JP6196962B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムに関する。
従来、店舗の外壁に大画面の映像を投影するとともに音声を報知して集客性を高めることが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、映画館で映画を上映する際に、映画の音声を受信する受信機を用いて音声を受信機により聞くことが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000-322009号公報 特開平2-15729号公報
特許文献1に記載の技術では、集客性を高めるために大音量の音声を報知することとなる。しかしながら引用文献1の技術では音質が考慮されておらず、例えば音が割れるなど音質が劣化するという問題があった。また、特許文献2記載の技術においては、受信機を携帯する必要があり、煩わしさがある。
本発明の一態様によれば、現在時刻を計時する機能を有し、無線通信可能な通信端末と、少なくとも映像データ、音声データ及び映像データと音声データの再生を開始する再生開始日時を有し、映像データ、音声データは再生開始日時の互いに異なる複数のパートに分割されているデータを記憶するサーバと、を備え、上記通信端末は上記サーバに対し再生開始日時と音声データとの送信を要求し、上記通信端末は、現在時刻とサーバから受信した再生開始日時との比較結果に基づいて、音声データの再生制御を行う。
また、上記通信端末は外部のサーバより時刻情報を受信して現在時刻を修正する。
また、上記サーバは現在時刻を計時する機能を有し、上記外部のサーバより時刻情報を受信して現在時刻を修正する。
また、上記サーバは位置情報をキーとして上記データを記憶する。
また、上記通信端末は上記サーバに対してデータの要求を、自己の位置情報とともに送信し、上記サーバは当該通信端末から受信した位置情報と、記憶しているデータに係る位置情報とを比較し、比較結果に基づいて、データを選択して、選択したデータを通信端末に送信する。
本発明の他の態様によれば、現在時刻を計時する機能を有し、近距離無線通信が可能な通信端末と、少なくとも映像データ、音声データ、及び上記音声データの再生を開始する再生開始日時を有し、映像データ、音声データは再生開始日時が互いに異なる複数のパートに分割されているデータを記憶するサーバと、ネットワークを介して上記データを受信する受信手段と、上記受信したデータに含まれる映像データを表示する表示部と、上記受信した音声データを受け入れて、当該音声データを近距離無線通信の規格に従って上記通信端末へ送出する近距離無線通信手段と、を備え、表示部に映像データが表示されているときに、通信端末は近距離無線通信手段と無線通信して映像データに対応する音声データを受信し音声データの音を報知する。
通信システム10の構成の一例を概略的に示す。 通信端末1の機能構成の一例を概略的に示す。 サーバ4の機能構成の一例を概略的に示す。 データファイルの構成の一例を概略的に示す。 通信システム100の構成の一例を概略的に示す。 図5における通信処理の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、通信システム10の構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、通信システム10は、通信端末1、及びサーバ4を含む。サーバ4は、送信サーバの一例である。
通信端末1は、使用者(以下、ユーザと称する場合がある)が所持する携帯電話である。通信端末1は、後述するサーバ4へデータファイルを要求し、当該要求に対する応答としてサーバ4からデータファイルを受信する。本実施形態では、例えば、通信端末1は、サーバ4からデータファイルを受信し、当該受信したデータファイルに含まれるデータに基づいて音声データを再生する。
通信端末1は、ネットワーク3を介して通信可能となっている。ここでネットワーク3は、3G、LTE、及び4Gなどの携帯電話回線ネットワーク、WiFi(登録商標)及びWiMAX(登録商標)などの無線LANネットワーク、及びインターネットを含む。ここでは通信端末1は、携帯電話回線ネットワークと無線LANネットワークとの少なくとも一方に接続可能であるものとする。
