JP6196936B2 - 微粒子検知システム - Google Patents
微粒子検知システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6196936B2 JP6196936B2 JP2014103518A JP2014103518A JP6196936B2 JP 6196936 B2 JP6196936 B2 JP 6196936B2 JP 2014103518 A JP2014103518 A JP 2014103518A JP 2014103518 A JP2014103518 A JP 2014103518A JP 6196936 B2 JP6196936 B2 JP 6196936B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- discharge
- pad
- main surface
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このような微粒子検知システムのセンサ部(センサ本体)は、例えば、特許文献1に示すように、気中放電を生じさせる放電電位のリード線に導通する放電電極用の接続端子とその他の接続端子(例えば、ヒータ用の接続端子)とを、絶縁性のセパレータで互いに離間させつつ保持している。このセパレータ内では、放電電極を内包し、イオン源をなすセンサユニットの表面に設けられた放電電極用のパッド及びその他のパッドに、各接続端子がそれぞれ接触している。
また、シャーシGNDは、例えばヒータ用の接続端子に印加するヒータ電位の基準電位としても用いられ、ヒータ電位及びシャーシGNDと、放電電位及びセンサGNDとは、互いに独立した電気回路を構成している。
これにより、第1基準電位と第2基準電位との間を流れる信号電流に対する漏れ電流の影響を抑えて、微粒子の量をより正確に検知することができる。
また、漏れ電流抑制膜としては、撥水性のコーティング膜も挙げられる。セパレータ表面に水滴が付着するのを抑制し、セパレータ表面の絶縁性の低下を防止して漏れ電流を抑制することができる。
なお、信号電流検知回路は、第1基準電位と第2基準電位との間に流れる電流を信号電流として検知する。
また、セパレータとしては、単一のセパレータを用いても良いし、複数のパーツを組み合わせたセパレータを用いても良い。
また、絶縁基体に放電電極体を設けた電極構造体としては、例えば、アルミナなどの絶縁性セラミックからなるセラミック基体に、電極構造体を内包したものが挙げられる。また、例えば、セラミック基体の表面に放電電極体を形成した上で、その一部をガラスコートして放電電極体を埋設することにより、セラミック基体及びガラスコートからなる絶縁基体に放電電極体を設けた電極構造体も挙げられる。
また、2つに分けたセパレータのうち、一方の第2セパレータに漏れ電流抑制膜である金属膜を形成するので、セパレータが一体の場合よりも金属膜の形成が容易である。
また、第2セパレータを2つの部材で構成したので、金属膜を設けることが容易である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る微粒子検知システム1(以下、単にシステム1ともいう)は、図1に示すように、車両AMに搭載したエンジンENGの排気管EPに装着され、排気管EP内を流通する排気ガスEG(被測定ガス)中のススなどの微粒子Sを検知する。このシステム1は、センサ部10と、回路部190と、これらを接続する電線165〜168とからなる。
センサ部10は、本システム1におけるセンサ本体をなす。このセンサ部10は、排気管EPに固定され、その先端側の一部が排気管EP内に配置されて、排気ガスEGに接触する(図3参照)。
回路部190は、電線165〜168を介してセンサ部10に接続されており、センサ部10を駆動するとともに、後述する信号電流Isを検知する回路を有している。
電線165〜168のうち、電線165,166は、三重同軸ケーブル(トライアキシャルケーブル)であり、電線167,168は、細径で単芯の絶縁電線である。このうち、電線165は、芯線(中心導体)として放電電位リード線161を含み、電線166は、芯線(中心導体)として補助電位リード線162を含む。また、電線167は、芯線として第1ヒータリード線163を含み、電線168は、芯線として第2ヒータリード線164を含む(図2,図3参照)。
このうち、イオン源電源回路210は、センサGND電位SGNDとされる第1出力端211と、放電電位PV2とされる第2出力端212とを有している。第2出力端212は、放電電位リード線161に接続され、放電電位PV2は、具体的には、センサGND電位SGNDを基準として、正の高電位(例えば、1〜2kV)とされている。なお、イオン源電源回路210は、その出力電流についてフィードバック制御され、自律的に、その実効値が予め定めた電流値(例えば、5μA)を保つ定電流電源を構成している。
