JP6194525B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
また、スライド機構のフットには、後方からフットカバーが装着されており、フットが外部に露出しないようになっている。これにより、フットが後列シートに着座する乗員(以下、単に後席乗員という)の足と直接干渉したり、スライド機構の潤滑油が後席乗員の足に付着したり、スライド機構に塵埃等が堆積したりするのを防止している。
また、下記特許文献2には、左右のフットを後方から覆うフットカバー部と、各フットカバー部を架け渡すフットレスト本体部と、を備えた構成が開示されている。
また、特許文献2の構成にあっては、シート本体の下部空間のうち、車体フロアとフットレスト本体部との隙間に足を進入させることができるものの、上述した隙間の上下方向の高さが低く、やはり乗員の窮屈感を解消することは難しい。
特に、フットカバーが各スライドレールに各別に設けられているため、各スライドレール間であって、前列シートの下部空間は後方に開放されることになる。そのため、後席乗員は、前列シートの下部空間にも足を進入させることができる。これにより、従来のような各フットカバー間を架け渡すような構成に比べて、後席乗員の乗り心地を確実に向上させることができる。
また、傾斜面の下方に縦リブが形成されているため、フットカバーの剛性を確保することができる。これにより、傾斜部により後席乗員の足をより安定して支持することができる。
さらに、縦リブが後部フットに上方から近接しているため、フットカバーの下方移動を規制することができる。これにより、傾斜部により後席乗員の足をより安定して支持することができる。
図1は、車両10の概略構成図(側面図)である。
図1に示すように、車両10の車体フロア11上には、前列シート(車両用シート)12及び後列シート13が前後方向に間隔をあけて配列されている。
図2は、後列シート13の骨格部の側面図である。
図2に示すように、まず後列シート13は、車体フロア11に固定されたシートクッション21の後端部にシートバック22が傾動可能に連結されてなるシート本体23を備えている。なお、図示の例において、後列シート13は、左右に一対設けられている。また、後列シート13のうち、シートクッション21に対して車幅方向の内側には、シートクッション21の側面に沿うように上方に起立する起立壁14が延設され、その起立壁14の上部に、乗員が腕を載せ置くためのアームレスト15が設けられている。なお、起立壁14は前後方向と上下方向に長い略ボックス形状に形成され、その内部に図示しないフレーム部材と、リクライニング操作用のレバー部品等が収納されている。
最初に、後列シート13が正規姿勢(シートバック22が後方に立ち上がった姿勢)のときに、図4(A)に示すように、リクライニング解除レバー26とリクライニング解除ストラップ27のいずれか一方が操作されると、シートバック22がリクライニング機構20の回転軸20aを中心として前傾して半倒れ状態となる。こうして、シートバック22が半倒れ状態になるとスライドロック機構30のロックが解除される。
図5は前列シート12の側面図である。なお、図中符号Fは後席乗員の足を示している。
図5に示すように、前列シート12は、シートクッション31の後端部にシートバック32が傾動可能に連結されてなるシート本体33を備え、このシート本体33がスライド機構34を介して前後方向にスライド移動可能に車体フロア11に固定されている。なお、図示しないが前列シート12は、左右一対設けられている。
スライド機構34は、シートクッション31の下面に左右一対で固定されたアッパレール35と、車体フロア11上にフット51,52(図5,7等参照)を介して固定され、上述した各アッパレール35をそれぞれ前後方向に沿ってスライド移動可能に支持するロアレール37と、を備えている。なお、アッパレール35及びロアレール37により本実施形態のスライドレール38を構成している。また、本実施形態において、シート本体33の下部空間(シートクッション31の下面、車体フロア11、及び各スライドレール38により画成された空間)は前後方向に開放されており、後席乗員の足Fを差し入れられるようになっている。
図5、図6に示すように、アッパレール35は、シートクッション31の下面を前後方向に沿って延在したものであり、下方に向けて開口する断面C字状の基部41を備えている。基部41の上面は、図示しないブラケットを介してシートクッション31の下面に固定されている。基部41の左右両端縁には、外向き(左右方向の外側、かつ上方)に折り込まれた屈曲壁42が基部41の全長に亘って形成されている。
また、アッパレール35の後端部には、例えば樹脂製のエンドキャップ43が後方から装着されている。エンドキャップ43は、上述した基部41及び屈曲壁42の後端縁に後方から当接するように装着され、アッパレール35の金属部分が後席乗員の足Fに直接干渉しないようになっている。
図5、図7に示すように、ロアレール37(基部44)の下面のうち、前後両端部には、それぞれフット(後部フット51及び前部フット52)が設けられ、これらフット51,52の下端部が締結具50,53を介してそれぞれ車体フロア11に固定されている。なお、以下の説明では、各フット51,52のうち、ロアレール37の後端部側に設けられた後部フット51について主に説明する。
