JP2020053865A - 子局装置、同報無線システム、同報制御方法、プログラム - Google Patents

子局装置、同報無線システム、同報制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】親局装置による同報制御をより少なくして子局装置が自立して放送内容情報が示す放送を繰り返し放送する同報無線システムを提供する。【解決手段】子局装置が、親局装置から放送内容情報と繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信し、放送内容情報を記憶部に記録する。そして記録部に記録された放送内容情報に基づく放送を繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する。【選択図】図1

Description

本発明は、子局装置、同報無線システム、同報制御方法、プログラムに関する。
地方自治体等の行政は管轄する地域における住民へ緊急事態情報などを報知するために同報無線システムを敷設している。当該同報無線システムは親局装置と子局装置とにより構成され親局装置が基地局装置を介して所定の周波数の無線により放送信号を子局装置へ送信する。子局装置は放送信号を受信しその放送信号に含まれる放送内容情報に基づく放送を行う。
なお親局装置には基地局装置を含み、そのほか行政の所定放送室に設置され管理者が操作する操作卓装置と、操作卓装置を操作せずに遠隔から操作卓装置を制御することのできる遠隔制御局装置を含むことがある。子局装置には各家に配置された戸別受信機や屋外に設置された屋外拡声子局装置を含む。
上述のような同報無線システムにおいて、子局装置が放送信号のデータを記録するとともに、放送信号にも放送を繰り返し再生する技術が特許文献1(段落0043参照)に開示されている。
国際公開第2015/136884号
ところで上述の同報無線システムにおいては、親局装置による同報制御をより少なくして子局装置が自立して放送内容情報が示す放送を繰り返し放送できることが望ましい。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する子局装置、同報無線システム、同報制御方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信部と、前記放送内容情報を記憶部に記録する記録部と、前記記録部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御部と、を備えることを特徴とする。
また本発明の第2の態様によれば、同報無線システムは、親局装置と子局装置とを備え、前記子局装置が、前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信部と、前記放送内容情報を記憶部に記録する記録部と、前記記録部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御部と、を備えることを特徴とする。
また本発明の第3の態様によれば、同報制御方法は、子局装置が、前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信し、前記放送内容情報を記憶部に記録し、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送することを特徴とする。
また本発明の第4の態様によれば、プログラムは、親局装置と子局装置とを備えた同報無線システムにおける前記子局装置を、前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信手段、前記放送内容情報を記憶部に記録する記録手段、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、同報無線システムにおいて、親局装置による同報制御をより少なくして子局装置が自立して放送内容情報が示す放送を繰り返し放送することができる。
本実施形態による同報無線システムの構成を示す図である。 本実施形態による親局装置の機能を示す図である。 本実施形態による子局装置の機能を示す図である。 第一実施形態による同報無線システムの処理フローを示す第一の図である。 第一実施形態による同報無線システムの処理フローを示す第二の図である。 第二実施形態による子局装置のハードウェア構成を示す図である。 第二実施形態による子局装置の機能ブロック図である。 第四実施形態による子局装置の機能ブロック図である。 親局装置の最小構成を示す図である。 子局装置の最小構成を示す図である。 他の実施形態による親局装置の装置構成を示す図である。 他の実施形態による子局装置の装置構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による同報無線システムを、図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による同報無線システムの構成を示す図である。
図1で示すように同報無線システム100は、親局装置と子局装置が含まれる。本実施形態においては操作卓装置1、遠隔制御局装置2、基地局装置3は親局装置に含まれる。操作卓装置1と基地局装置3は、それぞれの機能を組み込み、合わせて1つの装置として実現しても良い。
また本実施形態においては戸別受信装置4、屋外拡声子局装置5は子局装置に含まれる。
操作卓装置1は行政の管理者が直接操作する放送設備であり市役所内などの行政の所定施設に設置される。
遠隔制御局装置2は、一例としては操作卓装置1から数十キロ離れた位置に設置され行政通信ネットワークを介して操作卓装置1に接続される。
親局装置の操作者や放送実施者等の管理者は操作卓装置1の設置されている地域が災害などで危険な場合、遠隔制御局装置2の設置個所に移動し、遠隔制御局装置2により遠隔から操作卓装置1を制御することができる。遠隔制御局装置2は例えば消防署などに設置されてよい。なお、操作卓装置1の設置されている市役所等で当該操作卓装置1を用いて放送操作を行う管理者と、遠隔制御装置2の設置されている消防署等で当該遠隔制御装置2を用いて放送操作を行う管理者がそれぞれ存在してもよい。
基地局装置3は操作卓装置1と通信接続され、操作卓装置1から出力された放送信号を放送する。基地局装置3は60Mhzなどの所定の周波数を用いて行政の管轄地域に放送信号を放送する。
戸別受信装置4は住民の家屋や公民館等の屋内施設に配布、設置される。
