JP6927723B2 - 同報無線システム及び親局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、親局装置から無線により送信される音声データを子局装置で受信して拡声出力する同報無線システムに関する。
例えば、一般的な同報無線システムでは、行政機関などの庁舎内に親局装置(センター局装置)が設置され、行政管轄地区の屋外や施設内に複数の子局装置(端末局装置)が設置してある。そして、親局装置から災害関連情報等の報知情報(例えば音声データ)をこれら子局装置へ同報無線送信し、各子局装置で受信した報知情報をスピーカから拡声出力することが行われている。このように、一般的な同報無線システムでは、報知情報を親局装置から複数の子局装置へと単一方向に無線送信することが行われている。報知情報は、音声データそのものではなく、子局装置に予め記憶された音声データを示す情報や、文字データ等の子局装置で拡声出力するための情報である場合もある。この場合には、子局装置が、これらの情報に応じた放送内容を決定して、拡声出力する。
また、同報無線システムに付随して備え付けられる遠隔操作機能は、親局装置から距離的に離れたネットワーク経由で接続する操作端末からでも、防災無線の通報登録を可能にする手段として利用される。具体的には、親局装置と、親局装置から距離的に離れた操作端末とを、インターネットやローカルネットワーク経由で接続しておく。その後、操作端末のユーザ(扱者)が、操作端末から親局装置へログインし、通報すべき音声メッセージや通報日時を親局装置に登録する。親局装置は、登録された内容に従って、親局装置から子局装置に対して同報無線回線を利用して選択呼出信号の伝送を行うことにより、該当する子局装置による拡声通報を起動させる。その後、音声メッセージを受信した子局装置は、自身に接続したスピーカから音声メッセージを拡声出力することになる。
図3には、従来例に係るデジタル同報無線システムの概略的なシステム構成の例を示してある。なお、図3では、後述する本発明の実施例について図1に示すものと同様な構成部については同一の符号を付してあるが、本発明を限定する意図は全くない。
従来例に係るデジタル同報無線システムは、行政機関などの庁舎内に設置された親局装置100、無線装置200、操作端末400(A)と、行政管轄地区の屋外や施設内に設置された子局装置300(A),(B)と、インターネット経由で親局装置100に接続される操作端末400(B)とを備えている。
親局装置100は、操作端末400からのWEBブラウザを介した接続を受け付けるWEBサーバ110と、親局装置100の動作を制御すると共に同報無線に係る各種の処理を実行する主制御部120と、WEBサーバ110や主制御部120の動作に使用される各種のデータを記憶するメモリ130とを備えている。
図4には、図3のデジタル同報無線システムによる同報無線の通報に係るシーケンスの例を示してある。
ユーザが操作端末400を操作してWEBブラウザにデジタル同報無線システムのURLを入力すると、操作端末400からWEBサーバ110にログイン画面要求が送信され(ステップS201)、操作端末400にログイン画面が表示される(ステップS202)。
次に、ユーザがパスワードを入力すると、操作端末400からWEBサーバ110にパスワードが送信され(ステップS203)、WEBサーバ110でパスワード判定が行われ(ステップS204)、正しいパスワードである場合にログインが許可されてログイン状態となる。
ログイン状態になると、操作端末400にアイドル画面が表示される(ステップS205)。このアイドル画面には、通報用に登録された番組に関する情報(通報時刻など)が表示され、登録内容の状態の変化に応じて表示内容が随時更新される(ステップS206)。
その後、ユーザが番組登録画面への遷移を指示すると、操作端末400からWEBサーバ110に番組登録画面要求が送信され(ステップS221)、操作端末400に番組登録画面が表示される(ステップS222)。
次に、ユーザが登録予定の音声メッセージを入力(例えば、操作端末400に保存済みの音声ファイルを選択)すると、操作端末400からWEBサーバ110に音声ファイルがアップロードされ(ステップS223)、操作端末400に音声メッセージ登録一覧画面が表示される(ステップS224)。
次に、音声メッセージ登録一覧画面の中から再生対象の音声メッセージ(登録予定の音声メッセージ)を選択する指示をユーザが入力すると、操作端末400からWEBサーバ110に選択された音声メッセージを示す情報が送信され(ステップS225)、WEBサーバ110から操作端末400に該当する音声メッセージがダウンロードされ(ステップS226)、操作端末410からメディアプレイヤにより再生出力される。
