JP6192962B2 - 非常時水管理構造 - Google Patents

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Description

本発明は、災害時に下水道が損傷した場合に汚水を貯留する非常時水管理構造に関する。
震災時には、建物が無事である場合でも、下水道のインフラが損傷して長期にわたり汚水を下水道に放流できず、その間トイレなどが使用できないという問題が生じることがある。
これを解消するために、建物の敷地内あるいは地域の避難待機所の敷地内に汚水貯留槽を埋設し、当該汚水貯留槽にマンホールを設け、非常時にはマンホールの上部に仮設トイレを設置するなどの対策が提案されている。
しかしながら、こうした仮設トイレは、非常時とは言えプライバシーの保護が不十分となる。また仮設トイレが1階にしか設置されないこととなり、高層集合住宅の居住者は、エレベータが停止していても利用の度に1階まで足を運ばなければならず、不便を強いられていた。
図1は、特許文献1の汚水貯留構造4の説明図である。(A)は通常時であり、(B)は災害時である。
上述の問題点を解消するものとして、特許文献1では、集合住宅等の建物1を免震構造とし、当該建物1の敷地内に貯留槽2を設け、放流調整手段3を介して当該貯留槽2と下水道Aを連結している。そして図1(A)に示すように、通常時に当該建物1から発生した汚水を一旦貯留槽2に導き、貯留槽2から下水道Aに放流している。また図1(B)に示すように、非常時には、放流調整手段3を遮断することで、建物1から発生した汚水を一時的に貯留槽2に貯留可能とし、非常時でも建物1のトイレ等を使用可能としている。
特開2002−180680号公報 特開2007−270536号公報
上述の特許文献1の汚水貯留構造4は、通常時も汚水が貯留槽2を介して下水道Aに放流されるため、定期的に貯留槽2の清掃が必要であった。そのため特許文献1の汚水貯留構造4には、定期的なメンテナンスが必要であるという問題があった。
また特許文献1の汚水貯留構造4では、建物1を耐火構造かつ免震構造とし、建物1を震災から守る構成となってはいるが、建物1以外の敷地は耐火構造や免震構造にはなっていない。そのため震災により敷地内の地盤が液状化した場合、汚水配管が破損したり、貯留槽2そのものが浮上したりするおそれがあった。
その問題を解消すべく、特許文献2の水処理システム10が提案されている。
図2は、特許文献2の水処理システム10の説明図である。(A)は水処理システム10の全体の説明図、(B)は流路接続部材13がパイプ状部材であるときの説明図、(C)は流路接続部材13がねじ込み式の管継手であるときの説明図である。
特許文献2では、下水管の上流側配管11と下流側配管12とを連通する流路接続部材13、それらの接続部位の下に設けられた排水枡14、排水枡14内に貯留した排水をくみ上げるポンプ15、及び排水枡14からくみ上げた排水を浄化処理する浄化処理部16が開示されている。
特許文献2では、通常時に、流路接続部材13の一端を上流側配管11の遠位端11aに、他端を下流側配管12の近位端12aに手動操作で挿設して装着し、排水を直接下水道Aに流している。
また災害時には、流路接続部材13を手動操作で挿設を解除して、もしくは流路接続部材13を切断ないし破壊して上流側配管11と下流側配管12との連通を解除し、排水を上流側配管11から排水枡14へ流入させ、貯留する。
特許文献2には、流路接続部材13として、上流側配管11や下流側配管12の管外径に対応した管内径を有するパイプ状部材やねじ込み式の管継手が使用されている。
また、特許文献2では、排水枡14に貯留した排水をポンプ15でくみ上げ、浄化処理部16で浄化処理した後に、トイレ用水として再利用している。
