JP6199300B2 - ケーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルを利用して操作対象物を遠隔操作するケーブル装置に関するものである。
近年、多くの自動車は、例えば、後部座席、トランクリッド、燃料注入口の蓋等の操作対象物を遠隔操作するためのケーブル装置を備えている。このようなケーブル装置は、操作対象物と、操作対象物と離れて配置された操作部とを接続する操作側ケーブルを備えている。ケーブル装置は、操作側ケーブルを介して操作部に入力された操作(ここでは、引き操作)による力を操作対象物に伝達し、操作対象物を動作させる。
ケーブル装置を備えた構成において、操作部の操作量が予め規定していた操作量よりも多かったり、操作側ケーブルの長さが十分でなかったりした場合、操作側ケーブルに対し、操作対象物を動作させるのに必要な力以上の力(過負荷と称する)が作用する。操作側ケーブルに過負荷が作用すると、操作側ケーブルが伸びたり、操作側ケーブルの取付部が破損する等のケーブル装置自体に不具合が生じる場合がある。また、操作側ケーブルに過負荷が作用すると、操作部又は操作対象物或いはその両方に過剰な力が作用し、操作部又は操作対象物が破損してしまう場合がある。
このような、操作側ケーブルに作用する過負荷を吸収するため、様々な過負荷吸収機構が提案されている。
例えば、特許文献1では、過負荷吸収機構として、インナーケーブルに過負荷が発生したとき、アウターケーシングの端部がハウジングに近づく方向にスプリングを圧縮することで、スプリングが過負荷を吸収して関連機器に損害を与えないようにしたコントロールケーブル用過負荷保護装置が提案されている。
また、特許文献2では、過負荷吸収機構として、カムを用いてリンクの可動範囲を変えることにより、想定よりも短いケーブルが用いられたとしても、操作時のケーブルに対する負荷を低減することができるラッチ装置が提案されている。このラッチ装置では、リンクを付勢ばねで付勢することで、ケーブルの長さの差を吸収する構成となっている。
上述のような、過負荷吸収機構を備えていることで、操作側ケーブルの操作量が規定の範囲を超えた場合や操作側ケーブルの長さが十分でない場合であっても、操作側ケーブルに過負荷が作用するのを抑制している。
実開平6−4422号公報 特開2011−68263号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の発明では、操作側ケーブルが操作されていない状態でも、常にスプリング、バネ等の付勢部材による付勢力が作用している状態、つまり、過負荷吸収機構が作用している状態であるため、過負荷吸収機構の耐久性が低下する恐れがある。
そこで本発明は、耐久性の高い過負荷吸収機構を備えたケーブル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、操作側ケーブルが巻回されて接続された回動体と、前記回動体に接続された従動体と、前記回動体と前記従動体との間に設けられ、前記操作側ケーブルの操作量が所定量に達する前は、前記回動体と前記従動体とが係合して一体で回動し、前記操作側ケーブルの操作量が所定量に達した後は、前記回動体が前記従動体に対して、前記操作側ケーブルによって前記回動体に力が与えられる方向と略同一方向へ相対移動する過負荷吸収機構とを備えていることを特徴とする。
(1)本発明によると、操作側ケーブルの操作量が所定量に達した後に過負荷吸収機構が作用するため、操作側ケーブルに加わる過負荷を吸収する過負荷吸収機構の耐久性を高めることが可能である。
(2)本発明が、前記回動体の接続軸と、前記従動体の嵌合部とで過負荷吸収機構を構成していることで、前記回動体の接続軸と、前記従動体の嵌合部とにより過負荷吸収機構を機能させるため、過負荷吸収機構の耐久性をより高めることが可能である。
本発明にかかるケーブル装置の斜視図である。 図1に示すケーブル装置のカバーを外した状態の斜視図である。 図2に示すケーブル装置の一部を分解した状態の斜視図である。 本発明にかかるケーブル装置に用いられる回動体の正面図である。 図4に示す回動体の側面図である。 図4に示す回動体の背面図である。 本発明にかかるケーブル装置に用いられる従動体の正面図である。 図7に示す従動体の側面図である。 図7に示す従動体の背面図である。 本発明にかかるケーブル装置に用いられるハウジングの平面図である。 図10に示すハウジングの側面図である。 本発明にかかるケーブル装置に用いられるカバーの背面図である。 図12に示すカバーの側面図である。 本発明にかかるケーブル装置の従動体が操作側に回動した状態を示す斜視図である。 回動体が摺動している状態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかるケーブル装置の斜視図であり、図2は図1に示すケーブル装置のカバーを外した状態の斜視図であり、図3は図2に示すケーブル装置の一部を分解した状態の斜視図である。なお、図2はケーブル装置が操作されていない状態(以下、無操作状態と称する場合がある)を示している。