次に、選択した音声メッセージに関する番組情報(通報時刻、音量、通報先など)をユーザが入力すると、操作端末400からWEBサーバ110に番組登録内容確認要求が送信され(ステップS227)、WEBサーバ110で確認判定(通報時間の重複が無いか等の判定)が行われ(ステップS228)、その結果を示す番組登録内容確認画面が操作端末400に表示される(ステップS229)。
次に、ユーザが番組登録内容を確定する指示をユーザが入力すると、操作端末400からWEBサーバ110に番組内容確定要求が送信され(ステップS230)、番組内容(音声メッセージや通報時刻など)が確定されて親局装置100に登録される(ステップS231)。
次に、ユーザがログアウトする指示を入力すると、操作端末400からWEBサーバ110にログアウト要求が送信され(ステップS232)、WEBサーバ110からログアウトされ、操作端末400にログアウト画面が表示される(ステップS233)。
その後、番組の通報時刻が到来すると、無線装置200を用いた無線により、親局装置100の主制御部120から各子局装置300に防災無線起動信号が送信される(ステップS251)。次に、主制御部120から各子局装置300に音声データが無線により送信され、各子局装置300により拡声出力される(ステップS252)。その後、主制御部120から各子局装置300に防災無線終了信号が送信される(ステップS253)。
特開2011−124645号公報
上記のようなシーケンスでは、例えば、親局装置にネットワーク経由で接続された遠隔地の操作端末(例えば、操作端末400(B))から、防災無線の通報に使用する音声メッセージの登録を行っても、遠隔地の操作端末では、各子局装置のスピーカから正常に拡声出力されているかを確認できないという問題があった。これは、同報無線設備を使用して子局装置から拡声出力される音声メッセージは、操作端末で再生される音声メッセージとは実際の聞こえ方が異なるためである。
また、操作端末の近くに子局装置があったとしても、子局装置から正常に拡声出力されるかを確認できないまま、本番通報を開始せざるを得なかった。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、登録する報知情報が子局装置でどのように拡声出力されるかを、ユーザが事前に確認できるようにすることを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、同報無線システムを以下のように構成した。
すなわち、登録された報知情報を無線により送信する親局装置と、報知情報を受信して拡声出力する子局装置とを備えた同報無線システムにおいて、親局装置は、試験通報先の子局装置を示す試験通報先情報を記憶しており、報知情報を登録する前に、試験通報先情報と報知情報とを子局装置へ送信する試験通報を行い、子局装置は、受信した試験通報先情報に自局が試験通報先として含まれる場合に、受信した報知情報に基づいた放送内容を拡声出力することを特徴とする。
このような構成により、登録予定の音声データを試験通報先の子局装置から拡声出力させることができるので、ユーザは報知情報が子局装置でどのように拡声出力されるかを確認した上で登録することができる。
ここで、一構成例として、親局装置と通信可能に接続された操作端末を備え、操作端末は、親局装置に対して、登録予定の報知情報について試験通報を行う旨の指示の送信と、登録予定の報知情報を承認するか否かを示す承認結果の送信とを行い、親局装置は、操作端末から前記指示を受信すると、試験通報を行い、操作端末から承認結果を受信すると、承認結果が承認であった場合に登録予定の報知情報を登録する構成としてもよい。
また、親局装置は、試験通報先情報とは別に、本番通報先の子局装置を示す本番通報先情報を記憶しておき、報知情報を登録した後に、本番通報先情報と報知情報とを子局装置へ送信し、子局装置は、受信した本番通報先情報に自局が本番通報先として含まれる場合に、受信した報知情報に基づいた放送内容を拡声出力する構成としてもよい。
また、報知情報の試験通報は、試験通報の際にユーザが操作する操作端末の近傍にある子局装置を用いて行うことが望ましい。これにより、ユーザは、登録予定の報知情報が子局装置でどのように拡声出力されるかを、その場で確認することができる。なお、試験通報先の子局装置としては、操作端末毎に予め対応付けられた子局装置を用いてもよく、報知情報の登録の際又は試験通報の指示の際にユーザから指定された子局装置を用いてもよい。
また、本発明は、親局装置の発明としても把握することができる。
すなわち、登録された報知情報を無線により送信して子局装置から拡声出力させる親局装置において、試験通報先の子局装置を示す試験通報先情報と、本番通報先の子局装置を示す本番通報先情報と、登録予定の報知情報を記憶する記憶手段と、報知情報を登録する前に、試験通報先情報と報知情報とを子局装置へ送信し、報知情報を登録した後に、本番通報先情報と報知情報とを子局装置へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、登録する報知情報が子局装置でどのように拡声出力されるかを、ユーザが事前に確認することができる。
