JP6197838B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機に用いられる画像形成装置に関するものである。特に、トナー画像を形成してシート材に転写する画像形成手段と、シート材に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、前記定着手段からシート材を分離させる分離手段と、を備えた画像形成装置において、定着手段によりシート材に定着されたトナー画像の光沢から前記定着手段に対するシート材の分離性能を判断し、前記分離手段の動作を制御するようにした点に特徴を有するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機に用いられる画像形成装置においては、装置本体内においてトナー画像が形成されたシート材を定着装置に導き、この定着装置によってシート材にトナー画像を加熱定着させた後、このシート材を装置本体内から排紙させるようにしている。
近年、プロダクトプリント分野での付加価値化として、特殊用紙やフィルムなどの多様なシート材への印刷が求められている。その中で、定着装置でのトナー軟化時に、シート材と定着部材の付着力に対してシート材の剛性が低いと、定着部材にシート材が巻き付く分離不良、いわゆる分離ジャムが問題となっている。
シート材の剛性は、温度、湿度の履歴により変化する。そのため、製品ロットや使用タイミングなどにより変化することから、一定の設定で様々な条件下の分離を保証するためには、過剰な分離能力を確保する必要が生じる。
また、分離ジャムの防止策としてエアー分離などの対策があるが、消費エネルギーの増大など副作用を伴うことから、分離不良が懸念されるシート材の定着時にのみ効率よく作動させることが望ましい。
画像形成装置における定着装置は、加熱された定着ローラーと、これに圧接された加圧ローラーとの間に形成されたニップ部にシート材を通し、これを熱定着しながら前方へ搬送する構成となっている。ここで、ニップ部で加熱されて溶融状態となったトナーの粘着力により、シート材が定着ローラーの表面に付着すると、これにより、シート材が定着ローラーから分離されないで分離ジャムが発生し、最悪の場合にはシート材が定着ローラーの外周面に完全に巻き付いてしまい、メンテナンスに大変負担がかかる。
そのため、定着ローラーの表面に主にフッ素樹脂からなる離型層を形成してシート材が分離しやすくなるような構成が採用され、定着ローラーの外周面の曲率とシート材自体の腰によって自然に分離されるように工夫されている。
しかし、シート材として、薄紙又は薄紙コート紙などの腰のないシート材を使用した場合や、ベタ画像などシート材へのトナーの付着量が多い場合には、やはり分離ジャムなどが発生する虞が高まる。
このような問題を解決するために、分離手段として、例えば、分離爪を定着ローラーの外周面に当接させて、シート材を定着ローラーの外周面から強制的に分離させる、分離爪方式がある。しかし、常時分離爪を当接させておくと、定着ローラーの外周面の分離爪に当接する部分が摩耗し、定着性にむらが発生する虞がある。
また、シート材を定着ローラーの外周面から分離させる分離手段として、前記の分離爪方式の代わりに、シート材の先端と定着ローラーの外周面との間に僅かに生じる隙間に、ノズル先端から強く空気を吹き付けて、非接触でシート材を強制的に分離させる、エアー分離方式もある。
しかし、この場合、吹き付ける空気によって常時定着ローラーから熱が奪われるため、定着ローラーを定着温度に維持するための消費電力が嵩むという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1では、分離手段として、分離爪方式を採用しつつ、シート材と定着ローラーとの分離性能が良好でない時にのみ、シート材分離機構を動作させるようにしている。そして、この特許文献1においては、定着ローラーと加圧ローラーとの間で形成されたニップ部を通過したシート材の先端部までの距離をレーザー変位センサーで測定して巻き付き指標値を算出し、当該巻き付き指標値が所定値より大きくなったときに、定着ローラーの寿命により分離性が劣化したと判定し、ユーザーに警報を発すると共に、それ以降のシート材の通紙に対してシート材分離機構を動作させて、シート材を強制的に分離させる構成が開示されている。
このような技術を用いて、シート材の分離性能を判定し、分離性能が良好でない場合のみ、シート材分離機構を動作させるように構成すれば、分離爪方式の場合には、定着ローラーの外周面に発生する傷が大幅に低減されて耐久性を向上させることができ、シート材分離機構がエアー分離方式の場合には、常時定着ローラーに空気を吹き付けることがなくなり、定着ローラーの熱が奪われて電力消費が嵩むという不都合を回避することができる。
しかし、特許文献1においてシート材の分離性能の判定に用いるレーザー変位センサーは、一般的にレーザー光のシート材面からの反射光をスポット位置の変位を検出して測定するため、シート材のカール、波うち、ループや気流の影響で検知が上手く行えない虞がある。
また、特許文献2においては、シート材におけるトナー画像の光沢と、トナーの粘着力によってシート材が定着ローラーに貼り付く力とが対応しているとの知見に基づいて、定着ローラーからシート材を分離する位置が可変するような分離爪を支持しながら移動させ、定着ローラーからシート材を分離した際に分離爪に作用した力の測定とを漸次実行し、分離爪に作用した力のうち、最も高い値に対応した位置に分離爪を制御する構成が開示されている。
しかし、この特許文献2のものにおいては、シート材におけるトナー画像の光沢を上昇させるために、定着ローラーにシート材を貼り付く力を強くし、分離爪により、定着ローラーからシート材を分離させているので、分離爪により定着ローラーへの傷の発生などの問題が生じる。
特開2007−108618号公報 特開2010−26174号公報
本発明は、トナー画像を形成してシート材に転写する画像形成手段と、シート材に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、前記定着手段からシート材を分離させる分離手段とを備えた画像形成装置における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
本発明においては、トナー画像が定着されたシート材における分離性能を簡単な設備で適切に判断し、シート材が定着手段に巻き付いて分離不良が発生するのを適切に防止できるようにすることを課題とする。
本発明の画像形成装置においては、前記のような課題を解決するため、トナー画像を形成してシート材に転写する画像形成手段と、転写されたトナー画像を前記シート材に定着させる定着手段と、前記定着手段によりシート材に定着されたトナー画像の光沢を測定する測定手段と、前記定着手段から前記シート材を分離させる分離手段と、前記測定手段からの出力に基づき前記定着手段に対するシート材の分離性能を判断し、前記分離手段の動作を制御する制御手段と、備えるようにした。