ケーブル装置は、不図示の操作部と不図示の操作対象物とをケーブルを介して接続するものであり、不図示の操作部が操作されると、ケーブルが引かれ(操作され)、さらに、ケーブルを介して操作対象物が操作される。ケーブル装置は、ケーブルの操作量が所定量に到達すると、操作対象物などがストッパーに当接することで、操作対象物が所定量以上操作されない構成となっている。
このようなケーブル装置において、操作対象物の操作が完了した後(ケーブルの操作量が所定量に達した後)、操作部がさらに操作されると、操作部によってケーブルは引っ張られるが操作対象物などがストッパーに当接しているので操作対象物は動かない。そのため、ケーブルには、操作対象物を操作するときよりも大きな引っ張り力が作用する。この操作対象物を操作するときよりも大きな引っ張り力が、本発明での過負荷に相当するものである。
つまり、ケーブル装置において、ケーブルの操作量が所定量に到達した後、操作部が操作され続けると、ケーブルに操作対象物の操作に必要な力より大きな力(以下、過負荷と称する)が作用する。ケーブルにこのような過負荷が作用し続けるとケーブルの伸びの原因となる。また、この過負荷は操作部及び操作対象物にも作用しており、操作部及び操作対象物或いはこれらとケーブルとの接続部分の変形、破損等の不具合の原因となる場合もある。
本発明にかかるケーブル装置Aでは、過負荷を吸収するとともに耐久性が高い過負荷吸収機構3を備えている。以下に本発明にかかるケーブル装置Aの各部材について説明したのち、ケーブル装置Aの構成及び動作について説明する。
図1〜図3に示すように、ケーブル装置Aは、不図示の操作部が接続される操作側ケーブルCa1が巻回されて接続された回動体1と、回動体1に接続された従動体2と、従動体2に接続された従動部材である出力側ケーブルCa2と、回動体1と従動体2との間に設けられた過負荷吸収機構3とを備えている。出力側ケーブルCa2は不図示の操作対象物に接続されている。
そして、図1に示すように、ケーブル装置Aは、回動体1、従動体2及び過負荷吸収機構3が、一方側に開口面を有する箱型のハウジング4の内部に配置され、カバー5によってハウジング4の開口面が覆われている。以下に、過負荷吸収機構3について詳しく説明する。
ケーブル装置Aにおいて、過負荷吸収機構3は、操作側ケーブルCa1の操作量(引き量)が所定量に達する前は、回動体1と従動体2とを一体で回動させる。そして、過負荷吸収機構3は、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達した後は、回動体1を操作側ケーブルCa1の操作方向と同じ方向へ移動させる。
すなわち、過負荷吸収機構3は、操作側ケーブルCa1の操作量が一定の範囲内にある場合、回動体1と従動体2とが接続軸31と嵌合部32において係合し、回動体1を回動させる。なお、接続部31と嵌合部32については後述する。このとき、従動体2も同時に回動する。また、過負荷吸収機構3は、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量を超えた場合、従動体2を回動させず、回動体1を操作側ケーブルCa1の操作方向(引き方向)に移動させる。このように動作することで、過負荷吸収機構3は、操作側ケーブルCa1の操作量が一定の範囲内にあるとき、操作側ケーブルCa1の引きを出力側ケーブルCa2に伝達し、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量を超えると、回動体1を摺動させることで、操作側ケーブルCa1に過負荷が作用するのを抑制している。
過負荷吸収機構3は、回動体1に設けられ、回動体1の回動軸方向へ突出する接続軸31と、従動体2に設けられ、接続軸31と嵌合する嵌合部32とを有し、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達する前は、接続軸31と嵌合して回動体1との相対回動を規制し、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達した後は、回動体1との相対回動を規制したまま、回動体1を操作側ケーブルCa1の操作方向へ移動可能とする。
まず、回動体1について新たな図面を参照して説明する。図4は本発明にかかるケーブル装置に用いられる回動体の正面図であり、図5は図4に示す回動体の側面図であり、図6は図4に示す回動体の背面図である。