本発明の実施例に係るデジタル同報無線システムの概略的なシステム構成の例を示す図である。 図1のデジタル同報無線システムによる同報無線の通報に係るシーケンスの例を示す図である。 従来例に係るデジタル同報無線システムの概略的なシステム構成の例を示す図である。 図3のデジタル同報無線システムによる同報無線の通報に係るシーケンスの例を示す図である。
本発明に係る同報無線システムについて、図面を参照して説明する。
本実施例では、市区町村などの防災に関する無線通信システムであるデジタル同報無線システムと情報提供システムを連携したシステムに本発明を適用した場合を示す。
本実施例に係るデジタル同報無線システムでは、例えば、災害時に行政機関から住民に対して災害関連情報を報知する等の用途として用いられ、親局装置(センター局装置)から同報無線送信した報知情報を所定の場所に設置された複数の子局装置(端末局装置)で受信して出力する。具体例として、60MHz帯(54〜70MHz)における市町村デジタル防災無線通信方式であるTDMA−TDD(Time Division Multiple Access - Time Division Duplex)方式による防災行政用のデジタル同報無線システムにおいて、同報無線回線を利用して親局装置と子局装置との間で音声情報や他の符号情報等による通信を行う機能を備える。
本実施例に係るデジタル同報無線システムでは、例えば、災害が発生した時などに、行政機関から住民に対して災害関連の情報を一斉通報により報知することが行われる。具体的には、親局装置に設置された操作卓や基地局無線装置により、各地域における屋外や一般家庭や集会所や学校などに設置された子局装置などに対して、災害に関する情報や、緊急指令の情報や、避難勧告の情報などを、通話による音声情報或いは文字情報等による非音声情報として送信して、住民へ情報を伝達する。
また、通信システムとしては、例えば、子局装置が固定的に設置されるような固定系の通信システムに適用されてもよく、或いは、子局装置が携帯電話のように移動可能な通信システムに適用されてもよい。なお、本実施例では、子局装置はそれぞれの地域の場所に設置されているか、或いは市町村内の住居に戸別(世帯毎)に設置されているか、或いはそれぞれの人(所有者)により携帯されている。
また、一般に、親局装置から子局装置などへの通信の方向を下りと言い、子局装置などから親局装置への通信の方向を上りと言う。
図1には、本実施例に係るデジタル同報無線システムの概略的なシステム構成の例を示してある。
本実施例に係るデジタル同報無線システムは、行政機関などの庁舎内に設置された親局装置100、無線装置200、操作端末400(A)と、行政管轄地区の屋外や施設内に設置された子局装置300(A)〜(C)と、インターネット経由で親局装置100に接続される操作端末400(B)とを備えている。なお、デジタル同報無線システムを構成する各装置や端末の台数は、任意である。
親局装置100は、操作端末400からのWEBブラウザを介した接続を受け付けるWEBサーバ110と、親局装置100の動作を制御すると共に同報無線に係る各種の処理を実行する主制御部120と、WEBサーバ110や主制御部120の動作に使用される各種のデータを記憶するメモリ130とを備えている。本実施例におけるメモリ130は、試験通報先となる子局装置300を示す試験通報先情報を記憶している。この試験通報先情報は、操作端末400に対応付けて予めメモリ130に記憶されていてもよいし、通報用の音声データを受け付ける度に操作端末400から受信してメモリ130に記憶させるようにしてもよい。
親局装置100は、仮登録機能、試験通報機能、本登録機能、本番通報機能を有している。これらの機能は、WEBサーバ110、主制御部120、メモリ130の協働により実現される。
仮登録機能は、操作端末400から送信された登録予定の音声データをメモリ130に記憶させる仮登録処理を行う。
試験通報機能は、登録予定の音声データを試験通報する指示を操作端末400から受信したことに応じて、メモリ130に記憶された試験通報先情報に基づいて、試験通報先に指定された子局装置300に登録予定の音声データを送信して、その子局装置300から拡声出力させる試験通報処理を行う。
本登録機能は、登録予定の音声データ(試験通報された音声データ)をユーザが承認した旨を操作端末400から受信したことに応じて、登録予定の音声データの登録を確定(本番通報用としてメモリ130に格納)する本登録処理を行う。
