JP6196681B2 - 防振装置 - Google Patents

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    • F16F13/107Passage design between working chambers

Description

本発明は、例えば自動車や産業機械等に適用され、エンジン等の振動発生部の振動を吸収および減衰する防振装置に関する。
本願は、2013年11月11日に日本に出願された特願2013−233281号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
この種の防振装置として、例えば下記特許文献1記載の構成が知られている。この防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材を連結する弾性体と、液体が封入される第1取付け部材内の液室を、第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備えている。この防振装置はさらに、両液室を互いに連通する第1の制限通路および第2の制限通路と、両液室の間に設けられたシリンダ室と、シリンダ室内に、開放位置と閉塞位置との間で移動可能に配設されたプランジャ部材と、を備えている。
この防振装置には、例えばアイドル振動やシェイク振動など、周波数が異なる複数種類の振動が入力される。そこでこの防振装置では、第1の制限通路および第2の制限通路それぞれの共振周波数が、異なる種類の振動それぞれの周波数に設定(チューニング)されている。そして、プランジャ部材が、入力された振動の周波数に応じて開放位置と閉塞位置との間で移動することで、液体が流通する制限通路を、第1の制限通路と第2の制限通路とで切り替えている。
特開2007−120598号公報
しかしながら、前記従来の防振装置には、プランジャ部材が移動するときに発生する異音の抑制や構造の簡素化、製造の容易化について改善の余地がある。
また前記従来の防振装置では、例えば、制限通路の共振周波数よりも周波数が高く振幅が極めて小さい微振動など、意図しない振動が入力されたときに、制限通路が目詰まりする等して動ばね定数が上昇する。その結果、例えば自動車の乗り心地性など防振装置の製品特性に影響が生じるおそれがある。なお前記制限通路の共振周波数は、制限通路の路長や断面積などにより決定される。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、製品特性を確保しつつ異音の発生を抑制し、構造の簡素化および製造の容易化を図ることができる防振装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材を連結する弾性体と、液体が封入される前記第1取付け部材内の液室を、第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備えている。前記第1液室および前記第2液室のうちの少なくとも1つは、前記弾性体を壁面の一部に有する。前記仕切り部材には、前記第1液室と前記第2液室とを連通する連通路が設けられている。前記連通路の内周面には、この連通路の径方向の内側に向けて突出し、この連通路内を、この連通路の軸方向に流通する液体の流れを変化させる変流突部が設けられている。前記連通路および前記変流突部は、前記連通路の軸線および前記変流突部を通る縦断面視において、前記軸線に対して対称形状を呈している。前記変流突部の突端部は、前記軸方向の両側に向けて開口する通過孔の内周縁部を形成し、前記変流突部は、液体の流れを、前記変流突部の表面に沿って前記変流突部の突端部側に向けて変化させ、前記連通路の周方向に延びる円周を旋回軸として旋回させるように構成されている剛性体である。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材を連結する弾性体と、液体が封入される前記第1取付け部材内の液室を、第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備え、前記第1液室および前記第2液室のうちの少なくとも1つは、前記弾性体を壁面の一部に有する防振装置であって、前記仕切り部材には、前記第1液室と前記第2液室とを連通する連通路が設けられ、前記連通路の内周面には、この連通路の径方向の内側に向けて突出し、この連通路内を、この連通路の軸方向に流通する液体の流れを変化させる変流突部が設けられ、前記連通路および前記変流突部は、前記連通路の軸線および前記変流突部を通る縦断面視において、前記軸線に対して対称形状を呈し、前記変流突部の突端部は、前記軸方向の両側に向けて開口する通過孔の内周縁部を形成し、前記変流突部は、前記軸方向に開口する環状に形成されるとともに前記連通路における前記軸方向の両端部に各別に設けられ、前記連通路のうち、前記軸方向の両端部は、これらの両端部の間に位置する中央部よりも小径であり、液体が前記通過孔を通過して前記連通路の中央部に流入すると、この液体のうち、前記連通路内の前記径方向の外側を流通する液体が、前記中央部の内周面に沿うように前記径方向の外側に広がりながら前記軸方向に流通する。
この発明では、振動が入力されると、液体が、第1液室と第2液室との間で連通路を通して前記軸方向に流通する。この液体が、連通路内において変流突部が位置する部分に到達したときに、連通路を流通する液体のうち、連通路内の前記径方向の外側を流通する液体は、変流突部の表面を基端部側から先端部側に向けて流れることで、流れを前記径方向の内側に向けて変化させられる。また連通路を流通する液体のうち、連通路内の前記径方向の内側を流通する液体は、通過孔を前記軸方向に通過しようとする。
このとき、液体の流速が高められていると、例えば、通過孔を前記軸方向に通過しようとする液体と、変流突部により流れを変化させられた液体と、が衝突することによるエネルギー損失などを起因として、液体の圧力損失が高められて振動が吸収および減衰される。
ここでこの防振装置では、連通路および変流突部が、前記縦断面視において、前記軸線に対して対称形状を呈している。したがって、この縦断面視において前記径方向の両外側に位置する部分を流通する各液体の流れが、変流突部によって、前記軸線に対して対称に変化させられる。そしてこのように流れを変化させられた液体が、通過孔を前記軸方向に通過しようとする液体に対して、前記径方向の両外側から衝突することから、液体の圧力損失が効果的に高められる。
一方、液体の流速が低いと、前述のような液体が衝突することによる液体の圧力損失が抑えられ、液体が連通路内を円滑に流通して動ばね定数の上昇が抑えられる。
この防振装置によれば、連通路内を流通する液体の流速に応じて液体の圧力損失を高めることで、振動を吸収および減衰することができる。その結果、例えばアイドル振動やシェイク振動などの通常の振動が入力されたときに、振動の周波数によらず振動を吸収および減衰することができる。したがって、互いに周波数が異なる複数種類の振動を吸収および減衰しつつ異音の発生を抑制し、構造の簡素化および製造の容易化を図ることができる。
また、流速が低く液体の圧力損失が抑制された状態下では、液体が連通路内を円滑に通過して動ばね定数の上昇が抑えられる。したがって、例えば、通常の振動よりも周波数が高く振幅が極めて小さい微振動などの意図しない振動が入力されたとき等、通常の振動が入力されたときよりも液体の流速が低いときには、動ばね定数の上昇を抑えることが可能になり、この防振装置の製品特性を確保し易くすることができる。
また、前記変流突部は、前記連通路内を、この変流突部と前記連通路の内周面との間に形成されるとともに内部に流入する液体の流れを変化させる変流空間と、前記通過孔を有するとともに内部に流入する液体を通過させる通過空間と、に区画してもよい。
この場合、連通路内を流通する液体が、連通路内において変流突部が位置する部分に到達したときに、この液体のうち、連通路内の前記径方向の外側を流通する液体は、変流空間に流入し、変流突部の表面に沿って変流突部の突端部側に向かうことで流れを前記径方向に変化させられる。また、連通路内の前記径方向の内側を流通する液体は、通過孔を通過して通過空間に流入してこの通過空間を前記軸方向に通過する。
この防振装置によれば、変流突部が、連通路内を変流空間と通過空間とに区画するので、変流空間に流入した液体の流れを、通過空間を通過する液体からの影響を抑えて精度良く変化させることができる。したがって、液体の流速が高められているときに、液体の圧力損失を確実に高めることができる。
また、前記変流突部は、前記軸方向に延び、突端部側の開口部が前記通過孔とされた筒状に形成され、前記変流空間は、前記変流突部の外周面と前記連通路の内周面との間に形成され、前記通過空間は、前記変流突部の内周面により形成されていてもよい。
この場合、変流空間が、変流突部の外周面と連通路の内周面との間に形成されているので、変流空間を、連通路の周方向の全周にわたって形成することができる。これにより、連通路を流通する液体のうち、連通路内の前記径方向の外側を流通する液体の流れを、前記周方向の全周にわたって変化させることができる。したがって、液体の流速が高められているときに、液体の圧力損失を一層確実に高めることができる。
また通過空間が、変流突部の内周面により形成されているので、通過空間を、前記軸方向の両側に向けて開口させることができる。これにより、通過空間内を通過する液体を、通過空間内で前記軸方向に沿って流通させることが可能になり、液体を通過空間内で円滑に流通させることができる。
また、前記変流突部の外周面は、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径していてもよい。
この場合、変流突部の外周面が、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径している。したがって、変流空間内に流入する液体の流れを、変流突部の外周面に沿うように変化させることで、この液体を、前記周方向に延びる円周を旋回軸として旋回させ、液体の流れの向きを、前記軸方向に反転させることができる。これにより、通過孔を前記軸方向に通過しようとする液体が、変流突部により流れを変化させられた液体と衝突するときに生じる液体の圧力損失を、より一層確実に高めることができる。
なお変流突部の内周面も、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径していると、変流突部の全体が、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径する。この場合、通過孔から通過空間内に流入する液体が、通過空間内を前記軸方向に流通するときに、この液体と変流突部の内周面との間の摩擦によるエネルギー損失を抑えることが可能になり、液体を通過空間内で一層円滑に流通させることができる。
また、前記変流突部として、前記突端部側の開口部が、前記軸方向に沿った前記第1液室側を向く第1変流突部と、前記突端部側の開口部が、前記軸方向に沿った前記第2液室側を向く第2変流突部と、が備えられていてもよい。
この場合、変流突部として、第1変流突部と、第2変流突部と、が備えられている。したがって、第1液室から第2液室に流通する液体の流れを第1変流突部により変化させることで、液体の圧力損失を高めるとともに、第2液室から第1液室に流通する液体の流れを、第2変流突部により変化させることでも、液体の圧力損失を高めることができる。これにより、効果的に振動を吸収および減衰することができる。
本発明に係る防振装置によれば、製品特性を確保しつつ異音の発生を抑制し、構造の簡素化および製造の容易化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る防振装置の縦断面図である。 図1に示す防振装置を構成する仕切り部材に備えられた嵌合部の部分断面斜視図である。 図1に示す防振装置を構成する仕切り部材に設けられた変流空間と通過空間とを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る防振装置の縦断面図であって、要部を拡大した図である。 本発明の第3実施形態に係る防振装置の縦断面図であって、要部を拡大した図である。 図5に示すA−A矢視断面図である。 本発明の第4実施形態に係る防振装置の縦断面図であって、要部を拡大した図である。 本発明の第5実施形態に係る防振装置の縦断面図であって、要部を拡大した図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る防振装置の第1実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
