JP6188296B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は被検眼を観察、撮影、測定する眼科装置において得られた画像を処理する画像処理装置及び画像処理方法関するものである。
現在、光学機器を用いた眼科用機器として、様々なものが使用されている。例えば、眼を観察する光学機器として、前眼部撮影機、眼底カメラ、共焦点レーザー走査検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)、等様々な機器が使用されている。中でも、多波長光波干渉を利用した光コヒーレンストモグラフィ(OCT:Optical Coherence Tomography)による光断層像撮像装置は、試料の断層像を高解像度に得ることができる装置であり、眼科用機器として網膜の専門外来では必要不可欠な装置になりつつある。以下、これをOCT装置と記す。
OCT装置は、低コヒーレント光である測定光を、参照光と測定光に分け、測定光を被検査物に照射し、その被検査物からの戻り光と参照光を干渉させることによって被検査物の断層を測定することができる。また、OCT装置は測定光を、サンプル上にスキャンすることで、高解像度の断層像を得ることができる。そのため、被検眼の眼底における網膜の断層像が取得され、網膜の眼科診断等において広く利用されている。
特許文献1にあるように一般的にOCTで眼底を走査する際は、検者が指定した走査パターンに基づいてガルバノミラーを動かし走査する眼科装置が提案されている。
特開2008−209166号公報
ここで、被検眼の診断に際しては、例えば意図した部位及びその近傍について付随情報として網膜層等の断面像に基づく各層の厚さが必要となる場合がある。眼底像中に複数の領域を規定するセクターを配し、セクター内の各領域での平均層厚を表示することで当該要求に対応する手法が知られている。
しかしながら、セクターの移動に伴いセクターの位置する場所における断層像を適応的に表示することは知られておらず、セクターを任意の位置に移動した際にセクターが配置された領域における層厚とセクターが配置された場所における断層像とを比較することは困難であった。
本発明は以上の状況に鑑みて為されたものであって、セクターを任意の位置に移動した際にセクターが配置された領域における層厚とセクターが配置された場所における断層像とを容易に比較することを可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、
被検眼の眼底の異なる位置で取得された複数の断層像を含む断層像群を取得する取得手
段と、
(1)第1の円と(2)前記第1の円より直径が大きく前記第1の円を内包する第2の円と(3)前記第2の円より直径が大きく前記第2の円を内包する第3の円と(4)前記第1の円と前記第3の円とを結ぶ複数の線と、を含む図形を前記被検眼の眼底像に重ねて表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に交点を有する断層像の取得位置を示す複数の線の位置の断層像を取得する断層像取得手段と、
前記断層像群に基づいて、前記図形の内部の複数の領域毎に前記眼底の所定の層の厚さを算出する算出手段と、を備え、
前記断層像取得手段は、前記図形の表示位置が変更された場合、前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に前記交点を有する前記取得位置を示す複数の線の位置の断層像を新たに取得し、
前記算出手段は、前記図形の表示位置が変更された場合、前記断層像群に基づいて前記眼底の所定の層の厚さを新たに算出し、
前記表示制御手段は、前記断層像取得手段により取得された断層像を前記表示手段に表示させ、前記図形の表示位置が変更された場合、前記図形の表示位置が変更される前に前記表示手段に表示されていた断層像に代えて、前記図形の表示位置変更後に前記断層像取得手段にて新たに取得された断層像を前記表示手段に表示させる。
さらに、本発明に係る画像処理装置は、被検査物の異なる位置にて取得されて各々平行に延在する複数の断層像からなる断層像群を取得する取得手段と、
前記断層像群を基に前記複数の断層像の少なくとも一つに交差して配置される画像を被生成画像として生成する生成手段と、
前記被生成画像を区画するセクターを生成し、前記断層像群を基に前記セクターに区画された領域における前記被検査物の所定の層の厚さをマップ表示するセクター生成手段と、
前記被生成画像と前記セクターとを表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記被生成画像の中心位置である生成画像中心位置を選択する中心位置選択手段と、
前記生成画像中心位置と前記被生成画像を区画するセクターの中心位置とを位置合わせする位置合わせ手段と、を備え、
前記セクター生成手段は、前記セクターの中心位置の位置合わせに応じてマップ表示する前記所定の層の厚さを再計算して前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理方法は、
取得手段によって、被検眼の眼底の異なる位置で取得された複数の断層像を含む断層像群を取得する取得工程と、
