JP6192875B1 - 高周波アンテナモジュール及びアレイアンテナ装置 - Google Patents

高周波アンテナモジュール及びアレイアンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6192875B1
JP6192875B1 JP2017510694A JP2017510694A JP6192875B1 JP 6192875 B1 JP6192875 B1 JP 6192875B1 JP 2017510694 A JP2017510694 A JP 2017510694A JP 2017510694 A JP2017510694 A JP 2017510694A JP 6192875 B1 JP6192875 B1 JP 6192875B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
frequency antenna
distribution circuit
antenna module
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017510694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017073644A1 (ja
Inventor
健次 原内
健次 原内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6192875B1 publication Critical patent/JP6192875B1/ja
Publication of JPWO2017073644A1 publication Critical patent/JPWO2017073644A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/061Two dimensional planar arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/02Arrangements for de-icing; Arrangements for drying-out ; Arrangements for cooling; Arrangements for preventing corrosion
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0006Particular feeding systems
    • H01Q21/0025Modular arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0087Apparatus or processes specially adapted for manufacturing antenna arrays
    • H01Q21/0093Monolithic arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/22Antenna units of the array energised non-uniformly in amplitude or phase, e.g. tapered array or binomial array
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q23/00Antennas with active circuits or circuit elements integrated within them or attached to them

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

基板(1)と、RF信号が入力される入力ポート(6)と、入力ポート(6)に入力されたRF信号を分配する分配回路(8)と、分配回路(8)で分配されたRF信号を増幅する縦続接続された複数の増幅器(11,12,13)を有し、基板(1)の分配回路(8)と同じ側で分配回路(8)を中心として回転対象に配置された複数の増幅ユニット(3)と、基板(1)の増幅ユニットが設けられた側とは反対側に設けられ、対応する増幅ユニット(3)が増幅したRF信号を空間に放射する複数のアンテナ(2)と、増幅ユニット(3)で増幅したRF信号を対応するアンテナ(2)に供給する複数のRF信号供給部(15)と、を備えた。

