JP6191306B2 - 防振装置の制御装置 - Google Patents
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Description
図2は電子制御式フロントエンジンマウント21や電子制御式リヤエンジンマウント22に具体化される能動型防振装置2の縦断面図、図3は、図2の下部拡大断面図である。図2及び図3に示すように、本例の能動型防振装置2は、軸線Lに関して実質的に軸対称な構造を有するもので、主として、概略円筒状のアッパハウジング201と、その下側に配置された概略円筒状のロアハウジング202と、ロアハウジング202内に収容され上面が開放した概略カップ状のアクチュエータケース203と、アッパハウジング201の上側に接続したダイアフラム204と、アッパハウジング201内に格納された環状の第1弾性体支持リング205と、第1弾性体支持リング205の上側に接続した第1弾性体206から構成されている。
このように構成された能動型防振装置2は、エンジン1の振動状態に応じてエンジン制御装置(ECU)3により制御される。すなわち、本例のエンジン制御装置3は、エンジン1の駆動を制御する機能に加えて、防振装置2の駆動を制御する機能を備える。以下、本例のエンジン制御装置3の構成及び機能について説明する。
図7は、図4に示すエンジン制御装置3に含まれる防振装置2の制御部分を示すブロック図である。アクセルセンサ31、クランク角センサ32及びカム角センサ35は、図4に示すものであり、振幅演算部37と位相演算部38は制御マップとしてROMなどのメモリに記憶され、出力デューティ比演算部39は制御プログラムとしてROMなどのメモリに記憶されるとともに演算装置としてのCPU又はMPUとしても機能する。本例の防振装置の制御装置は、エンジン1の駆動にともなって発生する上下振動を打ち消すために、防振装置2のアクチュエータ230を駆動制御する。この駆動制御は、基本的には、エンジン1の上下振動がたとえば正弦波y=Asinθで近似される場合は、これを打ち消す正弦波y=−Asinθの防振振動波形が発生するようにアクチュエータ230のコイル233に電流を流す。具体的には、演算された防振振動波形の振幅をデューティ比のパルス信号に変換して防振装置2の増幅回路に出力し、当該増幅回路にてデューティ比パルス信号に応じた電流値に変換してアクチュエータ230のコイル233に定電流を流す。
まずステップST1にて、クランク角センサ32からのクランク角パルス信号と、カム角センサ35からのカム角パルス信号と、アクセルセンサ31からのアクセルセンサ信号(目標出力トルク信号)とを読み込む。ステップST2では、ステップST1で読み込まれたクランク角パルス信号から欠損信号を検出することでクランク軸が初期基準位置に達したか否かを判定する。ここで、初期基準位置に達していない場合はステップST1へ戻り、初期基準位置に達するまで、再びクランク角センサ32からのクランク角パルス信号と、カム角センサ35からのカム角パルス信号と、アクセルセンサ31からの目標出力トルクとを読み込む。
図4に戻り、本例の故障診断装置4は、車両の出荷時検査や保守点検の際にエンジン制御装置3の外部装置接続用コネクタ3cに接続され、防振装置2の駆動異常を検査するものである。このため、接続コネクタ及び配線41cを含む出力部41と、入力部42と、エンジン停止指令部43と、振動波形生成部44とを備える。これらの構成部品は、図10に示す筐体45内に収納され、この筐体45の一面等に電源ON/OFFスイッチ451のほか入力部42を構成する各種入力ボタンが設けられている。なお、本例では故障診断装置4を防振装置の制御装置3とは別の構成としたが、故障診断装置4を防振装置の制御装置3に内蔵し、入力部42を車両に設ける又は車両の他のスイッチを利用するなど、必ずしも別々の装置とする必要はない。
故障診断を始めるにあたり、故障診断装置4の接続コネクタ41cをエンジン制御装置3の外部装置接続用コネクタ3cに接続する。そして、図11のステップST21では、筐体45の間欠時間設定ボタン454により設定された振動波形の間欠時間と、波形振幅設定ボタン455及び波形位相設定ボタン456により設定された振動波形と、防振装置設定ボタン457で特定された防振装置21,22とを読み込む。次いでステップST22では、筐体45の診断開始ボタン458が押されたか否かを判断し、押された場合にはステップST23へ進み、押されていない場合はステップST21へ戻る。
(1)本例の防振装置の故障診断装置4では、エンジン制御装置3に接続して振動波形信号を出力することで防振装置を駆動し、そのときに車体を介して伝達される振動を検査員が触診することで防振装置2の故障を判断するので、センサレスタイプの防振装置であっても故障を診断することができる。