サーバ4は、映像データと音声データとを関連付けて記憶しており、これら記憶している映像データと音声データとを送信する。具体的に、このサーバ4は、所定のタイミングで、記憶している映像データ及び音声データを投影制御装置7に送信する。
投影制御装置7はサーバ4から再生開始日時、映像データ及び音声データを受信する。投影制御装置7は、現在時刻を計時しており、受信したデータに含まれる再生開始日時が到来したと判断すると、受信したデータに含まれる映像データを投影部5に出力し、音声データをスピーカ9に出力する。投影部5は、プロジェクタ等であり、投影制御装置7から入力された映像データを、スクリーン6に投影する。スクリーン6は屋内外を問わず設置可能なものであれば、透過型、反射型のどちらでもよい。また、スクリーン6の代わりにビルなどの建造物の壁面をスクリーンに見立てて映像データを投影してもよい。またスピーカ9は、投影制御装置7から音声データの入力を受けて、音声として鳴動する。
これにより、スクリーン6及びスピーカ9の近傍にいる人はスクリーン6に投影される映像とスピーカ9が鳴動する音声とを視聴することができる。
ところで、スピーカ9から比較的離れたところに居る人は、スピーカ9からの音声を確実に聞くことが困難な場合がある。特に、スピーカ9が屋外にある場合、周囲の雑音などに音声が影響を受けて音声を聞き取りにくい場合がある。そこで従来、このスピーカ9の音量を大きめに制御していた。しかしながら音量を大きくすると、音が割れるなど、音質の面で問題が生じていた。この問題を解決するため、本実施形態では通信端末1で音声データを聞くことができるようにしたものである。
すなわち、本実施の形態において通信端末1は、サーバ4から音声データを含んだデータファイルを取得する。本実施の形態においてこのデータファイルには、ユーザに音声を報知する音声データと音声を再生する時刻を示す再生開始日時とが含まれる。また、このデータファイルは、位置情報を含んでもよい。
通信端末1は、サーバ4からデータファイルを取得すると、データファイルに含まれる再生開始日時を参照し、再生開始日時が到来したときに、当該データファイルに含まれる音声データを再生して報音部より鳴動する。
ここで通信端末1が、サーバ4よりデータファイルを取得するタイミングは、通信端末1において予め決められた間隔に従って、定期的にサーバ4に通信を行って取得することとすればよい。
このときサーバ4は、通信端末1からのデータファイルの取得要求に対し、通信端末1の位置情報を取得し、取得した位置情報がデータファイルに記憶されている位置情報と一致したときに、一致した位置情報に対応するデータファイルを通信端末1に送信することとする。ここで通信端末1の位置情報は、通信端末1から受信してもよいし、通信端末1との通信を管理する通信管理装置(例えば携帯電話通信網側のシステム(携帯電話通信網のシステムは、広く知られているように通信端末1の位置を管理している))より取得してもよい。
このように通信端末1は、サーバ4から取得したデータファイルに含まれる音声データを、当該音声データとともにデータファイルに含まれていた再生開始日時を参照して、当該再生開始日時が到来したときに再生する。なお、通信端末1がサーバ4にデータファイルの取得を要求したときに、サーバ4が取得した通信端末1の位置情報に対応するデータファイルが記憶されていないと判断すると、通信端末1に送信するデータファイルはないので、サーバ4は通信端末1に送信するデータファイルはない旨の情報を通信端末1に送信する。この場合、通信端末1は表示部に「再生する音声はありません」などの表示をすることとしてもよい。
これにより、ユーザがスピーカ9から離れているなど、周囲の雑音などに影響されて音声を聞き取りにくい場合でも、通信端末1が再生する音を聞くことで、サーバ4が再生する映像データとスピーカ9が鳴動している音声と同じ音声データとを視聴することが可能となる。この場合、スピーカ9が大音量で音声を鳴動する必要がなく、通信端末1のユーザは通信端末1が鳴動する、比較的高音質の音声を聞くことができるようになる。
管理装置8はサーバ4の管理者が操作する装置で、サーバ4に映像データや音声データの設定を行うものである。
