JP6192274B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光ビームを偏向し感光体上を走査する光走査装置、及び光走査装置を有する画像形成装置に関する。
光走査装置は、電子写真複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置に用いられている。光走査装置は、通常、感光体上を、画像データに応じて明滅する光ビーム(レーザ光)で走査し、感光体上に形成される露光分布に応じて、静電気的な電子写真プロセスによる画像形成を実現している。
光走査装置において、半導体レーザは、画像信号に応じて変調された光ビームを出射する。光ビームは、コリメータレンズにより略平行な光ビームに変換される。略平行な光ビームは、回転するポリゴンミラー(回転多面鏡)を有する偏向装置により偏向される。光ビームは、その後、結像光学素子により、主走査方向に移動するスポットとして感光体の上に結像される。光ビームは、回転する感光体の上を、主走査方向に沿って繰り返し走査することにより感光体の上に潜像を形成する。
尚、以下の説明において、主走査方向は、偏向装置の回転軸(または揺動軸)及び各結像光学系の光軸に垂直な方向(偏向装置で光ビームが反射偏向(偏向走査)される方向)である。光源から偏向装置までの入射光学系の光軸の向きは、偏向装置から感光体までの走査光学系の光軸の向きと異なる。副走査方向は、各結像光学系の光軸及び主走査方向と垂直な方向(偏向装置の回転軸(または揺動軸)と平行な方向)である。
近年では、光走査装置の高速化、高走査密度化のため、光源をマルチビーム化することが行われている。面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser−Diode)は、アレイ化も容易であるので、光走査装置の光源に面発光レーザを用いたものが多数提案されている。
光走査装置では、光源から出射されるビームの方向(光軸方向)が結像光学系の光学特性に影響を与えるため微小単位の角度精度が必要である。そのため、構成部品には、マイクロメートル単位の位置保証が求められる。光源の出射位置が光軸方向(深度方向)に沿った所定の位置に対して前後すると、その誤差が感光体上では数十〜百倍程度に拡大して感光体表面に対するレーザ光の焦点位置の誤差となる。すなわち、結像光学系の縦倍率に応じて拡大されたフォーカス差が生じる。
焦点位置を中心として、所望のビーム径を得られる光軸方向の範囲を深度といい、すべてのビームが、副走査方向のすべての位置で感光体が深度内に来る範囲を共通深度という。焦点位置がビームごとで前後すると共通深度が減少し、感光体の位置変動に対して余裕がなくなる。
具体的には、例えば、感光体上でのビーム径を50μm、焦点深度を4mm、像面湾曲を2mmとした場合、許容できる深度方向のフォーカス差は2mmとなる。このとき、光走査装置における縦倍率を100倍とすると、許容できるレーザ光源における出射位置の光軸方向の差は20μm以下となる。
上記の関係を2個の発光点間隔が50μmの2ビーム半導体レーザを光源とする半導体レーザ装置に当てはめると、2個の発光点の深度方向に沿った位置差に対応する光源の傾きは21.8°まで許容される。これに対し、発光点の数が数個から数十個になるマルチビーム半導体レーザアレイを光源とする半導体レーザ装置においては、光源の傾きの許容範囲が狭い。例えば、レーザアレイにおける両端の発光点の間隔が200μmであると、発光点間の深度方向に沿った誤差を20μm以下とするためには、光源の傾きは、5.7°以下にしなければならない。特に、面発光レーザは、発光点数が多いため、より高精度に取り付ける必要がある。
そこで、特許文献1は、VCSELチップのパッケージ部材(光源)の基準面を光学ユニットの光軸に対して垂直に高精度に取り付ける方法を提案している。特許文献1においては、VCSELチップの発光点が設けられている平面と平行な基準面を、VCSELチップのパッケージ部材の上面に設けている。パッケージ部材の基準面を、取り付け部側の光学ユニットの基準面(に設けられた3箇所)に当接させて、パッケージ部材の基準面を光学ユニットの光軸に対して垂直に高精度に取り付けている。
特開2004−006592号公報
しかしながら、特許文献1のように、VCSELチップパッケージ周囲のみの固定では、外力による衝撃や振動に弱い構成となってしまうという課題がある。
一般に、VCSELチップを駆動するためのドライバICとVCSELチップの間隔は、ノイズの観点から短いほうがよく、同一の電気基板に実装される。そのため、VCSELチップが電気基板の図心からずれた位置に配置されるので、電気基板の一端が自由端となり振動しやすくなってしまう。また、当接部から離れた端部に外力が作用することで基準面とVCSELチップパッケージにずれが生じ、VCSELチップを高精度に保持できない可能性があった。
本発明は、光源を高精度に保持することができる光走査装置を提供する。
