JP6204473B2 - 部品廃棄箱および部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品廃棄箱および部品実装装置に関する。
部品廃棄箱および部品実装装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図2,3に示されているように、部品実装装置は、その部品装着機において廃棄される回路部品を種類毎に分別して収容する部品収容装置160(部品廃棄箱)が設置されている。部品収容装置160は、概して幅が一定で長手形状を成す収容容器164(箱本体)と、その長手方向に沿って設けられた複数の収容室162とを備えている。上記長手方向が複数の部品フィーダ120の並ぶ方向に平行となる状態でかつ部品フィーダ120に近接して部品収容装置160が配設されている。各収容室162は対応する部品フィーダ120の各々の幅方向の寸法に対応する大きさとされている。位置決め溝170および位置決め突条等の位置決め係合部や、位置決め部材によって、仕切板166(仕切部材)および小容器を収容容器に対して位置決めすることにより、複数の収容室162が設けられている。
特開2004−214447号公報
上述した特許文献1に記載されている部品廃棄箱においては、仕切板が段階的に位置決めされるため、すなわち収容室(開口)の大きさが段階的にしか変更することができないため、収容室のなかには収容すべき部品の大きさや収容容量に対して必要以上に大きくなるものもあり、部品廃棄箱内のスペースを効率よく使用することができなかった。また、収容室の設計について自由度が低下するという問題もあった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、部品廃棄箱および部品実装装置において、収容室の設計の自由度を向上させるとともに収容室ひいては部品廃棄箱のスペースを効率よく使用することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る部品廃棄箱は、複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装する部品実装装置に備えられ、部品実装装置において廃棄される部品を収容する部品廃棄箱であって、部品廃棄箱は、箱状に形成され、部品実装装置に設けられた部品移載装置によって保持された部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための開口を有する箱本体と、箱本体を廃棄部品の廃棄区分にそれぞれ対応する複数の収容室に仕切り、かつ取付位置が連続的に可変である複数の仕切部材と、を有し、各仕切部材は、部品実装装置に設けられた撮像装置によって撮像可能なマークがそれぞれ設けられ、撮像装置によってそれぞれ撮像された各マークによって各仕切部材の位置を認識して、各仕切部材が予め決められた取付位置に位置決めされていることを確認する仕切部材位置確認部をさらに備えたことを特徴とする。
これによれば、部品廃棄箱のスペースを効率よく使用することができる。
本発明の一実施形態による部品実装装置を示す平面図である。 図1に示す部品廃棄箱を示す平面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 図1に示す部品実装装置を示す機能ブロック図である。 本発明の部品廃棄箱における仕切部材の取付位置決定方法を示すフローチャートである。 部品リストを示す図である。 収容室の運用例を示した部品廃棄箱を示す平面図である。上段は収容室が4つの場合、中段は収容室が3つの場合、下段は収容室が1つの場合を示す。 本発明の部品廃棄箱における仕切部材の位置確認方法を示すフローチャートである。 廃棄部品の収容室への廃棄方法を示すフローチャートである。 図1に示す部品廃棄箱の変形例を示す平面図である。 図10の11−11線に沿った断面図である。 部品廃棄箱の収容室に収容する中箱および中敷を示す斜視図である。 図12に示す中敷を展開した場合の平面図である。
以下、本発明による部品廃棄箱および部品実装装置の一実施形態について説明する。図1は、部品実装装置を示す平面図である。
この部品実装装置10は、複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装するものである。部品実装装置10は、ダブルトラックコンベア方式のものであり、部品実装装置10の基台11上には第1および第2基板S1,S2を図においてX軸右方向に搬送する基板搬送装置12が設けられている。
基板搬送装置12は、基台11上に互いに平行に設けられた第1および第2の基板搬送レーン13,14よりなる。第1および第2の基板搬送レーン13,14は、第1および第2基板S1,S2を搬送方向(X軸方向)に沿ってそれぞれ搬送する。
第1および第2の基板搬送レーン13,14はX軸方向に互いに平行に延びる各1対の第1および第2ガイドレール13a,14aをそれぞれ備えており、その側方には各1対のエンドレスのコンベアベルト(図示省略)が互いに平行に設けられている。各第1および第2基板S1,S2は各コンベアベルトの上側の張り部上に支持され、各ガイドレール13a,14aにより案内されてX軸右向きに搬送される。なお、各コンベアベルトおよび各ガイドレール13a,14aは、搬送方向と直交する水平方向(Y軸方向)に位置調節可能であり、これにより異なる幅の第1および第2基板S1,S2に対応できるようになっている。
