JP4940070B2 - 眼底観察装置、眼科画像処理装置及びプログラム - Google Patents

眼底観察装置、眼科画像処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、眼底に低コヒーレンス光を照射し、その反射光に基づく干渉光を検出して眼底の画像を形成する眼底観察装置、眼底の画像を処理する眼科画像処理装置、眼底の画像の処理をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
近年、レーザ光源等からの光ビームを用いて被測定物体の表面形態や内部形態を表す画像を形成する光画像計測技術が注目を集めている。この光画像計測技術は、X線CT装置のような人体に対する侵襲性を持たないことから、特に医療分野における応用の展開が期待されている。
特許文献1には、測定腕が回転式転向鏡(ガルバノミラー)により物体を走査し、参照腕に参照ミラーが設置されており、さらにその出口では、計測腕及び参照腕からの光束の干渉によって現れる光の強度が分光器で分析もされるという干渉器が利用されていて、参照腕には参照光光束位相を不連続な値で段階的に変える装置が設けられた構成の光画像計測装置が開示されている。
特許文献1の光画像計測装置は、いわゆる「フーリエドメインOCT(Fourier Domain Optical Coherence Tomography)」の手法を用いるものである。すなわち、被測定物体に対して低コヒーレンス光のビームを照射し、その反射光のスペクトル強度分布を取得し、それをフーリエ変換することにより、被測定物体の深度方向(z方向)の形態を画像化するものである。
更に、特許文献1に記載の光画像計測装置は、光ビーム(信号光)を走査するガルバノミラーを備え、それにより被測定物体の所望の測定対象領域の画像を形成できるようになっている。なお、この光画像計測装置においては、z方向に直交する1方向(x方向)にのみ光ビームを走査するようになっているので、形成される画像は、光ビームの走査方向(x方向)に沿った深度方向(z方向)の2次元断層画像となる。
特許文献2には、信号光を水平方向及び垂直方向に走査することにより水平方向の2次元断層画像を複数形成し、これら複数の断層画像に基づいて測定範囲の3次元の断層情報を取得して画像化する技術が開示されている。この3次元画像化としては、たとえば、複数の断層画像を垂直方向に並べて表示させる方法や(スタックデータなどと呼ばれる)、複数の断層画像にレンダリング処理を施して3次元画像を形成する方法などが考えられる。
特許文献3には、このような光画像計測装置を眼科分野に適用した構成が開示されている。眼科分野においては、光画像計測装置は、特に眼底を観察するための眼底観察装置として用いられる。眼底には、網膜や脈絡膜といった層が存在する。また、網膜には、眼底表面側から深度方向に向かって順に、内境界膜、神経繊維層、神経節細胞層、内網状層、内顆粒層、外網状層、外顆粒層、外境界膜、視細胞層、網膜色素上皮層が存在する。眼底観察装置は、これらの層の形態を表す断層画像を取得するために用いられる。また、この断層画像に基づいて層の厚さを解析することができる。層厚の解析結果は、たとえば、断面位置に沿ったグラフとして表示される。
特許文献4には、被測定物体に照射される光の波長を走査しつつ計測を行う光画像計測装置が記載されている。このような光画像計測装置は、スウェプトソース(Swept Source)タイプなどと呼ばれる。
特開平11−325849号公報 特開2002−139421号公報 特開2003−543号公報 特開2007−24677号公報
眼底には多数の血管が存在する。血管の配置は、眼底の状態を把握するために重要である。しかし、眼底観察装置により得られる断層画像においては、血管に相当する画像領域(その下部領域も含む:まとめて血管領域と呼ぶことがある)は明瞭に描写されない。したがって、血管領域については層の厚さを高い確度で解析することは不可能である。
従来の眼底観察装置では、血管の位置を層厚の解析結果に反映させられなかったため、解析範囲内のどの部分が血管領域に相当するか把握することは困難であった。それにより、層厚を参照して行う診断において、診断精度が低下するおそれがあった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、眼底の層厚の解析結果中のどの部分が血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することが可能な眼底観察装置、眼科画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、低コヒーレンス光を出力する光源と、前記低コヒーレンス光を信号光と参照光とに分割し、眼底を経由した前記信号光と参照物体を経由した参照光とを重畳させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、前記干渉光を検出して検出信号を生成する検出手段と、前記検出信号に基づいて前記眼底の断層画像を形成する画像形成手段と、前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、前記断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、表示手段と、前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする眼底観察装置である。
また、請求項2に記載の発明は、低コヒーレンス光を出力する光源と、前記低コヒーレンス光を信号光と参照光とに分割し、眼底を経由した前記信号光と参照物体を経由した参照光とを重畳させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、前記干渉光を検出して検出信号を生成する検出手段と、前記検出信号に基づいて前記眼底の断層画像を形成する画像形成手段と、前記眼底の表面の2次元画像を撮影する撮影手段と、前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、前記2次元画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、表示手段と、前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする眼底観察装置である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の眼底観察装置であって、前記制御手段は、前記層厚分布情報及び前記血管位置情報とともに断層画像を表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の眼底観察装置であって、前記制御手段は、前記層厚分布情報上の血管位置情報と断層画像中の血管領域とを、互いの表示位置を対応づけて表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の眼底観察装置であって、前記制御手段は、前記断面に沿って横軸が定義され層厚の値を縦軸とするグラフを前記層厚分布情報として表示させ、前記血管領域の位置を表す血管位置画像を前記血管位置情報として表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の眼底観察装置であって、前記制御手段は、前記グラフに合わせた表示サイズの断層画像を前記グラフとともに表示させ、該断層画像中の血管領域に対応する前記グラフ上の位置に前記血管位置画像を表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の眼底観察装置であって、前記演算手段は、前記眼底の断層画像に基づいて断層画像中の所定の層位置を特定し、前記特定手段は、前記所定の層位置上の画素に対して前記眼底の深度方向に位置する複数の画素を抽出し、前記複数の画素の画素値のばらつきを表す統計値を算出し、前記統計値が所定範囲に含まれる前記所定の層位置上の画素を特定し、該特定された画素に基づいて前記血管領域を特定する、ことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の眼底観察装置であって、前記画像形成手段は、断面位置の異なる複数の断層画像を形成し、前記特定手段は、前記複数の断層画像をそれぞれ前記眼底の深度方向に積算して積算画像を形成し、前記積算画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて前記血管領域を特定する、ことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の眼底観察装置であって、前記画像形成手段は、断面位置の異なる複数の断層画像を形成し、前記特定手段は、前記複数の断層画像を前記眼底の深度方向に積算して積算画像を形成し、前記2次元画像と前記積算画像とを位置合わせし、前記位置合わせの結果に基づいて、前記走行位置情報に示す前記2次元画像中の画像領域に対応する前記積算画像中における画像領域を特定し、前記積算画像中の画像領域と断層画像の断面との交差領域を特定し、前記交差位置を含むように前記血管領域を設定する、ことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の眼底観察装置であって、前記画像形成手段は、断面位置の異なる複数の断層画像を形成し、前記複数の断層画像に基づいて新たな断面位置における断層画像を形成し、前記演算手段は、前記新たな断層画像に基づいて前記新たな断面における眼底の層厚分布を演算し、前記特定手段は、前記複数の断層画像に基づいて、前記新たな断層画像中の血管領域を特定し、前記制御手段は、前記新たな血管領域の位置を表す血管位置情報を、前記新たな層厚分布を表す層厚分布情報上に表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の眼底観察装置であって、前記制御手段は、前記新たな層厚分布情報及び前記新たな血管位置情報とともに前記新たな断層画像を表示させる、ことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、眼底の断層画像を受け付ける受付手段と、前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、前記断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、表示手段と、前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする眼科画像処理装置である。
また、請求項13に記載の発明は、眼底の断層画像と前記眼底の表面の2次元画像とを受け付ける受付手段と、前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、前記2次元画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、表示手段と、前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、を備えることを特徴とする眼科画像処理装置である。
また、請求項14に記載の発明は、眼底の断層画像を受け付ける受付手段と、表示手段とを有するコンピュータを、前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段、前記断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段、及び、前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段として機能させる、ことを特徴とするプログラムである。