しかし、流路接続部材13が、上流側配管11や下流側配管12の管外径に対応した管内径を有するパイプ状部材やねじ込み式の管継手であり、流路接続部材13は上流側配管11の遠位端11aと下流側配管12の近位端12aまでの距離より長く、上流側配管11と下流側配管12は同一線上に配置された配管であるため、流路接続部材13を挿設又は解除するには流路接続部材13、上流側配管11、及び下流側配管12のいずれかを曲げなければならない。そのため流路接続部材13を挿設又は解除する作業は難しかった。
また特許文献2では、上流側配管11の遠位端11a、下流側配管12の近位端12a、及び流路接続部材13の接続部位が、排水枡14の上に直接設けられているため、通常時に排水枡14の蓋を開けると、流路接続部材13の下に排水枡14の貯水部14aが直接見え、取り外した流路接続部材13等の部品が貯水部14aに落ちないように注意が必要であった。
また貯水部14aから直接開口しているので、蓋を閉めても排水の悪臭が周囲に出てきやすかった。
また下水道Aなどのインフラが復旧した後には、排水枡14内に貯留した排水を排出し、排水枡14内を清掃、殺菌する必要が生じる。
しかし特許文献2の排水枡14で貯留した排水を排出するには、ポンプ15を使用することになる。しかし排水枡14に固定されたポンプ15では、排水全てをくみ上げることはできなかった。また、くみ上げた排水は全て浄化処理部16で浄化処理される。そのため、洗浄水に対して不必要な浄化処理をすることとなり、効率が悪かった。また、洗浄水の中の界面活性剤や消毒剤が、浄化処理部16の生物処理槽内の微生物に悪影響を及ぼすおそれがあった。
また排水枡14の上部開口から洗浄水を送り込み、同じ上部開口からバキューム車等で貯留水を吸引しようとすると、洗浄水を送り込むためのパイプを上部開口から挿入して洗浄水を貯留水に溜め、その後洗浄水を送り込むためのパイプを抜いて、バキューム車に吸引するためのパイプを入れ、貯留水を吸引するという作業を交互に複数回行う必要が生じ、作業効率が悪かった。また、洗浄水を貯留してから吸引しなければならないため、排水枡14が綺麗になるまで洗浄するには、大量の洗浄水が必要であった。
その上、排水枡14の上部開口にそれぞれのパイプを交互に複数回出し入れすることとなるため、上流側配管11や下流側配管12、流路接続部材13を損傷しやすかった。
その上、特許文献2の水処理システム10は、耐震対策や地盤対策などの災害対策を敷地内になんら設けずに、排水枡14等の設備を装備している。そのため公共の下水道A等のインフラとともに、敷地内の下水道Aが損傷したときに排水枡14等の設備を使用できないおそれがあった。
また、災害により液状化現象等が起きた際に、排水枡14が浮き上がるおそれがあった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、通常時にメンテナンスが不要であり、災害時には容易に災害モードに切り替えることができ、また災害モードから容易に通常モードに戻すことができ、災害時でも通常のトイレを使用でき、災害によって配管が破損したり貯留槽が浮上したりしにくく、悪臭が発生しづらく、災害後の清掃や消毒が容易である非常時水管理構造を提供することにある。
本発明によれば、地盤強化処理を施された地盤強化範囲の内側に建てられた建物本体に近接して地盤強化範囲内に設けられ、
建物本体で発生した汚水を流す複数の排水管に連通する第1汚水配管と、
地盤強化範囲の外側を通る下水道に遠位端が連通する第2汚水配管と、
地中に設けられた壷状の地中埋設桝と、
第1汚水配管と第2汚水配管とを連結し地中埋設桝内に収められ災害時に汚水を地中埋設桝内に排出する経路切換管と、
地中に埋設して設けられ地上に開口する連結孔を有し前記汚水を貯留する汚水貯留槽と、
一端が地中埋設桝の底面に開口し、他端が汚水貯留槽に開口する第3汚水配管と、を備え
経路切換管は、第1汚水配管の遠位端に連通して連結する第1開口部と、
第2汚水配管の近位端に連通して連結する第2開口部と、を有する中空の三又の管であり、
さらに経路切換管は、第1開口部と第2開口部との間の壁面に設けられ該壁面の外と前記中空とを連通させる第3開口部と、
第3開口部に連結し第3開口部の開口を開閉できる開閉手段と、を有し、
