JP6201777B2 - 誘導加熱乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ボディに対して誘導加熱を行って、その表面を乾燥させる誘導加熱乾燥装置に関する。
自動車等の車両ボディに塗装を行った後には、この車両ボディを乾燥炉内へ搬送し、乾燥炉内において、バーナの燃焼を行って発生させた熱風をファンによって送風して、車両ボディを加熱して乾燥させている。
一方、乾燥炉を用いて乾燥を行う際には、乾燥炉内の温度分布が不均一になったり、塗膜の外面が内面よりも先に乾くことによって塗装の品質に影響が生じたり、塗装面に埃が付着したりする問題が生じるおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1の誘導加熱乾燥装置においては、車両ボディの各部の外板に対して誘導加熱を行って、各部の外板の表面を乾燥させることが開示されている。この誘導加熱乾燥装置においては、固有抵抗値の異なる複数の金属板を、誘導加熱コイルの通電条件を異ならせて誘導加熱することにより、各部の外板を安定して略均一に加熱して乾燥させている。
また、例えば、特許文献2の誘導加熱装置は、ワークの上面に対向して所定のピッチで複数配置される上側コイル群と、ワークの下面に対向して上側コイル群の配置ピッチと同じピッチで複数配置される下側コイル群とを備えている。上側コイル群の各コイルの中心位置は、下側コイル群の各コイルの中心位置と半ピッチずれて配置されており、上側コイル群へ通電する位相と、下側コイル群へ通電する位相とを90°ずらしている。そして、ワークを挟む上下コイルによる誘導加熱において、ワークの温度分布を均一化している。
特開2011−69500号公報 特開2007−200813号公報
しかしながら、車両ボディ等の大きな構造体になると、金属板の表裏両面から誘導加熱することができず、構造体の全体を均一に加熱するためには更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、車両ボディにおける広範囲の部分を、できるだけ均一に加熱することができる誘導加熱乾燥装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、車両ボディに対して誘導加熱を行って、該車両ボディの表面を乾燥させる誘導加熱乾燥装置であって、
渦巻き形状に形成され、通電手段によって通電される複数の第1誘導加熱コイルと、
渦巻き形状に形成され、上記通電手段によって上記複数の第1誘導加熱コイルが通電される時間帯と異なる時間帯に通電される複数の第2誘導加熱コイルと、を備え、
上記複数の第1誘導加熱コイルと上記複数の第2誘導加熱コイルとは、上記車両ボディに対向する近接コイル部と、該近接コイル部から折曲部を介して折れ曲がって上記車両ボディから離れる方向にオフセットする離隔コイル部とを有しており、
上記第1誘導加熱コイルの上記離隔コイル部が上記第2誘導加熱コイルの上記近接コイル部に重なり、かつ、上記第2誘導加熱コイルの上記離隔コイル部が上記第1誘導加熱コイルの上記近接コイル部に重なって、上記複数の第1誘導加熱コイル及び上記複数の第2誘導加熱コイルが、上記車両ボディに沿って互いに隣接して配置されていることを特徴とする誘導加熱乾燥装置にある。
上記誘導加熱乾燥装置においては、通電手段によって互いに異なるタイミングで通電される複数の第1誘導加熱コイルと複数の第2誘導加熱コイルとが、近接コイル部と離隔コイル部とを有している。そして、第1誘導加熱コイルの離隔コイル部が第2誘導加熱コイルの近接コイル部に重なり、かつ、第2誘導加熱コイルの離隔コイル部が第1誘導加熱コイルの近接コイル部に重なっている。また、複数の第1誘導加熱コイル及び複数の第2誘導加熱コイルは、車両ボディに沿って互いに隣接して配置されている。
これにより、車両ボディに対する第1誘導加熱コイルの配置距離と、車両ボディに対する第2誘導加熱コイルの配置距離とをできるだけ揃えることができる。そのため、通電手段によって複数の第1誘導加熱コイルと複数の第2誘導加熱コイルとに互いに異なるタイミングで通電する際に、第1誘導加熱コイルによる車両ボディの加熱条件と第2誘導加熱コイルによる車両ボディの加熱条件とをできるだけ揃えることができる。また、通電手段による第1誘導加熱コイルと第2誘導加熱コイルとへの通電条件を合わせることもでき、通電手段の構成を簡単にすることもできる。
