JP2012127907A - 粒子状物質検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の排気ガス中のPM検出に用いられる電気抵抗式の粒子状物質検出センサにおいて、分級性を高めて粗大粒子による測定誤差を防止し、低コストかつ高い検出精度で、DPFの故障等を速やかに検知する。
【解決手段】エンジンE/Gの排気管EXに装着されるPMセンサSのセンサ素子部1は、絶縁性基体10に設けた2つのスリット20a、20b内を測定空間2a、2bとして、2組の検知用電極3、4対を配置し、スリット20aを挟んで一対の電場印加用電極51、53を、スリット20bを挟んで一対の電場印加用電極52、53を埋設する。これによりスリット20a、20b間に共通の電場印加用電極53を有する2組の電場印加用電極対となる。電場印加用電極51、52により測定空間2a、2bに一様な電場を発生させ、2組の検知用電極3、4のPM検出結果を平均化してセンサ出力とすることで、出力バラツキを小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用内燃機関の排気浄化システムに好適に利用されて、被測定ガスとなる排出ガス中に存在する粒子状物質を検出する電気抵抗式の粒子状物質検出センサに関する。
自動車用ディーゼルエンジン等において、排気ガスに含まれる環境汚染物質、特に煤粒子(Soot)および可溶性有機成分(SOF)を主体とする粒子状物質(Particulate Matter;以下、適宜PMと称する)を捕集するために、排気通路にディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、適宜DPFと称する)を設置することが行われている。DPFは、耐熱性に優れる多孔質セラミックスからなり、多数の細孔を有する隔壁に排気ガスを通過させてPMを捕捉する。
DPFは、PM捕集量が許容量を超えると、目詰まりが生じて負圧が増大したり、PMのすり抜けが増加したりするおそれがあり、定期的に再生処理を行って捕集能力を回復させている。再生時期は、一般的には、PM捕集量の増加により前後差圧が増大することを利用しており、このため、DPFの上流および下流の圧力差を検出する差圧センサが設置される。再生処理は、ヒータ加熱あるいはポスト噴射等により高温の燃焼排気ガスをDPF内に導入し、PMを燃焼除去する。
一方、排気ガス中のPMを直接検出可能なセンサとして、絶縁性を有する基板の表面に、一対の導電性電極を形成し、基板の裏面または内部に発熱体を形成した電気抵抗式のセンサが提案されている。このセンサをDPFの下流に設置した場合は、DPFをすり抜けるPMを検出することになり、車載式故障診断装置(OBD;On Board Diagnosis)においてDPFの作動状態を監視し、例えば亀裂や破損といった異常検出に利用可能である。あるいはDPFの上流に設置して、DPFに流入するPM量を測定し、差圧センサに代わる再生時期の判断に利用することも検討されている。
一般に、電気抵抗式のセンサは、絶縁性を有する基板の表面に一対の櫛形電極を設けて検出部としている。このセンサは、煤粒子が導電性を有することを利用しており、櫛形電極間に、PMが堆積することで生じる電気抵抗値の変化を検出する。基板の裏面側には、ヒータ電極が埋設されたヒータ部が形成される。ヒータ部は、検出部を所望の温度(例えば、400℃〜600℃)に加熱し、電極間抵抗を測定した後に、付着したPMを燃焼させて検出能力を回復させることができる。
また、上記基本構成において、一対の櫛形電極間に印加される電圧を制御することで、煤堆積を制御するようにしたものがある。例えば、特許文献1には、センサ信号が測定可能な電流(閾値)に到達するまでは、櫛形電極間により高い電圧(例えば21ボルト)を印加し、電極近傍に比較的高い不均一な電界を形成することで、PMに電極へ向かう付加的な力を作用させ、PMの堆積レートを高める手法が開示されている。そして、センサ信号が閾値に到達したら、印加電圧をより低い値(例えば10ボルト)に切り替え、再生に至るまでの経過時間が長くなるようにしている。
その他の方式のセンサとして、特許文献2には、図9(a)に示すように、素子本体100に貫通孔103を形成し、貫通孔103を形成する壁面内部に、誘電体で覆われた一対の電極101、102を埋設した構成が開示されている。このセンサは、一対の電極101、102間に電圧を印加して、貫通孔103内に放電を生起するもので、放電によりPMを荷電させて貫通孔103の内壁面に電気的に吸着させ、壁面の電気的特性(例えば静電容量)の変化を測定する。
放電を利用したセンサとしては、特許文献3があり、放電を生じさせる電極と測定電極を別々に設けた素子構成が開示されている。このセンサは、図9(b)に示すように、被測定ガスが流れる空間を介して、放電用の一対の電極104、105を配設し、一方の電極104を覆う電極間誘電体106の表面に、一対の測定電極107、108を備えている。また、特許文献4には、図9(c)に示すように、図9(a)の基本構成において、貫通孔103を素子本体100の長手方向に多数形成したセンサが開示されている。このセンサは、粒子状物質が吸着される内壁面の表面積を増大させることで、一対の電極101、102に電圧を印加したときの静電容量の増加分を容易に検出可能となっている。