通常時には第3開口部を上方に向けて固定され開閉手段で開口を閉じ、
災害時には第3開口部を下方に向けて固定され開閉手段で開口を開く、ことを特徴とする非常時水管理構造が提供される。
また第3開口部は、第1汚水配管と第2汚水配管とを清掃するための清掃口として兼用される。
また開閉手段は第3開口部を塞ぐ開口部蓋である。
また地盤強化処理は、棒状の杭芯を地盤に圧入しながら鉛直軸を中心に回転し杭芯の先端部から注出したセメントミルクと地盤中の土砂とを混合することにより地中にモルタル柱を形成する深層混合処理であり、
地盤強化範囲は、互いに隣接するモルタル柱を重複させて形成したモルタル柱列で矩形に囲まれた範囲である。
また地中埋設桝と汚水貯留槽とは、地盤強化範囲内に埋設され、
第1汚水配管、第2汚水配管、及び第3汚水配管は、モルタル柱列の上に配管される。
また汚水貯留槽は、鉄筋とコンクリートからなる鉄筋コンクリート造であり、モルタル柱列を基礎として使用する。
また井戸からくみ上げた井戸水を濾過した飲料水と、飲料水の生成過程でできる不純物を含む余剰水とを生成する非常用飲料水生成装置と、
前記飲料水を建物本体に供給する上水配管と、
前記余剰水を建物本体に供給する余剰水配管と、を備える。
上述した本発明の非常時水管理構造によれば、通常時には第3開口部を上方に向けて経路切換管を固定し、開閉手段の開口を閉じており、災害時には第3開口部を下方に向けて経路切換管を固定し、開閉手段で開口を開くだけで、非常時水管理構造の通常時モードと災害モードとを切り替えるので、通常時に使用するトイレを非常時にも使用できる。そのため、利用者のプライバシーが保護でき、また各階の居住者が利用の度に1階まで足を運ぶ必要がなく、便利である。
また通常時には汚水貯留槽が第1汚水配管から経路切換管を介して第2汚水配管へ流れるので、地中埋設桝、第3汚水配管、汚水貯留槽が通常時に汚れない。そのため通常時に地中埋設桝、第3汚水配管、及び汚水貯留槽のメンテナンスが必要ない。
また下水管の軸を中心に経路切換管を回転させて第3開口部を上向きから下向きに切り替えるだけで非常時水管理構造を通常モードから災害時モードに切り替えられるため、通常モードから災害時モードへの切り替えが容易である。そのため、経路切換管の回転のために第1汚水配管や第2汚水配管を曲げる必要もなく、また経路切換管を破壊する必要もない。
さらに本発明の汚水貯留槽は第3開口部を介して地中埋設桝に通じているため、たとえ経路切換管の切り替え作業中に部品を落としても、汚水貯留槽に落ちることはない。また汚水貯留槽から第3汚水配管を介して地中埋設桝に通じるので、汚水貯留槽の汚水から発生する悪臭が地上に上がりにくい。
また汚水貯留槽が、第3開口部を介して地中埋設桝と連結し、連結孔を有する構成であるため、災害後に非常時水管理構造を洗浄、消毒する作業が容易である。
すなわち、まず汚水貯留槽内の汚水をバキューム車で吸い上げ、地中埋設桝内と、地中埋設桝から通じる第3汚水配管内を高圧水で清掃し、洗浄水を汚水貯留槽に流し、その後汚水貯留槽に溜まった洗浄水をバキューム車で吸い上げるだけで、地中埋設桝、第3開口部、及び汚水貯留槽を一度に容易に洗浄、消毒できる。
さらに本発明の非常時水管理構造は地盤強化範囲内に設けられているため、建物本体だけでなく非常時水管理構造も災害で破損しにくい。また地盤強化範囲内の地盤には液状化現象がおこりにくいため、第1汚水配管や第2汚水配管、第3汚水配管等の下水管が破損しにくく、また地中埋設桝や汚水貯留槽が地上に浮上するおそれがない。そのため、たとえ下水道等の公共のインフラが破損しても、非常時モードに切り替えた本発明の非常時水管理構造を使用できる。
特許文献1の汚水貯留構造の説明図である。 特許文献2の水処理システムの説明図である。 本発明の非常時水管理構造の通常時の構成の説明図である。 本発明の地中埋設桝と経路切換管の拡大説明図である。 本発明で用いる地盤強化処理の説明図である。 本発明の非常時水管理構造の非常時の構成の説明図である。 非常時後の非常時水管理構造の洗浄についての説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明の非常時水管理構造40の通常時の構成の説明図である。また図4は、本発明の地中埋設桝34と経路切換管30の拡大説明図である。