本発明は、光ビームを偏向し前記光ビームを被走査面の上に走査する光走査装置であって、前記光ビームを出射する複数の発光点と前記複数の発光点の周囲に設けられたパッケージ部とを備える光源と、前記光源および前記複数の発光点を駆動する駆動回路が取り付けられ、前記光源と前記駆動回路とを電気的に接続する配線が形成された電気基板と、前記電気基板を保持する保持部材であって、前記電気基板を保持するためのねじが螺合される複数の螺合部を備え、前記光源から出射される前記光ビーム進行方向を規定するために、前記光源のパッケージ部に当接する複数の当接部を有する保持部材と、を有し、前記保持部材は、前記複数の螺合部として前記複数の発光点によって規定される前記光源の光軸を中心とする円の円弧の上に配置された3つ以上の螺合部と、前記円弧の外側に配置された少なくとも1つの螺合部と、を備え、前記電気基板は、前記円弧の上に配置された3つ以上の螺合部それぞれに対応し、当該3つ以上の螺合部に螺合させるねじを通過させる3つ以上の通過部を備え、3つ以上の前記通過部で定義される多角形の内側に前記光源が取り付けられ、前記多角形の外側に前記円弧の外側に配置された少なくとも1つの螺合部に螺合させるねじを通過させる通過部を備える光走査装置を提供する。
本発明によれば、光源を高精度に保持することができる光走査装置を提供することができる。
本実施例の画像形成装置の断面図。 光走査装置の光学素子を示す図。 本実施例のレーザユニットの分解斜視図。 本実施例のパッケージ部材および発光部を示す拡大図。 本実施例のレーザユニットの断面図。 本実施例における付勢力の境界を示す図。 本実施例の電気基板を示す図。 本実施例の電気基板に作用する力を説明する図。 本実施例の解析結果。 別の実施例の電気基板を示す図。
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1から図9を用いて、実施例1を説明する。まず、図1を用いて、本実施例の画像形成装置100を説明する。本実施例において、画像形成装置100は、カラーレーザビームプリンタである。
画像形成装置100は、光走査装置により感光体の上に形成された潜像をトナーによって現像し、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写し、記録媒体上に転写されたトナー像を記録媒体に定着する像形成手段を有する。
以下、画像形成装置100を説明する。
画像形成装置100には、4つの画像形成ステーション200(200a,200b,200c,200d)が並んで設けられている。4つの画像形成ステーション200は、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの画像をそれぞれ形成する。
4つの画像形成ステーション200のおのおのは、感光ドラム(感光体)2(2a,2b,2c,2d)を有する。感光ドラム2は、図1において、矢印で示す反時計回り方向に回転する。感光ドラム2の周りには、帯電装置3、光走査装置(露光装置)1、現像装置4、一次転写装置6、およびドラムクリーニング装置5(5a,5b,5c,5d)が感光ドラム2の回転方向に順に配置されている。
4つの画像形成ステーション200の下に、無端状の中間転写ベルト(中間転写体)9が配置されている。中間転写ベルト9は、駆動ローラ62と従動ローラ63及び65に張架されている。中間転写ベルト9は、図1において、矢印で示す時計回り方向に回転する。従動ローラ65に対向して、二次転写ローラ8が配置されている。従動ローラ63に対向して、ベルトクリーニング装置10が配置されている。
シート(記録媒体)Sは、画像形成装置100の側面に設けられた手差し給送カセット11、および画像形成装置100の下部に設けられた給送カセット12および13に収納されている。
定着装置74は、シートSの搬送方向において二次転写ローラ8の下流に配置されている。
以下に、画像形成装置100の画像形成プロセスを説明する。
帯電装置3(3a、3b、3c、3d)は、感光ドラム2(2a,2b,2c,2d)の表面をそれぞれ均一に帯電する。光走査装置1(1a,1b,1c,1d)は、感光ドラム2(2a,2b,2c,2d)の均一に帯電された表面をそれぞれの色の画像情報に従って変調された光ビームにより露光し、感光ドラム2上に潜像を形成する。現像装置4(4a、4b、4c、4d)は、それぞれの色の現像剤(トナー)により潜像を現像してそれぞれの色のトナー像を形成する。感光ドラム2の上のそれぞれの色のトナー像は、一次転写装置6(6a、6b、6c、6d)により中間転写ベルト9の上に順に転写される。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー像は、中間転写ベルト9の上で互いに重ね合わされる。ドラムクリーニング装置5は、転写後に感光ドラム2の表面の上に残留しているトナーを除去する。
シートSは、中間転写ベルト9の上に重ね合わされたトナー像が二次転写ローラ8と従動ローラ65との間に搬送されるタイミングに合わせて、手差し給送カセット11、給送カセット12、または13から二次転写ローラ8と従動ローラ65との間に搬送される。二次転写ローラ8は、中間転写ベルト9の上に重ね合わされたトナー像を一括してシートSへ転写する。ベルトクリーニング装置10は、転写後に中間転写ベルト9の表面の上に残留しているトナーを除去する。
トナー像が転写されたシートSは、定着装置74により加熱および加圧され、トナー像がシートSに定着され、画像が形成される。
次に、図2を用いて、本実施例の光走査装置1を説明する。