なお、本実施形態では、この内側回路ケース250は、イオン源電源回路210、補助電極電源回路240及び絶縁トランス270の二次側鉄心271Bを収容して包囲すると共に、イオン源電源回路210の第1出力端211及び補助電極電源回路240の補助第1出力端241に導通して、センサGND電位SGNDとされている。また、イオン源電源回路210の第1出力端211及び補助電極電源回路240の補助第1出力端241は、電線165,166の同軸二重の外部導体165G,166Gのうち、センサGND電位SGNDとされる内側の外部導体165G1,166G1に導通している。
なお、本実施形態では、この外側回路ケース260は、内部にイオン源電源回路210、補助電極電源回路240、内側回路ケース250、信号電流検知回路230とヒータ通電回路226とを含む計測制御回路220及び絶縁トランス270の一次側鉄心271Aを収容して包囲している。さらに、この外側回路ケース260は、電線165,166の同軸二重の外部導体165G,166Gのうち、シャーシGND電位CGNDとされる外側の外部導体165G2,166G2に導通している。
また、計測制御回路220は、マイクロプロセッサ202を含み、通信線CCを介して内燃機関を制御する制御ユニットECUと通信可能となっており、前述した信号電流検知回路230の測定結果(信号電流Isの大きさ)、または、これを微粒子量などに換算した値などを、制御ユニットECUに送信可能となっている。
センサ部10は、長手方向HNに延びる板状で、気中放電により、イオンを生成するセラミック素子100を備える。このほか、このセラミック素子100を絶縁しつつ保持し、かつ、センサGND電位SGNDとされる主体金具50及びこれに結合する部材、主体金具50等と絶縁し、かつ、これらを囲んで保持し、排気管EPに取り付けられて、シャーシGND電位CGNDとされる取り付け金具90及びこれに結合する部材等を備える。
取り付け金具90の後端側GKには、金属製で筒状の外筒95が固設されている。具体的には、取り付け金具90の後端部90kに、外筒95の先端部95sが外嵌され、レーザ溶接により一体とされている。
具体的には、主体金具50は、径方向外側に膨出する円環状のフランジ部51を有しており、また、内筒80も先端部分が円環状のフランジ部81となっている。そして、これらフランジ部51,81同士が重なるように、主体金具50の後端部50kに、内筒80の先端部80sが外嵌され、レーザ溶接により一体とされている。また、一体とされた主体金具50及び内筒80は、両者のフランジ部51,81が、先端側GSに位置する第1絶縁スペーサ60と後端側GKに位置する第2絶縁スペーサ61とに挟まれて、取り付け金具90内に配置されている。さらに、第2絶縁スペーサ61の後端側GKには、スリーブ62が配置されている。取り付け金具90の最後端部90kkとスリーブ62との間には、線パッキン63が配置され、取り付け金具90の最後端部90kkは、径方向内側に屈曲して加締められている。
さらに、内側プロテクタ45の先端部分には、取り入れた排気ガスEG(被測定ガス)を排出するための丸型の排出口45Oが形成されており、この排出口45Oを含む内側プロテクタ45の先端部分は、外側プロテクタ40の先端部分の開口43から外部に突出している。
図7において、排気ガスEGは、排気管EP内を、図中、左から右に向けて流通している。この排気管EP内を流通する排気ガスEGが、センサ部10の外側プロテクタ40及び内側プロテクタ45の周囲を通ると、その流速が、内側プロテクタ45の排出口45Oの外側で上昇し、いわゆるベンチュリ効果により、排出口45O付近に負圧が生じる。すると、この負圧により、内側プロテクタ45内に取り入れられた取入排気ガスEGIが排出口45Oから排出される。これと共に、外側プロテクタ40の外側導入孔40I周囲の排気ガスEGが、この外側導入孔40Iから外側プロテクタ40内に取り入れられ、さらに、内側プロテクタ45の内側導入孔45Iを通じて、さらに内側プロテクタ45内に取り入れられる。
そして、内側プロテクタ45内の取入排気ガスEGIは、排出口45Oから排出されるので、内側プロテクタ45内には、後端側GKの内側導入孔45Iから先端側GSの排出口45Oに向けて流れる取入排気ガスEGIの気流が生じる。
また、絶縁ホルダ70の後端側GKには、絶縁体からなる第1セパレータ71が、さらに、その後端側GKには、同じく絶縁体からなる第2セパレータ72が、長手方向HNに並んで配置され、いずれも内筒80の内側に収容されている。
さらに、第2セパレータ72は、第1主面側部材72Aと第2主面側部材72Bとからなる。
このシャーシGND接続金具83は、外筒95の小径部96と共に加締めによって径方向内側に縮径され、グロメット84及びシャーシGND接続金具83は、外筒95の小径部96内に固定されている。これにより、排気管EP及び取付用ボスBOに導通する取り付け金具90、外筒95及びシャーシGND接続金具83は、いずれもセンサGND電位SGNDとは絶縁されたシャーシGND電位CGNDとされる。また、このシャーシGND電位CGNDは、前述したように、車両AMに搭載されたバッテリBT(図2参照)のGND電位と共通にされている。