戸別受信装置4は操作卓装置1や遠隔制御局装置2の制御のもと基地局装置3が出力した放送起動信号を受信する。戸別受信装置4はこの放送起動信号に基づいて放送を行う。地域住民は家に居ながら戸別受信装置4の放送する放送内容を聴取することができる。
屋外拡声子局装置5は行政の管轄する地域に設置された小区域ごとに1つまたは複数設置される。屋外拡声子局装置5は操作卓装置1や遠隔制御局装置2の制御のもと基地局装置3が出力した放送起動信号を受信する。屋外拡声子局装置5はこの放送起動信号に基づいて放送を行う。地域住民は家にいない場合にも屋外拡声子局装置5の放送する放送内容を聴取することができる。
図2は操作卓装置の機能ブロック図である。
操作卓装置1は、内部の基板上に設けられたデジタル回路、アナログ回路等の電子回路が稼働することにより、内部に同報制御部11、入力受付部12、送信データ生成部13、記録部14の各機能を備える。
同報制御部11は、少なくとも放送内容情報の放送を繰り返すよう指示する繰り返し指示情報を含む放送起動信号を子局装置に対して同報する制御を行う。
入力受付部12は、ユーザの操作に基づく情報を受け付ける。
送信データ生成部13は、放送起動信号や放送内容情報等の放送信号の信号データを生成する。
記録部14は、各種情報をメモリ等の記憶部に記録する。
図3は子局装置の機能ブロック図である。
子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5は、内部の基板上に設けられたデジタル回路、アナログ回路等の電子回路が稼働することにより、内部に受信部21、記録部22、放送制御部23などの各機能を備える。
そして、親局装置と子局装置とを備えた同報無線システム100において、例えば親局装置のうちの操作卓装置1が、少なくとも繰り返し指示情報を含む放送起動信号と放送内容情報とを同報する制御を行う。そして子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5が、少なくとも繰り返し指示情報を含む放送起動信号と放送内容情報とを受信し、放送内容情報を記憶部に記録する。それら子局装置は、記憶部に記録された放送内容情報に基づく放送を繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する。
このような処理により、親局装置が1度、放送起動信号を同報することにより、子局装置において繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送することができる。そして同報無線システム100において、親局装置による同報制御をより少なくして子局装置が自立して放送内容情報が示す放送を繰り返し放送することができる。
<第一実施形態>
図4は第一実施形態による同報無線システムの処理フローを示す第一の図である。
次に第一実施形態による同報無線システム100の処理フローについて順を追って説明する。以下、放送が緊急放送である場合の例を用いる。
まず管理者は操作卓装置1に備わる入力装置から緊急放送の送出を指示する。この時、管理者は操作卓装置1の入力装置を用いて、放送内容の種別、繰り返し間隔、繰り返し放送時間、音量などの繰り返し指示情報を入力する。これらの入力された緊急放送の送出の指示と、繰り返し指示情報は入力受付部12が取得する(ステップS101)。なお、繰り返し指示情報は必ずしも管理者が手動で入力する必要はなく、事前に決めた設定を操作卓装置1に登録しておき、操作卓装置1はその設定を自動的に読み出しても良い。入力受付部12は繰り返し指示情報を送信データ生成部13に出力する。
操作卓装置1の送信データ生成部13は、入力装置を介して受け付けた放送内容の種別、繰り返し間隔、繰り返し放送時間、音量などの繰り返し指示情報を含む緊急放送データを生成する。放送内容の種別には、繰り返し放送をするか否かを示すフラグの情報が含まれる。記録部14は緊急放送データをメモリ等の記憶部に記録する。なお、緊急放送データに放送内容の種別、繰り返し間隔、繰り返し放送時間、音量などの繰り返し指示情報が格納される。送信データ生成部13は緊急放送データを同報制御部11へ出力する。
同報制御部11は緊急放送データを含む放送起動信号を基地局装置3へ出力する。基地局装置3は緊急放送データを搬送波に載せた放送起動信号を同報送信する(ステップS102)。これにより、戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5の子局装置がアンテナ458を介して放送起動信号を受信する。そして基地局装置3と子局装置との間で無線通信を確立する。
基地局装置3と子局装置との間で無線通信が確立すると、管理者は操作卓装置1に備わる入力装置を用いて、放送内容の音声を入力する。操作卓装置1は入力装置の一態様としてのマイクを備え、このマイクを介して放送内容の音声を入力してよい。操作卓装置1は放送内容の音声を含む放送内容情報を基地局装置3へ出力し、基地局装置3がこの放送内容情報を子局装置へ同報送信する(ステップS103)。
子局装置においては放送制御部23が緊急放送データに含まれる繰り返し指示情報に基づいて放送を繰り返し行うと判定する(ステップS104)。放送制御部23は、メモリに緊急放送データを記録する。放送制御部23は放送内容情報を用いて放送する(ステップS105)。また放送制御部23は放送内容情報の記録を開始する。
緊急放送を終了する際、操作卓装置1は管理者の指示に基づいて放送内容情報の出力を停止する。この際、操作卓装置1は終話信号を基地局装置3へ出力する。基地局装置3は終話信号を同報送信する(ステップS106)。子局装置は終話信号を受信する。放送制御部23は終話信号を検知すると記録部22へ放送内容情報の記録処理の停止を指示する。これにより記録部22は放送内容情報の記録を停止する(ステップS107)。
放送制御部23は終話信号を検知した後、メモリに記録されている緊急放送データから繰り返し指示情報を取得し、この情報に基づいて、記録した放送内容情報を用いた繰り返し放送を行う(ステップS108)。当該繰り返し放送においても放送制御部23は放送内容情報に基づく放送を繰り返し指示情報にて指示された音量に従って、スピーカから出力する。また放送制御部23は放送内容情報に基づく放送が終了する度に、繰り返し間隔が示す時間待機し、その後放送内容情報に基づく放送を行う。放送制御部23はこの繰り返しの放送を、所定の放送開始時刻を基準として繰り返し放送時間に達するまで行う。放送開始時刻は、放送起動信号の受信時刻であってもよい。放送開始時刻は、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送の開始時刻であってもよい。放送制御部23は繰り返し放送時間に達すると放送制御を終了する。なお、繰り返し放送時間の代わりに、繰り返し回数が繰り返し指示情報に含まれていてもよく、この場合、放送制御部23は繰り返し回数が示す回数だけ放送内容情報に基づく放送を行う。
