JP6523978B2 - 微粒子センサ、及び、微粒子検知システム - Google Patents

微粒子センサ、及び、微粒子検知システム Download PDF

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Description

本発明は、被測定ガス中の微粒子を検知する微粒子センサ、及び、微粒子検知システムに関する。
内燃機関(例えば、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン)では、その排気ガス中にススなどの微粒子を含むことがある。このような微粒子を含む排気ガスは、フィルタで微粒子を捕集して浄化することが行われる。また、必要に応じてフィルタを高温にすることで、このフィルタに蓄積した微粒子を燃焼させて除去することも行われている。しかるに、フィルタが破損するなどの不具合を生じた場合には、未浄化の排気ガスが直接、フィルタの下流に排出されることとなる。そこで、排気ガス中の微粒子の量を直接計測したり、フィルタの不具合を検知したりすべく、排気ガス中の微粒子の有無や量を検知可能な微粒子センサが求められている。
このような微粒子センサとして、例えば、被測定ガスを流すセンサ内流路を形成する流路形成体を備え、この流路形成体の形成したセンサ内流路を流れる被測定ガス中の微粒子を帯電させ,帯電した上記微粒子を検知するタイプの微粒子センサがある。しかも、流路形成体として内側金属筒と外側金属筒を備え、これらの間の筒間間隙が、センサ内流路の少なくとも一部をなしているタイプの微粒子センサがある。
特開2015−129712号公報
しかしながら、このタイプの微粒子センサでは、筒間間隙を被測定ガスが流れることにより、内側金属筒の外周面や外側金属筒の内周面に微粒子が堆積し、筒状間隙が狭くなったり、筒状間隙が閉塞して被測定ガスが流れなくなったりして、適切に微粒子を検知できなくなる不具合を生じる虞がある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、センサ内流路である筒間間隙をなしている内側金属筒及び外側金属筒の少なくともいずれかに堆積した微粒子を除去することができる微粒子センサ、及びこれを用いた微粒子検知システムを提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、被測定ガスを流すセンサ内流路を形成する流路形成体を備え、上記センサ内流路を中に存在する微粒子を帯電させて上記センサ内流路を流れる上記微粒子を検知する微粒子センサであって、上記流路形成体は、内側金属筒と、上記内側金属筒を径方向外側から囲む外側金属筒とを有し、上記内側金属筒及び上記外側金属筒の間の筒状の筒間間隙は、上記センサ内流路の少なくとも一部をなしており、上記内側金属筒及び上記外側金属筒の少なくともいずれかを加熱するヒータ部材を、備える微粒子センサである。
この微粒子センサでは、内側金属筒及び外側金属筒の少なくともいずれかを加熱するヒータ部材を有する。このため、ヒータ部材で、内側金属筒及び外側金属筒の少なくともいずれかに、例えば、内側金属筒の外周面あるいは外側金属筒の内周面に付着した微粒子を加熱することができる。これにより、付着した微粒子を燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができる。
また、微粒子センサの作動中(微粒子検知中)にもヒータ部材で加熱して、内側金属筒あるいは外側金属筒の温度を上昇させて、これらに微粒子が付着しにくくするなどの使用方法も採用できる。
なお、「流路形成体」としては、内側金属筒及び外側金属筒の二重金属筒からなるもののほか、内側金属筒及び外側金属筒のほか、内側金属筒の内側あるいは外側金属筒の外側にさらに金属筒を有する三重金属筒の形態も挙げられる。
「センサ内流路」としては、内側金属筒及と外側金属筒とがなす筒間間隙を流れる流路や、この筒間間隙、内側金属筒に設けた貫通孔、及び内側金属筒内を流れる流路などが挙げられる。
上述の微粒子センサであって、前記ヒータ部材は、無機絶縁材料からなる本体部材と、上記本体部材の内部に埋め込まれ通電により発熱する発熱抵抗体と、を有する微粒子センサとすると良い。
この微粒子センサでは、無機絶縁材料からなる本体部材の内部に発熱抵抗体が埋め込まれているので、ヒータ部材が、排気ガスなどの被測定ガスに曝されても、発熱抵抗体が酸化したり腐食したりする虞がなく、ヒータ寿命の長い微粒子センサとすることができる。
本体部材をなす「無機絶縁材料」としては、アルミナ、ムライト、窒化珪素などの絶縁性セラミックや、例えば、SiO2,B2O3,BaOなどを含むガラスが挙げられる。また、「発熱抵抗体」としては,金属材料で構成されるものに限定されず、導電性セラミックスで構成されるもの、金属材料に上述の「無機絶縁材料」と同じ材質を加えたものも含む。
さら上述のいずれかに記載の微粒子センサであって、前記ヒータ部材は、前記外側金属筒の外筒被接触部に接して、上記外筒被接触部を通じて上記外側金属筒を加熱する微粒子センサとすると良い。
この微粒子センサでは、外筒被接触部を通じて外側金属筒を加熱するので、外側金属筒に堆積した、例えば外側金属筒の内周面に堆積した微粒子を除去したり、予め加熱して微粒子の外側金属筒への付着を抑制したりしやすい。
上述のいずれか1項に記載の微粒子センサであって、前記ヒータ部材は、前記内側金属筒の内筒被接触部に接して、上記内筒被接触部を通じて上記内側金属筒を加熱する微粒子センサとすると良い。
この微粒子センサでは、内筒被接触部を通じて内側金属筒を加熱するので、内側金属筒に堆積した、例えば内側金属筒の内周面に堆積した微粒子を除去したり、予め加熱して付着を抑制したりしやすい。
さらに、上述のいずれか1項に記載の微粒子センサを用いた微粒子検知システムであって、気中放電で発生させたイオンを、前記センサ内流路を流れる前記被測定ガスに含まれる前記微粒子に付着させて、帯電した帯電微粒子を生成し、上記帯電微粒子の量に応じて流れる信号電流を用いて、上記被測定ガス中の上記微粒子の量を検知する微粒子検知システムとすると良い。
この微粒子検知システムでは、上述の微粒子センサを用い、気中放電によるイオンを微粒子に付着させて帯電微粒子を生成し、この帯電微粒子の量に応じて流れる信号電流を用いて、被測定ガス中の微粒子の量を検知する。このため、確実に微粒子の量を検知することができる。