図2に、通信端末1の機能構成の一例を概略的に示す。通信端末1は、CPU20、ROM21、RAM22、報音部26、表示部29、及び近距離通信部31を有しており、またCPU20はROM21またはRAM22に格納されたプログラムを実行することで、機能的に、制御部25と、時刻情報受信部24、データファイル受信部27、位置情報取得部28、及び演算部30を制御する。
CPU20は、ROM21やRAM22に格納されたプログラムにしたがいRAM22に記憶されている情報を使用しながら動作して、各部を制御する。ROM21はCPU20によって実行されるプログラムを保持する。RAM22はCPU20のワークメモリとして動作する。
時刻情報受信部24は、図示しない外部のNTPサーバからの時刻情報を受信する。受信した時刻情報は、現在時刻としてRAM22に格納する。この時刻情報受信部24はCPU20により定期的にNTPサーバから時刻情報を受信するよう制御される。
報音部26は、制御部25から入力される音声データを、人が可聴できる音に変換して出力する。具体的にこの報音部26はD/A変換器やスピーカ等を含み、制御部25が出力する音声データをアナログの音声信号に変換して出力する。
制御部25は、CPU20の制御の下、ネットワーク3を介して種々のデータを送受する。具体的にこの制御部25は、CPU20から入力される指示に従って、ネットワーク3を介して指示された宛先へデータを送出する。
表示部29は、ディスプレイ等であり、通信端末1を携帯電話機として機能させたときの通信相手先の電話番号や氏名、住所などを表示する。またこの表示部29は、インターネット上のウェブサーバ等から受信した画像などを表示する。さらにこの表示部29は、サーバ4より通信端末1に送信する音声データがない場合等において、制御部25から入力される指示に従い、「再生する音声はありません」などの報知情報の表示を行う。
近距離通信部31は、外部の通信機器と無線通信するもので、具体的にはbuletooth(登録商標)やiBeacon(商標)等の通信規格によって無線にて外部の通信機器と通信を行う。本実施の形態では、この近距離通信部31は、制御部25から入力される指示に従って、指示された宛先となる通信機器へデータを送出する。またこの近距離通信部31は、無線にて通信機器から受信したデータを制御部25へ出力する。
データファイル受信部27は、制御部25を介してサーバ4からデータファイルを受信する。データファイル受信部27は、サーバ4から受信したデータファイルをRAM22に格納する。
位置情報取得部28は、通信端末1の位置情報を取得する。本実施の形態の一例では、制御部25が携帯電話回線ネットワークとの通信機能を備え、図示しない携帯電話回線ネットワーク上の基地局(以下、単に「基地局」と呼ぶ)との通信に基づいて位置情報を得る。この場合、位置情報取得部28は、通信端末1の周囲に設置されている複数の基地局から測位情報を受信し、受信した複数の測位情報に基づく演算により通信端末1の位置情報を取得する。そして位置情報取得部28は、取得した位置情報をRAM22に格納する。なお、この位置情報取得部28による位置情報の取得方法は、周囲の基地局からの測位情報から演算する方法のほか、GPSを用いて取得する方法や加速度センサ、ジャイロなどによって自律的に位置を特定して算出する方法があり、本実施形態ではいずれの方法を用いてもよい。
演算部30は、RAM22に格納されたデータファイルに含まれる位置情報と、位置情報取得部28が取得した位置情報とを比較する。そして当該比較の結果を得て制御部25に出力する。また、この演算部30は、時刻情報受信部24が計時している現在時刻と、RAM22に格納されたデータファイルに含まれる再生開始日時とを比較し、当該比較の結果を制御部25に出力する。
制御部25は、演算部30が出力する比較の結果に基づいて、RAM22に格納されたデータファイルの音声データの再生制御を行う。この制御部25による具体的な音声データの再生制御の方法については後に詳しく述べる。
またサーバ4の機能構成の一例を、図3に概略的に示す。サーバ4は、CPUやメモリ、ディスクシステム、通信手段等を備えた一般的なサーバ装置により実現され、機能的には、要求受入部41、投影データ取得部42、管理部43、データファイル送信部44、時刻データ取得部45、映像データ/音声データ出力部47を有する。
