JP6577475B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装装置に関する。
従来より、基板に電子部品を実装する部品実装装置において、テープ上に並べられた電子部品をノズルで吸着したあと、そのノズルを基板上へ移動し、その基板の所定位置でノズルの吸着を解除してその部品を実装するものが知られている。こうした部品実装装置において、ノズルで吸着する前の電子部品の上面を撮像するものも知られている。例えば、特許文献1には、ダイオードやコンデンサ等の極性を有する電子部品の上面に極性の方向(例えばプラス)を示すマークを付しておき、ノズルで吸着する前にその電子部品の上面を撮像し、撮像された画像のマークの位置からその電子部品の極性方向を検出するものが開示されている。こうすることにより、電子部品がテープ上に誤った極性方向でセットされていたとしても、実装不良などの不具合を防ぐことができるとしている。
特開2004−356604号公報
ところで、特許文献1では、電子部品の上面を撮像した画像からマークを認識することができなかった場合には、その電子部品は実装されないので、テープ上にその電子部品を放置したままテープを送り出し、次の電子部品の上面を撮像することが考えられる。
しかしながら、このようにマークを認識できなかった電子部品をテープ上に残しておくと、最終的にはそのテープが廃棄される際にそのテープに電子部品が混じっているため分別する必要が生じたり、そのテープをカッターで切断する際にカッターの刃が電子部品によって破損する原因になったりするという問題があった。
本発明は、上記課題を解決し、テープ上に特定部分を正しく認識できなかった部品があったとしてもその部品の存在によって不具合が発生することのないようにすることを主目的とする。
本発明の部品実装装置は、
部品が収容されたテープを供給する部品供給手段と、
前記テープに収容された部品の上面を撮像する上面撮像手段と、
前記テープに収容された部品を吸着可能な部品吸着手段と、
前記部品吸着手段を移動させる移動手段と、
前記部品が実装される基板を保持する基板保持手段と、
前記上面撮像手段によって撮像された画像に基づいて前記部品の上面の特定部分を正しく認識できたか否かを判定し、判定結果に基づいて前記部品吸着手段及び前記移動手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記特定部分を正しく認識できた良好部品については前記部品吸着手段に吸着させて前記基板保持手段に保持された前記基板上の所定位置に搬送させたあと吸着を解除して該良好部品を前記基板上へ実装し、前記特定部分を正しく認識できなかった不良部品については前記部品吸着手段に前記不良部品を吸着させて所定の廃棄場所に搬送させたあと吸着を解除して該不良部品を前記廃棄場所へ廃棄するよう制御する
ものである。
この部品実装装置は、上面撮像手段によって撮像された画像に基づいてテープに収容された部品の上面の特定部分を正しく認識できたか否かを判定し、その判定結果に基づいて部品吸着手段及び移動手段を制御する。具体的には、部品実装装置は、特定部分を正しく認識できた良好部品については、部品吸着手段に吸着させて基板保持手段に保持された基板上の所定位置に搬送させたあと吸着を解除して該良好部品を基板上へ実装するよう制御する。一方、部品実装装置は、特定部分を正しく認識できなかった不良部品については、部品吸着手段に不良部品を吸着させて廃棄場所に搬送したあと吸着を解除して該不良部品を廃棄場所へ廃棄するよう制御する。このように、特定部分を正しく認識できない不良部品がテープに収容されていたとしても、その不良部品をテープからピックアップして廃棄場所に廃棄するため、テープには不良部品が残らない。したがって、テープに不良部品が残っている場合に発生する不具合(例えばテープと部品との分別作業が必要になるとかテープをカッターで切断する際にカッターの刃が部品によって破損する等の不具合)を防止することができる。