図4に示すように、回動体1は、円柱形状の第一ドラム部11と、中心軸が第一ドラム部11と同一であるとともに第一ドラム部11よりも大きい半径R1の扇型である第一巻回部12とを有している。
第一巻回部12の外周面には、操作側ケーブルCa1が巻回される溝部13と、操作側ケーブルCa1の端部に取り付けられている係止用のケーブルエンドCe1を取り付けるための凹穴として設けられている係止部14とを備えている。
図5に示すように、溝部13は第一巻回部12の外周面に沿って形成されている。係止部14は、第一巻回部12における図4の図面手前側に形成された円形の凹穴であり、ケーブルエンドCe1が図5の図面上側から挿入されて収容されるように構成されている。
係止部14は溝部13の端部と連続して形成されており、係止部14にケーブルエンドCe1を取り付けることで、操作側ケーブルCa1を溝部13に沿って配置することが可能である。
この状態で、操作側ケーブルCa1に操作力が作用すると、ケーブルエンドCe1に、ケーブルエンドCe1から操作側ケーブルCa1の延びる方向の力が係止部14に作用する。また、第一巻回部12が回動又は摺動すると、ケーブルエンドCe1に力が作用する、すなわち、操作側ケーブルCa1がハウジング4の内部に移動するように引っ張られる。
図5および図6に示すように、回動体1の背面側には、過負荷吸収機構3の一部である接続軸31が、第一ドラム部11から回動体1の回動軸方向(図6の図面手前方向)へ突出している。接続軸31の中心軸は、第一ドラム部11の回動軸と一致するように形成された四角柱形状である。
第一巻回部12は周方向に第一端部121と第二端部122とを備えている。回動体1は操作側ケーブルCa1を巻回する方向(図4中A1方向)に回動したとき、第一端部121とカバー5の後述する押出し部53(第一当接部531)とが当接することにより、回動体1の回動を規制する。また、回動体1は操作ケーブルCa1を送り出す方向(図4中A2方向)に回動したときには、第二端部122とカバー5の押出し部53(第二当接部535)とが当接することで、回動体1の回動を規制することになる。
次に従動体2について図面を参照して説明する。図7は本発明にかかるケーブル装置に用いられる従動体の正面図であり、図8は図7に示す従動体の側面図であり、図9は図7に示す従動体の背面図である。図7に示すように、従動体2は、円柱形状の第二ドラム部21と、中心軸が第二ドラム部21と同一であるとともに、第二ドラム部21よりも大きい半径R2の扇型である第二巻回部22とを有している。第一ドラム部11と第二ドラム部21とは同径の円柱形状となっている。また、第二巻回部22の半径R2は第一巻回部12の半径R1よりも大きく形成されている。
図8および図9に示すように、第二ドラム部21の背面側には、ハウジング4に形成された後述の軸受部400に挿入される円柱状の回動軸20が第二ドラム部21から突設されている。回動軸20が、軸受部400に回動可能に支持され、従動体2がハウジング4の内部で回動可能とされている。また、第二ドラム部21の第二巻回部22が形成されていない部分の外周面は、従動体2が回動するとき、ハウジング4の後述する側壁部43(曲面部430)にガイドされる。
第二巻回部22の外周面には、出力側ケーブルCa2が巻回される溝部23と、出力側ケーブルCa2の端部に設けられているケーブルエンドCe2を取り付けるための凹穴である係止部24とを備えている。溝部23及び係止部24は、回動体1の溝部13及び係止部14と同様の構成であり、詳細な説明は省略する。
なお、出力側ケーブルCa2に力(例えば、出力側ケーブルCa2に接続された操作対象物が操作される前の位置へ戻ろうとする力)が作用すると、ケーブルエンドCe2に、ケーブルエンドCe2から出力側ケーブルCa2の延びる方向の力が作用する。また、従動体2が回動するとき、係止部24からケーブルエンドCe2に力が作用し、出力側ケーブルCa2がハウジング4内に引き込まれる方向に引っ張られる。
図9に示すように、従動体2の背面には、中心軸が第二ドラム部21と同一で、円弧状に形成された凹溝であるガイド溝25が形成されている。ガイド溝25は、ハウジング4の底面より突出した後述のガイド用ボス44が摺動可能に挿入される。ガイド用ボス44がガイド溝25内を摺動することで、従動体2を精度よく第二ドラム部21の中心軸回りに回動させることができる。また、このガイド用ボス44がガイド溝25の端部に接触することで、従動体2の回動範囲を規制している。