表示制御手段によって、(1)第1の円と(2)前記第1の円より直径が大きく前記第1の円を内包する第2の円と(3)前記第2の円より直径が大きく前記第2の円を内包する第3の円と(4)前記第1の円と前記第3の円とを結ぶ複数の線と、を含む図形を前記被検眼の眼底像に重ねて表示手段に表示させる表示制御工程と、
断層像取得手段によって、前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に交点を有する断層像の取得位置を示す複数の線の位置の断層像を取得する断層像取得工程と、
算出手段によって、前記断層像群に基づいて前記図形の内部の複数の領域毎に前記眼底の所定の層の厚さを算出する算出工程と、を含み、
前記図形の表示位置が変更された場合、前記断層像取得手段によって、前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に前記交点を有する前記取得位置を示す複数の線の位置の断層像を新たに取得し、前記算出手段によって、前記断層像群に基づいて前記眼底の所定の層の厚さを新たに算出し、
前記表示制御手段によって、前記断層像取得手段により取得された断層像を前記表示手段に表示させ、前記図形の表示位置が変更された場合、前記図形の表示位置が変更される前に前記表示手段に表示されていた断層像に代えて、前記図形の表示位置変更後に前記断層像取得手段にて新たに取得された断層像を前記表示手段に表示させる。
本発明によれば、一部断層像の短時間での提示とこれに合わせた層膜厚分布の好適な表示とが可能となる。
第一の実施例におけるOCT装置の構成図である。 第一の実施例における3次元画像取得方法を示す図である。 第一の実施例における撮影画面を示す図である。 第一の実施例における撮影後の画面を示す図である。 第一の実施例におけるレポート画面を示す図である。 第二の実施例におけるレポート画面を示す図である。 第二の実施例における眼底画像4101に関する説明図である。 第二の実施例における眼底画像4101に関する説明図である。 第一の実施例における撮影、レポート作成動作を示すフローチャートである。 第一の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
[実施例1]
本発明を図1〜図10に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
<装置の概略構成>
本実施例における眼底検査装置の概略構成について図1(a)を用いて説明する。
図1(a)は、眼科装置の側面図であり、200は眼科装置、900は前眼画像および眼底の2次元像および断層像を撮像するための測定光学系である光学ヘッド、950は光学ヘッドを図中xyz方向に不図示のモータを用いて移動可能とした移動部であるステージ部である。951は後述の分光器を内蔵するベース部である。
925はステージ部の制御部を兼ねるパソコンであり、ステージ部の制御とともに断層画像の構成等を行う。926は被検者情報記憶部を兼ね、断層撮像用のプログラムなどを記憶する記憶手段である。928は表示部であるモニタであり、929はパソコンへの指示を行う入力部であり、具体的にはキーボードとマウスから構成される。323は顎台であり、被検者の顎と額とを固定することで、被検者の眼(被検眼)の固定を促す。324は外部固視標であり、被検者の眼を固視させるのに使用する。
本実施例の測定光学系および分光器の構成について図1(b)を用いて説明する。
まず、光学ヘッド900部の内部について説明する。被検眼107に対向して対物レンズ135−1が設置され、その光軸上で第1ダイクロイックミラー132−1および第2ダイクロイックミラー132−2によってOCT光学系の光路351、眼底観察と固視灯用の光路352および前眼観察用の光路353とに波長帯域ごとに分岐される。ここで135−3,135−4はレンズであり、135−3は固視標191および眼底観察用のCCD172の合焦調整のため不図示のモータによって駆動される。
レンズ135−4と第3ダイクロイックミラー132−3の間には、穴あきミラー303が配置され、光路352は光路352と光路354に分岐される。
光路354は被検眼107の眼底を照明する照明光学系を形成しており、被検眼107の位置合わせに用いられる眼底観察用照明光源であるLED光源316、被検眼107の眼底の撮像に用いるストロボ管314が設置されている。ここで、313、315はコンデンサレンズ、317はミラーである。LED光源316とストロボ管314とからの照明光はリングスリット312によってリング状の光束となり、孔あきミラー303によって反射され、被検眼107の網膜127を照明する。ここで、309、311はレンズである。LED光源316は、例えば780nm付近を中心波長とする。
光路352上の穴あきミラー303以降には、第3ダイクロイックミラー132−3によって眼底観察用のCCD172および固視灯191への光路へと上記と同じく波長帯域ごとに分岐される。
CCD172は眼底観察用照明光であるLED光源316の中心波長、本実施例では780nm付近に感度を持つものであり、CCD制御部102に接続されている。一方固視標191は可視光を発生して被検者の固視を促すものであり、固視標制御部103に接続されている。