基板搬送装置12には、所定の実装位置まで搬送されてきた基板S1を、多数のバックアップピンを介して押し上げて位置決め支持するバックアップ装置15が設けられている。図1では第1の基板搬送レーン13のバックアップ装置15だけが表示され、第2の基板搬送レーン14のバックアップ装置は表示されていない。
部品実装装置10には、基板搬送装置12を間に挟んで両側に第1および第2の部品供給装置20a,20bが設けられている。各部品供給装置20a,20bは、部品実装装置10の基台11上に固定された部品供給ステージ21と、その上側に第1および第2基板S1,S2の搬送方向に沿って密着して並設された細長い多数のスロット22と、各スロット22に離脱可能にセットされる幅の狭いカセット式フィーダ23(部品供給ユニット)よりなるものである。
各カセット式フィーダ23は、本体23aと、本体23aに取り付けられるテープよりなるもので、基板搬送装置12側となる本体23aの先端部には部品取出部23cが設けられている。供給リール23bには電子部品が所定ピッチで封入された細長いテープ(図示省略)が巻回支持され、このテープはスプロケット(図示省略)により所定ピッチで部品取出部23cに送り込まれ、部品取出部23cでは封入状態が解除されて電子部品は取り出し可能となっている。なお部品供給ユニットはこのようなカセット式のものに限らず、多数の電子部品をトレイ上に並べたトレイ式のものでもよく、その場合はスロット22もそれに応じた構造のものとする。
基板搬送装置12の上方(図において紙面と直交方向上方側)には、各カセット式フィーダ23の部品取出部23cから電子部品を採取して第1および第2基板S1,S2の所定の実装位置にそれぞれ実装する部品移載装置30が設けられている。
部品移載装置30は、XYロボットタイプのものであり、基板搬送装置12および第1および第2の部品供給装置20a,20bの上方に基台11に相対移動可能に配設されている。部品移載装置30は、Y軸モータ(図示省略)によりY軸方向に沿って移動されるY軸スライダ31と、このY軸スライダ31に相対移動可能に支持され、X軸モータ(図示省略)によりX軸方向に沿って移動されるX軸スライダ32と、を備えている。
X軸スライダ32には、装着ヘッド33が設けられている。装着ヘッド33は、Z軸モータ(図示省略)によりZ軸方向(X軸方向およびY軸方向に直交する方向)に沿って移動されるヘッド本体34と、ヘッド本体34に支持されて吸着ノズル36を保持するノズル保持部35と、ノズル保持部35から下方に突出して設けられて下端に電子部品を吸着保持する細い円筒状の吸着ノズル36と、を備えている。
この部品移載装置30は、装着ヘッド33の下端の吸着ノズル36によりカセット式フィーダ23の部品取出部23cから電子部品を吸着採取して上昇させ、Y軸スライダ31およびX軸スライダ32によりY軸方向およびX軸方向に移動し、所定の位置において下降して第1および第2基板S1,S2上に電子部品を実装する。
本実施形態においては、装着ヘッド33は、1個の吸着ノズル36を備えて電子部品を1個ずつ実装するものであるが、複数の吸着ノズル36を備えて複数の電子部品をそれぞれのカセット式フィーダ23から吸着してまとめて実装するものでもよい。
部品移載装置30は、第1基板S1(または第2基板S2)に設けられた基準マーク(図示省略)を上方から撮像して認識する基板用撮像装置37を備えている。この基板用撮像装置37は、後述する箱本体41および仕切部材42にそれぞれ設けられている各マークMa,Mbも撮像する。
第1部品用撮像装置16aは、第1の基板搬送レーン13と第1の部品供給装置20aとの間に設けられている。第1部品用撮像装置16aは、装着ヘッド33に設けられた吸着ノズル36に吸着された電子部品の吸着状態を下方から撮像して認識する。第2部品用撮像装置16bは、第2の基板搬送レーン14と第2の部品供給装置20bとの間に設けられている。第2部品用撮像装置16bは、吸着ノズル36に吸着された電子部品の吸着状態を下方から撮像して認識する。
部品実装装置10は、部品実装装置10において廃棄される部品を収容する部品廃棄箱40を備えている。部品廃棄箱40は、第1部品用撮像装置16aの隣に基台11に着脱可能に設けられている。この部品廃棄箱40は、図2,3に示すように、箱本体41、仕切部材42および駆動装置43を備えている。部品廃棄箱40は、第2部品用撮像装置16bの隣にも設けられている。
箱本体41は、箱状(例えば直方体状)に形成された容器(筐体)であり、底板41a、底板41aの前後端からそれぞれ立設された前後板41b,41c、および底板41aの左右端からそれぞれ立設された左右板41d,41eから構成されている。箱本体41は、部品移載装置30の吸着ノズル36によって保持された部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための上部に向けて開口された開口41fを有する。さらに、底板41aには、複数のガイド溝41a1が形成されている。箱本体41は、箱状であれば、形状は直方体状でもよく、円筒状でもよい。