本発明の非常時水管理構造40は、地盤強化処理を施された地盤強化範囲20内に、建物本体22に近接して設けられ、第1汚水配管26、第2汚水配管28、及び第3汚水配管38を有する下水管と、経路切換管30、地中埋設桝34、及び汚水貯留槽36を備える。
建物本体22は、地盤強化処理を施された地盤強化範囲20の内側に建てられた集合住宅、ビル、もしくは学校等の公共施設である。また建物本体22は、建物本体22で発生した汚水を流すための複数の排水管24を有する。
下水管は、第1汚水配管26、第2汚水配管28、及び第3汚水配管38を有する。
第1汚水配管26は、建物本体22で発生した汚水を流す複数の排水管24に連通し、地中埋設桝34内に遠位端が開口する。
第1汚水配管26の遠位端には、経路切換管30の第1開口部30aに連結するためのフランジ26aが設けられていることが好ましい。また第1汚水配管26の遠位端と経路切換管30の第1開口部30aとの連結は、ボルトとナットで固定することが好ましいが、その他の手段でもよい。
また第1汚水配管26には、汚水の流れを調節するためのバルブ48が設置されることが好ましい。
第2汚水配管28は、地中埋設桝34内に近位端が開口し、地盤強化範囲20の外側を通る下水道Aに遠位端が連通して連結する。
第2汚水配管28の近位端には、経路切換管30の第2開口部30bに連結するためのフランジ28aが設けられていることが好ましい。また第2汚水配管28の近位端と経路切換管30の第2開口部30bとの連結は、ボルトとナットで固定することが好ましいが、その他の手段でもよい。
経路切換管30は、第1汚水配管26と第2汚水配管28とを連結し地中埋設桝34内に収められ災害時に汚水を地中埋設桝34内に排出する。また経路切換管30は中空を有する三又の管であり、第1開口部30a、第2開口部30b、第3開口部30c及び開閉手段32を有する。第1開口部30aから第2開口部30bまでの距離は、第1汚水配管26の遠位端から第2汚水配管28の近位端までの距離と等しいことが好ましい。
第1開口部30aは、第1汚水配管26の遠位端に連通して連結する開口部である。第1開口部30aには第1汚水配管26の遠位端のフランジ26aに結合するためのフランジ30dが設けられていることが好ましい。
第2開口部30bは、第2汚水配管28の近位端に連通して連結する開口部である。第2開口部30bにも、第2汚水配管28の近位端のフランジ28aに結合するためのフランジ30dが設けられていることが好ましい。
第3開口部30cは、第1開口部30aと第2開口部30bとの間の壁面に設けられ該壁面の外と前記中空とを連通させる。また経路切換管30は、通常時には第3開口部30cを上方に向けて固定され開閉手段32で開口を閉じ、災害時には第3開口部30cを下方に向けて固定され開閉手段32で開口を開く。
それにより、通常時には第1汚水配管26から排出される汚水は第2開口部30bを介して第2汚水配管28へ流れ、下水道Aに排出される。また非常時には開閉手段32により第3開口部30cが開口され、第3開口部30cから地中埋設桝34内へ汚水を排出する。
また第3開口部30cは、第1汚水配管26と第2汚水配管28とを清掃するための清掃口としても兼用される。
開閉手段32は第3開口部30cに連結し、第3開口部30cの開口を開閉する。開閉手段32は、第3開口部30cを塞ぐ開口部蓋であることが好ましいが、その他の方法でもよい。また開口部蓋はねじ式であることが好ましい。
地中埋設桝34は壷状の桝であり、地中に設けられ経路切換管30を中に収める。また、地中埋設桝34の底面には、第3汚水配管38の一端が連結し、地中埋設桝34内に開口している。
