JP6204014B2 - コネクタのロック部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、凹凸のある埋設管やチューブ等にケーブル付きのコネクタのロック部を引っ掛かりなく挿通させるためのコネクタのロック部構造に関するものである。
従来、例えば電力ケーブルや通信ケーブルあるいは光ファイバケーブル等といったケーブルを地中に埋設するために、種々の埋設管等が提案されている。
例えば特許文献1には、ハンドホールの側部開口に大径の保護管を接続し、保護管内に中径管状のソケット部材をハンドホールから突出させ、ハンドホール内に小径のケーブル挿通管の基端側を挿通接続し、ケーブル挿通管の先端側を、他のハンドホールから接続延長された保護管内のケーブル挿通管に連結用パイプを介して接続することが記載されている。
参考までに、特許文献2には、地中に埋設した既設配管の内面にPE管を溶着させるために、PE管内に発熱用の給電ケーブルに接続された砲弾型の整列部材を挿通させることが記載されている。
例えば特許文献1に記載されたケーブル挿通管には、先端側にコネクタを配設したケーブル(ワイヤハーネス)を挿通させることが可能である。
一般的なワイヤハーネス接続用のコネクタとして、例えば特許文献3には、矩形状のコネクタハウジングの外壁にロックアームとその左右両側のロックアーム保護壁とを設け、搬送時等のロックアームと外部との干渉を防ぐために、ロックアームをコネクタ用保護カバーのアーム保護壁で覆って保護することが記載されている。
また、特許文献4には、矩形状のコネクタハウジングの外壁にアーム状の係止用ロック部とその左右両側の保護壁とを設け、保護壁の前端に、相手コネクタハウジングの嵌合部に対する傾斜状のガイド部を形成したことが記載されている。
また、特許文献5には、矩形状のコネクタハウジングの外壁にロックアームを設け、コネクタハウジング内に、光ファイバに接続されたフェルールを収容して、外壁の一部の内向きの係止片でフェルールの突起を係止させたことが記載されている。
また、特許文献6には、断面円形の一方のコネクタハウジングに両持ちアーム状のロック部を設け、断面円形の他方のコネクタハウジングにロック部のロック突起を係合させる開口を設け、一方のコネクタハウジングの前壁に上下各二つの端子挿入開口をコネクタハウジング内の各雌端子に対向して設け、他方のコネクタハウジングの円形の嵌合フード内に上下各二つの雄端子を収容配置したことが記載されている。
特開2008−136350号公報(図4) 特開平10−160084号公報(図1,図5) 特開平11−307168号公報(図1) 特開平9−306592号公報(図1) 特開平11−305070号公報(図1,図2) 特開平9−330769号公報(図1)
しかしながら、例えば特許文献1に記載されたような埋設管内のケーブル挿通管にケーブル付きの上記各コネクタを挿通させる場合に、コネクタハウジングのロックアーム又はその両側の保護壁がケーブル挿通管内の凹凸(例えば管状のソケット部材とケーブル挿通管との繋ぎ端部や、ケーブル挿通管と連結用パイプとの継ぎ部等)に引っ掛かって、コネクタの挿通作業を上手く行うことができないという懸念があった。
この懸念は、埋設管内のケーブル挿通管に限らず、例えば車両の狭いハーネス挿通路や凹凸状のコルゲートチューブ等にケーブル(電線や光ファイバ等)付きのコネクタを挿通させる場合にも同様に生じ得るものである。
本発明は、上記した点に鑑み、凹凸のある埋設管やチューブ等にケーブル付きのコネクタのロック部を引っ掛かりなくスムーズに挿通させることのできるコネクタのロック部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタのロック部構造は、断面円形ないし長円形のコネクタハウジングにロック部が外向きに突出して設けられると共に、該ロック部を覆う断面湾曲状のロック覆い壁が設けられ、該ロック覆い壁の前端に、該覆い壁の下端から頂上にかけて後上がりの湾曲部ないし傾斜部が形成され、該湾曲部ないし傾斜部の下端が該コネクタハウジングの前端に段差なく続いたことを特徴とする。
