルフランジにおいて、前記座付き回り止めナット(27)の座面(27c)と、前記たわみ板用のボルト(24)の頭部座面(24c)との間に挟まれる積層間における、前記クランプワッシャー(26c、26d)と、前記たわみ板(23n)とを用いたインテグラルフランジであって、
    前記たわみ板用のボルト(24)の径をd、前記たわみ板(23n)の厚さをTnとすると、
    0.45d≦Tn≦0.56dであるn本ボルト(nはたわみ板のボルト本数であって6、8、10、12、14のいずれか)のたわみ板を用いたことを特徴とするインテグラルフランジ。
  5. 請求項2又は請求項3に記載のインテグラルフランジにおいて、前記座付き回り止めナット(17)の座面(17c)と、前記たわみ板用のボルト(14)の頭部座面(14c)との間に挟まれる積層間における、前記主クランプワッシャー(16c、16d)と、前記たわみ板(13n)とを用いたインテグラルフランジであって、
    前記たわみ板用のボルト(14)の径をd、前記たわみ板(13n)の厚さをTnとすると、
    0.45d≦Tn≦0.56dであるn本ボルト(nはたわみ板のボルト本数であって6、8、10、12、14のいずれか)のたわみ板を用いたことを特徴とするインテグラルフランジ。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のインテグラルフランジを用いたことを特徴とする薄板金属ディスクのカップリング。
  7. 請求項に記載の薄板金属ディスクのカップリングを備えたことを特徴とする機械装置。
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