Description

この発明は、高周波信号を空間に放射する高周波アンテナモジュール及びこれを用いたアレイアンテナ装置に関する。
通信装置、レーダ装置、電力伝送装置等には、マイクロ波信号を増幅するための高周波モジュールが用いられる。例えば、アクティブフェーズドアレイアンテナ(Active Phased Array Antenna)では、電力合成、ビーム制御のために、複数の高周波モジュールが並列に接続される。入力コネクタを共通化し、複数の高周波モジュールへ分配することにより同軸コネクタ数を削減し、アレイアンテナ装置の薄型・小型化する方式がいくつか提案されている。
高周波電子部品を搭載する絶縁性基板と複数のアンテナを搭載するアンテナ基板とを金属筐体を挟んで配置し、その間を1本の同軸ケーブルで結び、アンテナ基板で分配する方式がある(特許文献1参照)。
複数のアンテナと、アンテナごとの増幅回路と、各増幅回路へRF(Radio Frequency)信号を分配する分配回路とを単層基板または多層基板で一体化して実現する方式がある(特許文献2参照)。
特開2012−109670号公報 特開2014−017598号公報
特許文献1の方式では、高周波電子部品とアンテナ基板とを分けているので、高周波モジュールのさらなる薄型化は難しい。複数のアンテナを有する高周波モジュールでは、分配回路からアンテナまでの配線長は同じにしなければならないが、特許文献2には配線長に関しては何も記載が無い。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、入力コネクタを共通化し分配回路を用いて複数のアンテナへ分配する場合に、容易に複数のアンテナの位相を揃えることができ、かつ薄型化を実現する高周波アンテナモジュールを得ることを目的とする。
この発明に係る高周波アンテナモジュールは、基板と、RF信号が入力される入力ポートと、前記入力ポートに入力されたRF信号を分配する分配回路と、前記分配回路で分配されたRF信号を増幅する縦続接続された複数の増幅器を有し、前記基板の前記分配回路と同じ側で前記分配回路を中心として回転対象に配置された複数の増幅ユニットと、前記基板の前記増幅ユニットが設けられた側とは反対側に設けられ、対応する前記増幅ユニットが増幅したRF信号を空間に放射する複数のアンテナと、前記増幅ユニットで増幅したRF信号を対応する前記アンテナに供給する複数のRF信号供給部と、を備えたものである。
この発明によれば、入力コネクタを共通化し分配回路を用いて複数のアンテナへ分配する場合に、各アンテナへの等長配線を実現し、かつ薄型化が可能な高周波アンテナモジュールが得られる。
この発明の実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールをアンテナ側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールにおいて高周波アンテナモジュールを金属ブロック側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールの構成を示す分解図である。 実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールの電気的な構成を説明する回路図である。 実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。 実施の形態1に係るアレイアンテナ装置の分解図である。 実施の形態1に係るアレイアンテナ装置の図6に示すA−A線での断面図である。 この発明の実施の形態2に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。 この発明の実施の形態3に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。 実施の形態3に係る高周波アンテナモジュールをアレイ状に配列する1例を示す平面図である。 実施の形態3に係る高周波アンテナモジュールをアレイ状に配列する別の1例を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。 この発明の実施の形態5に係る高周波アンテナモジュールの電気的な構成を説明する回路図である。 実施の形態5に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。 この発明の実施の形態6に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。 この発明の実施の形態7に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。 この発明の実施の形態8に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。 この発明の実施の形態9に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。
実施の形態1.
図1から図3を使用して、この発明の実施の形態1に係る高周波アンテナモジュール100の構造を説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールをアンテナ側から見た斜視図である。図2は、実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールにおいて高周波アンテナモジュールを金属ブロック側から見た斜視図である。図3は、実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールの構成を示す分解図である。基板は単層基板でもよい。
高周波アンテナモジュール100は、正方形の厚板のような外形である。基板1は、表層および内層に伝送線路を有する主面の形状が正方形である誘電体多層基板である。なお、角が直線または曲線で取られている場合も正方形と呼ぶ。基板1の一方の主面に4個の素子アンテナ2が配置されている。基板1の電子部品などが搭載される面およびその反対側の面を主面と呼ぶ。素子アンテナ2は、数GHzのRF(Radio Frequency)信号を空間に放射する。素子アンテナ2はパッチアンテナである。高さが十分に小さいものであれば、他の種類のアンテナでもよい。
基板1の素子アンテナ2とは反対側の面には、それぞれの素子アンテナ2に対応させて4個の増幅ユニット3が配置されている。分配回路8および増幅ユニット3などを覆うように金属ブロック4が設けられている。金属ブロック4は基板1と同じ大きさである。金属ブロック4に基板1が、ネジ5により固定される。なお、金属ブロック4と基板1を一体化する方法は、ネジ以外でもよい。