特表2008−502892号公報 特開2009−186278号公報 特開2010−32488号公報 特開2009−276151号公報
近年、大気中へ放出されるPMに対する規制が厳しくなっており、特に、DPFの故障検知では、例えば10μm以下の微小粒子のすり抜けを素早く検出することが期待されている。一方、エンジン停止時に排気管内に留まったPMが排気管の内壁面において凝集し、エンジン運転時に排気流れによって剥離すると、粗大粒子となって放出されることがある。
ところが、一般的な電気抵抗式のセンサは、特許文献1に記載されるように、検出部の一対の櫛形電極が、素子表面に剥き出しの状態で露出しており、検出しようとする粒径範囲のPMのみを捕集する分級性を有しない。このため、排気流れとともに粗大粒子が衝突して剥き出しの櫛形電極に付着し、誤検出をまねくおそれがある。排出ガスに含まれる水分が停止時の温度低下により凝縮水となった場合にも、同様の問題が生じ、分級性や検出誤差が課題となっている。
さらに、特許文献1のように、電界を形成してPM捕集を制御しようとする場合、PMの堆積とともに櫛形電極の幅が見かけ上変化することから、電極周囲の電場強度も時間経過とともに変化する。このため、電極周囲に一様の電場を安定的に発生させることができず、PMの検出精度に影響を与えるおそれがあった。
一方、特許文献2のように、貫通孔を形成する構成では、粗大粒子の侵入を抑制することが可能である。しかしながら、特許文献2の静電容量を測定するセンサ方式では、DPF故障時のように僅かなPM堆積による静電容量変化を、感度よく検出することは容易でなく、特許文献3のように、検出用の測定電極対を別に設けたり、特許文献4のように、貫通孔を多数設けて捕集面積を増大させたりする必要があった。
また、特許文献2〜4のセンサは、いずれも放電によりPMを荷電させる方式であるために、高電圧を印加する必要があり、供給エネルギーが大きくなって、コストが増大する懸念があった。
そこで本発明は、内燃機関の排気ガス中のPM検出に用いられる電気抵抗式の粒子状物質検出センサの分級性を高めて、粗大なPM粒子や凝縮水による測定誤差を低減し、また、より小さな供給エネルギーで、低コストかつ高い精度で対象とする粒子状物質を検出することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、被測定ガス中に配設される絶縁性基体に一対の検出用電極を設け、被測定ガス中の粒子状物質を検出するセンサ素子部を備える粒子状物質検出センサにおいて、
上記センサ素子部は、
上記絶縁性基体を貫通するスリットからなる粒子状物質の測定空間と、
上記測定空間を形成するスリット内壁面に配置された上記一対の検知用電極と、
上記測定空間内に電場を形成するための一対の電場印加用電極とからなる測定ユニットを複数組有しており、
複数組の上記測定ユニットは、各測定ユニットを構成する上記スリットが上記絶縁性基体の厚み方向に間隔をおいて並列配置し、各スリットを挟んで上記一対の電場印加用電極が対向するとともに、上記複数のスリット間に位置する電場印加用電極を共通化して、複数組の電場印加用電極対を設けている。そして、
上記複数組の検知用電極対による検出結果に基づいて、粒子状物質を検出することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の発明において、上記センサ素子部は、上記絶縁性基体に2つのスリットを形成して2つの上記測定空間となし、上記測定空間の内壁面にそれぞれ上記一対の検知用電極を配置している。そして、2つのスリット間に共通の電場印加用電極を埋設し、各スリットを挟んで上記共通の電場印加用電極と対向する位置にそれぞれ電場印加用電極を埋設して、2組の電場印加用電極対を設ける。
本発明の請求項3に記載の発明において、上記2組の電場印加用電極対は、上記共通の電場印加用電極に対向する2つの電場印加用電極を同極として共通の端子部に接続している。
本発明の請求項4に記載の発明において、上記センサ素子部は、上記複数組の検知用電極対による検出信号を平均化して粒子状物質の検出値とする。
本発明の請求項5に記載の発明において、上記センサ素子部は、上記複数組の検知用電極対による検出信号を比較することにより、各検知用電極対の異常を検出する。
本発明の請求項6に記載の発明において、上記一対の電場印加用電極に電圧を印加することにより、上記測定空間内に0.02〜5MV/mの電場を発生させる。
本発明の請求項1に記載の粒子状物質検出センサは、複数組の測定ユニットを備え、センサ素子部の複数組の検知用電極を、測定空間となる複数のスリット内部にそれぞれ設けて、測定空間に侵入する粒子状物質のみを検出する。したがって、粒子状物質を含む被測定ガスが検知用電極を直撃することがなく、粗大粒子や凝縮水の侵入により、誤検出を生じるのを防止できる。複数のスリットは、絶縁性基体の厚み方向に並べて配置されるので、これら複数のスリットを挟むように一対の電場印加用電極を配置し、さらに複数のスリット間の電場印加用電極を共通化することで、複数組の電場印加用電極対を容易に設けることができ、電極面積が増大することもない。
したがって、複数組の測定ユニットの各測定空間に、一対の電場印加用電極を用いて安定した電場を発生させることができ、一対の検知用電極による粒子状物質への捕集を促進する。そして、複数組の検知用電極対の検出信号を基に、高い感度かつ高い精度で対象とする粒子状物質を検出し、DPFの故障等を速やかに検知可能とする。また、対向する電場印加用電極の間隔が小さいので、電場を発生させるための供給エネルギーを小さくしてコストを抑制できる。