実施形態に係る微粒子センサの要部の縦断面図である。 実施形態に係る微粒子センサの要部の分解斜視図である。 実施形態に係る第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)の、(a)は基端側から見た斜視図、(b)は先端側から見た斜視図である。 実施形態に係るセラミック素子の斜視図である。 実施形態に係るセラミック素子の分解斜視図である。 実施形態に係り、微粒子検知システムのうち、回路部の概略構成を示す説明図である。 実施形態に係る微粒子センサにおける微粒子の取り入れ、帯電、排出の様子を模式的に示す説明図である。 変形形態1に係る微粒子センサの要部の縦断面図である。 変形形態2に係る微粒子センサの要部の縦断面図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、微粒子検知システム1のうち、本実施形態に係る微粒子センサ10の要部を示す。また、図3に微粒子センサ10に用いている第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100を、図4,図5にセラミック素子を示す。また、図6に微粒子検知システム1のうち回路部200を示す。なお、図1において、微粒子センサ10の軸線AXに沿う長手方向GHのうち、ガス取入管25が配置された側(図中、下方)を先端側GS、電線161,163等が延出する側(図中、上方)を基端側GKとする。
微粒子検知システム1は、内燃機関の排気管EPを流通する排気ガスEG中に含まれる微粒子S(ススなど)の量を検知する。この微粒子検知システム1は、主として、微粒子センサ10と、回路部200とから構成される。
まず、微粒子センサ10について説明する(図1及び図2参照)。この微粒子センサ10は、接地電位PVEとされた金属製の排気管EPに装着される。具体的には、微粒子センサ10のうち内側金具20の先端側部分をなすガス取入管(流通路形成体)25が、排気管EPに設けられた取付開口EPOを通じて排気管EP内に配置される。そして、ガス取入口65cからガス取入管25内に取り入れた取入ガスEGI(被測定ガス)中の微粒子Sに、イオンCPを付着させて帯電微粒子SCとし、取入ガスEGIと共にガス排出口60eから排気管EPへ排出する(図7参照)。この微粒子センサ10は、ガス取入管25を含む内側金具20のほか、外側金具70、第1絶縁スペーサ100、第2絶縁スペーサ110、セラミック素子120、及び電線161,163,171,173,175等から構成されている。
このうち内側金具20は、三重同軸ケーブルである電線161,163の内側外部導体161g1,163g1を介して、後述する回路部200のうち内側回路ケース250等に導通しており、接地電位PVEとは異なる第1電位PV1とされる。この内側金具20は、主体金具30と、内筒40と、内筒接続金具50と、ガス取入管25(内側プロテクタ60及び外側プロテクタ65)とから構成される。
主体金具30は、長手方向GHに延びる円筒状でステンレス製の部材である。この主体金具30は、軸線AXに直交する径方向GDのうち外側に向かう径方向外側GDOに膨出する円環状のフランジ部31を有する。主体金具30の内部には、カップ状の金属カップ33が配置されている。この金属カップ33の底部には貫通孔が形成されており、この貫通孔に後述するセラミック素子120が挿通されている。また、主体金具30の内部には、セラミック素子120の周囲に、先端側GSから基端側GK(図中、上方)に向けて順に、円筒状でアルミナからなるセラミックホルダ34と、滑石粉末を圧縮して構成した第1粉末充填層35及び第2粉末充填層36と、円筒状でアルミナからなるセラミックスリーブ37とが配置されている。なお、セラミックホルダ34及び第1粉末充填層35は、金属カップ33内に位置している。更に、主体金具30のうち最も基端側GKの加締部30kkは、径方向GDのうち内側に向かう径方向内側GDIに向けて加締められて、加締リング38を介してセラミックスリーブ37を先端側GSに押圧している。
内筒40は、長手方向GHに延びる円筒状でステンレス製の部材である。内筒40の先端部は、径方向外側GDOに突出する円環状のフランジ部41となっている。内筒40は、主体金具30の基端側部30kに外嵌され、フランジ部41をフランジ部31に重ねた状態で、基端側部30kにレーザ溶接されている。
内筒40の内部には、先端側GSから基端側GKに向けて順に、絶縁ホルダ43と、第1セパレータ44と、第2セパレータ45とが配置されている。このうち絶縁ホルダ43は、円筒状でアルミナからなり、セラミックスリーブ37に基端側GKから当接している。この絶縁ホルダ43には、セラミック素子120が挿通されている。
また、第1セパレータ44もアルミナからなり、挿通孔44cを有する。この挿通孔44c内には、セラミック素子120が挿通されると共に、放電電位端子46の先端側部分(図1中、下方部分)が収容されている。そして、この挿通孔44c内において、セラミック素子120の後述する放電電位パッド135(図4及び図5参照)に、放電電位端子46が接触している。
一方、第2セパレータ45もアルミナからなり、第1挿通孔45c及び第2挿通孔45dを有する。第1挿通孔45c内に収容された放電電位端子46の基端側部分(図1中、上方部分)と後述する放電電位リード線162の先端部162sとは、この第1挿通孔45c内で接続されている。また、第2挿通孔45d内には、セラミック素子120の素子基端部120kが配置されているほか、補助電位端子47、ヒータ端子48及びヒータ端子49が互いに絶縁された状態で収容されている。そして、この第2挿通孔45d内において、セラミック素子120の補助電位パッド147に補助電位端子47が接触し、セラミック素子120のヒータパッド156にヒータ端子48が接触し、セラミック素子120のヒータパッド158にヒータ端子49が接触している(図4及び図5も参照)。更に、第2挿通孔45d内には、後述する補助電位リード線164、ヒータリード線174及びヒータリード線176の先端部がそれぞれ配置されている。そして、第2挿通孔45d内において、補助電位端子47と補助電位リード線164の先端部164sとが接続され、ヒータ端子48とヒータリード線174が接続され、ヒータ端子49とヒータリード線176が接続されている。
内筒接続金具50は、ステンレス製の部材で、第2セパレータ45の基端側部分を包囲しつつ、内筒40の基端部40kに外嵌され、内筒接続金具50の先端部50sが内筒40の基端部40kにレーザ溶接されている。この内筒接続金具50には、電線171を除く、4本の電線161,163,173,175がそれぞれ挿通されている。このうち、後述するように三重同軸ケーブルである電線161,163の内側外部導体161g1,163g1は、この内筒接続金具50に接続されている。
ガス取入管25は、筒状の内側プロテクタ60と外側プロテクタ65とから構成され(図7参照)、内側プロテクタ60と外側プロテクタ65との間(筒間間隙IW)、及び内側プロテクタ60の内部(内側プロテクタ60とセラミック素子120との間)に、図7において線矢印で示す取入ガスEGIが流れるセンサ内流路SGWを形成する流路形成部材である。内側プロテクタ60は、有底円筒状でステンレス製の部材であり、外側プロテクタ65は、円筒状でステンレス製の部材である。外側プロテクタ65は、内側プロテクタ60の径方向外側GDOに配置されている。これら内側プロテクタ60及び外側プロテクタ65は、主体金具30の先端部30sに外嵌され、その先端部30sにレーザ溶接されている。ガス取入管25は、主体金具30から先端側GSに突出するセラミック素子120の先端側部分を径方向外側GDOから包囲しており、セラミック素子120を水滴や異物から保護する一方、排気ガスEGをセラミック素子120の周囲に導く。