金属ブロック4の基板1の側には、電子部品を収納するスペースができるように窪みを設ける。窪みの形状と大きさは、使用する周波数または決められた周波数において、空間の共振による増幅器の発振の抑制ができるように適切に決める。金属ブロック4は、電磁シールドおよび放熱の機能も有する。金属ブロック4は、アルミニウムなどの熱伝導性が高い金属で製作する。金属ブロック4は、基板1との間に分配回路8および増幅ユニット3を収納し、増幅ユニット3が有する発熱部が発生する熱を放熱する金属筐体である。金属ブロックを介さないで放熱する場合は、樹脂製などのブロックを金属ブロックの替わりに使用してもよい。なお、樹脂製のブロックは電磁シールドの機能を持たせるために表面に導体膜を設ける。
金属ブロック4の基板1と接続する側でない面の中央には、増幅するRF信号が入力される入力ポート6を露出させるための貫通穴7が設けられている。基板1の貫通穴7と対応する位置には入力ポート6が設けられている。入力ポート6には、RF信号を複数(ここでは、4個)に分配する分配回路8が接続する。なお、図3などの模式図では、入力ポート6と分配回路8を一体化して図示している。分配回路8で分配されたRF信号のそれぞれは、増幅ユニット3に入力される。同じ構成である4個の増幅ユニット3は、90度ずつ回転しており、基板1の分配回路8と同じ側で分配回路8を中心に回転対称に配置される。分配回路8は、入力ポート6から増幅ユニット3への入力点までの配線長が同じになっている。分配回路8の中心が基板1の中心と一致するように配置する。増幅ユニット3は、正確には分配回路8の中心に回転対称に配置される。分配回路8も、その中心に対して回転対称である。
図4により、高周波アンテナモジュール100の電気的な構成を説明する。図4は、実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールの電気的な構成を説明する回路図である。入力ポート6は、RF信号を伝送するRF信号線31だけでなく、制御信号線32および直流電源線33も接続する。入力ポート6で、RF信号は同軸コネクタにより接続される。分配回路8で分配されたRF信号が入力される増幅ユニット3は、移相器10、第1段増幅器11、第2段増幅器12、第3段増幅器13、アイソレータ14を有し、これらが直列に接続されている。アイソレータ14には、基板1を貫通する貫通導体15(図5に図示)を介して、基板1の増幅ユニット3が設けられた側とは反対側に配置された素子アンテナ2が接続される。素子アンテナ2への給電は、貫通導体15ではなく電磁結合による給電方式でもよい。貫通導体15は、増幅ユニット3で増幅したRF信号を対応する素子アンテナ2に供給するRF信号供給部である。
移相器10は、RF信号の位相を制御する。各増幅ユニット3では、制御信号線32から入力される制御信号により、個別に任意の位相に制御できる。第1段増幅器11、第2段増幅器12、第3段増幅器13は、RF信号を必要なレベルまで増幅する。増幅されたRF信号は、アイソレータ14により電気的に分離され、素子アンテナ2に供給される。素子アンテナ2は、RF信号を空間に放射するアンテナである。縦続接続する増幅器の段数は、2個でも4個以上でもよい。各増幅器の性能と必要な増幅度に応じて、増幅器の段数は適切に決める。
図5により、増幅ユニット3の内部での電子部品の配置について説明する。図5は、実施の形態1に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。図5では、増幅ユニット3の中で最も発熱する最終段の増幅器である第3段増幅器13が隣接する高周波アンテナモジュール100との間でどのような位置関係になるかを示すために、縦に2個、横に2個で計4個の高周波アンテナモジュール100を配置した図で示す。
図5の右上の高周波アンテナモジュール100の右上の増幅ユニット3を例にして説明する。なお、図を見やすくするために、電子部品の符号は別の増幅ユニット3で付ける。分配回路8から出る配線21は、図における上側に伸びて増幅ユニット3の長さの25%程度の位置で右に曲がって伸び、移相器10に入力する。移相器10から右側に伸びる配線22は、第1段増幅器11に入る。第1段増幅器11から右側に伸びる配線23は、基板1の端部の近くで上に曲がり、第2段増幅器12に入る。第2段増幅器12から上側に伸びる配線24は、基板1の右上角付近で左に曲がり、第3段増幅器13に入る。第3段増幅器13から左側に伸びる配線25は、アイソレータ14に入る。アイソレータ14から下に伸びる配線26は、右に曲がり、増幅ユニット3のほぼ中央に設けられた貫通導体15に接続される。
4個の増幅ユニット3では、分配回路8から素子アンテナ2までの経路は、向きが違うだけで、同じ構成である。そのため、入力ポート6から貫通導体15までの配線長は各増幅ユニット3で同じになる。4個の増幅ユニット3のそれぞれの貫通導体15の位置は、分配回路8に対して回転対称の位置に配置されるので、素子アンテナ2も分配回路8に対して回転対称の位置になる。その結果、入力ポート6から素子アンテナ2までの配線長が、それぞれの増幅ユニット3で同じになる。
図5に示す配置例では、高周波アンテナモジュール100の第3段増幅器13は、基板1の角部に配置される。角部は、角を含み角から決められた範囲である。そのため、高周波アンテナモジュール100の内部のそれぞれの第3段増幅器13は、互いに基板1の幅に近い間隔で離れることになる。また、隣接する高周波アンテナモジュール100の第3段増幅器13は、互いに隣接することになる。最終段の増幅器である第3段増幅器13全体またはその一部は、高周波アンテナモジュール100が発生する熱の大部分を発生する発熱部である。増幅器の段数が3段でない場合は、最終段の増幅器の全体またはその一部が、発熱部になる。
高周波アンテナモジュール100を二次元のアレイ状に配列して、アレイアンテナ装置200を構成する。図6は、実施の形態1に係るアレイアンテナ装置の分解図である。図7は、実施の形態1に係るアレイアンテナ装置の図6に示すA−A線でのアレイアンテナ装置の断面図である。図6では、縦に2個、横に2個で計4個の高周波アンテナモジュール100の部分を切り出して示す。左手前の高周波アンテナモジュール100は、基板1の素子アンテナ2が配置されていない側での電子部品の配置を示すために、基板1を取り除いた状態として示す。