上記構成により、埋設管やチューブ等(以下単に管と言う)にコネクタを挿通させる際に、管内の凹凸にロック覆い壁の前端の湾曲部ないし傾斜部が引っ掛かりなくスムーズに摺接して、ロック部に起因する管内への引っ掛かりが確実に防止される。また、ロック覆い壁が断面湾曲状に形成され、ロック覆い壁に角部がないので、ロック覆い壁の前端の湾曲部ないし傾斜部にも角部がなく、前端の湾曲部ないし傾斜部がスムーズに管内の凹凸に摺接する。また、湾曲部ないし傾斜部がコネクタハウジングの前端に段差なく続いているので、挿通方向に対してコネクタハウジングが湾曲部ないし傾斜部を立てる方向に傾いた場合でも、湾曲部ないし傾斜部が凹凸をスムーズに乗り越える。また、コネクタハウジングの外形が断面円形ないし長円形に形成されて角部を有しないので、コネクタハウジングの前端が管内の凹凸にスムーズに摺接して、凹凸へのコネクタハウジングの前端の引っ掛かりも防止される。これらによって、ケーブル付きのコネクタの挿通作業が作業性良く容易に且つ確実に行われる。なお、コネクタハウジング内に電線(ケーブル)付きの端子又は光ファイバ(ケーブル)付きのフェルール等が収容されてコネクタが構成される。
請求項1記載の発明によれば、埋設管やチューブ等(以下単に管と言う)にコネクタを挿通させる際に、管内の凹凸にロック覆い壁の前端の湾曲部ないし傾斜部を引っ掛かりなくスムーズに摺接させて、ロック部に起因する管内の凹凸との引っ掛かりを確実に防止することができる。また、ロック覆い壁を断面湾曲状に形成し、ロック覆い壁の角部をなくしたので、ロック覆い壁の前端の湾曲部ないし傾斜部を管内の凹凸にスムーズに摺接させることができる。また、ロック覆い壁の前端の湾曲部ないし傾斜部をコネクタハウジングの前端に段差なく連続させたので、挿通方向に対してコネクタハウジングが湾曲部ないし傾斜部を立てる方向に傾いた場合でも、湾曲部ないし傾斜部を凹凸にスムーズに摺接させることができる。また、コネクタハウジングを断面円形ないし長円形に形成したので、凹凸へのコネクタハウジングの前端の引っ掛かりも防ぐことができる。これらによって、管内へのケーブル付きのコネクタの挿通作業を作業性良く容易に且つ確実に行うことができる。
本発明に係るコネクタのロック部構造の一実施形態を示す斜視図である。 同じくコネクタのロック部構造の内部を切欠して示す斜視図である。 同じくコネクタのロック部構造を示す側面図である。
図1〜図3は、本発明に係るコネクタのロック部構造の一実施形態を示すものである。
図1〜図3の如く、このコネクタのロック部構造は、合成(絶縁)樹脂製の円筒状(断面環状)のコネクタハウジング2の外周壁3の一部にロックアーム保護用の断面半円筒状(断面湾曲状)のロック覆い壁4(図1)を一体に設け、ロック覆い壁4の内側に可撓性のロックアーム5(図2)を配設し、ロック覆い壁4の前端(先端)に、コネクタハウジング2の外周壁3の外面側すなわちロック覆い壁4の下端(基端)6からロック覆い壁4の頂部(頂上ないし頂面)7にかけて後上がりの湾曲部8(図3)を形成したものである。
図1,図2の如く、ロック覆い壁4とロックアーム5とはコネクタハウジング2に一体に形成されており、円筒状のコネクタハウジング本体(符号2で代用)とロック覆い壁4とロックアーム5とでコネクタハウジング(符号1)が構成されていると言うこともできる。本明細書では円筒形の部分をコネクタハウジング2として説明する。
図1の如く、コネクタハウジング2は、ロック覆い壁4及びロックアーム5を付設した大径なハウジング部分2aと、大径なハウジング部分2aの後方に一体に形成された小径なハウジング部分2bとで成り、大径なハウジング部分2aは、円形の前部開口9と、前部開口9に続く前側の大径な内周面10と、大径な内周面10に段部11を介して続く小径な内周面12とを有している。