以上の同報無線システム100の処理は子局装置の放送制御部23が、放送内容情報の受信時に一度、放送内容情報に基づく放送を行い、その後、記憶部に記録された放送内容情報に基づく放送を繰り返し行う態様の一例である。
以上の同報無線システム100の処理によれば、操作卓装置1は、少なくとも繰り返し指示情報を含む放送起動信号を同報する制御を行う。そして子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5が、少なくとも繰り返し指示情報を含む放送起動信号と放送内容情報とを受信し、放送内容情報を記憶部に記録する。そして子局装置は、記憶部に記録された放送内容情報に基づく放送を繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する。
このような処理により、親局装置が1度、放送起動信号および放送内容情報を同報することにより、子局装置において繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送することができる。これにより同報無線システム100において、親局装置による同報制御をより少なくして子局装置が自立して放送内容情報が示す放送を繰り返し放送することができる。これにより親局装置における管理者の操作なく子局装置が放送内容情報の示す放送を繰り返し行うことができる。
図5は第一実施形態による同報無線システムの処理フローを示す第二の図である。
放送制御部23は、第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報を用いた放送を繰り返し放送している間に、第1の放送起動信号とは異なる第2の放送起動信号を受信した場合、第2の放送内容情報を第2の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送するようにしてもよい。
具体的には、上述のように操作卓装置1からの指示に基づいて基地局装置3が第1の緊急放送の放送起動信号を同報送信後に、子局装置が第1の緊急放送の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報を用いた繰り返し放送を行っている途中であるとする(ステップS201)。このような状況において第2の緊急放送の放送起動信号を送信しなければならない事象が生じたとする。この場合、例えば管理者は遠隔制御局装置2から操作卓装置1を遠隔操作して、第2の緊急放送の放送起動信号の同報指示を行う場合を想定する。
管理者は、遠隔制御局装置2の入力装置から第2の緊急放送の送出を指示と、この放送の第2の放送起動信号の送出を指示する。この時、管理者は遠隔制御局装置2の入力装置を用いて、放送内容の種別、繰り返し間隔、繰り返し放送時間、音量などの繰り返し指示情報を入力する。遠隔制御局装置2はこれらの入力された緊急放送の送出の指示と、繰り返し指示情報を操作卓装置1へ送信する。操作卓装置1の入力受付部12は、第2の緊急放送の送出の指示と、繰り返し指示情報を取得する(ステップS202)。なお、繰り返し指示情報は必ずしも管理者が手動で入力する必要はなく、事前に決めた設定を遠隔制御局装置2に登録しておき、遠隔制御局装置2はその設定を自動的に読み出しても良い。入力受付部12は繰り返し指示情報を送信データ生成部13に出力する。
操作卓装置1の送信データ生成部13は、遠隔制御局装置2から受け付けた放送内容の種別、繰り返し間隔、繰り返し放送時間、音量などの繰り返し指示情報を含む緊急放送データを生成する。放送内容の種別には、繰り返し放送をするか否かを示すフラグの情報が含まれる。記録部14は緊急放送データをメモリ等の記憶部に記録する。なお、緊急放送データに放送内容の種別、繰り返し間隔、繰り返し放送時間、音量などの繰り返し指示情報が格納される。送信データ生成部13は緊急放送データを同報制御部11へ出力する。
同報制御部11は緊急放送データを含む放送起動信号を基地局装置3へ出力する。基地局装置3は緊急放送データを搬送波に載せた第2の放送起動信号を同報送信する(ステップS203)。これにより、戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5の子局装置がアンテナ458を介して第2の放送起動信号を受信する。そして基地局装置3と子局装置との間で無線通信を確立する。
基地局装置3と子局装置との間で無線通信が確立後に、管理者は遠隔制御局装置2に備わる入力装置を用いて、放送内容の音声を入力する。遠隔制御局装置2は入力装置の一態様としてのマイクを備え、このマイクを介して放送内容の音声を入力してよい。遠隔制御局装置2は放送内容の音声を含む第2の放送内容情報を操作卓装置1へ送信する。また操作卓装置1は第2の放送内容情報を基地局装置3へ出力し、基地局装置3が第2の放送内容情報を子局装置へ同報送信する(ステップS204)。
子局装置においては放送制御部23が第2の放送起動信号を受信すると、第2の放送起動信号を優先して放送すると判定し、第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく第1の放送内容情報の繰り返し放送を停止する(ステップS205)。放送制御部23は、第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく第1の放送内容情報の繰り返し放送が一回完了するまで、第2の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送の開始を待機してもよい。放送制御部23は第2の放送起動信号に含まれる放送内容の種別に基づいて、第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく第1の放送内容情報の繰り返し放送が完了するまで待機するかどうかを判定するようにしてもよい。また放送制御部23は、第1の放送起動信号および第2の放送起動信号の放送内容の種別に基づいて、第2の放送起動信号を破棄して、第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく第1の放送内容情報の繰り返し放送を継続してもよい。これらの動作については子局装置に予め動作条件を登録しておいてもよいし、放送内容の種別に動作条件を含み子局装置がこの動作条件に従って動作してもよい。