光走査装置1は、副走査方向に回転する感光ドラム2の表面(被走査面)上に光ビームを主走査方向に繰り返し走査して潜像を形成する。
光走査装置1は、光学箱(以下、筐体という。)14(図1)を有する。筐体14は、レーザユニット(光源装置)20、コリメータレンズ21、シリンドリカルレンズ22、回転多面鏡23、トーリックレンズ24、ミラー27、及び結像レンズ25を保持する。シリンドリカルレンズ22は、副走査方向に所定の屈折力を有する。回転多面鏡23は、複数の反射面23aを有する。トーリックレンズ24、ミラー27、及び結像レンズ25は、結像光学素子である。
レーザユニット20は、光ビームを出射する。光ビームは、コリメータレンズ21により、略平行な光ビームにされる。光ビームは、シリンドリカルレンズ22により、線状に集光され、回転多面鏡23の反射面23aの上に結像する。回転多面鏡23により偏向された光ビームは、結像光学素子であるトーリックレンズ24、ミラー27、及び結像レンズ25を介して感光ドラム2の表面の上に結像する。光ビームは、感光ドラム2の表面の上を走査する。
図3、図4、および図5を用いて、レーザユニット20を説明する。図3(a)は、プリント回路板(以下、電気基板という。)32の側から見たレーザユニット20の分解斜視図である。図3(b)は、レーザホルダ30の側から見たレーザユニット20の分解斜視図である。図4(a)は、パッケージ部材(光源)41の斜視図である。図4(b)は、発光部31Aの発光点31A−1、31A−2、・・・、31A−31、31A−32の配列の一例を示す図である。図4(c)は、発光部31Aの発光点31A−1、31A−2、・・・、31A−31、31A−32の配列の別の例を示す図である。図5は、レーザユニット20の断面図である。
レーザユニット20は、パッケージ部材41、電気基板32、およびレーザホルダ30を有する。
面発光レーザ(以下、VCSELという。)31は、図4(a)に示すように、矩形のパッケージ部材41に固定されている。VCSEL31は、垂直共振器型面発光レーザである。電気基板32は、図3(b)に示すように、パッケージ部材41およびレーザ駆動回路(駆動回路)38を保持している。電気基板32には、パッケージ部材41およびレーザ駆動回路38が取り付けられている。電気基板32には、パッケージ部材41とレーザ駆動回路38とを電気的に接続する配線が形成されている。レーザ駆動回路38は、パッケージ部材41のVCSEL31に電気的に接続されている。レーザ駆動回路38は、画像形成装置100の制御装置101(図1)からの画像信号に従ってVCSEL31を駆動する。VCSEL31は、画像情報に従って変調された光ビームを出射する。レーザホルダ30は、VCSEL31を有するパッケージ部材41が固定された電気基板32を保持する。
図4(a)に示すように、VCSEL31は、発光部31Aを有する。発光部31Aは、図4(b)に示すように、32個の発光点31A−1、31A−2、・・・、31A−31、31A−32からなる。パッケージ部材41は、VCSEL31から出射されるレーザ光の進行方向(向き)Qの向きを規定するための基準面310を有する。光軸Qが基準面310に垂直になるように、VCSEL31は、パッケージ部材41に固定されている。
パッケージ部材41は、光ビームを射出する複数の発光点31A−1〜31A−32と、複数の発光点31A−1〜31A−32の周囲に設けられたパッケージ部(外枠部)45とを備える。基準面310は、パッケージ部45に設けられている。
レーザホルダ30は、パッケージ部材41の基準面310に当接する3つの当接部301、302、303(図3(a))を有する。レーザホルダ30の3つの当接部301、302、303は、パッケージ部材41の基準面310に当接して基準面310の向きを規定することにより、レーザユニット20の光軸としてのVCSEL31の光軸Qの向きを規定する。
ここで、VCSEL31の光軸Qは、図4(a)に示すように、複数の発光点31A−1〜31A−32を結んで形成される直線Aの中心O1を通り、発光部31A(複数の発光点31A−1〜31A−32)が設けられた平面に垂直である。本実施例において、複数の発光点31A−1〜31A−32は、直線状に配置されているが、直線状に限定されるものではない。図4(c)に示すように、複数の発光点31A−1〜31A−32は、多角形状に配置されていてもよい。VCSEL31の光軸Qは、図4(c)に示す平行四辺形Bの図心O2を通り、複数の発光点31A−1〜31A−32が設けられた平面に垂直であってもよい。
図3(a)に示すように、レーザユニット20は、さらに、基板取り付け部材(第一支持部材)33、付勢部材34、35、36、および中間支持部材(第二支持部材)39を有する。
レーザホルダ30、基板取り付け部材33、および中間支持部材39は、電気基板32を保持する保持部材を構成する。
基板取り付け部材33は、レーザホルダ30と付勢部材34、35、36の間に配置されている。ねじ52は、付勢部材34、35、36の穴および基板取り付け部材33穴を通して、レーザホルダ30に設けられた複数のねじ穴部304、305、306にねじ係合する。付勢部材34、35、36の穴および基板取り付け部材33は、ねじ52により、レーザホルダ30に固定される。