本発明の部品実装装置において、前記部品吸着手段は、複数の部品を吸着可能であり、前記制御手段は、前記部品吸着手段に吸着された複数の部品の中に前記不良部品が含まれる場合には、前記不良部品を前記廃棄場所へ廃棄するよう制御した後、前記不良部品以外の部品を前記基板保持手段に保持された前記基板上へ実装するよう制御してもよい。こうすれば、不良部品以外の部品の搬送速度が高速、不良部品の搬送速度が低速に設定されている場合であっても、不良部品を先に廃棄場所へ廃棄するため、不良部品以外の部品を基板へ実装する際にはその部品に設定された高速を採用することができる。こうした本発明の部品実装装置において、前記廃棄場所は、前記部品供給手段と前記基板保持手段との間に設けられていてもよい。こうすれば、不良部品以外の部品を基板へ実装する途中で不良部品を廃棄することができるため、効率よく不良部品を廃棄することができる。
本発明の部品実装装置は、前記部品吸着手段に吸着された前記部品の下面を撮像する下面撮像手段を備えていてもよく、前記制御手段は、前記特定部分を正しく認識できた良好部品については前記部品吸着手段に吸着させたあと前記下面撮像手段による撮像処理を実施し、前記特定部分を正しく認識できなかった不良部品については前記部品吸着手段に吸着させたあと前記下面撮像手段による撮像処理を実施しないようにしてもよい。こうすれば、廃棄場所へ廃棄する不良部品については下面を撮像する処理を実施しても意味がないため、その処理を実施しないようにすることで部品実装に要する時間を短縮することができる。
実装システム10の説明図。 実装ヘッド24の説明図。 リール57の説明図。 発光部付き部品660の説明図。 部品実装処理ルーチンのフローチャート。 マークカメラ34が発光部付き部品660を撮像する様子を示す説明図。 別の部品実装処理ルーチンのフローチャート。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は実装システム10の説明図、図2は実装ヘッド24の説明図、図3はリール57の説明図、図4は発光部付き部品660の説明図である。本実施形態の実装システム10は、部品を基板12に実装処理する部品実装装置11と、実装処理に関する情報の管理、設定を行う管理コンピュータ80とを備えている。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1に示した通りとする。また、実装処理とは、部品を基板上に載置、配置、装着、挿入、接合又は接着する処理などを含む。
部品実装装置11は、図1に示すように、基板12を搬送する搬送部18と、部品を採取して基板12に配置する実装処理を行う採取部21と、採取部21に配設されたマークカメラ34と、多数のリール57を保持するリールユニット56と、リールユニット56と基板12との間に配設されたパーツカメラ54と、不良部品を廃棄する廃棄ボックス68と、採取部21やマークカメラ34など装置全体を制御する制御装置70とを備えている。
搬送部18は、図1の前後に間隔を開けて設けられ左右方向に延びる支持板20,20と、両支持板20,20の互いに対向する面に設けられたコンベアベルト22,22とを備えている。コンベアベルト22,22は、支持板20,20の左右に設けられた駆動輪及び従動輪に無端状となるように架け渡されている。基板12は、一対のコンベアベルト22,22の上面に乗せられて左から右へと搬送される。この基板12は、多数立設された支持ピン23によってその裏面側から支持される。そのため、搬送部18は、基板12を保持する役割も果たす。
採取部21は、実装ヘッド24、X軸スライダ26、Y軸スライダ30などを備えている。実装ヘッド24は、X軸スライダ26の前面に取り付けられている。X軸スライダ26は、前後方向にスライド可能なY軸スライダ30の前面に、左右方向にスライド可能となるように取り付けられている。Y軸スライダ30は、前後方向に延びる左右一対のガイドレール32,32にスライド可能に取り付けられている。なお、ガイドレール32,32は、部品実装装置11の内部に固定されている。Y軸スライダ30の前面には、左右方向に延びる上下一対のガイドレール28,28が設けられ、このガイドレール28,28にX軸スライダ26が左右方向にスライド可能に取り付けられている。実装ヘッド24は、X軸スライダ26が左右方向に移動するのに伴って左右方向に移動し、Y軸スライダ30が前後方向に移動するのに伴って前後方向に移動する。なお、各スライダ26,30は、それぞれ図示しない駆動モータにより駆動される。