11…フロントエンジンマウントブラケット
12…リヤエンジンマウントブラケット
2…防振装置
21…電子制御式フロントエンジンマウント
22…電子制御式リヤエンジンマウント
201…アッパハウジング
201a,201b…フランジ部
202…ロアハウジング
202a…フランジ部
202b…開口部
203…アクチュエータケース
203a…フランジ部
203b…開口部
204…ダイアフラム
205…第1弾性体支持リング
206…第1弾性体
207…第2弾性体支持リング
208…第1フロートラバー
209…第2フロートラバー
210…第1弾性体支持ボス
211…ダイアフラム支持ボス
212…ボルト
213…エンジン取付け部
214…車体取付け部
215…ストッパ
215a…フランジ部
216…ボルト
217…ナット
218…ストッパラバー
219…第2弾性体
220…可動部材
221…ヨーク
221a…円筒部
222…隔壁部材
223…第1液室
224…第2液室
225,227,228…連通孔
226…連通路
229…第3液室
230…アクチュエータ
231…ステータコア
231a…開口部
232…コイルアッシ
233…コイル
234…コイルカバー
235…コネクタ
236,237…シール部材
238…軸受
238a…上部フランジ
238b…下部フランジ
239…コイルバネ
240…弾性体
241…可動コア
242…ロッド
243…ナット
244…バネ座
245…コイルバネ
246…キャップ
G…エアギャップ
3…制御装置
3c…外部装置接続用コネクタ
31…アクセルセンサ
32…クランク角センサ
321…パルサーロータ
322…磁気センサ
323…突起部
323a…信号欠損部
33…エアフローメータ
34…燃料噴射バルブ
35…カム角センサ
351…パルサーロータ
352…磁気センサ
353,353a…突起部
36…点火プラグ
37…振幅演算部
371…振幅制御マップ
38…位相演算部
381…位相制御マップ
39…出力デューティ比演算部
4…故障診断装置
41…出力部
41c…接続コネクタ及び配線
42…入力部
43…エンジン停止指令部
44…振動波形生成部
45…筐体
451…電源ON/OFFスイッチ
452…テンキー
453…ディスプレイ
454…間欠時間設定ボタン
455…波形振幅設定ボタン
456…波形位相設定ボタン
457…防振装置設定ボタン
458…診断開始ボタン
459…診断停止ボタン
Claims (5)
- 内燃機関用防振装置の制御装置であって、
前記防振装置の故障を診断する故障診断部と、前記制御装置にエンジンを停止させるエンジン停止信号を生成するエンジン停止指令部とを備え、
前記故障診断部は、
所定の指令を設定する入力部と、
前記入力部により設定された振動波形信号を生成する振動波形生成部と、
前記振動波形信号を前記制御装置に出力する出力部と、を含み、
前記出力部は、前記エンジン停止信号を前記制御装置に出力する内燃機関用防振装置の制御装置。 - 前記出力部は、前記振動波形生成部にて生成された振動波形信号を、時間的間隔をおいて前記制御装置に出力する請求項1に記載の内燃機関用防振装置の制御装置。
- 前記入力部は、前記時間的間隔を設定する請求項2に記載の内燃機関用防振装置の制御装置。
- 前記入力部は、前記振動波形生成部で生成する振動波形の振幅及び位相を設定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用防振装置の制御装置。
- 前記防振装置を複数備え、
前記入力部は、前記複数の防振装置のうち診断を行うものを設定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用防振装置の制御装置。
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JP2013154202A JP6191306B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 防振装置の制御装置 |
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JP2013154202A JP6191306B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 防振装置の制御装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013154202A Active JP6191306B2 (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 防振装置の制御装置 |
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