本発明の請求項2に記載の発明のように、具体的には、2つのスリットを形成してセンサ素子部の2つの測定空間とすることができる。この時、2つのスリットを挟むように3つの電場印加用電極を配置することで、容易に2組の電場印加用電極対を設けることができ、2つの測定空間内に均一な電場を形成することができる。したがって、各スリットの内壁面にそれぞれ一対の検知用電極を配置し、同等の条件で測定することができるので、検出信号を比較することで異常検出が容易にできる。また、検出信号を平均化することで、検出バラツキの小さい精度よい測定が可能である。
本発明の請求項3に記載の発明のように、具体的には、3つの電場印加用電極のうち、共通の電場印加用電極に対向する2つの電場印加用電極を同極とし、共通の端子部に接続して負電圧を印加し、共通の電場印加用電極に正電圧を印加することで、2つの測定ユニットにて同一条件で測定を行なうことができる。
本発明の請求項4に記載の発明のように、センサ素子部は、具体的には、複数組の検知用電極対からの検出信号を平均化した値を用いることで、検出バラツキを抑制することができる。これにより、微量の粒子状物質であっても高精度に検出可能であり、DPF異常時のPMすり抜け等の検知に効果的に利用することができる。
本発明の請求項5に記載の発明のように、センサ素子部の複数組の検知用電極対を、異常検出に利用することもできる。センサ素子部複数組の検知用電極対は、同等の測定条件下にあるので、これらの検出信号の差が所定値以上であれば、一方に断線等の異常があると判断することが可能である。
本発明の請求項6に記載の発明のように、具体的には、測定空間内に形成される電場が0.02〜5MV/mの領域となるように、電場印加用電極間に放電が起こらない範囲の電圧を印加することで、供給エネルギーを増大させることなく、粒子状物質を捕集して効率よい検出が可能である。
本発明の第1実施形態におけるPMセンサのセンサ素子部構成を説明するための図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA−A’間断面図、(d)は(b)のB−B’間断面図、(e)は(b)のC−C’間断面図である。 (a)は、図1(b)のD−D’およびE−E’間断面図、(b)は、図1(b)のF−F’間断面図、(c)はセンサ素子部へ印加する電圧と発生する電場の関係を示す図である。 (a)は、PMセンサを排気管に取り付けた状態を示す拡大断面図であり、(b)は、本発明が適用される自動車用ディーゼルエンジンの排ガス浄化システムの全体構成を示す概略図である。 (a)は、本発明の第1実施形態におけるセンサ素子部の断面図、(b)は、本発明の第1実施形態における印加電圧と電場の関係を説明するための比較用のセンサ素子部の断面図である。 本発明の第2実施形態におけるセンサ素子部の分解斜視図である。 本発明の実施例を説明するための図で、(a)は比較品である素子1の断面図、(b)は本発明品である素子2の断面図、(c)は実施例1における素子1と素子2のセンサ出力のバラツキを比較して示す柱状グラフ図である。 (a)は実施例1における素子1のPM排出量とセンサ出力の関係を示す図、(b)は実施例1における素子2のPM排出量とセンサ出力の関係を示す図である。 (a)は実施例2における電極切断方法を説明するための図、(b)は実施例2における素子1のPM排出量とセンサ出力の関係を示す図、(c)は実施例2における素子2のPM排出量とセンサ出力の関係を示す図、(d)は実施例2における素子2の個々の電極対のPM排出量とセンサ出力の関係を示す図である。 (a)〜(c)は、従来のPMセンサのセンサ素子部の概略構成を示す断面図である。
以下、図1〜3を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、粒子状物質検出センサとしてのPMセンサSを、内燃機関の排ガス浄化システムへ適用した例であり、図1(a)〜(e)、図2(a)〜(c)は、PMセンサSの主要部であるセンサ素子部1の概略構成と動作を説明するためのものである。図3(a)は、排気管EXにPMセンサSを取り付けた状態を示しており、図3(b)は、内燃機関である自動車用ディーゼルエンジンE/Gのシステム全体を示す概略図である。
図3(b)のエンジンE/Gは、各気筒に共通のコモンレールRに、高圧ポンプにて昇圧した高圧燃料を所定の噴射圧となるように蓄圧するコモンレール燃料噴射システムを採用し、インジェクタINJによって燃焼室内に直接噴射する直噴エンジンとして構成されている。PMセンサSは、エンジンE/Gの排気通路である排気管EXにおいて、ディーゼルパティキュレートフィルタDPFの下流に設けられ、エンジンE/G各部とともに制御装置ECUによって制御される。制御装置ECUは、PMセンサSの出力に基づき粒子状物質PMを検出する一方、PMセンサSの異常検出機能を備えており、この詳細については後述する。
まず、図3(b)において、エンジンE/Gのシステム構成について説明する。エンジンE/Gの排気マニホールドMHEXには、タービンTRBが設けられ、タービンTRBに連動して過給器TRBCGRが回転すると、圧縮された空気がインタクーラCLRINTを通過して吸気マニホールドMHINに送られる。排気マニホールドMHEXから排出される燃焼排気の一部はEGRバルブVEGRおよびEGRクーラCLREGRを介して吸気マニホールドMHINに還流する。過給により吸気量を増大して燃焼効率を高め、EGRにより燃焼を緩やかにしてNOx等の排出を抑制する。