また、請求項15に記載の発明は、眼底の断層画像と前記眼底の表面の2次元画像とを受け付ける受付手段と、表示手段とを有するコンピュータを、前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段、前記2次元画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段、及び、前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段として機能させる、ことを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、眼底の断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算し、断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定し、当該層厚分布を表す層厚分布情報を表示させるとともに、当該血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示させることができるので、眼底の層厚の解析結果中のどの部分が血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することが可能である。
また、この発明によれば、眼底の断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算し、眼底表面の2次元画像に基づいて眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、この走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定し、当該層厚分布を表す層厚分布情報を表示させるとともに、当該血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示させることができるので、眼底の層厚の解析結果中のどの部分が血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することが可能である。
この発明に係る眼底観察装置、眼科画像処理装置及びプログラムの実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明に係る眼底観察装置は、OCT技術を適用して眼底の断層画像や3次元画像を形成する装置である。更に、この眼底観察装置は、取得された画像に基づいて眼底の層厚を解析する機能を有する。
この眼底観察装置に適用される計測手法には、フーリエドメインタイプ、スウェプトソースタイプなどがある。この実施形態では、フーリエドメインタイプについて特に詳しく説明する。
また、この発明に係る眼科画像処理装置は、OCT技術を適用して取得された眼底の画像に基づいて眼底の層厚を解析する装置である。また、この発明に係るプログラムは、眼底の層厚の解析処理をコンピュータに実行させるものである。
[全体構成]
図1に示す眼底観察装置1は、眼底カメラユニット1A、OCTユニット150及び演算制御装置200を含んで構成される。眼底カメラユニット1Aは、従来の眼底カメラとほぼ同様の光学系を有する。なお、眼底カメラは、眼底表面の2次元画像を撮影する装置である。OCTユニット150は、OCT画像を取得するための光学系を格納している。演算制御装置200は、各種の演算処理や制御処理等を実行するコンピュータを具備している。
OCTユニット150には、接続線152の一端が取り付けられている。接続線152の他端には、眼底カメラユニット1Aに接続されるコネクタ部151が取り付けられている。接続線152の内部には光ファイバが導通されている。このように、OCTユニット150と眼底カメラユニット1Aは、接続線152を介して光学的に接続されている。
〔眼底カメラユニットの構成〕
眼底カメラユニット1Aは、眼底表面の2次元画像を形成するための光学系を有する。ここで、眼底表面の2次元画像とは、眼底表面を撮影したカラー画像やモノクロ画像、更には蛍光画像(フルオレセイン蛍光画像、インドシアニングリーン蛍光画像等)などを表す。眼底カメラユニット1Aは、従来の眼底カメラと同様に、眼底Efを照明する照明光学系100と、この照明光の眼底反射光を撮像装置10に導く撮影光学系120とを備えている。照明光学系100と撮影光学系120は、この発明の「撮影手段」の一例である。
なお、詳細は後述するが、撮影光学系120の撮像装置10は、近赤外領域の波長を有する照明光を検出する。また、撮影光学系120には、可視領域の波長を有する照明光を検出する撮像装置12が別途設けられている。更に、撮影光学系120は、OCTユニット150からの信号光を眼底Efに導くとともに、眼底Efを経由した信号光をOCTユニット150に導くように作用する。
照明光学系100は、観察光源101、コンデンサレンズ102、撮影光源103、コンデンサレンズ104、エキサイタフィルタ105及び106、リング透光板107、ミラー108、LCD(Liquid Crystal Display)109、照明絞り110、リレーレンズ111、孔開きミラー112、対物レンズ113を含んで構成される。
観察光源101は、たとえば約400nm〜700nmの範囲に含まれる可視領域の波長の照明光を出力する。また、撮影光源103は、たとえば約700nm〜800nmの範囲に含まれる近赤外領域の波長の照明光を出力する。撮影光源103から出力される近赤外光は、OCTユニット150で使用する光の波長よりも短く設定されている(後述)。
また、撮影光学系120は、対物レンズ113、孔開きミラー112(の孔部112a)、撮影絞り121、バリアフィルタ122及び123、変倍レンズ124、リレーレンズ125、撮影レンズ126、ダイクロイックミラー134、フィールドレンズ(視野レンズ)128、ハーフミラー135、リレーレンズ131、ダイクロイックミラー136、撮影レンズ133、撮像装置10(撮像素子10a)、反射ミラー137、撮影レンズ138、撮像装置12(撮像素子12a)、レンズ139及びLCD140を含んで構成される。
更に、撮影光学系120には、ダイクロイックミラー134、ハーフミラー135、ダイクロイックミラー136、反射ミラー137、撮影レンズ138、レンズ139及びLCD140が設けられている。
ダイクロイックミラー134は、照明光学系100からの照明光の眼底反射光(約400nm〜800nmの範囲に含まれる波長を有する)を反射するとともに、OCTユニット150からの信号光LS(たとえば約800nm〜900nmの範囲に含まれる波長を有する;後述)を透過させるように構成されている。
また、ダイクロイックミラー136は、照明光学系100からの可視領域の波長を有する照明光(観察光源101から出力される波長約400nm〜700nmの可視光)を透過させるとともに、近赤外領域の波長を有する照明光(撮影光源103から出力される波長約700nm〜800nmの近赤外光)を反射するように構成されている。
LCD140は、被検眼Eを固視させるための固視標(内部固視標)を表示する。LCD140からの光は、レンズ139により集光された後に、ハーフミラー135により反射され、フィールドレンズ128を経由してダイクロイックミラー136に反射される。更に、この光は、撮影レンズ126、リレーレンズ125、変倍レンズ124、孔開きミラー112(の孔部112a)、対物レンズ113等を経由して、被検眼Eに入射する。それにより、被検眼Eの眼底Efに内部固視標が投影される。
撮像素子10aは、テレビカメラ等の撮像装置10に内蔵されたCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子であり、特に、近赤外領域の波長の光を検出する。つまり、撮像装置10は、近赤外光を検出する赤外線テレビカメラである。撮像装置10は、近赤外光を検出した結果として映像信号を出力する。
タッチパネルモニタ11は、この映像信号に基づいて、眼底Efの表面の2次元画像(眼底画像Ef′)を表示する。また、この映像信号は演算制御装置200に送られ、ディスプレイ(後述)に眼底画像が表示される。
なお、撮像装置10による撮影時には、たとえば撮影光源103から出力される近赤外領域の波長を有する照明光が用いられる。
一方、撮像素子12aは、テレビカメラ等の撮像装置12に内蔵されたCCDやCMOS等の撮像素子であり、特に、可視領域の波長の光を検出する。つまり、撮像装置12は、可視光を検出するテレビカメラである。撮像装置12は、可視光を検出した結果として映像信号を出力する。
タッチパネルモニタ11は、この映像信号に基づいて、眼底Efの表面の2次元画像(眼底画像Ef′)を表示する。また、この映像信号は演算制御装置200に送られ、ディスプレイ(後述)に眼底画像が表示される。
なお、撮像装置12による眼底撮影時には、たとえば観察光源101から出力される可視領域の波長を有する照明光が用いられる。
眼底カメラユニット1Aには、走査ユニット141とレンズ142とが設けられている。走査ユニット141は、OCTユニット150から出力される光(信号光LS;後述)の眼底Efに対する照射位置を走査する。
レンズ142は、OCTユニット150から接続線152を通じて導光された信号光LSを平行な光束にして走査ユニット141に入射させる。また、レンズ142は、走査ユニット141を経由してきた信号光LSの眼底反射光を集束させる。
図2に、走査ユニット141の構成の一例を示す。走査ユニット141は、ガルバノミラー141A、141Bと、反射ミラー141C、141Dとを含んで構成されている。
ガルバノミラー141A、141Bは、それぞれ回動軸141a、141bを中心に回動可能に配設された反射ミラーである。各ガルバノミラー141A、141Bは、後述の駆動機構(図5に示すミラー駆動機構241、242)によって回動軸141a、141bを中心にそれぞれ回動される。それにより、各ガルバノミラー141A、141Bの反射面(信号光LSを反射する面)の向きが変更される。
回動軸141a、141bは、互いに直交して配設されている。図2においては、ガルバノミラー141Aの回動軸141aは、紙面に対して平行方向に配設されている。また、ガルバノミラー141Bの回動軸141bは、紙面に対して直交する方向に配設されている。
すなわち、ガルバノミラー141Bは、図2中の両側矢印に示す方向に回動可能に構成され、ガルバノミラー141Aは、当該両側矢印に対して直交する方向に回動可能に構成されている。それにより、ガルバノミラー141A、141Bは、信号光LSの反射方向を互いに直交する方向に変更するようにそれぞれ作用する。図1及び図2から分かるように、ガルバノミラー141Aを回動させると信号光LSはx方向に走査され、ガルバノミラー141Bを回動させると信号光LSはy方向に走査される。
ガルバノミラー141A、141Bにより反射された信号光LSは、反射ミラー141C、141Dにより反射され、ガルバノミラー141Aに入射したときと同じ向きに進行するようになっている。
なお、接続線152の内部の光ファイバ152aの端面152bは、レンズ142に対峙して配設される。端面152bから出射された信号光LSは、レンズ142に向かってビーム径を拡大しつつ進行し、レンズ142によって平行な光束とされる。逆に、眼底Efを経由した信号光LSは、レンズ142により端面152bに向けて集束されて光ファイバ152aに入射する。
〔OCTユニットの構成〕
次に、OCTユニット150の構成について図3を参照しつつ説明する。OCTユニット150は、眼底のOCT画像を形成するための光学系を有する。
OCTユニット150は、従来のフーリエドメインタイプの光画像計測装置とほぼ同様の光学系を備えている。すなわち、OCTユニット150は、低コヒーレンス光を参照光と信号光に分割し、被検眼を経由した信号光と参照物体を経由した参照光とを重畳させて干渉光を生成してこれを検出する。この検出結果(検出信号)は演算制御装置200に入力される。演算制御装置200は、この検出信号を解析して眼底の断層画像や3次元画像を形成する。
低コヒーレンス光源160は、低コヒーレンス光L0を出力する広帯域光源により構成される。広帯域光源としては、たとえば、スーパールミネセントダイオード(SLD:Super Luminescent Diode)や、発光ダイオード(LED:Light Emitted Diode)などが用いられる。低コヒーレンス光源160は、この発明の「光源」の一例である。
低コヒーレンス光L0は、たとえば、近赤外領域の波長の光を含み、かつ、数十マイクロメートル程度の時間的コヒーレンス長を有する光とされる。低コヒーレンス光L0は、眼底カメラユニット1Aの照明光(波長約400nm〜800nm)よりも長い波長、たとえば約800nm〜900nmの範囲に含まれる波長を有する。
低コヒーレンス光源160から出力された低コヒーレンス光L0は、光ファイバ161を通じて光カプラ162に導かれる。光ファイバ161は、たとえばシングルモードファイバやPMファイバ(Polarization maintaining fiber;偏波面保持ファイバ)等により構成される。光カプラ162は、低コヒーレンス光L0を参照光LRと信号光LSとに分割する。