フロア取付部54の下壁部分54aには、上下方向に貫通する貫通孔58が形成され、この貫通孔58を通して締結具50が車体フロア11に締結されている。また、側壁部54bの上端縁には、外側に向けてフランジ部59が突設されている。
ここで、各後部フット51には、各後部フット51を後方から覆うようにそれぞれフットカバー61が装着されている。フットカバー61は、樹脂材料等からなり、下方及び前方に向けて開口する箱型とされ、その内側に後部フット51が収容されるようになっている。
図7、図8に示すように、フットカバー61のうち、左右両側に配置された一対の側壁部62は、側面視で矩形状とされ、後部フット51及びロアレール37の後端部に左右方向で重なる位置に配置されている。各側壁部62のうち、下端縁の前部は前方に向かうに従い上方に向けて傾斜する一方、上端縁の後部は後方に向かうに従い下方に向けて傾斜している。
平坦部74は、各側壁部62のうち上端縁の前部からそれぞれ左右方向の内側に向けて突出しており、ロアレール37の屈曲壁42を上方から覆うように配置されている。そして、各平坦部74間には、前後方向に沿って開放されたスリット77が構成されており、このスリット77内にアッパレール35が進入可能とされている。
また、ガイド部81及び傾斜部75のうち、前後リブ82の後方に位置する部分には、下方に向けて突出する横リブ83が前後方向に間隔をあけて複数形成されている。図示の例において、これら横リブ83は、上述した第2縦リブ65と前後方向で同ピッチに形成されている。
これにより、フットカバー61の取付作業が完了する。
本実施形態の前列シート12は、スライド機構34の動作によって、図5に示すようにアッパレール35の後端部が後述する後部フット51の前端部よりも前方に位置する前端位置と、図9に示すようにアッパレール35の後端部が後部フット51の後端部よりも後方に位置する後端位置と、の間でシート本体33が移動するようになっている。
この場合、図5に示す前端位置において、フットカバー61の傾斜部75上に後席乗員の足Fを置けるようになっている。なお、本実施形態では、後列シート13が斜めスライド移動可能とされているため、フットカバー61に対する後列シート13の相対位置を適宜調整することができ、乗り心地をより確実に向上させることができる。
特に、本実施形態では、フットカバー61が各スライドレール38に各別に設けられているため、各スライドレール38間であって、シート本体33の下部空間は後方に開放されることになる。そのため、後席乗員は、シート本体33の下部空間にも足Fを進入させることができる。これにより、従来のような各フットカバー61間を架け渡すような構成に比べて、後席乗員の乗り心地を確実に向上させることができる。
さらに、上述した縦リブ65,72が後部フット51(フランジ部59)に上方から近接しているため、フットカバー61の下方移動を規制することができる。
これにより、傾斜部75により後席乗員の足Fをより安定して支持することができる。
例えば、上述した実施形態では、フットカバー61の上壁部73のうち、後部のみに傾斜部75を形成する構成としたが、これに限らず、フットカバー61の上壁部73全体を傾斜面としても構わない。
また、上述した実施形態では、前列シート12を車室内の1列目シート、後列シート13を車室内の2列目シートとして説明しているが、これに限られない。例えば、前列シート12を2列目シート、後列シート13を3列目シートに適用しても構わない。
Claims (4)
- 前列シート、及び前記前列シートの後方に設けられた後列シートと、
前記前列シートに左右一対で設けられ、前記前列シートを前後方向にスライド移動可能に支持するスライドレールと、
前記スライドレールの後端部をそれぞれ車体フロアに取り付けるフットと、
前記フットを各別に覆うフットカバーと、を備え、
前記フットカバーの上面には、前方斜め上方に延びる傾斜面が形成され、
前記フットカバーのうち、前記傾斜面の下方には、上下方向に沿って延びる縦リブが配設され、
前記フットは、前記車体フロアに取り付けられる下壁部分から立ち上がり、かつ前記車体フロアに沿って張り出すフランジ部を備え、
前記縦リブの下端は、前記フランジ部に上方から近接又は当接していることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1記載の車両用シートにおいて、
前記スライドレールは、前記フットを介して前記車体フロアに固定されたロアレールと、
前記前列シートの下面に固定され、前記ロアレールに対して前後方向にスライド移動可能とされたアッパレールと、を備え、
前記傾斜面は、前記アッパレールがスライドする移動軌跡上に配置されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項2記載の車両用シートにおいて、
前記アッパレールの後端部には、樹脂製のエンドキャップが装着されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記傾斜面は、前記フットを前記車体フロアに締結固定する締結具の上方に位置し、
前記フットカバーのうち前記傾斜面の後端には、下方に向けて延び、前記締結具を後方から覆う後壁が形成されていることを特徴とする車両用シート。
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