さらに具体的には、セラミック基体101は、アルミナグリーンシート由来のアルミナからなる3つのセラミック層102,103,104が重なっており、これらの層間には印刷により形成されたアルミナからなる2つの絶縁被覆層105,106が介在している。そして、絶縁被覆層105とセラミック層103の間に放電電極体110が配置されている。また、セラミック層103と絶縁被覆層106の間に補助電極体120が、絶縁被覆層106とセラミック層104の間にヒータ部130が、それぞれ配置されている。そして、これらが一体化してセラミック素子100(電極構造体)が形成されている。
放電電極体110のうち、リード部111と、このリード部111が接続する針状電極部112のうち後端側GKの埋設部112Aとは、絶縁被覆層105及びセラミック層102で被覆されて、セラミック基体101内に、具体的には、セラミック層102とセラミック層103の層間に埋設されている。
即ち、セラミック基体101は、放電電極体110のうち、リード部111及び針状電極部112の埋設部112Aを内包している。
なお、補助電極体120の補助電極部122は、セラミック基体101の第1セラミック部101Aのうち、第2セラミック部101Bの第2先端101BSよりも長手方向HN先端側GSの内部(セラミック層103とセラミック層104の層間)に埋設されている。
また、ヒータリード部132,133は、その後端側GKの端部134,135から、セラミック層104を貫通するスルーホール104h2を通じて、セラミック層104の他方の表面104S2上、即ち、セラミック基体101の基体後端部101Kにおける第2主面101S2上に形成された第1ヒータパッド136及び第2ヒータパッド137に、それぞれ導通している。なお、前述したように、第1ヒータパッド136には、第1ヒータ端子76が、第2ヒータパッド137には、第2ヒータ端子77が、それぞれ接触し導通する。
また、放電電位パッド113と、これ以外の補助電位パッド125、第1ヒータパッド136及び第2ヒータパッド137とは、セラミック基体101の基体後端部101Kにおいて、長手方向HNに互いに離間して配置されている。具体的には、放電電位パッド113は、補助電位パッド125、第1ヒータパッド136及び第2ヒータパッド137よりも、長手方向HN先端側GSに配置されている。これにより、放電電位パッド113とその他のパッド125,136,137とのセラミック基体101上における沿面距離を稼いで(長めに採ることができ)、これらのパッド間及びこれに接続する端子間で火花放電が生じるのを抑制している。
イオン源15をなすセラミック素子100のうち、放電電極体110、補助電極体120及びヒータ部130は、それぞれ、前述した放電電位リード線161、補助電位リード線162、第1ヒータリード線163及び第2ヒータリード線164を通じて、図3において図示外の回路部190(図1,図2参照)に接続されている。また、電線165,166の内側の外部導体165G1,166G1も、回路部190のうち、イオン源電源回路210の第1出力端211及び補助電極電源回路240の補助第1出力端241に接続され、センサGND電位SGND(第1基準電位)とされている。そして、これに導通するセンサGND接続金具82等を介して、セラミック素子100(イオン源15)の周囲に配置された内側プロテクタ45も、前述したように、センサGND電位SGND(第1基準電位)とされている。
具体的には、第2セパレータ72は、長手方向HNに直交する径方向外側HRを向く外周面72mを有している。また、第2セパレータ72の半分をなす第1主面側部材72Aの径方向外側HRを向く外周面72Amは、第2セパレータ72の外周面72mの半分を構成する外側面72Aoと、第2主面側部材72Bと向かい合う内側面72Aiとからなる。なお、内側面72Aiの中央部分は、第2挿通孔72dの第1溝72d1を構成している。また、第2セパレータ72の他の半分をなす第2主面側部材72Bの径方向外側HRを向く外周面72Bmは、第2セパレータ72の外周面72mの残る半分を構成する外側面72Boと、第1主面側部材72Aと向かい合う内側面72Biとからなる。なお、内側面72Biの中央部分は、第2挿通孔72dの第2溝72d2を構成している。
より具体的には、金属膜78は、第1主面側部材72Aの外周面72Amのうち、長手方向HNについて第1セパレータ71寄りの部位(図8(b)において下方)に全周にわたり被着している。但し、金属膜78は、第1セパレータ71と接触しないように、第1主面側部材72Aの外周面72Amのうち、第1セパレータ71寄りの端面72Atからやや引き下がった位置に(図8(b)中、端面72Atよりも上方にスペースを空けて)形成されている。また、この金属膜78は、接点部CTにおいて、内筒80に接しており、この内筒80を通じてセンサGND電位SGND(第1基準電位)に導通している(図8(d)参照)。
