JP6202682B2 - 自動車用内装部品 - Google Patents

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Description

本発明は自動車用内装品に関するものであり、特に、自動車のボディ等に組み込まれる電装品とワイヤハーネスとを覆ってボディの内面側に取り付ける自動車用内装部品に関するものである。
従来、自動車のドアには、例えばオーディオ用のスピーカの他に、パワーウインドウや、ドアスイッチ、ドアロック等、多くの電装部品が組み込まれている(例えば、特許文献1参照)。
その自動車用のドアに組み込まれる電装部品、及び、その電装部品に電力を供給するワイヤハーネスは、ドアのインナパネルと該インナパネルを覆って取り付けられるドアトリム(自動車用内装部品)との間に配設されており、そのドアトリムで車室内から見えないように隠されている。
図10は従来における自動車用ドアの全体図であり、図11はドアトリム等を取り付ける前の状態を模式的に示した自動車用ドアの全体図である。図10及び図11において、自動車用ドア100は、車室内側において、金属製のドアボディ101に合成樹脂製のドアトリム102やコーナカバー103を取り付けている。そのドアボディ101とドアトリム102との間の空間には、電装部品としてのオーディオ用のスピーカ104の他に、図示しないパワーウインドウやドアスイッチ、ドアロック及びこれらを操作するパワースイッチユニット105等の電装部品と、それらスピーカ104及びパワースイッチユニット105に電力を供給するワイヤハーネス106、107が配設されている。
前記電装部品のうち、前記スピーカ104は、図11に示すようにドアボディ101の前端部に固定して取り付けられている。前記パワースイッチユニット105は、ドアトリム102に設けた開口102aに対応して該ドアトリム102の内側に取り付けられている。また、そのドアトリム102には、スピーカ104に対応してスピーカグリル102bが設けられている。
図11に示すように、ワイヤハーネス106は、ドアボディ101の内面(車室側)に配線されており、その分岐線の先端に接続コネクタ108a及び接続コネクタ108bを取り付けている。そして、接続コネクタ108aをスピーカ104の接続コネクタ(図示せず)にコネクタ接続し、接続コネクタ108bを前記パワースイッチユニット105から引き出されているワイヤハーネス107の先端に設けた接続コネクタ109とコネクタ接続されている。
そして、図10及び図11に示す自動車用ドア100は、スピーカ104やワイヤハーネス106等をドアボディ101に組み付けるとともに、パワースイッチユニット105及びワイヤハーネス107を組み付けたドアトリム102を、その接続コネクタ108bと接続コネクタ109をコネクタ接続した後、ドアボディ101に組み付けることで、それらスピーカ104やワイヤハーネス106、107等をドアトリム102で覆って隠している。そのドアトリム102は、一枚のパネルとして形成されている。
なお、従来、自動車のドアトリムにおいて、そのドアトリムを前後方向で複数に分割した分割体とし、その複数の分割体に車幅方向に重ね合わせる重複部を設け、その重複部を互いに固定して一枚のパネルにし、その一枚のパネルにしたドアトリムをドア本体の内面に取り付けてなる構造とした自動車用ドアも存在し、例えば特許文献2で知られている。特許文献2で知られるドアトリムは、重複部を重ね合わせてドア本体に取り付けることにより、ドアトリムに車幅方向の負荷がかかったときに、その負荷を重複部で受けてドアトリムの破損を防ぐようにしたものである。したがって、分割体同士は、組立時に既に一体化されており、組み立てられた後で分割体同士を再び分解することに関しては何らの考慮もされていない。
特開2003−127924号公報。 特開2009−269576号公報。
