JP6198785B2 - 有機エレクトロルミネッセントデバイス用リン光材 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセントデバイス用リン光材 Download PDF

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本発明は、有機エレクトロルミネッセントデバイスを製造するための式(I)の非放射性材料と、前記非放射性材料を含む組成物に関する。
有機発光デバイス(Organic Light−Emitting Devices、OLED)は、高輝度、速いリフレッシュ速度および広色域などの性質を有すると共に、より携帯型電子機器への応用に適しているため、近年注目を集めている。
一般的に、OLEDは、真空蒸着または塗布技術により順番に被着された、陽極、正孔輸送層、発光層、電子輸送層および陰極を含む。電圧が提供されると、陽極から正孔が有機層に注入(inject)され、陰極から電子が有機層に注入される。注入された正孔は、正孔輸送層を経由して発光層に移動し、電子は、電子輸送層を経由して発光層に移動する。発光層において、正孔と電子が再結合することで励起子(exciton)が生成される。励起子が光電子放出メカニズムにより緩和すると、光が発光される。
複数層の薄膜構造を含む有機発光(EL)表示デバイスを製造する理由には、電極と有機層の間のインターフェースを安定化することが含まれる。また、有機材料について、電子と正孔の移動性(mobility)は著しく異なるため、適切な正孔輸送層と電子輸送層を使用すれば、正孔と電子は効率的にルミネセント層(luminescent layer)に伝達されることができる。また、発光層における正孔と電子の密度のバランスがとれていれば、発光(luminous)効率を向上させることができる。上述した有機層の適切な組合せは、デバイス効率および寿命を向上させることができる。しかし、実際の表示デバイスの応用用途の要件を全て満足する有機材料を見つけることは、極めて困難である。
最初のOLEDに使用された発光材料は、それらの一重項状態により発光し、「蛍光」と称される。蛍光発光は一般的に10ナノ秒以下の時間範囲内に発生する。特許文献1(米国特許第4769292号公報)、特許文献2(米国特許第5844363号公報)、と特許文献3(米国特許第5707745号公報)は、蛍光を使用するOLED材料とデバイスの配置を幾つか開示しており、これらの全ての内容をここに引用する。
もっと近来、三重項状態(「リン光」)から発光する発光材料を有するOLEDは非特許文献1(Nature, 1998, No.395, p. 151)と非特許文献2(Appl.Phys.Lett., 1999, No.3, p.4)、及び特許文献4(米国特許第7279704号公報)に開示されており、これらの全ての内容をここに引用する。
高発光と効率的なリン光OLEDにとって、ホスト材料は非放射性の高三重項エネルギーとバランスのある電荷(正孔/電子)注入/輸送性質を有しなければなりません。また、前記ホスト材料は良好な電気化学安定性、高耐熱性と優れた薄膜安定性を有するべきである。しかしながら、今までは、実用性の点において、前記性質をすべて満足できる化合物はまだ知られていない。
特許文献、たとえば特許文献5(WO2003/78451号公報)、特許文献6(WO2005/76668号公報)、特許文献7(米国特許公開第2006−51616号公報)、特許文献8(特開第2008−280330号公報)、特許文献9(WO2008/123189号公報)、特許文献10(特開第2009−21336号公報)は、優れた両極性輸送性質を有する材料の開示を試みた。しかし、有機エレクトロルミネッセントデバイスにおける隣接層との分子軌道のエネルギー準位が不整合であるので、高効率及び良好なデバイス安定性を達成する課題はまだ残っている。
米国特許第4769292号公報 米国特許第5844363号公報 米国特許第5707745号公報 米国特許第7279704号公報 WO2003/78451号公報 WO2005/76668号公報 米国特許公開第2006−51616号公報 特開第2008−280330号公報 WO2008/123189号公報 特開第2009−21336号公報
Nature, 1998, No.395, p. 151 Appl. Phys. Lett., 1999, No.3, p.4
本発明は、前記課題を解決するために、発光層中のリン光ホスト材料または電子輸送材料、または有機発光デバイス中の励起子ブロック層として使用されることによりデバイスの発光効率と安定性を向上させる有機化合物を提供することを課題とする。特に、本発明は、三重項エネルギーが2.5eV以上であり、優れた電子輸送性質を有することで有機ELデバイスに効率と安定性をもたらす、さまざまの化合物を開示している。