また、本実施形態のシステム1では、この漏れ電流抑制膜である金属膜78が、センサGND電位SGNDに導通している。このため、放電電位端子73から漏れ出てセパレータ71,72の表面を流れる漏れ電流は、金属膜78に届くと、この金属膜78を通じてセンサGND電位SGNDに流れ込む。即ち、異電位端子76,77に通じるシャーシGND電位CGNDに流れ込まない。このため、信号電流Isへの漏れ電流の影響を抑制することができる。
かくして、セパレータ71,72の表面を通じて、放電電位端子73と異電位端子76,77との間を流れる漏れ電流を抑制し、信号電流Isに対する漏れ電流の影響を抑えて、微粒子の量をより正確に検知することができる。
また、2つに分かれたセパレータ71,72のうち、一方の第2セパレータ72に漏れ電流抑制膜である金属膜78を形成するので、セパレータが一体の場合よりも金属膜78の形成が容易である。
また、第2セパレータ72を2つの部材で構成することで、金属膜78を簡易に設けることができる。
次いで、上述の実施形態の変形形態について説明する。実施形態のシステム1では、漏れ電流抑制膜として、セパレータ71,72のうち、第2セパレータ72の第1主面側部材72Aの表面の一部に、センサGND電位SGND(第1基準電位)に導通する金属膜78を形成した。これに対し、本変形形態のシステム1では、図9に示すように、漏れ電流抑制膜として、セパレータ71,72のうち、第2セパレータ72を構成する第1主面側部材72A及び第2主面側部材72Bのそれぞれの表面全体に、絶縁性で撥水性のフッ素系コーティング膜79a,79bを有する。
具体的には、実施形態と同様、第1主面側部材72Aの径方向外側HRを向く外周面72Amは、第2セパレータ72の外周面72mの半分を構成する外側面72Aoと、第2主面側部材72Bと向かい合う内側面72Aiとからなる。本例では、この外周面72Amのほか、第1挿通孔72cの内壁を含む第1主面側部材72Aの表面全体に、フッ素系コーティング膜79aをディップコーティングによって被着している。
また、第2主面側部材72Bの径方向外側HRを向く外周面72Bmは、第2セパレータ72の外周面72mの残る半分を構成する外側面72Boと、第1主面側部材72Aと向かい合う内側面72Biとからなる。本例では、この外周面72Bmを含む第2主面側部材72Bの表面全体にも、フッ素系コーティング膜79bをディップコーティングによって被着している。
かくして、セパレータ71,72の表面を通じて、放電電位端子73と異電位端子76,77との間に流れる漏れ電流を抑制し、信号電流Isに対する漏れ電流の影響を抑えて、微粒子の量をより正確に検知することができる。
例えば、実施形態では、放電電位PV2を正の高電位としたが、放電電位PV2を負の高電位としても良い。
また、実施形態では、セラミック素子100(電極構造体)として、アルミナからなるセラミック基体101(絶縁基体)が、放電電極体110の埋設部112Aを内包する形態を示したが、電極構造体において、放電電極体を絶縁基体に設ける構造は、これに限られない。例えば、アルミナ等の絶縁性セラミックからなる基体の表面に放電電極体を印刷等により形成した上で、その一部をガラスコートして埋設部とすることにより、セラミック基体及びガラスコートからなる絶縁基体に放電電極体を設けたセラミック素子(電極構造体)を用いることもできる。
EG 排気ガス(被測定ガス)
SGND センサGND電位(第1基準電位)
CGND シャーシGND電位(第2基準電位,異電位)
PV2 放電電位
PV3 補助電位
PVht 第1ヒータ電位(異電位)
S 微粒子
CP イオン
CPF 浮遊イオン
GS 先端側
GK 後端側
HN 長手方向
HR 径方向外側
1 微粒子検知システム
10 センサ部
15 イオン源
40 外側プロテクタ
45 内側プロテクタ(第1部材)
50 主体金具
71 第1セパレータ(セパレータ)
71c 挿通孔
72 第2セパレータ(セパレータ)
72A 第1主面側部材
72Am (第1主面側部材の)外周面
72B 第2主面側部材
72Bm (第2主面側部材の)外周面
72c 第1挿通孔
72d 第2挿通孔
73 放電電位端子
75 補助電位端子
76 第1ヒータ端子(異電位端子)
77 第2ヒータ端子(異電位端子)
78 金属膜(漏れ電流抑制膜)
79a,79b フッ素系コーティング膜(漏れ電流抑制膜)
80 内筒
90 取り付け金具
95 外筒
100 セラミック素子(電極構造体)
100K 素子後端部(構造体パッド部)
101 セラミック基体(絶縁基体)
101S1 第1主面
101S2 第2主面
101K 基体後端部
110 放電電極体
113 放電電位パッド
120 補助電極体
125 補助電位パッド
130 ヒータ部
136 第1ヒータパッド(異電位パッド)
137 第2ヒータパッド(異電位パッド)
161 放電電位リード線
161t (放電電位リード線の)一端部
163 第1ヒータリード線(異電位リード線)
163t (第1ヒータリード線の)一端部
164 第2ヒータリード線(異電位リード線)
164t (第2ヒータリード線の)一端部