CCD制御部102、固視標制御部103は、演算部104に接続されており、演算部104を通じて、データはパソコン925へ入出力される。
光路353において135−2はレンズ、171は前眼観察用の赤外線CCDである。このCCD171は不図示の前眼観察用照明光の波長、例えば970nm付近に感度を持つものである。また、光路353には、不図示のイメージスプリットプリズムが配置されており、被検眼107に対する光学ヘッド900部のz方向の距離を、前眼観察画像中のスプリット像として検出することができる。
光路351は前述の通りOCT光学系を成しており被検眼107の眼底の断層像を撮像するためのものである。より具体的には断層像を形成するための干渉信号を得るものである。134は光を眼底上で走査するためのXYスキャナである。XYスキャナ134は一枚のミラーとして図示してあるが、XY2軸方向の走査を行うものである。135−5,135−6はレンズであり、そのうちのレンズ135−5は、光カプラー131に接続されているファイバー131−2から出射する光源101からの光を眼底107上に合焦調整をするために不図示のモータによって駆動される。この合焦調整によって眼底107からの光は同時にファイバー131−2先端にスポット状に結像されて入射されることとなる。
次に、光源101からの光路と参照光学系、分光器の構成について説明する。
101は光源、132−4はミラー、115は分散補償用ガラス、131は前述した光カプラー、131−1〜4は光カプラーに接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバー、135−7はレンズ、180は分光器である。
これらの構成によってマイケルソン干渉系を構成している。光源101から出射された光は光ファイバー131−1を通じ光カプラー131を介して光ファイバー131−2側の測定光と光ファイバー131−3参照光とに分割される。
測定光は前述のOCT光学系光路を通じ、観察対象である被検眼107の眼底に照射され、網膜による反射や散乱により同じ光路を通じて光カプラー131に到達する。
一方、参照光は光ファイバー131−3、レンズ135−7、測定光と参照光の分散を合わせるために挿入された分散補償ガラス115を介してミラー132−4に到達し反射される。そして同じ光路を戻り光カプラー131に到達する。
光カプラー131によって、測定光と参照光は合波され干渉光となる。ここで、測定光の光路長と参照光の光路長がほぼ同一となったときに干渉を生じる。ミラー132−4は不図示のモータおよび駆動機構によって光軸方向に調整可能に保持され、被検眼107によって変わる測定光の光路長に参照光の光路長を合わせることが可能である。干渉光は光ファイバー131−4を介して分光器180に導かれる。
また139−1は光ファイバー131−2中に設けられた測定光側の偏光調整部である。139−2は光ファイバー131−3中に設けられた参照光側の偏光調整部である。これらの偏光調整部は光ファイバーをループ状に引き回した部分を幾つか持ち、このループ状の部分をファイバーの長手方向を中心として回動させることでファイバーに捩じりを加えることで測定光と参照光の偏光状態を各々調整して合わせることが可能なものである。本装置ではあらかじめ測定光と参照光の偏光状態が調整されて固定されている。
分光器180はレンズ135−8、135−9、回折格子181、ラインセンサ182から構成される。
光ファイバー131−4から出射された干渉光はレンズ135−8を介して略平行光となった後、回折格子181で分光され、レンズ135−3によってラインセンサ182に結像される。
次に、光源101の周辺について説明する。光源101は代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmである。ここで、バンド幅は、得られる断層像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることができる。中心波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適する。また、中心波長は得られる断層像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から一例として中心波長を855nmとした。
本実施例では干渉計としてマイケルソン干渉計を用いたが、マッハツェンダー干渉計を用いてもよい。測定光と参照光との光量差に応じて光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉計を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉計を用いることが望ましい。
眼底検査装置200を用いた断層像の撮像方法について、図10に示す機能ブロック図を参照して説明する。図10はパソコン925の機能を模式的に示す図である。
パソコン925(具体的にはパソコン925が備えるプロセッサ)は例えば記憶手段926に格納されたプログラムを実行することで画像取得部401、走査制御部402、画像生成部403、3次元画像生成部404、3次元画像抽出部405、表示制御部406として機能する。
眼底検査装置200はXYスキャナ134を制御することで、被検眼107の眼底における所望部位の断層像を撮像することができる。具体的には、走査制御部402がXYスキャナ134を制御する。