実装ヘッド24は、図2に示すように、部品を吸着して採取するノズル40と、ノズル40を1以上装着、取り外し可能なノズル保持体42と、を備えている。本実施形態では、ノズル保持体42は、12個のノズルホルダを備えており、12本のノズル40を装着可能である。ノズル保持体42は、回転可能な状態で実装ヘッド24に保持される。ノズル40は、圧力を利用して、ノズル先端に部品を吸着したり、ノズル先端に吸着している部品を放したりするものである。このノズル40は、Z軸モータ45を駆動源とするホルダ昇降装置によってX軸およびY軸方向と直交するZ軸方向(上下方向)に昇降される。
マークカメラ34は、基板12を上方から撮像する装置であり、X軸スライダ26の下面に配設されている。マークカメラ34は、下方が撮像領域であり、基板12に付された基準マークを撮像し、その画像を制御装置70へ出力する。基準マークは、基板12の位置を把握したり基板12上での部品の位置を把握したりするのに利用される。マークカメラ34はまた、後述するテープ60に収容された部品66(図3参照)の上面を撮像し、その画像を制御装置70へ出力する。このマークカメラ34は、実装ヘッド24の移動に伴ってX−Y方向へ移動する。
リールユニット56は、リール57とフィーダ58とを保持している。リール57は、部品実装装置11の前側に着脱可能に複数取り付けられている。リール57には、図3に示すように、凹状の収容部62に部品66を収容したテープ60が巻き付けられている。テープ60の上面は、収容部62から部品66が落ちないようにフィルム64で覆われている。このフィルム64は、ノズル40によって部品66がピックアップされる所定の採取位置に来る手前でテープ60から剥離されるようになっている。また、テープ60は、長手方向に沿って多数のスプロケット穴67を有している。フィーダ58は、リール57ごとに設けられている。このフィーダ58は、回転駆動可能なスプロケット(図示せず)を備えている。スプロケットの歯がテープ60のスプロケット穴67に噛み合いながらスプロケットが回転すると、テープ60はリール57から巻きほどかれる方向へ送り出される。テープ60の収容部62に収容された部品66は、順次、フィーダ58によって所定の採取位置に送り出される。テープ60は、採取位置より後方の切断位置にて所定長さごとにカッター(図示せず)で切断される。
複数のリール57の少なくとも1つには、図4に示すように、発光部付き部品660を収容したテープ60が巻き付けられている。発光部付き部品660は、発光部である矩形のLED660aを上面の予め定められた位置に有している。発光部付き部品660の上面のうちノズル40によって吸着される所定の吸着位置660bは、LED660aの中心位置660cを基準として設定される。本実施形態では、所定の吸着位置660bは、LED660aの中心位置660cからX方向にX1、Y方向にY1だけずれた位置として設定される。発光部付き部品660は、LED660aが基板12上の予め定められた位置に配置されるように、基板12上に実装される。
パーツカメラ54は、搬送部18の前側の支持板20の前方に配置されている。このパーツカメラ54の撮像範囲は、パーツカメラ54の上方である。パーツカメラ54は、部品を吸着したノズル40がパーツカメラ54の上方を通過する際、ノズル40に吸着された部品の状態を下方から撮像し、その画像を制御装置70へ出力する。
廃棄ボックス68は、不良部品を廃棄するためのボックスであり、基板12を保持する搬送部18リール57を保持するリールユニット56との間に設けられている。
制御装置70は、図1に示すように、CPU71を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM72、作業領域として用いられるRAM73、各種データを記憶するHDD74、外部装置と電気信号のやり取りを行うための入出力インタフェース75などを備えており、これらはバス76を介して接続されている。この制御装置70は、搬送部18、採取部21、マークカメラ34、パーツカメラ54及びリールユニット56などと双方向通信可能に接続されており、マークカメラ34やパーツカメラ54からの画像信号を入力する。