地中埋設桝34の底面は、第3開口部30cの一端の開口に汚水が流れるように、第3開口部30cの一端の開口に向けて傾斜していることが好ましい。
また地中埋設桝34にはマンホール等の蓋を設ける。なお、地中埋設桝34の蓋には、施錠を施すことが好ましい。
第3汚水配管38は、一端が地中埋設桝34の底面に開口し、他端が汚水貯留槽36に開口する。第3汚水配管38の横断の断面積は、汚水貯留槽36や地中埋設桝34の底面積より小さいことが好ましい。
汚水貯留槽36は地中に埋設して設けられ、前記汚水を貯留する。汚水貯留槽36は、1ヶ月分以上の貯留能力を有することが好ましい。
汚水貯留槽36は、地上に開口する連結孔36aを有する。汚水貯留槽36の底面は、連結孔36aの真下にあたる箇所が最も低くなるように形成されていることが好ましい。それにより、連結孔36aの真下にバキューム車のホースを下し、汚水を吸い上げるだけで、汚水貯留槽36内の汚水を全て吸い上げることができる。
また連結孔36aにはマンホール等の蓋を設ける。なお、マンホール等である連結孔36aの蓋には、施錠を施すことが好ましい。また、汚水貯留槽36には、臭突管や通気管等の臭気対策を施すことが好ましい。
これらの経路切換管30、地中埋設桝34、及び汚水貯留槽36は、前記地盤強化範囲20の内側に設けられる。また第1汚水配管26、第2汚水配管28、及び第3汚水配管38を有する下水管も前記地盤強化範囲20の内側に設けられる。
また本発明の非常時水管理構造40は、飲料水と余剰水とを生成する非常用飲料水生成装置50と、前記飲料水を建物本体22に供給する上水配管52と、余剰水を建物本体22に供給する余剰水配管54と、を備える。
本発明の非常用飲料水生成装置50は、井戸Cからくみ上げた井戸水を濾過して飲料水を生成する。また非常用飲料水生成装置50は、飲料水の生成過程でできる不純物を含む水を余剰水として生成する。
そして、本発明の非常時水管理構造40の非常用飲料水生成装置50からは、飲料水用の上水配管52と、余剰水用の余剰水配管54とを介して、それぞれ各階に設けた蛇口に供給される。それにより、居住者は、非常用飲料水生成装置50まで余剰水を取りに足を運ばなくても、各階に設けられた蛇口から余剰水を得て、それをトイレ用水として利用することができる。
図5は、本発明で用いる地盤強化処理の説明図である。(A)は本発明の深層混合処理の説明図であり、(B)は、地盤強化範囲20の説明図である。なお、図5(A)は、左から右にかけて時間が経過している。
図5に示すように、地盤強化処理は深層混合処理であり、具体的には棒状の杭芯42を地盤に圧入しながら鉛直軸41を中心に回転し杭芯42の先端部から注出したセメントミルクと地盤中の土砂とを混合することにより地中にモルタル柱44を形成する処理である。
具体的に本発明の地盤強化処理は、まずセメントミルクを地盤に注入しながら鉛直軸41を中心に杭芯42を回転して地盤の土砂とセメントミルクとを攪拌混合し、地盤中にモルタル柱44を構築する。そして、隣り合ったモルタル柱44と一部重複してモルタル柱44を形成する作業を繰り返し、モルタル柱44が連なったモルタル柱列46を形成する。このように、地盤強化したい範囲にモルタル柱44を形成することにより地盤強化範囲20をモルタル柱列46で矩形に囲むことができる。
すなわち、地盤強化範囲20は、互いに隣接するモルタル柱44を重複させたモルタル柱列46で矩形に地盤を囲まれた範囲である。
これにより、モルタル柱列46で矩形に地盤を囲んだ範囲(地盤強化範囲20)の地下水を止水でき、さらに地盤強化範囲20の地盤を強化できるため、たとえ地震などで地盤が大きく揺れても地下水が流動化せず、液状化を防止できる。
また本発明の非常時水管理構造40の地盤強化処理は、図5(B)に示すように、深層混合処理工法によるモルタル柱列46で建物本体22を囲み、基礎杭によりしっかりと建物本体22を支える。
さらに汚水貯留槽36は、鉄筋とコンクリートからなる鉄筋コンクリート造であり、汚水貯留槽36の形状に合わせて深層混合処理工法によるモルタル柱列46を構築して地盤強化範囲20を液状化対策すると共に、モルタル柱列46を汚水貯留槽36の基礎として兼用することが好ましい。