また子局装置の放送制御部23が緊急放送データに含まれる繰り返し指示情報に基づいて放送を繰り返し行うと判定する(ステップS206)。放送制御部23は、メモリに緊急放送データを記録する。放送制御部23は第2の放送内容情報を用いて放送する(ステップS207)。また放送制御部23は第2の放送内容情報の記録を開始する。
緊急放送を終了する際、遠隔制御局装置2は管理者の指示に基づいて放送内容情報の出力を停止する。この際、遠隔制御局装置2は操作卓装置1を介して終話信号を基地局装置3へ出力する。基地局装置3は終話信号を同報送信する(ステップS208)。子局装置は終話信号を受信する。放送制御部23は終話信号を検知すると記録部22への第2の放送内容情報の記録処理の停止を指示する。これにより記録部22は第2の放送内容情報の記録を停止する(ステップS209)。
放送制御部23は終話信号を検知した後、メモリに記録されている第2の放送起動信号として受信した緊急放送データから繰り返し指示情報を取得し、この情報に基づいて、記録した第2の放送内容情報を用いた繰り返し放送を行う(ステップS210)。当該繰り返し放送においても放送制御部23は放送内容情報に基づく放送を繰り返し指示情報にて指示された音量に従って、スピーカから出力する。また放送制御部23は第2の放送内容情報に基づく放送が終了する度に、繰り返し間隔が示す時間待機し、その後、第2の放送内容情報に基づく放送を行う。放送制御部23はこの繰り返しの放送を、所定の放送開始時刻を基準として繰り返し放送時間に達するまで行う。放送開始時刻は、第2の放送起動信号の受信時刻であってもよい。放送開始時刻は、第2の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送の開始時刻であってもよい。放送制御部23は繰り返し放送時間に達すると放送制御を終了する。なお、繰り返し放送時間の代わりに、繰り返し回数が繰り返し指示情報に含まれていてもよく、この場合、放送制御部23は繰り返し回数が示す回数だけ放送内容情報に基づく放送を行う。
子局装置は第2の放送内容情報を用いた繰り返し放送を停止した場合には、次に放送起動信号を受信するまで待機してよい。または子局装置は、第2の放送内容情報を用いた繰り返し放送を停止した場合であって、当該第2の放送内容情報を用いた繰り返し放送によって停止した第1の放送内容情報を用いた繰り返し放送を再開するようにしてもよい(ステップS211)。この場合、子局装置は第1の放送内容情報を用いた繰り返し放送を停止したことを示す情報や第1の放送内容情報の識別子を、所定の記憶部に記録しておいてよい。そして子局装置は、第2の放送内容情報を用いた繰り返し放送を停止した後に、第1の放送内容情報を用いた繰り返し放送を停止したことの情報を当該記憶部から読み取って第1の放送内容情報を用いた繰り返し放送を停止したこと認識する。この場合、放送制御部23は第1の放送起動信号に基づく第1の放送内容情報の識別子を読み取り、この識別子を用いてメモリから第1の放送内容情報を読み取る。そして放送制御部23は第1の放送内容情報を用いて放送を再開する。この処理は、放送制御部23が、第2の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送が終了した場合、第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報の放送を再開する態様の一例である。なお第1の放送起動信号とは第2の放送起動信号の直前の放送起動信号と定義されてよい。
なお上述の例では放送起動信号に放送内容の種別が含まれ、この放送内容の種別に繰り返し指示情報を含む場合に子局装置が繰り返し放送を行う場合について例示した。しかしながら親局装置が放送起動信号とは別に、放送を繰り返すよう指示する繰り返し放送指示信号を出力し、子局装置がその繰り返し放送指示信号を受信した場合に、同様に繰り返し放送を行うようにしてもよい。なお、このとき子局装置は受信する放送の放送内容情報を、親局装置からの指示無しで自動的に記録部22に記録する機能を持つものとする。この場合、子局装置は繰り返し放送指示信号を受信すると、直前または直後もしくは現在受信している放送起動信号に基づく緊急放送を繰り返すことを判定し、その放送内容情報を繰り返し放送するようにしてよい。親局装置が、放送開始前、放送途中、放送後のいずれかのタイミングで繰り返し放送指示信号を送信したとしても、子局装置は同様に繰り返し放送を行うことができる。
以上の同報無線システム100の処理によれば、子局装置が第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報を繰り返している場合でも、第2の放送起動信号を親局装置が同報送信し、子局装置が第2の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を行うことができる。また子局装置は第2の放送起動信号に基づく一回の放送や第2の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく第2の放送内容情報を用いた繰り返し放送が終了した後に、直前に中止した第1の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報の繰り返し放送を再開することができる。また上述の同報無線システム100においては子局装置が繰り返し放送を行っている間も親局装置は子局装置に対して無線回線を使用した各種情報伝達を行うことができる。また上述の同報無線システム100を用いて、津波地区等の限定地区に避難を呼びかける緊急の繰り返し放送を行いながら、親局装置から別の地域に放送を行うようにしてもよい。緊急繰り返し放送中も遠隔制御局装置2からの放送起動信号および放送内容情報に基づく放送や、親局装置と子局装置間の無線通信も可能となる。
つまり上述の同報無線システム100の処理によれば、親局装置から一度放送を行えば、子局装置において繰り返し放送を行うことができる。これにより子局装置を設置する行政の管轄する所定地域に対して避難を呼び掛ける放送等を継続的に実施したい場合、当該地域に対して避難を呼び掛ける放送に繰り返し指示情報を付与しておくことで、親局装置からの放送の終話信号を出力した後にも、当該所定地域において繰り返し放送が実施され、住民に放送内容を周知することができる。
また上述の同報無線システム100の処理によれば、繰り返し放送の音源(放送内容情報)を子局装置において保持するため、例えば繰り返し放送中に親局装置からの放送割り込みを受けて、繰り返し放送が一時的に中断された場合でも、割り込みの放送が終了した後に、元の中断した繰り返し放送を自動で再開することができる。