それ故、上記誘導加熱乾燥装置によれば、車両ボディにおける広範囲の部分を、できるだけ均一に加熱することができる。
実施例1にかかる、車両ボディの底部に誘導加熱乾燥装置を配置した状態を、車両ボディの左右方向から見た状態で模式的に示す説明図。 実施例1にかかる、車両ボディの底部に誘導加熱乾燥装置を配置した状態を、車両ボディの前後方向から見た状態で模式的に示す説明図。 実施例1にかかる、第1誘導加熱コイルと第2誘導加熱コイルとが重なる状態を、側方から見た状態で拡大して示す説明図。 実施例1にかかる、第1誘導加熱コイル(又は第2誘導加熱コイル)を平面的に配列した状態を示す説明図。 実施例1にかかる、車両ボディの底部に対する各誘導加熱コイルの配置状態の一例を示す平面図。 実施例1にかかる、誘導加熱乾燥装置の電気的構成を模式的に示す説明図。 実施例1にかかる、横軸に時間をとり、縦軸に印加電圧をとって、第1誘導加熱コイルと第2誘導加熱コイルとに通電を行うタイミングを示すグラフ。 実施例1にかかる、第1誘導加熱コイル及び第2誘導加熱コイルによって加熱される車両ボディの底部の加熱状態を模式的に示す説明図。 実施例2にかかる、第1誘導加熱コイル(又は第2誘導加熱コイル)を平面的に配列した状態を示す説明図。 実施例2にかかる、第1誘導加熱コイルと第2誘導加熱コイルとが互いに重なる状態を模式的に示す説明図。
上述した誘導加熱乾燥装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記誘導加熱乾燥装置においては、上記複数の第1誘導加熱コイル及び上記複数の第2誘導加熱コイルは、上記車両ボディに必ずしも完全に沿って配置されている必要はなく、車両ボディに大まかに沿って配置されていればよい。また、上記複数の第1誘導加熱コイルの中の一部、及び上記複数の第2誘導加熱コイルの中の一部には、車両ボディに沿っていないものがあってもよい。
また、上記第1誘導加熱コイル及び上記第2誘導加熱コイルは、一本のコイル線又は複数のマグネットワイヤが撚り合わされたコイル線を略四角形の渦巻き形状に巻回された渦巻きコイルであり、上記近接コイル部、上記離隔コイル部及び上記折曲部は、上記渦巻きコイルを折り曲げて形成されていてもよい。
この場合には、各誘導加熱コイルの製造が容易であり、各誘導加熱コイルを、車両ボディの表面の面方向に、できるだけ隙間を空けずに隣接して配置することが容易である。
また、上記渦巻きコイルの、上記略四角形の対角線の交点位置を含む渦巻き形状の中心側部分には、上記コイル線が巻回されていないことによる磁場貫通用穴が形成されていてもよい。
渦巻きコイルからなる第1誘導加熱コイルと第2誘導加熱コイルとは、それぞれの離隔コイル部と近接コイル部とが重なっている。そのため、第1誘導加熱コイル及び第2誘導加熱コイルのうちのいずれか一方の渦巻きコイルに通電を行う際に形成される磁場(磁力線)は、通電を行っていない他方の渦巻きコイルによって阻害されやすく、他方の渦巻きコイルを貫通しにくい状態にある。一方の渦巻きコイルに通電を行う際に形成される磁場は、他方の渦巻きコイルにおける隙間を貫通しなければならない。
また、渦巻きコイルの外周側部分及び中心側部分の全体にコイル線が巻回されている場合、中心側部分のコイル線は、外周側部分のコイル線に比べて、渦巻きコイルに通電を行った際に生じる磁場の形成に関与しにくい。
そこで、第1誘導加熱コイル及び第2誘導加熱コイルを、外周側部分にのみコイル線が巻回された渦巻きコイルによって構成する。これにより、第1誘導加熱コイルに通電を行う際に生じる磁場を、第2誘導加熱コイルの中心側部分における磁場貫通用穴を貫通させて、車両ボディに作用させることができる。また、同様に、第2誘導加熱コイルに通電を行う際に生じる磁場を、第1誘導加熱コイルの中心側部分における磁場貫通用穴を貫通させて、車両ボディに作用させることができる。そして、各誘導加熱コイルによる磁力線の低下を極力抑えることができる。そのため、磁力線によって車両ボディに渦電流を効果的に発生させることができ、車両ボディの加熱を促進することができる。