図7に示すように、従動体2には、回動体1に形成された接続軸31が摺動可能に嵌合され、第二ドラム部21の半径外方向に延びる長方形状の凹部である嵌合部32と、嵌合部32における第二ドラム部21の半径外方向端部から連続して形成され、嵌合部32よりも幅の狭い長方形状の凹部である弾性部材保持部33とが形成されている。弾性部材保持部33には、コイルバネ34が配置される。
嵌合部32は、嵌合部32の弾性部材保持部33が連続して形成されている側と反対側の端部に接続軸31を接触させたとき、第一ドラム部11の中心軸と第二ドラム部21の中心軸とが同軸上になるように形成されている。
第二巻回部22は周方向に第一端部221と第二端部222とを備えている。従動体2が出力側ケーブルCa2を巻回する方向(図7中B2方向)に回動したとき、第二端部222がハウジング4の側壁部43(第二当接部432)と当接し回動が規制される。また、従動体2が出力側ケーブルCa2を送り出す方向(図7中B1方向)に回動したとき、第一端部221がハウジング4の側壁部43(第一当接部431)と当接し回動が規制される。
過負荷吸収機構3について、図4〜図9を参照して説明する。過負荷吸収機構3は、回動体1に突設された四角柱形状の接続軸31(図4等参照)と、従動体2に凹設された嵌合部32と、嵌合部32と連続して凹設された弾性部材保持部33と、弾性部材保持部33の内部に配置されたコイルバネ34とを備えている(図7等参照)。接続軸31は嵌合部32に対して相対回動しないように、且つ嵌合部32内を摺動可能なように、嵌合部32と嵌合する。コイルバネ34は、従動体2の半径外側方向における弾性部材保持部33の端部と、接続軸31との間に配置され、接続軸31を嵌合部32の弾性部材保持部33が形成されている側と反対側に付勢する。
回動体1の中心軸と従動体2の中心軸とが同軸上になるように、回動体1を従動体2へ組み付けると、接続軸31が嵌合部32の弾性部材保持部33が形成されている側と反対側の端部に接触する。回動体1に作用した回動力(例えば、操作側ケーブルCa1の操作によるもの)は、接続軸31から嵌合部32に伝達され、従動体2に伝達される。同様に従動体2に作用した回動力は、嵌合部32から接続軸31に伝達され、回動体1に伝達される。
すなわち、回動体1が回動するのと同時に従動体2が回動する。同様に従動体2が回動するのと同時に、回動体も回動する。
操作側ケーブルCa1の操作量(引き量)が所定量を超えたとき、接続軸31が嵌合部32に沿って操作側ケーブルCa1の操作方向へ摺動する。つまり、回動体1が従動体2に対して摺動するが、従動体2は回動しない。このことにより、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量を超えたときには、操作側ケーブルCa1のみが操作され、また、回動体1の従動体2に対する摺動により、操作側ケーブルCa1に過負荷が加わらない。
接続軸31が嵌合部32内を摺動するとき、接続軸31がコイルバネ34を圧縮する。そして、接続軸31には、コイルバネ34による弾性力が作用しており、接続軸31を摺動させる力(操作側ケーブルCa1によって回動体1に作用している)が取り除かれると、接続軸31がコイルバネ34の弾性力で押され元の位置に戻るようになっている。
つまり、過負荷吸収機構3は、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達する前は、接続軸31と嵌合して回動体1との相対回動を規制し、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達した後は、回動体1との相対回動を規制したまま、回動体1を操作側ケーブルCa1の操作方向へ移動可能なように構成されている。なお、回動体1、従動体2及び過負荷吸収機構3の動作の詳細については、後述する。
次にハウジング4について図面を参照して説明する。図10は本発明にかかるケーブル装置に用いられるハウジングの平面図であり、図11は図10に示すハウジングの右側面図である。なお、図10には、従動体2の一部も示している。
ハウジング4は、底面部40と、後述する第一ケーシングキャップCp1を支持する第一キャップ支持部41と、同じく後述の第二ケーシングキャップCp2を支持する第二キャップ支持部42と、底面部40の辺縁部に突設された側壁部43と、底面部40より突出し従動体2のガイド溝25に摺動可能に挿入されるガイド用ボス44とを備えている。
底面部40には、従動体2の回動軸20が回動可能に挿入される軸受部400が形成されている。側壁部43には従動体2の第二ドラム部21の外周面が摺動可能に接触する曲面部430と、従動体2が回動したとき、第二巻回部22の第一端部221が当接する第一当接面431と、第二端部222が当接する第二当接面432とを備えている。図10に示しているように、第一当接面431は第二キャップ支持部42側に、第二当接面432は第一キャップ支持部41側にそれぞれ形成されている。そして、第一当接面431と第二当接面432との間に曲面部430が形成されている。