小径なハウジング部分2bの不図示の後部開口からコネクタハウジング2の内側の一ないし複数の不図示の端子収容室に不図示の電線(ケーブル)付きの雄端子が挿入されて端子収容室内の不図示の係止ランス等で係止され、雄端子の前半のピン状ないしタブ状の電気接触部が大径なハウジング部分2aの内側空間(符号12で代用)であるコネクタ嵌合室内に突出して位置し、雄端子に圧着等で接続された電線は小径なハウジング部分2bの後部開口から外部(後方)に導出される。コネクタ嵌合室12に不図示の相手側コネクタのコネクタハウジング本体が前方から挿入嵌合され、相手側コネクタ内の雌端子が雄端子に接続される。
不図示の相手側コネクタのロック部は、コネクタハウジング2側のロック覆い壁4の前部開口9からロック覆い壁4内に挿入されて、図2のロックアーム5の前側のロック突起14に係合する。不図示の相手側コネクタハウジングのロック部(被ロック部)としては、例えば水平な板状ないし棒状等の突出部の突出先端側に設けられた孔部ないし同じく突出部の下面に設けられた下向きの突起等が挙げられる。
図2の如く、コネクタハウジング2側の本例のロックアーム5は、前端と後端の各脚部16で大径なハウジング部分2aの上側の平坦な外壁17に両持ち支持で連結された可撓性の水平な板状のアーム本体13と、アーム本体13の前側に設けられたロック突起14と、アーム本体13の長手方向中間側に設けられたロック(係止)解除用の押圧操作部15とを備えたものである。ロックアーム5は大径なハウジング部分2aの後半に配置され、平坦な外壁17から上向き(外向き)に突出し、アーム本体13と平坦な外壁17との間に撓み空間18を有している。
図1の如く、本例のロック覆い壁4は、コネクタハウジング2の上部の平坦な外壁17の左右両側から短くほぼ垂直に左右対称に立ち上げられた立ち上げ部分19と、立ち上げ部分19から略半円状に左右対称に湾曲してロックアーム5の上方を覆う湾曲状の部分20とで構成されている。
略垂直な立ち上げ部分19をなくして湾曲状の部分20のみでロック覆い壁4を構成することも可能である。また、平坦な外壁17をなくして大径なハウジング部分2aの外周面3に直接、ロックアーム5を形成することも可能である。平坦な外壁17の前端面17aはロック覆い壁4の前端8と一体に湾曲ないし傾斜していることが好ましい。
ロック覆い壁4の後端はロックアーム5の後端よりも前方に位置し、ロック覆い壁4の後部の上側部分が切欠されて、その切欠部21内にロックアーム5の押圧操作部15が露出されている。
ロック覆い壁4の前端は、平坦な外壁17の前端17aないしは大径なハウジング部分2aの外周面3からロック覆い壁4の頂部(上端面ないし頂上)7にかけて図3の如く後上がりに湾曲状に切欠されて、湾曲状の端面(湾曲部)8となっている。湾曲状の端面(湾曲部)8の上端8aはロック覆い壁4の上端面(頂上)7にかけて湾曲ないし傾斜している。湾曲部8に垂直な面(鉛直方向の面)はない。湾曲部8の外周には湾曲状ないし傾斜状の面取部8bが形成されている。湾曲状の端面(湾曲部)8の下端6は大径なハウジング部分2aの環状の前端面22に段差なく続いている。ロック覆い壁4の前端下部6は大径なハウジング部分2aの前端22と略同一面上に位置している。大径なハウジング部分2aの前端22の外周には全周に渡って傾斜状ないし湾曲状の面取部22aが形成されている。面取部22aは湾曲部8の外周の面取部8bに続いている。
図3の如く、ロック覆い壁4の前端の湾曲部8は、大径なハウジング部分2a側に不図示の屈曲中心点を有し、屈曲中心点を中心にして円弧状に形成され、湾曲部8の前端下部6から後方の頂部7にかけて円弧状(二次曲線的)に漸次高さを増したものである。
ロック覆い壁4の前端の湾曲部8の下端6は円弧面で大径なハウジング部分2aの前端22に滑らかに続き、湾曲部8の上端8aはロック覆い壁4の上端面(頂上ないし頂面)7に円弧面で滑らかに続いていることが好ましい。