本発明は、下記式(I)の化合物を有する有機材料を提供する。
Figure 0006198785
式中、Xは、酸素または硫黄原子を表す。ZはC2−C6アルキル基、ジフェニルトリアジニル基、ジフェニルピリミジニル基、またはカルボリニル基を表す。
本発明の一つの実施態様において、式(I)で表す材料の三重項エネルギーは、2.5eV以上である。
本発明の他の実施態様において、式(I)で表す具体的な化合物の製造工程を提供する。
本発明のもう一つの実施態様において、上記化合物を有機層に使用されており、前記有機層の厚さが1nm〜500nmである有機エレクトロルミネッセントデバイスを提供する。
本発明における式(I)で表す化合物は、有機エレクトロルミネッセントデバイスのため、真空蒸着または湿式法によりアモルファス薄膜として製造されてもよい。
本発明によれば、高効率及び良好なデバイス安定性を有する有機エレクトロルミネッセントデバイスを提供することができる。
本発明の実例による有機発光デバイスの一つの実例を示す断面図である。 本発明の他の実例による有機発光デバイスの他の実例を示す断面図である。 本発明の他の実例による有機発光デバイスのさらに他の実例を示す断面図である。 本発明はによる有機エレクトロルミネッセントデバイスのエレクトロルミネッセントスペクトルを示す図である。 本発明によるエレクトロルミネッセントデバイス発光率対電流密度の図である。
以下、具体的な実施例を用いて本発明を説明する。当業者は、本願明細書を読むことによって、これらおよび他の利点および効果を容易に理解することができる。
本発明に係る有機エレクトロルミネッセントデバイスに用いられ化合物は下記式(I)で表される。
Figure 0006198785
式(I)において、Xは、酸素または硫黄原子を表す。ZはC2−C6アルキル基、または異項原子として少なくとも二つの窒素原子を含有する置換されたまたは置換されていないヘテロ芳香族環を表す。上記式(I)で表す化合物の好ましい実例は下記表1に示す。しかし、本発明はそれらに限定されない。
Figure 0006198785
Figure 0006198785
式(I)で表す例示化合物F1−F20は、合成スキーム1−4に示された一連の反応により製造されてもよいが、本発明はそれらに限定されない。
Figure 0006198785
Figure 0006198785
Figure 0006198785
Figure 0006198785
本発明の有機エレクトロルミネッセントデバイスは、基板に重ねられた陽極と陰極との間に少なくとも一つの発光層を有し、リン光ドーパントと式(I)で表される上記化合物をホスト材料として含む発光層を有する。好ましくは、正孔注入/輸送層は陽極と発光層との間に配置され、電子注入/輸送層は陰極と発光層との間に配置される。また、好ましくは、正孔ブロック層は発光層と電子注入/輸送層との間に配置され、電子ブロック層は正孔注入/輸送層と発光層との間に配置される。
さらに、式(I)で表される化合物は電子注入/輸送層または正孔ブロック層及び/または電子ブロック層に使用されてもよい。
発光層に使用されるリン光ドーパントは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、および金から選択された少なくとも一つの金属を含有する有機金属錯体であることが好ましい。このような有機金属錯体は上記特許文献に知られており、これらの錯体から適切な錯体を選択して本発明に使用することができる。
好ましいリン光ドーパントは、中心に貴金属元素(たとえばIr)を有する錯体(典型的にはIr(ppy))、Ir(bt)(acac)、FIrpicのような錯体、PtOEtのような錯体を含めるが、本発明はそれらに限定されない。
発光層において上記リン光ドーパント含有量は、好ましくは3wt%〜10wt%の範囲である。
図面を参照しながら本発明に係る有機発光デバイスの構造を説明するが、本発明はこれらに限定されない。
図1は、本発明の一実施例の有機発光デバイス100の概略図である。デバイス100は、基板110、陽極120、正孔注入層130、正孔輸送層140、発光層150、電子輸送層160、電子注入層170、及び陰極180を含んでもよい。デバイス100は、上記層を順番に積層することにより製造されても良い。
図2は、本発明の一実施例の有機発光デバイス200の概略図である。デバイス200は、基板210、陽極220、正孔注入層230、正孔輸送層240、励起子ブロック層245、発光層250、電子輸送層260、電子注入層270、及び陰極280を含んでもよい。
図3は、本発明の一実施例の有機発光デバイス300の概略図である。デバイス300は、基板310、陽極320、正孔注入層330、正孔輸送層340、発光層350、励起子ブロック層355、電子輸送層360、電子注入層370、及び陰極380を含んでもよい。