第一キャップ支持部41は、側壁部43と一体形成されており、第一ケーシングキャップCp1を配置するための凸部411を備えている。また、第二キャップ支持部42も、側壁部43と一体形成されている。第二キャップ支持部42は第二ケーシングキャップCp2を配置するための凹部421を備えている。
そして、図10に示しているように、第一キャップ支持部41の凸部411は、支持する第一ケーシングキャップCp1の長手方向(すなわち、操作側ケーブルCa1の操作方向)が第二当接面432と平行又は略平行となるように形成されている。また、第二キャップ支持部42の凹部421も、支持する第二ケーシングキャップCp2の長手方向(すなわち、出力側ケーブルCa2の操作方向)が第二当接面432と平行又は略平行となるように形成されている。つまり、第一ケーシングキャップCp1における操作側ケーブルCa1の操作方向と、第二ケーシングキャップCp2における出力側ケーブルCa2の操作方向とが平行又は略平行となる。
従動体2の回動軸20を軸受け部400に回動可能に挿入することができる。このとき、従動体2の回動範囲は、第一端部221が第一当接面431と当接している位置から、第二端部222が第二当接面432と当接する位置までとなっている(図10参照)。
ハウジング4には開口面を覆うようにカバー5が取り付けられる。カバー5の詳細について図面を参照して説明する。図12は本発明にかかるケーブル装置に用いられるカバーの背面図であり、図13は図12に示すカバーの底面図である。なお、図12には回動体1の一部も示している。
カバー5は、板状の平板部50と、第一ケーシングキャップCp1を支持する第一キャップ支持部51と、第二ケーシングキャップCp2を支持する第二キャップ支持部52と、平板部50の背面側から図12の図面奥方向に向けて膨出された膨出部53とを備えている。平板部50はハウジング4の側壁部43と当接し、ハウジング4の開口面を閉じることができる形状及び大きさを有している。第一キャップ支持部51は、平板部50から突設され、第一ケーシングキャップCp1を配置するための凹部511を備えている。また、第二キャップ支持部42は、第二ケーシングキャップCp2を配置するための凸部521を備えている。
なお、第一キャップ支持部51及び第二キャップ支持部52がカバー5の平板部50と一体に形成されているものとしているが、これに限定されるものではなく、ハウジング4と一体に形成されるものでもよいし、ハウジング4及びカバー5と独立して形成されていてもよい。第一キャップ支持部41の凸部411と第一キャップ支持部51の凹部511との間で第一ケーシングキャップCp1が挟持され、第二キャップ支持部42の凹部421と第二キャップ支持部52の凸部521との間で第二ケーシングキャップCp2が挟持される構成になっているが、これに限定されるものではない。
ケーブル装置Aにおいて、回動体1と従動体2とは、厚み方向に重ねて配置される。そして、操作側ケーブルCa1は回動体1に、出力側ケーブルCa2は従動体2に接続される。このとき、第一キャップ支持部41、51および第二キャップ支持部42、52は、回動体1の溝部13と同じ高さに第一ケーシングキャップCp1が配置されるように、また、従動体2の溝部23と同じ高さに第二ケーシングキャップCp2が配置されるようにそれぞれ形成されている(図13参照)。
第一ケーシングキャップCp1は操作側ケーブルCa1を内部に挿通する第一アウターケーシングOc1の端部に設けられ、円筒形状を有している。また、同様に第ニケーシングキャップCp2も円筒形状を有しており、出力側ケーブルCa2を内部に挿通する第二アウターケーシングOc2の端部に設けられる。
このように、第一ケーシングキャップCp1及び第二ケーシングキャップCp2を配置することで、操作側ケーブルCa1及び出力側ケーブルCa2に無駄な力が作用しにくい。そのため、操作部による操作対象物の遠隔操作が円滑に行われる。無駄な力が作用しにくいことで、操作側ケーブルCa1及び出力側ケーブルCa2の耐久性を上げる効果もある。
そして、膨出部53は、ケーブル装置Aを組み立てたとき、回動体1の回動及び摺動をガイドするガイド部としての役割を果たす。回動体1及び従動体2をハウジング4に配置したとき、回動体1は、ハウジング4の開口面よりも外側に飛び出す部分がある。そのため、平板部50より膨出させた膨出部53で回動体1を覆っている。
膨出部53は、平板部50と平行な底面部530と、それぞれ、平板部50と垂直となる面を有する第一当接部531と、大径曲面部532と、第一ガイド部533と、小径曲面部534と、第二当接部535と、第二ガイド部536と、第三当接部537と、第四当接部538とを備えている。