本番通報機能は、登録された音声データについて指定された通報時刻が到来したことに応じて、その音声データをシステム内の各子局装置300に送信して、各子局装置300から拡声出力させる本番通報処理を行う。
ここで、子局装置300(C)は、操作端末400(A)の近傍に設置されており、操作端末400(A)で試験通報を指示する場合の試験通報先として使用されるものとする。すなわち、操作端末400(A)で試験通報の指示が行われた場合には、その近傍にある子局装置300(C)のみから、登録予定の音声データが拡声出力されることになる。なお、本例では、操作端末400(A)からの指示による試験通報に子局装置300(C)を用いることがメモリ130に予め記憶されているが、試験通報の指示の際に操作端末400(A)のユーザが指定してもよい。
また、試験通報に用いる子局装置300(C)は、屋外に設置される屋外子局であってもよく、屋内に設置される屋内子局であってもよく、ユーザに携帯される携帯子局であってもよく、要は、操作端末400(A)のユーザがその場で試験通報を聞いて確認することが可能であればよい。
図2には、図1のデジタル同報無線システムによる同報無線の通報に係るシーケンスの例を示してある。なお、本シーケンスでは、操作端末400として、操作端末400(A)を用いることとする。
ユーザが操作端末400を操作してWEBブラウザにデジタル同報無線システムのURLを入力すると、操作端末400からWEBサーバ110にログイン画面要求が送信され(ステップS101)、操作端末400にログイン画面が表示される(ステップS102)。
次に、ユーザがパスワードを入力すると、操作端末400からWEBサーバ110にパスワードが送信され(ステップS103)、WEBサーバ110でパスワード判定が行われ(ステップS104)、正しいパスワードである場合にログインが許可されてログイン状態となる。
ログイン状態になると、操作端末400にアイドル画面が表示される(ステップS105)。このアイドル画面には、通報用に登録された番組に関する情報(通報時刻など)が表示され、登録内容の状態の変化に応じて表示内容が随時更新される(ステップS106)。
その後、ユーザが番組登録画面への遷移を指示すると、操作端末400からWEBサーバ110に番組登録画面要求が送信され(ステップS121)、操作端末400に番組登録画面が表示される(ステップS122)。
次に、ユーザが登録予定の音声メッセージを入力(例えば、操作端末400に保存済みの音声ファイルを選択)すると、操作端末400からWEBサーバ110に音声ファイルがアップロードされ(ステップS123)、操作端末400に音声メッセージ登録一覧画面が表示される(ステップS124)。
次に、音声メッセージ登録一覧画面の中から再生対象の音声メッセージ(登録予定の音声メッセージ)を選択する指示をユーザが入力すると、操作端末400からWEBサーバ110に選択された音声メッセージを示す情報が送信され(ステップS125)、WEBサーバ110から操作端末400に該当する音声メッセージがダウンロードされ(ステップS126)、操作端末410からメディアプレイヤにより再生出力される。
次に、選択した音声メッセージに関する番組情報(通報時刻、音量、通報先など)をユーザが入力すると、操作端末400からWEBサーバ110に番組登録内容確認要求が送信され(ステップS127)、WEBサーバ110で確認判定(通報時間の重複が無いか等の判定)が行われ(ステップS128)、その結果を示す番組登録内容確認画面が操作端末400に表示される(ステップS129)。
ここで、確認判定で肯定的な結果(通報時間の重複が無い等)が得られた場合には、番組登録内容確認画面の表示と共に、試験通報が開始される。すなわち、無線装置200を用いた無線により、親局装置100の主制御部120から試験通報用の子局装置300(本例では、子局装置300(C))に防災無線起動信号が送信される(ステップS130)。ステップS130における防災無線起動信号には、試験通報先となる子局装置300を示す試験通報先情報が含まれている。各子局装置300は、受信した試験通報先情報に基づいて自局が試験通報先に指定されているかを判定し、試験通報先に含まれている場合は、親局装置100から送信される音声データを待ち受ける状態となる。次に、主制御部120から試験通報用の子局装置300に音声データが無線により送信され、音声データの待受け状態となっていた試験通報用の子局装置300により拡声出力される(ステップS131)。その後、主制御部120から試験通報用の子局装置300に防災無線終了信号が送信される(ステップS132)。
次に、試験通報を確認したユーザが番組登録内容を確定する指示をユーザが入力すると、操作端末400からWEBサーバ110に番組内容確定要求が送信され(ステップS133)、番組内容(音声メッセージや番組情報など)が確定されて親局装置100に登録される(ステップS134)。