仕切部材42は、箱本体41を、廃棄部品の廃棄区分(後述する)にそれぞれ対応する複数の収容室44に仕切り、かつ取付位置が連続的に可変である複数の仕切部材である。本実施形態では、仕切部材42は、板状で方形状に形成された仕切板である。収容室44は、廃棄部品の再利用の有無、廃棄部品にて溶剤の付着の有無、基板S1(またはS2)に実装する部品種毎の部品の使用数、および部品種毎の部品の廃棄率のうち少なくとも一つに基づいて決定された廃棄区分および大きさに設定される。収容室44の数は、仕切部材42の数に1を加算した値となる。本実施形態の図2,3では、仕切部材42は2つであるため、収容室44は最大で3つである。
箱本体41の左右板41d,41eの上面には、基板用撮像装置37によって撮像可能なマークMaがそれぞれ設けられている。各仕切部材42の上面には、基板用撮像装置37によって撮像可能なマークMbがそれぞれ設けられている。各マークMa,Mbは、仕切部材42の移動方向に沿って延在する一直線上に位置するように設けるのが好ましい。基板用撮像装置37が左端(または右端)から右方向(左方向)に一回走査するだけで、箱本体41の左右板41d,41eおよび各仕切部材42の座標を短時間かつ確実に認識することができる。
駆動装置43は、複数の仕切部材42を移動させる駆動装置である。各仕切部材42は、駆動装置43によって所望の取付位置に移動されて位置決めされる。駆動装置43は、各仕切部材42をそれぞれ独立に移動させる各仕切部材駆動装置を備えている。本実施形態では、それぞれ第1および第2仕切部材駆動装置43a,43bは、第1および第2仕切部材42a,42bをそれぞれ移動させる。
具体的には、第1仕切部材駆動装置43aは、第1スライダ43a1、第1送りネジ43a2、第1モータ43a3、および第1カバー43a4を備えている。第1スライダ43a1は、第1送りネジ43a2にねじ係合している。第1スライダ43a1の上面には、第1仕切部材42aの下端部を支持する支持部43a1aが形成されている。第1仕切部材42aの下端部は、支持部43a1aに挟持されている。支持部43a1aは、底板41aに形成されているガイド溝41a1によってガイド(案内)されている。さらに、第1スライダ43a1は、第1カバー43a4によってもガイドされている。
第1送りネジ43a2の両端部は、第1カバー43a4の両端に軸回りに回転可能に軸架されている。第1送りネジ43a2の一端(右端)は、第1モータ43a3の出力軸(図示省略)に回転連結されている。よって、第1モータ43a3が駆動され、第1送りネジ43a2が軸回りに回転されると、第1スライダ43a1は第1カバー43a4の長手方向(第1送りネジ43a2の軸方向)に沿ってガイドされながら往復動される。
なお、第1モータ43a3は、第1カバー43a4に取り付けられている。また、第1カバー43a4は、細長い箱状に形成されかつ上部に開口を有する。開口は、底板41aのガイド溝41a1と同一の形状および大きさであり、ガイド溝41a1に合わせて取り付けられている。すなわち、第1カバー43a4はガイド溝41a1を下方から覆っている。第1カバー43a4は、箱本体41に取付固定してもよいし、着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
第2仕切部材駆動装置43bは、第1仕切部材駆動装置43aと同様に、第2スライダ43b1(第1スライダ43a1と同様に構成されている)、第2送りネジ43b2(第1送りネジ43a2と同様に構成されている)、第2モータ43b3(第1モータ43a3と同様に構成されている)、および第2カバー43b4(第1カバー43a4と同様に構成されている)を備えている。
制御装置50には、図4に示すように、入力装置51、部品用撮像装置16a,16b、基板用撮像装置37、記憶装置52、基板搬送装置12、バックアップ装置15、部品供給装置20a,20b、部品移載装置30、駆動装置43および出力装置53が接続されている。入力装置51は、部品実装装置10の運転を開始させる開始スイッチ、停止させる停止スイッチなどを備えている。記憶装置52は、部品実装装置10全体を制御するシステムプログラム、そのシステムプログラム上で装置の各要素をそれぞれ個別に制御する制御プログラム、部品リストなどを記憶するものである。出力装置53は、部品実装装置10の状態情報、警告、作業者への指示、部品廃棄箱40の仕切部材42の取付位置などを表示するものである。なお、出力装置53は、操作モニタでもよい。
次に、上述した部品供給装置の作動について説明する。最初に、収容室44の廃棄区分および大きさの決定方法(本発明の仕切部材取付位置の決定方法の一実施例)について図5−7を参照して説明する。
この決定方法は、各収容室44が、廃棄部品の再利用の有無、廃棄部品の溶剤の付着の有無、基板S1(またはS2)に実装する部品種毎の部品の使用数、および部品種毎の部品の廃棄率のうち少なくとも一つに基づいて決定された廃棄区分および大きさに設定されるように、各仕切部材42の取付位置を決定するもの(取付位置決定工程)である。
具体的には、制御装置50は、ステップS102(廃棄区分決定工程)において、部品実装装置10における所定実装期間の生産で使用する部品リストに掲載されている、廃棄部品の再利用の有無、および廃棄部品の溶剤の付着の有無のうち少なくとも一つに基づいて各収容室44の廃棄区分を決定する。部品リストは、記憶装置52から読み出してもよく、ホストコンピュータ(図示省略)から取得するようにしてもよい。
部品リストは、図6に示すように、基板一枚あたりの部品種、基板1枚当たりに使用する使用個数、部品の寸法(サイズ)、廃棄率、部品を再利用するか否かを示す再利用の有無、および部品に溶剤が付着しているか否かを示す溶剤付着の有無が掲載されている。部品を再利用するか否かは、部品の値段、部品が損傷している場合に修理して再使用できるか否かなどの観点から判断している。部品に溶剤が付着しているか否かは、電子部品の端子をフラックス等に浸すオプション動作の設定が「有」になっている電子部品の実装の有無などの観点から判断している。溶剤は、半田クリームやフラックスがある。
なお、廃棄区分および収容室44の大きさを設定する際に参照される各種データは、実績データと、設定データに分類される。例えば、廃棄率は、実際に生産中に廃棄された電子部品の廃棄数に基づいて算出される、生産実績情報の1つである。したがって、実際に生産しないと取得できない実績データに分類される。また、再利用の有無、基板1枚に実装される電子部品種毎の使用数、溶剤付着の有無は、実際に生産が行われていなくても取得できる設定データに分類される。
例えば、部品種P1の場合、使用個数はN1個であり、寸法(幅×奥行き×高さ(mm))はW1×D1×H1であり、廃棄率(小数)はa1であり、再利用の有無は「有」であり、溶剤付着の有無は「無」である。また、再利用の有無が「有」の部品種はP1およびP3であり、溶剤付着の有無が「有」の部品種はP2およびP3である。なお、図6に示す部品リストは第1基板S1のものである。
本実施形態では、部品実装装置10における所定実装期間は、第1基板S1を所定の生産枚数だけ生産するのにかかる期間である。所定実装期間としては、作業者の勤務時間(作業者の交代間隔)でもよく、段取替えと段取替えとの間でもよい。所定実装期間において実装される基板種は、1つのときもあれば、複数のときもある。
制御装置50は、再利用の有無のみが「有」である部品種がある場合には、再利用区分を設け、溶剤付着の有無のみが「有」である部品種がある場合には、溶剤付着区分を設け、再利用の有無および溶剤付着の有無の両方が「有」である部品種がある場合には、再利用・溶剤付着区分を設け、再利用の有無および溶剤付着の有無の両方が「無」である部品種がある場合には、通常廃棄区分を設けるように決定する。決定された廃棄区分は、部品種と関連付けて記憶装置52に記憶してもよいし、部品リストに関連付けて記憶してもよい。
なお、再利用・溶剤付着区分は、溶剤が付着していなければ「再利用区分」に、溶着が付着していれば「溶剤付着区分」に決定して廃棄すればよいため、必須ではなく、適宜設定することができる。
本実施形態においては、制御装置50は、再利用区分、溶剤付着区分、再利用・溶剤付着区分および通常廃棄区分の4つの廃棄区分に決定する。再利用区分は、部品を廃棄(通常廃棄)せずに再利用するための区分である。溶剤付着区分は、部品に溶剤が付着しているので廃棄する際に注意(例えばそのままでは通常廃棄できないので、何らかの処理後に通常廃棄するなど)が必要な区分である。再利用・溶剤付着区分は、部品に溶剤が付着しているので再利用する際に注意(例えばそのままでは再利用できないので、何らかの処理後に再利用するなど)が必要な区分である。通常廃棄区分は、そのまま廃棄する区分である。なお、廃棄区分は、少なくとも通常廃棄区分を1つ含んで構成されるのが好ましい。また、廃棄部品の再利用および廃棄部品の溶剤の付着以外の他の条件で区分するようにしてもよい。
制御装置50は、ステップS104(総部品種導出工程)において、部品実装装置10における所定実装期間の生産で使用する部品リストから総部品種ならびに部品種毎の個数(使用個数)および寸法を導出する。
制御装置50は、ステップS106(廃棄個数導出工程)において、ステップS104(総部品種導出工程)によって導出された部品種毎の個数と、部品種の廃棄率とから所定実装期間内の廃棄区分毎の廃棄個数を導出する。このとき、制御装置50は、所定実装期間内の基板生産枚数を生産計画から取得する。そして、制御装置50は、上述のように決定された廃棄区分に割り振られた部品種毎に廃棄個数をそれぞれ導出し、その算出された各部品種の廃棄個数を加算して当該廃棄区分の廃棄個数を導出する。
すなわち、再利用区分の場合には、再利用の有無のみが「有」である部品種について、使用個数に廃棄率を乗算しその値に所定実装期間内の基板生産枚数を乗算した値が部品種毎の廃棄個数となる。例えば、部品種P1の場合、廃棄個数はN1×a1×基板生産枚数で算出される。再利用区分に振り分けられた全ての部品種の廃棄個数の総和が、再利用区分の廃棄個数となる。他の廃棄区分の廃棄個数も、再利用区分と同様に導出する。
制御装置50は、ステップS108(収容室容積決定工程)において、ステップS106(廃棄個数導出工程)によって導出された廃棄区分毎の廃棄個数と、ステップS104(総部品種導出工程)によって導出された部品種毎の寸法とに基づいて、各廃棄区分に対応する収容室44に必要な容積をそれぞれ決定する。すなわち、制御装置50は、部品種の部品寸法から部品の容積を算出し、その算出した容積に先にステップS106にて導出された部品種毎の廃棄個数を乗算することで、その部品種を収容するのに必要な容積を導出する。例えば部品種P1の場合、部品容積はW1×D1×H1であるので、必要な容積は(W1×D1×H1)×(N1×a1×基板生産枚数)で算出される。そして、制御装置50は、廃棄区分に対応する部品種の必要な容積の総和を廃棄区分の必要容積として導出する。同様に全ての廃棄区分の必要な容積を導出する。なお、部品リストにおいて、寸法は容積に置き換えることができる。また、廃棄区分の必要容積は、マージン分を確保するための係数を乗算するようにしてもよい。
すなわち、収容室44の大きさ(必要な容積)は、少なくとも部品大きさ(寸法)に基づいて決定される。各廃棄区分に廃棄される電子部品の大きさ(寸法)の比率に基づいて、収容室44の大きさ(各廃棄区分の収容室44の大きさ(寸法)の比率)を決定することもできる。
制御装置50は、ステップS110(取付位置導出)において、仕切部材42の取付位置を導出する。まず、制御装置50は、収容室44に廃棄区分を割り当てる。例えば、制御装置50は、廃棄区分の廃棄個数に基づいて割り当てる。廃棄個数の多い廃棄区分が部品用撮像装置16a(または16b)に近くなるように収容室を割り当てるのが好ましい。すなわち、廃棄個数の多い廃棄区分ほど、部品用撮像装置16aの近くの収容室44に割り当てられるのが好ましい。これによれば、部品を廃棄するタスクをより減少することができ、生産全体の時間を短縮することができる。
本実施形態では、図7の上段の図に示すように、仕切部材42が3つ(第1〜第3仕切部材42a〜42c)の場合で、収容室43が4つ(第1〜第4収容室44a〜44d)の場合について説明する。第1収容室44aは、左板41dと第1仕切部材42aとの間に形成され、第2収容室44bは、第1仕切部材42aと第2仕切部材42bとの間に形成され、第3収容室44cは、第2仕切部材42bと第3仕切部材42cとの間に形成され、第4収容室44dは、第3仕切部材42cと右板41eとの間に形成されている。
第1〜第4収容室44a〜44dは、この順に部品用撮像装置16aに近くなるように設定されている。本実施形態では通常廃棄区分の廃棄個数が一番多く、再利用区分、溶剤付着区分、再利用・溶剤付着区分の順に少なくなっているとする。そうすると、制御装置50は、第1〜第4収容室44a〜44dをそれぞれ再利用・溶剤付着区分、溶剤付着区分、再利用区分、通常廃棄区分に割り当てる。換言すると、廃棄区分と収容室とが関連付けられる。このように関連付けられた廃棄区分と収容室との関係を、記憶装置52に記憶するのが好ましい。
そして制御装置50は、第1〜第4収容室44a〜44dの各容積が割り当てられた廃棄区分の必要容積となるように、第1〜第3仕切部材42a〜42cの取付位置を導出する。各収容室44内の奥行き(図7にて上下方向)および高さ(図3にて上下方向)は同一であるので、各収容室44の容積と廃棄区分の必要容積とが同一となるように、各収容室44内の幅(図7にて左右方向)を導出し、その幅を実現する仕切部材42の位置が導出するべき取付位置となる。図7の上段に示す各仕切部材42a〜42cの位置が、各仕切部材42a〜42cの取付位置である。
また、図7の中段には、廃棄区分が3つ(例えば通常廃棄区分、再利用区分、溶剤付着区分)である場合を例示する。この場合、第1仕切部材42aが左板41dに当接して位置決めされ、第1収容室44aは形成されないで、第2〜第4収容室44b〜44dが形成されている。第2〜第4収容室44b〜44dがそれぞれ溶剤付着区分、再利用区分、通常廃棄区分に割り当てられる。
さらに、図7の下段には、廃棄区分が1つ(例えば通常廃棄区分)である場合を例示する。この場合、第1〜第3仕切部材42a〜42cが順に左板41dに当接して位置決めされ、第1〜第3収容室44a〜44cは形成されないで、第4収容室44dのみが形成されている。第4収容室44dが通常廃棄区分に割り当てられる。
制御装置50は、ステップS110の処理後、駆動装置43を駆動して各仕切部材42を決定された各取付位置まで移動して位置決めする。
また、各仕切部材42を手動にて移動させる場合には、制御装置50は、各仕切部材42の取付位置(X軸座標)を出力装置53に出力する。作業者は手動で仕切部材42を出力装置53に出力されている取付位置に移動させる。
次に、仕切部材42の位置(収容室44の大きさ)の確認方法について図8を参照して説明する。制御装置50は、ステップS202において、基板用撮像装置37により撮像された各マークMbによって第1〜第3仕切部材42a〜42cの現在位置を取得する。そして、制御装置50は、ステップS204において、取得した第1〜第3仕切部材42a〜42cの現在位置が、先に決定された第1〜第3仕切部材42a〜42cの取付位置と一致するかを確認する。このように、制御装置50は、基板用撮像装置37によってそれぞれ撮像された各マークMbによって各仕切部材42の位置を認識して、各仕切部材42が予め決められた取付位置に位置決めされていることを確認する(仕切部材位置確認部)。
そして、取得した第1〜第3仕切部材42a〜42cの現在位置が、先に決定された第1〜第3仕切部材42a〜42cの取付位置と一致しない場合には、制御装置50は、ステップS206において、駆動装置43を駆動して取付位置にない仕切部材42を取付位置に移動して修正する。