なお、光カプラ162は、光を分割する手段(スプリッタ;splitter)、及び、光を重畳する手段(カプラ;coupler)の双方として作用するものであるが、ここでは慣用的に「光カプラ」と称することにする。
光カプラ162により生成された参照光LRは、シングルモードファイバ等からなる光ファイバ163により導光されてファイバ端面から出射される。更に、参照光LRは、コリメータレンズ171により平行光束とされた後に、ガラスブロック172及び濃度フィルタ173を経由し、参照ミラー174により反射される。参照ミラー174は、この発明の「参照物体」の例である。
参照ミラー174により反射された参照光LRは、再び濃度フィルタ173及びガラスブロック172を経由し、コリメータレンズ171によって光ファイバ163のファイバ端面に集光され、光ファイバ163を通じて光カプラ162に導かれる。
ここで、ガラスブロック172と濃度フィルタ173は、参照光LRと信号光LSの光路長(光学距離)を合わせるための遅延手段として、また、参照光LRと信号光LSの分散特性を合わせるための分散補償手段として作用する。
また、濃度フィルタ173は、参照光LRの光量を減少させる減光フィルタとしても作用する。濃度フィルタ173は、たとえば、回転型のND(Neutral Density)フィルタにより構成される。濃度フィルタ173は、モータ等の駆動装置を含んで構成される駆動機構(後述の濃度フィルタ駆動機構244;図5参照)によって回転駆動される。それにより、干渉光LCの生成に寄与する参照光LRの光量が変更される。
また、参照ミラー174は、参照光LRの進行方向(図3に示す両側矢印方向)に移動可能とされている。それにより、被検眼Eの眼軸長やワーキングディスタンス(対物レンズ113と被検眼Eとの距離)などに応じた参照光LRの光路長を確保できる。また、参照ミラー174を移動させることにより、眼底Efの任意の深度位置の画像を取得することができる。なお、参照ミラー174は、モータ等の駆動装置を含んで構成される駆動機構(後述の参照ミラー駆動機構243;図5参照)によって移動される。
一方、光カプラ162により生成された信号光LSは、シングルモードファイバ等からなる光ファイバ164により接続線152の端部まで導光される。接続線152の内部には光ファイバ152aが導通されている。ここで、光ファイバ164と光ファイバ152aは、単一の光ファイバから形成されていてもよいし、各々の端面同士を接合するなどして一体的に形成されていてもよい。いずれにしても、光ファイバ164、152aは、眼底カメラユニット1AとOCTユニット150との間で、信号光LSを伝送可能に構成されていれば十分である。
信号光LSは、接続線152内部を導光されて眼底カメラユニット1Aに案内される。更に、信号光LSは、レンズ142、走査ユニット141、ダイクロイックミラー134、撮影レンズ126、リレーレンズ125、変倍レンズ124、撮影絞り121、孔開きミラー112の孔部112a、対物レンズ113を経由して被検眼Eに照射される。なお、信号光LSを被検眼Eに照射させるときには、バリアフィルタ122、123は、それぞれ事前に光路から退避される。
被検眼Eに入射した信号光LSは、眼底Ef上にて結像し反射される。このとき、信号光LSは、眼底Efの表面で反射されるだけでなく、眼底Efの深部領域にも到達して屈折率境界において散乱される。したがって、眼底Efを経由した信号光LSは、眼底Efの表面形態を反映する情報と、眼底Efの深層組織の屈折率境界における後方散乱の状態を反映する情報とを含んでいる。この光を単に「信号光LSの眼底反射光」と呼ぶことがある。
信号光LSの眼底反射光は、眼底カメラユニット1A内の上記経路を逆向きに進行して光ファイバ152aの端面152bに集光され、光ファイバ152を通じてOCTユニット150に入射し、光ファイバ164を通じて光カプラ162に戻ってくる。
光カプラ162は、被検眼Eを経由して戻ってきた信号光LSと、参照ミラー174にて反射された参照光LRとを重畳して干渉光LCを生成する。この干渉光LCは、シングルモードファイバ等からなる光ファイバ165を通じてスペクトロメータ180に導かれる。
なお、この実施形態ではマイケルソン型の干渉計を採用しているが、たとえばマッハツェンダー型など任意のタイプの干渉計を適宜に採用することが可能である。
この発明の「干渉光生成手段」は、たとえば、光カプラ162と、信号光LSの光路上の光学部材(つまり光カプラ162と被検眼Eとの間に配置された光学部材)と、参照光LRの光路上の光学部材(つまり光カプラ162と参照ミラー174との間に配置された光学部材)とを含んで構成される。特に、干渉光生成手段は、光カプラ162、光ファイバ163、164及び参照ミラー174を具備する干渉計を含んで構成される。
スペクトロメータ(分光計)180は、コリメータレンズ181、回折格子182、結像レンズ183、CCD184を含んで構成される。回折格子182は、光を透過させる透過型の回折格子であってもよいし、光を反射する反射型の回折格子であってもよい。また、CCD184に代えて、CMOS等の他の光検出素子を用いることも可能である。
スペクトロメータ180に入射した干渉光LCは、コリメータレンズ181により平行光束とされ、回折格子182によって分光(スペクトル分解)される。分光された干渉光LCは、結像レンズ183によってCCD184の撮像面上に結像される。CCD184は、分光された干渉光LCの各スペクトル成分を検出して電荷に変換する。CCD184は、この電荷を蓄積して検出信号を生成する。更に、CCD184は、この検出信号を演算制御装置200に送信する。電荷の蓄積する時間やタイミング、更には検出信号の送信タイミングは、たとえば演算制御装置200によって制御される。CCD184は、この発明の「検出手段」の一例である。
〔演算制御装置の構成〕
次に、演算制御装置200の構成について説明する。演算制御装置200は、OCTユニット150のCCD184から入力される検出信号を解析して、眼底EfのOCT画像を形成する。このときの解析手法は、従来のフーリエドメインOCTの手法と同様である。
また、演算制御装置200は、眼底カメラユニット1Aの撮像装置10、12から出力される映像信号に基づいて眼底Efの表面の形態を示す2次元画像を形成する。
更に、演算制御装置200は、眼底カメラユニット1A及びOCTユニット150の各部を制御する。
眼底カメラユニット1Aの制御として、演算制御装置200は、観察光源101や撮影光源103による照明光の出力制御、エキサイタフィルタ105、106やバリアフィルタ122、123の光路上への挿入/退避動作の制御、LCD140等の表示装置の動作制御、照明絞り110の移動制御(絞り値の制御)、撮影絞り121の絞り値の制御、変倍レンズ124の移動制御(倍率の制御)などを行う。更に、演算制御装置200は、ガルバノミラー141A、141Bの動作制御を行う。
また、OCTユニット150の制御として、演算制御装置200は、低コヒーレンス光源160による低コヒーレンス光L0の出力制御、参照ミラー174の移動制御、濃度フィルタ173の回転動作(参照光LRの光量の減少量の変更動作)の制御、CCD184の蓄積タイミングや信号出力タイミングの制御などを行う。
このような演算制御装置200のハードウェア構成について図4を参照しつつ説明する。
演算制御装置200は、従来のコンピュータと同様のハードウェア構成を備えている。具体的には、演算制御装置200は、マイクロプロセッサ201、RAM202、ROM203、ハードディスクドライブ(HDD)204、キーボード205、マウス206、ディスプレイ207、画像形成ボード208及び通信インターフェイス(I/F)209を含んで構成される。これら各部は、バス200aにより接続されている。
マイクロプロセッサ201は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等を含んで構成される。マイクロプロセッサ201は、制御プログラム204aをハードディスクドライブ204から読み出してRAM202上に展開することにより、この実施形態に特徴的な動作を眼底観察装置1に実行させる。
また、マイクロプロセッサ201は、前述した装置各部の制御や、各種の演算処理などを実行する。また、マイクロプロセッサ201は、キーボード205やマウス206からの操作信号を受け、その操作内容に応じて装置各部を制御する。更に、マイクロプロセッサ201は、ディスプレイ207による表示処理の制御や、通信インターフェイス209によるデータや信号の送受信処理の制御などを行う。
キーボード205、マウス206及びディスプレイ207は、眼底観察装置1のユーザインターフェイスとして使用される。キーボード205は、たとえば文字や数字等をタイピング入力するためのデバイスとして用いられる。マウス206は、ディスプレイ207の表示画面に対する各種入力操作を行うためのデバイスとして用いられる。
また、ディスプレイ207は、たとえばLCDやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の表示デバイスであり、眼底観察装置1により形成された眼底Efの画像などの各種の画像を表示したり、操作画面や設定画面などの各種の画面を表示したりする。
なお、眼底観察装置1のユーザインターフェイスは、このような構成に限定されるものではなく、たとえばトラックボール、ジョイスティック、タッチパネル式のLCD、眼科検査用のコントロールパネルなどを含んでいてもよい。ユーザインターフェイスとしては、情報を表示出力する機能と、情報を入力したり装置の操作を行ったりする機能とを具備する任意の構成を採用できる。
画像形成ボード208は、眼底Efの画像(画像データ)を形成する処理を行う専用の電子回路である。画像形成ボード208には、眼底画像形成ボード208aとOCT画像形成ボード208bとが設けられている。
眼底画像形成ボード208aは、撮像装置10や撮像装置12からの映像信号に基づいて眼底画像の画像データを形成する専用の電子回路である。
また、OCT画像形成ボード208bは、OCTユニット150のCCD184からの検出信号に基づいて眼底Efの断層画像の画像データを形成する専用の電子回路である。
このような画像形成ボード208を設けることにより、眼底画像や断層画像を形成する処理の処理速度を向上させることができる。
通信インターフェイス209は、マイクロプロセッサ201からの制御信号を、眼底カメラユニット1AやOCTユニット150に送信する。また、通信インターフェイス209は、撮像装置10、12からの映像信号や、OCTユニット150のCCD184からの検出信号を受信して、画像形成ボード208に入力する。このとき、通信インターフェイス209は、撮像装置10、12からの映像信号を眼底画像形成ボード208aに入力し、CCD184からの検出信号をOCT画像形成ボード208bに入力するようになっている。
また、演算制御装置200がLAN(Local Area Network)やインターネット等の通信回線に接続されている場合には、LANカード等のネットワークアダプタやモデム等の通信機器を通信インターフェイス209に具備させ、この通信回線を介してデータ通信を行えるように構成できる。この場合、制御プログラム204aを格納するサーバを通信回線上に設置するとともに、演算制御装置200を当該サーバのクライアント端末として構成することにより、眼底観察装置1を動作させることができる。
〔制御系の構成〕
次に、眼底観察装置1の制御系の構成について図5及び図6を参照しつつ説明する。
(制御部)
眼底観察装置1の制御系は、演算制御装置200の制御部210を中心に構成される。制御部210は、マイクロプロセッサ201、RAM202、ROM203、ハードディスクドライブ204(制御プログラム204a)、通信インターフェイス209等を含んで構成される。制御部210は、この発明の「制御手段」の一例である。
制御部210には、主制御部211と記憶部212が設けられている。主制御部211は、前述した各種の制御を行う。
記憶部212は、各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータとしては、たとえば、OCT画像の画像データ、検出信号の強度(各周波数成分の強度)、被検者情報(患者IDや氏名など、被検者に関する情報)などがある。主制御部211は、記憶部212にデータを書き込む処理や、記憶部212からデータを読み出す処理を行う。