図12に示すように、第一当接部531は、回動体1の第一巻回部12の第一端部121が当接する部分である。第一当接部531と第一端部121とが当接することで、回動体1の回動が規制される。
第一当接部531の一端側は、第一巻回部12と同一或いは略同一の半径を有する円弧状の大径曲面部532と連続して形成されている。当接部531の他端側は、第一ドラム部11と同一或いは略同一の半径を有する円弧状の小径曲面部534と連続して形成されている。
大径曲面部532の第一当接部531と反対側の端部は、第一ケーシングキャップCp1の長手方向と平行又は略平行に形成されたガイド部533と連続して形成されている。ガイド部533と平行又は略平行で対向するように第二当接部535が形成されている。第二当接部535は回動体1が回動したとき、第一巻回部12の第二端部122と当接する位置に形成されている。第二当接部535と小径曲面部534との間には、ガイド部533および第二当接部535と平行又は略平行の第二ガイド部536と、第二ガイド部536の他端と第二当接部535の一端とをつなぎ、回動体1の第一ドラム部11と同一或いは略同一の半径を有する円弧状の第三当接部537とが形成されている。
回動体1が従動体2に対して摺動するとき、回動体1の摺動を第一ガイド部533、第二ガイド部536及び第二当接部535でガイドする。第二当接部535の他端には、回動体1の第一巻回部12と同一或いは略同一の半径を有する円弧状の第四当接部538が形成されている。回動体1の従動体2に対する摺動量が一定量に達したときに、第一ドラム部11が第三当接部537に当接し、第一巻回部12が第四当接部538に当接して、回動体1の摺動を規制する。
上述しているとおり、操作側ケーブルCa1の操作量が一定の範囲内にあるとき、回動体1は回動する。このとき、回動体1は、第一端部121が第一当接部531と当接している位置から、第二端部122が第二当接部532と当接する位置までの間で回動する。
なお、回動体1の摺動は、第一ガイド部533、第二ガイド部536および第二当接部535の三つでガイドすることなく、一つでガイドさせてもよい。
以上、示した構成を備えたケーブル装置Aの構成について説明する。従動体2は、回動軸20がハウジング4の軸受部400に回動可能な状態で挿入されている。この状態で、係止部24にケーブルエンドCe2が取り付けられているとともに、出力側ケーブルCa2は第二ケーシングキャップCp2を貫通し、不図示の操作対象物に接続されている(図2参照)。
回動体1は過負荷吸収機構3を介して、従動体2に取り付けられている。すなわち、回動体1は弾性部材保持部33にコイルバネ34を配置した状態で、嵌合部32に接続軸部31を摺動可能に嵌合させる(図3等参照)。なお、回動体1と従動体2とを回動中心軸が重なるように配置したとき、コイルバネ34の一方の端部は弾性部材保持部33の内壁面に、他方の端部は接続軸31と接触している(図7等参照)。
接続軸31は、嵌合部32の弾性部材保持部33と反対側の端部に配置される。このとき、回動体1の中心軸が従動体2の回動中心軸と一致している。回動体1と従動体2とは、第一巻回部12の第一端部121と第二巻回部12の第二端部221とが重なっている(図14参照)。
そして、回動体1の係止部14にケーブルエンドCe1が取り付けられており、操作側ケーブルCa1は溝部13に嵌るとともに、第一巻回部12に巻回されている。操作側ケーブルCa1は第一ケーシングキャップCp1を貫通し、その端部は不図示の操作部に接続されている。
ハウジング4の開口面を覆うように、カバー5を取り付ける。これにより、ケーブル装置Aは、操作部と操作対象物とをケーブル(操作側ケーブルCa1と出力側ケーブルCa2)で接続できる。
次に、ケーブル装置Aにおける各部材の動作について図面を参照して説明する。図14は本発明にかかるケーブル装置の従動体が回動した状態を示す斜視図であり、図15は回動体が摺動している状態を示す斜視図である。以下の説明では、図2、図14及び図15を主に参照してケーブル装置Aの動作を説明する。
図2に示す状態は、操作部が操作を行っていない状態であり、以下、無操作状態と称する。一方、図14に示す状態は、操作対象物が操作されている状態であり、以下、操作状態と称する。さらに図15に示す状態は、操作対象物が操作された状態でさらに操作側ケーブルが引かれた状態であり、以下、過負荷吸収状態と称する。なお、理解を容易にするために、図2、図14、図15は、カバー5を取り外した状態を示しており、図2では従動体2の一部を透過させて示している。
