JP6196098B2 - 粒状物用包装体 - Google Patents
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Description
しかしこのような立体的なシール部とするには、包装用シートを複雑に折り曲げる必要があるなど、安価に実施できないうえ、包装用シートが複雑に折れ曲がる等の理由から包装体のシール性能や耐久性が劣る虞もある。
すなわち本発明は粒状物用包装体に関し、包装用シート(2)により形成された筒体(3)を備え、この筒体(3)の長手方向の両端部(5)に、互いに向かい合う面同士の接着により形成されたシール部(6)をそれぞれ備え、両シール部(6・6)間に粒状物(7)が収容される収容部(8)を備える粒状物用包装体であって、少なくとも一方のシール部(6)は、筒体(3)の幅方向中間部にその幅方向に沿って形成された中間シール部(6a)と、筒体(3)の両側縁(9)近傍にそれぞれ側縁(9)側ほど収容部(8)の中央側に広がる隅シール部(6b)とを備え、この隅シール部(6b)と上記の収容部(8)との境界(14)は、上記筒体(3)の側縁(9)に対し所定の交差角度(θ)で傾斜状に交差する直線に沿って形成してあることを特徴とする。
本発明はまた、上記の隅シール部(6b)と収容部(8)との境界(14)の長さ(L0)が、上記の粒状物(7)の粒径(D)の1.0倍以上である、粒状物用包装体に関する。
本発明はまた、上記の隅シール部(6b)と収容部(8)との境界(14)と、上記の筒体(3)の側縁(9)とがなす鈍角側の交差角度(θ)が、120〜150度の範囲内である、粒状物用包装体に関する。
本発明はまた、上記の収容部(8)の長手方向の寸法(L)が幅方向の寸法(W)の1.5倍以上である、粒状物用包装体に関する。
本発明はまた、上記の包装用シート(2)が、少なくともアルミニウム箔と熱可塑性樹脂層とを含むラミネートシートである、粒状物用包装体に関する。
本発明はまた、上記の粒状物(7)が粒状カプセルである、粒状物用包装体に関する。
本発明はまた、上記の粒状物(7)の粒径(D)が0.5〜10mmの範囲内である、粒状物用包装体に関する。
上記の粒状物用包装体を開封して、収容部を幅方向両側から内方へ押圧すると、上記のシール部近傍では、上記の前壁と後壁が、それぞれ収容部とシール部との境界で折れ曲がり、外側へ変位して収容部内が拡がる。
熱可塑性樹脂層としては、例えば、ポリエチレン樹脂層、ポリエチレンテレフタレート樹脂層、ポリプロピレン樹脂層、ポリスチレン樹脂層、ABS樹脂層等が挙げられ、これらを一種類用いてもよく、複数組み合わせて用いてもよい。熱可塑性樹脂層は、好ましくは、ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層とポリエチレンテレフタレート樹脂層との組み合わせである。
包装用シートは、当該分野で公知の材料を適宜選択し得るが、少なくともアルミニウム箔と熱可塑性樹脂層とを含むラミネートシートである。
包装用シートは、好ましくは、ポリエチレン樹脂層とアルミニウム箔とポリエチレンテレフタレート樹脂層とを含むラミネートシートである。
包装用シートは、約20μm〜約110μm、好ましくは約70〜約80μmの厚さを有する。
(1)開封時に収容部を幅方向両側から内方へ押圧すると、シール部近傍では、前壁と後壁がそれぞれ収容部とシール部との境界で折れ曲がり、外側へ変位する。このとき、収容部とシール部との境界が屈曲している点から収容部内側に延びる山折れ線に沿って、前壁と後壁が山折れし、外側へ良好に変位する。この結果、隅部近傍においても前壁と後壁とによる粒状物の挟持を防止でき、これらの粒状物を収容部内に残留させることなく全量を容易に取り出すことができる。
図1に示すように、この粒状物用包装体(1)は、包装用シート(2)により形成された筒体(3)を備える。この包装用シート(2)はアルミニウム箔と熱可塑性樹脂層とを含むラミネートシートからなり、この包装用シート(2)の両側縁を互いに合掌状に貼り合わせることで、図2に示すように、背貼り部(4)を有する上記の筒体(3)に形成してある。