この防振装置10は、図1に示すように、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材11、および他方に連結される第2取付け部材12と、これらの両取付け部材11、12同士を互いに連結する弾性体13と、液体Lが封入される第1取付け部材11内の液室を、弾性体13を壁面の一部に有する主液室(第1液室)14、および副液室(第2液室)15に仕切る仕切り部材16と、を備えている。
図示の例では、第2取付け部材12は柱状に形成されるとともに、弾性体13は筒状に形成され、第1取付け部材11、第2取付け部材12および弾性体13は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線(第1取付け部材の軸線、連通路の軸線)Oといい、軸線O方向(連通路の軸方向)に沿う主液室14側を一方側といい、副液室15側を他方側という。軸線Oに直交する方向を径方向(連通路の径方向)といい、軸線O回りに周回する方向を周方向(連通路の周方向)という。
なお、この防振装置10が例えば自動車に装着される場合には、第2取付け部材12が振動発生部としてのエンジンに連結される一方、第1取付け部材11が図示しないブラケットを介して振動受部としての車体に連結され、エンジンの振動が車体に伝達するのを抑える。この防振装置10は、第1取付け部材11の前記液室に、例えばエチレングリコール、水、シリコーンオイル等の液体Lが封入された液体封入型である。
第1取付け部材11は、軸線O方向に沿って、一方側に位置する一方側外筒体21と、他方側に位置する他方側外筒体22と、を備えている。
一方側外筒体21における一方側の端部には、前記弾性体13が液密状態で連結されていて、この弾性体13により一方側外筒体21の一方側の開口部が閉塞されている。一方側外筒体21のうち、他方側の端部21aは、他の部分より大径に形成されている。そして、一方側外筒体21の内部が前記主液室14となっている。主液室14の液圧は、振動の入力時に、弾性体13が変形してこの主液室14の内容積が変化することで変動する。なお一方側外筒体21において、弾性体13が連結された部分に対して他方側から連なる部分には、全周にわたって連続して延びる環状溝21bが形成されている。
他方側外筒体22における他方側の端部には、ダイヤフラム17が液密状態で連結されていて、このダイヤフラム17により他方側外筒体22における他方側の開口部が閉塞されている。他方側外筒体22のうち、一方側の端部22aは、他の部分より大径に形成されていて、前記一方側外筒体21における他方側の端部21a内に嵌合されている。また他方側外筒体22内には、仕切り部材16が嵌合されていて、他方側外筒体22の内部のうち、仕切り部材16とダイヤフラム17との間に位置する部分が、前記副液室15となっている。副液室15は、ダイヤフラム17を壁面の一部としており、ダイヤフラム17が変形することにより拡縮する。なお他方側外筒体22は、ダイヤフラム17と一体に形成されたゴム膜によって、ほぼ全域にわたって被覆されている。
第2取付け部材12における一方側の端面には、軸線Oと同軸に雌ねじ部12aが形成されている。第2取付け部材12は、第1取付け部材11から一方側に突出している。第2取付け部材12には、径方向の外側に向けて突出し、かつ全周にわたって連続して延びるフランジ部12bが形成されている。フランジ部12bは、第1取付け部材11における一方側の端縁から一方側に離れている。
弾性体13は、弾性変形可能な例えばゴム等の材料で形成され、一方側から他方側に向かうに従い漸次拡径された筒状に形成されている。弾性体13のうち、一方側の端部が、第2取付け部材12に連結され、他方側の端部が、第1取付け部材11に連結されている。なお、第1取付け部材11の一方側外筒体21の内周面は、弾性体13と一体に形成されたゴム膜により、ほぼ全域にわたって覆われている。
仕切り部材16は、本体部16aと、嵌合部16bと、を備えている。本体部16aは、軸線Oと同軸に配置された有底筒状に形成され、第1取付け部材11内に嵌合されている。本体部16aには、径方向の外側に向けて突出するフランジ部16cが設けられている。フランジ部16cは、本体部16aにおける一方側の端部に設けられている。フランジ部16cは、他方側外筒体22の一方側の端部22a内に配置されている。
嵌合部16bは、軸線Oと同軸に配置された柱状に形成され、本体部16a内に嵌合されている。嵌合部16bにおいて一方側を向く端面は、本体部16aにおいて一方側を向く端面と面一になっている。嵌合部16bの軸線O方向に沿った大きさは、本体部16aの底部の軸線O方向に沿った大きさと同等となっている。
仕切り部材16には、主液室14と副液室15とを連通する連通路30が設けられている。主液室14と副液室15とは、この連通路30を通してのみ連通されている。連通路30は、軸線O方向に延び、仕切り部材16における軸線O方向の両端面に各別に開口している。連通路30は、軸線O方向に沿って直線状に延び、軸線Oと同軸の円柱状に形成されている。連通路30は、嵌合部16bを軸線O方向に貫通する第1貫通孔30aと、本体部16aの底部を軸線O方向に貫通する第2貫通孔30bと、により構成される。
そして本実施形態では、連通路30の内周面には、この連通路30内を流通する液体Lの流れを変化させる変流突部31、32が設けられている。
変流突部31、32は、連通路30の内周面から径方向の内側に向けて突出し、連通路30内を、軸線O方向に流通する液体Lの流れを変化させる。変流突部31、32は、連通路30内を流通する液体Lを、この変流突部31、32の表面に沿って流動させることで、この液体Lの流れを曲げさせる。変流突部31、32は、液体Lの流れに受けたときに変形しない程度の剛性を具備する剛性体である。変流突部31、32は、例えば樹脂等の材料により、仕切り部材16と一体に形成されている。変流突部31、32は、軸線O方向に複数設けられていて、図示の例では、軸線O方向に間隔をあけて一対設けられている。