<第二実施形態>
図6は第二実施形態による子局装置のハードウェア構成を示す図である。
第二実施形態において子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5は通信ネットワークを介してセンサ装置6と通信接続されてよい。センサ装置6は一例としては河川の水位計、放射線量測定器、有毒ガス計測器などである。
図7は第二実施形態による子局装置の機能ブロック図である。
第二実施形態において子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5は、一例としてCPU451が制御プログラムを実行することにより、内部に受信部21、記録部22、放送制御部23、センシング情報取得部24の各機能を備える。
センシング情報取得部24はセンサ装置6からセンシング情報を取得する。
そして同報無線システム100において子局装置の放送制御部23は、センサ装置6から受信したセンシング情報に基づいて、放送内容情報に基づく放送を行うか否かを判定する。例えば放送制御部23は、センシング情報取得部24の取得したセンシング情報の示す値が閾値を超えた状態である場合に、緊急放送の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて放送を繰り返し行うようにしてもよい。例えばセンサ装置6が河川の水位計、放射線量測定器、有毒ガス計測器である場合、放送制御部23は、水位が第一閾値以上、放射線量が第二閾値以上、有毒ガスの計測値が第三閾値以上である場合に、屋内に退避するよう呼びかける放送の、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を行うようにしてよい。
放送制御部23は、センシング情報取得部24の取得したセンシング情報の示す値が閾値未満である場合には放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を中断し、再度センシング情報の示す値が閾値を超えた状態となった場合に、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を再開してもよい。
または放送制御部23はセンシング情報取得部24の取得したセンシング情報の示す値が閾値を下回る状態である場合に、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて放送を繰り返し行うようにしてもよい。例えばセンサ装置6が河川の水位計、放射線量測定器、有毒ガス計測器である場合であって、放送制御部23は、水位が第四閾値未満(第一閾値>第四閾値)、放射線量が第五閾値未満(第二閾値>第五閾値)、有毒ガスの計測値が第六閾値未満(第三閾値>第六閾値)である場合に、屋外に出て所定の避難所に避難するよう呼びかける放送の、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を行うようにしてよい。
放送制御部23は、センシング情報取得部24の取得したセンシング情報の示す値が閾値以上である場合には放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を中断し、再度センシング情報の示す値が閾値未満の状態となった場合に、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の繰り返し放送を再開してもよい。
<第三実施形態>
子局装置は上述の他の実施形態で説明した放送を行う際に、放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて録音した放送内容情報を用いた放送と、過去に予め記録した音源データによる放送とを組み合わせて行うようにしてもよい。予め記憶する音源データに基づく放送が緊急放送を補足するような内容である場合、不足している情報を補った放送を行うことが可能となる。例えば、子局装置がメモリに最寄りの避難所の案内音声を含む音源データを記憶しておき、繰り返し放送において緊急放送の放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の放送と、予め録音されている避難所の案内音声の放送とを交互に繰り返し放送するようにしてもよい。一般的な同報無線システム100では広範囲に同一情報を同報するという特性上、各地域の避難所の案内を放送することは難しい。このため第三実施形態による処理により、住民等に対してより有益な情報を提供することが可能となる。この処理は子局装置の記憶部が放送内容情報に加えて別放送データを記録し、放送制御部23が、記憶部に記録された繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の放送を繰り返し行うと共に、その繰り返しの放送の間に別放送データに基づく放送を行う態様の一例である。
また親局装置が放送内容情報の一つまたは複数を特定するための識別子等の情報(以下、放送内容情報の特定情報)を含む放送再開信号を送信し、子局装置がその放送再開信号を受信して、放送制御部23が放送内容情報の特定情報に基づいて記憶部に記録された繰り返し指示情報に基づく放送内容情報の放送を行うようにしてもよい。または親局装置が過去の放送内容情報の特定情報を含む繰り返し指示情報を送信し、子局装置の放送制御部23が一つまたは複数の放送内容情報の特定情報に基づいて記憶部に記録された一つまたは複数の放送内容情報を読み取って、それら一つまたは複数の放送内容情報に基づく放送を行うようにしてもよい。これにより子局装置は過去に受信した異なる放送内容を組み合わせて繰り返し放送を実施することができる。複数回の放送に散在した情報を集約して住民に周知することができる。そして子局装置において複数の放送内容情報を組み合わせながら繰り返し放送を行うことができるため、一つの放送を単純に繰り返し放送する場合と比較して、放送内容に変化をつけることができ、その結果人々がより注意深く放送を聴取するという効果が期待される。
<第四実施形態>
図8は第四実施形態による子局装置の機能ブロック図である。
第四実施形態において子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5は、一例としてCPU451が制御プログラムを実行することにより、内部に受信部21、記録部22、放送制御部23、センシング情報取得部24に加え、さらに電力供給状態検知部25の各機能を備える。
電力供給状態検知部25は電力供給状態を検知する。具体的には電力供給状態検知部25は、電力供給状態の一例であるバッテリ456の残量(電圧や充電量)を検知してよい。そして放送制御部23は、バッテリ456の残量(電圧や充電量)に基づいて放送制御を行うようにしてよい。