また、互いに隣接する上記第1誘導加熱コイルは、互いに逆巻き方向に通電されて、互いに対向する外周部分において、同じ方向に電流が流れるよう構成されており、互いに隣接する上記第2誘導加熱コイルは、互いに逆巻き方向に通電されて、互いに対向する外周部分において、同じ方向に電流が流れるよう構成されており、上記複数の第1誘導加熱コイルにおける上記互いに対向する外周部分と、上記複数の第2誘導加熱コイルにおける上記互いに対向する外周部分とは、上記車両ボディの面方向において互いにずれていてもよい。
この場合には、複数の第1誘導加熱コイルにおける互いに対向する外周部分には、他の部分に比べて強い磁力線が発生する。また、複数の第2誘導加熱コイルにおける互いに対向する外周部分には、他の部分に比べて強い磁力線が発生する。そして、各第1誘導加熱コイルによって強い磁力線が発生する部位に対向する車両ボディの部分には、強い渦電流が発生し、この強い渦電流が発生した部位が強く加熱される。また、各第1誘導加熱コイルによって強く加熱されなかった車両ボディの部分は、各第2誘導加熱コイルによって発生する強い渦電流によって強く加熱される。そのため、車両ボディにおける広範囲の部分を、より均一に加熱することができる。
なお、車両ボディの面方向とは、車両ボディを構成する鋼板の板面に沿った方向のことをいう。
上記複数の第1誘導加熱コイルの配列ピッチと、上記複数の第2誘導加熱コイルの配列ピッチとは同じになっており、上記複数の第2誘導加熱コイルは、上記複数の第1誘導加熱コイルに対して略半ピッチ分だけ上記車両ボディの一方向にずれて配列されていてもよい。
この場合には、車両ボディにおいて強く加熱される部分を、できるだけ均等に割り振ることができる。
また、上記車両ボディは、自動車のアンダーボディに対して、縦方向に延びるサイドメンバーと横方向に延びるクロスメンバーとを設けて形成されており、上記複数の第1誘導加熱コイルと上記複数の第2誘導加熱コイルとは、少なくとも上記サイドメンバーと上記クロスメンバーとに対向する位置に配置されていてもよい。
この場合には、鋼板の板厚が大きい補強部品であるサイドメンバー及びクロスメンバーの配設位置を、複数の第1誘導加熱コイル及び複数の第2誘導加熱コイルによって集中的に加熱することができる。そのため、車両ボディの表面の加熱乾燥を促進させることができる。なお、第1誘導加熱コイル及び第2誘導加熱コイルは、サイドメンバー及びクロスメンバーが設けられていないアンダーボディの部位に対向していてもよい。
また、上記通電手段は、上記複数の第1誘導加熱コイルと上記複数の第2誘導加熱コイルとに対して、所定の周波数の交流電圧を印加して通電を行う通電時と、該通電を停止して待機する待機時とを、交互に繰り返し実行するよう構成されていてもよい。
この場合には、通電手段は、第1誘導加熱コイルに印加する交流電圧の位相と第2誘導加熱コイルに印加する交流電圧の位相とをずらすのではなく、第1誘導加熱コイルに通電を行う時間帯と、第2誘導加熱コイルに通電を行う時間帯とをずらす。そのため、通電手段に必要とされる電力のピーク値を抑えることができる。
以下に、誘導加熱乾燥装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の誘導加熱乾燥装置1は、図1〜図6に示すごとく、車両ボディ3の底部31に対して誘導加熱を行って、車両ボディ3の底部31の表面を乾燥させるものである。誘導加熱乾燥装置1は、渦巻き形状に形成され、通電手段26によって通電される複数の第1誘導加熱コイル2Aと、渦巻き形状に形成され、通電手段26によって複数の第1誘導加熱コイル2Aが通電される時間帯と異なる時間帯に通電される複数の第2誘導加熱コイル2Bとを備えている。
図2、図3に示すごとく、複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとは、車両ボディ3の底部31に対向する近接コイル部21A,21Bと、近接コイル部21A,21Bから折曲部23を介して折れ曲がって車両ボディ3の底部31から離れる方向にオフセットする離隔コイル部22A,22Bとを有している。第1誘導加熱コイル2Aの離隔コイル部22Aが第2誘導加熱コイル2Bの近接コイル部21Bの離隔側に重なり、かつ、第2誘導加熱コイル2Bの離隔コイル部22Bが第1誘導加熱コイル2Aの近接コイル部21Aの離隔側に重なって、複数の第1誘導加熱コイル2A及び複数の第2誘導加熱コイル2Bが、車両ボディ3の底部31の形状に沿って互いに隣接して配置されている。なお、ここでいう「離隔側」とは、車両ボディ3の底部31から離れる側のことをいう。