また本実施形態では、図1および図2に示すように、連通路30および変流突部31、32は、軸線Oおよび変流突部31、32を通る縦断面視において、軸線Oに対して対称形状を呈している。連通路30および変流突部31、32は、前記縦断面視において、軸線Oを基準として線対称となっている。変流突部31は、周方向の全周にわたって配置されていて、図示の例では、周方向の全周にわたって連続して延びている。
変流突部31、32は、軸線O方向に延びる筒状、図示の例では円筒状に形成されている。変流突部31、32における軸線O方向の一端部は、連通路30の内周面に連結された基端部(固定端)とされ、軸線O方向の他端部は、連通路30の内周面に非連結とされた突端部(自由端)とされている。
変流突部31、32の外周面は、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径していて、前記縦断面視において、軸線Oに対して直線状に傾斜している。なお本実施形態では、変流突部31、32の内周面も、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径していて、変流突部31、32の全体が、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径している。
変流突部31、32の突端部は、軸線O方向の両側に向けて開口する通過孔31c、32cの内周縁部を形成している。図示の例では、変流突部31、32の突端部側の開口部の全体が通過孔31c、32cとされ、変流突部31、32の突端部は、通過孔31c、32cの内周縁部の全体を構成している。通過孔31c、32cの最小断面積は、連通路30における最大断面積の半分以下となっている。なお、通過孔31c、32cの最小断面積は、軸線Oに直交する方向に沿う通過孔31c、32cの断面についての断面積のうち、最小の断面積である。連通路30における最大断面積は、軸線Oに直交する方向に沿う連通路30の断面についての断面積のうち、最大の断面積である。
ここで本実施形態では、前記変流突部として、第1変流突部31と、第2変流突部32と、が1つずつ備えられている。第1変流突部31の突端部(自由端)側の開口部である第1通過孔31c(通過孔)は、一方側を向いている。第2変流突部32の突端部(自由端)側の開口部である第2通過孔32c(通過孔)は、他方側を向いている。
第1変流突部31は一方側に位置するとともに、第2変流突部32は他方側に位置している。これらの両変流突部31、32は、軸線O方向の全長にわたって連通路30内に位置している。両変流突部31、32は、軸線O方向に対称に形成されている。両変流突部31、32の基端部(固定端)同士は、軸線O方向に離間している。第1変流突部31は、第1貫通孔30aの内周面に設けられて嵌合部16bに一体に形成されている。第2変流突部32は、第2貫通孔30bの内周面に設けられて本体部16aに一体に形成されている。
各変流突部31、32は、連通路30内を、内部に流入する液体Lの流れを変化させる変流空間31a、32aと、内部に流入する液体Lを通過させる通過空間31b、32bと、に区画している。変流突部31、32は、連通路30の内周面との間に変流空間31a、32aを形成している。
変流空間31a、32aは、変流突部31、32の外周面と連通路30の内周面との間に形成されている。変流突部31、32の外周面は、変流空間31a、32aを画成する画成面であり、前記縦断面視において軸線Oに対して傾斜している。
通過空間31b、32bは、前記通過孔31c、32cを備えている。通過空間31b、32bは、変流突部31、32の内周面により形成されている。通過空間31b、32bは、変流突部31、32の内部の全体によって構成されていて、つまり変流突部31、32の内部の全体が、通過空間31b、32bとなっている。
第1変流突部31は、連通路30内を、前記変流空間としての第1変流空間31aと、前記通過空間としての第1通過空間31bと、に区画している。
第1変流空間31aは、軸線Oと同軸の環状に形成され、一方側に向けて開口している。前記縦断面視において、第1変流空間31aの径方向に沿った空間幅は、一方側から他方側に向かうに従い漸次、小さくなっている。第1変流空間31aの底面は、一方側を向くとともに第1変流突部31の外周面と連通路30の内周面とを連結している。前記縦断面視において、第1変流空間31aの底面は、他方側に向けて凹となる凹曲面状に形成されている。
図2に示すように、第1通過空間31bは、軸線Oと同軸の錐台状、図示の例では円錐台状に形成され、軸線O方向の両側に向けて開口している。第1通過空間31bは、一方側から他方側に向かうに従い漸次、拡径している。
図1に示すように、第2変流突部32は、連通路30内を、前記変流空間としての第2変流空間32aと、前記通過空間としての第2通過空間32bと、に区画している。
第2変流空間32aは、軸線Oと同軸の環状に形成され、他方側に向けて開口している。前記縦断面視において、第2変流空間32aの径方向に沿った空間幅は、他方側から一方側に向かうに従い漸次、小さくなっている。第2変流空間32aの底面は、他方側を向くとともに第2変流突部32の外周面と連通路30の内周面とを連結している。前記縦断面視において、第2変流空間32aの底面は、一方側に向けて凹となる凹曲面状に形成されている。
第2通過空間32bは、軸線Oと同軸の錐台状、図示の例では円錐台状に形成され、軸線O方向の両側に向けて開口している。第2通過空間32bは、他方側から一方側に向かうに従い漸次、拡径している。
次に、前記防振装置10の作用について説明する。
図1に示すような防振装置10に、振動発生部から軸線O方向の振動が入力されると、両取付け部材11、12が弾性体13を弾性変形させながら相対的に変位して主液室14の液圧が変動する。すると液体Lが、連通路30を通して主液室14と副液室15との間を往来しようとする。このとき、主液室14内の液体Lが、連通路30を通して副液室15側に向けて流動しようとすると、この液体Lはまず、連通路30の一方側の開口部からこの連通路30内に流入する。そして液体Lは、連通路30において第1変流突部31が位置する部分に到達する。