アレイアンテナ装置200は、二次元のアレイ状に配列された複数の高周波アンテナモジュール100と、板状の金属ベース50と、高周波アンテナモジュール100の入力ポート6と接続するコネクタ60を有するベース基板70とで構成される。コネクタ60の数は、高周波アンテナモジュール100と同じ数である。金属ベース50は、複数の高周波アンテナモジュール100とベース基板70とを保持するモジュール保持部である。
金属ベース50は、角を共有する4個の高周波アンテナモジュール100の金属ブロック4の角部を包含するように金属ブロック4と接触する四角柱の形状の突起部55を有する。高周波アンテナモジュール100で発生する熱であって、主に基板1を経由して金属ブロック4に移動してきた熱を、突起部55は金属ブロック4から金属ベース50に移動させる。そうすることで、高周波アンテナモジュール100を冷却する。つまり、突起部55は、高周波アンテナモジュール100すなわち金属ブロック4を冷却する冷却部である。突起部55の内部に管を設けて、管の内部を通る冷媒により冷却してもよい。金属ベース50にフィンを設け、自然空冷または強制空冷を実施してもよい。フィンを突起部55に対応する位置に集中して設けてもよい。突起部55を金属ベース50とは別体にして、金属ベース50が突起部55を保持してもよい。突起部55が金属ベース50と一体の場合も、金属ベース50が突起部55を保持しているとする。
ベース基板70には、突起部55に対応する位置に開口が設けられる。突起部55は、ベース基板70の開口を通り、金属ブロック4と接触する。ベース基板70の表面には、RF信号線、直流電源線および制御信号線を、コネクタ60に分配する配線75が設けられる。配線75は、図示しない給電元からコネクタ60までの配線長が同じ長さになるように配線される。
アレイアンテナ装置200の動作を説明する。アレイアンテナ装置200の給電回路から配線75およびコネクタ60を介して、高周波アンテナモジュール100の入力ポート6にRF信号、直流電力、制御信号が供給される。RF信号は分配回路8で分配され、分配されたRF信号は増幅ユニット3で増幅され、素子アンテナ2から空間に放射される。給電回路からすべての素子アンテナ2までの配線長は同じにしているので、制御信号ですべての素子アンテナ2で同じ位相になるように制御する場合は、すべての素子アンテナ2から同じ位相の電波が空間に放射される。制御信号に位相が制御される場合は、素子アンテナ2が放射する電波の位相は、その素子アンテナ2にRF信号を供給する増幅ユニット3中の移相器10に対して指示された位相になる。
4個の素子アンテナ2に対して1個の入力ポート6を共通化することで、実装面積を少なくできる。分配回路8を中心に回転対称に送信ユニット3及び素子アンテナ2を配置したので、基板1上で余長処理などの特別な処理が不要で、入力ポート6から素子アンテナ2までの配線長を同じにできる。基板の裏面にアンテナを配置し、回路基板とアンテナ基板を分ける必要がない。その結果、高周波アンテナモジュールの小型化および薄型化が実現できる。また、基板上で余長処理などの特別な処理が不要なので、基板の設計自由度が向上する。
金属ブロック4と接触して金属ブロック4を冷却する冷却部である突起部55を有するので、高周波モジュール100を効率的に冷却できる。隣接する複数の高周波モジュール100の発熱部に対応する位置に突起部55を設けているので、突起部55の数を少なくできる。突起部55の数が少なく、1個の大きさが大きくなるので、突起部55の替わりにより冷却効率を高い冷却部を用いることもできる。突起部55を、発熱部と対応する位置で金属ブロック4と接触させることで、効率よく金属ブロック4を冷却できる。発熱部と対応する位置とは、発熱部の直下の位置、または発熱部と近い箇所で金属ブロックが基板と接触する位置の金属ベース側の位置である。
増幅ユニットの内部の電子部品の配置は、自由に設計できる。正方形の基板ではなく、回転対称な形状であれば三角形、六角形など他の形状の主面を有する基板でもよい。分配回路で分配する個数は4個でなくてもよい。
以上のことは、他の実施の形態にもあてはまる。
実施の形態2.
実施の形態2は、高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を変更した場合である。図8は、この発明の実施の形態2に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。実施の形態2の高周波アンテナモジュール100Aは、その外観と電気的な構成は実施の形態1の高周波アンテナモジュール100と同様である。図8において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図8の右上の高周波アンテナモジュール100Aの右上の増幅ユニット3Aを例にして説明する。なお、図を見やすくするために、電子部品の符号は別の増幅ユニット3Aで付ける。分配回路8から出る配線21Aは、図における上側に伸びて基板1の端部付近で90度右に曲がり移相器10に入力する。移相器10から下側に伸びる配線22Aは、第1段増幅器11に入る。第1段増幅器11から下側に伸びる配線23Aは、分配回路8の近くで右に曲がり、第2段増幅器12に入る。第2段増幅器12から右側に伸びる配線24Aは、途中で上に曲がり、第3段増幅器13に入る。第3段増幅器13から上側に伸びる配線25Aは、アイソレータ14に入る。アイソレータ14から左の伸びる配線26Aは、下に曲がり、増幅ユニット3のほぼ中央に設けられた貫通導体15に接続される。
図8に示す配置例では、それぞれの高周波アンテナモジュール100Aにおいて、それぞれの増幅ユニット3Aの第3段増幅器13は、基板1の長さの半分程度の距離を持つことになる。また、隣接する高周波アンテナモジュール100Aの第3段増幅器13も、基板1の長さの半分程度の距離を持つことになる。ここで、第3段増幅器13全体を発熱部とする。発熱部どうしの間の距離が例えば基板の長さの40%などの決められた距離以上になり、発熱部と基板の端との距離を例えば基板の長さの20%などの決められた距離になる位置に、発熱部を配置する。
図示しないが、実施の形態2に係るアレイアンテナ装置200Aは、金属ベース50Aおよびベース基板70Aを有する。金属ベース50Aは、金属ベース50と比較して、発熱部の直下の位置に配置された、4倍の数の四角柱状の突起55Aを有する。突起55Aの断面の形状は正方形であり、その辺の長さは突起50の辺の半分程度である。ベース基板70Aは、突起55Aに対応する位置に開口を有する。