(画像形成部)
画像形成部220は、撮像装置10、12からの映像信号に基づいて眼底画像Ef′の画像データを形成する。
また、画像形成部220は、CCD184からの検出信号に基づいて眼底Efの断層画像の画像データを形成する。この処理には、たとえば、ノイズ除去(ノイズ低減)、フィルタ処理、FFT(Fast Fourier Transform)などが含まれている。画像形成部220は、たとえば、検出信号の強度、より詳しくは周波数成分の強度に基づいて画素値(輝度値)を決定することにより、断層画像の画像データを形成する。
画像形成部220は、画像形成ボード208や通信インターフェイス209等を含んで構成される。なお、この明細書では、「画像データ」と、それに基づいて表示される「画像」とを同一視することがある。
(画像処理部)
画像処理部230は、画像形成部220により形成された画像の画像データに対して各種の画像処理や解析処理を施す。たとえば、画像処理部230は、画像の輝度補正や分散補正等の各種補正処理などを実行する。
また、画像処理部230は、画像形成部220により形成された断層画像の間の画素を補間する補間処理を実行することにより、眼底Efの3次元画像の画像データを形成する。
なお、3次元画像の画像データとは、3次元座標系により画素の位置が定義された画像データを意味する。3次元画像の画像データとしては、3次元的に配列されたボクセルからなる画像データがある。この画像データは、ボリュームデータ或いはボクセルデータなどと呼ばれる。ボリュームデータに基づく画像を表示させる場合、画像処理部230は、このボリュームデータに対してレンダリング処理(ボリュームレンダリングやMIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影)など)を施して、特定の視線方向から見たときの擬似的な3次元画像の画像データを形成する。ディスプレイ207等の表示デバイスには、この画像データに基づく擬似的な3次元画像が表示される。
また、3次元画像の画像データとして、複数の断層画像のスタックデータを形成することも可能である。スタックデータは、複数の走査線に沿って得られた複数の断層画像を、走査線の位置関係に基づいて3次元的に配列させることにより得られる画像データである。
また、画像処理部230は、眼底Efの3次元画像の画像データに基づいて、眼底Efの任意の位置を断面とする断層画像を形成することができる。この処理は、たとえば、3次元画像の画像データの画素のうちから当該断面に交差する画素を選択して画像データを形成することにより実行できる。この画像データに基づいて表示される画像が、当該断面の断層画像である。
(層厚分布演算部)
層厚分布演算部231は、眼底Efの断層画像を解析して眼底Efの層の厚さの分布(層厚分布)を求める。層厚演算部231は、この発明の「演算手段」の一例である。
層厚分布演算部231は、たとえば、断層画像中における層の位置を特定し、層の間の距離を演算することにより層厚を求め、これら層厚の取得結果を解析位置に応じて配列させることにより層厚分布を求める。そのために、層厚分布演算部231には、層位置特定部232と層厚演算部233が設けられている。
(層位置特定部)
層位置特定部232は、断層画像中における層の位置を特定する。そのためにまず、層位置特定部232は、必要に応じて、断層画像の層位置を求め易くするための前処理を実行する。この前処理としては、たとえば、階調変換処理、画像強調処理、しきい値処理、コントラスト変換処理、二値化処理、エッジ検出処理、画像平均化処理、画像平滑化処理、フィルタ処理などの画像処理が実行される。なお、これらの画像処理を適宜に組み合わせて実行することも可能である。
次に、層位置特定部232は、断層画像を構成する画素の画素値(たとえば輝度値)を、眼底Efの深度方向に沿って一列ずつ解析する。
すなわち、解析対象の断層画像は、所定の断面に沿って配列する複数の深度方向の画像(図10に示す画像Gijを参照)によって構成される。層位置特定部232は、深度方向の画像を構成する画素の画素値を深度方向に沿って順次に参照することにより、隣接する層の境界位置に相当する画素を特定する。この処理は、たとえば、深度方向にのみ広がりを有するフィルタ(たとえば微分フィルタ等のラインフィルタ)や、深度方向及びそれに直交する方向に広がるフィルタ(エリアフィルタ)を用いて実行できる。なお、これらのフィルタは、たとえばハードディスクドライブ204に予め記憶されている。
このように、層位置特定部232は、層の境界位置に相当する画像領域を求めるものであるが、同時に、層に相当する画像領域を求めるものでもある。すなわち、眼底Efは複数の層が積み重なるようにして構成されていることから、層を特定することと、層の境界位置を特定することとは同義だからである。
前述のように、眼底Efは、眼底表面側から深度方向に向かって順に、網膜、脈絡膜、強膜を有している。また、網膜は、眼底表面側から深度方向に向かって順に、内境界膜、神経繊維層、神経節細胞層、内網状層、内顆粒層、外網状層、外顆粒層、外境界膜、視細胞層、網膜色素上皮層を有している。層位置特定部232は、これらの層のうちの少なくともいずれかの層位置(層の境界位置)を特定する。
特に、層位置特定部232は、内接/外接位置(内顆粒層と外網状層との境界位置)を特定する。内接/外接位置は、たとえば内顆粒層及び外網状層をそれぞれ抽出し、それらの境界位置として特定できる。また、断層画像の輝度値の変化により内接/外接位置を特定することもできる。また、断層画像中の基準位置(眼底表面、網膜色素上皮層など)からの距離を参照して内接/外接位置を特定することもできる。
なお、「層」には、網膜を構成する上記の各層とともに、脈絡膜や強膜やその外部組織なども含まれるものとする。また、層の境界位置には、網膜を構成する上記の層の境界位置とともに、内境界膜と硝子体との境界位置、網膜色素上皮層と脈絡膜との境界位置、脈絡膜と強膜との境界位置、強膜とその外部組織との境界位置なども含まれるものとする。
(層厚演算部)
層厚演算部233は、層位置特定部232により特定された層の位置に基づいて、眼底Efの所定部位の厚さを演算する処理を行う。
ここで、眼底Efの所定部位とは、前述した眼底Efの複数の層のうちの1つ以上の層を意味する。たとえば、網膜色素上皮層単独でも「所定部位」に相当し、内境界膜から内顆粒層までの複数層でも「所定部位」に相当する。
また、厚さの演算対象となる「所定部位」としては、たとえば、内境界膜から神経繊維層までの厚さ(神経繊維層厚)、内境界膜から内顆粒層(視細胞の内接/外接位置)までの厚さ(網膜厚)、内境界膜から網膜色素上皮層までの厚さ(網膜厚)などがある。なお、これら3つの例のうちの第2、第3の例は、それぞれ定義は異なるが、網膜厚を表している。
層厚演算部233が実行する処理の例を説明する。層位置特定部232は、前述のように、断層画像における眼底Efの層の位置(境界位置)を特定する。このとき、少なくとも2つの境界位置(すなわち、少なくとも1つの層)が特定される。層厚演算部233は、特定された境界位置のうちの所定の2つの境界位置の間の距離を演算する。
より具体的には、層厚演算部233は、断層画像を構成する各深度方向の画像について、2つの境界位置に相当する画素の間の距離(深度方向の距離)を演算する。このとき、深度方向の画像の各画素には、前述のxyz座標系による座標値が割り当てられている(x座標値、y座標値は、それぞれ一定である。)。層厚演算部233は、この座標値から画素間の距離を演算することができる。また、層厚演算部233は、2つの境界位置にそれぞれ相当する画素の間の画素数と、隣接画素間の距離(既知)とに基づいて、目的の距離を演算することもできる。
層厚分布演算部231は、層厚演算部233により取得された眼底Efの複数の位置における層の厚さに基づいて、この層の厚さの分布を表す情報(層厚分布情報)を生成する。層厚分布情報としては、所定の断面位置における層の厚さの分布をグラフで表現した層厚グラフがある。また、層厚分布情報としては、層の厚さの1次元的又は2次元的な分布を、層の厚さに応じて色分けして表現する層厚分布画像を適用してもよい。
層厚分布情報を生成する処理について、より具体的に説明する。層厚演算部233により取得される情報は、層厚の解析位置と層厚の値とを関連付ける情報である。すなわち、上記のように、層厚は深度方向の画像ごとに求められ、また、各深度方向の画像にはxyz座標系(又はxy座標系)の座標値が割り当てられている。よって、層厚演算部233は、xyz座標系(又はxy座標系)で定義される解析位置と、当該解析位置の深度方向の画像から演算される層厚の値とを関連付けることができる。
層厚分布演算部231は、このような解析位置と層厚の値とを関連付ける情報を、たとえば解析位置に応じて配列させることにより層厚分布情報を生成することができる。
また、層厚分布演算部231は、層厚演算部233により取得された情報から、所定の断面位置(xyz座標系やxy座標系で位置が定義されている)に含まれる情報を選択し、選択された情報の層厚の値を解析位置に応じて配列させることにより、層厚グラフを生成することができる。なお、このように生成された情報に基づいて、たとえば、横軸に解析位置を定義し、縦軸に層厚の値をプロットすれば、この層厚グラフを表示することができる。この表示処理は、主制御部211が実行する。
また、層厚分布演算部231は、層厚演算部233により取得された情報から、所定領域(xyz座標系やxy座標系で位置が定義されている)に含まれる情報を選択し、選択された情報の層厚の値を解析位置に応じて配列させるとともに、層位置の値に応じた色を割り当てることにより、層厚分布画像(画像データ)を生成することができる。なお、このように生成された画像データに基づいて、所定領域内の各画素を割り当てられた色で表示することにより、層厚分布画像を表示することができる。この表示処理は、主制御部211が実行する。
(血管領域特定部)
画像処理部230の血管領域特定部234は、眼底Efの断層画像中の血管領域を特定する。血管領域特定部234は、この発明の「特定手段」の一例である。
ここで、血管領域は、前述のように、眼底血管に相当する画像領域に加えて、この画像領域の下方(図1に示すz方向)に位置する画像領域を含んでいてもよい。つまり、血管領域は、被検眼Eの角膜側から眼底を見たときの血管の位置に相当する画像領域であればよい。換言すると、xyz座標系における血管の座標値が(x、y、z)である場合において、この座標値(x、y、z)をxy平面に投影して得られる座標値(x、y)で血管領域の位置を表現することができる。
血管領域について図7を参照しつつ説明する。図7に示す眼底Efの断層画像Gは、層領域L1、L2、L3と、境界領域g1、g2、g3、g4を描写している。図7中の符号Vは、眼底血管の断面に相当する画像領域(血管断面領域)を表す。また、符号V′は、血管断面領域Vの直下に位置する画像領域(血管直下領域)を表している。血管領域は、血管断面領域Vと血管直下領域V′を含む画像領域である。符号LSは、断層画像Gを取得するときの信号光の照射方向を表している。
血管断面領域Vや血管直下領域V′は、血管壁や血液や血流などに起因するノイズによって明瞭に表示されない。したがって、血管断面領域Vや血管直下領域V′においては、層領域L2、L3や境界領域g2〜g4は明瞭に描写されない。それにより、血管断面領域Vや血管直下領域V′において、層厚を高確度で演算することは困難である。
以下、断層画像中の血管領域を特定する処理の例を説明する。
第1の処理例として、血管領域特定部234は、眼底Efの断層画像を解析して血管領域を特定する。この処理は、たとえば、次のようにして実行される。なお、この処理例においては、層位置特定部232により、断層画像中における所定の層位置が予め特定されているものとする。この所定の層位置は、たとえば内接/外接位置であるとする。
血管領域特定部234は、まず、断層画像中の内接/外接位置上の画素に対して、眼底Efの深度方向(+z方向及び/又は−z方向)に位置する複数の画素を断層画像から抽出する。
この処理の具体例を図8に示す。境界領域g3を内接/外接位置とする。符号Pは、境界領域g3上の任意の画素である。血管領域特定部234は、画素Pよりも眼底表面側(−z方向)に位置する画素pα(α=1〜5)と、画素Pの直下(+z方向)に位置する画素pβ(β=1〜5)を断層画像Gから抽出する。