次に、ユーザがログアウトする指示を入力すると、操作端末400からWEBサーバ110にログアウト要求が送信され(ステップS135)、WEBサーバ110からログアウトされ、操作端末400にログアウト画面が表示される(ステップS136)。
その後、番組の通報時刻が到来すると、無線装置200を用いた無線により、親局装置100の主制御部120から各子局装置300に防災無線起動信号が送信される(ステップS151)。ステップS151における防災無線起動信号には、番組情報として登録した本番通報先となる子局装置300を示す本番通報先情報が含まれている。各子局装置300は、受信した本番通報先情報に基づいて自局が本番通報先に指定されているかを判定し、本番通報先に含まれている場合は、親局装置100から送信される音声データを待ち受ける状態となる。次に、主制御部120から各子局装置300に音声データが無線により送信され、音声データの待受け状態となっていた各子局装置300により拡声出力される(ステップS152)。その後、主制御部120から各子局装置300に防災無線終了信号が送信される(ステップS153)。
上記シーケンスにおける本発明のポイントは、以下のようにまとめることができる。
親局装置100は、試験通報先の子局装置300を示す試験通報先情報を記憶しており、音声データ(報知情報の一例)を登録する前に、試験通報先情報と音声データとを子局装置300へ送信する試験通報を行い、子局装置300は、受信した試験通報先情報に自局が試験通報先として含まれる場合に、受信した音声データに基づいた放送内容を拡声出力する。
より具体的には、親局装置100と通信可能に接続された操作端末400を備え、操作端末400は、親局装置100に対して、登録予定の音声データについて試験通報を行う旨の指示の送信を行い、親局装置100は、操作端末400から前記指示を受信すると、試験通報を行い、操作端末400は、親局装置100に対して、登録予定の音声データを承認するか否かを示す承認結果の送信を行い、親局装置100は、操作端末400から承認結果を受信すると、承認結果が承認であった場合に登録予定の音声データを登録する。
また、親局装置100は、試験通報先情報とは別に、本番通報先の子局装置300を示す本番通報先情報を記憶しており、音声データを登録した後に、本番通報先情報と音声データとを子局装置300へ送信し、子局装置300は、受信した本番通報先情報に本番通報先として自局が含まれる場合に、受信した音声データに基づいた放送内容を拡声出力する。
以上のように、本実施例に係るデジタル同報無線システムでは、操作端末からネットワーク経由で親局装置に音声データを登録する際に、事前に試験通報を行って、操作端末の近傍にある子局装置のみから試験的な通報(拡声出力)を行うようにした。そして、この通報を聞いた操作端末のユーザ(扱者)が、音声内容や音量が適切かどうかを確認した後に、音声データの登録を確定するようにした。このため、本実施例によれば、登録予定の音声データが子局装置でどのように拡声出力されるかを、ユーザが事前に確認できるようになる。
ここで、操作端末を通じて親局装置に登録する音声データは、操作端末内に予め保存済みの音声データでもよく、操作端末のマイクにユーザがその場で入力した音声データでもよく、操作端末のユーザに入力された文字データに基づいて親局装置で音声合成により生成した音声データでもよい。
また、音声データの入力と試験通報の指示等とを同じ操作端末(本実施例では、操作端末400(A))で行っているが、これらを別の操作端末で行うようにしてもよい。すなわち、例えば、音声データの入力に関する操作を操作端末400(B)で行い、試験通報に関する操作を操作端末400(A)で行うようにしてもよい。
具体的には、操作端末400(A)のユーザを、操作端末400(B)のユーザにより登録された音声データの承認者として設定しておき、操作端末400(B)の操作によって確認判定(ステップS128)まで完了した音声データの情報を、操作端末400(A)に表示するようにする。そして、その音声データを試験通報する指示を操作端末400(A)で受けたことに応じて、操作端末400(A)の近傍にある子局装置300(C)で試験通報(ステップS130〜132)を行い、当該音声データを承認する番組確定入力を操作端末400(A)で受けたことに応じて、当該音声データの登録を確定(ステップS133〜134)するようにすればよい。
このような構成によれば、近くに子局装置がない場所にいるユーザXが入力した音声データについて、近くに子局装置がある場所にいるユーザY(例えば、ユーザXの上司)が試験通報を聞いて確認した上で登録することができる。
また、試験通報を開始するに先立って、試験通報先に指定された子局装置の近隣にいる他の者が、これから始まる通報が試験通報であることを把握できるように、試験通報の前に所定の音声(例えば、試験通報を開始する旨の音声)を出力するようにしてもよい。