また本発明の地中埋設桝34と汚水貯留槽36とはモルタル柱列46の矩形の囲みの中、すなわち地盤強化範囲20内に埋設され、第1汚水配管26、第2汚水配管28、及び第3汚水配管38は、モルタル柱列46の上に配管されることが好ましい。
これにより、地盤強化範囲20の外の地盤が液状化するような災害時でも、地盤強化範囲20内の建物本体22、汚水貯留槽36、及び地中埋設桝34とモルタル柱列46の上に配管された第1汚水配管26、第2汚水配管28、及び第3汚水配管38の損傷を回避することができる。
次に本発明の非常時水管理構造40の使用方法を説明する。
図6は、本発明の非常時水管理構造40の非常時の構成の説明図である。
図3に示すように、通常時には本発明の非常時水管理構造40の排水は、第1汚水配管26、経路切換管30、及び第2汚水配管28を通じて公共の下水道Aに接続されている。その際、本発明の非常時水管理構造40は、通常時には第3開口部30cを上方に向けて開閉手段32を閉じられている。
これにより、通常時には汚水貯留槽36と第3汚水配管38を全く使用しない運用に出来るため、通常時に汚水貯留槽36と第3汚水配管38とのメンテナンスが必要ない。また第3開口部30cが上を向いているので、第3開口部30cから第1汚水配管26と第2汚水配管28とを清掃できる。
なお居住者には通常時から浴槽に常時水を溜めてもらう。
一方、本発明の非常時水管理構造40は図6に示すように、災害時には、経路切換管30は、第3開口部30cを下方に向けて固定され、開閉手段32で第3開口部30cの開口が開かれる。
すなわち、災害時に公共の下水道A等のインフラが遮断されたときには、まず第1汚水配管26に設置されたバルブ48を閉じ、地中埋設桝34の蓋を開け、下水管の軸を中心に経路切換管30を回転し、第3開口部30cを下に向ける。
具体的には、第1汚水配管26の遠位端のフランジ26aと、経路切換管30の第1開口部30aに設置されているフランジ30dとを繋ぐボルトと、第2汚水配管28の近位端のフランジ28aと経路切換管30の第2開口部30bに設置されているフランジ30dとを繋ぐボルトを外し、経路切換管30を回転させて第3開口部30cを下に向け、再び第1汚水配管26の遠位端と第2汚水配管28の近位端をそれぞれ第1開口部30aと第2開口部30bとにボルトで連結する。
その後、第3開口部30cの開閉手段32を開き、再びバルブ48を開く。
これにより、建物本体22で排出された汚水は、第3開口部30cから地中埋設桝34内に排出される。そして地中埋設桝34内に排出された汚水は、第3汚水配管38を通過して汚水貯留槽36に貯留される。そのため、公共の下水道A等のインフラが災害で遮断されたとしても、通常時に使用する排水管24に汚水を流すことができる。
また集合住宅の居住者は浴槽に溜めた水をトイレ用水として使用することにより、各居住空間の通常時に使用するトイレを災害時にも使用することができる。それにより各居住者のプライバシーを守ることができる。また、高層集合住宅の居住者が利用の度に1階の仮設トイレまで足を運ぶ必要もない。
なお、トイレ用水として使用する水は、浴槽に溜めた水の他に、非常用飲料水生成装置50により余剰水を利用してもよい。
また、災害後に、インフラ等が改善された際には、再び下水管の軸を中心に経路切換管30を回転し、第3開口部30cを上に向けて固定する。そして第3開口部30cの開口を開閉手段32で閉じる。
これにより、容易に元の公共の下水道Aに下水管を切り替えることができる。
一方、汚水貯留槽36に溜まった汚水は、インフラが復旧した後にバキューム車で抜き取るとともに、専門の清掃業者により消毒を行う。
図7は、非常時後の非常時水管理構造40の洗浄についての説明図である。
本発明の非常時水管理構造40を洗浄する際は、次の手順で行うことが好ましい。
(1)汚水貯留槽36内の汚水をバキューム車で吸い上げる。