より具体的には放送制御部23は、バッテリ456の残量(電圧や充電量)が所定の閾値未満の場合には、繰り返し指示情報に含まれる繰り返し放送時間を短く設定するようにしてよい。つまり放送制御部23は電力供給状態に基づいて繰り返し指示情報を変更するようにしてよい。
または子局装置のうちの屋外拡声子局装置5の電力供給状態検知部25(電力供給状態通知部)が、電力供給状態を親局装置へ通知し、受信部21は、その後その親局装置から電力供給状態に基づいて設定された繰り返し指示情報を含む放送起動信号を受信して、放送制御部23がその繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送を行うようにしてもよい。例えば、屋外拡声子局装置5の電力供給状態検知部25が、自装置の設置されている地域の停電を検知する。この場合、屋外拡声子局装置5の放送制御部23は親局装置に対して停電した旨を通知する信号(以下、停電信号)を送信する。この停電信号は一例としては屋外拡声子局装置5の放送制御部23が無線信号により親局装置に送信する。親局装置である操作卓装置1はこの停電信号を受信する。すると操作卓装置1は停電信号に基づいて子局装置のバッテリの残量(電圧や充電量)が低いことを予想できるため、繰り返し間隔が長く、繰り返し放送時間の短い第2の繰り返し指示情報を含む放送起動信号の信号データを生成し、その信号データを含む放送起動信号を子局装置へ向けて同報送信する。子局装置はこの放送起動信号を受信して、当該放送起動信号に含まれる第2の繰り返し指示情報に含まれる繰り返し間隔、繰り返し放送時間の情報に基づいて繰り返しの放送を行う。
以上の処理によれば子局装置に対する電源供給状態に応じた適切な繰り返しの放送を行うことができる。
つまり第四実施形態による同報無線システム100では、繰り返し指示情報の内容を親局設備又は各子局設備から動的に変更することができる。一般的な同報無線システム100では、商用電源の供給が行われている場合、子局装置における放送は制約なく実施できる。一方、停電等により商用電源の供給が停止した場合、子局装置は蓄電池や乾電池等の非常用電源を用いて動作するため、非常用電源(バッテリ456)の容量が残っている間のみ放送することができる。
上述の他の実施形態の説明において、親局装置から送信する繰り返し指示情報に基づいて、子局装置が繰り返し指示情報に含まれる繰り返し間隔、繰り返し放送時間に基づく繰り返し放送する例を記載している。この処理の態様においては例えば、繰り返し放送時間(繰り返し回数)を無制限、繰り返し間隔を1分などと設定されてもよい。この場合、第五実施形態によれば、子局装置が繰り返し放送を開始した後、親局装置において管轄地域の一部で商用電源の供給が停止したことを把握したとき、親局装置は繰り返し指示情報のうち、繰り返し回数を10回、または繰り返し放送時間を繰り返し回数10回分に相当する時間に修正し、さらに繰り返し間隔を3分と修正して、親局装置が子局装置に対して繰り返し指示情報を再送するという処理を行うことができる。子局装置はこの繰り返し指示情報を受信した場合、新たに受信した繰り返し指示情報の内容に従い、繰り返し放送を継続する。
第四実施形態による応用例を以下説明する。
例えば津波発生の可能性があり、津波に関する繰り返し放送を子局装置に行わせる場合、親局装置は繰り返し回数を無制限、繰り返し間隔を1分、繰り返し放送時間無制限という繰り返し指示情報を含む放送起動信号を送信することができる。この場合、子局装置において繰り返し放送を開始した後、親局装置において津波到達予想時刻が30分以内という情報を把握したとする。この場合、親局装置は、津波に関する放送を何時間も繰り返す意味がないため、繰り返し放送時間を60分と修正して親局装置から子局装置に対して新たな繰り返し指示情報を再送することができる。子局装置はこの新たな繰り返し指示情報を受信して、新たな繰り返し指示情報に従って、すでに実施中の繰り返し放送開始時刻から60分後まで、または新たな繰り返し指示情報を受信してから60分間だけ繰り返し放送を継続する。修正後の繰り返し放送時間の扱い(実施中の繰り返し放送開始時刻からの経過時間とするか、繰り返し指示情報を受信してからの経過時間とするか)は、繰り返し指示情報の中で親局装置から指示しても良いし、子局装置で予め設定しておいても良い。
他の例としては、繰り返し放送をしている放送内容情報の内容が誤報であった場合には、すぐに全ての子局装置における繰り返し放送を停止させる必要がある。このとき親局装置は全ての子局装置に対して繰り返し指示情報に基づいた放送内容情報に基づく繰り返し放送を停止する旨の情報を含む、新たな繰り返し指示情報(以下、緊急停止信号)を出力する。緊急停止信号を受信した子局装置は、繰り返し放送を行っている最中であれば繰り返し放送を停止し、繰り返し放送を実施していないときはその緊急停止信号を破棄する。このとき、親局装置は、子局装置が繰り返し放送を実施中か否かを考慮せずに、全ての子局装置に緊急停止信号を送出することで、子局装置が実施している、繰り返し指示情報に基づいた放送内容情報に基づく繰り返し放送を停止させることができる。このように、親局装置から繰り返し指示情報の内容を変更することで、より適切な同報無線システム100の運用が可能となる。
また停電等により商用電源の供給が停止した場合、子局装置は蓄電池や乾電池等の非常用電源を用いて動作するため、非常用電源の容量が残っている間のみ放送することが可能であることは上述したが、このため、放送の音量や放送回数、繰り返し間隔の短さと、非常用電源の容量について、それらのバランスを考慮しながら放送を繰り返す必要がある。従って子局装置において繰り返し放送を強制停止する閾値となる非常用電源(バッテリ456)の残量(電圧や充電量)を予め定めておくようにしてもよい。これにより子局装置では放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報の内容が仮に繰り返し回数無制限を示す場合であっても、非常用電源の残量(電圧や充電量)が閾値を下回るときに繰り返し周知放送を停止する。また子局装置は、非常用電源の残量(電圧や充電量)に従い、子局装置において消費電力を抑えるために放送の音量を小さくしたり、繰り返し間隔を長くしたりしても良い。その他、子局装置にインタフェースを設け、子局装置の管理者が、インタフェースから操作を行い、繰り返し放送の動作条件を変更したり、繰り返し放送を停止したりする運用も可能である。
<第五実施形態>