要求受入部41は、通信端末1からデータファイルの要求を受け入れて、管理部43に出力する。この通信端末1からのデータファイルの要求には、通信端末1の現在位置の情報が含まれてもよい。
投影データ取得部42は、管理装置8から映像データ、音声データ、映像データを投影する際の周辺の位置情報、及び映像データと音声データを再生するタイミングを表す再生開始日時との入力を受けて、管理部43に出力する。
管理部43は、投影データ取得部42から入力される映像データ、音声データ、映像データを投影する際の周辺の位置情報、及び映像データと音声データを再生する再生開始日時を関連付けてディスクシステムに格納する。具体的にここでは、図4に例示するように、位置情報をキーとして、映像データ、音声データ及び再生開始日時等を格納する。
図4の例では、投影の対象となる映像データ等のコンテンツ((1),(2)…のそれぞれのコンテンツ)が、複数のパート(図4の例では10秒ごとのパート)に分割されている。また、これらの各パートの映像データ等は、それぞれパート識別番号52,57…に対し、各パートの再生開始日時53,58…、映像データ54,59…及び、音声データ55,60…をそれぞれ関連付けたものとなっている。またこれらパートに分割されたコンテンツごとのデータ全体が、予め設定された地域的範囲(図4の例では緯度経度の範囲で設定されている)を持つ1つの位置情報51,56…をキーとして記録される。
これらのパートへの分割や、再生開始日時の設定、地域的範囲の設定等は、映像データの投影の管理を行う管理者が投影される映像の内容などを考慮して決定し、管理装置8を操作して入力するものとする。
時刻データ取得部45は、図示しないNTPサーバから時刻情報を取得し、取得した時刻情報を管理部43に出力する。時刻データ取得部45のNTPサーバからの時刻情報取得タイミングは、予め設定されたタイミング、例えば12時間毎に行う。
管理部43は時刻を計時しており、時刻データ取得部45が時刻情報を出力すると、当該時刻情報により、計時時刻を補正して設定する。またこの管理部43は、コンテンツごとに映像データや音声データの送出先である投影制御装置7を特定する情報(ネットワークアドレス等)の設定を保持しているものとする。この設定もまた、管理者により行われる。
管理部43は、サーバ4に格納されている各データファイルに含まれる再生開始日時を参照し、計時している現在時刻に一致(ここで現在時刻との一致とは例えば、現在時刻以前であって、現在時刻との差が所定範囲内にあることとすればよい)するものを検索する。ここで計時している現在時刻に一致するものを見出すと、管理部43は、当該見出した再生開始日時を含むパート以降のパートの再生開始日時、映像データ、及び音声データを映像データ/音声データ出力部47に出力する。またこのとき管理部43は、当該見出した再生開始日時を含むコンテンツの送出先として予め設定された、投影制御装置7を特定する情報を併せて、映像データ/音声データ出力部47に出力する。
さらに管理部43は、所定のタイミングで、サーバ4に格納されているデータのうち、再生開始日時と音声データとの組を少なくとも一つ取り出し、取り出した再生開始日時と音声データとの組を少なくとも一つ含むデータファイルを生成して、当該データファイルをデータファイル送信部44に出力する。ここで所定のタイミングは、例えば、通信端末1から音声データの要求を受けたときとする。
データファイル送信部44は、管理部43から受信したデータファイルを通信端末1に送信する。
映像データ/音声データ出力部47は、管理部43から入力された再生開始日時、映像データ及び音声データを、投影制御装置7宛に送信する。
以下、本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明で、サーバ4には、図4に示したような映像データ、音声データ及び再生開始日時が位置情報に関連付けられて設定記憶されているものとする。
ここでは具体的に、図4に例示するように、コンテンツ(1)について、その位置情報51が「北緯:35°53′43″〜35°54′3″、東経:140°3′47″〜140°3′44″」と設定されているものとする。またこのコンテンツ(1)に係る映像データ54や音声データ55は複数のパートに分割され、各パートの映像データ、音声データの再生開始日時53がそれぞれ設定されているものとする。例えば第1のパートについて再生開始日時が「2014.09.01 14:00:00」と設定されている。