眼底検査装置200を用いた画像処理方法について説明する。入力部929を介して走査パターンが選択されると、選択された走査パターンに関わらず走査制御部402はラスタースキャンを行うようにXYスキャナ134を制御する。そして、ラインセンサ182で受光した信号に基づいて画像取得部401は断層像を取得する。すなわち、断層画像群を取得する取得手段たる画像取得部401において3次元断層像を生成する為の画像を取得する。なお、XYスキャナ134は図2(a)のx方向に測定光のスキャンを行い、眼底におけるx方向の撮像範囲から所定の撮像本数の情報をラインセンサ182で撮像する。
x方向のある位置で得られるラインセンサ182上の輝度分布をFFTし、FFTで得られた線状の輝度分布を濃度あるいはカラー情報に変換したものをAスキャン画像と呼ぶ。1つのBスキャン画像を構築するための複数のAスキャン画像を撮像した後、y方向のスキャン位置を移動させて再びx方向のスキャンを行うことにより、複数のBスキャン画像を得る。即ち、被検眼上の異なる位置にて取得されたものであって各々平行に延在する複数の断層画像T1〜Tnを断層画像群として取得する。画像取得部401が取得した画像に基づいて3次元画像生成部404は、図2(b)に示す3次元画像を生成する。なお、本実施例では3次元画像生成に適した断層画像数nを得ることとしているが、例えばこの取得数は後述する抜き出す画像の解像度に応じてその数を増減させても良い。
次に3次元画像抽出部405は入力部929により選択した走査パターンの画像を抜き出す。即ち、3次元画像抽出部405は、本発明においてBスキャン画像として得た複数の断層画像からなる断層画像群を基にこれら複数の断層画像の少なくとも一つに交差して配置される画像を生成する生成手段として機能する。抜き出した画像は、表示制御部(手段)406によって図3等の所定の様式に応じて表示部929にて表示される。画像生成部403はBスキャン画像から眼底像を生成する。すなわち、画像生成部403は被検眼の眼底像を取得する眼底像取得手段の一例に相当する。また、3次元画像抽出部405は、領域(セクター)における眼底の断層像を取得する断層像取得手段の一例に相当する。
図3は表示部929に表示される画面1000の一例であり、前眼観察像1101、眼底観察像1201および断層観察像1301を含む。また、画面1000は左右眼選択ボタン1001を含む。また前眼部観察像120上には断層像の撮像範囲を示す情報1202が表示される。
次に、本実施例の特徴であるOCT装置を用いた断層像の取得方法、および処理方法に関して図1〜図9を用いて説明する。
図9は断層像取得方法のフローチャートである。ステップS1では図3に示す測定画面中のScan Modeボタン1501からスキャンモードを選択する。スキャンモードは、Macula3D、Glaucoma3D、Disc3Dがあり、スキャンモードを切り替えるとそれぞれのスキャンモードに最適な走査パターン、固視位置が設定される。走査パターンは3Dスキャン、ラジアルスキャン、クロススキャン、サークルスキャン等がある。これらは、各々、本発明において、放射状に配置される複数の断層像群からなる画像、交差した2つの断層像群からなる画像、円筒状に配置される断層像群からなる画像、及び互いに平行な複数の断層像群からなる画像を得る操作パターンとなる。
本実施例では走査パターンがラジアルスキャンを選択した場合を説明する。なお、走査パターンはラジアルスキャンに限定されるものではなく、他の走査パターンであってもよい。ステップS2でStartボタン1004を押すことで、ピント調整やアライメント調整が自動的に行われ、撮影する準備が行われる。ピントやアライメントを微調整する際は、スライダ1103により被検眼に対する光学ヘッド900のZ方向(光軸方向)の位置を移動させることで調整し、スライダ1203によりフォーカス調整を行い、スライダ1302によりコヒーレンスゲートの位置調整を行う。フォーカス調整は、眼底に対する合焦調整を行うために、レンズ135−3および135−5を図示の方向に移動する調整である。コヒーレンスゲート調整は、断層像が断層像表示画面の所望の位置で観察されるために、ミラー132−4を図示の方向に移動する調整である。続いてステップS3でCaptureボタン1003を押すことで撮影を行う。
ステップS4ではXYスキャナ134を走査し3Dスキャンを行う。ステップS5で図2(a)に示すBスキャン画像から、図2(b)に示す3次元断層像ボリュームを作成する。ステップS6で図4に示す撮影した眼底像2101、2201、断層像2301、2303、2305を表示する。断層像2303は走査線2102、2202での断層像であり、スキャンした範囲内を走査線2102、2202が自動的に上下方向に動くことで、対応した断層像が表示される。断層像2301はスキャン範囲の上端の断層像であり、断層像2305はスキャン範囲の下端の断層像である。また、矢印2302、2304、2306は眼底画像上(断層像撮像範囲)での断層像の位置を表している。なお、本実施例では眼底像2101はSLО像、眼底像2202は積算像である。また、左右眼選択ボタン2001は図3における左右眼選択ボタン1001と同様であり、Scan Modeボタン2501は図3におけるScan Modeボタン1501と同様である。