外側プロテクタ65の先端側部分には、排気ガスEGを外側プロテクタ65の内部に取り入れるための矩形状のガス取入口65cが複数形成されている。また、内側プロテクタ60には、外側プロテクタ65内に取り入れた取入ガスEGIを更に内側プロテクタ60の内部に導入するため、その基端側部分に円形の第1内側導入孔60cが複数形成されている。また、内側プロテクタ60の先端側部分にも、排水用で三角形の第2内側導入孔60dが複数形成されている。更に、内側プロテクタ60の底部には、取入ガスEGIを排気管EPへ排出するための円形のガス排出口60eが形成されており、このガス排出口60eを含む先端部60sは、外側プロテクタ65の先端開口部65sから先端側GSに突出している。
ここで、微粒子センサ10の使用時における内側プロテクタ60及び外側プロテクタ65への排気ガスEGの取り入れ及び排出について、図7を用いて説明する。この図7において、排気ガスEGは、排気管EP内を、図中、左から右に向けて流通している。この排気ガスEGが、外側プロテクタ65及び内側プロテクタ60の周囲を通ると、その流速が内側プロテクタ60のガス排出口60eの外側で上昇し、いわゆるベンチュリ効果により、ガス排出口60e付近に負圧が生じる。
すると、この負圧により内側プロテクタ60内の取入ガスEGIが、ガス排出口60eを通じて、その外部である排気管EPへ排出される。これ伴い、外側プロテクタ65のガス取入口65c周囲の排気ガスEGが、このガス取入口65cから外側プロテクタ65内に取り入れられ、更に、内側プロテクタ60の第1内側導入孔60cを通じて、内側プロテクタ60内に取り入れられる。そして、内側プロテクタ60内の取入ガスEGIは、ガス排出口60eから排出される。このため、内側プロテクタ60内には、破線矢印で示すように、基端側GKの第1内側導入孔60cから先端側GSのガス排出口60eに向かう取入ガスEGIの気流が生じる。
次に、外側金具70について説明する。この外側金具70は、円筒状で金属からなり、内側金具20の径方向GD周囲を内側金具20とは離間した状態で囲むと共に、排気管EPに装着されて接地電位PVEとされる。外側金具70は、取付金具80と外筒90とから構成される。
取付金具80は、長手方向GHに延びる円筒状でステンレス製の部材である。この取付金具80は、内側金具20のうち主体金具30及び内筒40の先端側部分の径方向GD周囲に、これらとは離間して配置されている。この取付金具80は、径方向外側GDOに膨出して外形六角形状をなすフランジ部81を有する。また、取付金具80の内側には、段状をなす段状部83が設けられている。また、取付金具80のうちフランジ部81よりも先端側GSの先端側部80sの外周には、排気管EPへの固定に用いる雄ネジ(不図示)が形成されている。微粒子センサ10は、この先端側部80sの雄ネジによって、排気管EPに別途固定された金属製の取付用ボスBOに取り付けられ、この取付用ボスBOを介して排気管EPに固定される。
取付金具80と内側金具20との間には、後述する第1絶縁スペーサ100及び第2絶縁スペーサ110が配置されて、絶縁されている。更に、取付金具80と内側金具20との間には、後述するヒータ接続金具85と、これに接続する電線171のヒータリード線172の先端部172sが配置されている。取付金具80のうち最も基端側GKの加締部80kkは、径方向内側GDIに加締められて、線パッキン87を介して第2絶縁スペーサ110を先端側GSに押圧している。
外筒90は、長手方向GHに延びる筒状でステンレス製の部材である。この外筒90の先端部90sは、取付金具80の基端側部80kに外嵌され、この基端側部80kにレーザ溶接されている。外筒90のうち基端側GKに位置する小径部91の内部には、外筒接続金具95が配置され、更にその基端側GKには、フッ素ゴム製のグロメット97が配置されている。これら外筒接続金具95及びグロメット97には、後述する5本の電線161,163,171,173,175がそれぞれ挿通されている。これらのうち、後述する三重同軸ケーブルの電線161,163の外側外部導体161g2,163g2は、それぞれ外筒接続金具95に接続されている。この外筒接続金具95は、外筒90の小径部91と共に加締めによって径方向内側GDIに縮径され、これにより外筒接続金具95及びグロメット97は、外筒90の小径部91内に固定されている。
次に、第1絶縁スペーサ100について説明する(図3参照)。この第1絶縁スペーサ100は、長手方向GHに延びる円筒状でアルミナ製の本体部材104と、主としてこの内部に設けられたヒータ配線105とからなる。第1絶縁スペーサ100(本体部材104)は、内側金具20と外側金具70との間に介在して両者を電気的に絶縁する。具体的には、第1絶縁スペーサ100は、内側金具20のうち主体金具30及び内筒40の先端側部分と、外側金具70のうち取付金具80との間に配置されて、両者間を絶縁している。この第1絶縁スペーサ100(本体部材104)は、先端側GSに位置する径小な先端側部101と、基端側GKに位置する径大な基端側部103と、これらの間を結ぶ中間部102とからなる。
このうち先端側部101は、微粒子センサ10を排気管EPに装着した状態で、排気管EP内に露出し(排気管EP内を臨み)、排気管EP内を流通する排気ガスEGに接する。さらに、この先端側部101の先端部分は、外側プロテクタ65のうち基端部65k寄りの外筒被接触部65hに接触する接触部101sとなっている。また、中間部102は、先端側GS及び径方向外側GDOを向くテーパをなす外側段面102sと、基端側GKを向く内側段面102kとを有する。これら外側段面102s及び内側段面102kは、いずれも第1絶縁スペーサ100の周方向CDに延びる円環状である。外側段面102sは、取付金具80の段状部83に、基端側GKから全周にわたり当接している。一方、内側段面102kには、主体金具30のフランジ部31が基端側GKから当接している。