一方、ねじ50は、電気基板32に設けられた複数の穴(以下、開口という。)321、322、323を通して、基板取り付け部材33のねじ穴部(螺合部)331、332、333にねじ係合する。ねじ50を締め込むと、基板取り付け部材33のねじ穴部331、332、333が電気基板32に接触する。基板取り付け部材33は、ねじ52により固定されている部分が凸になるように変形し、復元力を生じる。基板取り付け部材33の復元力により、電気基板32は、レーザホルダ30へ向かう方向へ付勢される。すなわち、基板取り付け部材33の復元力は、電気基板32に固定されたパッケージ部材41の基準面310を確実にレーザホルダ30の3つの当接部301、302、303に当接させる。
基板取り付け部材33の復元力は、開口321、322、323において、電気基板32をレーザホルダ30へ向かう方向へ付勢する付勢力F1(図5)を生じる。基板取り付け部材33は、ねじ50の締付けにより付勢力F1を適切な値に調整することができる。
なお、基板取り付け部材33の復元力を補強するために、付勢部材34、35、36が基板取り付け部材33に取付けられている。付勢部材34、35、36は、基板取り付け部材33の曲げ剛性を増加させるように、基板取り付け部材33を支持する板金により形成されている。
電気基板32の開口321,322,323を基板取り付け部材33にねじ50により締結する際には、レーザユニット20からの光ビームの照射位置や発光点のピッチ間(副走査方向における間隔)などの光学特性を検出する。光学特性を検出しながら電気基板32の位置の粗調整を行った後に、電気基板32を基板取り付け部材33に固定する。
レーザホルダ30のねじ穴部304、305、306は、VCSEL31の光軸Qを中心とする円340(図6)の一部(同じ円弧)の上に120°ごとの等間隔で設けられている。また、レーザホルダ30のねじ穴部304、305、306と同様に、基板取り付け部材33のねじ穴部331、332、333も、VCSEL31の光軸Qを中心とする円340の一部(同じ円弧)の上に120°ごとの等間隔で設けられている。よって、電気基板32の開口321,322,323は、VCSEL31の光軸Qを中心とする円340の一部(同じ円弧)の上に120°ごとの等間隔で設けられている。
パッケージ部材41のパッケージ部45に当接する複数の当接部301、302、303の数は、円弧の上に配置された3つ以上のねじ穴部331、332、333の数と同じである。パッケージ部材41と円弧の上に配置された3つ以上のねじ穴部331、332、333それぞれとの間に複数の当接部301、302、303が設けられている。
電気基板32の開口321,322,323の重心は、3つの当接部301、302、303で構成される三角形内にあるので、3つの当接部301、302、303は、パッケージ部材41を安定して保持することができる。このため、調整後の複数の発光点31A−1〜31A−32の位置がずれにくく、照射位置や発光点31A−1〜31A−32の副走査ピッチ間隔を安定して保持できる。
弾性を有する樹脂製の中間支持部材39の一端部39aは、ねじ56によりレーザホルダ30に固定されている。ねじ54は、電気基板32に設けられた切欠き(ねじが通過する通過部。開口でも良い。)324を通して、中間支持部材39の他端部のねじ穴部(螺合部)39bにねじ係合する。ねじ54の締付けにより、中間支持部材39は、変形し、復元力を生じる。中間支持部材39の復元力は、切欠き324において、電気基板32をレーザホルダ30へ向かう方向へ付勢する付勢力F2(図8)を生じる。中間支持部材39は、ねじ54の締付けにより付勢力F2を適切な値に調整することができる。
本実施例においては、付勢力F2を適切な値にするために、切欠き324は、弾性を有する樹脂製の中間支持部材39を介してレーザホルダ30に取り付けられている。中間支持部材39は、樹脂製に限らず、放熱を目的として金属製であってもよい。
保持部材は、基板取り付け部材33および中間支持部材39がレーザホルダ30に取り付けられた状態において、同じ円弧の上に配置された3つ以上のねじ穴部331、332、333と、円弧の外側に配置された少なくとも一つのねじ穴部39bとを有する。なお、レーザホルダ30に、同じ円弧の上に配置された3つ以上のねじ穴部と円弧の外側に配置された少なくとも一つのねじ穴部とが設けられている場合、保持部材は、基板取り付け部材33および中間支持部材39を含まず、レーザホルダ30のみであってもよい。また、保持部材は、レーザホルダ30と、基板取り付け部材33および中間支持部材39のいずれか一つとを含んでいてもよい。
電気基板32は、円弧の上に配置された3つ以上のねじ穴部331、332、333それぞれに対応し、3つ以上のねじ穴部331、332、333に螺合させるねじ50を通過させる3つ以上の開口321,322,323を有する。3つ以上の開口321,322,323で定義される多角形の内側にパッケージ部材41が配置されている。電気基板32には、多角形の外側に、円弧の外側に配置された少なくとも一つのねじ穴39bに螺合させるねじ54を通過させる切欠き324が設けられている。