図1ないし3に示す構造と逆の構造を有する有機発光デバイスを製造することも可能である。この逆の構造において、必要に応じて、1つまたは複数層を追加または削除しても良い。
正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、正孔ブロック層、電子輸送層、または電子注入層に使用される材料は、どこかの文献に報告された材料から選んでも良い。
本発明に係る有機発光デバイスは、単一のデバイス、アレイ状に配置された構造を有するデバイスまたはX−Yマトリックスに配置された陽極と陰極を有するデバイスに適用することができる。
従来のリン光OLEDデバイス構造であるデバイスに比べ、本発明の有機発光デバイスは寿命安定性を著しく改善する。
例えば、電子輸送層を形成する電子輸送材料は、発光層を形成する材料と異なり、正孔輸送性質を有することにより、電子輸送層における正孔移動性を促進させ、発光層と電子輸送層の間におけるイオン化ポテンシャル(ionization potential)の差によるキャリア蓄積(carrier accumulation)を防止することができる。
さらに、米国特許第5844363号(全ての内容を本発明に引用する)は、フレキシブルかつ透明な基板と陽極の組合せを開示している。米国特許公開番号第20030230980号(全ての内容を本発明に引用する)は、モル比が50:1でF4−TCNQをm−MTDATAにドープしたpドープ正孔輸送層の実例を開示している。米国特許公開番号第20030230980号(全ての内容を本発明に引用する)は、モル比が1:1でLiをBPhenにドープしたnドープ電子輸送層の実例を開示している。米国特許第5703436号と第5707745号(全ての内容を本発明に引用する)は、透明であって導電性を有してスパッタリング蒸着した(sputter−deposited)ITO層に覆われている金属(例えばMg:Ag)薄膜を有する化合物陰極を含む陰極の実例を開示している。ブロック層の理論および用途は、米国特許第6097147号と米国特許公開番号第20030230980号(全ての内容を本発明に引用する)に説明されている。米国特許公開番号第20040174116号(全ての内容を本発明に引用する)は、注入層の実例を開示している。又、米国特許公開番号第20040174116号(全ての内容を本発明に引用する)には保護層が説明されている。
具体的に記載されていない構造と材料を使用してもよく、例えば、米国特許第5247190号(全ての内容を本発明に引用する)に開示された、重合材料を含んだOLED(PLEDs)を使用してもよい。また、単一の有機層を含むOLEDを使用してもよい。OLEDは、米国特許第5707745号(全ての内容を本発明に引用する)に記載されたように、積み重ねられてもよい。
特に特定しない限り、様々な実施例の各層は、適切な方法により被着されても良い。有機層について、好適な方法は、熱蒸発、米国特許第6013982号と米国特許第6087196号(全ての内容を本発明に引用する)に記載されたインクジェット(ink−jet)、米国特許第6337102号(全ての内容を本発明に引用する)に記載された有機気相堆積(Organic vapor phase deposition、OVPD)および米国特許出願第10/233,470号(全ての内容を本発明に引用する)に記載された有機気相ジェット・プリンティング(Organic Vapor Jet Printing 、OVJP)による堆積を含む。他の適切な堆積方法は、回転塗布(spin coating)と他の溶液に基づくプロセスを含む。溶液に基づくプロセスは、窒素または不活性雰囲気において行われるのが好適である。他の層について、好適な方法は、熱蒸発を含む。好適なパターン形成法(patterning method)は、マスクによる堆積、米国特許第6294398号と米国特許第6468819号(全ての内容を本発明に引用する)に記載された冷間圧接(cold welding)およびインクジェットとOVJDのように堆積方法と関連しているパターン形成を含む。言うまでもないが、他の方法も使用してもよい。被着される材料は、ある特定の堆積法に適合するように改良しても良い。
本発明は、発光層にリン光ドーパントとの組合せを使用した場合、従来のデバイスに比べ、有機発光デバイスの発光効率と駆動安定性を著しく改善する。さらに、本発明に係る有機発光デバイスは、フルカラーまたはマルチカラーパネルに適用した場合、パフォーマンスがさらに良くなる。
実施例
本発明の性質と有効性を明確にするために、下記実例を用いて、本発明を詳細に説明する。しかし、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、本発明は、これらの特定の実施例に限定されない。