以下に、本例の誘導加熱乾燥装置1につき、図1〜図8を参照して詳説する。
図1、図2は、車両ボディ3の底部31に誘導加熱乾燥装置1を配置した状態を模式的に示す。同図に示すごとく、本例の誘導加熱乾燥装置1は、電着塗装等の塗装を行った後の車両ボディ(メインボディ)3の底部31を加熱し、底部31を構成する鋼板における塗装膜を加熱して乾燥させるために用いる。車両ボディ3は、搬送ラインによって、車両ボディ3に塗装が行われる塗装工程から、誘導加熱乾燥装置1によって車両ボディ3の乾燥を行う乾燥工程まで搬送されるようになっている。第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bによる誘導加熱乾燥装置1は、乾燥工程を形成する搬送ラインの床面に設置されている。そして、乾燥工程において、車両ボディ3は、誘導加熱乾燥装置1に対する上方に対向して配置される。
図3は、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとが重なる状態を、側方から見た状態で拡大して示す。図4は、第1誘導加熱コイル2A(又は第2誘導加熱コイル2B)を平面的に配列した状態を示す。同各図に示すごとく、第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bは、一本のコイル線201を略四角形の渦巻き形状に巻回された渦巻きコイル20である。そして、近接コイル部21A,21B、離隔コイル部22A,22B及び折曲部23は、渦巻きコイル20を、近接コイル部21A,21Bと離隔コイル部22A,22Bとが略平行になるように折り曲げて形成されている。
コイル線201は、種々の断面形状にすることができ、中実形状であっても中空形状であってもよい。コイル線201は、銅材料からなる導体層と、導体層の表面に設けられた絶縁層とを有するものとすることができる。また、コイル線201は、複数のエナメル線(マグネットワイヤ)が撚り合わされたリッツ線とすることもできる。
図3に示すごとく、複数の第1誘導加熱コイル2Aの配列ピッチPと、複数の第2誘導加熱コイル2Bの配列ピッチPとは同じになっている。また、複数の第2誘導加熱コイル2Bは、複数の第1誘導加熱コイル2Aに対して略半ピッチP/2分だけ、車両ボディ3の面方向における一方向にずれて配列されている。なお、各第2誘導加熱コイル2Bが、各第1誘導加熱コイル2Aに対して一方向にずれる量は、特に車両ボディ3の底部31が立体的形状を有する部位においては、略半ピッチP/2とならず、1/3〜2/3Pとなることがある。
図4に示すごとく、各誘導加熱コイル2A,2Bは、中心部分242から外周部分241に向かうに従って、四角形状が順次大きくなる渦巻き形状に形成され、中心部分242と最外周部分241とからコイル端部251,252が引き出されている。各誘導加熱コイル2A,2Bは、各コイル端部251,252によって直列に接続されている。
第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとは、略同じ大きさに形成されており、各誘導加熱コイル2A,2Bにおける離隔コイル部22A,22Bと近接コイル部21A,21Bとは、略同じ大きさに形成されている。複数の第1誘導加熱コイル2A及び複数の第2誘導加熱コイル2Bは、平面状態で見て、それぞれ格子状に配列されている。
また、同図に示すごとく、互いに隣接する第1誘導加熱コイル2Aは、互いに逆巻き方向に通電されて、互いに対向する外周部分241において、同じ方向に電流Iが流れるよう構成されている。また、互いに隣接する第2誘導加熱コイル2Bは、互いに逆巻き方向に通電されて、互いに対向する外周部分241において、同じ方向に電流Iが流れるよう構成されている。そして、複数の第1誘導加熱コイル2Aにおける互いに対向する外周部分241には、他の部分に比べて強い磁力線が発生する。また、複数の第2誘導加熱コイル2Bにおける互いに対向する外周部分241には、他の部分に比べて強い磁力線が発生する。同図において、強い磁力線が発生する部位を四角の網掛けHによって示す。
第1誘導加熱コイル2Aにおいて、最も端に位置する第1誘導加熱コイル2Aを除く残りの各第1誘導加熱コイル2Aは、4方向の外周部分241が隣接する第1誘導加熱コイル2Aの外周部分241と対向している。そして、各第1誘導加熱コイル2Aの4方向において、互いに隣接する外周部分241同士には同じ方向に電流Iが流れ、磁力線が強められている。