ここで、前記画像形成装置においては、前記測定手段が、シート材搬送方向の複数の箇所において、トナー画像の光沢を測定し、前記制御手段により、前記測定手段におけるシート材搬送方向の複数箇所の測定出力に基づいてシート材の分離性能を判断して、前記分離手段の動作を制御させるようにすることができる。
また、前記画像形成装置においては、所定のテストパターンのトナー画像が転写されたシート材を前記定着手段により定着し、定着された前記テストパターンのトナー画像の光沢を前記測定手段で測定し、前記制御手段により、前記測定手段からの出力に基づいてシート材の分離性能を判断して、前記分離手段の動作を制御させるようにすることができる。
また、前記画像形成装置においては、前記測定手段を、前記定着手段から排出されるシート材の搬送方向と直交する方向に移動可能に設け、トナーの付着量が一定以上の領域に前記測定手段を移動させて、その位置のトナー画像の光沢を測定するように構成することができる。
また、前記測定手段により、前記定着手段から排出されるシート材の搬送方向と直交する方向の複数の位置でトナー画像の光沢を測定し、測定された複数箇所の出力に基づいて、前記制御手段によりシート材の分離性能を判断して、前記分離手段の動作を制御させるようにすることができる。
また、前記画像形成装置においては、前記制御手段が、前記測定手段により測定したトナー画像の光沢が所定の値より高くなるとシート材の分離性能が悪いと判断し、前記シート材の定着性を変えずに前記分離手段を動作させるように構成することができる。
また、前記画像形成装置においては、前記制御手段が、前記測定手段によって測定した光沢が高い高カバレッジ部におけるトナー画像の光沢が所定の値より減少した場合にシート材の分離性能が悪いと判断し、前記シート材の定着性を下げる方向で前記分離手段を動作させるように構成することができる。
本発明の画像形成装置においては、定着手段によってシート材に定着されたトナー画像の光沢を測定手段により測定し、この測定手段からの出力に基づいて、制御手段により定着手段に対するシート材の分離性能を判断し、この判断に基づき分離手段の動作を制御するようにしたため、定着手段の劣化や消費電力の増加を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置において、シート材にトナー画像を形成する状態を示した概略説明図である。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、定着装置によってシート材にトナー画像を定着させる状態を示した概略説明図である。 前記の実施形態に係る画像形成装置に用いられる光学検出センサーの概略説明図である。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、定着装置の分離性能を示す概略説明図であり、(a)は分離性能がよい状態、(b)は分離性能が悪い状態を示している。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、シート材のトナー画像の光沢を測定した例を示す説明図であり、(a)は分離性能がよい状態、(b)は分離性能が悪い状態を示している。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、シート材のトナー画像の光沢を測定した例を示す説明図であり、分離性能が悪い状態の例を示している。 前記の実施形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示したブロック図である。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、光学検出センサーの配置例を示した概略説明図である。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、制御動作の一例を示したフローチャートである。 前記の実施形態に係る画像形成装置において、制御動作の他の例を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、シート材にトナー画像を定着させる定着装置の第1の変形例を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、シート材にトナー画像を定着させる定着装置の第2の変形例を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、シート材にトナー画像を定着させる定着装置における分離手段として分離爪を用いた第3の変形例を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、シート材にトナー画像を定着させる定着装置における分離手段として、定着装置の速度差を用いた第4の変形例を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、シート材にトナー画像を定着させる定着装置における分離手段として、定着装置の速度差を用いた第5の変形例を示した概略説明図である。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1においては、図1に示すように、その内部に4つのイメージングカートリッジ10A〜10Dを装着させている。
そして、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいては、感光体11と、この感光体11の表面を帯電させる帯電装置12と、帯電された感光体11の表面に画像情報に応じた露光を行って感光体11の表面に静電潜像を形成する露光装置13と、感光体11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置14と、感光体11の表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21に転写させた後に、この感光体11の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置15とを設けている。
ここで、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各現像装置14においては収容させるトナーの色彩を異ならせ、黒色、黄色、マゼンタ色、シアン色のトナーを収容させている。
そして、この画像形成装置1においては、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、それぞれ感光体11の表面を帯電装置12によって帯電させ、このように帯電された各感光体11の表面にそれぞれ露光装置13によって画像情報に応じた露光を行い、各感光体11の表面にそれぞれ画像情報に応じた静電潜像を形成し、各感光体11の表面に形成された静電潜像に、前記の各現像装置14からそれぞれの色彩のトナーを供給して、各感光体11の表面にそれぞれの色彩のトナー画像を形成するようにしている。