なお、抽出される画素の個数は任意である。また、抽出される画素の個数は、+z方向と−z方向とで同じであってもよいし異なってもよい。また、+z方向の画素のみを抽出してもよいし、−z方向の画素のみを抽出してもよい。また、境界領域g3上に画素が存在しない場合には、境界領域g3の最も近くに位置する画素を境界領域g3上の画素とみなすことができる。
次に、血管領域特定部234は、画素pα、pβ(及び画素P)の各画素値(輝度値)を取得し、これら画素値のばらつきを表す統計値を算出する。この統計値としては、標準偏差や分散など、複数の画素値を母集団としたときに当該複数の画素値のばらつきを定義する任意の値を用いることができる。
次に、血管領域特定部234は、この統計値が所定範囲に含まれるか判断する。たとえば統計値が標準偏差や分散である場合には、或る閾値以下の範囲を上記所定範囲として設定できる。より具体的に説明すると、当該閾値をΣとし、画素Pに対応する統計値を標準偏差σ(P)とした場合、血管領域特定部234は「σ(P)≦Σ」であるか判断する。
なお、閾値Σは、たとえば、断層画像Gの次のような特徴に基づいて設定される。断層画像Gは、眼底Efの微細構造(層領域や境界領域)を表す画像であるが、血管領域については微細構造を表現できない。断層画像Gが輝度画像である場合には、血管領域はほぼ一様に黒く表現される。つまり、血管領域中の画素はほぼ一様に低い輝度値を有している。閾値Σは、境界領域g3上の画素について、それが血管領域中の画素であるのか否かを判断するために用いられる。このような閾値Σは、たとえば、多数の断層画像について、血管領域中の画素の輝度値の標準偏差と、それ以外の画像領域の画素の輝度値の標準偏差とを比較し、比較結果を統計的に処理(たとえば平均を取るなど)して決定することが可能である。なお、閾値Σの決定方法はこれに限定されるものではない。また、標準偏差以外の統計値についても、同様に決定することが可能である。
血管領域特定部234は、境界領域g3上の各画素Pについてこのような判断を行う。そして、血管領域特定部234は、統計値が所定範囲に含まれるような画素を特定する。上記の具体例においては、血管領域特定部234は、標準偏差σ(P)が閾値Σ以下であるような境界領域g3上の画素Pを特定する。それにより、次のような画素の集合Sが得られる:S={境界領域g3上の画素P:σ(P)≦Σ}。
集合Sは、境界領域g3上の画素Pのうち、血管領域内に位置すると判断された画素の集合である。血管領域特定部234は、以上のようにして、断層画像中の血管領域を特定する。以上で、第1の処理例の説明を終了する。
血管領域特定部234の第2の処理例を説明する。第2の処理例を適用する場合には、断面位置の異なる複数の断層画像が事前に取得される。複数の断層画像は、たとえば、互いに平行な断面を有する(図10に示す断層画像G1〜Gmを参照)。
血管領域特定部234は、まず、複数の断層画像をそれぞれ眼底Efの深度方向(z方向)に積算して積算画像を形成する。この処理は、たとえば次のように実行される。断層画像は、信号光LSの照射位置(走査点)における深度方向の画像(1次元画像)を配列して形成された画像である。血管領域特定部234は、各1次元画像中の画素の画素値(輝度値)を積算することにより積算画像を形成する。
積算画像は、信号光LSの走査領域における眼底Efの表面形態を擬似的に表現した画像であり、眼底カメラユニット1Aで撮影した眼底画像Ef′と同様の画像である。なお、図10の説明の後に、断層画像G1〜Gmから積算画像を形成する処理の例を説明する。
次に、血管領域特定部234は、積算画像を解析し、眼底Efにおける血管の走行位置を表す走行位置情報を求める。積算画像は、上記のように、眼底Efの表面形態を擬似的に表現した画像である。積算画像には、眼底Efの血管に相当する画像(血管画像)が含まれている。
血管領域特定部234は、たとえば次のようにして、積算画像中の血管画像を抽出する。まず、血管領域特定部234は、積算画像に対して所定のフィルタ処理を施す。このフィルタ処理では、たとえば、階調変換処理、画像強調処理、コントラスト変換処理、エッジ検出処理、画像平均化処理、画像平滑化処理など、積算画像中の血管画像と多の画像領域との識別を容易にするための処理を実行する。
次に、血管領域特定部234は、所定の閾値に基づいて積算画像を二値化する。この閾値は、たとえば多数の積算画像の解析結果に基づいて事前に設定される。なお、積算画像における画素値(輝度値)の分布のヒストグラム等に基づいて当該積算画像固有の閾値を求め、この閾値に基づいて二値化処理を行うこともできる。このような二値化処理により、積算画像中の血管画像が強調される。
血管領域特定部234は、二値化処理後の積算画像の画素値(輝度値)に基づいて血管画像を抽出する。そして、血管領域特定部234は、積算画像中における血管画像の位置を特定し、この血管画像の位置情報を走行位置情報とする。なお、断層画像はxyz座標系にて定義されており、積算画像は断層画像に基づいて形成されることを考慮すると、積算画像もxyz座標系(又はxy座標系)にて定義された画像となる。よって、走行位置情報は、xyz座標系(又はxy座標系)の座標値により定義された積算画像中の血管画像の位置情報である。
最後に、血管領域特定部234は、走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する。このとき、眼底Efの任意の断面位置における断層画像中の血管領域を特定することができる。
たとえば、積算画像の形成処理に供された断層画像については、積算画像を定義する座標系と当該断層画像を定義する座標系とは同じであるので、積算画像中の血管画像と同じ座標値を有する当該断層画像中の画像領域を特定し、この画像領域を血管領域に設定する。
また、積算画像の定義域内の任意の位置に断面が設定された断層画像については、たとえば次のようにして血管領域を特定できる。当該断層画像は、3次元画像の画像データに基づいて形成される(前述)。積算画像を定義する座標系と3次元画像の画像データを定義する座標系とは同じであるので、積算画像中の血管画像と同じ座標値を有する当該断層画像中の画像領域を特定し、この画像領域を血管画像に設定する。
なお、3次元画像の画像データに基づかずに、積算画像の定義域内を信号光LSで走査して取得された断層画像についても、後述の走査位置情報を参照することにより、同様に血管領域を特定することが可能である。以上で、第2の処理例の説明を終了する。
血管領域特定部234の第3の処理例を説明する。第3の処理例を適用する場合には、第2の処理例と同様の複数の断層画像と、眼底画像Ef′とが事前に取得される。
血管領域特定部234は、まず、眼底画像Ef′を解析して、眼底Efにおける血管の走行位置を表す走行位置情報を求める。この走行位置情報は、たとえば、第2の処理例と同様のフィルタ処理を眼底画像Ef′に施し、x方向やy方向における画素値(輝度値)の変化を検出して眼底画像Ef′中の血管画像を特定し、この血管画像の画素の座標値を収集することにより作成される。
次に、血管領域特定部234は、第2の処理例と同様に積算画像を形成する。積算画像は、前述のように、眼底Efの表面形態を擬似的に表現した画像であり、眼底画像Ef′と同様の画像である。
次に、血管領域特定部234は、眼底画像Ef′と積算画像との位置合わせを行う。この処理は、たとえば、眼底画像Ef′中の特徴的な領域(特徴領域)と、積算画像中の特徴領域とを位置合わせすることにより実行できる。特徴領域としては、たとえば、血管領域、視神経乳頭に相当する画像領域、黄斑部に相当する画像領域、血管の分岐位置などがある。なお、画像の位置合わせ処理は、たとえば、パターンマッチングや画像相関など、公知の画像処理を用いて行うことができる。このような位置合わせ処理により、眼底画像Ef′が定義された座標系と、積算画像が定義された座標系との間の座標変換式が得られる。
次に、血管領域特定部234は、上記位置合わせの結果に基づいて、眼底画像Ef′中の血管画像に対応する積算画像中の画像領域を特定する。この処理は、たとえば、上記座標変換式を用いて、走行位置情報に示す眼底画像Ef′中の血管画像の座標値を、積算画像が定義された座標系の座標値に変換することにより行う。それにより、眼底画像Ef′中の血管画像に対応する積算画像中の画像領域(血管画像)が特定される。
次に、血管領域特定部234は、積算画像中の血管画像と断層画像の断面との交差領域(共通領域)を特定する。この処理は、第2の処理例と同様にして実行できる。なお、この交差領域は、眼底表面に相当する画像領域中に定義されている。
最後に、血管領域特定部234は、この交差領域を含むように断層画像の血管領域を特定する。交差領域は、上記のように眼底表面に相当する画像領域に定義されている。血管領域特定部234は、断層画像における当該交差領域の直下の画像領域を血管領域に設定する。たとえば、交差領域の座標値を(x、y)とした場合、血管領域特定部234は、座標値(x、y、z)で定義される画像領域を血管領域に設定する。
このように、第3の処理例では、眼底画像Ef′中の血管領域を特定し、この血管領域に対応する積算画像中の画像領域を特定し、この画像領域と断層画像との共通領域を当該断層画像の血管領域に設定している。一般に、眼底画像Ef′は積算画像よりも明瞭な画像である。したがって、眼底画像Ef′から抽出される血管領域は、積算画像から抽出される血管領域(第2の処理例)よりも確度や精度が高い。よって、第3の処理例によれば、第2の処理例よりも高確度、高精度で血管領域を設定することができる。なお、第3の処理例の確度や精度は、眼底画像Ef′と積算画像との位置合わせ処理にも依存しているので、この位置合わせ処理を好適に行うことも必要である。
以上のような画像処理部230は、マイクロプロセッサ201、RAM202、ROM203、ハードディスクドライブ204(制御プログラム204a)等を含んで構成される。
(ユーザインターフェイス)
ユーザインターフェイス(User Interface;UI)240には、表示部240Aと操作部240Bが設けられている。表示部240Aは、ディスプレイ207等の表示デバイスにより構成される。また、操作部240Bは、キーボード205やマウス206などの入力デバイスや操作デバイスにより構成される。
〔信号光の走査及び画像処理について〕
信号光LSの走査態様及び画像処理の態様について、その一例を説明する。信号光LSは、走査ユニット141により走査される。より詳しくは、信号光LSは、制御部210がミラー駆動機構241、242を制御してガルバノミラー141A、141Bの反射面の向きを変更することにより走査される。
ガルバノミラー141Aは、信号光LSを水平方向(図1のx方向)に走査する。ガルバノミラー141Bは、信号光LS垂直方向(図1のy方向)に走査する。また、ガルバノミラー141A、141Bの双方を同時に動作させることで、xy平面上の任意方向に信号光LSを走査できる。
図9は、眼底Efの画像を形成するための信号光LSの走査態様の一例を表している。図9(A)は、信号光LSが被検眼Eに入射する方向から眼底Efを見た(つまり図1の−z方向から+z方向を見た)ときの、信号光LSの走査態様の一例を表す。また、図9(B)は、眼底Ef上の各走査線における走査点(計測位置)の配列態様の一例を表す。
図9(A)に示すように、信号光LSは、矩形の走査領域R内を走査される。走査領域R内には、x方向に沿った複数(m本)の走査線R1〜Rmが設定されている。走査線Ri(i=1〜m)は、y方向に配列されている。各走査線Riの方向(x方向)を「主走査方向」と呼び、それに直交する方向(y方向)を「副走査方向」と呼ぶ。
各走査線Ri上には、図9(B)に示すように、複数(n個)の走査点Ri1〜Rinが設定されている。なお、走査領域Rや走査線Riや走査点Rijの位置は、計測を行う前に適宜に設定される。
図9に示す走査を実行するために、制御部210は、まず、ガルバノミラー141A、141Bを制御し、眼底Efに対する信号光LSの入射目標を第1の走査線R1上の走査開始位置RS(走査点R11)に設定する。続いて、制御部210は、低コヒーレンス光源160を制御し、低コヒーレンス光L0をフラッシュ発光させて、走査開始位置RSに信号光LSを入射させる。CCD184は、この信号光LSの走査開始位置RSにおける反射光に基づく干渉光LCを受光して電荷を蓄積し、検出信号を生成する。