すると図3に示すように、この液体Lのうち、連通路30内の径方向の外側を流通する液体Lは、第1変流空間31aに流入し、第1変流突部31の表面に沿って第1変流突部31の突端部側に向かうことで流れを径方向に変化させられる。また、連通路30内の径方向の内側を流通する液体Lは、第1通過孔31cを通過して第1通過空間31bに流入してこの第1通過空間31bを軸線O方向に通過する。このとき例えば、第1変流空間31a内に流入する液体Lの流れを、第1変流突部31の外周面に沿うように変化させ、この液体Lを、周方向に延びる円周を旋回軸として旋回させること等ができる。なお本実施形態では、第1変流空間31aの底面が、凹曲面状に形成されているので、液体Lの流れを効果的に変化させることができる。
ここでこの防振装置10には通常、例えばアイドル振動(例えば、周波数が18Hz〜30Hz、振幅が±0.5mm以下)や、アイドル振動よりも周波数が低く振幅が大きいシェイク振動(例えば、周波数が14Hz以下、振幅が±0.5mmより大きい)などの振動が入力される。これらの振動のうち、アイドル振動は、比較的振幅が小さいものの周波数が高く、シェイク振動は、周波数が低いものの振幅が大きい。したがって、このような通常の振動が入力されたときには、連通路30内に流入する液体Lの流速を一定以上に高めることができる。
その結果、例えば、第1通過孔31cを軸線O方向に通過しようとする液体Lと、第1変流突部31により流れを変化させられた液体Lと、が衝突することによるエネルギー損失などを起因として、液体Lの圧力損失が高められ、これにより振動が吸収および減衰される。なお、液体Lの圧力損失を高める要因としては、液体Lの粘性抵抗や、液体Lの流れを変化させ旋回流を形成することによるエネルギー損失、液体Lと第1変流突部31との間の摩擦によるエネルギー損失なども挙げられる。
ここでこの防振装置10では、連通路30および変流突部31、32が、前記縦断面視において、軸線Oに対して対称形状を呈している。したがって、この縦断面視において径方向の両外側に位置する部分を流通する各液体Lの流れが、第1変流突部31によって、軸線Oに対して対称に変化させられる。そしてこのように流れを変化させられた液体Lが、第1通過孔31cを軸線O方向に通過しようとする液体に対して、径方向の両外側から衝突することから、液体Lの圧力損失が効果的に高められる。
なお、第1通過孔31cを通過して第1通過空間31bに流入した液体Lは、この第1通過空間31b内で軸線O方向に流通してこの第1通過空間31b内を通過し、第2通過空間32b内に到達する。その後、この液体Lは、第2通過空間32b内を軸線O方向に流通して第2通過孔32cを通過して、連通路30の他方側の開口部から副液室15に流入する。
また副液室15内の液体Lが、連通路30を通して主液室14側に向けて流動しようとすると、この液体Lはまず、連通路30の他方側の開口部からこの連通路30内に流入し、連通路30において第2変流突部32が位置する部分に到達する。すると、この液体Lのうち、連通路30内の径方向の外側を流通する液体Lは、第2変流空間32aに流入して流れを変化させられる。一方、この液体Lのうち、連通路30内の径方向の内側を流通する液体Lは、第2通過孔32cを通して第2通過空間32bに流入してこの第2通過空間32bを通過する。このときも、液体Lの流速が一定以上の高さである場合には、第2変流空間32aに流入する液体Lの流れを変化させることで、液体Lの圧力損失を高めて振動を吸収および減衰することができる。ここで本実施形態では、第2変流空間32aの底面が、凹曲面状に形成されているので、第2変流空間32a内での液体Lの流れを効果的に変化させることができる。
なお第2通過空間32bに流入した液体Lは、この第2通過空間32bおよび第1通過空間31b内を順次通過して、連通路30の一方側の開口部から主液室14に流入する。
ところでこの防振装置10には、例えば想定よりも周波数が高く振幅が極めて小さい微振動などが意図せず入力されることがある。微振動が入力されたときには、連通路30内に流入する液体Lの流速が低いことから、変流突部31、32が連通路30内の液体Lの流れを変化させても液体Lの圧力損失が抑えられる。その結果、液体Lが通過空間31b、32b内を通過して主液室14と副液室15との間を円滑に流通することから、動ばね定数の上昇が抑えられる。
以上説明したように、本実施形態に係る防振装置10によれば、連通路30内を流通する液体Lの流速に応じて液体Lの圧力損失を高めることで、振動を吸収および減衰することができる。その結果、例えばアイドル振動やシェイク振動などの通常の振動が入力されたときに、振動の周波数によらず振動を吸収および減衰することができる。したがって、互いに周波数が異なる複数種類の振動を吸収および減衰しつつ異音の発生を抑制し、構造の簡素化および製造の容易化を図ることができる。
また、流速が低く液体Lの圧力損失が抑制された状態下では、液体Lが連通路30内を円滑に通過して動ばね定数の上昇が抑えられる。したがって、例えば、通常の振動よりも周波数が高く振幅が極めて小さい微振動などの意図しない振動が入力されたとき等、通常の振動が入力されたときよりも液体Lの流速が低いときには、動ばね定数の上昇を抑えることが可能になり、この防振装置の製品特性を確保し易くすることができる。
また変流突部31、32が、連通路30内を変流空間31a、32aと通過空間31b、32bとに区画するので、変流空間31a、32aに流入した液体Lの流れを、通過空間31b、32bを通過する液体Lからの影響を抑えて精度良く変化させることができる。したがって、液体Lの流速が高められているときに、液体Lの圧力損失を確実に高めることができる。
また変流空間31a、32aが、変流突部31、32の外周面と連通路30の内周面との間に形成されているので、変流空間31a、32aを、周方向の全周にわたって形成することができる。これにより、連通路30を流通する液体Lのうち、連通路30内の径方向の外側を流通する液体Lの流れを、周方向の全周にわたって変化させることができる。したがって、液体Lの流速が高められているときに、液体Lの圧力損失を一層確実に高めることができる。