管理コンピュータ80は、部品実装処理に関する情報を管理するPCであり、マウスやキーボードなどの入力デバイス87や、ディスプレイ88などを備えている。管理コンピュータ80の図示しないHDDには、生産ジョブデータが記憶されている。生産ジョブデータには、複数の部品をどの順番でどの基板のどの位置に実装していくかといった情報や、そのように部品を実装した基板を何枚作製するかといった情報などが含まれている。
次に、こうして構成された本実施形態の実装システム10の動作について説明する。制御装置70のCPU71は、生産ジョブデータにしたがって、リールユニット56によって供給される複数の部品をピックアップして順次基板12上に実装していく。具体的には、1番目に実装する部品が収容されたテープからその部品をピックアップし、基板12上の第1所定位置に実装する。続いて、2番目に実装する部品が収容されたテープからその部品をピックアップし、基板12上の第2所定位置に実装する。こうした作業を、最後の部品の実装が終わるまで繰り返す。なお、本実施形態では、実装ヘッド24は12本のノズル40を備えているため、12個の部品を各ノズル40に吸着したあと基板12上へ移動して12個の部品をそれぞれ基板12上へ実装する、という動作を繰り返す。また、CPU71は、マークカメラ34から出力された基板12の基板マークの画像に基づいてその基板マークの座標を特定することにより、基板12が実際に保持されている位置を認識する。
以下には、実装ヘッド24の12本のノズル40を利用して基板12上に部品実装を行う部品実装処理ルーチンについて、図5のフローチャートを用いて詳しく説明する。このルーチンを実行するためのプログラムは、部品実装装置11のHDD74に記憶されている。なお、基板12上に載置する部品の総数が12個を超える場合には、この部品実装処理ルーチンを繰り返し実行する。
このルーチンが開始されると、制御装置70のCPU71は、部品を吸着していない空きノズル40を1つ選択し(ステップS100)、その空きノズル40を用いて今回実装しようとする部品(実装対象部品)が発光部付き部品660か否かを判定する(ステップS105)。例えば、CPU71は、管理コンピュータ80から生産ジョブデータを予め取得しておき、その生産ジョブデータから実装対象部品が発光部付き部品660か否かを判定してもよい。ステップS100で実装対象部品が発光部付き部品660だったならば、CPU71は、図6に示すように、採取位置にある発光部付き部品660の上面をマークカメラ34に撮像させる(ステップS110)。すなわち、CPU71は、マークカメラ34が採取位置にある発光部付き部品660の上方に来るようにX軸スライダ26及びY軸スライダ30を制御した後、その位置でマークカメラ34に発光部付き部品660のLED660aを含む上面を撮像させ、その画像データをRAM73に取り込む。
次に、CPU71は、LED660aを正しく認識できたか否かを判定する(ステップS115)。LED660aを正しく認識できたか否かは、例えば、LED660aの輪郭を2値化処理などによって求め、その輪郭が予め定めたテンプレートの形状と一致するか否かによって判定してもよい。この場合、CPU71は、テンプレートの形状と全く一致する場合のほか、テンプレートの形状とずれている場合でもそのずれが予め定めた許容範囲内に入るのであれば一致すると判定する。
ステップS115で肯定判定だったならば、つまり発光部付き部品660が良好部品だったならば、CPU71は、LED660aの中心位置660cを算出し(ステップS120)、その中心位置660cから所定の吸着位置660bを算出する(ステップS125、図4参照)。続いて、CPU71は、採取位置にある発光部付き部品660をノズル40に吸着させる(ステップS130)。すなわち、CPU71は、発光部付き部品660の所定の吸着位置660bの真上にノズル40が来るようにX軸スライダ26及びY軸スライダ30を制御した後、ノズル40の先端がその吸着位置660bに接触するようにZ軸モータ45を制御する。それと共に、CPU71は、ノズル40に負圧を供給してノズル40に発光部付き部品660を吸着させる。