従って、上記のシール部(6)と収容部(8)との境界(12)は、中間シール部(6a)と隅シール部(6b)との境目(B)で、収容部(8)の外側へ凸に屈曲している。
上記の粒状物用包装体(1)には、一方のシール部(6)の近傍に、例えば上記の包装用シート(2)の合成樹脂層にミシン目を入れるなどした、切取り線(15)が設けてある。上記の粒状物(7)を取り出す際には、この切取り線(15)に沿って包装用シート(2)を破断する。これにより、例えば図3に示すように、上記の収容部(8)に開口(16)が形成され、上記の粒状物(7)はこの開口(16)から取り出される。
なお上記の包装用シート(2)の破断は、上記の切取り線(15)以外の位置で、鋏等の切断器具により破断してもよい。従って本発明の粒状物用包装体(1)は、上記の切取り線(15)を省略したものであってもよい。
ポリエチレン樹脂層とアルミニウム箔とポリエチレンテレフタレート樹脂層とを含むラミネートフィルムからなる、厚さが約80μmの包装用シートを用い、この包装用シートの両側縁を合掌状に貼り合わせて筒体を形成し、下端部をシールしてその上方に収容部を形成した。このシール部は、幅方向中間部に筒体軸心と直交する中間シール部を備え、その両側に、収容部との境界が傾斜状となっている隅シール部を備えている。この隅シール部と収容部との境界は、筒体の側縁となす鈍角側の交差角度を135度とし、隅シール部の幅方向の寸法を5mmとした。従って隅シール部の長手方向の寸法も5mmであり、収容部との境界の長さは約7.07mmである。
また上記の実施形態では、1枚の包装用シートの両側縁を互いに貼り合わせて筒体を形成した。しかし本発明では、2枚の包装用シートを用い、対面する両側縁を互いに貼り合わせて筒体に形成したものであってもよい。
また上記の収容部に収容する粒状物は、粒状カプセル以外のものであってもよいことは言うまでもない。
2…包装用シート
3…筒体
5…筒体(3)の長手方向の端部
6…シール部
6a…中間シール部
6b…隅シール部
7…粒状物
8…収容部
9…筒体(3)の側縁
14…隅シール部(6b)と収容部(8)との境界
D…粒状物(7)の粒径
L…収容部(8)の長手方向の寸法
L0…隅シール部(6b)と収容部(8)との境界(14)の長さ
W…収容部(8)の幅方向の寸法
θ…境界(14)と側縁(9)とがなす鈍角側の交差角度
Claims (7)
- 包装用シート(2)により形成された筒体(3)を備え、この筒体(3)の長手方向の両端部(5)に、互いに向かい合う面同士の接着により形成されたシール部(6)をそれぞれ備え、両シール部(6・6)間に粒状物(7)が収容される収容部(8)を備える粒状物用包装体であって、
少なくとも一方のシール部(6)は、筒体(3)の幅方向中間部にその幅方向に沿って形成された中間シール部(6a)と、筒体(3)の両側縁(9)近傍にそれぞれ側縁(9)側ほど収容部(8)の中央側に広がる隅シール部(6b)とを備え、
この隅シール部(6b)と上記の収容部(8)との境界(14)は、上記筒体(3)の側縁(9)に対し120〜150度の範囲内の交差角度(θ)で傾斜状に交差する直線に沿って形成してあることを特徴とする、粒状物用包装体。 - 上記の各シール部(6)が、それぞれ上記の中間シール部(6a)と隅シール部(6b)とを備えている、請求項1に記載の粒状物用包装体。
- 上記の隅シール部(6b)と収容部(8)との境界(14)の長さ(L0)は、上記の粒状物(7)の粒径(D)の1.0倍以上である、請求項1または請求項2に記載の粒状物用包装体。
- 上記の収容部(8)は長手方向の寸法(L)が幅方向の寸法(W)の1.5倍以上である、請求項1から3のいずれかに記載の粒状物用包装体。
- 上記の包装用シート(2)は、少なくともアルミニウム箔と熱可塑性樹脂層とを含むラミネートシートである、請求項1から4のいずれかに記載の粒状物用包装体。
- 上記の粒状物(7)が粒状カプセルである、請求項1から5のいずれかに記載の粒状物用包装体。
- 上記の粒状物(7)の粒径(D)が0.5〜10mmの範囲内である、請求項1から6のいずれかに記載の粒状物用包装体。
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