排気マニホールドMHEXに接続する排気管EXには、ディーゼル酸化触媒DOCおよびディーゼルパティキュレートフィルタDPFが設けられ、燃焼排気ガスを処理する。すなわち、排気管Eに排出された燃焼排気ガスは、上流側のディーゼル酸化触媒DOCを通過する間に、未燃焼の炭化水素HC、一酸化炭素COおよび一酸化窒素NOが酸化され、下流側のディーゼルパティキュレートフィルタDPFを通過する間に、煤粒子(Soot)、可溶性有機成分(SOF)および無機成分からなる粒子状物質PMが捕集される。
ディーゼル酸化触媒DOCは公知のモノリス担体、例えばコーディエライト等のセラミックスハニカム構造体よりなる担体表面に、酸化触媒を担持してなる。ディーゼル酸化触媒DOCは、ディーゼルパティキュレートフィルタDPFの強制再生時に、供給される燃料の酸化燃焼により排気温度を上昇させ、あるいは粒子状物質PM中のSOF成分を酸化除去する。また、NOの酸化により生成するNOは、後段のディーゼルパティキュレートフィルタDPFに堆積した粒子状物質PMの酸化剤として使用され、連続的な酸化を可能にする。
ディーゼルパティキュレートフィルタDPFは、公知のウォールフロータイプのフィルタ構造を有する。例えば、コーディエライト等の耐熱性セラミックスよりなる多孔質セラミックスハニカム構造体を成形し、ガス流路となる多数のセルの入口側または出口側のいずれか一方を、隣接するセルで互い違いになるように目封じしてフィルタとする。この時、ガス流路を区画するセル壁を貫通して多数の細孔が形成され、ディーゼルパティキュレートフィルタDPFに導入される排出ガス中の粒子状物質PMを捕獲する。ディーゼル酸化触媒DOCとディーゼルパティキュレートフィルタDPFを一体化した連続再生式ディーゼルパティキュレートフィルタとして構成することもできる。
排気管EXには、ディーゼルパティキュレートフィルタDPFに堆積した粒子状物質PMの量を監視するために、差圧センサSPが設けられる。差圧センサSPは、圧力導入管を介してディーゼルパティキュレートフィルタDPFの上流側および下流側と接続されており、その前後差圧に応じた信号を出力する。また、ディーゼル酸化触媒DOCの上流および、ディーゼルパティキュレートフィルタDPFの上下流には、温度センサS1、S2、S3が配設されて、各部の排気温度を監視している。
制御装置ECUは、これら出力に基づいてディーゼル酸化触媒DOCの触媒活性状態やディーゼルパティキュレートフィルタDPFのPM捕集状態を監視し、PM捕集量が許容量を超えると、強制再生を行って粒子状物質PMを燃焼除去する再生制御を実施する。さらに制御装置ECUには、エンジンE/Gの運転状態を知るための各種センサ信号、例えばエアフロメータAFMからの吸気量や吸気温度、エンジン潤滑油や冷却水の温度、エンジン回転数、スロットル開度等が入力される。制御装置ECUは、これら信号に基づいて燃料噴射量、噴射時期等を算出し、燃料噴射を制御する。
図3(a)に示すように、本実施形態のPMセンサSは、排気管EXの管壁に螺結される筒状ハウジング50を有し、その内部に筒状インシュレータ60に挿入固定されたセンサ素子部1の上半部を保持している。センサ素子部1の下半部は、筒状ハウジング50の下端部に固定されて排気管EX内に突出する中空のカバー体40内に位置している。カバー体40の側部の複数箇所および底部には、ディーゼルパティキュレートフィルタDPFを通過した被測定ガス、すなわち粒子状物質PMを含む排出ガスが流出入するための通孔41、42が穿設されている。
本実施形態において、PMセンサSは、図3(b)のディーゼルパティキュレートフィルタDPFを通過して下流側にすり抜ける粒子状物質PMを、センサ素子部1にて検出する。センサ素子部1は、略直方体形状の絶縁性基体10の先端部(図3(a)の下端部)に、絶縁性基体10を貫通し、粒子状物質の測定空間(以下適宜、測定空間という)2a、2bとなる複数のスリット20a、20bを有している。測定空間2a、2bの内壁面には、粒子状物質PMを検出するための検知用電極(図示せず)が形成され、複数組の測定ユニット(ここでは2組)を構成している。本発明の特徴であるセンサ素子部1の構成について、次に詳述する。
図1(a)〜(e)に示すように、センサ素子部1は、所定厚の長方形状のセラミック体よりなる絶縁性基体10を有し、その一端側(図1の左端側)に形成される2つのスリット20a、20bは、絶縁性基体10を幅方向に貫通して、その両側面に開口している。2つのスリット20a、20bは、絶縁性基体10の厚み方向に並列して配置されており、それぞれの内部を測定空間2a、2bとしている。測定空間2a、2bは、絶縁性基体10の長手方向に対向する内壁面と、厚さ方向に対向する内壁面にて形成される扁平な空間で、両側面の開口を通じて、粒子状物質PMを含む排出ガスが流出入可能となっている。本実施形態では、図1(b)において、厚さ方向に近接位置する一対の内壁面を、粒子状物質の検出面としており、図1(c)のように、上側に位置する測定空間2aには、下内壁面に一対のPM検知用電極3が形成され、下側に位置する測定空間2bには、上内壁面に一対のPM検知用電極4が形成されている。すなわち、両検出面にそれぞれ設けられた2組のPM検知用電極対を備えている。
