JP6198493B2 - 複合成形品 - Google Patents

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Description

本発明は、複合成形品及びその製造方法に関する。
近年、自動車、電気製品、産業機器等をはじめとした分野では、二酸化炭素の排出量削減、製造コストの削減等の要請に応えるため、金属成形品の一部を樹脂成形品に置き換える動きが広がっている。これに伴い、樹脂成形品と金属成形品とを一体化した複合成形品が広く普及している。これに限らず、同種又は異種の材料からなる成形品を一体化した複合成形品も広く普及している。
一の成形品と他の成形品とを一体化した複合成形品の製造方法として、例えば、次のようなものが提案されている。特許文献1には、一方の樹脂にガラスファイバー等の充填剤を混入して成形し、他方の樹脂を接着する面に薬品、プラズマ、炎等の処理を施して厚さ0.数μm〜数10μmの樹脂を除去した後、前記他方の樹脂を接着する面に前記他方の樹脂を接して充填、成形し、接着させることが提案されている。また、特許文献2には、一方の樹脂成形品の表面に電磁放射線を照射することで該表面にナノ構造を形成し、その後、該表面に他方の樹脂成形品を接して充填、成形し、一体化させることが提案されている。
特開平01−126339号公報 特表2011−529404号公報
しかしながら、一の成形品と他の成形品とを接合したときの接合部における気密性に関し、さらなる改良の余地がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、他の成形品と接合したときの接合部の気密性への信頼性をよりいっそう高めることの可能な樹脂成形品を提供することである。
本発明者らは、上記のような課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、第1成形品として、無機充填剤を含有する樹脂成形品にレーザの照射や化学処理を行い、無機充填剤が露出され側面から無機充填剤が突出している複数の微小溝を形成したものを用いるとともに、第1成形品と第2成形品との間の隙間に弾性体を挿入することで、第1成形品と第2成形品とを接合した際に、微小溝に露出する無機充填剤が第1成形品及び第2成形品の破壊を抑えるアンカーの役割を果たし、弾性体を挟み込む形で強度に接合一体化することが可能で、結果として複合成形体の接合部の気密性への信頼性を著しく高められ、特に第1成形品と第2成形品が異なる材料の組み合わせの場合にも気密を実現できることを見出した。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明は、第1成形品と第2成形品とが溶着された複合成形品であって、前記第1成形品は、無機充填剤を含有し、表面に、前記第2成形品と溶着する第1溶着面が設けられている樹脂成形品であり、前記第2成形品は、表面に、前記第1成形品と溶着する第2溶着面が設けられている成形品であり、前記第1成形品と前記第2成形品とは、前記第1溶着面と前記第2溶着面とが互いに向き合って接するとともに、弾性体が挿入される空間が設けられており、前記第1溶着面には、側壁面から無機充填剤が突出する微小溝が形成され、これら複数の微小溝には前記無機充填剤及び前記第2成形品の溶融固化物が含まれ、前記空間には、弾性体が挿入されている複合成形品である。
(2)また、本発明は、前記第1溶着面及び前記第2溶着面が、前記弾性体が挿入される空間を挟む位置に並設されている、(1)に記載の複合成形品である。
(3)また、本発明は、前記微小溝がレーザの照射によって形成される、(1)又は(2)に記載の複合成形品である。
(4)また、本発明は、前記第1成形品と前記第2成形品とが異なる材料からなる、(1)から(3)のいずれかに記載の複合成形品である。
(5)また、本発明は、無機充填剤を含有し、表面に、第2成形品と溶着する予定の第1溶着予定面が並設されている樹脂成形品からなる第1成形品にレーザの照射又は化学処理を行い、前記無機充填剤が露出され側壁面から無機充填剤が突出している複数の微小溝を形成する微小溝形成工程と、前記第1成形品の空間に弾性体を挿入する弾性体挿入工程と、表面に、前記第1成形品と溶着する予定の第2溶着予定面が並設されている第2成形品と、前記第1成形品とを、前記第1溶着予定面と前記第2溶着予定面とが互いに向き合うとともに、前記並設される第1溶着面に挟まれる部分と前記並設される第2溶着面に挟まれる個所とが前記弾性体を介して向き合うように配置する配置工程と、前記第2溶着予定面を溶かし、前記微小溝に前記第2成形品の溶融物を浸入させる溶融物浸入工程とを含む、複合成形品の製造方法である。