この特許に開示された合成実施例に使用される物質は下記の方法で準備した。
合成実施例1(化合物F1の合成)
2Lのフラスコに、4−(3−クロロフェニル)ジベンゾ[b,d]フラン(38.0g)、11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]カルバゾール(35g)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(2.3g)、ナトリウム−tert−ブトキシド(39.3g)、キシレン(875ml)、トリ−tert−ブチルホスフィン(2.21g)の混合物を仕込み、窒素雰囲気で還流させた。薄層クロマトグラフィーで反応を監視した。反応が完了した後、水(500ml)で反応混合物をクエンチし、酢酸エチル(500ml)を使用して抽出された。水(5x250ml)を使用して有機層を抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。さらに純化させるために、集めた酢酸エチル層をセライトカラムクロマトグラフィーに通過させた。続いて、ロータリーエバポレーターを用いて減圧で酢酸エチル層を蒸発させて乾燥させた。n−へキサンを500ml仕込み、ろ過して減圧乾燥することにより、残留物をさらに沈殿させ、11−(3−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−yl)フェニル)−11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]−カルバゾールが51g得られた。
1Lのフラスコに、11−(3−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−yl)フェニル)−11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]−カルバゾール(50g)、水素化ナトリウム(69.4g)、テトラヒドロフラン(500ml)の混合物を仕込み、窒素雰囲気で40°Cで攪拌した。1時間後、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(32g)を添加し、一夜攪拌し続けた。薄層クロマトグラフィーで反応を監視した。反応が完了した後、水(200ml)で反応混合物をクエンチし、酢酸エチル(300ml)を使用して抽出された。水を使用して有機層を抽出し(3x150ml)、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。さらに純化させるために、集めた酢酸エチル層をセライトカラムクロマトグラフィーに通過させた。続いて、ロータリーエバポレーターを用いて減圧で酢酸エチル層を蒸発させて乾燥させた。メタノールを300ml仕込み、ろ過して減圧乾燥することにより、残留物をさらに沈殿させた。淡黄色固体としてHPLC純度が99%である化合物F1が36.1g(49%収率)得られた。
化合物F1は融点が251°Cであり、ガラス転移温度が144°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.76−8.70(s、1H);8.32−8.20(m、2H);8.22−8.06(m、4H);7.65−7.59(m、1H);7.58−7.10(m、23H)。
観察された化合物F1の三重項エネルギーは2.52eVであった。
合成実施例2(化合物F2の合成)
500mlのフラスコに、4−(3−クロロフェニル)ジベンゾ[b,d]チオフェン(17.2g)、11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]カルバゾール(15g)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(1g)、ナトリウム−tert−ブチルブトキシド(16.68g)、トリ−tert−ブチルホスフィン(1.01g)の混合物を仕込み、窒素雰囲気でキシレン(375ml)で還流させた。薄層クロマトグラフィーで反応を監視した。反応が完了した後、水(200ml)で反応混合物をクエンチし、酢酸エチルを使用して抽出された(300ml)。水を使用して有機層を抽出し(5x50ml)、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。さらに純化させるために、集めた酢酸エチル層をセライトカラムクロマトグラフィーに通過させた。続いて、ロータリーエバポレーターを用いて減圧で酢酸エチル層を蒸発させて乾燥させた。n−へキサンを200仕込み、ろ過して減圧乾燥することにより、残留物をさらに沈殿させ、11−(3−(ジベンゾ[b,d]チオフェン−4−イル)フェニル)−11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]−カルバゾール(15.5g)が得られた。