図5は、本実施例のレーザユニット20の断面図である。レーザホルダ30の鏡筒30aには、副走査絞り部37が設けられている。副走査絞り部37は、VCSEL31の光軸Qの上に配置されている。副走査絞り部37は、VCSEL31から出射された光ビームを副走査方向に所望の最適なビーム形状に成形する。
鏡筒30aの先端部30bには、副走査絞り部37を通過した各光ビームを略平行光ビームに変換するコリメータレンズ21が設けられている。コリメータレンズ21は、先端部30bに設けられた接着部43に接着剤で固定されている。コリメータレンズ21の照射位置やピントは、光ビームの光学特性を検出しながら調整される。コリメータレンズ21の位置が決定された後に、紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射し、紫外線硬化型接着剤によりコリメータレンズ21を接着部43に固定する。
本実施例において、電気基板32は、開口(ねじが通過する通過部。切欠きでも良い。)321,322,323においてレーザホルダ30と締結されている。さらに、電気基板32は、開口321,322,323を結ぶ三角形の外側に設けられた切欠き324においてレーザホルダ30と締結されている。電気基板32内で開口321,322,又は323と切欠き324との間の長い距離を確保することができるので、電気基板32とレンズホルダ30との間の締結を、外力や振動に対して強くすることができる。
例えば、本実施例の一例において、電気基板32の端部に20Nの外力を作用させた際のレーザ照射位置の移動量を測定すると、切欠き324を締結しない場合の移動量は170μmであり、切欠き324を締結した場合の移動量は100μmである。つまり、切欠き324を設けることにより、外力が作用した場合の複数の発光点31A−1〜31A−32の移動量を減少させることができる。
以下に、複数の開口321,322,323を結ぶ多角形の外側に設けられた切欠き324の位置と、外力との関係を説明する。
図6(a)は、電気基板32における切欠き324の位置を変化させたときの切欠き324の複数の位置P(−1)、P(0)、P(1)、P(2)、およびP(3)を示す図である。位置P(0)は、開口322と323を結ぶ直線RLの上にある。位置P(−1)は、複数の開口321,322,323を結ぶ多角形の内側にある。位置P(−1)は、位置P(0)から図6(a)の左へ10mmだけ離れている。位置P(1)は、複数の開口321,322,323を結ぶ多角形の外側で、複数の開口321,322,323を通る円の上にある。位置P(1)は、位置P(0)から図6(a)の右へ9mmだけ離れている。位置P(2)およびP(3)は、複数の開口321,322,323を結ぶ多角形の外側で、位置P(0)から図6(a)の右へそれぞれ20mmおよび40mmだけ離れている。
図6(b)は、電気基板32の端部に10Nの外力EFを電気基板32に水平に作用させたときに、切欠き324の位置(−P)〜(P3)の変化に対する開口321,322,323に作用する反力の変化を示す図である。
反力が、各開口321,322,323において基板取り付け部材33により付与されている付勢力F1により生じる摩擦力を上回ったときに、電気基板32は動いてしまう。つまり、この反力が小さいほど外力に対して強い構成であるといえる。図6から、切欠き324が位置(−P)または位置(P0)にあるときに反力が大きく、位置(P1)、(P2)、(P3)の順に、反力が減少していることが分かる。切欠き324の位置と光軸Qとの間の距離が大きいほど反力が小さくなっている。また、切欠き324の位置と外力EFが作用する位置との間の距離が小さいほど反力が小さくなっている。つまり、複数の開口321,322,323を直線で結んで構成される多角形の外側に切欠き324を設けることにより、外力EFに対する強度がより大きくなる。
図7は、本実施例の電気基板32を示す図である。複数の開口321,322,323により形成される三角形の内側に3つの当接部301、302、303が設けられている。切欠き324は、複数の開口321,322,323により形成される三角形の外側に配置されている。
複数の当接部301、302、303のうち、切欠き(別の通過部)324から最も遠い当接部301と切欠き324に最も近い当接部303との間の距離をL1とする。最も近い当接部303と切欠き324との間の距離をL2とする。 最も近い当接部303と残りの一つの当接部(他の当接部)302との間の距離をL3とする。
最も遠い当接部301と最も近い当接部303を通る直線(図7において、距離L1の矢印で示されている)と、最も近い当接部303と切欠き324を通る直線(図7において、距離L2の矢印で示されている)のなす角をθとする。最も遠い当接部301と最も近い当接部303を通る直線(図7において、距離L1の矢印で示されている)と、最も近い当接部303と残りの当接部302を通る直線(図7において、距離L3の矢印で示されている)とのなす角をφとする。
複数の開口321,322,323は、光軸Qの周りに等間隔で設けられているので、複数の当接部301、302、303に作用する付勢力は、複数の開口321,322,323に作用する付勢力F1と同じであるとみなすことができる。
切欠き324の位置(距離L2)及び付勢力F2は、以下の式を満たす。
Figure 0006192274
ここで、0<θ<90°、0<φ<90°である。