次いで、このような各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各感光体11の表面に形成された各色彩のトナー画像を、中間転写ベルト21に順々に転写させて、この中間転写ベルト21の上に合成されたトナー画像を形成すると共に、転写後の各感光体11の表面に残留するトナーをそれぞれクリーニング装置15によって各感光体11の表面から除去するようにしている。
一方、この画像形成装置1内に収容されたシート材Sを給紙ローラー22により給紙してタイミングローラー23に導き、このタイミングローラー23によってシート材Sを適当なタイミングで前記の中間転写ベルト21と転写ローラー24との間に導き、中間転写ベルト21上に形成された前記のトナー画像を、このシート材Sに転写させるようにしている。そして、シート材Sに転写されずに中間転写ベルト21上に残ったトナーを、第2クリーニング装置25によって中間転写ベルト21から除去するようにしている。
また、前記のようにしてトナー画像が転写されたシート材Sを定着装置30に導き、この定着装置30において、前記のトナー画像をシート材Sに定着させ、その後、トナー画像が定着されたシート材Sを排紙ローラー27によって排紙するようにしている。
次に、本発明の実施形態に係る定着装置30について具体的に説明する。
ここで、この実施形態に係る定着装置30においては、図2に示すように、定着部材として無端状の定着ベルト31を用い、この定着ベルト31を、加熱ローラー32と定着側加圧ローラー33とに架け渡し、この定着ベルト31を前記の加熱ローラー32によって加熱させるようにしている。
また、この定着装置30においては、加圧部材として加圧ローラー34を用い、この加圧ローラー34を前記の定着ベルト31を介して定着側加圧ローラー33に押圧させて、この加圧ローラー34を回転装置(図示せず)により回転させ、この加圧ローラー34の回転に伴って、前記の定着ベルト31と定着側加圧ローラー33とを従動回転させるようにしている。
そして、前記のようにトナー画像tが形成されたシート材Sを、トナー画像tが形成された面が定着ベルト31と接するようにして、前記の加圧ローラー34と定着ベルト31との間のニップ部分に導き、このニップ部分において前記のシート材Sを加圧ローラー34と定着ベルト31とにより加熱・加圧させて、トナー画像tをシート材Sに定着させるようにしている。
ここで、前記の定着ベルト31としては、例えば、耐熱性のポリイミドからなるフィルム基材の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層と、フッ素系樹脂からなる表面離型層が順に積層したものを用いることができる。また、前記のフッ素系樹脂としては、例えば、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)等の材料を用いることができ、特に、トナー樹脂やトナー粒子に含まれるワックスに対する定着ベルト31の表面の離型性を向上させて、定着時にトナーが定着ベルト31の表面に付着するのを抑制するためには、PFA、PTFE、FEPの何れかの材料を用いることが好ましい。
また、前記の加熱ローラー32としては、例えば、アルミニウム等で構成された円筒状の芯金の外周面にPTFE等からなる樹脂層が形成されると共に、その内部に、ハロゲンヒーター等の加熱装置32aが設けられたものを用いるようにしている。なお、このような加熱ローラー32に代えて、電磁誘導加熱装置(図示せず)を用いることもでき、この場合には、前記の定着ベルト31の基材に、Ni等の電磁誘導による発熱可能な材料を用いるようにする。
また、前記の定着側加圧ローラー33としては、例えば、鉄等で構成された円柱状の芯金の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層が形成されたものを用いるようにしている。なお、この定着側加圧ローラー33における弾性層の外周面に、フッ素系樹脂からなる表面離型層を形成させることもできる。
また、前記の加圧ローラー34としては、例えば、アルミニウム等で構成された円筒状の芯金の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性層が形成されると共に、その内部に、前記の加熱ローラー32と同様にハロゲンヒーター等の加熱装置34aが設けられたものを用い、この加圧ローラー34側からもトナー画像tが形成されたシート材Sを加熱させるようにしている。なお、加圧ローラー34に加熱装置34aを設けないようにすることも可能である。
そして、前記のようにトナー画像tが形成された面が定着ベルト31と接触するようにして、トナー画像tが形成されたシート材Sを、加圧ローラー34と定着ベルト31との間のニップ部分に導いて加熱・加圧させトナー画像tをシート材Sに定着させる。
また、この定着装置30においては、前記の定着ベルト31の表面をクリーニングするクリーニング装置40を設けている。
ここで、このクリーニング装置40においては、ローラー状のクリーニング部材41を、バネ等の付勢部材42により付勢させて前記の定着ベルト31の表面に回転可能な状態で接触させ、このクリーニング部材41によって定着ベルト31の表面に付着物を除去するようにしている。なお、クリーニング部材41は、このようなローラー状のものに限られず、スクレイパー状のもの、ウェブ状のものなど、定着ベルト31の表面の付着物を除去できるものであれば特に限定されない。
また、前記の定着装置30において、加熱定着されたシート材Sはニップ部を通過する際に、シート材Sのトナー量によっては、定着ベルト31の外周面に付着して分離性能が悪くなり、分離ジャムが発生する虞があるので、シート材Sを定着ベルト31から確実に分離させる必要がある。
このため、この実施形態においては、シート材Sを定着ベルト31から分離させる分離手段を設けるようにしており、この実施形態では、前記の分離手段として、ニップ部を通過した直後のシート材Sの先端部に空気を吹き付けて、シート材Sを定着ベルト31から分離させるエアー式分離装置60を設けている。
ここで、エアー式分離装置60は、図2に示すように、ダクト本体61内にファン装置(図示せず)を配し、このファン装置を駆動させてノズル部62から空気を吹き出すようになっている。そして、前記のノズル部62における定着ベルト31の幅方向(シート材の搬送方向と直交する方向)の長さは、画像形成装置1で使用される最大のシート材の幅とほぼ同じ長さにするのが望ましいが、シート材Sを定着ベルト31から分離させるの効果さえあれば、シート材Sの幅より短くてもよい。