この第1絶縁スペーサ100は、接触部101sを加熱するヒータ配線105を、第1絶縁スペーサ100の内部に有する。具体的には、このヒータ配線105は、タングステンからなる発熱抵抗体106、この発熱抵抗体106の両端に導通する一対の第1,第2端子パッド107,108、及び、発熱抵抗体106と端子パッド107,108との間を導通する第1,第2リード109c,109dを有する。このうち発熱抵抗体106は、先端側部101の接触部101s内部に、メアンダ状(蛇行状)をなしながら全周にわたり形成されている。また、第1端子パッド107は、中間部102の外側段面102sに全周にわたって形成されており、取付金具80の段状部83に導通している。具体的には、この第1端子パッド107は、外側段面102sの全周にわたり、第1絶縁スペーサ100の周方向CDに延びる円環状に形成されており、その全周にわたって取付金具80の段状部83に当接している。これにより、第1端子パッド107は、接地電位PVEに接続している。
一方、第2端子パッド108は、基端側部103の内周面103nのうち基端側部分に、第1絶縁スペーサ100の周方向CDに延びる円筒状に形成されている。第1絶縁スペーサ100の基端側部103の径方向内側GDIには、第2絶縁スペーサ110の凹溝111vに嵌め込まれた概略円筒状のヒータ接続金具85が位置しており(図2も参照)、基端側部103の内周面103nの第2端子パッド108に、ヒータ接続金具85に設けた舌状の接触バネ部85cが弾性的に接触している。また第2絶縁スペーサ110のリード収容溝112内に位置するヒータ接続金具85の線把持部85dには、電線171のヒータリード線172の先端部172sが把持され導通している。この電線171は、内側金具20(40,50)と外側金具70(90)との間を基端側GKに延び、更にグロメット97を貫通して、外側金具70(外筒90)の外部に延出し、回路部200の第1ヒータ通電回路223の通電端223aに接続している。
次に、第2絶縁スペーサ110について説明する。この第2絶縁スペーサ110は、長手方向GHに延びる筒状でアルミナ製の部材である。第2絶縁スペーサ110は、内側金具20と外側金具70との間に介在して両者を電気的に絶縁する。具体的には、第2絶縁スペーサ110は、内側金具20のうち内筒40の先端側部分と、外側金具70のうち取付金具80との間に配置されている。この第2絶縁スペーサ110は、先端側GSに位置する先端側部111と、基端側GKに位置する基端側部113とからなる。
このうち先端側部111は、基端側部113よりも外径が小さく肉薄とされている。この先端側部111は、第1絶縁スペーサ100の基端側部103と内筒40との間に位置している。この先端側部111の外周面111mには、第2絶縁スペーサ110の周方向に延びる凹溝111vが全周にわたり形成されており、この凹溝111vには、前述のヒータ接続金具85が嵌め込まれている。一方、基端側部113は、第1絶縁スペーサ100の基端側部103よりも基端側GKに位置し、取付金具80と内筒40との間に配置されている。また、図2に示すように、第2絶縁スペーサ110には、先端側部111及び基端側部113を切り欠いて長手方向GHに延びるリード収容溝112が形成されており、前述したように、このリード収容溝112内において、電線171のヒータリード線172の先端部172sをヒータ接続金具85の線把持部85dで把持している。
また前述したように、取付金具80の加締部80kkは、内側に向けて加締められて、線パッキン87を介して第2絶縁スペーサ110を先端側GSに押圧している。これにより、第2絶縁スペーサ110の先端側部111は、内筒40のフランジ部41及び主体金具30のフランジ部31を先端側GSに押圧する。更にこれらのフランジ部41,31は、第1絶縁スペーサ100の中間部102を先端側GSに押圧して、この中間部102が、取付金具80の段状部83に係合する。かくして、第1絶縁スペーサ100及び第2絶縁スペーサ110が、内側金具20(主体金具30及び内筒40の先端側部分)と外側金具70(取付金具80)との間に固定されている。
次に、セラミック素子120について説明する(図4,図5参照)。このセラミック素子120は、長手方向GHに延びる矩形板状でアルミナからなる絶縁性のセラミック基体121を有しており、このセラミック基体121内に、放電電極体130、補助電極体140及び素子ヒータ150が埋設されて一体焼結されている。具体的には、セラミック基体121は、アルミナグリーンシート由来のアルミナからなる3つのセラミック層122,123,124を積層してなり、これらの層間には印刷により形成されたアルミナからなる2つの絶縁被覆層125,126がそれぞれ介在している。このうちセラミック層122及び絶縁被覆層125は、セラミック層123,124及び絶縁被覆層126よりも、先端側GS及び基端側GKでそれぞれ長手方向GHに短くされている。そして、絶縁被覆層125とセラミック層123の間に放電電極体130が配置されている。また、セラミック層123と絶縁被覆層126の間に補助電極体140が配置され、絶縁被覆層126とセラミック層124の間に素子ヒータ150が配置されている。
放電電極体130は、長手方向GHに延びる直線状の形態を有しており、先端側GSに位置する針状の針状電極部131と、基端側GKに位置する放電電位パッド135と、これらの間を結ぶリード部133とからなる。針状電極部131は、白金線からなる。一方、リード部133及び放電電位パッド135は、パターン印刷されたタングステンからなる。放電電極体130のうち、針状電極部131の基端側部131kとリード部133の全体は、セラミック基体121内に埋設されている。一方、針状電極部131のうち先端側部131sは、セラミック基体121のうち、セラミック層122よりも先端側GSで、セラミック基体121から突出している。また、放電電位パッド135は、セラミック基体121のうち、セラミック層122よりも基端側GKで露出している。この放電電位パッド135には、前述したように、第1セパレータ44の挿通孔44c内で放電電位端子46が接触する。
補助電極体140は、長手方向GHに延びる形態を有しており、パターン印刷により形成されて、その全体がセラミック基体121内に埋設されている。この補助電極体140は、先端側GSに位置し、矩形状の補助電極部141と、この補助電極部141に接続し基端側GKに延びるリード部143とからなる。リード部143の基端部143kは、絶縁被覆層126の貫通孔126cを通じて、セラミック層124の一方の主面124aに形成された導通パターン145に接続している。更に、この導通パターン145は、セラミック層124に貫通形成されたスルーホール導体146を通じて、セラミック層124の他方の主面124bに形成された補助電位パッド147に接続している。この補助電位パッド147には、前述したように、第2セパレータ45の第2挿通孔45d内で補助電位端子47が接触する。