また、上記の説明では、音声データの通報時刻を設定しているが、通報時刻を設定しない方式の通報にも本発明を適用することができる。すなわち、音声データの登録後に直ちに音声データを各子局装置に送信して拡声出力させる構成としてもよい。これにより、音声データが子局装置でどのように拡声出力されるかをユーザが事前に確認した上で、リアルタイムに近い形で通報を実施できるようになる。
また、上記の説明では、通報する報知情報として、親局装置から子局装置へ音声データを送信していたが、非音声データを送信してもよい。例えば、子局装置に複数の音声データを記憶させておき、親局装置から子局装置へ、拡声出力する音声データを指定した情報を送信してもよい。また、例えば、親局装置から子局装置へ文字データを送信し、子局装置が、受信した文字データを音声合成して音声データを生成するようにしてもよい。
なお、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。
また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法や方式、そのような方法や方式を実現するためのプログラム、そのプログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
本発明は、親局装置から無線により送信される音声データを子局装置で受信して拡声出力する同報無線システムに利用することができる。
100:親局装置、 110:WEBサーバ、 120:主制御部、 130:メモリ、 200:無線装置、 300:子局装置、 400:操作端末

Claims (4)

  1. 登録された報知情報を無線により送信する親局装置と、自局が通報先に指定された報知情報を拡声出力する複数の子局装置とを備えた同報無線システムにおいて、
    前記親局装置は、試験通報先の子局装置を示す試験通報先情報を記憶しており、登録予定の報知情報を登録する前に、前記試験通報先情報と前記登録予定の報知情報とを前記複数の子局装置へ送信する試験通報を行い、
    前記複数の子局装置の各々は、受信した前記試験通報先情報に自局が試験通報先として含まれる場合に、受信した前記登録予定の報知情報に基づいた放送内容を拡声出力し、
    前記親局装置は、前記試験通報先の子局装置から拡声出力された前記登録予定の報知情報が承認された場合に、前記登録予定の報知情報を登録することを特徴とする同報無線システム。
  2. 請求項1に記載された同報無線システムにおいて、
    前記親局装置と通信可能に接続された操作端末を備え、
    前記操作端末は、前記親局装置に対して、前記登録予定の報知情報について前記試験通報を行う旨の指示の送信と、前記試験通報先の子局装置から拡声出力された前記登録予定の報知情報を承認するか否かを示す承認結果の送信とを行い、
    前記親局装置は、前記操作端末から前記指示を受信すると、前記試験通報を行い、前記操作端末から前記承認結果を受信すると、前記承認結果が承認であった場合に前記登録予定の報知情報を登録することを特徴とする同報無線システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された同報無線システムにおいて、
    前記親局装置は、前記試験通報先情報とは別に、本番通報先の子局装置を示す本番通報先情報を記憶しており、前記試験通報先の子局装置から拡声出力された前記登録予定の報知情報を登録した後に、前記本番通報先情報と前記登録された報知情報とを前記複数の子局装置へ送信し、
    前記複数の子局装置の各々は、受信した前記本番通報先情報に本番通報先として自局が含まれる場合に、受信した前記登録された報知情報に基づいた放送内容を拡声出力することを特徴とする同報無線システム。
  4. 登録された報知情報を無線により送信し、複数の子局装置のうちの1つ以上から拡声出力させる親局装置において、
    試験通報先の子局装置を示す試験通報先情報と、本番通報先の子局装置を示す本番通報先情報と、登録予定の報知情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記登録予定の報知情報を登録する前に、前記試験通報先情報と前記登録予定の報知情報とを前記複数の子局装置へ送信し、
    前記試験通報先情報に該当する子局装置から拡声出力された前記登録予定の報知情報が承認された場合に、前記登録予定の報知情報を登録し、
    前記報知情報を登録した後に、前記本番通報先情報と前記登録された報知情報とを前記複数の子局装置へ送信することを特徴とする親局装置。
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