また、各仕切部材42を手動にて移動させる場合には、制御装置50は、出力装置53により警告を行うとともに、仕切部材42の移動を作業者に促す。例えば、出力装置53に移動方向と移動量を出力する。作業者は手動で仕切部材42を出力装置53に出力されている取付位置に移動させる。
さらに、廃棄部品の収容室への廃棄について図9を参照して説明する。制御装置50は、ステップS302において、各仕切部材42の現在位置を認識することによって各収容室44の位置(大きさ、範囲)を認識する(収容室位置認識部)。例えば、制御装置50は、基板用撮像装置37によってそれぞれ撮像された各マークMa,Mbによって各仕切部材42の現在位置を認識する。なお、駆動装置43のモータ43a3,43b3の位置(回転)センサから現在位置を認識するようにしてもよい。
制御装置50は、ステップS304において、部品移載装置30によって保持されている廃棄部品の廃棄区分を特定する(区分特定部)。例えば、制御装置50は、保持している廃棄部品の部品種と廃棄区分とが関連付けされているデータ(例えば上述したステップS102にて記憶装置52に記憶された部品種と廃棄区分との関連付けデータ)に基づいて特定するのが好ましい。
制御装置50は、ステップS306において、ステップS304(区分特定部)によって特定された廃棄部品の廃棄区分と、ステップS302(収容室位置認識部)によって認識された収容室44とを関連付ける(関連付け部)。例えば、制御装置50は、廃棄区分と収容室44とが関連付けされているデータ(例えば上述したステップS110にて記憶装置52に記憶された廃棄区分と収容室との関連付けデータ)に基づいて関連付けするのが好ましい。
そして制御装置50は、部品移載装置30によって保持されている廃棄部品をステップS306(関連付け部)によって関連付けられた廃棄区分に対応する収容室44まで移動させてその収容室44に投入する(部品投入部)。
上述した実施形態に係る部品廃棄箱40は、複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装する部品実装装置10に備えられ、部品実装装置10において廃棄される部品を収容する部品廃棄箱40であって、部品廃棄箱40は、箱状に形成され、部品実装装置10に設けられた部品移載装置30によって保持された部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための開口41fを有する箱本体41と、箱本体41を廃棄部品の廃棄区分にそれぞれ対応する複数の収容室44に仕切り、かつ取付位置が連続的に可変である複数の仕切部材42と、を有することを特徴とする。
これによれば、各収容室44の大きさを規定する仕切部材42は所望の取付位置に位置決めできるため、収容室44の設計の自由度を向上させるとともに収容室44ひいては部品廃棄箱40のスペースを効率よく使用することができる。
また上述した部品廃棄箱40において、複数の仕切部材42を移動させる駆動装置43をさらに備え、仕切部材42は、駆動装置43によって取付位置に移動されて位置決めされる。
これによれば、収容室44の大きさを自動で設定することができ、作業者の手間をできるだけ抑制するとともに、仕切部材42を適切に取付位置に移動させて位置決めすることができる。
また上述した部品廃棄箱40において、各仕切部材42は、部品実装装置10に設けられた基板用撮像装置37(撮像装置)によって撮像可能なマークMbがそれぞれ設けられ、基板用撮像装置37によってそれぞれ撮像された各マークMbによって各仕切部材42の位置を認識して、各仕切部材42が予め決められた取付位置に位置決めされていることを確認する(制御装置50、ステップS202,204(仕切部材位置確認部))。
これによれば、ステップS202,204(仕切部材位置確認部)によって、各仕切部材42が作業者の手動で、または自動で移動された後に、各仕切部材42が所定の取付位置に位置決めされているか否かを確実に確認することができる。
また上述した部品廃棄箱40において、各仕切部材42の現在位置を認識することによって各収容室44の位置を認識するステップS302(収容室位置認識部)と、部品移載装置30によって保持されている廃棄部品の廃棄区分を特定するステップS304(区分特定部)と、ステップS304(区分特定部)によって特定された廃棄部品の廃棄区分とステップS302(収容室位置認識部)によって認識された収容室44とを関連付けるステップS306(関連付け部)と、部品移載装置30によって保持されている廃棄部品をステップS306(関連付け部)によって関連付けられた廃棄区分に対応する収容室44まで移動させて収容室44に投入するステップS308(部品投入部)と、を備えている。
これによれば、ステップS308(部品投入部)が、部品移載装置30によって保持された廃棄部品をステップS306(関連付け部)によって関連付けられた廃棄区分に対応する収容室44まで移動させて収容室44に投入するため、廃棄部品を廃棄区分に対応する収容室44に確実に投入することができる。
また上述した部品実装装置10は、上述した部品廃棄箱40を備えている。これによれば、部品実装装置10は、上述した部品廃棄箱40に係る作用効果を得ることができる。