ステップS7でOKボタン2004もしくはNGボタン2003を押すことでレポート画面3000が作成される(図5)。
レポート画面3000には眼底画像3101が含まれる。眼底画像3101上には入力部929により指定された位置3102を中心として主走査線3103および副走査線3104が表示される。さらにレポート画面3000には主走査線3103に対応する断層像3201、副走査線3104に対応する断層像3301が含まれる。
また、断層像3201上には主走査線3103の方向を示す情報3202が表示され、断層像301上には副走査線3104の方向を示す情報3302が表示される。なお、主走査線3103の方向を示す情報3202および副走査線3104の方向を示す情報3302は断層像上に表示せずに断層像付近に表示することとしてもよい。
ステップS9では眼底画像3101上で任意のスキャン中心位置3102を図示しないマウスカーソルでクリックして指定する。この生成手段が生成した被生成画像の中心位置である生成画像中心位置を選択する中心位置選択手段として機能する表示制御部406におけるモジュール領域により実行される。ステップS10ではステップS9で指定された位置の座標(x、y)3102を取得する。ステップS11では座標(x、y)3102を中心とし、主走査線3103、副走査線3104での断層像を、被生成画像として、3次元断層像を元に作成する。これら主走査線3103及び副走査線3104は、各々本発明において被検査物の平面画像である眼底画像において生成画像等の抜き出し位置の配置を規定する第一の方向の線と該第一の方向の線と異なる第二の方向の線に対応する。主走査線3103は生成された画像と所定の位置にて交わっている。この所定の位置は座標(x、y)3102に対応する。また、これら線は、表示制御部406において該第一の線及びこれと交差する第二の線を規定する生成画像位置規定手段として機能するモジュール領域により実行される。
ステップS12ではステップS5で作成された3次元断層像に基づいてセクター表示による網膜厚みマップ3701、RNFL(網膜神経線維層)の厚み3401、正常眼データベース(NDB)からのRNFLの偏差3501、NDBからのRNFLの有意差3601を計算しマップ表示する。なお、これらの計算は例えばパソコン925により行われる。すなわち、パソコン925は眼底像上の一部の領域における被検眼の眼底の所定の層の厚みを算出する算出手段の一例に相当する。
また、RNFL厚み3401は厚みが例えば色により識別できるように表示される。厚みに対する色は3402に示される。さらに、偏差3501は偏差が例えば色により識別できるように表示される。偏差に対す色は3502に示される。また、有意差3601は有意差が例えば色により識別できるように表示される。有意差に対する色は3602に示される。ここで網膜厚みマップ3701は、RNFLの厚み3401、偏差3501、有意差3601における乳頭周辺の円は網膜厚みマップ3701に対応している。なおRNFLの厚み3401、偏差3501、有意差3601における乳頭周辺の円は4等分されて表示されていないが、網膜厚みマップ3701作成時には4分割で計算される。なお、網膜厚みマップ3701は4分割されたマップに限定されるものではなく、5分割以上であっても良いし、3分割以下であってもよい。
ステップS13では眼底画像3101上で再び任意の位置をマウスカーソルでクリックした時にステップS10、ステップS11、ステップS12の処理が再び行われ、指定した位置の断層像、網膜厚みマップを再計算する。
また、マウスカーソルが眼底画像上にある時に例えばマウスホイールを回転させると、主走査線3103、副走査線3104がスキャン中心位置3102を中心として回転し、それに伴って断層像3201、3301も対応する断層像を表示する。なお、主走査線3103および副走査線3104が回転するのに応じてまた、マウスホイールの回転方向に応じて主走査線3103の方向を示す情報3202および副走査線3104の方向を示す情報3302も同様に回転することとしてもよい。このようにすれば、断層像の取得位置が回転した場合において、眼底画像3101上のどの方向における断層画像なのかという従来は容易に把握できなかった情報を容易に把握することが可能となる。
なお、主走査線3103および副走査線3104の回転方向は左回りであっても右回りであっても構わない。
また、図5における眼底画像3101上には断層像の撮像範囲が破線で示されており、主走査線3103および副走査線3104は破線で示された範囲内においてマウスホイールの回転に従い移動する。但し四角形の破線で示された撮像範囲では、主走査線3103あるいは副走査線3104が撮像範囲の対角線に位置するときに得ることができる断層画像の長さは、主走査線3103あるいは副走査線3104が撮像範囲の対角線とは異なる位置に位置するときに得ることができる断層画像の長さよりも長くなる。従って、主走査線3103および副走査線3104の長さは回転時において変化しないこととする。若しくは、主走査線3103および副走査線3104の長さは破線で示された範囲に依存することとして、断層画像が長くなる場合には断層像の端部を非表示として常に略同様の長さの断層画像を表示することとしても良い。また、主走査線3103および副走査線3104の長さは破線で示された範囲に依存することとして、断層画像が長くなる場合には表示領域に合わせて断層画像を縮小して表示することとしてもよいし、表示領域自体を大きくすることとしてもよい。