またコンテンツ(2)については、その位置情報56が「北緯:35°54′5″〜35°53′59″、東経:140°3′17″〜140°3′13″」に設定されている。またコンテンツ(2)についても、映像データ59や音声データ60は複数のパートに分割され、各パートの映像データ、音声データの再生開始日時58がそれぞれ設定されている。例えば、このコンテンツ(2)の第1のパートの再生開始日時は「2014.10.01 14:00:00」と設定されている。
このようにサーバ4は位置情報をキーとしてコンテンツに係る映像データ及び音声データを設定記憶している。サーバ4は、通信端末1からデータファイルの送信要求を受け入れて、当該要求を行った通信端末1の位置情報を取得する。ここでサーバ4は、通信端末1の位置情報を、通信端末1から上記要求とともに受信してもよいし、携帯電話回線ネットワークの情報を用いて通信端末1の位置情報を得てもよい。
サーバ4は、当該取得した通信端末1の位置情報と、サーバ4が格納している各コンテンツに関連付けられた位置情報と比較する。そして通信端末1の位置情報に一致する位置情報に関連付けられたコンテンツを検索する。ここで位置情報の一致とは、コンテンツに関連付けられた位置情報が示す範囲に、通信端末1の位置情報が含まれることをいうものとする。
サーバ4はここで通信端末1の位置情報に一致する位置情報に関連付けられたコンテンツを見出すと、当該見出したコンテンツに含まれる各パートのデータからそれぞれ再生開始日時と音声データとを取り出して、これらを組として、少なくとも一つの、互いに関連付けられた再生開始日時と音声データとの組を含むデータファイルを生成して通信端末1へ送出する。
なお、サーバ4はこのとき、現在時刻よりも後である再生開始日時を含むパート内の再生開始日時と音声データとの組を選択して、当該選択した組を含むデータファイルを生成して通信端末1へ送出することとしてもよい。
また、サーバ4はNTPサーバ等から取得した時刻データを基に現在時刻を計時している。サーバ4は、サーバ4が格納しているコンテンツの第1のパートの再生開始日時を参照し、当該計時している現在時刻に一致する、再生開始日時を検索する(ここで現在時刻との一致とは例えば、現在時刻以前であって、現在時刻との差が所定範囲内にあることとすればよい)。
サーバ4は、上記検索により見出された再生開始日時(計時している現在時刻に一致する再生開始日時)があると、当該再生開始日時を第1のパートに含むコンテンツについて、当該第1パートに含まれる再生開始日時と、各パートに含まれる映像データ、及び音声データを、投影制御装置7に送信する。
投影制御装置7は第1パートの再生開始日時と、各パートに含まれる映像データ、及び音声データを受信する。また投影制御装置7は現在時刻を計時しつつ受信した第1パートの再生開始日時と比較しており、第1パートの再生開始日時が到来したと判断すると、第1パートの映像データ及び音声データから順に、各パートの映像データを、逐次的に投影部5に出力し、また各パートの音声データをスピーカ9に出力する。投影部5は入力された映像データをスクリーン6に投影し、スピーカ9は入力された音声データを音に変換して鳴動する。
このように、サーバ4に設定記憶された映像データ、音声データは、関連付けられた再生開始日時になったときに再生され、その映像データはスクリーン6に投影され、音声データはスピーカ9より報知される。よって、スクリーン6、スピーカ9の周辺に居る人々は映像と音声を視聴できる。
ここで、通信端末1のユーザは、その居る場所がスピーカ9から離れていたり、周囲の雑音などに音声が影響を受けて音声を聞き取りにくい場合など、スピーカ9の音が聞き取りにくいなどの事情がある場合、または比較的よい音質の音声データが得たい場合は、当該通信端末1のユーザは、通信端末1を操作して、サーバ4に対してデータファイルの送信要求を行う。
この送信要求は、ネットワーク3を介してサーバ4に送信される。このとき、送信要求には、通信端末1の位置情報も含んで送信してもよい。この送信要求は、サーバ4で受信され、サーバ4は、当該要求の受信元である通信端末1の位置情報を取得する。そして、サーバ4は、通信端末1の位置情報とデータファイルに設定記憶されている位置情報とを比較し、通信端末1の位置情報がデータファイルに設定記憶されている位置情報の範囲に該当するコンテンツを選択する。