また通過空間31b、32bが、変流突部31、32の内周面により形成されているので、通過空間31b、32bを、軸線O方向の両側に向けて開口させることができる。これにより、通過空間31b、32b内を通過する液体Lを、通過空間31b、32b内で軸線O方向に沿って流通させることが可能になり、液体Lを通過空間31b、32b内で円滑に流通させることができる。
また変流突部31、32の外周面が、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径している。したがって、図3に示すように、変流空間31a、32a内に流入する液体Lの流れを、変流突部31、32の外周面に沿うように変化させることで、この液体Lを、周方向に延びる旋回軸回りに旋回させ、液体Lの流れの向きを、軸線O方向に反転させることができる。これにより、通過孔31c、32cを軸線O方向に通過しようとする液体Lが、変流突部31、32により流れを変化させられた液体Lと衝突するときに生じる液体Lの圧力損失を、より一層確実に高めることができる。
また本実施形態では、変流突部31、32の内周面も、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径していて、変流突部31、32の全体が、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径している。この場合、通過孔31c、32cから通過空間31b、32b内に流入する液体Lが、通過空間31b、32b内を軸線O方向に流通するときに、この液体Lと変流突部31、32の内周面との間の摩擦によるエネルギー損失を抑えることが可能になり、液体Lを通過空間31b、32b内で一層円滑に流通させることができる。
また変流突部として、第1変流突部31と、第2変流突部32と、が備えられている。したがって、主液室14から副液室15に流通する液体Lの流れを第1変流突部31により変化させることで、液体Lの圧力損失を高めるとともに、副液室15から主液室14に流通する液体Lの流れを、第2変流突部32により変化させることでも、液体Lの圧力損失を高めることができる。これにより、効果的に振動を吸収および減衰することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る防振装置の第2実施形態を、図4を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の防振装置では、第1変流突部31と第2変流突部32とは、軸線O方向に隣接して配置され、これらの変流突部31、32の基端部同士は、直結されている。各変流突部31、32の内周面は、軸線O方向の全長にわたって同径とされ、通過空間31b、32bは、軸線O方向に延びる円柱状に形成されている。第1通過空間31bの他方側の端部と、第2通過空間32bの一方側の端部と、は直結されている。
この防振装置では、変流突部31、32の基端部同士が直結されてなる連結体40が、軸線O方向に延びる筒状に形成されている。そしてこの連結体40の内部が、通過空間31b、32bが軸線O方向に接続されてなる接続空間40aを形成している。接続空間40aの内周面は、軸線O方向の全長にわたって滑らかに連続していて、段部が形成されていない。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る防振装置の第3実施形態を、図5および図6を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の防振装置では、変流突部33を、軸線O方向に延びる筒状に形成するのに代えて、連通路30の内周面から突出する板状に形成している。変流突部33は、周方向の全周にわたって間欠的に配置されていて、図示の例では、軸線Oを間に挟んで一対形成されている。これらの変流突部33は、互いに同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。
変流突部33は、軸線Oに直交する連通路30の横断面視において半円形状をなしている。変流突部33の外周縁部は、連結部34と、接続部35と、により構成されている。連結部34は、周方向に円弧状に延びている。連結部34は、周方向の全長にわたって連通路30の内周面に連続して連結されている。接続部35は、直線状に延びて連結部34の周方向の両端部を接続している。一対の変流突部33は、前記横断面視において、軸線Oを間に挟んで対称に配置され、一対の変流突部33同士の全体が、径方向に互いに対向している。
そして連通路30および変流突部33は、軸線Oおよび連結部34の周方向の中央部を通る縦断面視において、軸線Oに対して対称形状を呈している。変流突部33は、前記縦断面視において、連通路30の内周面から、軸線O方向に傾斜しながら突出している。
この防振装置では、前記通過孔33cは、一対の変流突部33の突端部同士の間に形成されている。通過孔33cは、前記横断面視において接続部35の間に長穴状に形成されている。また前記変流空間33aは、軸線O方向の片側に向けて限定して開口していて、変流突部33の表面と連通路30の内周面との間に形成される。さらに前記通過空間33bは、軸線O方向の両側に向けて開口していて、通過空間33bの壁面の一部は、変流突部33の表面により構成されている。
なお図6に示すように、本実施形態では、一対の変流突部33が、前記横断面視において、軸線Oを間に挟んで対称に配置されているが、本発明はこれに限られない。一対の変流突部として、一対の変流突部の少なくとも一部同士が径方向に対向する他の形態を採用してもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る防振装置の第4実施形態を、図7を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の防振装置では、変流突部43、44を、軸線O方向に延びる筒状に形成するのに代えて、軸線O方向に開口する環状に形成している。変流突部43、44は、周方向の全周にわたって連続して延びている。またこの防振装置では、連通路30内に、前記変流空間と前記通過空間とが区画されていない。さらにこの防振装置では、連通路30のうち、軸線O方向の両端部が、これらの両端部の間に位置する中央部よりも小径になっている。そして、連通路30における軸線O方向の両端部に、変流突部43、44が各別に設けられている。
