JP6187766B2 - 車両用制御装置 - Google Patents
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例えば、自動運転制御により交差点手前で自動停止された後にアイドリングストップされた場合において、車両を交差点で右折させようとする場合に、このような問題が顕著となる。具体的には、ドライバは、自車両の対向車線を走行する他車両間の車間距離が十分開いた際にアクセルペダルを踏んで右折しようとするが、ドライバがアクセルペダルを踏み込み始めた際にエンジンが再始動されて、それから遅れて車両が発進するため、つまりアクセルペダルの踏み込みに応じて車両が速やかに発進しないため、交差点への進入が遅れてしまう。
以上述べたような問題については、上述した特許文献1及び2のいずれにも記載されておらず、当然、それを解決する手法についても記載されていない。
このように構成された本発明においては、自車両が自動停止され、且つエンジンが自動停止され(アイドリングストップ)、尚且つ自車両がこれから他車両の間を横切って走行しようとしている場合に、自車両が走行しようとしている進路を横切って走行する他車両間の車間距離を取得し、その車間距離が判定距離以上である場合に、エンジンを自動で再始動させる。これにより、他車両の間を横切って自車両を移動させようとドライバがアクセルペダルを操作する前に、エンジンを前もって適切に始動させておくことができる。そのため、ドライバがアクセルペダルを実際に操作した際に、自車両を速やかに発進させることができ、他車両の間を横切って自車両を迅速に移動させることが可能となる。
また、本発明においては、自車両が走行しようとしている進路を横切って走行する他車両間の車間距離が判定距離以上であるか否かを判定することにより、自車両がその他車両間を安全に横切って移動できるような車間距離が確保されているか否かを判断する。これにより、自車両が他車両間を安全に横切って移動できるような車間距離が確保されている場合にのみ、エンジンを再始動させることができ、エンジンを無駄に再始動させることを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、自車両がこれから交差点を右折しようとしている場合に、自車両がこれから他車両の間を横切って走行しようとしているものとして、対向車線を走行する他車両のうち、自車両に最も近い第1車両と、その後方の第2車両との車間距離を取得し、車間距離が判定距離以上である場合に、エンジンを自動で再始動させる。これにより、ドライバが右折しようとアクセルペダルを操作する前に、エンジンを前もって適切に始動させておくことができる。そのため、ドライバがアクセルペダルを実際に操作した際に、自車両を速やかに発進させて、交差点を迅速に右折させることができる。
このように構成された本発明においては、自車両が別の車線に合流しようとしている場合に、自車両がこれから他車両の間を横切って走行しようとしているものとして、別の車線を走行する他車両のうち、自車両に最も近い第1車両と、その後方の第2車両との車間距離を取得し、車間距離が判定距離以上である場合に、エンジンを自動で再始動させる。これにより、ドライバが別の車線に合流しようとアクセルペダルを操作する前に、エンジンを前もって適切に始動させておくことができる。そのため、ドライバがアクセルペダルを実際に操作した際に、自車両を速やかに発進させて、別の車線に迅速に移動させることができる。
このように構成された本発明においては、上述した第1車両と第2車両との相対速度に基づいて、車間距離を判定するための判定距離を設定するので、自車両が第1車両と第2車両との間を安全に横切って移動できるような車間距離が確保されているか否かを、より的確に判定することができる。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態による車両用制御装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用制御装置が搭載された車両の電気的構成を示すブロック図である。なお、図1には、本実施形態に関連する構成要素のみを図示している。
また、ECU5は、機能的には、エンジン8を自動停止(アイドリングストップ)させるエンジン停止部5aと、所定の車両間の車間距離を取得する車間距離取得部5bと、所定の車両間の相対速度を取得する相対速度取得部5cと、停止中のエンジン8を自動で再始動させるエンジン再始動部5dと、を有する。