次に、制御部210は、ガルバノミラー141Aを制御して、信号光LSを主走査方向に走査して、その入射目標を走査点R12に設定し、低コヒーレンス光L0をフラッシュ発光させて走査点R12に信号光LSを入射させる。CCD184は、この信号光LSの走査点R12における反射光に基づく干渉光LCを受光して電荷を蓄積し、検出信号を生成する。
制御部210は、同様にして、信号光LSの入射目標を走査点R13、R14、・・・、R1(n−1)、R1nと順次移動させつつ、各走査点において低コヒーレンス光L0をフラッシュ発光させることにより、各走査点に対応する検出信号を生成させる。
第1の走査線R1の最後の走査点R1nにおける計測が終了したら、制御部210は、ガルバノミラー141A、141Bを同時に制御して、信号光LSの入射目標を、線換え走査rに沿って第2の走査線R2の最初の走査点R21まで移動させる。そして、制御部210は、この第2の走査線R2の各走査点R2j(j=1〜n)について同様の計測を実行させ、各走査点R2jに対応する検出信号をそれぞれ生成させる。
同様に、制御部210は、第3の走査線R3、・・・・、第m−1の走査線R(m−1)、第mの走査線Rmのそれぞれについて計測を行わせ、各走査点に対応する検出信号を生成させる。なお、走査線Rm上の符号REは、走査点Rmnに対応する走査終了位置である。
このようにして、制御部210は、走査領域R内のm×n個の走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)に対応するm×n個の検出信号を生成させる。走査点Rijに対応する検出信号をDijと表すことがある。
以上の制御において、制御部210は、ガルバノミラー141A、141Bを動作させるときに、各走査点Rijの位置情報(xy座標系における座標)を取得する。この位置情報(走査位置情報)は、OCT画像を形成するときなどに参照される。
次に、図9に示す走査が実施された場合における画像処理の例を説明する。
画像形成部220は、各走査線Ri(主走査方向)に沿った眼底Efの断層画像を形成する。また、画像処理部230は、画像形成部220により形成された断層画像に基づいて眼底Efの3次元画像を形成する。
断層画像の形成処理は、従来と同様に、2段階の演算処理を含んで構成される。第1段階では、各検出信号Dijに基づいて、走査点Rijにおける眼底Efの深度方向(図1に示すz方向)の画像を形成する。
第2段階では、走査点Ri1〜Rinにおける深度方向の画像を走査位置情報に基づいて配列させて、走査線Riに沿った断層画像Giを形成する。以上のような処理により、m個の断層画像G1〜Gmが得られる。
画像処理部230は、走査位置情報に基づいて断層画像G1〜Gmを配列させ、隣接する断層画像Gi、G(i+1)の間の画像を補間する補間処理などを行って、眼底Efの3次元画像を生成する。この3次元画像は、たとえば走査位置情報に基づく3次元座標系(x、y、z)により定義されている。
また、画像処理部230は、この3次元画像に基づいて、任意の断面における断層画像を形成できる。断面が指定されると、画像処理部230は、指定断面上の各走査点(及び/又は補間された深度方向の画像)の位置を特定し、各特定位置における深度方向の画像(及び/又は補間された深度方向の画像)を3次元画像から抽出し、抽出された複数の深度方向の画像を走査位置情報等に基づき配列させることにより、指定断面における断層画像を形成する。
なお、図10に示す画像Gmjは、走査線Rm上の走査点Rmjにおける深度方向の画像を表す。同様に、前述した第1段階の処理において形成される、走査点Rijにおける深度方向の画像を「画像Gij」と表す。
ここで、断層画像G1〜Gmに基づく積算画像の形成処理の例を説明する。血管領域特定部234は、断層画像Giを構成する画像Gijを深度方向(z方向)に積算して点状の画像を形成する。
「深度方向に積算する」とは、画像Gijを構成する画素の輝度値を深度方向に足し合わせる(投影する)演算を意味する。したがって、画像Gijを積算して得られる点状の画像は、画像Gijの各z位置における輝度値を深度方向に足し合わせた輝度値を有している。また、点状の画像の位置は、xy座標系による画像Gijの座標値と同じである。
血管領域特定部234は、信号光LSの一連の走査によって得られるm個の断層画像G1〜Gmのそれぞれについて上記の積算処理を実行する。それにより、走査領域Rに2次元的に分布したm×n個の点状の画像からなる積算画像が形成される。この積算画像は、走査領域Rにおける眼底画像Ef′と同様に、眼底Efの表面の形態を表す画像となる。
信号光LSの走査態様は、上記のものに限定されるものではない。たとえば、信号光LSを水平方向(x方向)にのみ走査させたり、垂直方向(y方向)にのみ走査させたり、縦横1本ずつ十字型に走査させたり、放射状に走査させたり、円形状に走査させたり、同心円状に走査させたり、螺旋状に走査させたりできる。すなわち、前述のように、走査ユニット141は、信号光LSをx方向及びy方向にそれぞれ独立に走査できるように構成されているので、xy面上の任意の軌跡に沿って信号光LSを走査することが可能である。
[使用形態]
眼底観察装置1の使用形態について説明する。図11及び図12に示すフローチャートは、それぞれ、眼底観察装置1の使用形態の一例を表している。図11に示す使用形態は、断層画像に基づいて血管領域を特定する場合の例である。図12に示す使用形態は、眼底画像Ef′と断層画像に基づいて血管領域を特定する場合の例である。
〔第1の使用形態〕
図11を参照して、眼底観察装置1の第1の使用形態を説明する。図11には記載されていないが、この使用形態において眼底画像Ef′を適宜に撮影することが可能である。
まず、被検眼Eに対する光学系のアライメントを行う(S1)。アライメントは、従来の眼底カメラと同様にして行われる。たとえば、被検眼Eにアライメント輝点(図示せず)を投影してその状態を観察しつつ眼底カメラユニット1Aの位置を調整することによりアライメントを行う。
次に、参照ミラー174の位置を調整し、信号光と参照光との干渉状態を調整する(S2)。このとき、眼底Efの所望の深度位置の画像が明瞭になるように調整を行う。たとえば、眼底Efの内接/外接位置が明瞭に視認できるように干渉状態を調整する。なお、参照ミラー174の位置調整は、操作部240Bを用いて手作業で行ってもよいし、自動的に行うようにしてもよい。
干渉状態の調整が終わったら、オペレータは、操作部240Bにより所定の操作を行ってOCT画像の取得を指示する(S3)。
この指示に基づく信号を制御部240Bから受けた主制御部211は、低コヒーレンス光源160、走査ユニット141、CCD184、画像形成部220等を制御して、OCT画像を取得させる(S4)。ここで、OCT画像として、図10に示す断層画像G1〜Gmが取得されたものとする。
画像処理部230は、断層画像Giに基づいて、眼底Efの3次元画像の画像データを形成する(S5)。
次に、この3次元画像の定義域(走査領域R)内に断面位置を設定する(S6)。断面位置の設定は、オペレータが手作業で行ってもよいし、眼底観察装置1が自動で行ってもよい。
前者の場合、たとえば、3次元画像を表示部240Aに表示させ、これを参照しつつ操作部240Bを用いて断面位置を設定する。また、事前に眼底画像Ef′が撮影された場合には、眼底画像Ef′を表示して断面位置を設定するようにしてもよい。この場合には、積算画像を用いるなどして、眼底画像Ef′と3次元画像との位置合わせを行う。
後者の場合、たとえば、予め定められた断面位置を画像処理部230が自動的に設定する。このとき、画像処理部230は、3次元画像を解析し、当該断面位置に相当する3次元画像中の領域を特定する。具体例として、3次元画像を解析して、眼底表面の窪みの最深部を探索して中心窩とし、この中心窩を中心とし、所定半径を有する円形の領域を断面位置として設定する。以下、このような円形の断面位置が設定された場合について説明する。
画像処理部230は、3次元画像の画像データに基づいて、この円形の断面位置の断層画像を形成する(S7)。
層厚分布演算部231は、この断層画像の断面における眼底Efの層の厚さの分布を表す層厚分布情報を生成する(S8)。
血管領域特定部234は、この断層画像中の血管領域を特定する(S9)。このとき、前述した第1の処理例又は第2の処理例が適用される。
主制御部211は、ステップ8で得られた層厚分布情報を表示部240Aに表示させるとともに、ステップ9で得られた血管領域の位置を表す血管位置情報を層厚分布情報上に表示させる(S10)。以上で、第1の使用形態は終了となる。
図13は、層厚分布情報及び血管位置情報の表示態様の例を表す。この表示態様では、層厚分布情報として層厚グラフRTが表示される。層厚グラフRTの横軸は、上記の円形の断面位置にそって定義されている。横軸方向の距離は画素数で定義されている。また、層厚グラフRTの縦軸は層厚の値を表している。層厚の値の単位はμmである。このように、層厚グラフRTは、当該断面位置における層厚の分布を表すものである。
この例では、ステップ9において、断層画像中に2つの血管領域(第1、第2の血管領域)が特定されたものとする。この表示態様では、図13に示すように、第1の血管領域の位置を表す血管位置情報W1と、第2の血管領域の位置を表す血管位置情報W2が含まれている。各血管位置情報W1、W2は、当該断面における血管領域の位置に表示された、縦軸方向に延びる画像(血管位置画像)である。
このように、層厚グラフRT上に血管位置情報W1、W2を表示させることにより、層厚グラフRT上のどの位置が血管領域に相当しているかを容易に把握できる。換言すると、血管位置情報W1、W2により、断層画像の断面のどの位置において層厚を確度良く解析できなかったかを容易に把握できる。
なお、図13においては、血管位置情報W1、W2の表示位置において層厚グラフRTが途切れているが、当該表示位置における解析結果を用いて連続的な層厚グラフRTを表示させてもよい。
他の表示態様を図14に示す。図14の表示態様では、層厚分布情報及び血管位置情報とともに、ステップ7で形成された断層画像を表示させている。
この表示態様では、眼底Efの断層画像Gと層厚グラフRTとを並べて表示させる。断層画像Gは、ステップ7で形成されたものである。断層画像Gの表示サイズは、層厚グラフRTの表示サイズに合わせられている。層厚グラフRT上には、図13と同様に、血管位置情報W1、W2が表示されている。
断層画像Gと層厚グラフRTの並列表示についてより詳しく説明する。断層画像Gと層厚グラフRTは、縦方向に並んで表示される。断層画像Gは、その断面に沿った方向(横方向)が、層厚グラフRTの横軸方向に一致するように表示される。また、断層画像Gの横方向のサイズは、層厚グラフRTの横軸のサイズに一致されている。
断層画像G上には、血管断面領域を表す画像(血管断面画像)V1、V2が表示される。なお、血管断面領域については前述した(図7を参照)。断層画像Gにおいて、第1の血管領域は、血管断面画像V1とその直下の領域とを含んでいる。同様に、第2の血管領域は、血管断面画像V2とその直下の領域とを含んでいる。
血管位置情報W1は、層厚グラフRT上における第1の血管領域に対応する位置を表している。同様に、血管位置情報W2は、層厚グラフRT上における第2の血管領域に対応する位置を表している。
血管断面画像V1と血管位置情報W1は、横方向(横軸方向)の同位置に表示される。それにより、断層画像G中の第1の血管領域の表示位置と、層厚グラフRT中の血管位置情報W1の表示位置とが互いに対応付けられる。
同様に、血管断面画像V2と血管位置情報W2は、横方向(横軸方向)の同位置に表示される。それにより、断層画像G中の第2の血管領域の表示位置と、層厚グラフRT中の血管位置情報W2の表示位置とが互いに対応付けられる。
このように、層厚グラフRTと断層画像Gとを並べて表示させることにより、眼底Efの断面の状態と層厚の双方を把握できるという利点がある。
また、層厚グラフRT上の血管位置情報W1、W2と、断層画像G中の血管領域(血管断面画像V1、V2)を、互いの表示位置を対応づけて表示させることにより、断層画像中の血管位置と層厚グラフRTとの関連を把握できるという利点がある。
〔第2の使用形態〕
図12を参照して、眼底観察装置1の第2の使用形態を説明する。まず、被検眼Eに対する光学系のアライメントを行い(S21)、更に、信号光と参照光との干渉状態を調整する(S22)。
オペレータがOCT画像の取得を指示すると(S23)、眼底観察装置1はOCT画像を取得する(S24)。ここで、OCT画像として断層画像G1〜Gmが取得されたものとする。