素子ヒータ150は、パターン印刷により形成されて、その全体がセラミック基体121内に埋設されている。素子ヒータ150は、先端側GSに位置しこのセラミック素子120を加熱する発熱抵抗体151と、この発熱抵抗体151の両端に接続し基端側GKに延びる一対のヒータリード部152,153とからなる。一方のヒータリード部152の基端部152kは、セラミック層124に貫通形成されたスルーホール導体155を介して、セラミック層124の他方の主面124bに形成されたヒータパッド156に接続している。このヒータパッド156には、前述したように、第2セパレータ45の第2挿通孔45d内でヒータ端子48が接触する。また、他方のヒータリード部153の基端部153kは、セラミック層124に貫通形成されたスルーホール導体157を介して、セラミック層124の他方の主面124bに形成されたヒータパッド158に接続している。このヒータパッド158には、前述したように、第2セパレータ45の第2挿通孔45d内でヒータ端子49が接触する。
次に、電線161,163,171,173,175について説明する。これら5本の電線のうち、2本の電線161,163は、三重同軸ケーブル(トライアキシャルケーブル)であり、残り3本の電線171,173,175は、細径で単芯の絶縁電線である。
このうち電線161は、芯線(中心導体)として放電電位リード線162を有し、この放電電位リード線162は、前述したように、第2セパレータ45の第1挿通孔45c内で放電電位端子46に接続している。また、電線163は、芯線(中心導体)として補助電位リード線164を有し、この補助電位リード線164は、第2セパレータ45の第2挿通孔45d内で補助電位端子47に接続している。また、これらの電線161,163の同軸二重の外部導体のうち、内側の内側外部導体161g1,163g1は、内側金具20の内筒接続金具50にそれぞれ接続しており、第1電位PV1とされる。一方、外側の外側外部導体161g2,163g2は、外側金具70に導通する外筒接続金具95にそれぞれ接続しており、接地電位PVEとされる。
また、電線171は、芯線としてヒータリード線172を有する。このヒータリード線172は、前述のように、取付金具80の内部でヒータ接続金具85に接続している。また、電線173は、芯線としてヒータリード線174を有する。このヒータリード線174は、第2セパレータ45の第2挿通孔45d内でヒータ端子48に接続している。また、電線175は、芯線としてヒータリード線176を有する。このヒータリード線176は、第2セパレータ45の第2挿通孔45d内でヒータ端子49に接続している。
次に、回路部200について説明する(図6参照)。この回路部200は、微粒子センサ10の電線161,163,171,173,175に接続されており、微粒子センサ10を駆動すると共に、後述する信号電流Isを検知する回路を有する。回路部200は、イオン源電源回路210と、補助電極電源回路240と、計測制御回路220とを有する。
このうちイオン源電源回路210は、第1電位PV1とされる第1出力端211と、第2電位PV2とされる第2出力端212とを有する。第2電位PV2は、第1電位PV1に対して、正の高電位とされる。補助電極電源回路240は、第1電位PV1とされる補助第1出力端241と、補助電極電位PV3とされる補助第2出力端242とを有する。この補助電極電位PV3は、第1電位PV1に対して、正の直流高電位であるが、第2電位PV2のピーク電位よりも低い電位とされる。
計測制御回路220は、信号電流検知回路230と、第1ヒータ通電回路223と、第2ヒータ通電回路225とを有する。このうち信号電流検知回路230は、第1電位PV1とされる信号入力端231と、接地電位PVEとされる接地入力端232とを有する。なお、接地電位PVEと第1電位PV1とは、互いに絶縁されており、信号電流検知回路230は、信号入力端231(第1電位PV1)と接地入力端232(接地電位PVE)との間を流れる信号電流Isを検知する回路である。
また、第1ヒータ通電回路223は、PWM制御により第1絶縁スペーサ100のヒータ配線105に通電して、発熱抵抗体106を発熱させる回路であり、電線171のヒータリード線172に接続される通電端223aと、接地電位PVEとされる通電端223bとを有する。また、第2ヒータ通電回路225は、PWM制御によりセラミック素子120の素子ヒータ150に通電して、発熱抵抗体151を発熱させる回路であり、電線173のヒータリード線174に接続される通電端225aと、電線175のヒータリード線176に接続されて接地電位PVEとされる通電端225bとを有する。
回路部200において、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240は、第1電位PV1とされる内側回路ケース250に包囲されている。また、この内側回路ケース250は、絶縁トランス270の二次側鉄心271bを収容して包囲すると共に、電線161,163のうち、第1電位PV1とされる内側外部導体161g1,163g1に導通している。絶縁トランス270は、その鉄心271が、一次側コイル272を捲回した一次側鉄心271aと、電源回路側コイル273及び補助電極電源側コイル274を捲回した二次側鉄心271bとに、分離して構成される。このうち一次側鉄心271aは、接地電位PVEに導通し、二次側鉄心271bは、第1電位PV1に導通している。
更に、イオン源電源回路210、補助電極電源回路240、内側回路ケース250、及び計測制御回路220は、接地電位PVEとされる外側回路ケース260に包囲されている。また、この外側回路ケース260は、絶縁トランス270の一次側鉄心271aを収容して包囲すると共に、電線161,163のうち、接地電位PVEとされる外側外部導体161g2,163g2に導通している。
計測制御回路220は、レギュレータ電源PSを内蔵している。このレギュレータ電源PSは、電源配線BCを通じて外部のバッテリBTで駆動される。レギュレータ電源PSを通じて計測制御回路220に入力された電力の一部は、絶縁トランス270を介して、イオン源電源回路210及び補助電極電源回路240に分配される。また、計測制御回路220は、マイクロプロセッサ221を有し、通信線CCを介して内燃機関を制御する制御ユニットECUと通信可能となっており、前述した信号電流検知回路230の測定結果(信号電流Isの大きさ)などの信号を、制御ユニットECUに送信可能となっている。
次いで、微粒子検知システム1の電気的機能及び動作について説明する(図1,図6,図7参照)。セラミック素子120の放電電極体130は、電線161の放電電位リード線162を介して、イオン源電源回路210の第2出力端212に接続、導通しており、第2電位PV2とされる。一方、セラミック素子120の補助電極体140は、電線163の補助電位リード線164を介して、補助電極電源回路240の補助第2出力端242に接続、導通しており、補助電極電位PV3とされる。更に、内側金具20は、電線161,163の内側外部導体161g1,163g1を介して、内側回路ケース250等に接続、導通しており、第1電位PV1とされる。加えて、外側金具70は、電線161,163の外側外部導体161g2,163g2を介して、外側回路ケース260等に接続、導通しており、接地電位PVEとされる。