一方、ステップS115で否定判定だったならば、つまり発光部付き部品660が不良部品だったならば、CPU71は、発光部付き部品660の任意の吸着位置を設定する(ステップS135)。例えば、CPU71は、発光部付き部品660の輪郭を認識し、その輪郭から発光部付き部品660の中心を求め、その中心を吸着位置に設定してもよい。続いて、CPU71は、採取位置にある発光部付き部品660をノズル40に吸着させる(ステップS140)。続いて、CPU71は、今回のノズル40を廃棄対象ノズルとしてRAM73に記憶する(ステップS145)。廃棄対象ノズルとは、不良部品を吸着しているノズルのことをいう。なお、発光部付き部品660のうち、例えば、LED660aが付いていないものやLED660aの付いている位置が本来の位置から大きくずれているもの、LED660aが汚れていてLED660aの輪郭を認識できないものなどが不良部品となる。
一方、ステップS100で実装対象部品が発光部付き部品660でなかったならば、CPU71は、その実装対象部品に応じた部品吸着処理をHDD74から読み出して実行する(ステップS150)。
そして、ステップS130、ステップS145又はステップ150のあと、CPU71は、実装ヘッド24のノズル40に空きがあるか否かを判定する(ステップS155)。
ステップS155で空きノズルがあったならば、CPU71は、ステップS100に戻り、空きノズルを1つ選択して次の発光部付き部品660を吸着させる。一方、ステップS155で空きノズルがなかったならば、CPU71は、廃棄対象ノズルがあるか否かを判定する(ステップS160)。すなわち、CPU71は、RAM73を検索し、廃棄対象ノズルとして記憶されているノズルがあるか否かを判定する。ステップS160で廃棄対象ノズルがなかったならば、CPU71は、基板12への部品の実装を実行し(ステップS170)、その後このルーチンを終了する。すなわち、CPU71は、各ノズル40に吸着された部品が基板12上の生産ジョブデータで指定された位置にそれぞれ実装されるようX軸スライダ26,Y軸スライダ30及びZ軸モータ45を制御すると共に各ノズル40の圧力を制御する。なお、CPU71は、発光部付き部品660を実装する際、LED660aが基板12上の所定位置に配置されるように、その所定位置からノズル40を位置決めする目標位置を算出しその目標位置にノズル40が位置決めされるよう制御する。
一方、ステップS160で廃棄対象ノズルがあったならば、CPU71は、廃棄対象ノズルに吸着されていた不良な発光部付き部品660を廃棄する(ステップS165)。すなわち、CPU71は、実装ヘッド24を廃棄ボックス68の上方へ移動させ、廃棄対象ノズルに正圧を供給して吸着していた不良な発光部付き部品660を放して廃棄ボックス68へ落とす。その後、CPU71は、ステップS170に進み、上述したように部品の実装を行い、このルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のリールユニットが本発明の部品供給手段に相当し、マークカメラ34が上面撮像手段に相当し、実装ヘッド24が部品吸着手段に相当し、X軸スライダ26,Y軸スライダ30及びZ軸モータ45が移動手段に相当し、支持板20及び支持ピン23が基板保持手段に相当し、制御装置70が制御手段に相当する。また、LED660aが部品の特定部分に相当する。
以上詳述した本実施形態の部品実装装置11によれば、マークカメラ34によって撮像された画像に基づいてテープ60に収容された発光部付き部品660の上面のLED660aを正しく認識できたか否かを判定し、その判定結果に基づいて実装ヘッド24やX軸及びY軸スライダ26,30などを制御する。具体的には、CPU71は、特定部分を正しく認識できた良好部品については、ノズル40に吸着させて支持板20や支持ピン23に保持された基板12上の所定位置に搬送させたあと吸着を解除して該良好部品を基板12上へ実装するよう制御する。一方、CPU71は、LED660aを正しく認識できなかった不良部品については、ノズル40に不良部品を吸着させて廃棄ボックス68に搬送したあと吸着を解除して該不良部品を廃棄ボックス68へ廃棄するよう制御する。このように、LED660aを正しく認識できない不良部品がテープ60に収容されていたとしても、その不良部品をテープ60からピックアップして廃棄ボックス68に廃棄するため、テープ60には不良部品が残らない。したがって、テープ60に不良部品が残っている場合に発生する不具合(例えばテープ60と不良部品との分別作業が必要になるとかテープ60をカッターで切断する際にカッターの刃が部品によって破損する等の不具合)を防止することができる。