1Lのフラスコに、11−(3−(ジベンゾ[b,d]チオフェン−4−yl)フェニル)−11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]カルバゾール(15g)、水素化ナトリウム(20.16g)、テトラヒドロフラン(400ml)の混合物をともに仕込んでし窒素雰囲気で40°Cで攪拌した。1時間後、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(9.36g)を添加し、一夜攪拌し続けた。薄層クロマトグラフィーで反応を監視した。反応が完了した後、水(120ml)で反応混合物をクエンチしand酢酸エチルを使用して抽出された(200ml)。水を使用して有機層を抽出し(3x150ml)、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。さらに純化させるために、集めた酢酸エチル層をセライトカラムクロマトグラフィーに通過させた。続いて、ロータリーエバポレーターを用いて減圧で酢酸エチル層を蒸発させて乾燥させた。メタノールを200ml仕込み、ろ過して減圧乾燥することにより、残留物をさらに沈殿させた。黄色固体としてHPLC純度が99%である化合物F2が16.5g(76%)得られた。
化合物F2は融点が295.2°Cであり、ガラス転移温度が154°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.74−8.71(d、1H);8.63−8.45(s、1H);8.39−8.28(t、3H);8.23−8.08(m、4H);7.69−6.95(m、22H)。
観察された化合物F2の三重項エネルギーは2.57eVであった。
合成実施例3(化合物F3の合成)
合成実施例F1の製法と同様に、HPLC純度が99%である化合物F3を36g(66%収率)準備した。
化合物F3は融点が251°Cであり、ガラス転移温度が144°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.59−8.62(dd,1H);8.36−8.40(m,4H);8.29−8.34(m,2H);8.16−8.19(dd,1H);8.11−8.14(d,1H);7.91−7.94(d,1H);7.73−7.75(m、1H);7.56−7.65(d、4H);7.39−7.52(m,7H);7.34−7.37(m,1H);7.26−7.3(m、3H);7.20−7.24(m、3H);6.99−7.06(m、2H)。
観察された化合物F3の三重項エネルギーは2.67eVであった。
合成実施例4(化合物F4の合成)
合成実施例F2の製法と同様に、HPLC純度が99%である化合物F4を89g(72%収率)準備した。
化合物F4は融点が286°Cであり、ガラス転移温度が162°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.68−8.69(d、1H);8.49−8.54(d、4H);8.3−8.36(m、2H);8.17−8.21(d、1H);8.12−8.14(d、1H);8.07−8.11(d、1H);7.95−7.97(m、1H);7.68−7.72(m、1H)、7.62−7.65(m、1H);7.52−7.57(t,3H);7.39−7.5(m、11H);7.20−7.24(dd,2H);7.07−7.11(t,1H);6.81−6.83(dd,1H)。
観察された化合物F4の三重項エネルギーは2.58eVであった。
合成実施例5(化合物F5の合成)
1Lのフラスコに、11−(3−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−yl)フェニル)−11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]−カルバゾール(20g)、水素化ナトリウム(4.8g)、トルエン(300ml)の混合物を仕込み、窒素雰囲気で40°Cで攪拌した。1時間後、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3−ピリミジン(12.8g)を添加し、80°Fで攪拌し続けた。薄層クロマトグラフィーで反応を監視した。反応が完了した後、水で反応混合物をクエンチし(200ml)、酢酸エチルを使用して抽出された(150ml)。水を使用して有機層を抽出し(3x100ml)、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。さらに純化させるために、集めた酢酸エチル層をセライトカラムクロマトグラフィーに通過させた。続いて、ロータリーエバポレーターを用いて減圧で酢酸エチル層を蒸発させて乾燥させた。n−へキサンを100ml添加し、ろ過して減圧乾燥することにより、残留物をさらに沈殿させた。黄色固体としてHPLC純度が99%以上である化合物F5が18g(85%)得られた。