次に、オペレータは、眼底Efの表面の2次元画像の撮影を指示する(S25)。主制御部211は、眼底カメラユニット1Aを制御し、眼底画像Ef′を撮影させる(S26)。なお、眼底画像Ef′を撮影するタイミングは、OCT画像の取得前であってもよい。
画像処理部230は、ステップ24で取得された断層画像Giに基づいて、眼底Efの3次元画像の画像データを形成する(S27)。
次に、3次元画像の定義域(走査領域R)内に断面位置を設定する(S28)。断面位置の設定は、第1の使用形態と同様に、オペレータが手作業で行ってもよいし、眼底観察装置1が自動で行ってもよい。
画像処理部230は、3次元画像の画像データに基づいて、この円形の断面位置の断層画像を形成する(S29)。
層厚分布演算部231は、この断層画像の断面における眼底Efの層の厚さの分布を表す層厚分布情報を生成する(S30)。
血管領域特定部234は、この断層画像中の血管領域を特定する(S31)。この処理は、ステップ26で撮影された眼底画像Ef′と、ステップ27で形成された3次元画像の画像データに基づいて、前述の第3の処理例を適用することにより実行される。
主制御部211は、ステップ30で得られた層厚分布情報を表示部240Aに表示させるとともに、ステップ31で得られた血管領域の位置を表す血管位置情報を層厚分布情報上に表示させる(S32)。以上で、第2の使用形態は終了となる。
層厚分布情報及び血管位置情報の表示態様を説明する。層厚分布情報及び血管位置情報のみを表示させる場合には、図13と同様の表示態様を適用できる。また、層厚分布情報及び血管位置情報とともに断層画像を表示する場合には、図14と同様の表示態様を適用できる。
第2の使用形態では、ステップ26で眼底画像Ef′を撮影している。図15は、層厚分布情報、血管位置情報及び断層画像とともに、眼底画像Ef′を表示させる場合の表示画面300が記載されている。
表示画面300には、断層画像表示部301、眼底画像表示部302及び層厚分布情報表示部303が設けられている。断層画像表示部301と眼底画像表示部302は、画面の横方向に並んで設けられている。また、断層画像表示部301と層厚分布情報表示部303は、画面の縦方向に並んで設けられている。
断層画像表示部301には、ステップ29で形成された、円形の断面位置における断層画像Gが表示される。眼底画像表示部302には、ステップ26で撮影された眼底画像Ef′が表示される。層厚分布情報表示部303には、ステップ30で生成された層厚グラフRTが表示される。
図13、図14と同様に、断層画像G上には、血管断面画像V1、V2が表示されている。血管断面画像V1と血管位置情報W1は、横方向(横軸方向)の同位置に表示される。それにより、断層画像G中の第1の血管領域の表示位置と、層厚グラフRT中の血管位置情報W1の表示位置とが互いに対応付けられる。また、層厚グラフRT上には、血管位置情報W1、W2が表示されている。血管断面画像V2と血管位置情報W2は、横方向(横軸方向)の同位置に表示される。それにより、断層画像G中の第2の血管領域の表示位置と、層厚グラフRT中の血管位置情報W2の表示位置とが互いに対応付けられる。
眼底画像Ef′上には、積算画像G′が表示されている。積算画像G′は、前述の位置合わせ処理の結果に基づく眼底画像Ef′上の位置に表示される。また、眼底画像Ef′上には断面位置画像Tが表示されている。断面位置画像Tは、断層画像Gの円形の断面位置を表している。
このように、層厚分布情報、血管位置情報、断層画像及び眼底画像Ef′を表示させることにより、これらの情報をまとめて把握できるという利点がある。
また、眼底画像Ef′上に断面位置画像Tを表示させることにより、眼底画像Ef′上における断層画像Gの断面位置を容易に把握できる。また、断面位置画像Tにより、眼底画像Ef′上のどの領域の層厚が計測されたかを容易に把握できる。
[作用・効果]
眼底観察装置1の作用及び効果について説明する。
眼底観察装置1は、眼底Efの複数の断層画像G1〜Gmを形成し、断層画像G1〜Gmに基づく断層画像Gについて、その断面における眼底Efの層厚分布を演算する。また、眼底観察装置1は、断層画像G中の血管領域を特定する。更に、眼底観察装置1は、当該層厚分布を表す層厚分布情報を表示するとともに、当該血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示する。
このような眼底観察装置1によれば、眼底Efの層厚の解析結果(層厚分布情報)中のどの部分が、血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することができる。それにより、血管の位置を層厚の解析結果に反映させることにより、層厚を参照する診断の精度の向上を図ることができる。
また、眼底観察装置1は、眼底Efの複数の断層画像G1〜Gmを形成し、眼底Efの表面の2次元画像(眼底画像Ef′)を撮影する。眼底観察装置1は、断層画像G1〜Gmに基づく断層画像Gについて、その断面における眼底Efの層厚分布を演算する。また、眼底観察装置1は、眼底画像Ef′に基づいて眼底Efにおける血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、この走行位置情報に基づいて断層画像G中の血管領域を特定する。更に、眼底観察装置1は、当該層厚分布を表す層厚分布情報を表示するとともに、当該血管領域の位置を表す血管位置情報を層厚分布情報上に表示する。
このような眼底観察装置1によれば、眼底Efの層厚の解析結果(層厚分布情報)中のどの部分が、血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することができる。それにより、血管の位置を層厚の解析結果に反映させることにより、層厚を参照する診断の精度の向上を図ることができる。
また、眼底観察装置1は、眼底Efの複数の断層画像G1〜Gmに基づいて新たな断面位置の断層画像Gを形成し、この新たな断面における眼底Efの層厚分布情報を求める。また、眼底観察装置1は、新たな断層画像G中の血管領域を特定する。更に、眼底観察装置1は、新たな血管領域Gの位置を表す血管位置情報を、新たな層厚分布を表す層厚分布情報上に表示させるようになっている。
このような構成とすることにより、断層画像G1〜Gmの計測範囲(走査領域R)内の任意の断面位置における層厚分布情報と血管領域とを取得して表示することができる。
[変形例]
以上に説明した構成は、この発明に係る眼底観察装置を好適に実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜に施すことが可能である。
たとえば、層厚分布情報は、上記実施形態の層厚グラフに限定されるものではなく、或る断面位置における眼底の層の厚さの分布を表現する任意の情報であればよい。
また、血管位置情報は、上記実施形態の血管位置情報に限定されるものではなく、断層画像中の血管領域に相当する層厚分布情報中の部分を示す任意の情報であればよい。たとえば、血管領域に相当する層厚グラフの部分の表示色を変更するように構成できる。
また、眼底Efの層厚分布情報を生成する処理は、上記実施形態に限定されるものではない。同様に、断層画像中の血管領域を特定する処理は、上記実施形態の3つの処理例に限定されるものではない。
また、眼底画像を撮影しない構成を適用する場合には、眼底画像を撮影するための構成(従来の眼底カメラに相当する構成部分)を設ける必要はなく、OCT画像を取得するための構成のみを設ければ十分である。
上記の実施形態においては、参照ミラー174の位置を変更して信号光LSの光路と参照光LRの光路との光路長差を変更しているが、光路長差を変更する手法はこれに限定されるものではない。たとえば、被検眼Eに対して眼底カメラユニット1A及びOCTユニット150を一体的に移動させて信号光LSの光路長を変更することにより光路長差を変更することができる。また、被検者の頭部を深度方向(z方向)に移動させることにより光路長差を変更することもできる。
[眼科画像処理装置]
この発明に係る眼科画像処理装置について説明する。眼科画像処理装置は、コンピュータを含んで構成される。眼科画像処理装置は、上記実施形態の演算制御装置200とほぼ同様の構成を有する。以下、眼科画像処理装置の構成を説明する。
この発明に係る眼科画像処理装置の第1の構成例について説明する。この眼科画像処理装置は、受付手段、演算手段、特定手段、表示手段及び制御手段を備える。
受付手段は、外部装置から眼底の断層画像を受け付ける。受付手段は、たとえばLANカード等のネットワークアダプタを含んで構成され、LAN等の通信回線を介して外部装置と通信する機能を有する。外部装置としては、NAS等の記憶装置や、OCT画像を取得する光画像計測装置などがある。
演算手段は、受付手段が受け付けた断層画像(又はこの断層画像を基に形成された断層画像)に基づいて、断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する。演算手段は、上記実施形態の層厚分布演算部231と同様の構成を有する。
特定手段は、受付手段が受け付けた断層画像(又はこの断層画像を基に形成された断層画像)に基づいて、断層画像中の血管領域を特定する。特定手段は、上記実施形態の血管領域特定部234と同様の構成を有する。
制御手段は、演算手段により取得された層厚分布を表す層厚分布情報を表示手段に表示させる。更に、制御手段は、特定手段により特定された血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示させる。制御手段は、上記実施形態の制御部210と同様の構成を有する。
このような眼科画像処理装置によれば、眼底の層厚の解析結果(層厚分布情報)中のどの部分が、血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することができる。
この発明に係る眼科画像処理装置の第2の構成例について説明する。この眼科画像処理装置は、第1の構成例と同様に、受付手段、演算手段、特定手段、表示手段及び制御手段を備える。
受付手段は、眼底の断層画像と前記眼底の表面の2次元画像とを受け付ける。
特定手段は、当該2次元画像に基づいて眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、この走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する。
制御手段は、演算手段により取得された層厚分布を表す層厚分布情報を表示手段に表示させるとともに、特定手段により特定された血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示させる。
このような眼科画像処理装置によれば、眼底の層厚の解析結果(層厚分布情報)中のどの部分が、血管領域を解析して得られた部分であるかを明示することができる。
なお、この発明に係る眼科画像処理装置に、上記実施形態で説明した任意の構成を適宜に付加することが可能である。
[プログラム]
この発明に係るプログラムについて説明する。上記実施形態の制御プログラム204aは、この発明に係るプログラムの一例である。この発明に係るプログラムは、コンピュータに後述の機能を付与させるものである。
この発明に係るプログラムの第1の例は、眼底の断層画像を受け付ける受付手段と、表示手段とを有するコンピュータを次の各手段として機能させる:(1)断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段;(2)断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段;(3)当該層厚分布を表す層厚分布情報を表示手段に表示させるとともに、当該血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示させる制御手段。
このようなプログラムによれば、眼底の層厚の解析結果(層厚分布情報)中のどの部分が、血管領域を解析して得られた部分であるかを明示するようにコンピュータを制御することができる。