また親局装置側から過去に子局装置が放送した内容の放送を再開させる制御を行うようにしてもよい。この場合、放送済みの放送を、親局装置からの指示で放送する。
この場合、操作卓装置1の送信データ生成部13は、管理者の操作に基づいて子局装置が記憶している放送内容情報の識別子を含む送信データ(放送内容情報の特定情報)を生成する。そしてこの放送内容情報の特定情報と、繰り返し指示情報とを含む放送起動信号を操作卓装置1からの指示により、基地局装置3から同報送信する。子局装置の放送制御部23は、受信した放送内容情報の特定情報に含まれる放送内容情報の識別子と、メモリで記憶する放送内容情報の識別子とを比較する。その結果、識別子が一致する放送内容情報が見つかった場合、放送制御部23は、その放送内容情報に基づく繰り返しの放送を行う。
このとき、子局装置において繰り返し回数や音量等の放送条件については、過去に受信した、これから放送する放送内容情報に紐づく繰り返し指示情報の内容に従っても良いし、新たに受信した放送起動信号に含まれる繰り返し指示情報の内容に従っても良い。第五実施形態では、過去に実施もしくは中断した、放送内容情報に基づく繰り返し放送を再開することができるとともに、親局装置の管理者の負担を最小限にして、過去の繰り返し放送を子局装置で実施するよう制御することが可能となる。
図9は親局装置の最小構成を示す図である。
親局装置である操作卓装置1は、少なくとも繰り返し指示情報を含む放送起動信号と放送内容情報とを同報制御する同報制御部11を備えればよい。
図10は子局装置の最小構成を示す図である。
子局装置は少なくとも受信部21、記録部22、放送制御部23を備えればよい。
受信部21は、親局装置から少なくとも繰り返し指示情報を含む放送起動信号と放送内容情報とを受信する。
記録部22は放送内容情報を記憶部に記録する。
放送制御部23は、記録部に記録された放送内容情報に基づく放送を繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する。
図11は親局装置の装置構成を示す図である。
親局装置である操作卓装置1や遠隔制御局装置2は回路基板上に設けられたデジタル回路、アナログ回路等によって構成されるが、図11で示すように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、通信モジュール105等の各ハードウェアを備えたコンピュータであってもよい。
図12は子局装置の装置構成を示す図である。
子局装置である戸別受信装置4や屋外拡声子局装置5も回路基板上に設けられたデジタル回路、アナログ回路等によって構成されるが、図12で示すように、CPU451、ROM452、RAM453、HDD454、通信モジュール455、バッテリ456、スピーカ457、アンテナ458等の各ハードウェアを備えたコンピュータであってもよい。
つまり上述の各装置は内部に、コンピュータを有していてもよい。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われてもよい。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信部と、
前記放送内容情報を記憶部に記録する記録部と、
前記記録部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御部と、
を備える子局装置。
(付記2)
前記放送制御部は、第1の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報を繰り返し放送している間に、第2の放送信号を受信した場合、第2の放送内容情報を前記第2の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する
付記1に記載の子局装置。
(付記3)
前記放送制御部は、前記第2の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいた前記第2の放送内容情報の繰り返し放送が終了した場合、前記第1の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送を再開する
付記2に記載の子局装置。
(付記4)
前記記録部は前記放送信号の受信時に前記放送内容情報を記録し、
前記放送制御部は、前記放送内容情報の受信時に一度当該放送内容情報に含まれる放送内容情報に基づく放送を行い、その後、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を繰り返し行う
付記1から付記3の何れかに記載の子局装置。
(付記5)
センサ装置からセンシング情報を取得するセンシング情報取得部と、を備え、
前記放送制御部は、前記センシング情報に基づいて、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を行うか否かを判定する
付記1から付記4の何れかに記載の子局装置。
(付記6)
電力供給状態を検知する電力供給状態検知部を備え、
前記放送制御部は、前記電力供給状態に基づいて前記繰り返し指示情報を変更する
付記1から付記5の何れかに記載の子局装置。
(付記7)
前記放送制御部は、前記電力供給状態を前記親局装置へ通知する電力供給状態通知部を備え、
前記受信部は、前記親局装置から前記電力供給状態に基づいて設定された前記繰り返し指示情報を含む放送信号を受信する
付記6に記載の子局装置。
(付記8)
前記受信部は、前記親局装置から前記放送内容情報の特定情報を含む放送再開信号を受信し、
前記放送制御部は、前記放送内容情報の特定情報に基づいて前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を行う
付記1から付記7の何れかに記載の子局装置。
(付記9)
前記記憶部は、前記放送内容情報に加えて別放送データを記録し、
前記放送制御部は、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を繰り返し行うと共に、その繰り返しの放送の間に前記別放送データに基づく放送を行う
付記1から付記8の何れかに記載の子局装置。
(付記10)
親局装置と子局装置とを備えた同報無線システムにおける前記親局装置が、
放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを同報制御する同報制御部と、
を備える親局装置。
(付記11)
前記同報制御部は、第1の放送内容情報を前記子局装置へ同報制御している間に、第2の放送内容情報の放送指示を取得した場合、当該第2の放送内容情報を同報制御する