本発明によると、微小溝に露出する無機充填剤が第1成形品及び第2成形品の破壊を抑えるアンカーの役割を果たし、弾性体を挟み込む形で強度に接合一体化することが可能で、結果として複合成形体の接合部の気密性への信頼性を著しく高められる。特に、第1成形品と第2成形品が異なる材料の組み合わせの場合にも気密を実現できる点で好適である。
本発明の複合成形品1の概略断面図である。 本発明の複合成形品1における溶着面11,12の界面(図1の点線箇所)における概略拡大図である。 超音波溶着又は熱板溶着によって複合成形品1を得るときの概略説明図である。 レーザ溶着によって複合成形品1を得るときの概略説明図である。 高周波誘導加熱溶着によって複合成形品1を得るときの概略説明図である。 試験例1(樹脂の比較)に係る第1成形品のSEM写真である。 試験例2に係る第1成形品のSEM写真である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の要旨を限定するものではない。
<複合成形品1>
図1は本発明の複合成形品1の概略断面図である。複合成形品1は、第1成形品10と第2成形品20とを備え、これらは溶着面11,21で溶着されている。
[第1成形品10]
第1成形品10は、無機充填剤を含有する樹脂成形品である。また、第1成形品10の表面には、第2成形品20と溶着する第1溶着面11が凹部12を隔てて並設されている。
〔樹脂〕
樹脂の種類は、無機充填剤を残して樹脂を一部除去することにより微小溝を形成できるものであれば特に限定されない。レーザ照射により微小溝を形成できるものとして、例えば、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)等を挙げることができる。
化学処理としては、酸又はアルカリによる分解処理や、溶剤による溶解処理等が挙げられる。非結晶性熱可塑性樹脂の場合は、様々な溶剤に溶解しやすいが、結晶性樹脂の場合は、両溶媒を選択して使用する。酸によって溝を形成できるものとしては、ポリアセタール(POM)等を挙げることができる。化学処理においては、溝形成予定部に限定した化学処理を行い、化学処理の生成物を除去することが重要となる。
樹脂は、熱可塑性であってもよいし、熱硬化性であってもよい。また、レーザ照射による樹脂の一部除去にあたっては、樹脂にレーザを吸収し発熱しやすい添加剤を加えることが好ましい。一般的にはカーボンブラックが用いられており、配合量はレーザ照射条件に応じて最適な量に調整される。
〔第1溶着面11〕
図2は、本発明の複合成形品1における溶着面11,21の界面I(図1の点線箇所)における概略拡大図である。第1溶着面11には、レーザの照射や化学処理による樹脂の一部除去による複数の微小溝11Aが形成されている。
(微小溝11A)
溶着面11の表面には複数の微小溝11Aが形成されている。これら複数の微小溝11Aには無機充填剤13が露出され溝側面より突出するとともに、複数の微小溝11Aには第2成形品20の溶融物が含まれる。ところで、本発明は、第1成形品10の微小溝11Aを有する面を接触面として第2成形品20と一体化して複合成形品1を製造するところ、この複合成形品1において無機充填剤13は露出されていない。本明細書では、複合成形品1において無機充填剤13が露出していない場合であっても、複合成形品1から第2成形品20を取り除いた態様において微小溝11Aから無機充填剤13が露出していれば、「複数の微小溝11Aにおいて無機充填剤13が露出されている」ものとする。
微小溝11Aの長手方向は、無機充填剤13の長手方向とは異なることが好ましい。微小溝11Aの長手方向と無機充填剤13の長手方向とが同じであると、例えばレーザの照射部位と非照射部位とによって形成される凹凸の山どうしの間に無機充填剤13を好適に架けることができない可能性があり、その結果、無機充填剤13が第1成形品10から脱落しやすく、無機充填剤13が第1成形品10及び第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を十分に果たすことができない可能性がある。