上述した図10及び図11に示す自動車用ドアでは、ドアトリム102は一枚のパネルとして形成されている。したがって、組立後にスピーカ等の電装部品の交換又は修理作業等を行うときは、ドアボディ101からドアトリム102の全体を取り外して作業をしなければならない。そのため、作業性が悪く、交換・修理のコストを高めている原因にもなっている。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、組立後に電装部品の交換又は修理作業等の必要が生じたとき、内装部品の一部を取り外して電装部品の交換又は修理作業を簡単に行うことができる自動車用内装部品を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、(1)本発明は、電装部品と該電装部品と接続されたワイヤハーネスを覆って、ボディの内面側に取り付ける自動車用内装部品であって、外周部分に第1の重複部を有して前記電装部品と前記ワイヤハーネスを覆って前記ボディに取り付ける第1の内装部品分割体と、前記第1の内装部品分割体の前記第1の重複部が重ね合わされる第2の重複部を有する第2の内装部品分割体と、前記第1の重複部と前記第2の重複部との間を着脱可能に接続する固定手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、組立後に電装部品の交換又は修理作業等の必要が生じたとき、固定手段により固定されている第1の重複部と第2の重複部との間の接続を解除し、第2の内装部品分割体はそのままボディに取り付けた状態で、第1の内装部品分割体だけを独立してボディから取り外すことができる。そして、第1の内装部品分割体を取り外すと、その第1の内装部品分割体で覆われていた電装部品とワイヤハーネスとの接続部分等が露出され、電装部品の交換又は修理作業を行うことができる。また、交換又は修理作業後は第1の内装部品分割体を元の位置に戻して、第2の内装部品分割体と固定手段で固定すると、第1と第2の内装部品分割体を再び取り外し前の状態に戻すことができる。したがって、内装部品全体を取り外さずに、一部の第1の内装部品分割体だけを取り外して簡単に作業をすることができる。
(2)本発明は、前記固定手段は、係止爪と該係止爪が着脱可能に係止される係止孔とを有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、前記第1と第2の重複部とを重ね合わせて係止爪と係止孔を係合させると、第1と第2の内装部品分割体を係合固定することができ、反対に係止爪と係止孔との係合を解くと、第1内装部品分割体だけを独立して取り外すことができる。したがって、第1の内装部品分割体と第2の内装部品分割体との一体化、及び第1の内装部品分割体の取り外しを容易に行うことができる。
(3)本発明は、前記第1の内装部品分割体は、前記第1の重複部に前記ボディの内面に向かって突出しているロケートピンを有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、第1の重複部に設けられたロケートピンを第2の重複部又はボディの内面に設けられたロケート孔に挿入係合させると、第1の内装部品分割体の第2の内装部品分割体に対する位置決めを容易に行うことができる。
(4)本発明は、前記第1の内装部品分割体と第2の内装部品分割体は、ドアボディに取り付けられるドアトリムである、ことを特徴とする。
この構成によれば、電装部品の交換・修理の作業がし易い自動車用ドアのドアトリム構造が得られる。
本発明の自動車用内装部品は、組立後に電装部品の交換又は修理作業等の必要が生じたとき、内装部品の全体を取り外さずに、一部の第1の内装部品分割体だけを取り外して簡単に作業をすることができるので、作業性が向上し、交換・修理の作業コストを低減させることができる。
本発明の自動車用内装部品の実施形態を適用した自動車用ドアの全体を示し、車室内側から見た図である。 同上自動車用内装部品の第1の分割体を取り外している状態での自動車用ドアの全体を示し、車室内側から見た図である。 図1のA−A線拡大断面を模式的に示す図である。 要部部品を取り付けた状態で自動車用内装部品をドアボディ側から見た図である。 要部部品を取り付けた状態で第1の分割体を第2の分割体から取り外して、ドアボディ側から見た自動車用内装部品の図である。 図1のB−B線拡大断面を拡大して模式的に示す図である。 図1のC−C線拡大断面を拡大して模式的に示す図である。 図1のD−D線拡大断面を拡大して模式的に示す図である。 同上自動車用内装部品における固定手段の一変形例を説明する図である。 従来における自動車用ドアを示し、車室内側から見た図である。 ドアボディにドアトリムを取り付ける前の状態での自動車用ドアを示し、車室内側から見た図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は本発明の自動車用内装部品の実施形態を示す図で、図1はその自動車用内装部品を取り付けた自動車用ドアを示し、図2は同上自動車用内装部品の一部を取り付ける前の状態で自動車用ドアを示している。