化合物F5は融点が267°Cであり、ガラス転移温度が151°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.37−8.40(m、1H);8.28−8.31(d、1H);8.27−8.28(t、1H);8.18−8.21(m、1H);8.16−8.18(d、1H);7.96−7.99(dd、1H);7.92−7.96(dd、1H);7.68−7.67(t、1H);7.64−7.68(m、1H);7.45−7.49(m,1H);7.34−7.42(t、6H);7.15−7.34(m,14H);7.06−7.10(m,2H)。
観察された化合物F5の三重項エネルギーは2.51eVであった。
合成実施例6(化合物F6の合成)
合成実施例F5の製法と同様に、HPLC純度が99%である化合物F6を18g(62%収率)準備した。
化合物F6は融点が267°Cであり、ガラス転移温度が151°C。
1HNMR(CDCl、400MHz)、δ:8.37−8.4(m,1H);8.27−8.31(m,2H);8.19−8.21(m,1H);8.16−8.17(d,1H);7.93−7.96(d,1H);7.87−7.91(m,3H);7.75−7.78(m、1H);7.65−7.70(m,2H);7.55−7.59(m,2H);7.47−7.52(m,2H)、7.35−7.44(m,4H);7.08−7.30(m,12H)。
観察された化合物F6の三重項エネルギーは2.50eVであった。
合成実施例7(化合物F13の合成)
1Lのフラスコに、11−(3−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−yl)フェニル)−11,12−ジヒドロインドロ[2,3−a]−カルバゾール(20g)、水素化ナトリウム(4.8g)、トルエン(300ml)の混合物をともに仕込んでし窒素雰囲気で40°Cで攪拌した。1時間後、2−ブロモエタン(8.8g)と添加し、80°Fで攪拌し続けた。薄層クロマトグラフィーで反応を監視した。反応が完了した後、水で反応混合物をクエンチし(200ml)し、酢酸エチルを使用して抽出された(150ml)。水を使用して有機層を抽出し(3x100ml)、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。さらに純化させるために、集めた酢酸エチル層をセライトカラムクロマトグラフィーに通過させた。続いて、ロータリーエバポレーターを用いて減圧で酢酸エチル層を蒸発させて乾燥させた。n−へキサンを100ml添加し、ろ過して減圧乾燥することにより、残留物をさらに沈殿させた。黄色固体としてHPLC純度が99%以上である化合物F13が18g(85%)得られた。
化合物F13はガラス転移温度が108°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.21−8.23(m、1H);8.19−8.21(t,2H);8.11−8.13(d,1H);8.05−8.07(d,1H);7.98−8.00(t,1H);7.93−7.97(m、2H);.7.56−7.65(d,4H);7.68−7.74(m,2H);7.62−7.65(m,1H);7.51−7.54(m,1H);7.29−7.46(m,4H);7.12−7.15(m,1H);3.75−3.85(q,2H);0.90−0.96(q,3H)。
観察された化合物F13の三重項エネルギーは2.51eVであった。
合成実施例8(化合物F15の合成)
合成実施例F13の製法と同様に、HPLC純度が99%である化合物F15を36g(66%収率)準備した。
化合物F15はガラス転移温度が109°Cであった。
1HNMR(CDCl、400MHz)δ:8.19−8.21(d、1H);8.15−8.19(m、3H);8.11−8.12(s,1H);8.09−8.11(s,1H)、8.03−8.04(d,1H);7.99−8.02(m,1H);7.72−7.75(m,1H);7.64−7.68(m,3H);7.69−7.61(d,1H);7.47−7.53(m、1H);7.34−7.45(m、5H);7.28−7.3(d,1H);7.12−7.15(m、1H);3.74−3.80(q、2H);0.85−0.95(q、3H)。
観察された化合物F15の三重項エネルギーは2.52eVであった。