また、第2誘導加熱コイル2Bにおいて、最も端に位置する第2誘導加熱コイル2Bを除く残りの各第2誘導加熱コイル2Bは、4方向の外周部分241が隣接する第2誘導加熱コイル2Bの外周部分241と対向している。そして、各第2誘導加熱コイル2Bの4方向において、互いに隣接する外周部分241同士には同じ方向に電流Iが流れ、磁力線が強められている。
図4に示すごとく、本例の誘導加熱乾燥装置1においては、各誘導加熱コイル2A,2Bの外周部分241が互いに対向する位置の近傍に強い磁力線が発生して、この位置の近傍に対向する車両ボディ3の底部31の部分に強い渦電流が発生し、この底部31の部分が高温に加熱される。これに対し、各誘導加熱コイル2A,2Bの中心部分242の近傍及び各誘導加熱コイル2A,2Bの角部分243の近傍には強い磁力線は発生せず、これらの部分の近傍に対向する車両ボディ3の底部31の部分には弱い渦電流が発生し、この底部31の部分は低温に加熱される。
図5は、車両ボディ3の底部31に対する各誘導加熱コイル2A,2Bの配置状態の一例を示す。同図に示すごとく、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとは、車両ボディ3の底部31の表面における一方向に向けて、それらの離隔コイル部22A,22Bと近接コイル部21A,21Bとが上下に交互に重なった配置列を形成している。また、各配置列は、車両ボディ3の底部31の表面における一方向に直交する方向に互いに隣接して配置されている。各誘導加熱コイル2A,2Bは、車両ボディ3の底部31(本例ではサイドメンバー33及びクロスメンバー34)の表面形状に沿って、適宜折り曲げられて形成されている。
また、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとは、離隔コイル部22A,22Bと近接コイル部21A,21Bとが並ぶ方向を、互いに90°異ならせて、上下に重ねて配置することもできる。
同図に示すごとく、車両ボディ3の底部31は、自動車のアンダーボディ(フロアパネル)32に対して、縦方向に延びる複数のサイドメンバー33と横方向に延びる複数のクロスメンバー34とを設けて形成されている。サイドメンバー33及びクロスメンバー34は、アンダーボディ32に対する下方から取り付けられている。
本例の複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとは、サイドメンバー33とクロスメンバー34とに対して下方から対向するよう設置されている。複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとは、サイドメンバー33及びクロスメンバー34の面形状に沿って、アンダーボディ32の表面における縦方向及び横方向に互いに隣接して配置されている。
また、第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bの一部は、サイドメンバー33及びクロスメンバー34が設けられていないアンダーボディ32の部位に対向している。車両ボディ3の底部31において、鋼板の板厚が大きい補強部品であるサイドメンバー33及びクロスメンバー34の配設位置を集中的に加熱して、車両ボディ3の表面の加熱乾燥を促進させることができる。
図6は、誘導加熱乾燥装置1の電気的構成を模式的に示す。同図に示すごとく、複数の第1誘導加熱コイル2Aは、その全体が直列に接続されており、複数の第2誘導加熱コイル2Bは、その全体が直列に接続されている。本例の通電手段26は、各誘導加熱コイル2A,2Bに印加する交流電圧を発生させる電源装置である。複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとは、通電手段26の切換動作によって、交互に交流電圧が印加されるよう構成されている。通電手段26は、切換スイッチ261を操作して、複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとに通電するタイミングを異ならせるよう構成されている。