樹脂成形品10の表面に形成される複数の微小溝11Aは、微小溝11Aが交差しない縞状に形成されても、微小溝11Aが交差する格子状に形成されてもよい。微小溝11Aを格子状に形成する場合は、微小溝11Aの長手方向が無機充填剤の長手方向とは異なる斜格子状に形成することが好ましい。また、微小溝11Aを格子状に形成する場合は、格子がひし形状であっても良い。また、微小溝11Aを交差しない縞状に形成する場合は、弾性体の形状に沿って、溝の両端が連結する等高線状に設けることで、接合部の気密性が高まることが期待出来る。
アンカーの効果を十分に果たすようにするため、隣り合う微小溝11Aの間隔Wは、微小溝の幅の0.75倍以上4倍以下、すなわち微小溝の幅が200μmであれば150μm以上800μm以下、であることが好ましく、微小溝の幅の1倍以上2倍以下、すなわち微小溝の幅が200μmであれば200μm以上400μm以下、であることがより好ましい。間隔が微小溝の幅の0.75倍、すなわち微小溝の幅が200μmであれば150μm未満であると、無機充填剤13が第1成形品10の破壊を抑えるアンカーの役割を十分に果たすことができず、微小溝11Aで第2成形品20と接合して複合成形品1を形成した際に、複合成形品1に外力が加わると第1成形品10が低い外力で破壊する可能性がある。間隔が微小溝の幅の4倍、すなわち微小溝の幅が200μmであれば800μmを超えると、無機充填剤13が第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの効果が十分とは言えず、微小溝11Aで第2成形品20と接合して複合成形品1を形成した際に、複合成形品1に外力が加わると第2成形品20が低い外力で破壊する可能性がある。
また、微小溝11Aの深さDは、無機充填剤13を観察できる程度であれば足りるが、複合成形品においては、微小溝の短手方向の長さの1/2以上であることが好ましい。深さが微小溝11Aの短手方向の長さの1/2未満であると、微小溝11Aで第2成形品20と接合して複合成形品1を形成する際に、微小溝11Aに露出する無機充填剤13と第2成形品20との間に十分なアンカー効果を生じないことから、第1成形品10と第2成形品20とを強固に密接できない可能性がある。
また、隣り合う微小溝11Aの間隔は、複合成形品においては、微小溝11Aの幅の1倍以上2倍以下であることが好ましい。微小溝11Aの幅が狭すぎると、無機充填剤13が第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を十分に果たすことができず、微小溝11Aで第2成形品20と接合して複合成形品1を形成した際に、複合成形品1に外力が加わると第2成形品20が破壊する可能性がある。隣り合う微小溝11Aの間隔が狭すぎると、無機充填剤13が第1成形品10の破壊を抑えるアンカーの役割を十分に果たすことができず、微小溝11Aで第2成形品20と接合して複合成形品1を形成した際に、複合成形品1に外力が加わると第1成形品10が破壊する可能性がある。
〔無機充填剤13〕
複数の微小溝11Aでは無機充填剤13が露出されている。無機充填剤13は、レーザ照射や化学処理などにより樹脂の一部を除去する際に除去されずに残り、樹脂に微小溝を形成する際に、微小溝11Aの側面から突出して露出するものであれば特に限定されない。
無機充填剤13として、ガラス繊維、炭素繊維、ウィスカー繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズ等を挙げることができる。無機充填剤13が複合成形品1から脱落することを防止し、無機充填剤13が第1成形品10及び第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を果たすようにするため、無機充填剤13の長さは、長手方向の長さが微小溝11Aの短手方向の長さよりも長いことが好ましい。言い換えると、微小溝11Aの短手方向の長さは、無機充填剤13の長手方向の長さよりも短いことが好ましい。形状が繊維状であれば、平均繊維長が微小溝11Aの短手方向の長さよりも長いことが好ましく、形状が不定形、板状、粒子状であれば、長径、好ましくは平均粒子径が微小溝11Aの短手方向の長さよりも長いことが好ましい。