なお、ロック覆い壁4の前端に、湾曲部8に代えて不図示の傾斜部を形成することも可能である。傾斜部は、例えば大径なハウジング部分2aの外周壁3の外面ないし上側の平坦な外壁17すなわちロック覆い壁4の前端下部6から後方に向かうにつれて後上がりに漸次直線的に高さを増してロック覆い壁4の頂部(頂上ないし頂面)7に至るものである。
図1,図3の如く、ロック覆い壁4の後部は切欠部21を介して段差状に形成され、大径なハウジング部分2aの上側の平坦な外壁17の後部側に立ち上げられた左右の湾曲状の壁部20aの後方に、後端の脚部16で支持されたアーム本体13の後部がロック覆い壁4の左右幅よりも狭い幅寸法で露出され、ロック覆い壁4の切欠部21の下側にロックアーム5の係止解除用の押圧操作部15(図1)がロック覆い壁4の左右幅よりも狭い幅寸法で露出している。その他のロックアーム部分であるアーム本体13の前半部分と前側のロック突起14(図2)と前側の脚部16とはロック覆い壁4の内側に覆われて外部との干渉等から保護されている。
上記コネクタハウジング2は雄端子を収容するものとして説明したが、例えば大径なハウジング部分2aの内側に不図示のインナハウジングを一体に設け、インナハウジングに端子収容室を形成し、端子収容室に電線付きの雌端子を挿入収容し、不図示の雄端子を収容した相手側コネクタハウジングのコネクタ嵌合室をインナハウジングに嵌合すると同時に、相手側のコネクタ嵌合室の外側の筒状のフード部をインナハウジングと大径なハウジング部分2aとの間の環状の隙間に挿入させることも可能である。
この場合、インナハウジングにロックアーム(5)を設け、コネクタハウジング2の外壁17を切欠してロックアーム(5)を外向きに突出させ、コネクタハウジング2の外壁17ないし外周壁3にロック覆い壁4を設けることも可能である。
一般的に、雌端子を収容する不図示のコネクタハウジングは垂直な前壁を有し、前壁に相手雄端子を挿入させるスリット状の孔部を有し、スリット状の孔部はハウジング内側の端子収容室に連通している。図1で説明すると、大径なハウジング部分2aの前部開口9が垂直な前壁(図示せず)で埋められ、前壁に相手雄端子を挿入させるスリット状の孔部が設けられ、大径なハウジング部分2aの内側の端子収容室(図示せず)に小径なハウジング部分2bの後部開口から電線付きの雌端子が収容される。
この場合も、大径なハウジング部分2aの平坦な壁部17ないし外周壁3にロックアーム5等のロック部が設けられ、ロック部5を覆うロック覆い部4が大径なハウジング部分2aの外周壁3に設けられる。大径なハウジング部分2aの不図示の垂直な前壁の外周部分は全周に渡って傾斜状(テーパ状)ないし湾曲状に比較的大きく面取されることが好ましい。図1の大径なハウジング部分2aの環状の前端22も比較的大きくテーパ状等に面取されていることが好ましい(面取部を符号22aで示す)。
ロック覆い壁4とその内側のロックアーム5と、外観(外形)が円形のハウジング部分2a,2bとで成るコネクタハウジング2と、コネクタハウジング2内に収容された不図示の電線付きの端子とでコネクタ1(図1)が構成される。電線(ケーブル)は電力供給用のものや通信用のものである。
電線付き端子に代えて光ファイバケーブル付きのフェルールをコネクタハウジング2内に収容する構造とすることも可能である。この場合も図1と同様のロックアーム5とロック覆い壁4が形成されることは言うまでもない。
また、ロック部として、ロックアーム5に代えて例えば不図示のロック突起や、ロック突起ないしロック孔を有する不撓のロック突部(例えば図2のロックアーム5に係合する相手側のロック部と同じ形のもの)を設けることも可能である。ロック解除用の操作部21がないものはロック部5の全ての部分をロック覆い壁4で完全に覆い可能である。また、ロックアーム5のロック突起14に代えてロック孔やロック段部等を設けることも可能である。ロックアーム5のロック解除用の操作部15を含む後半部分がロック覆い壁5から露出していても、ロック覆い壁5よりも低く且つ幅狭に配置されているので、ロックアーム5の露出した後半部分が不図示の埋設管やコルゲートチューブ等の内側の凹凸に干渉することはない。