ここで、放電電極体130の針状電極部131に、回路部200のイオン源電源回路210から、電線161の放電電位リード線162、放電電位端子46、及び放電電位パッド135を通じて、正の高電圧(例えば、1〜2kV)の第2電位PV2を印加する。すると、この針状電極部131の針状先端部131ssと、第1電位PV1とされた内側プロテクタ60との間で、気中放電、具体的にはコロナ放電を生じ、針状先端部131ssの周囲でイオンCPが生成される。前述したように、ガス取入管25の作用により、内側プロテクタ60内には、排気ガスEGが取り入れられ、セラミック素子120付近において、基端側GKから先端側GSに向かう取入ガスEGIの気流が生じている。このため、生成されたイオンCPは、取入ガスEGI中の微粒子Sに付着する。これにより、微粒子Sは、正に帯電した帯電微粒子SCとなって、取入ガスEGIと共に、ガス排出口60eに向けて流れ、外部の排気管EPへ排出される。
一方、補助電極体140の補助電極部141には、回路部200の補助電極電源回路240から、電線163の補助電位リード線164、補助電位端子47、及び補助電位パッド147を通じて、所定の電位(例えば、100〜200Vの正の直流電位)とされた補助電極電位PV3を印加する。これにより、生成したイオンCPのうち、微粒子Sに付着しなかった浮遊イオンCPFに、補助電極部141からその径方向外側GDOの内側プロテクタ60(捕集極)に向かう斥力を与える。そして、浮遊イオンCPFを、捕集極(内側プロテクタ60)の各部に付着させて捕集を補助する。かくして、確実に浮遊イオンCPFを捕集することができ、浮遊イオンCPFまでもがガス排出口60eから排出されるのを防止する。
そして、この微粒子検知システム1では、ガス排出口60eから排出された帯電微粒子SCに付着していた排出イオンCPHの電荷量に対応する信号(信号電流Is)を、信号電流検知回路230で検知する。これにより、排気ガスEG中に含まれる微粒子Sの量(濃度)を検知できる。このように本実施形態では、気中放電で発生させたイオンCPを、ガス取入管25の内部に取り入れた排気ガスEG中に含まれる微粒子Sに付着させて、帯電した帯電微粒子SCを生成し、第1電位PV1と接地電位PVEとの間に、帯電微粒子SCの量に応じて流れる信号電流Isを用いて排気ガスEG中の微粒子Sの量を検知する。
更に、微粒子センサ10は、セラミック素子120に素子ヒータ150を有する。この素子ヒータ150のヒータパッド156は、ヒータ端子48及び電線173のヒータリード線174を介して、回路部200の第2ヒータ通電回路225の通電端225aに導通している。また、素子ヒータ150のヒータパッド158は、ヒータ端子49及び電線175のヒータリード線176を介して、第2ヒータ通電回路225の通電端225bに導通している。
このため、第2ヒータ通電回路225から、ヒータパッド156とヒータパッド158との間に所定のヒータ通電電圧を印加すると、素子ヒータ150の発熱抵抗体151が通電により発熱する。これにより、セラミック素子120を加熱して、セラミック素子120に付着した水滴や煤等の異物を除去できるので、セラミック素子120の絶縁性を回復或いは維持できる。
加えて、本実施形態の微粒子センサ10は、第1絶縁スペーサ100にヒータ配線105を有する。このヒータ配線105の第1端子パッド107は、ヒータ接続金具85及び電線171のヒータリード線172を介して、回路部200の第1ヒータ通電回路223の通電端223aに導通している。また、ヒータ配線105の第2端子パッド108は、外側金具70及び外筒接続金具95を介して、接地電位PVEに、ひいては第1ヒータ通電回路223の通電端223bに導通している。
このため、第1ヒータ通電回路223から、第1端子パッド107と第2端子パッド108との間に所定のヒータ通電電圧を印加すると、ヒータ配線105の発熱抵抗体106が通電により発熱する。これにより、第1絶縁スペーサ100の先端側部101の接触部101sを加熱して、これが接触している外筒被接触部65hを通じて外側プロテクタ65を加熱できる。このため、外側プロテクタ65のうち外筒被接触部65h及びこの付近の内周面に付着し堆積した付着微粒子SFを燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができる。
これにより、付着微粒子SFの堆積によって、外側プロテクタ65と内側プロテクタ60との間の筒間間隙IW(図7参照)が狭くなったり、筒間間隙IWが閉塞して取入ガスEGIが流れなくなったりして、適切に微粒子Sを検知できなくなる不具合を防止でき、排気ガスEG中に含まれる微粒子Sの量を適切に検知できる。
また、微粒子センサ10の作動中(微粒子検知中)にも外側プロテクタ65を第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100で加熱して、これらの温度を上昇させて、外側プロテクタ65に微粒子Sが付着しにくくするなどの使用方法を採用することもできる。
また、発熱抵抗体106は、第1絶縁スペーサ100の内部に埋め込まれているため、ススなどの異物が発熱抵抗体106に付着(堆積)することにより、ヒータ配線105に対する通電を適切に実行できなくなったり、発熱抵抗体106が劣化したりするのを抑制できる。従って、微粒子センサ10を長期間にわたって使用した場合にも、ヒータ配線105の加熱性能を良好に維持することができ、ヒータ寿命の長い微粒子センサとすることができる。
更に、本実施形態では、第1絶縁スペーサ100のうち、外側段面102sに、ヒータ配線105の第1端子パッド107を設けており、この第1端子パッド107は、接地電位PVEとされる取付金具80の段状部83に当接、導通している。このような形態とすることで、第1端子パッド107を外側金具70あるいは回路部200の第1ヒータ通電回路223に接続するためのリード線等を設ける必要がなく、微粒子センサ10を簡単な構造とし、かつ、第1端子パッド107を確実に外側金具70に導通できる。また、本実施形態では、第1端子パッド107を、外側段面102sに、第1絶縁スペーサ100の周方向CDに延びる円環状に形成し、全周にわたり外側金具70(取付金具80の段状部83)に当接させている。このため、第1端子パッド107と外側金具70とをより確実かつ低抵抗で接続できる。
またこの微粒子センサ10では、信号電流Isが微小となるが、第1電位PV1とされる内側金具20と、接地電位PVEとされる外側金具70との間で絶縁しているので、第1電位PV1と接地電位PVEとの間の漏れ電流を抑制し、これらの間を流れる微小な信号電流Isの量を適切に検知できる。かくして、排気ガスEG中に含まれる微粒子Sの量を適切に検知することができる。
(変形形態1)