なお眼底像3101は3次元断層像を積算したものやSLO画像でも良い。
なお、被生成画像である指定した位置の断層像に対するセクターの生成、及び断層像群を基に該セクターに区画された領域における前記被検査物の所定の層の厚さのマップ表示は、画像生成部403においてセクター生成手段として機能するモジュール領域によって実行される。また、該セクター生成手段はセクターの中心位置の位置合わせに応じてマップ表示する例えば網膜層等の所定の層の厚さを再計算し、表示制御部406はこの再計算の結果を断層像と合わせて表示部928に表示させる。
本実施例ではどの走査パターンでも眼底を走査する際は3Dスキャンを行うため、3次元断層像から所望の部位の断層像を抜き出すことが出来る。従来、指定した走査線の断層像しか取得しない走査パターン(ラジアルスキャン、サークルスキャン、クロススキャン等)で意図した部位の断層像が取得出来なかった場合でも、容易にこれら断層像の何れかを被生成画像として再作成することができる。なお、この被生成画像は特定の線に沿った単一の断層画像であっても良い。また、どの走査パターンを選択しても3Dスキャンを行っているため、走査線の軌跡が一定であるため、走査線による固視のばらつきを一定にすることができる。
即ち、以上の構成によれば、どの走査パターンを選択しても3Dスキャンを行うことで3次元断層像を取得し、走査パターンの断層像を抜き出すことが出来る。従来、指定した走査線の断層像しか取得しない走査パターン(ラジアルスキャン、サークルスキャン、クロススキャン等)で意図した部位の断層像が取得出来なかった場合でも、容易に所望の部位の断層像を再作成することができる。また、その走査パターンでも3Dスキャンを行っているため、走査線の軌跡が一定であるため、走査線による固視のばらつきを一定にすることができる。
[実施例2]
実施例1とは断層像取得方法は同じでレポート画面が異なる。なお、表示されるレポート画面は例えば、図3において選択されるスキャンモードにより異なる。例えば、Scan Modeボタン1501において乳頭撮影モードが選択された場合のレポート画面は図5のようになる。また、例えば、Scan Modeボタン1501において黄斑撮影モードが選択された場合のレポート画面は図6のようになる。図6に示すレポート画面4000は副走査線断層像4401を含む。眼底画像401上には、主走査線4103、副走査線4104およびセクター4105が表示される。なお、レポート画面4000が表示された初期状態においては例えば断層像撮像範囲の中心にセクター4105の中心を一致させる。また主走査線4103と副走査線4104との交点は例えばセクター4105の中心と一致している。レポート画面4000は主走査線4103に対応する断層像である主走査線断層像4301、副走査線4104に対応する断層像である主走査線断層像4401および厚みマップ4701を含む。なお、セクター4105の形状は図6に記載のものに限定されるものではなく、他の形状としてもよい。なお、実施例2においてもパソコンの機能は図10に示したものと略同様であるため詳細な説明は省略する。
実施例2においても図9に示した断層像取得方法のフローチャートに従って断層像を取得する。取得された断層像は、図6に示すようにレポート画面4000に表示される。すなわち、表示制御部406は、眼底像と領域を示す表示形態と断層像とを表示手段に表示させる表示制御手段の一例に相当する。
ここで、被検査物の平面画像に相当する眼底画像4101上に表示される主走査線4103、副走査線4104、セクター4105について説明する。図7(a)の初期位置から任意のスキャン中心位置をマウスカーソルでクリックすると図7(b)のように主走査線4103と副走査線4104の交点と生成画像を区画するセクター4105の中心位置とが合致した状態で移動する。すなわち、セクター4105の移動に伴い、レポート画面4000に表示される断層像が変化する。また、マウスカーソル等の入力部929は、表示手段に表示された領域を示す表示形態の位置を変更する変更手段の一例に相当する。図7(b)に示すようにセクター4105移動に伴い主走査線4103および副走査線4104が移動するため、断層像取得手段としての3次元画像抽出部405は領域を示す表示形態の位置が変更された場合、位置変更後の領域における被検眼の眼底の断層像を取得する。そして、表示制御手段は位置変更の領域における断層像に代えて位置変更後の領域における断層像を表示手段に表示させる。
また、図7(c)のように主走査線4103、副走査線4104をマウスカーソルでクリック選択し、ドラックをするとセクターは移動せずに主走査線4103、副走査線4103を移動することが出来る。主走査線4103および副走査線4104のそれぞれ対応する主走査線断層像4301および副走査線断層像4401を見ながら主走査線4103、副走査線4104を動かし、それぞれ中心窩が最も窪んでいる位置にすることで中心窩の中心を正確に探すことが出来る。