切欠き324の位置(距離L2)は、複数の当接部301、302、303の多角形から遠いほうが外力EFに対する強度が大きくなる。また、付勢力F2は、大きいほうが外力EFに対する強度が大きくなる。しかし、切欠き324の距離L2及び付勢力F2を大きくすると、
Figure 0006192274
となる。この場合、レーザホルダ30の3つの当接部301、302、303は、パッケージ部材41の基準面310に当接して基準面310の向きを規定することができなくなる。したがって、VCSEL31の光軸Qの向きがずれることがある。
そこで、切欠き324の位置(距離L2)及び付勢力F2は、式(1)を満たすことが好ましい。式(1)を満たす場合に、当接部301および302に生じている反力T1ならびにT2は、T1>0NかつT2>0Nを満たす。
図5に示すように、付勢力F1は、電気基板32をレーザホルダ30へ付勢する力である。付勢力F1は、電気基板32とレーザホルダ30の間に設けられた基板取り付け部材33の復元力によって生じる。図5に示すように、ねじ50を締結する前には、電気基板32とレーザホルダ30との間に微小なクリアランスH(0.3〜1mm程度)がある。ねじ50を締結すると、基板取り付け部材33は、クリアランスHを埋める方向に変形する。変形した基板取り付け部材33の復元力によって、付勢力F1が生じる。クリアランスHを調整することにより、付勢力F1を調整することができる。また、本実施例においては、付勢力F1を調整するために、付勢部材34、35、36を取り付けている。付勢部材34、35、36は、クリアランスHが小さくても大きな付勢力F1を得るために、基板取り付け部材33の曲げ剛性を増加させるように基板取り付け部材33を支持している。
次に、付勢力F1の上限と下限について述べる。付勢力F1が大きいほど、外力EFに対してVCSEL31の光軸Qの向きをより安定させることができる。付勢力F1は、パッケージ部材41の破壊強度に従って上限が定められる。本実施例においては、VCSEL31を保持するパッケージ部材41は、セラミックである。セラミックの破壊強度は、500Nである。3つの当接部301〜303によりパッケージ部材41を付勢しているので、一点当たりの付勢力F1の上限は、約170Nである。付勢力F1の下限は、少なくとも輸送による振動や落下により電気基板32が動いてしまうことを防止することができる値である。本実施例においては、電機基板32の重量を90g、輸送時の振動や落下による衝撃を50G(約49m/s2)と想定し、一点当たりの下限値は、1.5Nである。
式(1)は、図8に示すような距離L1に沿って取った断面に関して当接部303の回りのモーメントの関係から導かれる。ここで、当接部301、302、303に生じる反力をT(T1、T2、T3)とし、図8中の上方を正の方向とする。T≦0Nのときに、パッケージ部材41は、当接部301、302、303に対して付勢されておらず、VCSEL31の光軸Qが高精度に保持されない状態である。T>0Nのときに、VCSEL31の光軸Qは、当接部301、302、303により高精度に保持される。
切欠き324がねじ54により締結されていない状態において、当接部303の回りのモーメントは、釣り合っている。開口321,322,323は、光軸Qの周りに等間隔に設けられているので、当接部301、302、303に生じる反力Tは、互いにほぼ等しくなり、また、付勢力F1と等しいと近似する。つまり、T1≒T2≒T3≒T、および、T≒F1である。
切欠き324がねじ54により締結され付勢力F2が発生するとき、電気基板32は、当接部303を支点として回転しようとする。当接部301および302に生じている反力T1ならびにT2は、減少する。当接部303に生じている反力T3は、増加する。つまり、T1<F1、T2<F1、T3>F1である。
切欠き324の締結により当接部303の回りに生じるモーメントは、F2×L2cosθである。このとき、電気基板32それ自体の変形は微小であるので、基板取り付け部材33は変形しない。基板取り付け部材33が変形しないので、開口321,322,323の締結力F1によって当接部303の回りに生じるモーメントは、切欠き324の締結の前後で変化しない。
切欠き324の締結後における当接点303の回りに生じるモーメントの釣り合いより、以下の式(2)が導かれる。
Figure 0006192274
式(2)において、T1>0NかつT2>0N、つまり、式(1)を満たすとき、当接部301および302は、パッケージ部材41の基準面310に接触して光軸Qの角度を高精度に保持することができる。
図9は、切欠き324の付勢力F2を変化させたときの当接部301、302、303の反力T1、T2、T3を解析した結果である。図9(a)及び図9(b)において、横軸は、切欠き324の付勢力F2を示す。図9(a)において、縦軸は、当接部301、302、303に生じる反力T1、T2、T3を示す。図9(b)において、縦軸は、付勢力F1およびF2のそれぞれによって当接部303の回りに生じるモーメントを示す。
本実施例において、各パラメータは以下のとおりである。
F1=31N
θ=3.8deg
φ=65deg
L1=9.2mm
L2=47.1mm
L3=8mm