(2)汚水貯留槽36内、地中埋設桝34内、及び第3汚水配管38内を清掃し消毒する。
具体的には、地中埋設桝34内と、地中埋設桝34から通じる第3汚水配管38内を高圧水で清掃し、洗浄水を汚水貯留槽36に流す方法が好ましい。
(3)その後、汚水貯留槽36に溜まった洗浄水をバキューム車で吸い上げる。
なお、非常時水管理構造40の消毒も(1)から(3)の洗浄と同様の手順で行うことが好ましい。
このように、本発明の非常時水管理構造40は、地中埋設桝34を介して第3汚水配管38に汚水を流す構成となっているため、第3汚水配管38の清掃、消毒が容易である。
すなわち、仮に第1汚水配管26及び第2汚水配管28と第3汚水配管38とを連通させた構成にしてしまうと、第3汚水配管38の清掃や消毒は汚水貯留槽36側から行わなければならないため、作業員が汚水貯留槽36内に入って清掃や消毒をしなければならない。
しかし本願の非常時水管理構造40は、地中埋設桝34に第3汚水配管38が連結し、第1汚水配管26から排出された汚水が、地中埋設桝34を介して第3汚水配管38に流れるので、地中埋設桝34に高圧水を流し、連結孔36aからバキューム車で洗浄水や消毒薬を吸い取るだけで、地中埋設桝34、第3汚水配管38、及び汚水貯留槽36を一度に清掃と消毒とをすることができる。
上述した本発明の非常時水管理構造40によれば、通常時には第3開口部30cを上方に向けて経路切換管30を固定し、開閉手段32の開口を閉じており、災害時には第3開口部30cを下方に向けて経路切換管30を固定し、開閉手段32で開口を開くだけで、非常時水管理構造40の通常時モードと災害モードとを切り替えるので、通常時に使用するトイレを非常時にも使用できる。そのため、利用者のプライバシーが保護でき、また各階の居住者が利用の度に1階まで足を運ぶ必要がなく、便利である。
また通常時には汚水貯留槽36が第1汚水配管26から経路切換管30を介して第2汚水配管28へ流れるので、地中埋設桝34、第3汚水配管38、及び汚水貯留槽36が通常時に汚れない。そのため通常時に地中埋設桝34、第3汚水配管38、及び汚水貯留槽36のメンテナンスが必要ない。
また下水管の軸を中心に経路切換管30を回転させて第3開口部30cを上向きから下向きに切り替えるだけで非常時水管理構造40を通常モードから災害時モードに切り替えられるため、通常モードから災害時モードへの切り替えが容易である。そのため、経路切換管30の回転のために第1汚水配管26や第2汚水配管28を曲げる必要もなく、また経路切換管30を壊す必要もない。
さらに本発明の汚水貯留槽36は第3開口部30cを介して地中埋設桝34に通じているため、たとえ経路切換管30の切り替え作業中に部品を落としても、汚水貯留槽36に落ちることはない。また汚水貯留槽36や地中埋設桝34の底面積より第3汚水配管38の横断の断面積が小さいので、汚水貯留槽36の汚水から発生する悪臭が、地中埋設桝34を介して地上に上がりにくい。
また汚水貯留槽36が第3開口部30cを介して地中埋設桝34と連結し、また連結孔36aを有する構成であるため、災害後に非常時水管理構造40を洗浄、消毒する作業が容易である。
すなわち、まず汚水貯留槽36内の汚水をバキューム車で吸い上げ、地中埋設桝34内と、地中埋設桝34から通じる第3汚水配管38内を高圧水で清掃し、洗浄水を汚水貯留槽36に流し、その後汚水貯留槽36に溜まった洗浄水をバキューム車で吸い上げるだけで、地中埋設桝34、第3開口部30c、及び汚水貯留槽36を一度に容易に洗浄、消毒できる。
さらに本発明の非常時水管理構造40は地盤強化範囲20内に設けられているため、建物本体22だけでなく非常時水管理構造40も災害で破損しにくい。また地盤強化範囲20内の地盤には液状化現象がおこりにくいため、第1汚水配管26や第2汚水配管28、第3汚水配管38等の下水管が破損しにくく、また地中埋設桝34や汚水貯留槽36が地上に浮上するおそれがない。そのため、たとえ下水道A等の公共のインフラが破損しても、非常時モードに切り替えた本発明の非常時水管理構造40を使用できる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 建物、2 貯留槽、