アンテナ装置200Aは、アンテナ装置200と同様に動作する。高周波アンテナモジュールの小型化および薄型化が実現できる。
ベース基板50Aには突起部55Aから熱が移動してくる。突起部55Aの数は、突起部55の数の4倍なので、ベース基板50Aには分散して熱が移動することになる。そのため、ベース基板50Aに対して、自然空冷または強制空冷で、実施の形態1の場合よりも効率的に冷却することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、高周波アンテナモジュールが2個の増幅ユニットを有する場合である。図9は、この発明の実施の形態3に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。図9において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態3に係る高周波アンテナモジュール100Bは、正方形の基板1Bの中央に入力ポート6Bと分配回路8Bが設けられる。高周波アンテナモジュール100Bは、2個の増幅ユニット3Bを有し、第3段増幅器13が分配回路8Bの図における上部および下部に配置される。基板1Bの裏面には、2個の素子アンテナ2が存在する。
図10は、実施の形態3に係る高周波アンテナモジュールをアレイ状に配列する1例を示す平面図である。図10において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。図10は、高周波アンテナモジュール100Bを、第3段増幅器13が隣接しないように配列した場合である。隣接する高周波アンテナモジュール100Bを、互いに90度だけ向きを変えて配置する。
図10に示すように高周波アンテナモジュール100Bを配列したアレイアンテナ装置200Bは、アレイアンテナ装置200と同様に動作し、同様な効果を有する。
図11は、実施の形態3に係る高周波アンテナモジュールをアレイ状に配列する別の1例を示す平面図である。図11において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。図11は、高周波アンテナモジュール100Bを、第3段増幅器13が隣接するように配列した場合である。高周波アンテナモジュール100Bを、すべて同じ向きに配置する。同じ向きに配置するので、基板の形状は正方形でなくてもよく、長方形、平行四辺形などでもよい。基板の形状は、180度の回転で回転対称である四角形であればよい。
図11に示すように高周波アンテナモジュール100Bを配列したアレイアンテナ装置200BAは、アレイアンテナ装置200Aと同様に動作し、同様な効果を有する。
実施の形態4.
実施の形態4は、高周波アンテナモジュールが16個の増幅ユニットを有する場合である。図12は、この発明の実施の形態4に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。図12において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態4に係る高周波アンテナモジュール100Cの基板1C上には、1個の入力ポート6C、1個の1次分配回路8C、4本の分配回路間配線29、4個の2次分配回路9Cおよび16個の増幅ユニット3Cが存在する。1次分配回路8Cは入力ポート6Cに入力されたRF信号を4本の分配回路間配線29に分配する。それぞれの分配回路間配線29は、1次分配回路8Cから入力されるRF信号を2次分配回路9Cに出力する。それぞれの2次分配回路9Cは、分配回路間配線29から入力されるRF信号を分配して、4個の増幅ユニット3Cに出力する。基板1Cの裏面には、16個の増幅ユニット3Cと対応する位置に16個の素子アンテナ2が存在する。
それぞれの増幅ユニット3Cの内部の電子部品の配置は、増幅ユニット3と同様である。なお、増幅ユニット3Aと同様にしてもよい。また、1個の2次分配回路9Cと、その2次分配回路9Cから分配されたRF信号をそれぞれ増幅する4個の増幅ユニット3Cの配置は、分配回路8と増幅ユニット3の配置と同様である。
1次分配回路8Cでは、RF信号の入力点から分配後の出力点までの配線長が同じである。すべての2次分配回路9Cでは、RF信号の入力点から分配後の出力点までの配線長が同じである。すべての分配回路間配線29は、同じ配線長を有する。すべての増幅ユニット3Cで、配線長は同じである。したがって、入力ポート6Cからそれぞれの増幅ユニット3Cが接続する素子アンテナ2までの配線長は、すべて同じになる。
図示しないが、実施の形態4に係るアレイアンテナ装置200Cは、2次元のアレイ状に配列した複数個の高周波アンテナモジュール100C、金属ベース50Cおよびベース基板70Cを有する。
アレイアンテナ装置200Cは、アレイアンテナ装置200と同様に動作する。高周波アンテナモジュールの小型化および薄型化が実現できる。1個の入力ポート6Cに対して16個の素子アンテナ2が対応するので、入力ポートを共通化することの効果は、高周波アンテナモジュール100の場合よりも大きい。
実施の形態5.
実施の形態5は、高周波アンテナモジュールが移相器を有さずPLL回路(Phased Lock Loop)を有するように、実施の形態2を変更した場合である。図13は、この発明の実施の形態5に係る高周波アンテナモジュールの電気的な構成を説明する回路図である。図13において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態5に係る高周波アンテナモジュール100Dは、入力ポート6D、分配回路8D、増幅ユニット3Dおよび素子アンテナ2を有する。入力ポート6Dは、RF信号線31の替わりに、数MHzから数十MHzの基準信号(基準クロック信号ともいう)を伝送する基準信号線34を接続する。分配回路8Dは、基準信号を分配する。分配された基準信号は、増幅ユニット3Dに入力される。増幅ユニット3Dは、PLL回路16、第1段増幅器11、第2段増幅器12、第3段増幅器13、アイソレータ14を有し、これらが直列に接続されている。PLL回路16は、内部に発振器を有し、制御信号と基準信号が入力されて、任意の位相に設定された数GHzのRF信号を出力する。PLL回路16は、基準信号を基にRF信号を生成するRF信号生成回路である。
図14は、実施の形態5に係る高周波アンテナモジュールの基板上での電子部品の配置を説明する平面図である。図14において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2の場合の図8と比較して、移相器10の位置にPLL回路16が配置されている点が異なる。第3段増幅器13の配置位置は、図8と同じである。入力ポート6Dから素子アンテナ2までの配線長が、それぞれの増幅ユニット3Dで同じになる。