本発明では、微小溝11Aで露出する無機充填剤13が第1成形品10及び第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を果たすにあたって、レーザの照射部位と非照射部位とによって形成される凹凸の山どうし、又は化学溶解がなされる部位となされない部位とによって形成される凹凸の山どうしを好適に架けることができる点で、無機充填剤13の形状は繊維状であることが好ましい。
無機充填剤13の含有量は特に限定されるものでないが、樹脂100重量部に対して5重量部以上80重量部以下であることが好ましい。5重量部未満であると、無機充填剤13が微小溝11Aで露出したとしても、この無機充填剤13が第1成形品10及び第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を十分に果たせない可能性がある。80重量部を超えると、第1成形品10が十分な強度を有するものとはならない可能性がある。
無機充填剤13を含有する樹脂材料の市販品として、ガラス繊維入りPPS(製品名:ジュラファイドPPS 1140A7,ポリプラスチックス社製)、ガラス繊維・無機フィラー入りPPS(製品名:ジュラファイドPPS 6165A7,ポリプラスチックス社製)、ガラス繊維入りLCP(製品名:ベクトラLCP E130i、ポリプラスチックス社製)等を挙げることができる。
〔凹部12〕
凹部12は、第2成形品20と溶着する際に、第1成形品10と第2成形品20との間に弾性体30を挿入するために設けられる。弾性体を挿入することで、弾性体の反発力で第1成形品10と第2成形品20との間の気密性を確保でき、結果として溶解面11,21の界面Iにおける強度を高めることができる。弾性体は、ゴムやエラストマーで作成された市販のパッキンを使用することができる。凹部12は第1成形品、第2成形品のどちらか片方に設けられても両方に設けられても構わない。
凹部12の深さは特に限定されるものでないが、第1成形品10と第2成形品20との間の気密性を適切に確保でき複合部品としたときに弾性体が変形して収まる体積が確保できる程度であることが好ましい。
〔第1成形品10の製造方法〕
第1成形品10は、無機充填剤13を含有し、表面に、第2成形品20と溶着する予定の第1溶着予定面(図3等の符号11’)が凹部12を隔てて並設されている樹脂成形品からなる第1成形品予備体に対してレーザの照射や化学処理を行い、無機充填剤13が露出されている複数の微小溝11Aを形成することによって得られる。
レーザの照射は、照射対象材料の種類やレーザ装置の出力等をもとに設定されるが、樹脂に適度のエネルギーを照射して微小溝11Aを形成しないと、無機充填剤13が十分に露出しなかったり、設定どおりの幅や深さの微小溝11Aを形成することが難しかったりするため、複数回に分けて行うことが好ましい。
化学処理においては、樹脂の特性に応じた酸、アルカリ、有機溶剤等を選択して用いる。酸により樹脂が分解するポリアセタール樹脂成形品では、溝を設ける場所を酸で分解除去することにより、溝を形成することができる。有機溶剤に溶けやすい非結晶性樹脂成形品では、予め成形品表面に溝を設ける場所以外をマスキング後、有機溶剤で溶解除去することにより、溝を形成することができる。
[第2成形品20]
第2成形品20は、表面に、第1成形品10と溶着する予定の第2溶着予定面21’が並設された成形品である。
第2成形品20の材料は、未硬化状態の場合に、無機充填剤13が露出された微小溝11Aに入ることが可能なものであれば特に限定されるものでなく、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、接着剤、金属等のいずれであってもよい。
第2成形品20の形状については、第1成形品10と向かい合わせた際に、第1溶着面11と第2溶着面21とが互いに向き合って接することができ、弾性体挿入部が空間を隔てて向き合うことができれば、特に限定されるものではない。
[弾性体]
弾性体は、成形品に圧力をかけて押し付けることにより成形品と弾性体の間を気密とすることができれば特に限定されないが、ゴムやエラストマーなどの軟質弾性体を加工して得られるシール部品、例えば市販のパッキンなどが好適に使用される。