また上述した部品廃棄箱40における仕切部材の取付位置決定方法の発明は、複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装する部品実装装置10に備えられ、部品実装装置10において廃棄される部品を収容する部品廃棄箱40であって、部品廃棄箱40は、箱状に形成され、部品実装装置10に設けられた部品移載装置30によって保持された部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための開口41fを有する箱本体41と、箱本体41を廃棄部品の廃棄区分にそれぞれ対応する複数の収容室44に仕切る複数の仕切部材42と、を有する部品廃棄箱の仕切部材の取付位置を決定する仕切部材の取付位置決定方法であって、各収容室44が、廃棄部品の再利用の有無、廃棄部品にて溶剤の付着の有無、基板に実装する部品種毎の部品の使用数、および部品種毎の部品の廃棄率のうち少なくとも一つに基づいて決定された廃棄区分および大きさに設定されるように、各仕切部材42の取付位置を決定する取付位置決定工程(ステップS102〜110)を有することを特徴とする。
これによれば、各仕切部材42で仕切られる各収容室44は、廃棄部品の再利用の有無、廃棄部品にて溶剤の付着の有無、基板に実装する部品種毎の部品の使用数、および部品種毎の部品の廃棄率のうち少なくとも一つに基づいて決定された廃棄区分および大きさに設定される。よって、収容室44の大きさを廃棄区分に対応した適切な大きさに設定することができるため、収容室44ひいては部品廃棄箱40のスペースを高効率かつ有効に使用することができる。
また上述した部品廃棄箱における仕切部材の取付位置決定方法において、取付位置決定工程は、部品実装装置10における所定実装期間の生産で使用する部品リストから総部品種ならびに部品種毎の個数および寸法を導出する総部品種導出工程(ステップS104)と、総部品種導出工程(ステップS104)によって導出された部品種毎の個数と、部品種の廃棄率とから所定実装期間内の廃棄区分毎の廃棄個数を導出する廃棄個数導出工程(ステップS106)と、廃棄個数導出工程(ステップS106)によって導出された廃棄区分毎の廃棄個数と、総部品種導出工程(ステップS104)によって導出された部品種毎の寸法とに基づいて、各廃棄区分に対応する収容室に必要な容積をそれぞれ決定する収容室容積決定工程(ステップS108)と、を有する。
これによれば、収容室44の大きさを廃棄区分に対応した大きさをより正確に導出することができるため、収容室44ひいては部品廃棄箱40のスペースを一層高効率かつ有効に使用することができる。
なお、上述した実施形態において、仕切部材42を駆動させる駆動装置43を設けたが、駆動装置43を設けないで、かつ仕切部材42が自立するように下部にフランジを設けるようにしてもよい。この場合仕切部材42は、作業者により手動にて移動される。また、自立する仕切部材42を採用し、これを駆動装置43に代えて部品移載装置30に設けたチャックで保持して移動するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、部品廃棄箱40の箱本体41を収縮自在な材料(例えばゴム材)で形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、Y軸方向に延在する仕切部材42のみを配設したが、これに加えてX軸方向に延在する仕切部材45を配設するようにしてもよい。具体的には、図10,11に示すように、仕切部材45は、仕切部材42間または仕切部材42と箱本体の左右板41d,41eとの間にそれぞれ配設され、幅方向に収縮自在に構成されている。本実施形態においては、仕切部材45は3つ(45a,45b,45c)設けられている。
仕切部材45aは、図11に示すように、仕切部材42aと同一高さの左右フレーム45a1,45a2と、下端が左フレーム45a1の下端に回動可能に取り付けられるとともに上端が右フレーム45a2に沿って摺動可能に取り付けられている第1リンク45a3と、下端が右フレーム45a2の下端に回動可能に取り付けられかつ上端が左フレーム45a1に沿って摺動可能に取り付けられるとともに長手方向中央にて第1リンク45a3と回動可能に支承されている第2リンク45a4と、を備えている。
第1リンク45a3または第2リンク45a4は、解除可能な位置決め機構(例えばラッチ機構)が設けられており、幅方向に位置決めされた左右フレーム45a1,45a2は解除されるまで、その位置が維持される。左右フレーム45a1,45a2の移動は手動でもよいし、駆動装置によってもよい。
仕切部材45aの側面は、伸縮自在な部材例えば板状のゴム部材で覆われている。左右フレーム45a1,45a2の各上端には、マークMbと同様なマークMcが設けられている。他の仕切部材45b、45cも同様に構成されている。
また、上述した各部品廃棄箱において、図12に示すように、各収容室44に中敷61を敷いた中箱62を設けるようにしてもよい。中箱62は収容室44の各サイズに対応する各種サイズを用意するのが好ましい。中箱62の底部はくりぬかれているが、中敷61が下に落ちないようにフランジ部61aが設けられている。中敷61は、平面状に展開可能に形成されている。具体的には中敷61は、図13に示すようにほぼ十(プラス)字状に形成されている。この中敷61も各サイズの中箱62と対応するように各種サイズを用意するのが好ましい。