次いで、上述の実施形態の変形形態1を、図8を参照しつつ説明する。上述の実施形態においては、微粒子検知システム1に用いる微粒子センサ10は、ガス取入管25の外側プロテクタ65の外筒被接触部65hに、第1絶縁スペーサ100の先端側部101の接触部101sが接触する形態とした。このため、実施形態の微粒子センサ10では、ヒータ配線105(発熱抵抗体106)への通電により、外筒被接触部65hを通じて外側プロテクタ65が加熱され、外側プロテクタ65の外筒被接触部65h及びこの付近の内周面に堆積した付着微粒子SFを除去することができる。
これに対し、本変形形態1の微粒子検知システム301に用いる微粒子センサ310(図8参照)は、発熱抵抗体106への通電により、外側プロテクタ365のみならず内側プロテクタ360も加熱できる。具体的には、内側プロテクタ360及び外側プロテクタ365の形態は、実施形態1の内側プロテクタ60及び外側プロテクタ65の形態とほぼ同様である。但し、本変形形態1の内側プロテクタ360は、その基端部分の形態が、実施形態の内側プロテクタ60と異なり、外側にU字状に曲げ返されて、端部をなして内筒被接触部でもある重ね被接触部360hが、外側プロテクタ365の外筒被接触部365hに重なり、溶接部365mでレーザ溶接されて一体とされている。
また、実施形態では、内側プロテクタ60の基端部60k及び外側プロテクタ65の基端部65kを主体金具30の先端部30sにレーザ溶接で固定していた。しかし、本変形形態1では、主体金具30の先端部30sに設けた環状凹部30gに、外側プロテクタ365の基端部365kに打ち抜き形成した返し部365kkが脱着不能に係合している。
この微粒子センサ310では、内側プロテクタ360及び外側プロテクタ365を上述の形態としたので、通電により発熱抵抗体106を発熱させて、第1絶縁スペーサ100の先端側部101の接触部101sが接触している外側プロテクタ365の外筒被接触部365hを加熱すると、外筒被接触部365hに重なる内側プロテクタ360の重ね被接触部360hにも熱が伝わる。従って、外筒被接触部365hを通じて外側プロテクタ365が加熱されるのみならず、重ね被接触部360hを通じて内側プロテクタ360も加熱される。
このため、外側プロテクタ365の外筒被接触部365h及びこの付近の内周面に付着し堆積した付着微粒子SFを燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができるほか、内側プロテクタ360の重ね被接触部360h及びこの付近の外周面に付着し堆積した付着微粒子SFをも燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができ、付着微粒子SFの除去をより適切に行うことができる。
これにより、付着微粒子SFの堆積によって筒間間隙IWが狭くなったり、筒間間隙IWが閉塞して取入ガスEGIが流れなくなったりして、適切に微粒子Sを検知できなくなる不具合を防止でき、排気ガスEG中に含まれる微粒子Sの量を適切に検知できる。
しかも、内側プロテクタ360の内周面に付着し堆積した付着微粒子SFをも燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができるので、センサ内流路SGWのうち、内側プロテクタ360とセラミック素子120との間における、取入ガスEGIの流通をも適切に維持することができる。
また、微粒子センサ310の作動中(微粒子検知中)にも外側プロテクタ365及び内側プロテクタ360を第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100で加熱して、これらの温度を上昇させて、外側プロテクタ365及び内側プロテクタ360に微粒子Sが付着しにくくするなどの使用方法を採用することもできる。
(変形形態2)
次いで、前述の実施形態の変形形態2を、図9を参照しつつ説明する。変形形態1の微粒子検知システム301に用いる微粒子センサ310(図8参照)では、発熱抵抗体106への通電により、外側プロテクタ365及び内側プロテクタ360を、外側から加熱した。具体的には、第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100の先端側部101の接触部101sを、外側プロテクタ365の外筒被接触部365hに外側から接触させると共に、内側プロテクタ360の重ね被接触部360hを外筒被接触部365hに重ねて、第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100の接触部101sが間接的に接触する形態とした。
これに対し、変形形態2の微粒子検知システム401に用いる微粒子センサ410(図9参照)では、外側プロテクタ565及び内側プロテクタ560を、比較形態2よりも径大に形成している。これにより、第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100の先端側部101の接触部101sが、外側プロテクタ565の外筒被接触部565hに内側から接触するほか、内側プロテクタ560の内筒被接触部560hに外側から接触する形態とした。なお、外側プロテクタ565及び内側プロテクタ560は、先端付近の溶接部565mでレーザ溶接されて一体とされている。
また、変形形態1では、主体金具30の先端部30sに設けた環状凹部30gに、外側プロテクタ365の基端部365kに打ち抜き形成した返し部365kkが脱着不能に係合している。これに対し、本変形形態2では、主体金具30の先端部30sに設けた環状凹部30gに、内側プロテクタ560の基端部560kに打ち抜き形成した返し部560kkが脱着不能に係合している。
この微粒子センサ410では、内側プロテクタ560及び外側プロテクタ565を上述の形態としたので、通電により発熱抵抗体106を発熱さると、第1絶縁スペーサ100の先端側部101の接触部101sが内側から接触している外側プロテクタ565の外筒被接触部565hを直接加熱する。また、第1絶縁スペーサ100の接触部101sが外側から接触している内側プロテクタ560の内筒被接触部560hを直接加熱する。従って、さらに効率よく、外筒被接触部565hを通じて外側プロテクタ565が加熱されるのみならず、内筒被接触部560hを通じて内側プロテクタ560も加熱される。
このため、外側プロテクタ565の外筒被接触部565h及びこの付近の内周面に付着し堆積した付着微粒子SFを燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができるほか、内側プロテクタ560の内筒被接触部560h及びこの付近の外周面に付着し堆積した付着微粒子SFをも燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができ、付着微粒子SFの除去をより適切に行うことができる。