変流突部43、44は、前記縦断面視において、径方向の内側に向けて凸となる直角三角形状に形成されている。変流突部43、44において軸線O方向を向く端面には、前記縦断面視において軸線Oに対して傾斜する傾斜端面43a、44aと、前記縦断面視において軸線Oに対して直交する直交端面43b、44bと、が備えられている。
ここで本実施形態では、前記変流突部として、第1変流突部43と、第2変流突部44と、が1つずつ備えられている。第1変流突部43は、連通路30の一方側の端部に設けられていて、第1変流突部43の傾斜端面43aは、一方側を向いている。第1変流突部43の内部には、前記通過孔としての第1通過孔43cが設けられている。第2変流突部44は、連通路30の他方側の端部に設けられていて、第2変流突部44の傾斜端面44aは、他方側を向いている。第2変流突部44の内部には、前記通過孔としての第2通過孔44cが設けられている。
この防振装置に振動が入力されると、液体Lが、主液室14から副液室15に向けて連通路30を通して軸線O方向に流通し、連通路30の一方側の端部から連通路30内に流入する。この液体Lのうち、連通路30内の径方向の外側を流通する液体Lは、第1変流突部43の傾斜端面43aを基端部側から先端部側に向けて流れることで、流れを径方向の内側に向けて変化させられる。また連通路30内に流入した液体Lのうち、連通路30内の径方向の内側を流通する液体Lは、第1通過孔43cを軸線O方向に通過しようとする。
したがって、液体Lの流速が高められていると、例えば、第1通過孔43cを軸線O方向に通過しようとする液体Lと、第1変流突部43により流れを変化させられた液体Lと、が衝突することによるエネルギー損失などを起因として、液体Lの圧力損失が高められて振動が吸収および減衰される。なお、液体Lの圧力損失を高める要因としては、連通路30の軸線O方向の中央部での流れの剥離による有効断面積の減少(図7の中央部に示す2点鎖線参照)なども挙げられる。
ここで連通路30のうち、軸線O方向の中央部は、端部よりも大径になっている。したがって、液体Lが第1通過孔43cを通過して連通路30の中央部に流入すると、この液体Lのうち、連通路30内の径方向の外側を流通する液体Lは、中央部の内周面に沿うように径方向の外側に広がりながら軸線O方向に流通する。そして液体Lが、連通路30における軸線O方向の中央部から第2通過孔44cを通過して他方側の端部に流入しようとする。このとき、この液体Lのうち、連通路30内の径方向の外側を流通する液体Lが、第2変流突部44の直交端面44bを基端部側から先端部側に向けて流れることで、流れを径方向の内側に向けて変化させられる。
したがって、液体Lの流速が高められていると、例えば、第2通過孔44cを軸線O方向に通過しようとする液体Lと、第2変流突部44により流れを変化させられた液体Lと、が衝突することによるエネルギー損失などを起因として、液体Lの圧力損失が高められて振動が吸収および減衰される。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る防振装置の第5実施形態を、図8を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第4実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の防振装置では、変流突部43、44を、前記縦断面視において、径方向の内側に向けて凸となる直角三角形状に形成するのに代えて、矩形状に形成している。変流突部43、44それぞれにおける両端面は、前記直交端面43b、44bとなっている。第1通過孔43cは、第1変流突部43内に、第1変流突部43の軸線O方向の全長にわたって設けられている。第2通過孔44cは、第2変流突部44内に、第2変流突部44の軸線O方向の全長にわたって設けられている。第1通過孔43cおよび第2通過孔44cは、軸線O方向の全長にわたって同径とされている。第1通過孔43cは、第2通過孔44cよりも大径になっている。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記第1、第2、第4、第5実施形態では、第1変流突部31、43が一方側に位置し、第2変流突部32、44が他方側に位置するが、本発明はこれに限られない。例えば、第1変流突部が他方側に位置し、第2変流突部が一方側に位置していてもよい。
また前記第1、第2、第4、第5実施形態では、変流突部として、第1変流突部31、43と、第2変流突部32、44と、が1つずつ備えられているが、本発明はこれに限られない。例えば、第1変流突部が複数備えられていてもよく、第2変流突部が複数備えられていてもよい。また変流突部に、第1変流突部および第2変流突部のうちの少なくとも一方が備えられていてもよい。
また前記第1、第2実施形態では、変流突部31、32の外周面が、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径しているが、本発明はこれに限られない。例えば変流突部の外周面が、軸線方向の全長にわたって同径とされた筒状に形成され、変流突部の基端部が、フランジ部を介して連通路の内周面に連結されていてもよい。
また連通路30および変流突部31、32、33、43、44は、前記縦断面視において、軸線Oを基準として完全な線対称でなくてもよい。例えば、前記縦断面視において、軸線に対する径方向の一方側と他方側とで、連通路および変流突部の形状や大きさ等に若干の相違があってもよい。
また本発明では、連通路30は、1つでも複数でもよい。連通路が複数設けられている場合、例えば連通路を、周方向に延びる同心円上に複数設けて連通路の環状列を形成してもよく、さらにこの環状列を、互いに直径を異ならせて複数設けてもよい。