3 放流調整手段、4 汚水貯留構造、
10 水処理システム、11 上流側配管、
11a 上流側配管の遠位端、
12 下流側配管、12a 下流側配管の近位端、
13 流路接続部材、
14 排水枡、14a 貯水部、
15 ポンプ、16 浄化処理部、
20 地盤強化範囲、22 建物本体、
24 排水管、
26 第1汚水配管、26a フランジ、
28 第2汚水配管、28a フランジ、
30 経路切換管、30a 第1開口部、
30b 第2開口部、30c 第3開口部、
30d フランジ、
32 開閉手段、34 地中埋設桝、
36 汚水貯留槽、36a 連結孔、
38 第3汚水配管、40 非常時水管理構造、
41 鉛直軸、42 杭芯、44 モルタル柱、
46 モルタル柱列、48 バルブ、
50 非常用飲料水生成装置、
52 上水配管、54 余剰水配管、
A 下水道、C 井戸

Claims (7)

  1. 地盤強化処理を施された地盤強化範囲の内側に建てられた建物本体に近接して地盤強化範囲内に設けられ、
    建物本体で発生した汚水を流す複数の排水管に連通する第1汚水配管と、
    地盤強化範囲の外側を通る下水道に遠位端が連通する第2汚水配管と、
    地中に設けられた壷状の地中埋設桝と、
    第1汚水配管と第2汚水配管とを連結し地中埋設桝内に収められ災害時に汚水を地中埋設桝内に排出する経路切換管と、
    地中に埋設して設けられ地上に開口する連結孔を有し前記汚水を貯留する汚水貯留槽と、
    一端が地中埋設桝の底面に開口し、他端が汚水貯留槽に開口する第3汚水配管と、を備え
    経路切換管は、第1汚水配管の遠位端に連通して連結する第1開口部と、
    第2汚水配管の近位端に連通して連結する第2開口部と、を有する中空の三又の管であり、
    さらに経路切換管は、第1開口部と第2開口部との間の壁面に設けられ該壁面の外と前記中空とを連通させる第3開口部と、
    第3開口部に連結し第3開口部の開口を開閉できる開閉手段と、を有し、
    通常時には第3開口部を上方に向けて固定され開閉手段で開口を閉じ、
    災害時には第3開口部を下方に向けて固定され開閉手段で開口を開く、ことを特徴とする非常時水管理構造。
  2. 第3開口部は、第1汚水配管と第2汚水配管とを清掃するための清掃口として兼用される、ことを特徴とする請求項に記載の非常時水管理構造。
  3. 開閉手段は第3開口部を塞ぐ開口部蓋である、ことを特徴とする請求項に記載の非常時水管理構造。
  4. 地盤強化処理は、棒状の杭芯を地盤に圧入しながら鉛直軸を中心に回転し杭芯の先端部から注出したセメントミルクと地盤中の土砂とを混合することにより地中にモルタル柱を形成する深層混合処理であり、
    地盤強化範囲は、互いに隣接するモルタル柱を重複させて形成したモルタル柱列で矩形に囲まれた範囲である、ことを特徴とする請求項1に記載の非常時水管理構造。
  5. 地中埋設桝と汚水貯留槽とは、地盤強化範囲内に埋設され、
    第1汚水配管、第2汚水配管、及び第3汚水配管は、モルタル柱列の上に配管される、ことを特徴とする請求項に記載の非常時水管理構造。
  6. 汚水貯留槽は、鉄筋とコンクリートからなる鉄筋コンクリート造であり、モルタル柱列を基礎として使用する、ことを特徴とする請求項に記載の非常時水管理構造。
  7. 井戸からくみ上げた井戸水を濾過した飲料水と、飲料水の生成過程でできる不純物を含む余剰水とを生成する非常用飲料水生成装置と、
    前記飲料水を建物本体に供給する上水配管と、
    前記余剰水を建物本体に供給する余剰水配管と、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の非常時水管理構造。
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