通常、シート材Sの周縁部には、数mm程度の余白部分が設けられているので、ニップ部を通過したシート材Sの先端の余白部分が、シート材S自身の腰により、定着ベルト31から分離され、その隙間に空気を吹き付けることにより、シート材Sを定着ベルト31から分離させることができる。
また、前記のエアー式分離装置60におけるファン装置のオン・オフの切替、駆動時の送風量は、シート材Sの定着ベルト31との分離性能に応じて制御部100で制御される。なお、制御部100による制御については後述する。
そして、制御部100は、エアー式分離装置60の風量の調整を行う。制御部100は、エアー式分離装置60の非作動時は、エアーを止める又はエアー風量を低くなるようにファン装置を制御し、エアー式分離装置60の作動時はエアーを吹き付ける又はエアー風量を高くなるようにファン装置を制御する。エアー式分離装置60を必要なときのみ動作させることにより、ファン装置による電力消費と、エアーが定着装置30を冷却することで増大する定着装置30の加熱エネルギーを抑制することができる。
ここで、シート材Sの光沢が高くなると、トナーの粘着力によってシート材Sが定着ベルト31に貼り付く力が大きくなることが知られている。そして、この実施形態では、シート材Sに定着されたトナー画像tの光沢を光学的に検出することで、シート材Sと定着ベルト31との分離性能を判断する。このため、この実施形態では、定着装置30の下流側に、定着装置30で定着されたシート材Sのトナー画像の光沢を測定する測定手段として、光学検出センサー50を設けている。
この光学検出センサー50は、例えば、図3に示すように、発光素子51から照射された光をシート材Sのトナー画像tにより反射され、その反射された成分を受光素子52、53が検出する。そして、受光素子52、53で検出された反射光の強さを光沢として検出する。
ここで、光学検出センサー50の受光素子52は、照射された光の正反射成分を検出し、受光素子53は、拡散反射成分を検出する位置にそれぞれ設置する。なお、図3の光学検出センサー50においては、2つの受光素子52、53によって正反射光と拡散反射光をそれぞれ検出しているが、1つの受光素子で正反射光と拡散反射光のどちらか一方を検出するように構成してもよい。但し、正反射光を検出する方が十分な感度を得られやすい。
ここで、正反射光は、シート材Sの画像面の鉛直線に対して対象となる方向で強く検出される。高光沢画像では正反射光が大きい傾向がある。また、拡散反射光は正反射光の検出角度から離れた角度で検出される。正反射光が小さい画像では、拡散反射光が大きくなる傾向がある。また、拡散反射光は、トナー量が多くなれば多くなる。正反射光と拡散反射光を検出すると、高光沢、トナー量などを検出することができる。
この実施形態においては、図7に示すように、制御部100は、光学検出センサー50からの出力によってシート材Sの光沢を算出すると共に、算出した光沢によってシート材Sの分離性能を判断する。そして、制御部100は、シート材Sの分離性能に対応して分離手段としてのエアー式分離装置60の動作を制御する。
つぎに、定着装置30におけるシート材Sの分離性能と、シート材Sのトナー画像の光沢について説明する。
図4にシート材Sの分離性能の違いを示す。図4(a)は分離性能がよい状態、同図(b)は分離性能が悪い状態を示している。分離性能が悪いとは、最終的には分離しているが、分離不良の予兆が出ている状態をいう。そして、分離不良とは最終的に分離しない状態をいう。
図4(a)に示すように、分離性能が良い状態では、シート材Sは、加圧ローラー34と定着ベルト31との間のニップ部分を通過した後、ニップ出口部の接線方向に進む。
一方、図4(b)に示すように、分離性能が悪い状態では、シート材Sは、加圧ローラー34と定着ベルト31との間のニップ部分を通過した後、定着部材としての定着ベルト31に付着した状態となってから最終的に分離している。
ところで、分離性能は、シート材Sの剛性が影響を与える。シート材Sの剛性が高ければ分離しやすく、低ければ分離しにくい傾向がある。また、同じ種類のシート材Sであっても、周囲の湿度、温度によって剛性が変化することがあり、その変化幅に対して分離を保証するためには、分離性能に大きな余裕を持たせる必要がある。
次に、分離性能の安定性について説明する。分離性能は、シート材Sの剛性だけでなく、シート材Sの空気抵抗、排紙ローラー27からの応力などの力も影響する。そのため、分離性能は、シート材Sの搬送方向に対して一定ではなく、特に、分離性能が悪いが分離不良に至らない状態では、搬送方向において分離性能が悪く、ニップ部分の接触幅が広いL2の状態(図4(b)参照)と、分離性が良くニップ部分の接触幅がせまいL1の状態(図4(a)参照)を推移することになる。
定着装置30では、ニップ部分の接触幅が変化すると、トナーの軟化状態が変化することで、シート材Sのトナー画像の光沢の状態が変化する。
ニップ部分の接触幅が広くなり、トナーが軟化し平滑化することで、光沢が上昇する画像パターンがある(以下、第1の画像パターンという。)。記録する画像データが第1の画像パターンになる場合、搬送方向の一部の光沢の上昇を検知することで、分離性能が悪い状態を検出できる。
図5は、第1の画像パターンにおける分離性能と搬送方向の光沢変化との関係の概念図を示している。第1の画像パターンは、紙先端から高カバレッジのベタ部分に続いて低カバレッジが続いている。図5に示すように、分離性がよい時を示している(a)の状態では、光沢が通常より上昇している部分はないが、分離性能が悪い時を示している(b)の状態では、ベタの先端部分の光沢が他のベタ部分より上昇している。図5の状態から、定着後のシート材Sのトナー画像の光沢を光学検出センサー50で検出し、搬送方向の一部の光沢が上昇すること検知することで、分離性能が悪い状態であることが検出できる。
分離性能が悪くニップ部分の接触幅が広くなった時に、トナーが軟化し粘度が低下することで、分離時のトナー表面粗さが上昇し、光沢が低下する画像パターンがある(以下、第2の画像パターンという)。第2の画像パターンの場合には、図6で示すように、ベタ部分の一部で分離性能が悪くなり,その部分では、他のベタ部分の光沢より光沢が減少している。この場合、光学検出センサー50で搬送方向の一部の光沢の低下を検知することで、分離性能が悪い状態を検出できる。
そして、前記の光学検出センサー50でシート材Sのトナー画像の光沢を検出し、制御部100では、画像出力したデータが第1の画像パターン、第2の画像パターンのどちらに相当するかをあらかじめ判断すると共に、光学検出センサー50の検出結果に基づいて、分離性能を判断する。
また、前記の制御部100は、分離性能が悪くなると判断すると、積極的にエアー式分離装置60で定着装置30からシート材Sを分離させるように動作を制御する。分離性能の検出は、シート材Sのトナーが付着している部分で行う。特に、高カバレッジ画像の出力時のみ検出を行うことで、シート材と定着部材が比較的分離しにくい時のみに、効率的に検出動作をすることができる。