<複合成形品1の製造方法>
複合成形品1は、微小溝形成工程、弾性体挿入工程、配置工程及び溶解物浸入工程を経ることによって得られる。
[微小溝形成工程]
上記〔第1成形品10の製造方法〕で説明したとおり、微小溝形成工程は、無機充填剤13を含有し、表面に、第2成形品20と溶着する予定の第1溶着予定面10’が凹部12を隔てて並設されている樹脂成形品からなる第1成形品予備体にレーザの照射や化学処理を行い、無機充填剤13が露出されている複数の微小溝を形成する工程である。
[弾性体挿入工程]
弾性体挿入工程は、凹部12に弾性体30を挿入する工程である。
[配置工程]
配置工程は、表面に、第1成形品10と溶着する予定の第2溶着予定面21’が並設されている第2成形品20と、第1成形品10とを、第1溶着予定面21と第2溶着予定面22とが互いに向き合うとともに、並設される第1溶着面に挟まれる部分と並設される第2溶着面に挟まれる個所パッキン30を介して向き合うように配置する工程である。
[溶融物浸入工程]
溶融物浸入工程は、第2溶着予定面21’を溶かし、微小溝11Aに第2成形品20の溶解物を浸入させる工程である。
第2溶着予定面21’を溶かす手法として、超音波溶着、熱板溶着、レーザ溶着、高周波誘導加熱溶着等が挙げられる。従来、異種材料からなる樹脂成形品どうしを加熱溶着する際、1次成形品の第一溶着予定面と、2次成形品の第二溶着予定面との両方を加熱溶融する必要がある。しかしながら、本明細書に記載の発明では、1次成形品と2次成形品とが異種材料であっても、第二溶着予定面だけを加熱溶融すれば足りる。本明細書に記載の発明によると、予め微小溝11Aを形成した第1溶着予定面11’に対して他の樹脂からなる第2成形品20を圧接し、加熱溶着すれば足りるので、樹脂のはみ出し量が少なく、寸法精度と接合強度との両方に優れた複合成形品1を得ることができる。
以下、図3から図5を参照しながら、超音波溶着、熱板溶着、レーザ溶着、高周波誘導加熱溶着を用いたときの複合成形品1の製造方法について説明する。
[超音波溶着又は熱板溶着]
図3は、超音波溶着又は熱板溶着によって複合成形品1を得るときの概略説明図である。まず、図3の(1)に示すように、第1成形品10の第1凹部12に弾性体を挿入する。続いて、図3の(2)に示すように、第1成形品10の溶着予定面である第1溶着予定面11’に、第2成形品20の溶着予定面である第2溶着予定面21’を近づける。この際、第1溶着予定面11’と第2溶着予定面21’とが向かい合わせになり、弾性体挿入部が空間を隔てて向かい合わせになるようにする。
第1溶着予定面11’は、微小溝11Aを有する面である。また、第2溶着予定面21’は、超音波溶着においては一般的に設けられる凸型先端部23を有することが好ましい。
続いて、図3の(3)に示すように、第1溶着予定面11’と第2溶着予定面21’とを重ね合わせ、上下に圧接させた状態とし、この状態で、超音波又は熱板によって溶着させる。超音波を用いる場合、接合面に縦方向の振動が発生し、その摩擦熱によって成形品10,20が溶着する。上記工程を経ることで、超音波溶着又は熱板溶着による複合成形品1が得られる。
超音波溶着は、例えば、精電舎電子工業社製 超音波ウェルダー SONOPET Σ−1200 超音波溶着機を用いて行うことができる。
[レーザ溶着]
図4は、レーザ溶着によって複合成形品1を得るときの概略説明図である。まず、図4の(1)に示すように、第1成形品10の凹部12に弾性体を挿入する。続いて、図4の(2)に示すように、第2成形品20の溶着予定面である第2溶着予定面21’に、レーザ吸収部位24を設ける。レーザ吸収部位24は、第2溶着予定面21’を黒色マジックで塗る等によって得られる。なお、本実施例では、レーザ吸収部位は、第2溶着予定面21’の略全面に設けられているが、予め溶着しようと予定する箇所に設ければ足りる。
続いて、図4の(3)に示すように、第1成形品10の溶着予定面である第1溶着予定面11’に、第2成形品20の溶着予定面である第2溶着予定面21’とを向かい合わせ、クランプ等を用いて上下に圧接させた状態とする。この際、第1溶着予定面11’と第2溶着予定面21’とが向かい合わせになり、弾性体挿入部がパッキン30を介して向かい合わせになるようにする。