実施の形態5に係るアンテナ装置200Dは、基準信号と制御信号が入力されて、PLL回路16で基準信号からRF信号が生成されて、素子アンテナ2からRF信号を空間に放射する。
高周波アンテナモジュールが発振器を内蔵するので、高周波アンテナモジュールには低周波の制御信号および基準信号が入力される。入力ポートおよびコネクタに、RF信号用の同軸コネクタを用いる必要が無くなり、入力ポートおよびコネクタを安価に製造できる。
入力ポート6DからPLL回路16までは基準信号が伝送される。基準信号はRF信号よりも波長が長い。そのため、同じ配線長の差で生じる位相差は、基準信号の場合はRF信号よりも小さくなる。したがって、位相差を許容できる最大値以下にするために必要な、入力ポート6DからPLL回路16までの配線長の許容誤差が、基準信号の場合はRF信号よりも長くなる。
実施の形態6.
実施の形態6は、正三角形の基板上に隣接する高周波アンテナモジュールの発熱部が隣接しないように配置した場合である。図15は、この発明の実施の形態6に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。図15において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態6に係る高周波アンテナモジュール100Eの正三角形の基板1E上には、1個の入力ポート6E、1個の分配回路8E、3個の増幅ユニット3Eが配置される。入力ポート6Eと分配回路8Eは、三角形の重心付近に配置される。増幅ユニット3Eにおいて、移相器10と第1段増幅器11は、三角形の頂点に向かって配置され、第2段増幅器12、第3段増幅器13、アイソレータ14は三角形の辺に沿って配置される。貫通導体15は、アイソレータ14の辺から遠い側に配置する。
図15に示すように高周波アンテナモジュール100Eを配列したアレイアンテナ装置200Eは、アレイアンテナ装置200Aと同様に動作し、同様な効果を有する。
実施の形態7.
実施の形態7は、正三角形の基板上に隣接する高周波アンテナモジュールの発熱部が隣接するように配置した場合である。図16は、この発明の実施の形態7に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。図16において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態7に係る高周波アンテナモジュール100Fの正三角形の基板1F上には、1個の入力ポート6F、1個の分配回路8F、3個の増幅ユニット3Fが配置される。入力ポート6Fと分配回路8Fは、三角形の重心付近に配置される。増幅ユニット3Fにおいて、移相器10と第1段増幅器11、第2段増幅器12、第3段増幅器13は、三角形の頂点に向かって配置される。アイソレータ14は三角形の辺のほぼ中央に配置される。貫通導体15は、アイソレータ14の辺から遠い側に配置する。
図16に示すように高周波アンテナモジュール100Fを配列したアレイアンテナ装置200Fは、アレイアンテナ装置200と同様に動作し、同様な効果を有する。
実施の形態8.
実施の形態8は、正六角形の基板上に隣接する高周波アンテナモジュールの発熱部が隣接しないように配置した場合である。図17は、この発明の実施の形態8に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。図17において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態8に係る高周波アンテナモジュール100Gの正六角形の基板1G上には、1個の入力ポート6G、1個の分配回路8G、6個の増幅ユニット3Gが配置される。入力ポート6Gと分配回路8Gは、六角形の重心付近に配置される。増幅ユニット3Gにおいて、移相器10と第1段増幅器11は、六角形の頂点に向かって配置され、第2段増幅器12、第3段増幅器13、アイソレータ14は三角形の辺に沿って配置される。貫通導体15は、アイソレータ14の辺から遠い側に配置する。
なお、増幅ユニットの個数は2個または3個でもよい。次の実施の形態でも同様である。
図17に示すように高周波アンテナモジュール100Gを配列したアレイアンテナ装置200Gは、アレイアンテナ装置200Aと同様に動作し、同様な効果を有する。
実施の形態9.
実施の形態9は、正六角形の基板上に隣接する高周波アンテナモジュールの発熱部が隣接するように配置した場合である。図18は、この発明の実施の形態9に係る高周波アンテナモジュールの基板上の電子部品の配置を説明する平面図である。図18において、図1〜図7と同一もしくは同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態9に係る高周波アンテナモジュール100Hの正六角形の基板1H上には、1個の入力ポート6H、1個の分配回路8H、6個の増幅ユニット3Hが配置される。入力ポート6Hと分配回路8Hは、六角形の重心付近に配置される。増幅ユニット3Hにおいて、移相器10、第1段増幅器11、第2段増幅器12および第3段増幅器13は、六角形の頂点に向かって配置される。アイソレータ14は三角形の辺のほぼ中央に沿って配置される。貫通導体15は、アイソレータ14の辺から遠い側に配置する。
図18に示すように高周波アンテナモジュール100Hを配列したアレイアンテナ装置200Hは、アレイアンテナ装置200Aと同様に動作し、同様な効果を有する。
本発明はその発明の精神の範囲内において各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の変形や省略が可能である。
100 高周波アンテナモジュール(実施の形態1)、
1 基板、
2 素子アンテナ、
3 増幅ユニット、
4 金属ブロック、
5 ネジ、
6 入力ポート、
7 貫通穴、
8 分配回路、
10 位相器、
11 第1段増幅器、
12 第2段増幅器、
13 第3段増幅器(発熱部)、
14 アイソレータ、
15 貫通導体(RF信号供給部)、
21 配線、
22 配線、
23 配線、
24 配線、
25 配線、
26 配線、
31 RF信号線、
32 制御信号線、
33 直流電源線、
200 アレイアンテナ装置、
50 金属ベース、
55 突起部(冷却部)、
60 コネクタ、
70 ベース基板、
75 配線、