図2に示すように、無操作状態のとき、回動体1は従動体2と回動中心軸が同軸になる位置にあり、従動体2の第二巻回部22の第一端部221がハウジング4の側壁部43の第一当接面431と当接している。無操作状態のとき、出力側ケーブルCa2は弛みが発生しないように従動体2に取り付けられている。換言すると、従動体2の係止部24は、第一端部221が第一当接面431に当接しているとき、出力側ケーブルCa2が弛まないようにケーブルエンドCe2を取り付けることができる位置に形成されている。
図12に示すように、第一巻回部12の第一端部121がカバー5の膨出部53の当接部531と当接している。このとき、係止部14が第一端部121に近接して形成されていることから、操作側ケーブルCa1は第一巻回部12に巻回された状態になっている。係止部14は、操作側ケーブルCa1に弛みがなく且つ過負荷が作用しないような位置に形成されている。
無操作状態で、操作部が操作されると、操作状態となり、操作側ケーブルCa1にケーブル装置Aから引き出される方向の力が作用する。図14に示すように、回動体1はケーブルエンドCe1を介して操作側ケーブルCa1が接続され、図2のように回動体1に回動力が作用し、回動体1の回動が終了すると、図14に示すように回動体1の回動が規制されて、操作側ケーブルCa1が延在する方向にケーブルエンドCe1を介して力が作用する。
このとき、回動体1の回動力を従動体2に伝達し、従動体2も回動する。これにより、出力側ケーブルCa2が溝部23に嵌るとともに第二巻回部22に巻き取られる。
なお、第一巻回部12の回動半径がR1(図4参照)で第二巻回部22の回動半径がR2(図7参照)であり、R1<R2であるので、出力側ケーブルCa2の操作量は、操作側ケーブルCa1の操作量(引き量)の(R2/R1)倍になる。この操作量の倍率は、所望の操作部の操作量と操作対象物の操作量とに応じて、適宜調整することができる。
操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達すると、回動体1の第一巻回部12の第二端部122が、カバー5の膨出部53の第二当接部535と当接する。従動体2の第二巻回部22の第二端部222が、ハウジング4の側壁部43の第二当接部432と当接する(図10、図12、図14等参照)。これにより、回動体1及び従動体2の回動は規制される。ケーブル装置Aにおいて、操作側ケーブルCa1の操作量の所定量とは、操作対象物の遠隔操作が完了する操作量であり、操作対象物により適宜設定される量である。
操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達すると、ケーブルエンドCe1から延びる操作側ケーブルCa1が第一ケーシングキャップCp1の長手方向と重なる。さらに、従動体2は、第二端部222が第二当接部432と当接することで、嵌合部32の長手方向、すなわち、接続軸31の摺動方向が、第一ケーシングキャップCp1から係止部14までの間における操作側ケーブルCa1の延びる方向と平行又は略平行となる(図10、図14参照)。
図14の状態から更に操作側ケーブルCa1が操作部に引かれると(操作量が多くなると)、過負荷吸収状態となり、操作側ケーブルCa1の操作方向(引き方向)と過負荷吸収機構3の嵌合部32の長手方向とが平行となる。回動体1は、第一巻回部12が第一ガイド部533に、第一端部121が第二当接部535に、第一ドラム部11が第二ガイド部536にそれぞれガイドされ、接続軸31が嵌合部32内を摺動する。すなわち、回動体1が操作側ケーブルCa1の引き方向と同じ方向に移動する。そして、このとき、コイルバネ34が圧縮される。
これにより、操作側ケーブルCa1が所定量を超えて操作されたときの力(過負荷)は、コイルバネ34を圧縮する力として吸収される。これにより、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量を超えたとしても、操作側ケーブルCa1に過負荷が作用するのを抑制することが可能である。また、このような構成のケーブル装置Aを用いることで、コイルバネ34を弾性変形するので、操作側ケーブルCa1に作用する過負荷も抑制される。
操作側ケーブルCa1への操作力が開放されると、圧縮されたコイルバネ34が元の長さに戻る。このとき、コイルバネ34の弾性力によって、接続軸31が、弾性部材保持部33から離れる方向に押され、回動体1の回動中心軸と、従動体2の回動中心軸とが同軸となる位置に移動する(図10、図14参照)。