また前記実施形態では、連通路30が、軸線Oと同軸に配置されているが、本発明はこれに限られない。例えば、連通路が、軸線O方向に延びつつ、連通路の軸線が、軸線Oに対してずらされていてもよく、連通路が、周方向に延びていたり径方向に延びていたりしていてもよい。
さらに前記実施形態では、主液室14と副液室15とが、連通路30を通してのみ連通されているが、本発明はこれに限られない。例えば、主液室と副液室とが、連通路に加え、連通路と異なる制限通路を通して連通されていてもよい。
また前記実施形態では、仕切り部材16が、第1取付け部材11内の液室を、弾性体13を壁面の一部に有する主液室14、および副液室15に仕切るが、本発明はこれに限られない。例えば、前記ダイヤフラムを設けるのに代えて、弾性体を軸線方向に一対設けて、副液室を設けるのに代えて、弾性体を壁面の一部に有する受圧液室を設けてもよい。つまり仕切り部材が、液体が封入される第1取付け部材内の液室を、第1液室および第2液室に仕切り、第1液室および第2液室の両液室のうちの少なくとも1つが、弾性体を壁面の一部に有する他の構成に適宜変更してもよい。
また前記実施形態では、エンジンを第2取付け部材12に接続し、第1取付け部材11を車体に接続する場合の説明をしたが、逆に接続するように構成してもよい。
さらに、本発明に係る防振装置10は、車両のエンジンマウントに限定されず、エンジンマウント以外に適用することも可能である。例えば、建設機械に搭載された発電機のマウントにも適用することも可能であり、或いは、工場等に設置される機械のマウントにも適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
防振装置において、製品特性を確保しつつ異音の発生を抑制し、構造の簡素化および製造の容易化を図ることができる。
10 防振装置
11 第1取付け部材
12 第2取付け部材
13 弾性体
14 主液室
15 副液室
16 仕切り部材
30 連通路
31、32、33、43、44 変流突部
31a、32a、33a 変流空間
31b、32b、33b 通過空間
31c、32c、33c、43c、44c 通過孔

Claims (6)

  1. 振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、
    これらの両取付け部材を連結する弾性体と、
    液体が封入される前記第1取付け部材内の液室を、第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備え、
    前記第1液室および前記第2液室のうちの少なくとも1つは、前記弾性体を壁面の一部に有する防振装置であって、
    前記仕切り部材には、前記第1液室と前記第2液室とを連通する連通路が設けられ、
    前記連通路の内周面には、この連通路の径方向の内側に向けて突出し、この連通路内を、この連通路の軸方向に流通する液体の流れを変化させる変流突部が設けられ、
    前記連通路および前記変流突部は、前記連通路の軸線および前記変流突部を通る縦断面視において、前記軸線に対して対称形状を呈し、
    前記変流突部の突端部は、前記軸方向の両側に向けて開口する通過孔の内周縁部を形成し、
    前記変流突部は、液体の流れを、前記変流突部の表面に沿って前記変流突部の突端部側に向けて変化させ、前記連通路の周方向に延びる円周を旋回軸として旋回させるように構成されている剛性体である防振装置。
  2. 前記変流突部は、前記連通路内を、この変流突部と前記連通路の内周面との間に形成されるとともに内部に流入する液体の流れを変化させる変流空間と、前記通過孔を有するとともに内部に流入する液体を通過させる通過空間と、に区画する請求項1記載の防振装置。
  3. 前記変流突部は、前記軸方向に延び、突端部側の開口部が前記通過孔とされた筒状に形成され、
    前記変流空間は、前記変流突部の外周面と前記連通路の内周面との間に形成され、
    前記通過空間は、前記変流突部の内周面により形成されている請求項2記載の防振装置。
  4. 前記変流突部の外周面は、基端部から突端部に向かうに従い漸次、縮径している請求項3記載の防振装置。
  5. 前記変流突部として、前記突端部側の開口部が、前記軸方向に沿った前記第1液室側を向く第1変流突部と、前記突端部側の開口部が、前記軸方向に沿った前記第2液室側を向く第2変流突部と、が備えられている請求項3または4に記載の防振装置。
  6. 振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、
    これらの両取付け部材を連結する弾性体と、
    液体が封入される前記第1取付け部材内の液室を、第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備え、
    前記第1液室および前記第2液室のうちの少なくとも1つは、前記弾性体を壁面の一部に有する防振装置であって、
    前記仕切り部材には、前記第1液室と前記第2液室とを連通する連通路が設けられ、
    前記連通路の内周面には、この連通路の径方向の内側に向けて突出し、この連通路内を、この連通路の軸方向に流通する液体の流れを変化させる変流突部が設けられ、
    前記連通路および前記変流突部は、前記連通路の軸線および前記変流突部を通る縦断面視において、前記軸線に対して対称形状を呈し、
    前記変流突部の突端部は、前記軸方向の両側に向けて開口する通過孔の内周縁部を形成し、
    前記変流突部は、前記軸方向に開口する環状に形成されるとともに前記連通路における前記軸方向の両端部に各別に設けられ、前記連通路のうち、前記軸方向の両端部は、これらの両端部の間に位置する中央部よりも小径であり、
    液体が前記通過孔を通過して前記連通路の中央部に流入すると、この液体のうち、前記連通路内の前記径方向の外側を流通する液体が、前記中央部の内周面に沿うように前記径方向の外側に広がりながら前記軸方向に流通する防振装置。
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