第1溶着予定面11’は、複数の微小溝11Aを有する面である。複数の微小溝11Aの形状は特に限定されるものでなく、微小溝11Aが交差しない縞状に形成されても、微小溝11Aが交差する格子状に形成されてもよい。微小溝11Aを格子状に形成する場合は、微小溝11Aの長手方向が無機充填剤の長手方向とは異なる斜格子状に形成することが好ましい。また、微小溝11Aを格子状に形成する場合は、ひし形状であっても良い。
第1溶着予定面11’における微小溝11Aは、第1溶着予定面11’の全面に形成されていてもよいが、第2成形品20と溶着する箇所に形成されていれば足りる。
続いて、図4の(4)に示すように、第2成形品20における第2溶着予定面21’とは反対の面から第2溶着予定面21’に向けてレーザを照射する。そうすると、レーザの照射により第2溶着予定面21’近傍における第2成形品20が溶解し、その溶解した樹脂が上記圧接による力を受けて微小溝11Aに入り込むことで、第1成形品10と溶着する。上記工程を経ることで、レーザ溶着による複合成形品1が得られる。
レーザの照射は、一箇所であってもよいし、複数箇所であってもよいが、複数箇所である場合、照射する箇所の数を上記圧接による力を支えることができる程度に抑えるとともに、ほぼ均一にレーザを照射することが好ましい。第2溶着予定面21’における溶融樹脂に対して大きな力を加えて第1成形品10の微小溝11Aに入れる際、第2溶着予定面21’における未溶融の箇所で力を支えることになるため、照射する箇所が多すぎると、溶融樹脂に対して適切な力を与えられない可能性があるためである。また、ほぼ均一にレーザを照射しないと、接合箇所に歪みを生じる可能性があるためである。
従来、レーザ溶着は、同種材料からなる樹脂成形品どうしを溶着する際に行われる。同種材料からなる樹脂成形品であれば、2次成形品がレーザ熱を受け発熱すると、対面にもその熱が伝わり、2次成形品の溶着予定面のみならず、1次成形品の溶着予定面も溶融して互い溶け合う。一方、同種材料からなる樹脂成形品どうしでレーザ溶着しようとしても、2次成形品の溶着予定端面を溶かすことができるにとどまり、1次成形品の溶着予定端面を溶かすことができないためである。
本発明によると、対象となる樹脂成形品が互いに異種材料であっても、2次成形品の溶着予定面が溶かされれば、その溶解した樹脂が微小溝11Aに入り込むため、複合成形品1を得ることができる。また、1次成形品と2次成形品との両方を同時に溶かすものでないため、寸法安定性に優れる。そして、第1成形品10として、無機充填剤13を含有する樹脂成形品にレーザの照射や化学処理を行い、無機充填剤13が露出され側面から無機充填剤が突出している複数の微小溝11Aを形成したものを用いるとともに、第1成形品10と第2成形品20との間の隙間12に弾性体を挿入することで、第1成形品と第2成形品とを接合した際に、微小溝11Aに露出する無機充填剤13が第1成形品10及び第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を果たし、弾性体を挟み込む形で強度に接合一体化することが可能で、結果として複合成形体1の接合部の気密性への信頼性を著しく高めらることができる。特に、第1成形品10と第2成形品20が異なる材料の組み合わせの場合にも気密を実現できる点で好適である。上記の点で、本発明は、新規な着想に基づく発明であるといえる。
[高周波誘導加熱溶着]
図5は、高周波誘導加熱溶着によって複合成形品1を得るときの概略説明図である。まず、図5の(1)に示すように、第1成形品10の凹部12に弾性体を挿入する。続いて、図5の(2)に示すように、第1成形品10の溶着予定面である第1溶着予定面11’に発熱体40を載せ、さらに第2成形品20を載せる。このとき、第1溶着予定面11’と、第2成形品20の溶着予定面である第2溶着予定面21’とが向かい合わせになっている。なお、第1溶着予定面11’は、微小溝11Aを有する面である。
発熱体40は、貫通穴を有し、第2溶着予定面21’とは反対の面から高周波がかけられた際に発熱するものであれば、特に限定されない。
貫通穴の数は、1つであってもよいし、複数であってもよいが、複数である場合、貫通穴の数を、下記圧接による力を支えることができる程度に抑えることが好ましい。第2溶着予定面21’における溶融樹脂に対して大きな力を加えて第1成形品10の微小溝11Aに入れる際、第2溶着予定面21’における未溶融の箇所で力を支えることになるため、貫通穴の数が多すぎると、溶融樹脂に対して適切な力を与えられない可能性があるためである。