一対のPM検知用電極3と一対のPM検知用電極4は、同一形状の電極対からなり、これを図1(d)にまとめて示す。図中、一対のPM検知用電極3は、対向配設された櫛歯状電極31、32からなり、櫛歯状電極31、32は、所定の電極間距離をおいて対向する基部31a、32aと、該基部31a、32aから対向方向に延びる複数の補助電極31b、32bを有している。一対のPM検知用電極4は、同様に、対向配設された櫛歯状電極41、42からなり、櫛歯状電極41、42は、所定の電極間距離をおいて対向する基部41a、42aと、該基部41a、42aから対向方向に延びる複数の補助電極41b、42bを有している。絶縁性基体10には、例えば、電気絶縁性および耐熱性に優れたアルミナ等の酸化物セラミックスを主成分とするものが好適に使用される。また、検知用電極21、22は、例えば白金(Pt)等の貴金属を含む導電性ペーストを、所定のパターンに印刷して形成される。
図1(e)において、これら櫛歯状電極31、32および櫛歯状電極41、42の基部31a、32a、41a、42aは、それぞれ絶縁性基体10の他端側(図1の右端側)に延び、出力取り出しおよび電源供給のための端子部(図示せず)に接続される。櫛歯状電極31、32および櫛歯状電極41、42は、それぞれ所定の間隔をおいて対向し、測定空間2の内壁面に粒子状物質PMが堆積していない初期状態では導通していない。排出ガスとの接触により、導電性の煤粒子を含む粒子状物質PMがこれら電極間の内壁面に徐々に堆積すると、ある時点で櫛歯状電極31、32または櫛歯状電極41、42間が導通し、粒子状物質PMの堆積量の増加とともに、電極間抵抗が低下する。電極間抵抗は粒子状物質PMの堆積量に依存して変化するので、この関係に基づいて、ディーゼルパティキュレートフィルタDPF下流の粒子状物質PMを検出し、例えばディーゼルパティキュレートフィルタDPFの故障判定に利用することができる。
本実施形態では、図1(c)に示す絶縁性基体10の一端側(図1の左端側)において、2組のPM検知用電極対(一対のPM検知用電極3、4)が設けられる同一形状のスリット20a、20bを挟んでその上下位置に、絶縁性基体10の厚さ方向に対向する2つの電場印加用電極51、52を備えている。電場印加用電極51は、一対のPM検知用電極3が設けられるスリット20a側(図の上側)に、電場印加用電極52は、一対のPM検知用電極4が設けられるスリット20b側(図の下側)において、絶縁性基体10の内部に埋設して配置される。さらに本実施形態では、測定空間2a、測定空間2bとなるスリット20a、20bの間において、絶縁性基体10に共通の電場印加用電極53を埋設している。
図2(a)のように、電場印加用電極51、52は、一対のPM検知用電極3、4の形成位置に対応する大きさの矩形パターンの電極膜である。電場印加用電極51、52は同一形状、同一極性(−)であり、絶縁性基体10の他端側(図1の右端側)に延びるリード部51a、52aにより、電源供給のための共通の端子部(図示せず)に接続される。また、共通の電場印加用電極53は、測定空間2aを挟んで電場印加用電極51と、測定空間2bを挟んで、電場印加用電極52とそれぞれ対向する位置にあり、図2(b)のように、矩形電極膜とリード部からなる同様の構成を有している。電場印加用電極53は、電場印加用電極51、52と同一形状で、逆の極性(+)であり、これにより、一対のPM検知用電極3、4を備える測定空間2a、2bに、それぞれ独立に電場を印加可能な2組の電場印加用電極対を、容易に形成することができる。
ここで、排出ガス中に含まれる粒子状物質PMは微量であるため、センサ素子部1の測定空間に配置されるPM検知用電極対が1組のみであると、測定結果にバラツキが生じるおそれがある。そこで、本発明では、測定空間とPM検知用電極対を複数組設け、さらに電場印加用電極を独立に設けた同一構成の複数組の測定ユニットを設けて、同一条件で測定を行う。具体的には、2つの測定空間2a、2bと2組のPM検知用電極3、4を設け、2組の測定ユニットの2組の電場印加用電極対(一対の電場印加用電極51、53と一対の電場印加用電極52、53)のうち、電場印加用電極51、52に負電圧(−)を、共通の電場印加用電極53に正電圧(+)を印加することにより、測定空間2a、2b内の一対のPM検知用電極3、4の周囲に均一な電場を形成する。3つの電場印加用電極51、52、53は、絶縁性基体10の内部に埋設されるので、粒子状物質PMの堆積の影響を受けることがなく、一定の電場をかけ続けることができる。
排出ガス中に含まれる粒子状物質PMは、通常、荷電している状態でPMセンサSに到達するので、測定空間2a、2b内に流入すると電場により捕集され、一対のPM検知用電極3、4に到達して、検出される。本実施形態では、2つの測定空間2a、2bに設けた2組のPM検知用電極3、4からの検出信号を平均化して、センサ出力とすることで、測定結果のバラツキを抑制する。これにより、出力を安定化し、検出精度を向上させることができる。
また、本発明では、PM検知用電極対を複数組設けることで、個々のセンサ出力から、例えばPM検知用電極の断線といった異常を検出することが可能である。具体的には、本実施形態のように、測定空間2a、2bに2組のPM検知用電極3、4を設けた場合、その一方の組に断線が生じると、一対の櫛歯状電極間に同等に粒子状物質PMが堆積しても、一方のセンサ出力が得られない。この場合、PM検知用電極対が2組あることで、他の一方のセンサ出力と比較することが可能であり、例えば出力差が所定値を超えたら異常と判断することができる。