図1及び図2に示す自動車用ドア10は、車室内側から見た状態で示しており、金属製のドアボディ(本例ではドアインナパネル)11に自動車用内装部品としての合成樹脂製のドアトリム12を取り付けている。
前記ドアボディ11とドアトリム12との間の隙間、すなわち空間S(図3、図4、図6〜図8参照)には、電装部品としてのオーディオ用のスピーカ13の他に、図示しないパワーウインドウやドアスイッチ、ドアロック及びそれらを操作するパワースイッチユニット14等の電装部品と、それらスピーカ13及びパワースイッチユニット14等に電力を供給するワイヤハーネス15、16が配設されている。
前記電装部品のうち、前記スピーカ13は、図2に示すようにドアボディ11の前端部内面に固定して取り付けられている。ドアボディ11の内面には、同じく図2に示すようにワイヤハーネス15が配線されており、ワイヤハーネス15の分岐線の先端に接続コネクタ15a及び接続コネクタ15bを取り付けている。接続コネクタ15aはスピーカ13の接続コネクタ(図示せず)にコネクタ接続され、接続コネクタ15bはパワースイッチユニット14から引き出されているワイヤハーネス16の先端に設けた接続コネクタ16aとコネクタ接続される。
前記ドアトリム12は、図1、図2、図4〜図8に示すように、前後2つに分割されており、ドアボディ11の内面前端側に取り付けられる第1の分割体12Aと内面後端側に取り付けられる第2の分割体12Bとで構成されている。
前記第1の分割体12Aは、図1及び図2に示すように、ドアボディ11のスピーカ13を取り付けた前端部側の内面を覆って配設されるものである。図5に示すように、第1の分割体12Aには、前記第2の分割体12Bと車幅方向に重ね合わせされる外周部分に設けた第1の重複部18と、スピーカ13と対応する部分に設けたスピーカグリル19と、ドアボディ11の内面に位置決め当接される複数個の位置決め突起20と、が一体に形成されている。
また、前記第1の重複部18には、図3〜図5に示すように、ドアボディ11の内面側に向かって突出して設けられた係止爪21と、同じくドアボディの内面側に向かって突出して設けられたロケートピン22と、が一体に形成されている。
前記第2の分割体12Bは、図1及び図2に示すように、前記第1の分割体12Aで覆われない、ドアボディ11の残りの内面後端側を覆って配設されるものである。その第2の分割体12Bには、図4及び図5に示すように、第1の分割体12Aの第1の重複部18と車幅方向に重ね合わせされる外周部分に、第2の重複部23が一体に形成されている。また、第2の重複部23は、図3に示すように、第1の分割体12Aの第1の重複部18に設けられた前記係止爪21が貫通する取付孔24と、同じく第1の重複部18に設けられた前記ロケートピン22が貫通する取付孔25と、が設けられている。さらに、第2の分割体12Bには、図1及び図2に示すように、パワースイッチユニット14の一部を車室内側に表出させて配置するための開口26が設けられている。
なお、ドアボディ11には、図3に示すように、第2の分割体12Bの取付孔24と第1の分割体12Aの係止爪21共通に対応して設けられた係止孔27が形成されている。その係止孔27は、係止爪21を着脱可能に保持するためのものであって、係止爪21と係止孔27は第1の重複部18と第2の重複部23との間を着脱可能に接続する固定手段30を構成している。すなわち、ここでの係止爪21は、第2の分割体12Bの取付孔24を通ってドアボディ11の係止孔27に圧入され、ドアボディ11の裏面側に貫通されると、その裏面側で係止爪21が係止孔27の周縁に係合されて抜け止めされる。また、この抜け止めにより、第1の分割体12Aがドアボディ11に固定され、同時に第1の重複部18と第2の重複部23との間を固定して、第2の分割体12Bもドアボディ11に固定できる。反対に、第1の分割体12Aをドアボディ11の内面から引き剥がすようにして、係止爪21と係止孔27との係合力に打ち勝つことができる大きな力で係止爪21をドアボディ11と離れる方向に引くと、係止爪21と係止孔27との係合が強制的に外されると同時に、第1の重複部18と第2の重複部23との間の固定も解かれ、第1の分割体12Aをドアボディ11から独立して取り外すことができるようになっている。