何れの場合においても、ロックアーム(ロック部)5の少なくとも前半部分をロック覆い壁4で完全に覆い、ロック覆い壁4よりもロックアーム(ロック部)5が高く突出したり幅方向に突出したりせず、しかも、ロック覆い壁4の前端が湾曲部8ないし傾斜部となっているから、ケーブル付きのコネクタ1を不図示の埋設管の内側のケーブル挿通管やコルゲートチューブや車両の狭いハーネス挿通路等に挿通させる際に、ロック覆い壁4が前端の湾曲部8ないし傾斜部で埋設管内やコルゲートチューブ内等の凹凸に引っ掛かりなくスムーズに摺接して、ロックアーム(ロック部)5と埋設管内やコルゲートチューブ内等の凹凸との干渉が確実に防止され、ケーブル付きのコネクタ1を埋設管やコルゲートチューブ等に挿通する作業がスムーズ且つ確実に効率良く行われる。
また、コネクタハウジング2が断面円形に形成され、断面矩形状のコネクタハウジングのような四方の角部がないので、埋設管やコルゲートチューブ等の凹凸へのコネクタハウジング2の前端22の引っ掛かりも最小限に抑えられる。コネクタハウジング2を断面円形に代えて断面長円形や楕円形に形成することも可能である。コネクタハウジング2を例えば断面長円形とすることで断面円形の場合に比べて収容する端子の数を増やすことができる。
また、断面円形のコネクタハウジング2の前端22から段差なく直接的にロック覆い壁4の前端の湾曲部8ないし傾斜部が形成されているので、コネクタハウジング2の前端22から湾曲部8までの間に距離がある(段差がある)場合に比べて、埋設管内やコルゲートチューブ内等の凹凸への引っ掛かりが確実に防止される。
例えば、断面円形のコネクタハウジング2の前端22よりも少し後方にロック覆い壁4の前端の湾曲部8ないし傾斜部がある場合は、コネクタハウジング2が水平に対して湾曲部8ないし傾斜部を立てる方向に(図3で前下がりに)傾いた場合に、コネクタハウジング2の前端部の外周面と湾曲部8ないし傾斜部とのなす段差状の交差部分に埋設管やコルゲートチューブ内等の凹凸が引っ掛かりやすくなり兼ねないが、上述の如く本実施形態のロック覆い壁4の前端の湾曲部8ないし傾斜部はその懸念も解消している。
断面円形のコネクタハウジング2の前端22からロック覆い壁4の前端の湾曲部8ないし傾斜部が続けて形成されたことで、埋設管やコルゲートチューブ内等の凹凸がロック覆い壁4の前端の湾曲部8ないし傾斜部に摺接した際に、湾曲部8ないし傾斜部が寝る方向(湾曲部8や傾斜部の傾斜角度を小さくする方向、すなわち図3でコネクタハウジング2が前上がりに傾斜する方向)の力を受けるので、埋設管やコルゲートチューブ内等の凹凸の引っ掛かりが確実に防止される。
本発明に係るコネクタのロック部構造は、凹凸のある埋設管やチューブや狭いハーネス挿通路等にケーブル付きのコネクタのロック部を引っ掛かりなくスムーズに挿通させて、ケーブルの挿通作業性を高めるために利用することができる。
1 コネクタ
2 コネクタハウジング
4 ロック覆い壁
5 ロックアーム(ロック部)
6 湾曲部の下端
7 頂上
8 湾曲部
22 コネクタハウジングの前端

Claims (1)

  1. 断面円形ないし長円形のコネクタハウジングにロック部が外向きに突出して設けられると共に、該ロック部を覆う断面湾曲状のロック覆い壁が設けられ、該ロック覆い壁の前端に、該ロック覆い壁の下端から頂上にかけて後上がりの湾曲部ないし傾斜部が形成され、該湾曲部ないし傾斜部の下端が該コネクタハウジングの前端に段差なく続いたことを特徴とするコネクタのロック部構造。
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