190 回路部
210 イオン源電源回路
220 計測制御回路
226 ヒータ通電回路
230 信号電流検知回路
240 補助電極電源回路
Claims (6)
- 気中放電によりイオンを生成するイオン源、及び、
上記イオン源の周囲に配置されて第1基準電位とされる第1部材を有する
センサ部と、
上記第1基準電位と上記第1基準電位とは絶縁された第2基準電位との間に流れる信号電流を検知する信号電流検知回路とを備える
微粒子検知システムであって、
上記イオン源は、
絶縁材からなり、長手方向に延びる形状をなす絶縁基体、
上記絶縁基体に設けられるとともに、上記第1基準電位を基準とした放電電位が印加されて、上記第1部材との間に上記気中放電を生じる放電電極体、
上記放電電極体に導通して上記絶縁基体の表面上に形成され、上記放電電位とされる放電電位パッド、及び、
上記絶縁基体の表面上に形成され、上記第2基準電位またはこれを基準とした電位で、上記放電電位と異なる異電位とされる異電位パッドを含む
電極構造体を有し、
上記放電電位とされ、放電電位端子を一端部に有する放電電位リード線と、
上記異電位とされ、異電位端子を一端部に有する異電位リード線と、を備え、
上記センサ部は、
絶縁材からなり、上記電極構造体のうち上記放電電位パッド及び上記異電位パッドが位置する構造体パッド部を、上記長手方向に直交する径方向から包囲すると共に、上記放電電位端子及び上記異電位端子を互いに絶縁した状態で収容してこれらを保持しつつ、上記放電電位端子を上記放電電位パッドに、上記異電位端子を上記異電位パッドに、それぞれ接触させて導通させるセパレータを有し、
上記セパレータは、
その表面の一部に、当該セパレータの表面を通じて、上記放電電位端子と上記異電位端子との間を流れる漏れ電流を抑制する漏れ電流抑制膜を有する
微粒子検知システム。 - 請求項1に記載の微粒子検知システムであって、
前記漏れ電流抑制膜は、
前記第1基準電位に導通する金属膜である
微粒子検知システム。 - 請求項2に記載の微粒子検知システムであって、
前記構造体パッド部において、前記絶縁基体は、第1主面及び第2主面の2つの主面を有する板状であり、
前記放電電位パッドは、上記第1主面上に位置し、
前記異電位パッドは、上記第2主面上に位置し、かつ、上記放電電位パッドと前記長手方向に離間しており、
前記セパレータは、
前記放電電位端子及び上記構造体パッド部の上記放電電位パッドを包囲する第1セパレータと、この第1セパレータと上記長手方向に並び、前記異電位端子及び上記構造体パッド部の上記異電位パッドを包囲する第2セパレータとを含み、
前記金属膜は、
上記セパレータのうち、上記第2セパレータの表面の少なくとも一部に被着してなる
微粒子検知システム。 - 請求項3に記載の微粒子検知システムであって、
前記第2セパレータは、
前記構造体パッド部の前記第1主面側に配置され、前記長手方向に直交する径方向外側を向く外周面を有する第1主面側部材と、
上記構造体パッド部の前記第2主面側に配置され、前記異電位端子を前記異電位パッドに接触させつつ収容してこれを保持する第2主面側部材とからなり、
上記第1主面側部材と上記第2主面側部材とで、
上記構造体パッド部を上記第1主面側及び上記第2主面側の両側から挟み、
前記金属膜は、
上記第1主面側部材の上記外周面のうち、少なくとも上記長手方向について前記第1セパレータ寄りの部位に全周にわたり被着してなる
微粒子検知システム。 - 請求項1に記載の微粒子検知システムであって、
前記漏れ電流抑制膜は、
撥水性のコーティング膜である
微粒子検知システム。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の微粒子検知システムであって、
前記電極構造体は、
前記異電位パッドに導通し、当該電極構造体を加熱するヒータ部を内部に有する
微粒子検知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103518A JP6196936B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 微粒子検知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103518A JP6196936B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 微粒子検知システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015219147A JP2015219147A (ja) | 2015-12-07 |
JP6196936B2 true JP6196936B2 (ja) | 2017-09-13 |
Family