管理部43は、選択したコンテンツから、各パートの再生開始日時と音声データとの組を取り出して、各パートの再生開始日時と音声データとの組を含むデータファイルを、要求元の通信端末1へ送信する。
通信端末1は、データファイルを受信し、データファイルに含まれる各パートの再生開始日時と現在時刻とを比較し、再生開始日時に間に合う(現在時刻が再生開始日時より前であって、現在日時と再生開始日時とが所定範囲内にある)パートの音声データをデコードし、再生開始日時が到来したときに、当該デコードした音声データの再生を行って、音声を鳴動する。これにより通信端末1のユーザは、通信端末1の報音部26から、スクリーン6に投影された映像と同期した音声を聞くことが可能となる。
具体的に図4のコンテンツ(1)では、通信端末1が位置情報51の範囲内に居る場合、現在時刻が第1のパートの再生開始日時である「2014.09.01 14:00:00」が到来したときに、対応するパートの音声データ「WWWWW」を再生する。
なお、音声データの受信のタイミングによって、現在時刻が第1のパートの再生開始日時である「2014.09.01 14:00:00」を過ぎており、第2パートの再生開始日時「2014.09.01 14:00:10」より前であれば、当該第2パートの再生開始日時「2014.09.01 14:00:10」が到来したときに、第2パートの音声データ「XXXXX」を、当該第2パートの再生開始日時「2014.09.01 14:00:10」より再生する。
このように、通信端末1は、データファイルに含まれる再生開始日時と現在時刻とを比較し、再生開始日時が到来したパートの音声データを再生する。
なお、既に述べたように、各パートへの映像データや音声データの分割は、管理者によって行われてもよいし、サーバ4において予め設定された分割間隔(例えば10秒)ごとのデータとして、サーバ4により人為的操作を経ずに分割が行われてもよい。この分割間隔は、音声データを通信端末1に送信するため、無線ネットワークの混雑状況や通信端末1のユーザが移動することなどを考慮して設定される。
また本実施の形態の別の例では、音声データを近距離無線通信により通信端末1に送出してもよい。図5を用いて、本発明のこの実施態様について説明する。なお、ここまでの説明では、映像データはスクリーン6に投影されるものとしたが、本実施の形態はこれに限らず、ディスプレイ等に表示するものであってもよい。
図5は、本実施の形態の通信システム100の構成の一例を概略的に示したものである。図5において、同様の機能構成を有するものについては同じ符号を付してその繰り返しての説明を省略するものとする。
データファイル受信部73は、サーバ4からネットワーク3を介してコンテンツのデータ(第1パートの再生開始日時と、各パートに含まれる映像データ、及び音声データ)を受信する。本実施の形態のこの例において、コンテンツのデータは図4で示したものと同様で構わないが、サーバ4が通信端末1の位置情報を確認する必要がないので、位置情報をキーとするする必要は必ずしもなく、位置情報を用いずに、映像データ、音声データ及び再生開始日時をサーバ4側で格納していればよい。
データファイル受信部73は、現在時刻を計時しており、受信したデータに含まれる再生開始日時(第1パートの再生開始日時)が到来したか否かを判断する。ここで、当該再生開始日時が到来したと判断すると、データファイル受信部73は、受信したデータに含まれる映像データを映像データ表示部72に出力し、音声データを音声データ出力部71に出力する。
映像データ表示部72は、受信した映像データを人が可視できる情報として表示する。具体的に、この映像データ表示部72は、既に述べた例と同様、プロジェクタとスクリーンとを含んで構成されていてもよいし、ディスプレイ装置等であってもよい。
音声データ出力部71は、入力された音声データを近距離無線通信部76に出力する。またこの音声データ出力部71は、スピーカを備えて、スピーカにより入力された音声データを鳴動してもよい。
近距離無線通信部76は、受信した音声データをbuletoothやiBeacon等の通信規格によって、通信端末1へ音声データを送信する。これにより、通信端末1は、近距離無線通信部76からの音声データを受信して通信端末1の報音部より音声データに係る音声を鳴動することが可能となる。