これによれば、部品廃棄箱40の中が汚れるのを防止することができ、かつ、中敷62は洗浄し易い。また、中箱62の底がくりぬかれているため、中敷61を下から押し出すことで容易に中箱62から外すことができる。
また、この中敷61と中箱62のセットに代えて、例えばシリコン、ゴムなどの柔らかい部材で有底箱状に形成されたリバーシブルな中箱を用意してもよい。
10…部品実装装置、40…部品廃棄箱、41…箱本体、42,42a〜42c,45,45a〜45c…仕切部材、43,43a,43b…駆動装置、44,44a〜44c…収容室、50…制御装置。

Claims (6)

  1. 複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装する部品実装装置に備えられ、前記部品実装装置において廃棄される前記部品を収容する部品廃棄箱であって、
    前記部品廃棄箱は、
    箱状に形成され、前記部品実装装置に設けられた部品移載装置によって保持された前記部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための開口を有する箱本体と、
    前記箱本体を前記廃棄部品の廃棄区分にそれぞれ対応する複数の収容室に仕切り、かつ取付位置が連続的に可変である複数の仕切部材と、
    を有し、
    前記各仕切部材は、前記部品実装装置に設けられた撮像装置によって撮像可能なマークがそれぞれ設けられ、
    前記撮像装置によってそれぞれ撮像された前記各マークによって前記各仕切部材の位置を認識して、前記各仕切部材が予め決められた前記取付位置に位置決めされていることを確認する仕切部材位置確認部をさらに備えたことを特徴とする部品廃棄箱。
  2. 複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装する部品実装装置に備えられ、前記部品実装装置において廃棄される前記部品を収容する部品廃棄箱であって、
    前記部品廃棄箱は、
    箱状に形成され、前記部品実装装置に設けられた部品移載装置によって保持された前記部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための開口を有する箱本体と、
    前記箱本体を前記廃棄部品の廃棄区分にそれぞれ対応する複数の収容室に仕切り、かつ取付位置が連続的に可変である複数の仕切部材と、
    を有し、
    前記各仕切部材の現在位置を認識することによって前記各収容室の位置を認識する収容室位置認識部と、
    前記部品移載装置によって保持されている前記廃棄部品の廃棄区分を特定する区分特定部と、
    前記区分特定部によって特定された前記廃棄部品の廃棄区分と前記収容室位置認識部によって認識された前記収容室とを関連付ける関連付け部と、
    前記部品移載装置によって保持されている前記廃棄部品を前記関連付け部によって関連付けられた前記廃棄区分に対応する収容室まで移動させて前記収容室に投入する部品投入部と、を備えたことを特徴とする部品廃棄箱。
  3. 複数種の部品を少なくとも一種類の基板に実装する部品実装装置に備えられ、前記部品実装装置において廃棄される前記部品を収容する部品廃棄箱であって、
    前記部品廃棄箱は、
    箱状に形成され、前記部品実装装置に設けられた部品移載装置によって保持された前記部品のうち廃棄される廃棄部品を投入するための開口を有する箱本体と、
    前記箱本体を前記廃棄部品の廃棄区分にそれぞれ対応する複数の収容室に仕切り、かつ取付位置が連続的に可変である複数の仕切部材と、
    を有し、
    前記各収容室が、前記廃棄部品の再利用の有無、前記廃棄部品にて溶剤の付着の有無、前記基板に実装する部品種毎の部品の使用数、および前記部品種毎の部品の廃棄率のうち少なくとも一つに基づいて決定された前記廃棄区分および大きさに設定されるように、前記各仕切部材の前記取付位置を決定する取付位置決定さらに有することを特徴とする部品廃棄箱。
  4. 前記取付位置決定は、
    前記部品実装装置における所定実装期間の生産で使用する部品リストから総部品種ならびに前記部品種毎の個数および寸法を導出する総部品種導出と、
    前記総部品種導出によって導出された部品種毎の個数と、前記部品種の廃棄率とから前記所定実装期間内の前記廃棄区分毎の廃棄個数を導出する廃棄個数導出と、
    前記廃棄個数導出によって導出された前記廃棄区分毎の廃棄個数と、前記総部品種導出によって導出された前記部品種毎の寸法とに基づいて、前記各廃棄区分に対応する前記収容室に必要な容積をそれぞれ決定する収容室容積決定と、
    を有することを特徴とする請求項3記載の部品廃棄箱
  5. 前記複数の仕切部材を移動させる駆動装置をさらに備え、
    前記仕切部材は、前記駆動装置によって前記取付位置に移動されて位置決めされることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の部品廃棄箱。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の部品廃棄箱を備えたことを特徴とする部品実装装置。
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