上記パラメータを用いると、図9(b)からわかるように、付勢力F2が7Nよりも小さいときに式(1)を満たす。図9(a)からわかるように、付勢力F2が7Nのときに当接部301の反力T1が0Nになる。よって、切欠き324の付勢力F2は、7Nよりも小さいことが好ましい。
図10を用いて、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。
図10は、実施例2の電気基板132を示す。複数(本実施例においては3つ)の当接部401、402,403は、レーザホルダ130に設けられている。図10においては、複数の当接部401、402,403は、電気基板132の裏側にあるため見えない。したがって、図10においては、電気基板132の裏側に固定されたパッケージ部材41に当接する複数の当接部401、402,403の位置を丸印で示している。
複数の当接部401、402,403により形成される多角形(本実施例においては三角形)内に、パッケージ部材41に保持されたVCSEL31の光軸Qが配置されている。
電気基板132には、切欠き500が設けられている。第4の開口500は、二つの当接部402および403のそれぞれから等しい距離L2に配置されている。当接部402と第4の開口500との間の距離L2と、当接部403と第4の開口500との間の距離L2とは、等しい。このとき、第4の開口500の付勢力F2により生じるモーメントは、当接部402と当接部403を結ぶ直線Sを回転軸線として最も遠い当接部401に作用する。
切欠き500から最も遠い当接部401と当接部403を通る直線(図10において、距離L1の矢印で示されている)の延長線と、当接部403と切欠き500を通る直線(図10において、距離L2の矢印で示されている)のなす角をθとする。最も遠い当接部401と当接部403を通る直線(図10において、距離L1の矢印で示されている)と、直線Sとのなす角をφとする。
切欠き500と直線Sとの間の距離は、L2sin(π−θ−φ)である。付勢力F2により生じる直線Sの回りのモーメントは、F2×L2sin(π−θ−φ)である。
最も遠い当接部401と直線Sとの間の距離は、L1sinφである。複数の開口501、502、503において基板取り付け部材33により付与されている付勢力F1により、当接部401に反力T1が生じる。付勢力F1により生じる直線Sの回りのモーメントは、F1×L1sinφである。当接部401の反力により生じる直線Sの回りのモーメントは、T1×L1sinφである。
切欠き500の締結後における直線Sの回りに生じるモーメントの釣り合いより、以下の式(3)が導かれる。
Figure 0006192274
T1は、第4の開口500が締結されていない状態のときに最大である。T1が最大のときに、T1≒F1である。
式(3)において、T1>0Nのとき、当接部401は、パッケージ部材41の基準面310に接触して光軸Qの角度を高精度に保持することができる。
T>0Nを満たすとき、以下の式(4)が満たされる。
Figure 0006192274
つまり、式(4)が満たされるとき、パッケージ部材41は、当接部401に付勢されているのでVCSEL31の光軸Qの向きを高精度に保持することができる。
1・・・光走査装置
30・・・レーザホルダ(保持部材)
31A−1〜31A−32・・・発光点
32、132・・・電気基板
33・・・基板取り付け部材(保持部材)
38・・・レーザ駆動回路(駆動回路)
39・・・中間支持部材(保持部材)
39b・・・ねじ穴部(螺合部)
41・・・パッケージ部材(光源)
45・・・パッケージ部
301、302、303、401、402、403・・・当接部
321、322、323、501、502、503・・・開口(通過部)
324、500・・・切欠き(別の通過部)
331、332、333・・・ねじ穴部(螺合部)
340・・・円(円弧)

Claims (12)

  1. 光ビームを偏向し前記光ビームを被走査面の上に走査する光走査装置であって、
    前記光ビームを出射する複数の発光点と前記複数の発光点の周囲に設けられたパッケージ部とを備える光源と、
    前記光源および前記複数の発光点を駆動する駆動回路が取り付けられ、前記光源と前記駆動回路とを電気的に接続する配線が形成された電気基板と、
    前記電気基板を保持する保持部材であって、前記電気基板を保持するためのねじが螺合される複数の螺合部を備え、前記光源から出射される前記光ビームの進行方向を規定するために、前記光源のパッケージ部に当接する複数の当接部を有する保持部材と、を有し、
    前記保持部材は、前記複数の螺合部として前記複数の発光点によって規定される前記光源の光軸を中心とする円の円弧の上に配置された3つ以上の螺合部と、前記円弧の外側に配置された少なくとも1つの螺合部と、を備え、
    前記電気基板は、前記円弧の上に配置された3つ以上の螺合部それぞれに対応し、当該3つ以上の螺合部に螺合させるねじを通過させる3つ以上の通過部を備え、3つ以上の前記通過部で定義される多角形の内側に前記光源が取り付けられ、前記多角形の外側に前記円弧の外側に配置された少なくとも1つの螺合部に螺合させるねじを通過させる通過部を備える光走査装置。