また、PMセンサSは、図3(a)のように、通常、カバー体40を有しているが、排気管EXから剥離する粗大粒子や凝縮水のカバー体40内への侵入を完全に防止することは難しい。このため、従来のように検出部が素子表面に露出する構成では、粗大粒子等の影響を排除できないが、本発明では、センサ素子部1にスリット20a、20bを設けて測定空間2とするので、スリット20a、20bより大きい粒子が侵入することがない。したがって、スリット20a、20bの幅を、検出対象とする粒子状物質PMの粒径に応じた設定とすることで、分級機能を備えたPMセンサSとすることができる。そして、測定空間2a、2b内に所定の電場を安定して発生させて、一対のPM検知用電極3、4にそれぞれ粒子状物質PMを効率よく堆積させることができ、これら測定結果を平均化した出力を用いることで、高感度かつ高精度に粒子状物質PMを検出できる。
図2(c)に、一対の電場印加用電極51、52への印加電圧と、発生する電界の関係を示す。一対のPM検知用電極3、4に粒子状物質PMを捕集する場合、測定空間2a、2b内に発生させる電場の強度が大きくなるにつれて、捕集能が高まるものの、供給エネルギーが大きくなりやすい。図示されるように、印加電圧の上昇とともに電場が大きくなっており、これに伴い粒子状物質PMの捕集能も増大する。ただし、電場が0.02MV/mより小さい領域では、粒子状物質PMを効率よく捕集する効果は十分ではなく、一方、電場が5MV/mを超えるとパッシェンの法則に基づく放電が見られた。したがって、測定空間2に発生させる電場は、0.02〜5MV/m、有利には、0.2〜2MV/mの範囲となるようにすると、捕集能とエネルギーコスト低減を両立させるために望ましい。
さらに、本実施形態では、2つの測定空間2a、測定空間2bを設けているので、粒子状物質PMの捕集空間がより大きくなり、各測定空間2a、2bに流入する粒子状物質PMを、それぞれに設けた一対のPM検知用電極3、4に効率よく捕集することができる。したがって、1つの測定空間内に流入する粒子状物質PMが、一対のPM検知用電極3、4に分散して捕集される構成よりも、感度よい検出が可能になる。また、共通の電場印加用電極53を設けたことにより、3つの電場印加用電極51、52、53にて、2組の電場印加用電極対を形成して、効率よく粒子状物質PMを検出することができる。この作用効果については、次に説明する。
図4(a)は、本発明の第1実施形態におけるセンサ素子部1の断面図であり、図4(b)に、共通の電場印加用電極53を有しないセンサ素子部1の構成を示す。図4(b)に示すセンサ素子部1は、図4(a)の第1実施形態と同様に、センサ素子部1の絶縁性基体10先端部(図4(a)の左端部)を貫通し、厚み方向に並列する2つのスリット20a、20を有している。2つのスリット20a、20bは、それぞれの内部を測定空間2a、2bとして、一対のPM検知用電極3、4を配置しており、これら測定空間2a、測定空間2bを挟んでその上下位置に、一対の電場印加用電極51、52が埋設されている。図4(b)に示すセンサ素子部1は、測定空間2a、測定空間2bとなるスリット20a、20bの間において、絶縁性基体10に電場印加用電極53を埋設しておらず、この点でのみ第1実施形態と構成が異なっている。この場合も、一対の電場印加用電極51、52の間に印加される電圧を制御して、測定空間2a、測定空間2bに電場を発生させることができる。
ここで、一対の電場印加用電極51、52の間隔をdとすると、間隔dが小さいほど小さい印加電圧で大きな電場を発生させることができる。これは、印加電圧Vと電場強度Eに関して、一般に次の関係が成り立つからである。
E=V/d(電場強度:E、印加電圧:V、間隔:d)
また、図4(a)の第1実施形態の構成において、電場印加用電極51、52と共通の電場印加用電極53との間隔をそれぞれd、dとした時、電場印加用電極51、52の間隔dが一定であるとすると、次の関係が成り立つ。
=d+d
したがって、図4(a)、(b)の構成において、同じ電場強度Eを与える場合には、共通の電場印加用電極53を測定空間2a、2b間に挿入した図4(a)の本発明の構成とすることで、より小さい印加電圧で効果が得られるので、エネルギーコストを低減することができ、有利である。
図5は本発明の第2実施形態であり、センサ素子部1の分解斜視図を示している。本実施形態のセンサ素子部1は、図1の第1実施形態を基本構成とするもので、さらにセンサ素子部1を加熱するためのヒータ部6を備えている。PMセンサSの基本構成は上記第1実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。
図5において、センサ素子部1の絶縁性基体10は、測定空間2a、2bとなるスリット20a、20bを構成し、一対のPM検知用電極3、4および電場印加用電極51、52を埋設配置するための絶縁層11〜17と、ヒータ部6を構成する絶縁層18、19とからなる。絶縁層11〜19は、同一のセラミック材料で構成され、例えばアルミナ等の電気絶縁性および耐熱性に優れたセラミック材料を、ドクターブレード法等の公知の方法で、所定の板形状に成形したものが用いられる。セラミック材料として、アルミナ以外の酸化物セラミックスまたは炭化物セラミックスその他を主成分とするものを使用することもできる。