複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとは、車両ボディ3に対して同じ距離に配置されており、車両ボディ3を加熱する性能が略同じになっている。そして、複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとに対する通電手段26の通電条件は、印加電圧値、通電電流値、通電時間、周波数等が同じ設定となっている。これにより、通電手段26の構成を簡単にすることができる。
複数の第1誘導加熱コイル2A及び複数の第2誘導加熱コイル2Bは、車両ボディ3の底部31における鋼板の厚み・形状等、あるいは車両ボディ3の底部31までの距離等に応じて、底部31の各部位によって加熱量を異ならせるために、所定数ごとに分割した分割組として接続することもできる。この場合には、分割組を構成する複数の第1誘導加熱コイル2A及び複数の第2誘導加熱コイル2Bごとに通電手段26を接続し、通電手段26ごとに、印加電圧値、通電電流値、通電時間、周波数等の通電条件を設定することができる。
また、第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bは、車両ボディ3の底部31の面形状に沿って変形させないで、車両ボディ3の底部31に対向させて配置することもできる。この場合には、車両ボディ3の底部31から、各第1誘導加熱コイル2A及び各第2誘導加熱コイル2Bまでの距離が、部分的に異なることがある。そのため、この場合には、例えば、車両ボディ3の底部31から遠くに配置された第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bの分割組に通電する通電手段26の通電量(電力)等を、車両ボディ3の底部31の近くに配置された第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bの分割組に通電する通電手段26の通電量(電力)等よりも多くすることができる。
図7は、横軸に時間tをとり、縦軸に印加電圧Vをとって、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとに通電を行うタイミングを示す。同図に示すごとく、通電手段26は、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとに対して、所定の周波数の交流電圧を印加して通電を行う通電時T1と、この通電を停止して待機する待機時T2とを、交互に繰り返し実行するよう構成されている。同図においては、通電時T1に交流電圧を印加することを示す。
通電手段26は、第1誘導加熱コイル2Aに印加する交流電圧の位相と第2誘導加熱コイル2Bに印加する交流電圧の位相とをずらすのではなく、第1誘導加熱コイル2Aに通電を行う時間帯と、第2誘導加熱コイル2Bに通電を行う時間帯とをずらす。そのため、通電手段26に必要とされる電力のピーク値を抑えることができる。
図8は、第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bによって加熱される車両ボディ3の底部31の加熱状態を模式的に示す。同図においては、各第1誘導加熱コイル2Aを実践の四角で簡略的に示し、各第2誘導加熱コイル2Bを破線の四角で簡略的に示す。そして、各第1誘導加熱コイル2Aによって高温に加熱される部位Xを薄い網掛けで示し、各第2誘導加熱コイル2Bによって高温に加熱される部位Yを濃い網掛けによって示す。
そして、複数の第2誘導加熱コイル2Bは、複数の第1誘導加熱コイル2Aに対して略半ピッチP/2分だけ一方向にずれて配列されている。これにより、各第1誘導加熱コイル2Aによって強く加熱されなかった車両ボディ3の部分を補うように各第2誘導加熱コイル2Bによって強く加熱することができる。
また、誘導加熱乾燥装置1においては、第1誘導加熱コイル2Aの離隔コイル部22Aが第2誘導加熱コイル2Bの近接コイル部21Bの離隔側に重なり、かつ、第2誘導加熱コイル2Bの離隔コイル部22Bが第1誘導加熱コイル2Aの近接コイル部21Aの離隔側に重なっている。また、複数の第1誘導加熱コイル2A及び複数の第2誘導加熱コイル2Bは、車両ボディ3の底部31の面形状に沿って互いに隣接して配置されている。