また、前記の制御部100は、分離性能を判断するために、あらかじめ高カバレッジ画像を有する種々のパターンにおいて、分離性能が悪くなったときの光沢のデータを記憶している。そして、シート材Sに記録したトナー画像tのパターンと、光学検出センサー50で検出した光沢に基づいて、制御部100に記憶されている分離性能が悪くなったときの光沢のデータを比較し、分離性能を判断する。
図7に従い制御部100の構成につき説明する。同図に示すように、制御部100は、CPU101、通信I/F(インターフェース)102、RAM103、ROM104、画像処理部105、画像メモリ106などを備える。
ROM104には、制御プログラムなど各種プログラムが格納され、CPU101は、画像形成装置1への電源投入により、ROM104から各種プログラムを読み出し、RAM103に展開して処理することにより、種々の動作を行う。制御部100は、画像形成装置1を統括的に制御すればよいので、各種プログラムとRAM103、ROM104との構成はどのような構成であってもよい。
例えば、ROM104には、画像形成装置1の制御部100を起動するためのOS等を格納しておき、CPU101は、その格納したOS等を読み出して、RAM103にOS等を展開して、各種機能を実現するように構成することができる。
また、RAM103は、ハードディスク等の不揮発性メモリとワークRAM等で構成して、RAM103の不揮発性メモリに各種ソフトを格納して、その格納した各種ソフトを読み出して、ワークRAM等に各種ソフトを展開して、各種機能を実現するように構成することができる。
さらに、RAM103には、分離性能を判断するための画像パターン、画像パターンに対応した光沢などの各種データ、光学検出センサー50から検出した光沢のデータ等が格納される。
制御部100のCPU101は、通信I/F102より、LAN等の通信ネットワークを介してパーソナルコンピュータなどの端末装置からプリントジョブを受信する。受信したプリントジョブのデータは、画像処理部105で現像に用いられ色である、Y、C、M、Kの濃度データに変化されるとともに、エッジ強調やスムージング処理などの公知の画像処理を受けた後、画像メモリ106に格納される。
前記のCPU101は、画像処理部105による画像処理により、シート材Sにプリントする画像のカバレッジや、トナー画像tのパターンを判別し、後述する光学検出センサー50により検出するシート材Sの位置などを算出し、その算出結果をRAM103に格納する。また、CPU101は、光学検出センサー50からの出力に基づくシート材Sの光沢のデータをRAM103に格納する。
そして、CPU101は、画像メモリ106に格納されたデータに基づき、画像形成部10を構成する各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、帯電、露光、現像を行い、各色彩のトナー画像を、中間転写ベルト21に順々に転写させて、この中間転写ベルト21の上に合成されたトナー画像を形成するように制御する。
また、CPU101は、シート材Sを、給紙ローラー22、タイミングローラー23からなる給紙部22Aを制御し、タイミングローラー23によってシート材Sを適当なタイミングで前記の中間転写ベルト21と転写ローラー24との間に導き、中間転写ベルト21上に形成された前記のトナー画像を、このシート材Sに転写させるように制御する。
また、前記のようにしてトナー画像tが転写されたシート材Sを定着装置30に導き、この定着装置30において、前記のトナー画像tをシート材Sに定着させ、その後、トナー画像tが定着されたシート材Sを排紙ローラー27によって排紙するようにしている。
また、トナー画像tが定着されたシート材Sを定着ベルト31から分離させた後、前記のトナー画像tの光沢を光学検出センサー50で検出し、制御部100のCPU101は、光学検出センサー50からの出力に基づき、シート材Sと定着ベルト31との分離性能を判断するようにしている。
また、この実施形態においては、図8に示すように、光学検出センサー50を軸方向(シート材Sの搬送方向と直交する方向)に移動可能に設置している。すなわち、光学検出センサー50をガイドレール55に移動自在に取り付け、ボールねじなどを有する駆動装置56により、軸方向に移動させる。
CPU101は、前記の駆動装置56を制御し、光学検出センサー50をシート材Sのトナー画像tの位置に合わせて検出できるように移動させる。光学検出センサー50を所望の位置になるように制御すると、どのような画像パターンに対しても分離性能を精度よく効率的に検出することができる。
また、画像のカバレッジにより、定着後の光沢が変動する。そのため、この実施形態では、CPU101が、入力画像データのカバレッジと、あらかじめ記録されたカバレッジと光沢との関係を基づいて、光学検出センサー50から得られた検出データを補正することで、カバレッジの影響を抑制し、精度良く検出するように構成している。
また、シート材Sの種類によって定着後の光沢の大きさが変化することから、CPU101は、選択されたシート材Sの情報と、あらかじめ記録されたシート材Sとの光沢関係をもとに、光学検出センサー50から得られた検出データを補正することで、シート材Sの違いによる影響を抑制し、精度良く検出するように構成している。
また、CPU101は、入力データをもとにトナーが付与されない位置(余白)の光沢を光学検出センサー50で検出し、その出力に基づきシート材Sの光沢を算出し、そのシート材Sの光沢を基に、トナー画像tの光沢を算出して、分離性能を判断するように構成することもできる。このように構成すると、シート材Sの光沢を考慮して、より精度よく分離性能を判断することができる。
また、制御部100のCPU101は、シート材Sの剛性が低い場合のみ分離性能の状態を検出するように構成してもよい。シート材Sの剛性が低い場合には、シート材Sが定着装置30の定着ベルト31に沿って曲がりやすく、分離性能が落ちる。このような比較的分離しにくい時のみに、効率的に検出動作を行うように制御することもできる。
次に、シート材Sの剛性が低いときにのみ分離性能の状態を検出する場合について、制御部100におけるCPU101の動作を、図10のフローチャートに従って説明する。
印字指示があると、制御部100のCPU101は、画像処理部105にて入力画像データから露光データを作成するなどの作像準備を行い画像メモリ106に露光データを格納し、以下の分離性能の検出判断を開始する。この例では、第1のパターンの画像であると入力画像データからCPU101が判断し、分離性能の検出判断を行っている。
まず、CPU101は、ユーザーが選択するシート材Sの紙厚が指定値以下であるか否か判断する(ステップS1)。
そして、ステップS1において、シート材Sの紙厚が指定値を超えて、シート材Sの剛性が高いと判断した場合には、強制的な分離制御を行わず動作を終了する。一方、CPU101が、シート材Sの紙厚が指定値以下であると判断した場合には、分離性能の検出判断を行うために、ステップS2へ進む。