また、部品実装装置11は、実装ヘッド24の12本のノズル40に吸着された部品の中に不良部品が含まれる場合には、不良部品を廃棄ボックス68へ廃棄するよう制御した後、不良部品以外の部品を基板12上へ実装するよう制御する。そのため、不良部品以外の部品の搬送速度が高速、不良部品の搬送速度が低速に設定されている場合、不良部品を先に廃棄ボックス68へ廃棄するため、不良部品以外の部品を基板12へ実装する際にはそれらの部品に設定された高速を採用することができる。
更に、廃棄ボックス68は、リール57を保持するリールユニット56と基板12を保持する搬送部18との間に設けられているため、不良部品以外の部品を基板12へ実装する途中で不良部品を廃棄することができる。そのため、効率よく不良部品を廃棄することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態の部品実装処理ルーチンにおいて、CPU71は、ステップS155で空きノズルなしと判定したあと、図7に示す手順で処理を行うようにしてもよい。すなわち、CPU71は、ステップS160で廃棄対象ノズルがあるか否かを判定し、否定判定したならば、各ノズル40に吸着された部品の下面をパーツカメラ54(下面撮像手段)で順次撮像し(ステップS166)、その撮像された画像に基づいて各ノズル40に吸着された部品が正しい姿勢で吸着されているか否かを判定する(ステップS167)。そして、すべての部品が正しい姿勢だったならば、CPU71は、ステップ170へ進んで基板12への部品の実装を行う。一方、ステップS167で正しい姿勢でない部品があったならば、CPU71は、その部品を廃棄ボックス68へ廃棄し(ステップS168)、その後ステップS170へ進んで残りの正しい姿勢の部品を基板12へ実装する。一方、ステップS160で廃棄対象ノズルがあると判定されたならば、CPU71は、CPU71は、廃棄対象ノズルに吸着されていた不良な発光部付き部品660を廃棄し(ステップS165)、その後残りの部品の下面をパーツカメラ54で順次撮像し(ステップS166)、ステップS167以降の処理を行う。廃棄ボックス68へ廃棄する不良部品については下面を撮像する処理を実施しても意味がないため、その処理を実施しないようにすることで部品実装に要する時間を短縮することができる。特に、不良部品の撮影条件(光の強度やシャッタスピードなど)が他の部品の撮影条件と異なる場合には、撮影条件の変更に時間を要するため、不良部品の下面を撮像しないことによる時間短縮効果が大きくなる。
上述した実施形態では、発光部付き部品660の上面のLED660aを特定部分とし、このLED660aが正しく認識されたか否かを判定したが、特定部分はLED660aに限定されるものではなく、目印になり得るものであればどのようなものでもかまわない。例えば、ダイオードやコンデンサ等の極性を有する部品の場合、部品の上面に極性の方向を示すマーク(例えば「+」の刻印)を付け、これを特定部分として利用してもよい。
上述した実施形態では、12本のノズル40を備えた実装ヘッド24を例示したが、特にノズル40の本数は限定されるものではなく、例えば1本のノズルを備えた実装ヘッドを採用してもよいし、4本や8本のノズルを備えた実装ヘッドを採用してもよい。
上述した実施形態では、廃棄ボックス68を、リール57を保持するリールユニット56と基板12を保持する搬送部18との間に設けたが、これ以外の位置に設けてもよい。
本発明は、基板に電子部品を実装する部品実装装置に利用可能である。