この発明に係るプログラムの第2の例は、眼底の断層画像と眼底表面の2次元画像とを受け付ける受付手段と、表示手段とを有するコンピュータを次の各手段として機能させる:(1)断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段;(2)当該2次元画像に基づいて眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、この走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段;(3)当該層厚分布を表す層厚分布情報を表示手段に表示させるとともに、当該血管領域の位置を表す血管位置情報を当該層厚分布情報上に表示させる制御手段。
このようなプログラムによれば、眼底の層厚の解析結果(層厚分布情報)中のどの部分が、血管領域を解析して得られた部分であるかを明示するようにコンピュータを制御することができる。
この発明に係るプログラムを、コンピュータにより読み取り可能な任意の記録媒体に記憶させることができる。この記録媒体としては、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)などを用いることが可能である。また、ハードディスクドライブやメモリ等の記憶装置に記憶させることも可能である。更に、インターネットやLAN等のネットワークを通じてこのプログラムを送信することも可能である。
この発明に係る眼底観察装置の実施形態の全体構成の一例を表す概略構成図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態における眼底カメラユニットに内蔵される走査ユニットの構成の一例を表す概略構成図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態におけるOCTユニットの構成の一例を表す概略構成図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態における演算制御装置のハードウェア構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態の制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態の制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態により形成される断層画像の態様の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態による血管位置を特定する処理の一例を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態による信号光の走査態様の一例を表す概略図である。図9(A)は、被検眼に対する信号光の入射側から眼底を見たときの信号光の走査態様の一例を表している。また、図9(B)は、各走査線上の走査点の配列態様の一例を表している。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態による信号光の走査態様、及び、各走査線に沿って形成される断層画像の態様の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態の使用形態の一例を表すフローチャートである。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態の使用形態の一例を表すフローチャートである。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態による層厚分布情報及び血管位置情報の表示態様の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態による層厚分布情報及び血管位置情報の表示態様の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底観察装置の実施形態による層厚分布情報及び血管位置情報の表示態様の一例を表す概略図である。
符号の説明
1 眼底観察装置
1A 眼底カメラユニット
141 走査ユニット
150 OCTユニット
160 低コヒーレンス光源
174 参照ミラー
180 スペクトロメータ
184 CCD
200 演算制御装置
210 制御部
211 主制御部
212 記憶部
220 画像形成部
230 画像処理部
231 層厚分布演算部
232 層位置特定部
233 層厚演算部
234 血管領域特定部
240 ユーザインターフェイス
240A 表示部
240B 操作部

Claims (15)

  1. 低コヒーレンス光を出力する光源と、
    前記低コヒーレンス光を信号光と参照光とに分割し、眼底を経由した前記信号光と参照物体を経由した参照光とを重畳させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、
    前記干渉光を検出して検出信号を生成する検出手段と、
    前記検出信号に基づいて前記眼底の断層画像を形成する画像形成手段と、
    前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、
    前記断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、
    表示手段と、
    前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼底観察装置。
  2. 低コヒーレンス光を出力する光源と、
    前記低コヒーレンス光を信号光と参照光とに分割し、眼底を経由した前記信号光と参照物体を経由した参照光とを重畳させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、
    前記干渉光を検出して検出信号を生成する検出手段と、
    前記検出信号に基づいて前記眼底の断層画像を形成する画像形成手段と、
    前記眼底の表面の2次元画像を撮影する撮影手段と、
    前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、
    前記2次元画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、
    表示手段と、
    前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼底観察装置。
  3. 前記制御手段は、前記層厚分布情報及び前記血管位置情報とともに断層画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼底観察装置。
  4. 前記制御手段は、前記層厚分布情報上の血管位置情報と断層画像中の血管領域とを、互いの表示位置を対応づけて表示させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の眼底観察装置。
  5. 前記制御手段は、前記断面に沿って横軸が定義され層厚の値を縦軸とするグラフを前記層厚分布情報として表示させ、前記血管領域の位置を表す血管位置画像を前記血管位置情報として表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼底観察装置。
  6. 前記制御手段は、前記グラフに合わせた表示サイズの断層画像を前記グラフとともに表示させ、該断層画像中の血管領域に対応する前記グラフ上の位置に前記血管位置画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の眼底観察装置。
  7. 前記演算手段は、前記眼底の断層画像に基づいて断層画像中の所定の層位置を特定し、
    前記特定手段は、前記所定の層位置上の画素に対して前記眼底の深度方向に位置する複数の画素を抽出し、前記複数の画素の画素値のばらつきを表す統計値を算出し、前記統計値が所定範囲に含まれる前記所定の層位置上の画素を特定し、該特定された画素に基づいて前記血管領域を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼底観察装置。
  8. 前記画像形成手段は、断面位置の異なる複数の断層画像を形成し、
    前記特定手段は、前記複数の断層画像をそれぞれ前記眼底の深度方向に積算して積算画像を形成し、前記積算画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて前記血管領域を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼底観察装置。
  9. 前記画像形成手段は、断面位置の異なる複数の断層画像を形成し、
    前記特定手段は、前記複数の断層画像を前記眼底の深度方向に積算して積算画像を形成し、前記2次元画像と前記積算画像とを位置合わせし、前記位置合わせの結果に基づいて、前記走行位置情報に示す前記2次元画像中の画像領域に対応する前記積算画像中における画像領域を特定し、前記積算画像中の画像領域と断層画像の断面との交差領域を特定し、前記交差位置を含むように前記血管領域を設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の眼底観察装置。
  10. 前記画像形成手段は、断面位置の異なる複数の断層画像を形成し、前記複数の断層画像に基づいて新たな断面位置における断層画像を形成し、
    前記演算手段は、前記新たな断層画像に基づいて前記新たな断面における眼底の層厚分布を演算し、
    前記特定手段は、前記複数の断層画像に基づいて、前記新たな断層画像中の血管領域を特定し、
    前記制御手段は、前記新たな血管領域の位置を表す血管位置情報を、前記新たな層厚分布を表す層厚分布情報上に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼底観察装置。
  11. 前記制御手段は、前記新たな層厚分布情報及び前記新たな血管位置情報とともに前記新たな断層画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の眼底観察装置。
  12. 眼底の断層画像を受け付ける受付手段と、
    前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、
    前記断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、
    表示手段と、
    前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼科画像処理装置。
  13. 眼底の断層画像と前記眼底の表面の2次元画像とを受け付ける受付手段と、
    前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段と、
    前記2次元画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段と、
    表示手段と、
    前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼科画像処理装置。
  14. 眼底の断層画像を受け付ける受付手段と、表示手段とを有するコンピュータを、
    前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段、
    前記断層画像に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段、及び、
    前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 眼底の断層画像と前記眼底の表面の2次元画像とを受け付ける受付手段と、表示手段とを有するコンピュータを、
    前記断層画像に基づいて断層画像の断面における眼底の層厚分布を演算する演算手段、
    前記2次元画像に基づいて前記眼底における血管の走行位置を表す走行位置情報を求め、前記走行位置情報に基づいて断層画像中の血管領域を特定する特定手段、及び、
    前記層厚分布を表す層厚分布情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記血管領域の位置を表す血管位置情報を前記層厚分布情報上に表示させる制御手段として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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