この時、主走査線と副走査線の交点をマウスカーソルでクリックすると、セクターの中心が主走査線4103と副走査線4104との交点に合致し、中心窩の中心にセクターを正確に移動することが出来る。それによって、中心窩を層厚マップの中心とした正確な網膜厚マップ4502を求めることが出来る為、網膜の診断に役立てることが出来る。即ち、画像を区画するセクターに区分された画像における所定の層、本例では網膜の厚さが表示制御部406によって表示部928に表示される。また、このような断層画像より生成される画像の配置の眼底像中での配置の指定は、表示制御部406において位置指定手段として機能するモジュール領域によって実行される。
但し、副走査線断層像4401は主走査線断層像4301を元に画像作成しているため、一般に主走査線断層像4301に比べて画質が悪く、この断層像を見て正確な中心窩の中心を探すことが困難な場合がある。そのような場合に主走査線断層像4301上に表示されている補助断層線4302を用いて正確な中心窩の中心を探すことが出来る。補助断層線4302は副走査線4104と同じ断層位置であり、補助断層線4302を動かすと副走査線4104、4502も連動して動くようになっている。正確に網膜厚マップ4502を求めることが出来る為には、主走査線断層像4301を見ながら主走査線4103を動かし、中心窩が最も窪んでいる位置を探し、次に補助断層線4320を動かして、中心窩が最も窪んでいる位置にする。この時、主走査線4103と副走査線4104の交点をマウスカーソルでクリックすると、眼底画像或いは被生成画像を区分するセクター4105の中心が主走査線と副走査線の交点に合致し、中心窩の中心にセクター4105を正確に移動することが出来る。即ち、該セクターと主走査線及び副走査線とは互いに追従している。この時、副走査線断層像4401は不要であるため非表示にしても良い。また非表示にした場合には副走査線断層像4401が表示されていた領域に主走査線断層像4301の中心窩近傍の断層画像を拡大して表示するとともに補助断層線4302を表示することとしても良い。このようにすればより正確に中心窩の中心を探すことが可能となる。なお、副走査線断層像4401の非表示への切り替え用にレポート画面4000上にスイッチを設けることとしても良い。また、眼底像4501はNDBからのRNFLの偏差または有意差をカラーマップを表示している。眼底像4601は網膜厚切り替えボタン4605を押すことで、RPE(網膜色素上皮層)、IS/OS(視細胞内節・外節接合部)、RNFL(網膜神経線維層)+GCL(神経節細胞層)+IPL(内網状層)の厚みマップを切り替えてカラーマップを用いて表示する。なお、補助断層線4402を動かすと主走査線4103、4503も連動して動くようにしてもよい。ここで、4106、4504、4604は厚み等の値に対する色を示す表示である。
上記の例では補助断層線4302を動かすと副走査線4104、4502も連動して動く例について述べたが、例えば副走査線4104を動かした場合に補助断層線4302および補助断層線4502が連動して動くこととしても良い。すなわち、補助断層線4302および副走査線4104、4502は相互に連動して移動することとしても良い。補助断層線4402および主走査線4103、4503についても同様に相互に連動して移動することとしてもよい。さらに、主走査線4603および副走査線4602もそれぞれ補助断層線4402および補助断層線4302に連動して移動することとしても良い。
図8に変形例を示す。図8(a)、(b)に示すように主走査線とセクターが一体となっており、副走査線は独立して動かすようになっている。断層像を見ながら一体となった主走査線とセクターを動かすことで、中心窩が最も窪んでいる位置にする。次に断層像中の補助断層線を動かして、中心窩が最も窪んでいる位置にする。このようにしても中心窩の中心にセクターを正確に移動することが出来る。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本件は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。例えば、上記の実施例では、被測定物が眼の場合について述べているが、眼以外の皮膚や臓器等の被測定物に本発明を適用することも可能である。この場合、本発明は眼科装置以外の、例えば内視鏡等の医療機器としての態様を有する。従って、本発明は眼科装置に例示される検査装置として把握され、被検眼は被検査物の一態様として把握されることが望ましい。
200 眼科装置
400 画像処理装置
401 画像取得部
402 走査制御部
403 画像生成部
404 3次元画像生成部
405 3次元画像抽出部
406 表示制御部
900 光学ヘッド
928 表示部

Claims (12)

  1. 被検眼の眼底の異なる位置で取得された複数の断層像を含む断層像群を取得する取得手
    段と、
    (1)第1の円と(2)前記第1の円より直径が大きく前記第1の円を内包する第2の円と(3)前記第2の円より直径が大きく前記第2の円を内包する第3の円と(4)前記第1の円と前記第3の円とを結ぶ複数の線と、を含む図形を前記被検眼の眼底像に重ねて表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に交点を有する断層像の取得位置を示す複数の線の位置の断層像を取得する断層像取得手段と、