これにより、車両ボディ3に対する第1誘導加熱コイル2Aの配置距離(配置間隔)と、車両ボディ3に対する第2誘導加熱コイル2Bの配置距離とをできるだけ揃えることができる。そのため、通電手段26によって複数の第1誘導加熱コイル2Aと複数の第2誘導加熱コイル2Bとに互いに異なるタイミングで通電する際に、第1誘導加熱コイル2Aによる車両ボディ3の加熱条件と第2誘導加熱コイル2Bによる車両ボディ3の加熱条件とをできるだけ揃えることができる。また、通電手段26による第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとへの通電条件を合わせることもでき、通電手段26の構成を簡単にすることもできる。
それ故、本例の誘導加熱乾燥装置1によれば、車両ボディ3における広範囲の部分を、できるだけ均一に加熱することができる。
(実施例2)
本例は、渦巻きコイル20から構成された第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bに、磁場貫通用穴27を形成した例である。
図9に示すように、本例の第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bは、渦巻き形状の外周側部分にのみコイル線201が巻回された渦巻きコイル20によって形成されている。第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bを構成する渦巻きコイル20の渦巻き形状の中心側部分には、コイル線201が巻回されていないことによる磁場貫通用穴27が形成されている。また、渦巻きコイル20は、略四角形に巻回されており、渦巻き形状の中心側部分は、略四角形の2本の対角線の交点位置を含む部分である。磁場貫通用穴27は、渦巻きコイル20の全長に対して1/2〜1/4の長さの範囲内にある中心側部分に形成することができる。
本例のコイル線201は、複数のエナメル線が撚り合わされて形成されたリッツ線である。リッツ線における各エナメル線の表面には、絶縁層が形成されている。そして、コイル線201を渦巻き形状に巻回する際には、コイル線201同士の間にできるだけ隙間が生じないようにしている。なお、図9においては、図を見やすくするために、コイル線201同士の間に形成された隙間を、大きく記載している。また、コイル線201同士の間の絶縁性は、各エナメル線に形成された絶縁層によって確保している。
第1誘導加熱コイル2Aの離隔コイル部22Aと第2誘導加熱コイル2Bの近接コイル部21Bとの重なり、及び第2誘導加熱コイル2Bの離隔コイル部22Bと第1誘導加熱コイル2Aの近接コイル部21Aとの重なりは、車両ボディ3の一方向に向けて交互に形成される。そして、この車両ボディ3の一方向に形成された第1のコイル列X1の横に隣接して、第1のコイル列X1と同様に形成された第2のコイル列X2が配置される。このとき、第2のコイル列X2における、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとの重なり方は、第1のコイル列X1と異なっていてもよい。また、第2のコイル列X2における、第1誘導加熱コイル2Aと第2誘導加熱コイル2Bとの重なり方は第1のコイル列X1と同じであってもよい。
第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bのうちのいずれか一方の渦巻きコイル20に通電を行う際に形成される磁場(磁力線)は、通電を行っていない他方の渦巻きコイル20における隙間を貫通しなければならない。そこで、第1誘導加熱コイル2A及び第2誘導加熱コイル2Bを構成する渦巻きコイル20において、磁場の形成に関与しにくい中心側部分のコイル線201をなくす。そして、渦巻きコイル20の中心側部分に磁場貫通用穴27を形成するとともに、渦巻きコイル20を外周側部分に巻回されたコイル線201のみによって構成する。
これにより、第1誘導加熱コイル2Aに通電を行う際に生じる磁場を、第2誘導加熱コイル2Bにおける磁場貫通用穴27を貫通させて、車両ボディ3に作用させることができる。また、同様に、第2誘導加熱コイル2Bに通電を行う際に生じる磁場を、第1誘導加熱コイル2Aにおける磁場貫通用穴27を貫通させて、車両ボディ3に作用させることができる。そして、各誘導加熱コイル2A,2Bにおける磁力線の低下を極力抑えることができる。そのため、磁力線によって車両ボディ3に渦電流を効果的に発生させることができ、車両ボディ3の加熱を促進することができる。
本例においても、誘導加熱乾燥装置1のその他の構成及び図中の符号は、上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 誘導加熱乾燥装置
2A 第1誘導加熱コイル
2B 第2誘導加熱コイル
201 コイル線
21A,21B 近接コイル部
22A,22B 離隔コイル部
23 折曲部
26 通電手段
27 磁場貫通用穴
3 車両ボディ
31 底部
32 アンダーボディ
33 サイドメンバー
34 クロスメンバー

Claims (7)

  1. 車両ボディに対して誘導加熱を行って、該車両ボディの表面を乾燥させる誘導加熱乾燥装置であって、
    渦巻き形状に形成され、通電手段によって通電される複数の第1誘導加熱コイルと、
    渦巻き形状に形成され、上記通電手段によって、上記複数の第1誘導加熱コイルが通電される時間帯と異なる時間帯に通電される複数の第2誘導加熱コイルと、を備え、
    上記複数の第1誘導加熱コイルと上記複数の第2誘導加熱コイルとは、上記車両ボディに対向する近接コイル部と、該近接コイル部から折曲部を介して折れ曲がって上記車両ボディから離れる方向にオフセットする離隔コイル部とを有しており、
    上記第1誘導加熱コイルの上記離隔コイル部が上記第2誘導加熱コイルの上記近接コイル部に重なり、かつ、上記第2誘導加熱コイルの上記離隔コイル部が上記第1誘導加熱コイルの上記近接コイル部に重なって、上記複数の第1誘導加熱コイル及び上記複数の第2誘導加熱コイルが、上記車両ボディに沿って互いに隣接して配置されていることを特徴とする誘導加熱乾燥装置。
  2. 上記第1誘導加熱コイル及び上記第2誘導加熱コイルは、一本のコイル線又は複数のマグネットワイヤが撚り合わされたコイル線を略四角形の渦巻き形状に巻回された渦巻きコイルであり、
    上記近接コイル部、上記離隔コイル部及び上記折曲部は、上記渦巻きコイルを折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱乾燥装置。
  3. 上記渦巻きコイルの、上記略四角形の対角線の交点位置を含む渦巻き形状の中心側部分には、上記コイル線が巻回されていないことによる磁場貫通用穴が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱乾燥装置。
  4. 互いに隣接する上記第1誘導加熱コイルは、互いに逆巻き方向に通電されて、互いに対向する外周部分において、同じ方向に電流が流れるよう構成されており、
    互いに隣接する上記第2誘導加熱コイルは、互いに逆巻き方向に通電されて、互いに対向する外周部分において、同じ方向に電流が流れるよう構成されており、
    上記複数の第1誘導加熱コイルにおける上記互いに対向する外周部分と、上記複数の第2誘導加熱コイルにおける上記互いに対向する外周部分とは、上記車両ボディの面方向において互いにずれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導加熱乾燥装置。
  5. 上記複数の第1誘導加熱コイルの配列ピッチと、上記複数の第2誘導加熱コイルの配列ピッチとは同じになっており、
    上記複数の第2誘導加熱コイルは、上記複数の第1誘導加熱コイルに対して略半ピッチ分だけ上記車両ボディの一方向にずれて配列されていることを特徴とする請求項4に記載の誘導加熱乾燥装置。
  6. 上記車両ボディは、自動車のアンダーボディに対して、縦方向に延びるサイドメンバーと横方向に延びるクロスメンバーとを設けて形成されており、
    上記複数の第1誘導加熱コイルと上記複数の第2誘導加熱コイルとは、少なくとも上記サイドメンバーと上記クロスメンバーとに対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導加熱乾燥装置。
  7. 上記通電手段は、上記複数の第1誘導加熱コイルと上記複数の第2誘導加熱コイルとに対して、所定の周波数の交流電圧を印加して通電を行う通電時と、該通電を停止して待機する待機時とを、交互に繰り返し実行するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の誘導加熱乾燥装置。
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