100A 高周波アンテナモジュール(実施の形態2)、
1A 基板、
3A 増幅ユニット、
8A 分配回路、
21A 配線、
22A 配線、
23A 配線、
24A 配線、
25A 配線、
26A 配線、
200A アレイアンテナ装置、
50A 金属ベース、
55A 突起部(冷却部)、
70A ベース基板、

100B 高周波アンテナモジュール(実施の形態3)、
1B 基板、
3B 増幅ユニット、
6B 入力ポート、
8B 分配回路、
200B アレイアンテナ装置、
200BA アレイアンテナ装置、

100C 高周波アンテナモジュール(実施の形態4)、
1C 基板、
3C 増幅ユニット、
6C 入力ポート、
8C 1次分配回路、
9C 2次分配回路、
29 分配回路間配線、
200C アレイアンテナ装置、

100D 高周波アンテナモジュール(実施の形態5)、
3D 増幅ユニット、
6D 入力ポート、
8D 分配回路、
16 PLL回路(RF信号生成回路)、
34 基準信号線、
200D アレイアンテナ装置、

100E 高周波アンテナモジュール(実施の形態6)、
1E 基板、
3E 増幅ユニット、
6E 入力ポート、
8E 分配回路、
200E アレイアンテナ装置、

100F 高周波アンテナモジュール(実施の形態7)、
1F 基板、
3F 増幅ユニット、
6F 入力ポート、
8F 分配回路、
200F アレイアンテナ装置、

100G 高周波アンテナモジュール(実施の形態8)、
1G 基板、
3G 増幅ユニット、
6G 入力ポート、
8G 分配回路、
200G アレイアンテナ装置、

100H 高周波アンテナモジュール(実施の形態9)、
1H 基板、
3H 増幅ユニット、
6H 入力ポート、
8H 分配回路、
200H アレイアンテナ装置。

Claims (13)

  1. 基板と、
    RF信号が入力される入力ポートと、
    前記入力ポートに入力されたRF信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路で分配されたRF信号を増幅する縦続接続された複数の増幅器を有し、前記基板の前記分配回路と同じ側で前記分配回路を中心として回転対象に配置された複数の増幅ユニットと、
    前記基板の前記増幅ユニットが設けられた側とは反対側に設けられ、対応する前記増幅ユニットが増幅したRF信号を空間に放射する複数のアンテナと、
    前記増幅ユニットで増幅したRF信号を対応する前記アンテナに供給する複数のRF信号供給部と、
    を備えた高周波アンテナモジュール。
  2. 基板と、
    基準信号が入力される入力ポートと、
    前記入力ポートに入力された基準信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路で分配された基準信号を基にRF信号を生成するRF信号生成回路、および前記RF信号生成回路で生成されたRF信号を増幅する縦続接続された複数の増幅器を有し、前記基板の前記分配回路と同じ側で前記分配回路を中心として回転対象に配置された複数の増幅ユニットと、
    前記基板の前記増幅ユニットが設けられた側とは反対側に設けられ、対応する前記増幅ユニットが増幅したRF信号を空間に放射する複数のアンテナと、
    前記増幅ユニットで増幅したRF信号を対応する前記アンテナに供給する複数のRF信号供給部と、
    を備えた高周波アンテナモジュール。
  3. 前記増幅ユニットおよび前記分配回路を前記基板との間に収納し、前記増幅ユニットが有する発熱部が発生する熱を放熱する金属筐体をさらに備えた請求項1または請求項2に記載の高周波アンテナモジュール。
  4. 前記発熱部を前記基板の角部に配置したことを特徴とする請求項3に記載の高周波アンテナモジュール。
  5. 前記発熱部の間の距離が決められた距離以上になり、前記発熱部と前記基板の端との距離が決められた距離以上になる位置に、前記発熱部を配置したことを特徴とする請求項3に記載の高周波アンテナモジュール。
  6. 前記増幅ユニットが4個であり、
    前記基板の主面の形状が正方形であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高周波アンテナモジュール。
  7. 前記増幅ユニットが3個であり、
    前記基板の主面の形状が正三角形であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高周波アンテナモジュール。
  8. 前記増幅ユニットが2個または3個または6個であり、
    前記基板の主面の形状が正六角形であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高周波アンテナモジュール。
  9. 前記増幅ユニットが2個であり、
    前記基板の主面の形状が180度の回転で回転対称である四角形であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高周波アンテナモジュール。
  10. 二次元のアレイ状に配列された複数の請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の高周波アンテナモジュールと、
    前記入力ポートと接続する複数のコネクタを有するベース基板と、
    複数の前記高周波アンテナモジュールおよび前記ベース基板を保持するモジュール保持部と、
    を備えたアレイアンテナ装置。
  11. 二次元のアレイ状に配列された複数の請求項3から5までのいずれか1項に記載の高周波アンテナモジュールと、
    前記入力ポートと接続する複数のコネクタを有するベース基板と、
    複数の前記高周波アンテナモジュールおよび前記ベース基板を保持するモジュール保持部と、
    前記ベース基板に設けられた開口を通り、前記金属筐体と接触して前記金属筐体を冷却する冷却部とを備えたアレイアンテナ装置。
  12. 前記冷却部を、前記発熱部と対応する位置で前記金属筐体と接触させることを特徴とする請求項11に記載のアレイアンテナ装置。
  13. 前記冷却部を、複数の前記発熱部と対応する位置で前記金属筐体と接触させることを特徴とする請求項11に記載のアレイアンテナ装置。
JP2017510694A 2015-10-30 2016-10-27 高周波アンテナモジュール及びアレイアンテナ装置 Active JP6192875B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015214106 2015-10-30
JP2015214106 2015-10-30
PCT/JP2016/081819 WO2017073644A1 (ja) 2015-10-30 2016-10-27 高周波アンテナモジュール及びアレイアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6192875B1 true JP6192875B1 (ja) 2017-09-06
JPWO2017073644A1 JPWO2017073644A1 (ja) 2017-10-26

Family

ID=58631676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017510694A Active JP6192875B1 (ja) 2015-10-30 2016-10-27 高周波アンテナモジュール及びアレイアンテナ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10263344B2 (ja)
EP (1) EP3370306A4 (ja)
JP (1) JP6192875B1 (ja)
CN (1) CN108352623A (ja)
WO (1) WO2017073644A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102159506B1 (ko) * 2019-03-25 2020-09-24 주식회사 센서뷰 매시브 mimo 안테나 장치
US10868579B2 (en) 2018-07-31 2020-12-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Device for controlling receiver to receive wireless signal