実施例1(有機エレクトロルミネッセントデバイスの製造)
基板を蒸発システムに入れる前に、予め基板を溶剤で脱脂し、紫外線オゾンで清浄した。続いて、基板を真空蒸着チェンバーに移動させ、基板の上に全ての他の層を沈着した。約10−6 Torrの真空下で、熱ボートでの蒸発により、図2に示されるように、以下の層を順に沈着した。
a)正孔注入層:HATCN
b)正孔輸送層:HT1
c)励起子−ブロック層:BL(台湾のeRay optoelectronics Tech Co. Ltdの所有材料)
d)発光層:赤光発光リン光ドーパントRD1と、特許実施例(F1−F20)から選択された主体ホスト材料、共同ホストCH1(台湾のeRay optoelectronics Tech Co. Ltdの所有材料)を含む
e)電子輸送層:ET
f)電子注入層:LiF
g)陰極:厚さは約150nmであり、Alを含む。
有機エレクトロルミネッセントデバイスの構造は下記のように表示されても良い:ITO/HATCN(15nm)/HT(140nm)/BL(15nm)/3%RD1:化合物F4:CH1(30nm)/ET(30nm)/LiF(1nm)/Al(150nm)。
比較実施例 1 :
発光層にRD1を有するCBPを発光ホストとした点を除き、実施例1と同様に赤光発光リン光デバイスを製造する。前記デバイス構造は下記のように表示されても良い:ITO/HATCN(15nm)/HT(140nm)/BL(15nm)/3% RD1: CBP(30nm)/ET(30nm)/LiF(1nm)/Al(150nm)。
これらの層を沈着した後、デバイスを蒸着チェンバーから封止用の乾燥ボックスに移動させ、続いて、UV硬化性エポキシ樹脂と、水分ゲッター(moisture getter)を含むガラス蓋とを用いて封止した。有機ELデバイスは3mmの発光領域を有する。得られた有機ELデバイスを外部電源に接続し、直流電圧下で使用して、表2に示される発光の性質を確認した。デバイスのエレクトロルミネッセントスペクトルは図4に示される。
本発明において製造されたデバイスの全てのEL性質は、定電流ソース(KEITHLEY 2400 Source Meter、Keithley Instruments株式会社製、Cleveland, Ohio)および光度計(PHOTO RESEARCH SpectraScan PR 650、Photo Research株式会社製、Chatsworth, Calif.)を用いて室温下で測定した。
デバイスの稼働寿命(もしくは安定性)は、デバイスに定電流を通らせ、初期輝度10,000cd/mかつ室温で測定した。光の色は、国際照明委員会(CIE)の表色系で示した。
Figure 0006198785
本実施例で製造された有機エレクトロルミネッセントデバイスの発光のピーク波長、最大発光効率、及び駆動電圧と外部量子効率は表2に示す。図5は、電流密度対発光の図を示している。
Figure 0006198785
本発明は、上記の実例、方法と実施例に限られない。
上述のように、本発明の有機ELデバイス材料を用いた有機ELデバイスは、高発光効率、高熱安定性、低駆動電圧および長寿命を有する。
従って、本発明の有機ELデバイスは、フラットパネルディスプレイ、携帯電話ディスプレイ、平面発光体の特性を利用する光源、看板に応用されてもよく、高い技術的価値を有する。
上記では、本発明を具体的な好ましい実施例により説明したが、当業者であれば、本発明の範囲は、それら開示された配置に限定されないことが理解できる。従って、本発明の主張する権利範囲は、すべての類似の調整と類似の構成を包含するように最も広く解釈されるはず。
100、200、300 有機発光デバイス
110、210、310 基板
120、220、320 陽極
130、230、330 正孔注入層
140、240、340 正孔輸送層
150、250、350 発光層
160、260、360 電子輸送層
170、270、370 電子注入層
180、280、380 陰極
245 励起子
355 励起子ブロック層

Claims (5)

  1. 下記式(I)の化合物を有する有機材料。
    Figure 0006198785
    (式中、Xは、酸素または硫黄原子を表す。Zはジフェニルトリアジニル基、ジフェニルピリミジニル基、またはカルボリニル基を表す。
  2. 三重項エネルギーが2.5eV以上である請求項1に記載の有機材料。
  3. 真空蒸着または湿式法によりアモルファス薄膜として製造された請求項1に記載の有機材料。
  4. 有機層に使用される請求項1に記載の有機材料。
  5. 前記有機層の厚さが1nm〜500nmである請求項4に記載の有機材料。
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