ステップS2では、CPU101が、入力画像データのカバレッジが所定値以上、すなわち、高カバレッジ部があるか否か判断する。入力画像データのカバレッジが所定値未満の場合には、分離性能はよいので、強制的な分離制御を行わずに動作を終了する。入力画像データのカバレッジが所定値以上である場合には、ステップS3に進み、CPU101は、画像データのベタ部と光学検出センサー50の位置が一致しているか否か判断し、一致していると判断するとステップS5に進み、一致していないと判断するとステップS4に進む。
ステップS4では、CPU101が駆動装置56を動作させ、画像データのべた部に対応する位置まで光学検出センサー50を移動させ、そして、ステップS5に進む。
CPU101は、ステップS5において、シート材Sの先端から光沢の検出を開始し、例えば、シート材Sの搬送方向の2mmおきに、定着画像の高カバレッジ部をシート材Sの後端まで複数点の光沢を測定する。
そして、ステップS6において、CPU101は、シート材Sの先端位置から画像データの位置までの余白部の光沢を算出し、このシート材Sの光沢をGpとし、この値をRAM103に格納する。このように、シート材Sの搬送方向に複数箇所のトナー画像tを光学検出センサー50で測定し、光沢に基づく分離性能の検出精度を向上させている。
次いで、ステップS7において、CPU101は、高カバレッジ部の画像光沢Gnの最大値Gn(max)、Gnの平均値Gn(ave)、標準偏差値Gn(sd)を算出し、RAM103に格納する。
そして、ステップS8において、CPU101は、高カバレッジ部の画像光沢Gnの最大値Gn(max)が、Gnの平均値Gn(ave)に標準偏差値Gn(sd)を加えた値より大きいか否か判断し、大きい場合にはステップS9に進む。最大値Gn(max)が小さい場合には、シート材の分離性能がよいと判断し、強制的な分離制御を行わず動作を終了する。
ステップS9においては、CPU101は、記録されたシート材Sの光沢Gpのデータとあらかじめ画像カバレッジデータから定まる光沢の正常範囲のデータG1とを比較し、GpよりG1が大きく、G1より検出された光沢Gn(max)が大きいか否か判断し、両者が大きい場合には、ステップS10に進む。一方、どちらかが小さい場合には、シート材Sの分離性能がよいと判断し、強制的な分離制御を行わず動作を終了する。
ステップS10では、高カバレッジ部の光沢の変化量ΔGnを、Gn(max)−Gn(ave)=ΔGnとして算出する。
次いで、ステップS11では、CPU101は、ΔGnがあらかじめ定められた値より大きいか否か判断し、大きい場合には分離性能が悪いと判断し、ステップS12に進み、エアー式分離装置60の風量を通常から2倍に切り替え、強制的な分離制御を行う。一方、ΔGnがあらかじめ定められた値より小さい場合には、シート材Sの分離性能がよいと判断し、強制的な分離制御を行わず動作を終了する。
また、あらかじめ分離性能評価のためのテストパターンをRAM103に記憶しておき、そのパターンを出力して、シート材Sにテストパターンのトナー画像を記録して、定着後のテストパターンの光沢を光学検出センサー50で検出し、その検出結果に基づき、制御部100のCPU101が分離性能を判断する。
このように構成すると、定着装置30の分離性能を判断することができ、分離手段をどのように制御するかを設定することができる。また、入力画像の画像パターンに影響されず、定着装置30の分離性能を確認することができ、その結果に応じて分離手段のエアー式分離装置60を制御することにより、定着装置30が劣化した状態でも分離性を確保することができる。
ここで、前記のテストパターンは、分離性能の検出ができるパターンであればどのようなパターンでもよい。望ましくは、光学検出センサー50に対応する位置の長手方向に帯状にトナー画像が形成されているものが良い。
また、トナー画像の先端部のカバレッジを低くし、搬送方向の後端側に行くほどカバレッジが高くなるようにパターンを形成することで、分離不良を生じさせずに分離性能を検出することができる。
カバレッジの変化は帯状のパターンのトナー付着量を変化させてもよいし、ベタ画像のパターンの幅を変えることで形成してもよい。
次に、テストパターンを用いた分離性能の状態を検出する場合について、制御部100におけるCPU101の動作を、図11のフローチャートに従って説明する。
印字指示があると、制御部100は、画像データから露光データを作成するなどの作像準備を行い、以下の分離性の検出判断を開始する。この例では、第1のパターンの画像であると入力画像データからCPU101が判断し、分離性能の検出判断を行っている。
まず、CPU101は、ユーザーが選択するシート材Sの紙厚が指定値以下であるか否か判断する(ステップS21)。
そして、ステップS21において、シート材Sの紙厚が指定値を超えて、シート材Sの剛性が高いと判断した場合には、強制的な分離制御を行わず動作を終了する。一方、CPU101が、シート材Sの紙厚が指定値以下であると判断した場合には、分離性能の検出判断を行うために、ステップS22へ進む。
ステップS22では、CPU101が、シート材Sにテストパターンを印字するように制御する。
この実施形態では、テストパターンは、光学検出センサー50と対向する位置に、先端部は軸方向に5mm、後端部は軸方向の印字最大幅となるような台形の2色重ねのベタパターンを配した。尚、シート材Sの先端位置からテストパターンの画像データの位置までには余白部が設けられている。
次いで、シート材Sが光学検出センサー50の位置までに搬送されると、CPU101は、ステップS23において、シート材Sの先端から光沢の検出を開始し、例えば、シート材Sの搬送方向の2mmおきに、テストパターンをシート材Sの後端まで複数点の光沢を測定する。
そして、ステップS24において、CPU101は、シート材Sの先端位置から画像データの位置までの余白部の光沢を算出し、このシート材Sの光沢をGpとし、この値をRAM103に格納する。
次いで、ステップS25において、CPU101は、テストパターン部の画像光沢Gnの平均値Gn(ave)を算出し、ステップS26に進む。
ステップS26において、CPU101は、シート材Sの光沢Gpと、テストパターンの光沢の平均Gn(ave)を比較し、Gp<Gn(ave)であると判断すると、ステップS27に進む。一方、テストパターンの平均Gn(ave)がシート材の光沢Gp未満の場合には、分離性能はよいと判断し、強制的なエアー式分離装置60の動作は行わないように設定する。
ステップS27において、CPU101は、定着装置30の定着温度が所定値以上か否か判断し、定着装置30の温度が所定値以上である場合には、ステップS28に進む。一方、定着温度が所定値より小さい場合には、分離性能はよいので、強制的なエアー式分離装置60の動作は行わない状態に設定する。