続いて、図5の(3)に示すように、第1溶着予定面11’と第2溶着予定面21’とを重ね合わせ、上下に圧接させた状態とし、さらに、図5の(4)に示すように、第2成形品20における第2溶着予定面21’とは反対の面から第2溶着予定面21’に向けて高周波をかける。そうすると、高周波をかけることにより、第2溶着予定面21’近傍における第2成形品20が溶解し、その溶解した樹脂が発熱体40の貫通穴を通って微小溝11Aに入り込み、第2成形品20が第1成形品10と溶着する。上記工程を経ることで、高周波誘導加熱溶着による複合成形品1が得られる。
なお、本明細書において、高周波とは、発熱体に誘導電流を生じさせ、これにより発熱体を発熱させることができる電磁波のことをいう。また、概略説明図においては、第1成形品10と第2樹脂成形品20は平面どうしで圧接しているが、部分的に凸形状であっても構わないし、加熱溶融後圧接しても構わない。
従来、高周波誘導加熱溶着は、同種材料からなる樹脂成形品どうしを溶着する際に行われる。同種材料からなる樹脂成形品であれば、2次成形品が発熱すると、対面にもその熱が伝わり、2次成形品の溶着予定面のみならず、1次成形品の溶着予定面も溶融して互い溶け合う。一方、同種材料からなる樹脂成形品どうしでレーザ溶着しようとしても、2次成形品の溶着予定端面を溶かすことができるにとどまり、1次成形品の溶着予定端面を溶かすことができないためである。
本発明によると、対象となる樹脂成形品が互いに異種材料であっても、2次成形品の溶着予定面が溶かされれば、その溶解した樹脂が微小溝11Aに入り込むため、複合成形品1を得ることができる。また、1次成形品と2次成形品との両方を同時に溶かすものでないため、1次成形品のよう寸法安定性に優れる。そして、第1成形品10として、無機充填剤13を含有する樹脂成形品にレーザの照射や化学処理を行い、無機充填剤13が露出され側面から無機充填剤が突出している複数の微小溝11Aを形成したものを用いるとともに、第1成形品10と第2成形品20との間の隙間12に弾性体を挿入することで、第1成形品と第2成形品とを接合した際に、微小溝11Aに露出する無機充填剤13が第1成形品10及び第2成形品20の破壊を抑えるアンカーの役割を果たし、弾性体を挟み込む形で強度に接合一体化することが可能で、結果として複合成形体1の接合部の気密性への信頼性を著しく高めらることができる。特に、第1成形品10と第2成形品20が異なる材料の組み合わせの場合にも気密を実現できる点で好適である。上記の点で、本発明は、新規な着想に基づく発明であるといえる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
<試験例1> 第1成形品における樹脂の比較
表1において、第1成形品における樹脂の材質は次のとおりである。
ガラス繊維入りPPS:ジュラファイドPPS 1140A7黒(ポリプラスチックス社製)
ガラス繊維・無機フィラー入りPPS:ジュラファイドPPS 6165A7黒(ポリプラスチックス社製) ガラス繊維入りLCP:ベクトラLCP E130i黒(ポリプラスチックス社製)
第2成形品における材質は次のとおりである。
POM:ジュラコンPOM M450−44(ポリプラスチックス社製)
[第1成形品の製造]
表1に示す、無機充填剤を含有する樹脂材料を下記の条件で射出成形した射出成形品に、レーザを微小溝の幅が100μm、隣り合う微小溝の間隔が200μmになるように、斜格子状に10回照射した。発振波長:1.064μm、最大定格出力:13W(平均)を用い、出力90%、周波数40kHz、走査速度1000mm/sとした。これにより、試験例に係る第1成形品を得た。
(ジュラコンにおける射出成形の条件)
予備乾燥:80℃、3時間
シリンダ温度:190℃
金型温度:80℃
射出速度:16mm/sec
保圧:80MPa(800kg/cm
(ジュラファイドにおける射出成形の条件)
予備乾燥:140℃、3時間
シリンダ温度:320℃
金型温度:140℃
射出速度:20mm/sec
保圧:50MPa(500kg/cm
(ベクトラにおける射出成形の条件)
予備乾燥:140℃、4時間
シリンダ温度:350℃
金型温度:60℃
射出速度:200mm/sec