10 実装システム、11 部品実装装置、12 基板、18 搬送部、20 支持板、21 採取部、22 コンベアベルト、23 支持ピン、24 実装ヘッド、26 X軸スライダ、28 ガイドレール、30 Y軸スライダ、32 ガイドレール、34 マークカメラ、40 ノズル、42 ノズル保持体、45 Z軸モータ、54 パーツカメラ、56 リールユニット、57 リール、58 フィーダ、60 テープ、62 収容部、64 フィルム、66 部品、67 スプロケット穴、68 廃棄ボックス、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 RAM、74 HDD、75 入出力インタフェース、76 バス、80 管理コンピュータ、87 入力デバイス、88 ディスプレイ、660 発光部付き部品、660a LED、660b 吸着位置、660c 中心位置。

Claims (5)

  1. 部品が収容されたテープを供給する部品供給手段と、
    前記テープに収容された部品の上面を撮像する上面撮像手段と、
    前記テープに収容された部品を吸着可能な部品吸着手段と、
    前記部品吸着手段を移動させる移動手段と、
    前記部品が実装される基板を保持する基板保持手段と、
    前記上面撮像手段によって撮像された画像に基づいて前記部品の特定部分を正しく認識できたか否かを判定し、判定結果に基づいて前記部品吸着手段及び前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記特定部分を正しく認識できた良好部品については前記部品吸着手段に吸着させて前記基板保持手段に保持された前記基板上の所定位置に搬送させたあと吸着を解除して該良好部品を前記基板上へ実装し、前記特定部分を正しく認識できなかった不良部品については前記部品吸着手段に前記不良部品を吸着させて所定の廃棄場所に搬送させたあと吸着を解除して該不良部品を前記廃棄場所へ廃棄するよう制御するものであり、
    前記不良部品には、前記特定部分の輪郭を認識できなかった前記部品が含まれる、
    部品実装装置。
  2. 部品が収容されたテープを供給する部品供給手段と、
    前記テープに収容された部品の上面を撮像する上面撮像手段と、
    前記テープに収容された部品を吸着可能な部品吸着手段と、
    前記部品吸着手段を移動させる移動手段と、
    前記部品が実装される基板を保持する基板保持手段と、
    前記上面撮像手段によって撮像された画像に基づいて前記部品の特定部分を正しく認識できたか否かを判定し、判定結果に基づいて前記部品吸着手段及び前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記特定部分を正しく認識できた良好部品については前記部品吸着手段に吸着させて前記基板保持手段に保持された前記基板上の所定位置に搬送させたあと吸着を解除して該良好部品を前記基板上へ実装し、前記特定部分を正しく認識できなかった不良部品については前記部品吸着手段に前記不良部品を吸着させて所定の廃棄場所に搬送させたあと吸着を解除して該不良部品を前記廃棄場所へ廃棄するよう制御するものであり、
    前記部品は、上面に前記特定部分として発光部を有する発光部付き部品であり、
    前記不良部品には、前記発光部の位置が前記発光部付き部品の本体に対して本来の位置からずれている前記部品が含まれる、
    部品実装装置。
  3. 前記部品吸着手段は、複数の部品を吸着可能であり、
    前記制御手段は、前記部品吸着手段に吸着された複数の部品の中に前記不良部品が含まれる場合には、前記不良部品を前記廃棄場所へ廃棄するよう制御した後、前記不良部品以外の部品を前記基板保持手段に保持された前記基板上へ実装するよう制御する、
    請求項1又は2に記載の部品実装装置。
  4. 前記廃棄場所は、前記部品供給手段と前記基板保持手段との間に設けられている、
    請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品実装装置であって、
    前記部品吸着手段に吸着された前記部品の下面を撮像する下面撮像手段
    を備え、
    前記制御手段は、前記特定部分を正しく認識できた良好部品については前記部品吸着手段に吸着させたあと前記下面撮像手段による撮像処理を実施し、前記特定部分を正しく認識できなかった不良部品については前記部品吸着手段に吸着させたあと前記下面撮像手段による撮像処理を実施しない、
    部品実装装置。
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