次いで、ステップS28においては、CPU101が、光沢GnとG(n+1)の差Gn−G(n+1)の絶対値の最大値が所定値以上か否か判断し、前記の最大値が所定値以上の場合には、分離性能が悪いと判断し、ステップS29に進み、エアー式分離装置60の動作を行うように設定する。一方、前記の最大値が所定値より小さい場合には、分離性能はよいので、強制的なエアー式分離装置60の動作は行わない状態に設定する。
そして、この設定に基づき、引き続き印刷を行う場合の画像形成装置1におけるエアー式分離装置60の動作が制御されて印字が行われる。
尚、上記したテストパターンの定着時は、エアー式分離装置60を動作させない状態にすることで、エアー式分離装置60による分離性能の向上の影響を受けずに分離性能を把握することができ、精度よく検出することができる。
なお、前記の実施形態の画像形成装置1においては、光学検出センサー50は、軸方向に対して移動自在に設けているが、駆動装置56を設けずに、学検出センサー50を1つの位置に固定させるようにして構造を簡略化することもできる。この場合、光学検出センサー50は、軸方向のサイズが最小のシート材が通紙される範囲に設置させるようにする。そして、光学検出センサー50設置させる位置は、分離性能の違いによる光沢の変化を検出できる位置であれば軸方向の検出はどの位置に設置されてもよい。
また、光学検出センサー50をシート材Sの軸方向の中央部に位置するように設置すると、シート材Sの状態が軸方向で異なる場合に影響が大きい位置であるシート材Sの中央部分で検出できることから、一つの光学検出センサー50で効率よく分離性能を検出することができる。
また、光学検出センサー50を軸方向に複数設置してもよい。このように設置すると、軸方向においてシート材Sの分離性の違いがある場合も精度よく分離性能を検出することができる
さらに、光学検出センサー50を軸方向に複数設置した場合、シート材Sの搬送方向の位置が同じ部分の検出結果を参照して、分離性能を判断することで、分離性能をより正確に判断することができる。
この時、搬送方向の一部に光沢の変化が見られた場合に、隣接する光学検出センサー50にも搬送方向の略同位置で光沢の同じ方向への変化がみられる場合は、分離性能が変化したと判断する。
ここで、定着装置30の周辺は高温であり、温度の影響により光学検出センサー50の検出値がばらつくことがある。また、定着後のトナー画像tからトナーやシート材Sに含まれていた水分が蒸発することがあり、光学検出センサー50が曇り、光学検出センサー50の検出値がばらつくことがある。さらに、定着後においてトナーの表面形状が変化することがあり、時間による光沢のばらつきが生じることがある。
このため、図11に示すように、光学検出センサー50を定着装置30の下流の排紙ローラー27の下流に設置することで、上記の現象による光沢の検出バラツキを抑制することができる。
また、シート材Sやトナー温度を測定し、50℃以下となるように配置することで、さらに光沢ばらつきを抑制することができる。そこで、図12に示すように、排紙経路にトナー画像tが定着されたシート材Sを冷却する冷却エアーの吹付機構57を設けることができ、また、このような冷却エアーの吹付機構57に代えて接触冷却部材を設けるもできる。
また、トナー画像tが定着されたシート材Sが排紙経路を通して搬送される際に、このシート材Sがばたついたり、またシート材Sがカールした状態では、トナー画像tと光学検出センサー50の位置関係が変動することで、光沢が同じであっても検出される光量が変化する。このため、排紙経路紙を通して排紙される位置に対して補正を行うことが好ましい。
ここで、このような補正としては、例えば、図12に示すように、光学検出センサー50の前後に、搬送されるシート材Sの姿勢を安定させるための一対の保持ローラー28を設置させるようにすることができる。
また、他の補正方法としては、シート材Sまでの距離の測定値に基づいた補正を行うようにすることもできる。この場合、光学検出センサー50の位置におけるシート材Sとの距離を側距センサーで算出し、あらかじめ距離と光沢の関係を算出してデータに基づき光沢を補正させるようにすることができる。
なお、前記の実施形態においては、分離手段として、ニップ部を通過した直後のシート材Sの先端部に空気を吹き付けて、シート材Sを定着ベルト31から分離させるエアー式分離装置60を用いているが、他の分離手段を用いることができる。
例えば、図13に示す定着装置30のように、分離手段として、分離爪66をニップ出口における定着ベルト31の搬送方向下流側の位置に設け、この分離爪66によってトナー画像tが定着されたシート材Sを定着ベルト31から分離させるようにすることもできる。ここで、この例では、分離爪66をカム65の回転により移動可能に設け、トナー画像tが定着されたシート材Sが定着ベルト31から分離されにくい条件では、分離爪66を定着ベルト31に接触、或いは数mm以下のギャップを介するように近接させる一方、トナー画像tが定着されたシート材Sが定着ベルト31から分離されやすい条件では、分離爪66を定着ベルト31から退避させるようにしている。
なお、分離爪66は、定着ベルト31の表面に常時接触する位置に設置されてもよいが、前記のように分離性が悪い状態の時のみに定着ベルト31の表面に接触させるようにすることが好ましい。このようにすると、分離爪66の接触によって定着ベルト31の表面が傷つくのを抑制することできる。
また、図14に示す定着装置30のように、分離手段として、前記の定着側加圧ローラー33を第1モーター(図示しない)によって回転駆動させるようにする一方、前記の加圧ローラー34を、回転速度が可変型の第2モーター(図示しない)によって回転駆動させるようにすることができる。
そして、前記の第2モーターによる加圧ローラー34の回転速度を変更させて、加圧ローラー34の周速度と前記の定着ベルト31の走行速度を調整し、これによりトナー画像tが定着されたシート材Sの定着ベルト31に対する分離性を調整することができる。すなわち、第2のモーターによって回転される加圧ローラー34の周速度が定着ベルト31の走行速度に比して遅くなうように制御すると、定着ベルト31と加圧ローラー34とに挟まれているシート材Sは、定着ベルト31による送り速度が速いために、シート材Sは加圧ローラー34側に向けて湾曲して搬送されるようになり、トナー画像tが定着されたシート材Sが定着ベルト31から分離されやすくなる。
また、図15に示す定着装置30のように、分離手段として、前記の加圧ローラー34と定着側加圧ローラー33とによって形成されるニップ部よりもシート材Sの送り方向下流側における定着ベルト35の内周側の位置に、第2ニップ部形成部材67を加圧ローラー34に押圧させるようにして移動可能に設け、この第2ニップ部形成部材67と加圧ローラー34との間に第2ニップ部を形成させるようにすることができる。