また、さらにドアボディ11には、図3に示すように、第2の分割体12Bの取付孔25と第1の分割体12Aのロケートピン22共通に対応して設けられたロケート孔28が形成されている。そのロケート孔28には、第1の分割体12Aのロケートピン22が第2の分割体12Bの取付孔25を通って貫通挿入され、第1の分割体12Aと第2の分割体12Bとドアボディ11の上下及び前後の各方向における位置決めを行う。
以上の様に構成されたドアトリム12をドアボディ11の内面に取り付ける、作業手順の一例を次に説明する。
まず、ドアトリム12をドアボディ11の内面に取り付ける前に、スピーカ13やワイヤハーネス15をドアボディ11の内面に取り付け、そのワイヤハーネス15の接続コネクタ15aをスピーカの接続コネクタにコネクト接続するとともに、接続コネクタ15bを前端側に導出させておく。
次いで、ドアトリム12の第2の分割体12Bの内側(ドアボディ11と対向する側)に、パワースイッチユニット14を開口26から操作面を車室内側に表出させるようにして取り付け、そのパワースイッチユニット14から導出されているワイヤハーネス16の接続コネクタ16aを第2の分割体12Bの前端側から導出させておく。続いて、図2に示すように第2の分割体12Bをドアボディ11の内面にドアボディ11の後端側における内面を覆うようにして取り付ける。この第2の分割体12Bのドアボディ11への取り付けは、例えば図7及び図8に示すように、クリップ29で着脱自在に固定する、あるいは図示しない係止爪等で着脱自在に固定する。この固定により、第2の分割体12Bの取付孔24、25はそれぞれ、ドアボディ11側の係止孔27及びロケート孔28と対応する。
そして、この第2の分割体12Bをドアボディ11に取り付けた状態では、未だドアボディ11の内面前端側は露出し、スピーカ13や接続コネクタ15a、15b及び接続コネクタ16aの取り付け・取り外し作業やコネクト接続の作業を行うことができるようになっている。
次いで、接続コネクタ15bと接続コネクタ16aをコネクト接続するとともに、ワイヤハーネス15、16をドアボディ11の内面等に固定して、そのワイヤハーネス15、16の遊びを無くす。その後、第1の分割体12Aを、ドアボディ11の前端側に、スピーカ13や接続コネクタ15b、接続コネクタ16a等を覆って取り付ける。
この取り付けでは、図3、図6〜図8に示すように、第2の分割体12Bの第2の重複部23上に第1の分割体12Aの第1の重複部18を重ねると共に、取付孔24に係止爪21を対応させ、かつ、取付孔25にロケートピン22を対応させて、第1の分割体12Aを第2の分割体12Bに対して強く押し付ける。すると、図3に示すようにロケートピン22が取付孔25を通ってロケート孔28に挿入されるとともに、係止爪21が取付孔24を通って係止孔27に圧入される。また、図3に示すように係止爪21がドアボディ11の裏面側に貫通されると、その裏面側で係止爪21が係止孔27の周縁に係合されて抜け止めされる。これにより、第2の分割体12Bの第2の重複部23をドアボディ11との間に挟んで、第1の分割体12Aの第1の重複部18がドアボディ11に取り付けられ、図1に示すようにドアボディ11の車室側を第1の分割体12Aと第2の分割体12Bとで、すなわちドアトリム12で覆って装飾する。なお、第1の分割体12Aの第1の重複部18以外の部分は、必要に応じて第2の分割体12Bの場合と同様に、クリップ等によりドアボディ11に着脱可能に固定される。
また、その後、スピーカ13の点検又は交換修理作業等の必要が生じたときは、第2の分割体12Bは取り付けたままで、第1の分割体12Aだけを取り外す。その第1の分割体12Aの取り外しは、係止爪21と係止孔27との係合力に打ち勝つことができる大きな力でその第1の分割体12Aを車室内側に引く。すると、係止爪21と係止孔27との係合が強制的に外れ、またロケートピン22もロケート孔28から外れる。同様に、他のクリップ等も外れる。これにより、第1の分割体12Aだけをドアボディ11から取り外すことができる。そして、第1の分割体12Aがドアボディ11から取り外されると、それまで第1の分割体12Aで覆われていた、スピーカ13や接続コネクタ15a、15b、16aが表出され、第2の分割体12Bまで取り外すことなく、スピーカの点検又は交換修理等の作業を行うことができる。また、点検又は交換修理の作業が終わった後は、前述した取付作業と同様にして第1の分割体12Aをドアボディ11に取り付けると、第1の分割体12Aでスピーカ13や接続コネクタ15a、15b、16aを再び覆うことができる。