ヒータ部6は、絶縁層18、19とそれら層間に配置される発熱体61からなる。発熱体61は、絶縁層19の先端側(図の左端側)で一対のPM検知用電極3、4および電場印加用電極51、52の直下位置に、所定パターンで印刷形成され、一対のリード部62が絶縁層19の他端側へ延びている。リード部62の端部は、絶縁層19に形成され導電材が充填される一対のスルーホール63を介して、絶縁層19下面の一対の発熱体端子部71に接続している。ヒータ電極61用材料は、W、Ti、Cu等が好適に使用される。
発熱体61は、この発熱体端子部71が接続される外部電源(例えば車両バッテリ等)から電源供給を受けて発熱し、センサ素子部1の温度を制御する。これにより、PM測定時に一対の検知用電極3、4を所定温度範囲に加熱し、測定後は堆積した粒子状物質PMの燃焼温度以上として再生させることができる。
発熱体61上方の絶縁層18には、電場印加用電極52が所定パターンで印刷形成され、絶縁層17を積層することでこれら層間に保持される。電場印加用電極52のリード部52aは、絶縁層12〜17の端部(図の右端部)に形成されるスルーホール84を介して、絶縁層11上面の電場印加用電極端子部76に接続している。絶縁層17上方の絶縁層16は、一対のPM検知用電極4に対応する位置を切り欠いたスリット20bを有し、上下に絶縁層15、17を積層することで、測定空間2bを構成している。
絶縁層16上方の絶縁層15の上面側には、共通の電場印加用電極53が、下面側には、一対のPM検知用電極4となる櫛歯状電極41、42が、所定パターンで印刷形成される。共通の電場印加用電極53のリード部53aは、絶縁層15〜19の端部(図の右端部)に形成されるスルーホール64を介して、絶縁層19下面の電場印加用電極端子部74に接続している。絶縁層14上方の絶縁層13は、一対のPM検知用電極3に対応する位置を切り欠いたスリット20aを有し、上下に絶縁層12、14を積層することで、測定空間2aが構成される。
絶縁層14には、一対のPM検知用電極3となる櫛歯状電極31、32が、所定パターンで印刷形成される。ここでは、これら2組のPM検知用電極3、4の一方の端子を共通化してあり、櫛歯状電極31、41の基部31a、41aは、絶縁層15、14、13、12の端部(図の右端部)に形成されるスルーホール81を介して、絶縁層11上面のPM検知用端子部73に接続している。PM検知用電極3、4の他方の櫛歯状電極32、42の基部32a、42aは、絶縁層15、14、13、12の端部(図の右端部)に形成されるスルーホール82、83を介して、絶縁層11上面のPM検知用端子部74、75に接続される。
また、絶縁層12には、電場印加用電極51が所定パターンで印刷形成され、絶縁層11を積層することでこれら層間に保持される。電場印加用電極51のリード部51aは、絶縁層11の端部(図の右端部)に形成される図示しないスルーホールを介して、絶縁層11上面の電場印加用電極端子部76に接続している。
上記構成のセンサ素子部1は、所定位置に発熱体61、PM検知用電極3、4、電場印加用電極51、52、共通の電場印加用電極53、スルーホール63、64、81〜84、端子部71〜76を形成した後、絶縁層11〜19を積層し、焼成することにより一体化される。上述した第1実施形態のセンサ素子部1も、同様の方法を用いて製造することができる。
次に、本発明による効果を確認するために、図6(a)、(b)にそれぞれ示す構成の素子1、2を製作し、以下の方法で実機試験を行なった。素子2は本発明品であり、2つのスリット20a、20bと、2組のPM検知電極3、4と、2組の電場印加用電極(一対の2組の電場印加用電極51、52と共通の電場印加用電極53)を備え、上記図4(b)に示した第2実施形態のセンサ素子1と同様の構成を有する。素子1は比較品であり、1つのスリット20と、1組のPM検知電極3と、1組の電場印加用電極51、52を備えている。
(実施例1)
上記構成の素子1、2を、エンジン排気管内に設置し、エンジンを稼働させて粒子状物質PMを含む排出ガスに曝した時の、センサ出力(PM検知電極3、4間の電気抵抗変化)を所定時間測定した。これを3回繰り返し、その結果を図7(a)、(b)に比較して示す。PM排出量は、PM分析計にて、排気管中に排出される粒子状物質PM量を測定した結果である。なお、素子1、2に形成した各スリット20a、20b、2の大きさは同じであり、電場印加用電極間の印加電圧は一定とした。これら条件およびエンジン条件は、以下の通りとした。
スリット高さ:0.3mm
スリット幅:10mm
印加電圧(電場印加用電極間に印加):30V
エンジン:ディーゼルエンジン
回転数:2000回転(固定)
スモーク量:5%
図7に明らかなように、素子1、素子2のいずれも、測定初期はセンサ出力が0(V)であり(不感期間)、ある時点で一対の櫛歯状電極間が導通すると、PM排出量の増加とともにセンサ出力が増加した後、飽和する同様の傾向を示す。ただし、PM検知電極対が1組の素子1では、不感期間の長さにバラツキがある上、センサ出力の上昇にもバラツキがあり、予め設定した所定センサ出力に到達するまでのバラツキが大きい。これに対して、2組のPM検知電極対の結果を平均化してセンサ出力としている本発明の素子2は、不感期間の長さ、センサ出力上昇時の傾き、および所定センサ出力に到達するまでのバラツキがいずれも小さくなっている。