さらに、操作側ケーブルCa1への操作力が開放されるのに伴い、操作対象物を操作する力が取り除かれているので、出力側ケーブCa2が従動体2を回動させる。このとき、従動体2に作用している回動力が、回動体1に伝達され、回動体1が回動し、第一巻回部12に操作側ケーブルCa1が巻回される。つまり、回動体1と従動体2とが、回動中心軸回りに一体として回動する。回動体1の第一端部121がカバー5の膨出部53の第一当接部531に当接するとともに、従動体2の第一端部221がハウジンング4の側壁部43の第一当接部431と当接することで、回動体1及び従動体2の回動が停止する。
以上示したように、ケーブル装置Aを利用することで、操作側ケーブルCa1の操作量が所定範囲内のとき、操作側ケーブルCa1の操作によって、出力側ケーブルCa2を操作し、操作対象物を操作する。操作側ケーブルCa1の操作量が所定範囲を超えると、操作側ケーブルCa1による操作で、回動体1が従動体2に対して摺動する。そのため、操作側ケーブルCa1が所定の操作量を超えて操作されたときの引っ張り力は、コイルバネ34の弾性変形に吸収される。このことによって、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量を超えても、出力側ケーブルCa2に操作が伝達されないので、操作側ケーブルCa1に過負荷が作用するのを抑制することができる。また、同様に出力側ケーブルCa2に過負荷が作用するのを抑制することができる。
これにより、操作対象物に過剰な力(過負荷)が作用するのを抑制することができる。ケーブル装置Aでは、無操作状態および操作状態ではコイルバネ34に操作側ケーブルCa1からの負荷が作用しないように形成しており、過負荷吸収状態のときのみコイルバネ34に操作側ケーブルCa1からの負荷が作用するようにされている。つまり、操作側ケーブルCa1の操作量が所定量に達した後に過負荷吸収機構3が作用するため、ケーブル装置Aの耐久性を高めることが可能である。
回動体1の接続軸31と、従動体2の嵌合部32とにより、過負荷吸収機構3を機能させるため、回動体1と従動体2との回動力の伝達および相対移動が確実であり、よりケーブル装置Aの耐久性を高めることが可能である。
上述の実施形態では、操作側ケーブルと同様の構成の出力側ケーブルを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、ベルト状のものやリンクアーム等、操作対象物を操作することができるものを広く採用することが可能である。また、出力側ケーブルが無くても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明は、ケーブルを利用して自動車のハッチゲート、トランクリッドの開錠装置、後部座席のロック解除装置等の機器を遠隔操作するケーブル装置として利用することが可能である。
1 回動体
11 第一ドラム部
12 第一巻回部
121 第一端部
122 第二端部
13 溝部
14 係止部
2 従動体
21 第二ドラム部
22 第二巻回部
221 第一端部
222 第二端部
23 溝部
24 係止部
3 過負荷吸収機構
31 接続軸
32 嵌合部
33 弾性部材保持部
34 コイルバネ(弾性部材)
4 ハウジング
40 底面部
400 軸受部
41 第一キャップ保持部
42 第二キャップ保持部
43 側壁部
431 第一当接部
432 第二当接部
44 ガイド用ボス
5 カバー
50 平板部
51 第一ケーブルガイド
52 第二ケーブルガイド
53 押出し部
531 第一当接部
532 大径曲面部
533 ガイド部
534 小径曲面部
535 第二当接部
Ca1 操作側ケーブル
Ca2 出力側ケーブル
Ce1 ケーブルエンド
Ce2 ケーブルエンド

Claims (2)

  1. 操作側ケーブルが巻回されて接続された回動体と、
    前記回動体に接続された従動体と、
    前記回動体と前記従動体との間に設けられ、前記操作側ケーブルの操作量が所定量に達する前は、前記回動体と前記従動体とが係合して一体で回動し、前記操作側ケーブルの操作量が所定量に達した後は、前記回動体が前記従動体に対して、前記操作側ケーブルによって前記回動体に力が与えられる方向と略同一方向へ相対移動する過負荷吸収機構とを備えていることを特徴とするケーブル装置。
  2. 前記過負荷吸収機構は、
    前記回動体に設けられ、前記回動体の回動軸方向へ突出する接続軸と、
    前記従動体に設けられ、前記接続軸と嵌合する嵌合部とを有し、
    前記操作側ケーブルの操作量が所定量に達する前は、前記接続軸と嵌合して前記回動体との相対回動を規制し、前記操作側ケーブルの操作量が所定量に達した後は、前記回動体との相対回動を規制したまま、前記回動体を前記操作側ケーブルの操作方向へ移動可能とすることを特徴とする請求項1記載のケーブル装置。
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