したがって、本発明の自動車用内装部品としてのドアトリム12によれば、組立後に電装部品であるスピーカ13等の交換又は修理作業等の必要が生じたとき、固定手段である係止爪21と係止孔27等で固定されている接続を解除し、第2の内装部品分割体である第2の分割体12Bは取り外さないでそのまま取り付けた状態で、第1の内装部品分割体である第1の分割体12Aを取り外すと、それまで第1の分割体12Aで覆われていたスピーカ13とワイヤハーネス15、16の接続コネクタ15a、15b、16aが表出されて、スピーカ13等の交換作業又は修理作業を行うことができる。また、交換又は修理作業後は第1の分割体12Aを元の位置に戻し、係止爪21と係止孔27等で再び固定することにより作業を完了することができる。すなわち、ドアトリム12の全体を取り外さずに、一部の第1の分割体12Aだけを取り外して簡単に作業をすることができるので、作業性が向上し、交換・修理の作業コストを低減させることができる。
なお、上記実施例では、固定手段30として、第1の分割体12Aの係止爪21をドアボディ11の係止孔27に係合させるようにした構造を開示したが、例えば図9に示すように、第1の分割体12Aにおける第1の重複部18の内面に設けた係止爪21と第2の分割体12Bにおける第2の重複部23に設けた取付孔24とで固定手段30を構成し、係止爪21を取付孔24に着脱可能に係合させて、第2の分割体12Bに対し第1の分割体12Aを着脱させる構造にしてもよい。
また、係止孔27を第1の分割体12Aの第1の重複部18に形成し、係止爪21を第2の分割体12Bの第2の重複部23又はドアボディ11に設けてなる固定手段としてもよいものである。
また、上記実施例では、自動車用ドアのドアトリムに適用した場合について説明したが、自動車のラゲージルーム用トリムやトランクルーム用トリム等の自動車用部品としても適用できるものである。
さらに、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれものである。
10 自動車用ドア
11 ドアボディ
12 ドアトリム(自動車用内装部品)
12A 第1の分割体
12B 第2の分割体
13 スピーカ
14 パワースイッチユニット
15 ワイヤハーネス
15a 接続コネクタ
15b 接続コネクタ
16 ワイヤハーネス
16a 接続コネクタ
18 第1の重複部
19 スピーカグリル
20 位置決め突起
21 係止爪
22 ロケートピン
23 第2の重複部
24 取付孔
25 取付孔
26 開口
27 係止孔
28 ロケート孔
29 クリップ
30 固定手段
S 隙間

Claims (3)

  1. 電装部品と該電装部品と接続された接続コネクタを有するワイヤハーネスを覆って、ボディの内面側に取り付ける自動車用内装部品であって、
    外周部分に第1の重複部を有して前記電装部品と前記ワイヤハーネスの接続コネクタを覆って前記ボディに取り付ける第1の内装部品分割体と、
    前記第1の内装部品分割体の前記第1の重複部が重ね合わされる第2の重複部を有する第2の内装部品分割体と、
    前記第1の重複部と前記第2の重複部との間を着脱可能に接続する固定手段と、を有し、
    前記固定手段は、係止爪と該係止爪が着脱可能に係止される係止孔とを有するものであり、
    前記係止爪は、前記ボディの内面側に向かって突出して前記第1の重複部に一体に形成され、
    前記係止孔は、前記ボディに形成されており、
    前記第1の重複部は、前記第2の重複部よりも車室内側に位置するように重ね合わされる、ことを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 前記第1の内装部品分割体は、前記第1の重複部に前記ボディの内面に向かって突出しているロケートピンを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
  3. 前記第1の内装部品分割体と第2の内装部品分割体は、ドアボディに取り付けられるドアトリムである、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用内装部品。
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