図6(c)は、素子1と素子2において、所定センサ出力(所定感度)に到達するまでの時間を柱状グラフで比較したものである(n=3)。図に明らかなように、本発明の素子2は、到達時間のバラツキがほとんどないが、比較品である素子1は、同一条件での測定であるにもかかわらず、測定ごとのバラツキが大きい。したがって、本発明により、従来よりも高い精度で粒子状物質PMを検出することができる。
(実施例2)
上記構成の素子1、2に、予め断線を生じさせて、実施例1と同様の方法でセンサ出力を測定した。図8(a)に示すように、素子1、2に設けた一対のPM検知電極3のうち、片方の櫛歯状電極31の一部をレーザトリマにより切断した(仮想断線)。素子2については、2組のうち他方のPM検知電極4は断線させず、一対のPM検知電極3のみ断線させている。実施例1と同様のエンジン条件で、センサ出力を測定した結果を、図8(b)〜(d)に示す。
図8(b)は、素子1の結果であり、断線によりPM排出量に対してセンサ出力が得られない。ただし、センサ出力からでは、断線等のセンサ異常が原因であるのか、そもそも粒子状物質PMが排出されてないのか判定することはできない。一方、素子2では、図8(c)のようにセンサ出力が、通常時に得られる出力(図7(b)参照)の1/2となるものの、PM排出量に対して所定の不感期間の後、センサ出力の上昇が見られる。これは、図8(d)のように、断線のある一方のセンサ出力は、図8(b)の素子1と同様に0(V)で一定であり、一方は正常なセンサ出力が得られて、これらを平均化した出力となるからである。
したがって、素子2では、2つのセンサ出力を比較することで、異常を検出することができる。例えば、2つのセンサ出力の差をモニタし、その差が所定値より大きくなった時に断線と判断して運転者に警告することができるので、車載式故障診断装置(OBD)等に適用されてシステムの信頼性を向上させるこ・BR>ニができる。
このようにして形成される本発明の粒子状物質検出センサは、内燃機関の排気浄化装置に適用されて、排出される粒子状物質の検出に好適に利用される。具体的には、DPFの下流に設置されて、DPFの異常検出に利用することができる。あるいは、DPFの上流に設置されて、DPFに流入する粒子状物質PMを直接検出するシステムに利用することもできる。
DPF ディーゼルパティキュレートフィルタ
EX 排気管(排気通路)
E/G ディーゼルエンジン(内燃機関)
S PMセンサ(粒子状物質検出センサ)
1 センサ素子部
10 絶縁性基体
11〜19 絶縁層
2a、2b 測定空間
20a、20b スリット
3、4 一対のPM検知用電極(検知用電極)
31、32 一対の櫛歯状電極
41、42 一対の櫛歯状電極
51、52 一対の電場印加用電極
53 共通の電場印加用電極
6 ヒータ部
61 発熱体

Claims (6)

  1. 被測定ガス中に配設される絶縁性基体に一対の検出用電極を設け、被測定ガス中の粒子状物質を検出するセンサ素子部を備える粒子状物質検出センサにおいて、
    上記センサ素子部は、
    上記絶縁性基体を貫通するスリットからなる粒子状物質の測定空間と、
    上記測定空間を形成するスリット内壁面に配置された上記一対の検知用電極と、
    上記測定空間内に電場を形成するための一対の電場印加用電極とからなる測定ユニットを複数組有しており、
    複数組の上記測定ユニットは、各測定ユニットを構成するスリットが上記絶縁性基体の厚み方向に間隔をおいて並列配置し、各スリットを挟んで対向させた上記一対の電場印加用電極のうち、複数のスリット間に位置する電場印加用電極を共通に設けた複数組の電場印加用電極対を備え、
    上記複数組の検知用電極対による検出結果に基づいて、粒子状物質を検出することを特徴とする粒子状物質検出センサ。
  2. 上記センサ素子部は、上記測定ユニットを2組有し、上記絶縁性基体に2つのスリットを形成して2つの上記測定空間となし、上記測定空間の内壁面にそれぞれ上記一対の検知用電極を配置するとともに、上記2つのスリット間に共通の電場印加用電極を埋設し、各スリットを挟んで上記共通の電場印加用電極と対向する位置にそれぞれ電場印加用電極を埋設して、3つの電場印加用電極にて2組の電場印加用電極対を設けた請求項1記載の粒子状物質検出センサ。
  3. 上記2組の電場印加用電極対は、上記共通の電場印加用電極に対向する2つの電場印加用電極を同極として共通の端子部に接続した請求項2記載の粒子状物質検出センサ。
  4. 上記センサ素子部は、上記複数組の検知用電極対による検出信号を平均化して粒子状物質の検出値とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粒子状物質検出センサ。
  5. 上記センサ素子部は、上記複数組の検知用電極対による検出信号を比較することにより、各検知用電極対の異常を検出する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の粒子状物質検出センサ。
  6. 上記一対の電場印加用電極に電圧を印加することにより、上記測定空間内に0.02〜5MV/mの電場を発生させる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の粒子状物質検出センサ。
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