付記10に記載の親局装置。
(付記12)
前記同報制御部は、子局装置から受信した電力供給状態に基づいて前記繰り返し指示情報が示す繰り返し期間を設定し、その繰り返し指示情報を含む前記放送信号を同報制御する
付記10または付記11に記載の親局装置。
(付記13)
親局装置と子局装置とを備え、
前記子局装置が、
前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信部と、
前記放送内容情報を記憶部に記録する記録部と、
前記記録部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御部と、
を備える同報無線システム。
(付記14)
親局装置と子局装置とを備え、前記子局装置が、
前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信し、
前記放送内容情報を記憶部に記録し、
前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する
同報制御方法。
(付記15)
親局装置と子局装置とを備えた同報無線システムにおける前記子局装置のコンピュータを、
前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信手段、
前記放送内容情報を記憶部に記録する記録手段、
前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御手段、
として機能させるプログラム。
(付記16)
親局装置と子局装置とを備えた同報無線システムにおける前記親局装置を、
放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを同報制御する同報制御手段、
として機能させるプログラム。
1・・・操作卓装置
2・・・遠隔制御局装置
3・・・基地局装置
4・・・戸別受信装置
5・・・屋外拡声子局装置
6・・・センサ装置
11・・・同報制御部
12・・・入力受付部
13・・・送信データ生成部
14・・・記録部
21・・・受信部
22・・・記録部
23・・・放送制御部
24・・・センシング情報取得部
25・・・電力供給状態検知部

Claims (10)

  1. 親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信部と、
    前記放送内容情報を記憶部に記録する記録部と、
    前記記録部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御部と、
    を備える子局装置。
  2. 前記放送制御部は、第1の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて第1の放送内容情報を繰り返し放送している間に、第2の放送信号を受信した場合、第2の放送内容情報を前記第2の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する
    請求項1に記載の子局装置。
  3. 前記放送制御部は、前記第2の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づいた前記第2の放送内容情報の繰り返し放送が終了した場合、前記第1の放送信号に含まれる繰り返し指示情報に基づく放送を再開する
    請求項2に記載の子局装置。
  4. 前記記録部は前記放送信号の受信時に前記放送内容情報を記録し、
    前記放送制御部は、前記放送内容情報の受信時に一度当該放送内容情報に含まれる放送内容情報に基づく放送を行い、その後、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を繰り返し行う
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の子局装置。
  5. センサ装置からセンシング情報を取得するセンシング情報取得部と、を備え、
    前記放送制御部は、前記センシング情報に基づいて、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を行うか否かを判定する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の子局装置。
  6. 電力供給状態を検知する電力供給状態検知部を備え、
    前記放送制御部は、前記電力供給状態に基づいて前記繰り返し指示情報を変更する
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の子局装置。
  7. 前記記憶部は、前記放送内容情報に加えて別放送データを記録し、
    前記放送制御部は、前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を繰り返し行うと共に、その繰り返しの放送の間に前記別放送データに基づく放送を行う
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の子局装置。
  8. 親局装置と子局装置とを備え、
    前記子局装置が、
    前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信部と、
    前記放送内容情報を記憶部に記録する記録部と、
    前記記録部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御部と、
    を備える同報無線システム。
  9. 子局装置が、
    前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信し、
    前記放送内容情報を記憶部に記録し、
    前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する
    同報制御方法。
  10. 親局装置と子局装置とを備えた同報無線システムにおける前記子局装置を、
    前記親局装置から放送内容情報と当該放送内容情報の放送を繰り返し放送させる指示を示す繰り返し指示情報を含む放送信号とを受信する受信手段、
    前記放送内容情報を記憶部に記録する記録手段、
    前記記憶部に記録された前記放送内容情報に基づく放送を前記繰り返し指示情報に基づいて繰り返し放送する放送制御手段、
    として機能させるプログラム。
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