本実施の形態のこの例は、例えば電車中などで、車両に備えられたディスプレイに表示される映像を見ながら、通信端末1を使用して音声を聞き取るというような用途に利用できる。この場合、データファイル受信部73、映像データ表示部72、音声データ出力部71及び近距離無線通信部76は車両側に設置され、サーバ4は通信事業者のネットワークシステム内に設置される。
具体的には図6に例示するように。通信端末1を所持するユーザが電車に乗って映像データ表示部72に表示される映像を見て音声を聞きたい場合、ユーザは通信端末1を操作して、通信端末1と近距離無線通信部76との通信が可能な状態に設定する。本実施形態の近距離無線通信は、buletoothやiBeacon等の通信規格を用いればよく、設定方法は広く知られているので、詳しい説明を省略する。
通信端末1と近距離無線通信部76とが通信可能な状態となると、近距離無線通信部76が音声データ出力部71に音声データを出力するよう要求する。音声データ出力部71は、この要求に応じて音声データを近距離無線通信部76に出力する。近距離無線通信部76は、受信した音声データをbuletoothやiBeacon等の通信規格に従って、通信端末1に送信する。通信端末1は近距離無線通信部76からの音声データを受信して報音部より音声を報知する。通信端末1のユーザは、その音声を聞くことで、映像データ表示部に表示される映像と、それに同期した音声を視聴できることとなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1,10,100 通信システム、3 ネットワーク、4 サーバ、5 投影部、6 スクリーン、7 投影制御装置、8 管理装置、9 スピーカ、20 CPU、21 ROM、22 RAM、24 時刻情報受信部、25 制御部、26 報音部、27 データファイル受信部、28 位置情報取得部、29 表示部、30 演算部、42 投影データ取得部、43 管理部、44 データファイル送信部、45 時刻データ取得部、47 映像データ/音声データ出力部、71 音声データ受信部、72 映像データ表示部、73 データ受信部、76 近距離無線通信部。

Claims (5)

  1. 投影部とスピーカとに接続され、前記投影部に映像を投影させるとともに、スピーカより音声を鳴動させる投影制御装置と、
    現在時刻を計時する機能を有し、無線通信可能な通信端末と、
    少なくとも、映像として前記投影部によって投影される映像データ、音声としてスピーカより鳴動される音声データ及び映像データと音声データとの再生開始日時を記憶するサーバと、を備え、
    サーバが再生開始日時に投影制御装置に映像データと音声データとの再生を開始させて、投影部により映像を投影しスピーカにより音声を鳴動させ、
    通信端末サーバに対し再生開始日時と音声データとの送信を要求し、通信端末は、現在時刻とサーバから受信した再生開始日時との比較結果に基づいて、スピーカより鳴動する音声と同じ音声データの再生制御を行う通信システム。
  2. 通信端末は外部の時刻情報サーバより時刻情報を受信して現在時刻を修正する請求項1記載の通信システム。
  3. 前記サーバは現在時刻を計時する機能を有し、外部の時刻情報サーバより時刻情報を受信して現在時刻を修正する請求項1記載の通信システム。
  4. 前記通信端末は前記サーバに対してデータの要求を、自己の位置情報とともに送信し、
    前記サーバは、前記投影部によって映像を投影する場所周辺の位置情報をキーとして前記データを記憶しており、前記通信端末から受信した位置情報と、記憶しているデータに係る位置情報とを比較し、比較結果に基づいて、データを選択して、選択したデータを通信端末に送信する請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記サーバは、音声データを近距離無線通信の規格に従って前記通信端末へ送信する請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
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