保圧:50MPa(500kg/cm
[評価]
〔第1成形品の拡大観察〕
試験例に係る第1成形品について、微小溝を有する面を電子顕微鏡(SEM)で拡大観察した。倍率は20倍、100倍、300倍の3種類とした。結果を図6及び表2に示す。
〔微小溝の深さ〕
微小溝の深さを評価するため、試験例に係る第1成形品について、断面観察にて微小溝の深さを測定した。結果を表2に示す。
無機充填剤を含有する樹脂成形品の表面を、微小溝が形成されるように溶かすと、複数の微小溝が形成されるとともに、これら複数の微小溝において溝側面より無機充填剤が突出して露出されることが確認された。
<試験例2> 複合成形品の比較
[第1成形品の製造]
上記ガラス繊維入りLCP(製品名:ベクトラLCP E130i,ポリプラスチックス社製)を上記(射出成形の条件)で示した条件で射出成形した射出成形品に、発振波長が1.064μm、溝の幅が200μm、隣り合う溝の間隔が200μmとなるように斜格子状に照射した。レーザの照射回数は10回とし、走査速度は1000mm/sとした。これにより、試験例2−1に係る第1成形品を得た。
一方、上記ガラス繊維入りLCP(製品名:ベクトラLCP E130i,ポリプラスチックス社製)そのものを試験例2−2に係る樹脂成形品とした。
[複合成形品の製造]
試験例2−1に係る第1成形品について、溝を設ける面を第1溶着予定面とし、ジュラコンPOM M450−44(ポリプラスチックス社製)と超音波溶着を行った。超音波溶着は、精電舎電子工業社製 超音波ウェルダー SONOPET Σ−1200 超音波溶着機を用いて、超音波の周波数を20kHz、振幅60μm、エアー圧力0.1MPaの条件で行った。
同様に、試験例2−2に係る樹脂成形品について、ジュラコンPOM M450−44(ポリプラスチックス社製)と超音波溶着を行った。
[評価]
〔複合成形品の判定〕
結果を図7及び表4に示す。
弾性体が高い反発力を保ちつつ成形品どうしを強固に接合することができるため、弾性体を配設することによる信頼性の高い気密性と高い強度を兼ね備えた複合品を得られることが確認された。
1 複合成形品
10 第1成形品
11 第1溶着面
11A 微小溝
12 凹部
13 無機充填剤
20 第2成形品
21 第2溶着面
30 弾性体

Claims (4)

  1. 第1成形品と第2成形品とが溶着された複合成形品であって、
    前記第1成形品は、無機充填剤を含有し、表面に、前記第2成形品と溶着する第1溶着面が設けられている樹脂成形品であり、
    前記第2成形品は、表面に、前記第1成形品と溶着する第2溶着面が設けられている成形品であり、
    前記第1成形品と前記第2成形品とは、前記第1溶着面と前記第2溶着面とが互いに向き合って接するとともに、弾性体が挿入される空間が設けられており、
    前記第1溶着面には、側壁面から無機充填剤が突出する微小溝が形成され、これら複数の微小溝には前記無機充填剤及び前記第2成形品の溶融固化物が含まれ、
    前記空間には、弾性体が挿入されている、複合成形品。
  2. 前記第1溶着面及び前記第2溶着面は、前記弾性体が挿入される空間を挟む位置に並設されている、請求項1に記載の複合成形品。
  3. 前記第1成形品と前記第2成形品とは異なる材料からなる、請求項1又は2に記載の複合成形品。
  4. 無機充填剤を含有し、表面に、第2成形品と溶着する予定の第1溶着予定面が並設されている樹脂成形品からなる第1成形品にレーザの照射又は化学処理を行い、前記無機充填剤が露出され側壁面から無機充填剤が突出している複数の微小溝を形成する微小溝形成工程と、
    前記第1成形品の空間に弾性体を挿入する弾性体挿入工程と、
    表面に、前記第1成形品と溶着する予定の第2溶着予定面が並設されている第2成形品と、前記第1成形品とを、前記第1溶着予定面と前記第2溶着予定面とが互いに向き合うとともに、前記並設される第1溶着予定面に挟まれる部分と前記並設される第2溶着予定面に挟まれる個所とが前記弾性体を介して向き合うように配置する配置工程と、
    前記第2溶着予定面を溶かし、前記微小溝に前記第2成形品の溶融物を浸入させる溶融物浸入工程とを含む、複合成形品の製造方法。
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