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3573183B1 (en) * 2017-01-23 2022-03-23 Mitsubishi Electric Corporation Phased array antenna
US10914830B2 (en) 2017-10-12 2021-02-09 Honeywell International Inc. Digital active phased array radar
JP6970262B2 (ja) * 2018-01-10 2021-11-24 株式会社東芝 無線通信モジュール、プリント基板、および製造方法
WO2019179617A1 (en) * 2018-03-21 2019-09-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Antenna arrangement for dual-polarization beamforming
USD968375S1 (en) * 2018-04-04 2022-11-01 Taoglas Group Holding Limited Indoor antenna module
JP6949239B2 (ja) * 2018-09-12 2021-10-13 三菱電機株式会社 空中線
US11424551B2 (en) * 2019-06-19 2022-08-23 Raytheon Company Modular electronically scanned array (ESA)
EP4315500A1 (en) * 2021-04-01 2024-02-07 Hughes Network Systems, LLC Cavity resonance suppression using discrete thermal pedestals in active electronically scanned array
TWI801110B (zh) * 2022-01-26 2023-05-01 萬旭電業股份有限公司 主動陣列天線模組

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154607A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Fujitsu Ltd 送受信装置
JPH0435301A (ja) * 1990-05-28 1992-02-06 A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk アクティブアレイアンテナ
JPH04160804A (ja) * 1990-10-24 1992-06-04 Mitsubishi Electric Corp モノリシックアンテナ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5001493A (en) * 1989-05-16 1991-03-19 Hughes Aircraft Company Multiband gridded focal plane array antenna
JP2001196849A (ja) * 2000-01-04 2001-07-19 Sharp Corp アレーアンテナの給電回路
US6496158B1 (en) * 2001-10-01 2002-12-17 The Aerospace Corporation Intermodulation grating lobe suppression method
US7098848B2 (en) * 2004-10-12 2006-08-29 The Aerospace Corporation Phased array antenna intermodulation suppression beam smearing method
KR100834724B1 (ko) * 2006-06-07 2008-06-05 주식회사 이엠따블유안테나 배열 간격이 자동 조절되는 배열 안테나 시스템
US8914068B2 (en) 2010-03-04 2014-12-16 Mitsubishi Electric Corporation Array antenna apparatus
JP5287833B2 (ja) * 2010-11-15 2013-09-11 三菱電機株式会社 高周波モジュール及びこれを用いたアレイアンテナ装置
EP2642587B1 (en) * 2012-03-21 2020-04-29 LEONARDO S.p.A. Modular active radiating device for electronically scanned array aerials
JP5925622B2 (ja) 2012-07-06 2016-05-25 株式会社東芝 アンテナ装置
JP6385694B2 (ja) * 2014-03-18 2018-09-05 株式会社ヨコオ アンテナ装置及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154607A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Fujitsu Ltd 送受信装置
JPH0435301A (ja) * 1990-05-28 1992-02-06 A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk アクティブアレイアンテナ
JPH04160804A (ja) * 1990-10-24 1992-06-04 Mitsubishi Electric Corp モノリシックアンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10868579B2 (en) 2018-07-31 2020-12-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Device for controlling receiver to receive wireless signal
KR102159506B1 (ko) * 2019-03-25 2020-09-24 주식회사 센서뷰 매시브 mimo 안테나 장치

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017073644A1 (ja) 2017-05-04
US10263344B2 (en) 2019-04-16
CN108352623A (zh) 2018-07-31
EP3370306A1 (en) 2018-09-05
JPWO2017073644A1 (ja) 2017-10-26
EP3370306A4 (en) 2018-09-19
US20180316096A1 (en) 2018-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6192875B1 (ja) 高周波アンテナモジュール及びアレイアンテナ装置
KR102466972B1 (ko) 스위칭 가능한 송수신 페이즈드 어레이 안테나
US11145949B2 (en) Antenna apparatus and electronic device comprising same
JP5983760B2 (ja) アレーアンテナ
JP2020535702A (ja) フェーズドアレイアンテナ
JP4844554B2 (ja) アンテナ装置
JP5307242B2 (ja) モジュラー・ソリッドステート・ミリメータ波(mmw)rfパワーソース
US20160172761A1 (en) Antenna-in-package structures with broadside and end-fire radiations
US8081134B2 (en) Rhomboidal shaped, modularly expandable phased array antenna and method therefor
JP2015211056A (ja) 電子機器
WO2019187758A1 (ja) アレイアンテナ
JP2011097462A (ja) アンテナ装置およびレーダ装置
US20230253693A1 (en) Rf module for antenna, rf module assembly, and antenna apparatus including same
TWI617086B (zh) 無線通訊裝置
JPWO2015129089A1 (ja) アレーアンテナ装置
JP6022136B1 (ja) 高周波電力増幅器
KR102099162B1 (ko) 안테나 장치
JP2015170943A (ja) 電子機器
US20200052364A1 (en) Antenna apparatus, circuit board, and arrangement method
JP2009124385A (ja) マイクロストリップスロットアンテナ
JP5275412B2 (ja) 電子部品
KR20150005403A (ko) 수동 위상 변위기를 이용한 능동 빔 조향 레이더 안테나
JP2011034991A (ja) 電子回路モジュールの放熱構造
JP2010166126A (ja) 高周波送受信モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6192875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250