    前記断層像群に基づいて、前記図形の内部の複数の領域毎に前記眼底の所定の層の厚さを算出する算出手段と、を備え、
    前記断層像取得手段は、前記図形の表示位置が変更された場合、前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に前記交点を有する前記取得位置を示す複数の線の位置の断層像を新たに取得し、
    前記算出手段は、前記図形の表示位置が変更された場合、前記断層像群に基づいて前記眼底の所定の層の厚さを新たに算出し、
    前記表示制御手段は、前記断層像取得手段により取得された断層像を前記表示手段に表示させ、前記図形の表示位置が変更された場合、前記図形の表示位置が変更される前に前記表示手段に表示されていた断層像に代えて、前記図形の表示位置変更後に前記断層像取得手段にて新たに取得された断層像を前記表示手段に表示させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の円の内部に交点を有する前記取得位置を示す複数の線は、互いに直交する2つの線であり、且つ前記交点は前記第1の円の中心に位置し、
    前記断層像取得手段は、前記眼底像における前記直交する2つの線の位置の断層像を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記取得位置を示す複数の線を前記眼底像上に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記図形の表示位置の変更応じて前記取得位置を示す複数の線の表示位置を変更することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記眼底像上の所定の位置が選択された場合、前記選択された位置に前記図形の表示位置を変更することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記選択された位置に前記図形に含まれる前記第1の円の中心が一致するように前記図形の表示位置を変更することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記算出手段により算出された所定の層の厚さを前記複数の領域毎に前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記算出手段は、前記複数の領域毎に前記眼底の所定の層の厚さの平均値を算出することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記算出手段により算出された所定の層の厚さの平均値を前記複数の領域毎に前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の円、前記第2の円および前記第3の円は同心円であり、前記第1の円と前記第3の円とを結ぶ前記複数の線は前記第2の円および前記第3の円のそれぞれを均等に分割する4本の線であることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  11. 取得手段によって、被検眼の眼底の異なる位置で取得された複数の断層像を含む断層像群を取得する取得工程と、
    表示制御手段によって、(1)第1の円と(2)前記第1の円より直径が大きく前記第1の円を内包する第2の円と(3)前記第2の円より直径が大きく前記第2の円を内包する第3の円と(4)前記第1の円と前記第3の円とを結ぶ複数の線と、を含む図形を前記被検眼の眼底像に重ねて表示手段に表示させる表示制御工程と、
    断層像取得手段によって、前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に交点を有する断層像の取得位置を示す複数の線の位置の断層像を取得する断層像取得工程と、
    算出手段によって、前記断層像群に基づいて前記図形の内部の複数の領域毎に前記眼底の所定の層の厚さを算出する算出工程と、を含み、
    前記図形の表示位置が変更された場合、前記断層像取得手段によって、前記断層像群に基づいて前記眼底像における前記図形が表示された位置に応じて前記第1の円の内部に前記交点を有する前記取得位置を示す複数の線の位置の断層像を新たに取得し、前記算出手段によって、前記断層像群に基づいて前記眼底の所定の層の厚さを新たに算出し、
    前記表示制御手段によって、前記断層像取得手段により取得された断層像を前記表示手段に表示させ、前記図形の表示位置が変更された場合、前記図形の表示位置が変更される前に前記表示手段に表示されていた断層像に代えて、前記図形の表示位置変更後に前記断層像取得手段にて新たに取得された断層像を前記表示手段に表示させることを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項11に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを記憶した記憶媒体。
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