  2. 前記光源のパッケージ部に当接する前記複数の当接部の数は、前記円弧の上に配置された3つ以上の螺合部の数と同じであり、前記光源と前記円弧の上に配置された3つ以上の螺合部それぞれとの間に前記複数の当接部が設けられている請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記円弧の上に配置された3つ以上の螺合部は、前記円弧の上において等間隔に配置されている請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記複数の発光点は、前記パッケージ部に囲まれた領域に一列に配列され、
    前記パッケージ部は、前記複数の当接部が当接する部分によって規定される基準面を有し、
    前記光軸は、一列に配列された前記複数の発光点の両端の発光点の中央を通り、かつ、前記パッケージ部の基準面に垂直な軸である請求項1から3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記複数の発光点は、前記パッケージ部に囲まれた領域に2次元配列され、
    前記パッケージ部は、前記複数の当接部が当接する部分によって規定される基準面を有し、
    前記光軸は、2次元配列された前記複数の発光点の配置位置によって規定される多角形の図心を通り、かつ、前記パッケージ部の基準面に垂直な軸である請求項1から3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記複数の当接部は、前記円弧の外側に配置された前記少なくとも1つの螺合部に螺合させる前記ねじを通過させる前記通過部(以下、別の通過部という。)から最も遠い当接部と、前記別の通過部に最も近い当接部と、他の当接部とを含み、
    前記複数の開口に付勢力F1が作用し、前記別の通過部に付勢力F2が作用する場合に、
    Figure 0006192274
    を満たし、
    ここで、
    L1:前記最も遠い当接部と前記最も近い当接部との間の距離
    L2:前記最も近い当接部と前記別の通過部との間の距離
    L3:前記最も近い当接部と前記他の当接部との間の距離
    θ:前記最も遠い当接部と前記最も近い当接部を通る直線と、前記最も近い当接部と前記別の通過部を通る直線とのなす角
    φ:前記最も遠い当接部と前記最も近い当接部を通る前記直線と、前記最も近い当接部と前記他の当接部を通る直線とのなす角
    である請求項1から5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記複数の当接部は、前記円弧の外側に配置された前記少なくとも1つの螺合部に螺合させる前記ねじを通過させる前記通過部(以下、別の通過部という。)から最も遠い当接部と、前記別の通過部から等しい距離に配置された二つの当接部とを含み、
    前記複数の開口に付勢力F1が作用し、前記別の通過部に付勢力F2が作用する場合に、
    Figure 0006192274
    を満たし、
    ここで、
    L1:前記最も遠い当接部と前記二つの当接部のうちの一つの当接部との間の距離
    L2:前記二つの当接部のうちの前記一つの当接部と前記別の通過部との間の距離
    θ:前記最も遠い当接部と前記二つの当接部のうちの前記一つの当接部を通る直線と、前記二つの当接部のうちの前記一つの当接部と前記別の通過部を通る直線とのなす角
    φ:前記最も遠い当接部と前記二つの当接部のうちの前記一つの当接部を通る直線と、前記二つの当接部を結ぶ直線とのなす角
    である請求項1から5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記円弧の外側に配置された前記少なくとも1つの螺合部に螺合させるねじを通過させる前記通過部は、前記電気基板の上の前記光源の配置位置から見て前記電気基板の前記駆動回路が取り付けられた側に設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記複数の当接部のぞれぞれは、突起である請求項1からのいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 前記円の前記円弧の上に配置された前記3つ以上の螺合部は、第1の螺合部、第2の螺合部、および第3の螺合部の3つの螺合部であり、
    前記3つ以上の通過部は、前記第1の螺合部に螺合させるねじを通過させる第1の通過部、前記第2の螺合部に螺合させるねじを通過させる第2の通過部、および前記第3の螺合部に螺合させるねじを通過させる第3の通過部の3つの通過部である請求項1からのいずれか一項に記載の光走査装置。
  11. 前記光源は、垂直共振器型面発光レーザである請求項1から10のいずれか一項に記載の光走査装置。
  12. 感光体と、
    前記感光体を前記発光点から出射される前記光ビームにより露光することによって前記感光体の上に潜像を形成する請求項1から11のいずれか一項に記載の光走査装置と、
    前記潜像をトナーによって現像し、前記感光体の上に形成されたトナー像を記録媒体の上に転写し、前記記録媒体の上に転写されたトナー像を前記記録媒体に定着する像形成手段と、
    を有する画像形成装置。
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