これにより、この微粒子センサ410でも、付着微粒子SFの堆積によって筒間間隙IWが狭くなったり、筒間間隙IWが閉塞して取入ガスEGIが流れなくなったりして、適切に微粒子Sを検知できなくなる不具合を防止でき、排気ガスEG中に含まれる微粒子Sの量を適切に検知できる。
しかも、内側プロテクタ560の内周面に付着し堆積した付着微粒子SFをも燃焼させて除去する(焼き飛ばす)ことができるので、センサ内流路SGWのうち、内側プロテクタ560とセラミック素子120との間における、取入ガスEGIの流通をも適切に維持することができる。
また、微粒子センサ410の作動中(微粒子検知中)にも外側プロテクタ565及び内側プロテクタ560を第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100で加熱して、これらの温度を上昇させて、外側プロテクタ565及び内側プロテクタ560に微粒子Sが付着しにくくするなどの使用方法を採用することもできる。
以上において、本発明を実施形態及び変形形態1,2に即して説明したが、本発明は上述の実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。例えば、実施形態等では、タングステンからなる発熱抵抗体106を用いたが、発熱抵抗体の構成材料はこれに限定されない。白金やモリブテンなどの他の金属材料や、導電性セラミック材を用いてもよい。
また、実施形態等では、第1絶縁スペーサ100の内部に設けたヒータ配線105のうち、第2端子パッド108は、前述したように、ヒータ接続金具85を介して、電線171のヒータリード線172に導通し、グロメット97を貫通して、外筒90の外部に延出し、回路部200の第1ヒータ通電回路223の通電端223aに接続している。一方、第1端子パッド107は、第1絶縁スペーサ100の中間部102の外側段面102sに全周にわたって形成され、取付金具80の段状部83に導通し、この取付金具80を通じて、接地電位PVEに接続している。従って、第1ヒータ通電回路223からヒータ配線105に通電するに当たっては、1本の電線171(ヒータリード線172)と接地電位PVEとの間に通電すれば良い形態とした。このようにすることで、微粒子センサ10等と回路部200の第1ヒータ通電回路223との間を結ぶ電線の数を1本削減でき、微粒子センサの構造を簡単にできる利点がある。
しかし、第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)100の形態を変更し、ヒータ配線105の一端を電線171のヒータリード線172に接続するほか、図6において破線で示すように、他端を別の電線177のヒータリード線178に接続し、両者を外筒90の外部に延出させて、第1ヒータ通電回路223の通電端225a,223bにそれぞれ接続する形態としても良い。この場合には、ヒータリード線の数の削減はできないが、取付金具80と取付用ボスBOとの取付状態(導通状態)の着脱による変動や経時的変動の影響を受けずに、ヒータ配線105を駆動できるので、ヒータ配線105(発熱抵抗体106)の発熱状態を安定化できる利点がある。
1,301,401 微粒子検知システム
10,310,410 微粒子センサ
20 内側金具
25 ガス取入管(流通路形成体)
30 主体金具
40 内筒
50 内筒接続金具
60,360,560 内側プロテクタ(内側金属筒)
60e ガス排出口
360h 重ね被接触部(内筒被接触部)
560h 内筒被接触部
65,365,565 外側プロテクタ(外側金属筒)
65c ガス取入口
65h,365h,565h (外側プロテクタの)外筒被接触部
365m,565m 溶接部
70 外側金具
80 取付金具(外側金具)
80s 先端側部
85c (ヒータ接続金具の)接触バネ部
85d (ヒータ接続金具の)線把持部
90 外筒(外側金具)
100 第1絶縁スペーサ(ヒータ部材)
101 先端側部
101s 接触部
102 中間部
102s 外側段面(金具当接面)
104 本体部材
105 ヒータ配線
106 発熱抵抗体
107 第1端子パッド(第1ヒータ端子)
108 第2端子パッド(第2ヒータ端子)
120 セラミック素子
200 回路部
223 第1ヒータ通電回路
EP 排気管
EG 排気ガス
EGI 取入ガス(被測定ガス)
S 微粒子
CP イオン
SC 帯電微粒子
SF 付着粒子
SGW センサ内流路
IW 筒間間隙
PVE 接地電位
PV1 第1電位
Is 信号電流
AX (微粒子センサの)軸線
GH (軸線に沿う)長手方向
GK (長手方向のうち)基端側
GS (長手方向のうち)先端側
GD 径方向
GDO 径方向外側
GDI 径方向内側

Claims (5)

  1. 被測定ガスを流すセンサ内流路を形成する流路形成体を備え、
    上記センサ内流路中に存在する微粒子を帯電させて、上記センサ内流路を流れる上記微粒子を検知する
    微粒子センサであって、
    上記流路形成体は、
    内側金属筒と、
    上記内側金属筒を径方向外側から囲む外側金属筒とを有し、
    上記内側金属筒及び上記外側金属筒の間の筒状の筒間間隙は、上記センサ内流路の少なくとも一部をなしており、
    上記内側金属筒及び上記外側金属筒の少なくともいずれかを加熱するヒータ部材を、備える
    微粒子センサ。
  2. 請求項1に記載の微粒子センサであって、
    前記ヒータ部材は、
    絶縁性無機材料からなる本体部材と、
    上記本体部材の内部に埋め込まれ通電により発熱する発熱抵抗体と、を有する
    微粒子センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の微粒子センサであって、
    前記ヒータ部材は、
    前記外側金属筒の外筒被接触部に接して、上記外筒被接触部を通じて上記外側金属筒を加熱する
    微粒子センサ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の微粒子センサであって、
    前記ヒータ部材は、
    前記内側金属筒の内筒被接触部に接して、上記内筒被接触部を通じて上記内側金属筒を加熱する
    微粒子センサ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の微粒子センサを用いた微粒子検知システムであって、
    気中放電で発生させたイオンを、前記センサ内流路を流れる前記被測定ガスに含まれる前記微粒子に付着させて、帯電した帯電微粒子を生成し、上記帯電微粒子の量に応じて流れる信号電流を用いて、上記被測定ガス中の上記微粒子の量を検知する
    微粒子検知システム。
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