ID=54778628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014103518A Expired - Fee Related JP6196936B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 微粒子検知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6196936B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6499597B2 (ja) * | 2016-02-08 | 2019-04-10 | 日本特殊陶業株式会社 | 微粒子センサ |
JP6603612B2 (ja) * | 2016-04-28 | 2019-11-06 | 日本特殊陶業株式会社 | 微粒子センサ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012127907A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Nippon Soken Inc | 粒子状物質検出センサ |
JP5537487B2 (ja) * | 2011-04-12 | 2014-07-02 | 日本特殊陶業株式会社 | 微粒子検知システム |
JP5774516B2 (ja) * | 2012-02-21 | 2015-09-09 | 日本特殊陶業株式会社 | 微粒子センサ |
JP5667102B2 (ja) * | 2012-02-21 | 2015-02-12 | 日本特殊陶業株式会社 | 微粒子センサ |
JP6110754B2 (ja) * | 2013-08-13 | 2017-04-05 | 日本特殊陶業株式会社 | 微粒子測定システム |
-
2014
- 2014-05-19 JP JP2014103518A patent/JP6196936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015219147A (ja) | 2015-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6255244B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6626435B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6426976B2 (ja) | 粒子検知システム | |
JP5667102B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6225033B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6196936B2 (ja) | 微粒子検知システム | |
JP6523978B2 (ja) | 微粒子センサ、及び、微粒子検知システム | |
JP2016028231A (ja) | 粒子検知システム | |
JP6947671B2 (ja) | 微粒子検出装置 | |
US10996196B2 (en) | Particulate sensor and method for manufacturing particulate sensor | |
JP6454237B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6464050B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6214119B2 (ja) | 微粒子検知システム及び微粒子検知方法 | |
JP6626649B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6329494B2 (ja) | 微粒子センサ、及び、微粒子検知システム | |
JP6397705B2 (ja) | 粒子検知システム | |
JP6412470B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6603612B2 (ja) | 微粒子センサ | |
JP6630581B2 (ja) | 微粒子検知システム | |
JP2017146146A (ja) | 微粒子検知システム | |
JP6962763B2 (ja) | 微粒子センサおよび微粒子センサの製造方法 | |
JP6506703B2 (ja) | 微粒子検知システム | |
JP6596386B2 (ja) | 微粒子検知システム | |
JP2017211239A (ja) | 微粒子センサ | |
JP2020030102A (ja) | 微粒子センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170821 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6196936 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |