JP6201132B2 - 封入式遊技機 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ICカードを用いて、持ち球の貸出し、および遊技終了時の持ち球の記憶を行う構成が記載されている。
また、発射球数は、入賞した球数(イン)と入賞しなかった球数(アウト)を合算した数に等しくなる。この「発射球数=イン+アウト」の管理を行うことにより、不正行為が行われなかったか、遊技球が遊技盤面上に引っ掛かっていないかを知ることが可能である。
不正行為としては、何等かの手段により扉を解放し入賞口に直接遊技球を入賞させる行為が考えられる。
遊技球が遊技盤面上に引っ掛かれば、入賞させ易い状態になることもある。通常の遊技球よりも少し大きい遊技球を、何等かの手段により遊技盤面上の釘等に引っ掛ける(詰まらせる)不正行為も考えられる。
封入式遊技機では、原則、営業中にガラス扉を開放させることはないので、封入された遊技球数は不変であり、「発射球数=イン+アウト」の関係が成立する。
遊技終了時には、必ず「発射球数=イン+アウト」の関係が成立する。
遊技中は、発射された球が入賞するまで、又はアウト口に至るまでは一定の時間がかかるが、遊技中に遊技者が発射ハンドルを離さなければ、発射された遊技球は絶え間なく盤面を流下するので、「発射球数≒イン+アウト」の関係が成立する。例えば、遊技中に遊技者が発射ハンドルを離さなければ、1分間に約100個の遊技球が発射されるが、発射された遊技球は絶え間なく盤面を流下するので、入賞口又はアウト口に入球する遊技球も1分間には約100個となる。
ところで、遊技機の種類によっては、盤面上に停留装置を備えたものもある。
この停留装置は、装置内に遊技球を一旦停留させるので、「発射球数=イン+アウト」又は「発射球数≒イン+アウト」の関係が成立しない場合も存在することになる。
本発明は、上記事情に鑑み、停留装置を有する遊技機の発射球数の管理を好適に行うことを目的として為されたものである。
遊技の進行を制御する主制御装置と、
前記情報処理装置より遊技球の貸出情報又は遊技球の貯留情報に基づいて遊技者が遊技に用いることができる遊技球の持ち球数の情報を受け、該持ち球数の情報に基づいて前記発射装置を制御せしめるとともに、遊技盤に設けられた複数の入賞口への入球に応じて賞球を付与する副制御装置と、
該副制御装置に、前記発射装置により発射される遊技球を検出する発射球検出手段と、
遊技盤に発射された遊技球のうちの入賞した入賞球を検出する入賞球検出手段と、
入賞しなかったアウト球を検出するアウト球検出手段と、
遊技盤面上に遊技球を停留する停留装置と、
該停留装置内に停留された遊技球が存在するか否かを判定する停留判定手段と、を具備し、
前記停留を解除した遊技球を前記停留装置から排出する排出口の下部に前記入賞口を備え、
前記発射球検出手段により検出される発射球数と、前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数と、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数とにより、発射球数の管理を行い、
前記停留判定手段により停留された遊技球が存在すると判定された場合には、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数及び前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数を確定しなく、
前記停留判定手段により停留された遊技球が存在しないと判定された場合には、停留された遊技球が存在しないと判定された後から所定時間経過したことを条件として、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数及び前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数を確定する、
ことを特徴とする。
入賞球を検出する入賞球検出手段は、各入賞口に各々設けられても良く、入賞球を集合させて検出する構成でも良い。また、賞球数の相違毎に集合させる構成でも良い。
停留判定手段は、遊技球が1個でも停留されていればオン又はオフする構成であれば良く、停留される遊技球の数を正確に把握する構成でなくとも良い。
停留装置は、停留した遊技球を1個宛解除する構成でもよく、停留した遊技球を一挙に解除する構成でも良い。1個宛解除する構成では、全ての遊技球が解除されるまで、停留判定手段はオン又はオフすることになる。
「所定時間」は、停留が解除されてからアウト口のアウト球検出手段により検出されるまでの時間、又は停留が解除されてから入賞口の入賞球検出手段により検出されるまでの時間、の長いほうの時間が好適である。
盤面上の停留装置の停留が解除されれば、遊技球はアウト口又は入賞口に至るからである。
これにより、停留される遊技球が存在する場合には、入賞球数及びアウト球数を確定しないので、「発射球数=イン+アウト」の関係が成立しないとして異常を報知することを防止できる。
また、停留判定手段により停留された遊技球が存在しないと判定された場合には、停留された遊技球が存在しないと判定された後から所定時間経過したことを条件として、入賞球検出手段により検出される入賞球数及びアウト球検出手段により検出されるアウト球数を確定する。
これにより、遊技終了後には、正確に「発射球数=イン+アウト」の関係をチェックすることができる。
成立しない場合には、遊技球は入賞口のどこかに詰まっているか盤面上に引っ掛かっているか、又は不正により遊技球を機械内部に入れたかである。
従って、異常を判断し報知することにより注意を喚起できる。
異常と判断された場合、遊技球の発射を停止するよう制御を行っても良い。
入賞頻度の相違や入賞球を集合させる経路の相違等により検出されるまでの時間は相違するが、絶え間なく発射していれば、通常遊技中は「発射球数≒イン+アウト」の関係が成立する。
但し、普通電動役物や大入賞口等の構造物が作動した場合には、この関係の成立を除外する構成が好ましい。入賞頻度が通常遊技中とは大きく相違するからである。
一方、確定する場合には「発射球数≒イン+アウト」の関係が成立する可能性が高く、遊技中における不正等を早期に検出することができる。
尚、所定個数は、所定時間帯にもよるが、1分間に100個の遊技球を発射する遊技機であれば、1分間における差は約5個以内と考えられる。
図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11および図略の内枠が開閉可能に設けてある。なお、これら前枠11および前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2が設けてある。
CRユニット60に関連してパチンコ機1には前枠11の下半部の左側に貸出SW171、返却SW172および残高表示装置173が設けてある。
また貸出SW171、返却SW172および残高表示装置173に隣接して遊技者が操作可能な遊技ボタン15と、その外周を囲むようにジョグダイヤル16が設置されている。
尚、遊技盤2の遊技領域20には、多数の遊技釘が植設されている。
ストッパ部材91は普電役物開放状態から閉鎖して所定期間後に図示しない停留ソレノイド515の駆動により貯留を解除する。解除された遊技球は下方に設けられたクルーン92に放出される。図17(b)が示すようにクルーン92には2つの穴があり、第1穴95に入球した球は第2始動口SWに504より検出され、第2穴96に入球した球は右入賞口SW507により検出される。ストッパ91の解除により、貯留したすべての遊技球を解除することで、クルーン92には複数の遊技球が放出され、第1穴95又は第2穴96のいずれかに入球する。なお開放延長中などは頻繁に開放されるので、貯留が過剰になりすぎて球詰まりの原因になりかねないので、スットパ部材91を解除状態にして貯留しない構成とすると良い。
なおクルーン92に設けれた第1穴95、第2穴96に入球した球はいずれも後述する入賞球検出センサ509により検出される。
そして、前枠11の裏面および内枠30には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射装置31、電源基板(図略)が設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2の裏面に設けられ、払出制御装置41、発射装置31および電源基板は内枠30に設けられている。
主制御装置40は払出制御装置41と双方向通信が可能に接続されている。
CRユニット60は遊技施設のホールコンピュータ500と通信可能に接続され、払出制御装置41との通信内容に基づいてパチンコ機1の遊技情報をホールコンピュータ500へ送信するように構成されている。
更に払出制御装置41は、発射装置中継端子板544を介して、前記発射装置31の入口での遊技球の有無を検出する発射入口センサ524、発射モータ314、前記球送り機構312を駆動する球送りソレノイド526が接続されている。そして、払出制御装置41は、主制御装置40から送られてくる遊技状況が反映されたコマンド、前記ハンドルボリューム520、タッチSW521、発射停止SW522および発射入口センサ524の信号等に基づいて発射モータ314、球送りソレノイド526を駆動制御して遊技球を発射および停止させる。
また球送り機構312の駆動を検出する球送センサ523が接続される。なお後述するが、この球送センサ523の検出に基づいて持球情報を減算する。そのため球送り機構312が駆動することで遊技球を発射台に遊技球が送られると、必ず発射モータを駆動させ遊技球を発射する構成としている。
また研磨装置45の制御の他に、払出制御装置41は、揚上中継端子板546を介して揚上入口センサ532と揚上モータ監視センサ533の検出信号が入力され、これら検出信号に応じて揚上モータ531を駆動して前記揚送装置33を制御せしめる。
更に、払出制御装置41には、内枠中継端子板547を介して第1始動口23、第2始動口24内の第1穴95及び第2穴96や大入賞口25ないし普通入賞口26等の各入賞口へ入賞した入賞球を検出する入賞球センサ509、入賞することなくアウトとなったアウト球を検出するアウト球センサ510、パチンコ機内の遊技球の適正量を検出する適正量検出センサ534、満タンセンサ535、停留装置100内に遊技球が停留されているかの検出を行う停留球検出センサ540、および夜間監視スイッチ536等の検出信号が入力される構成である。
前記アウト球センサ510は、アウト口29から研磨装置45へアウト球を送る球通路に設けられている。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1の遊技は、第1特図始動口23,第2特図始動口24内の第1穴95への入球があると、これに起因して特図当否判定用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて当否判定を行い、特図表示装置27において特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
前記特図の判定結果が大当りであれば、大当り図柄を決めて各表示装置21に大当り図柄を確定表示して大当り遊技(特別遊技)を実行する。大当り遊技は、大入賞装置25を開放し所定の時間または入球数が所定数に達して閉じるまでの動作を1ラウンドとして、所定数のラウンドを継続することを基本遊技としている。
尚、第2特図始動口24の普電役物は、通過ゲート22への入球に起因して普図の当否抽選が実施され、当否抽選の結果が当りであれば開放される。
そして本パチンコ機1は、演出図柄表示装置21において、遊技に応じて特図の変動に伴う演出表示を実施する。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
図6に示す「始動入賞確認処理」は前記入賞確認処理(S107)のサブルーチンで、第1特図始動口23および第2特図始動口24内の第1穴95への入賞があれば(S200:yes)、入賞に対応する特図の保留記憶が満杯か確認する(S201)。本実施形態における記憶可能な保留記憶数は4個である。
確変中でなければ(S312:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S314)。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
S317の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、演出図柄表示装置21に表示される特図の大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、確定図柄表示終了の処理(S341)により特図表示装置27の特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
そして大当り開始演出処理(S349)によりサブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
続く処理で時短フラグが「1」であり(S353:yes)、時短カウンタ(回数)が「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置83へ送信する。
なお賞球数信号の最大を15個に制限される必要はなく、15個以上の賞球を送信することが可能で、一度に全部に対応した賞球数信号を送信できる構成としてもよい。
持ち球情報の受信があれば(S505:yes)、払出制御装置41内のRAMなどの記憶媒体に受信した持ち球情報(持ち球数)を記憶する(S510)。
球貸信号を受信していなければ(S515:no)、主制御装置40のS405の処理により送信される賞球数信号を受信しているか確認する。受信していれば(S525:yes)、賞球数信号に設定される賞球数を前記持ち球情報に加算し記憶して、持ち球情報を更新する(S530)。S510、S520、S530により持球情報に加算すると、持球数表示装置211の表示を加算した持球数の表示に変更する処理を行う(S535)。
発射された遊技球はいずれかの入賞口かアウト口に入球するので、通常は発射球管理カウンタは入賞球カウンタとアウト球カウンタを加算した値と同じになる。
停留フラグが0ではなく1であると(S700:no)、停留球検出センサ540により遊技球が検出されていなければ(S715:yes)、待機処理1により3秒待機し(S720)、停留フラグを0にする(S725)。停留球検出センサ540により遊技球が検出されていれば(S715:no)、本処理を終了する。
S720の待機処理1により3秒間待機することで、ストッパ91の停留解除された遊技球が入賞球センサ509に到達した後に停留フラグを0にすることが可能である。
本実施例では停留球検出センサ540により停留されているか否かを検出する構成であり、貯留球数までは管理しない構成であるが、貯留球数が何個あるかまで管理する構成でもよい。この場合は貯留個数が一個でもあれば停留フラグを1にする構成が好適である。
誤差が5以上であるかの判定は、値が5多い場合と5少ない場合があるが両方とも含まれる構成である。多い場合は遊技盤面2上で球詰まりなどが発生していることが想定され、少ない場合は前枠11を開放して不正に遊技球を入賞口に直接いれて賞球を得たなどの可能性が考えられ、いずれも異常な状態であるので対処する必要がある。
計数SWがオンであれば(S900:yes)、続く905の待機処理2では、遊技盤を流下中の遊技球があると正確な持ち球数の算出ができないため、全ての遊技球が回収されるのに充分な時間(例えば5秒)待機する(S905)。待機中は発射も停止させ遊技不可能な状態にする。そしてS905の処理において、全ての遊技球が回収されるのに充分な時間経過後に、発射球数計算処理により発射球管理カウンタの値と入賞球カウンタ及びアウト球カウンタの値に誤差がないか計算する(S910)。この計算はS825の計算と同じである。計算により誤差が0であるか判定し(S915)、0であれば(S915:yes)、持球情報送信処理によりCRユニットに持球情報を送信し(S920)、払出制御装置に記憶している持球情報をクリアする(S925)。
また計数処理で持球情報を送信できるのは発射球数の誤差が0であったときのみとしたが、これに限定されず小数であれば持球情報を送信する構成としてもいい。これは不正により発生した誤差であれば多数になる可能性が高いため、不正の可能性が低い少数の誤差は問題ないと見るからである。
この場合、計数SWの操作により実行する計数処理では、貯留している遊技球を解除する構成又は貯留が検出されている場合は貯留可能個数分の誤差であった場合は異常報知しない構成が好適である。
他にも入賞口に入球してきた遊技球が停留され、入賞球センサ509により入賞球として検出ができない構成すべてに適用することが可能である。
本パチンコ機は第1実施例では、内部に停留装置100が形成されたに第2始動口24へ入球した遊技球を入賞装置の下部に設けられた入賞球センサ509により入賞球として検出する構成であったが、第2実施例では第2始動口への入賞球に関しては停留装置入賞球センサ517を第2始動口の入口に備えたことにより検出する構成である。尚、本パチンコ機の基本構成は前記第1の実施形態のそれとほぼ同一で、相違点を中心に説明する。
基本的には第1実施例と同様であるが、上述した停留装置入賞球センサ517を内枠中継端子板547に接続して払出制御装置41に検出情報を出力している。また本実施例では停留球検出センサ540は設けていない。これは停留球装置入賞球センサ517により、停留装置190に停留される前に入賞球として検出することで、発射球数を管理するのに停留球の有無は関係なくなるためである。あと第1実施例では停留ソレノイド515により駆動するストッパ91により遊技球を停留していたが、本実施例ではそれに変わり回転体196の側面197により遊技球を貯留する構成であるため停留ソレノイドではなく回転体モータが備えられている。なお回転体196は所定速度にて常に回転し続ける構成であるので、1球ずつ停留を解除することとなる。
なお、第2始動口に入球してきた遊技球は停留装置入賞球センサ517により入賞球として確定されるため、第1穴195及び第2穴194に入賞した遊技球は入賞球センサ509により検出されない経路により研磨装置45まで導かれる。
図21に示すのは第2実施例における発射計数処理である。第1実施例との違いはS620が否定判断であった場合は(S620:no)、停留装置入賞球センサ517により検出があったかを判定する(S1000)。検出があれば(S1000:yes)、入賞球カウンタを1加算し(S625)、検出がなければ(S1000:no)、S630に移行する。
本パチンコ機は第1実施例では第2始動口内に停留装置を設けた構成であったが、盤面上に停留装置290を備えた点で異なる。尚、本パチンコ機の基本構成は前記第1の実施形態のそれとほぼ同一で、相違点を中心に説明する。
また計数SW174の操作があった場合も解除する構成である。このため払出制御装置41は、計数スイッチオンが検出された場合に主制御装置に貯留解除信号を送る構成である。
停留装置100に遊技球が停留され入賞球数が確定していない状態の持球数は、停留が解除されることで第1穴95又は第2穴96の入賞口に入賞し賞球数分加算されることになるため、持球数は確定していない状態ということになる。
持球数表示を異ならせることで遊技者に持球数がまだ確定していないことを知らせることが可能となる。
なお表示態様としては、表示色を異ならせたり、点滅表示と点灯表示にするなど違いが分れば特に限定されない。
2 遊技盤
20 遊技領域
21 演出図柄表示装置
31 発射装置
40 主制御装置
41 払出制御装置
43 演出図柄制御装置
100 停留装置
509 入賞球検出手段
510 アウト球検出手段
540 停留球検出センサ
60 CRユニット(情報処理装置)
Claims (3)
- 遊技者への遊技球の貸し出し処理と、遊技球を貯留するための記憶媒体の情報の読取りおよび書込みなどの情報処理とを行う情報処理装置と通信可能に構成されており、発射装置により遊技盤に発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を前記発射装置により再度発射することで、内部に封入された所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う遊技球封入式の遊技機であって、
遊技の進行を制御する主制御装置と、
前記情報処理装置より遊技球の貸出情報又は遊技球の貯留情報に基づいて遊技者が遊技に用いることができる遊技球の持ち球数の情報を受け、該持ち球数の情報に基づいて前記発射装置を制御せしめるとともに、遊技盤に設けられた複数の入賞口への入球に応じて賞球を付与する副制御装置と、
該副制御装置に、前記発射装置により発射される遊技球を検出する発射球検出手段と、
遊技盤に発射された遊技球のうちの入賞した入賞球を検出する入賞球検出手段と、
入賞しなかったアウト球を検出するアウト球検出手段と、
遊技盤面上に遊技球を停留する停留装置と、
該停留装置内に停留された遊技球が存在するか否かを判定する停留判定手段と、を具備し、
前記停留を解除した遊技球を前記停留装置から排出する排出口の下部に前記入賞口を備え、
前記発射球検出手段により検出される発射球数と、前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数と、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数とにより、発射球数の管理を行い、
前記停留判定手段により停留された遊技球が存在すると判定された場合には、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数及び前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数を確定しなく、
前記停留判定手段により停留された遊技球が存在しないと判定された場合には、停留された遊技球が存在しないと判定された後から所定時間経過したことを条件として、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数及び前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数を確定する、
ことを特徴とする封入式遊技機。
- 遊技終了時に、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数と前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数とを合算した球数が、前記発射球検出手段により検出された発射球数と等しくなければ異常とすることを特徴とする請求項1に記載の封入式遊技機。
- 遊技中の所定時間帯において、前記入賞球検出手段により検出される入賞球数と前記アウト球検出手段により検出されるアウト球数とを合算した球数と、前記発射球検出手段により検出された発射球数との差が予め定められた所定個数以上であれば異常とすることを特徴とする請求項1に記載の封入式遊技機。
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