そして、加圧ローラー34に押圧させる前記の第2ニップ部形成部材67を移動させることにより、第2ニップ部の出口部における定着ベルト35の曲率を変更させて、トナー画像tが定着されたシート材Sの定着ベルト31から分離性能を調整し、前記のシート材Sが定着ベルト31から分離されにくい場合には、第2ニップ部の出口部における定着ベルト35の曲率を大きくして、シート材Sが定着ベルト31から分離されやすくする。
また、分離手段として、定着装置30の定着温度の温度を調整させるようあにすることができる。そして、定着装置30の定着温度の温度を下げると、トナーの溶融状態が変化し、トナー画像tが定着されたシート材Sを定着ベルト31から分離しやすい状態にすることができる。なお、このように定着装置30の定着温度を下げて、シート材Sを定着ベルト31から分離させやすくする場合、シート材Sに定着されたトナー画像tの光沢を前記の光学検出センサー50によって測定し、トナー画像tの光沢が紙の光沢に対して下がりすぎないようにして、定着温度を制御させることが好ましい。
また、分離手段として、前記の加圧ローラー34と定着側加圧ローラー33とによって形成されるニップ部の幅を制御させるようにすることもできる。例えば、加圧ローラー34と定着側加圧ローラー33との間の圧接力を調整することにより、ニップの幅が狭くなるように制御すると、トナーの溶融状態が変化し、トナー画像tが定着されたシート材Sを定着ベルト31から分離しやすい状態にすることができる。なお、このように加圧ローラー34と定着側加圧ローラー33との間のニップ部の幅を制御する場合、シート材Sに定着されたトナー画像tの光沢を前記の光学検出センサー50によって測定し、トナー画像tの光沢が紙の光沢に対して下がりすぎないようにして、ニップ部の幅を制御させることが好ましい。
また、分離手段として、定着装置30を通過するシート材Sの速度を制御させるようにすることもできる。例えば、定着装置30を通過するシート材Sの速度を速くすると、トナー画像tが定着されたシート材Sを定着ベルト31から分離しやすい状態にすることができる。
また、定着装置30に対するシート材Sの分離性能が悪くなったことを、前記の図5(b)に示すように、定着後のシート材Sのトナー画像tの光沢が上昇したことによって検知した場合には、トナー画像tの光沢を低下させない分離手段を用いるようにし、具体的には、分離手段として、前記のエアー式分離装置、分離爪方式等を用いることにより、トナー画像tの光沢を低下させることなく、分離性能を高めるようにすることができる。
また、定着装置30に対するシート材Sの分離性能が悪くなったことを、前記の図6で示すように、トナー画像tにおけるベタ部分の一部の光沢が他の部分の光沢より低下したことによって検出した場合は、トナー画像tの定着性を下げる分離手段を用いるようにし、具体的には、分離手段として、定着温度の制御、定着圧力の制御、通紙速度の制御を行うものを用いることにより、トナー画像tにおける光沢を安定させた状態で、分離性能を高めるようにすることができる。
また、前記の図5(b)及び図6で示す何れの場合においても、定着装置30に対するシート材Sの分離性能を高めるために、これらの場合に示した前記の分離手段を複数組み合わせて設けるようにすることもできる。
また、前記の実施形態においては、定着装置30として、定着ベルト31を設けた例について説明したが、定着ベルト31を設けずに、定着ローラーに加圧ローラーを直接押圧させるようにしたものであってもよい。
1 :画像形成装置
10 :画像形成部(画像形成手段)
10A :イメージングカートリッジ
10B :イメージングカートリッジ
10C :イメージングカートリッジ
10D :イメージングカートリッジ
11 :感光体
12 :帯電装置
13 :露光装置
14 :現像装置
15 :クリーニング装置
21 :中間転写ベルト
22 :給紙ローラー
22A :給紙部
23 :タイミングローラー
24 :転写ローラー
25 :第2クリーニング装置
27 :排紙ローラー
28 :保持ローラー
29a :可動部材
30 :定着装置(定着手段)
31 :定着ベルト
32 :加熱ローラー
33 :定着側加圧ローラー
50 :光学検出センサー(測定手段)
60 :エアー式分離装置(分離手段)
100 :制御部(制御手段)
101 :CPU
103 :RAM
104 :ROM
105 :画像処理部

Claims (7)

  1. トナー画像を形成してシート材に転写する画像形成手段と、
    転写されたトナー画像を前記シート材に定着させる定着手段と、
    前記定着手段によりシート材に定着されたトナー画像の光沢を測定する測定手段と、
    前記定着手段から前記シート材を分離させる分離手段と、
    前記測定手段からの出力に基づき前記定着手段に対するシート材の分離性能を判断し、前記分離手段の動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記測定手段は、シート材の搬送方向の複数箇所において、トナー画像の光沢を測定し、前記制御手段は、前記測定手段におけるシート材搬送方向の複数箇所の測定出力に基づいてシート材の分離性能を判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    所定のテストパターンのトナー画像が転写されたシート材を前記定着手段により定着し、定着された前記テストパターンのトナー画像の光沢を前記測定手段で測定し、前記制御制御手段は、前記測定手段からの出力に基づいてシート材の分離性能を判断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記測定手段は、前記定着手段から排出されるシート材の搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、トナーの付着量が一定以上の領域に前記測定手段を移動させて、その位置におけるトナー画像の光沢を測定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記測定手段は、前記定着手段から排出されるシート材の搬送方向と直交する方向の複数の位置でトナー画像の光沢を測定し、前記制御手段は、前記測定手段により測定された複数箇所の出力に基づいてシート材の分離性能を判断することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記測定手段により測定したトナー画像の光沢が所定の値より高くなるとシート材の分離性能が悪いと判断し、前記シート材の定着性を変えずに前記分離手段を動作させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記測定手段によって測定した光沢が高い高カバレッジ部におけるトナー画像の光沢が所定の値より減少した場合にシート材の分離性能が悪いと判断し、前記シート材の定着性を下げる方向で前記分離手段を動作させることを特徴とする画像形成装置。
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