他方で、ECU5は、車両10の停止時に所定条件が成立した場合に、エンジン8を自動停止させる制御(アイドリングストップ制御)を行う。例えば、ECU5は、燃料噴射を停止させる制御を行う。更に、ECU5は、アイドリングストップ中にドライバによってペダル操作や所定のスイッチ操作などが行われた際に、エンジン8を再始動させる制御を行う。例えば、ECU5は、スタータによりエンジン8をクランキングさせてから、燃料噴射などを開始させる。
その結果、車両10が自動停止されていない場合には、ECU5は、以降の処理を行わず、ステップS1に戻る。この場合には、上述した本実施形態による制御の実行条件が成立していないからである。
その結果、エンジン8がアイドリングストップ中でない場合には、ECU5は、以降の処理を行わず、ステップS1に戻る。この場合には、上述した本実施形態による制御の実行条件が成立していないからである。
1つの例では、ECU5は、ドライバによって右ウィンカーが操作されたか否かに基づいて、車両10が右折しようとしているか否かを判定する。右ウィンカーが操作されたか否かについては、右ウィンカーの操作に対応する操作信号の入力の有無に基づいて判定すればよい。
他の例では、ECU5は、車両10が位置するレーンが右折レーンであるか否かに基づいて、車両10がこれから右折しようとしているか否かを判定する。この場合、ECU5は、GPS受信機から得られた車両10の現在位置と、ナビゲーション装置が記憶する地図データとに基づいて、車両10が位置するレーンが右折レーンであるか否かを判定すればよい。
更に他の例では、ECU5は、ナビゲーション装置が設定したルート情報に基づいて、車両10が右折しようとしているか否かを判定する。
なお、ECU5は、ここで述べた3つの例を組み合わせて、車両10が右折しようとしているか否かを判定してもよい。
以上の判定の結果、車両10が右折しようとしていない場合には、ECU5は、以降の処理を行わず、ステップS1に戻る。この場合には、上述した本実施形態による制御の実行条件が成立していないからである。
具体的には、ECU5は、まず、ミリ波レーダー1の検出信号に基づいて、自車両V1と対向車線を走行する複数の他車両V2との複数の距離を得て、得られた複数の距離に基づいて、自車両V1に最も近い他車両V2aと、その後方の他車両V2bとを特定する。そして、車間距離取得部5b及び相対速度取得部5cのそれぞれが、特定された他車両V2a及び他車両V2bのそれぞれに対応するミリ波レーダー1の検出信号に基づいて、車間距離L及び相対速度を取得する。
1つの変形例では、本発明は、車両10がこれから別の車線に合流しようとしている場合に適用可能である。この場合、ECU5は、車両10が自動運転制御によって自動停止され、且つエンジン8がアイドリングストップされ、尚且つ車両10がこれから別の車線に合流しようとしている場合において、その車線を走行する他車両間の車間距離が十分に確保されていると判断された場合に、エンジン8を自動で再始動させる制御を行う。
1つの例では、ECU5は、ドライバによって右ウィンカーが操作されたか否かに基づいて、車両10が別の車線に合流しようとしているか否かを判定する。他の例では、ECU5は、GPS受信機から得られた車両10の現在位置と、ナビゲーション装置が記憶する地図データとに基づいて、車両10が別の車線に合流しようとしているか否かを判定する。更に他の例では、ECU5は、ナビゲーション装置が設定したルート情報に基づいて、車両10が別の車線に合流しようとしているか否かを判定する。
その場合、ECU5は、自車両がこれから走行しようとしている進路を横切って走行する他車両間の車間距離を少なくとも1以上取得し、その少なくとも1以上の車間距離が全て判定距離以上である場合に、エンジン8を自動で再始動させる。具体的には、ECU5は、(1)交差点を左折する場合には、大通りを左方向に走行する他車両間の車間距離を取得し、(2)交差点を右折する場合には、大通りを左方向に走行する他車両間の車間距離と、大通りを右方向に走行する他車両間の車間距離と、細街路などの対向車線を走行する他車両間の車間距離と、を取得し、(3)交差点を直進する場合には、大通りを左方向に走行する他車両間の車間距離と、大通りを右方向に走行する他車両間の車間距離と、を取得する。
2 カメラ
3 車速センサ
5 ECU(車両用制御装置)
5a エンジン停止部
5b 車間距離取得部
5c 相対速度取得部
5d エンジン再始動部
7 ブレーキ
8 エンジン
10 車両
Claims (4)
- ドライバによるブレーキペダルの操作なしに車両を自動停止させる車両用制御装置であって、
エンジンを自動停止させるエンジン停止手段と、
ブレーキペダルの操作なしに自車両が自動停止され、且つ上記エンジン停止手段によってエンジンが自動停止されている間に、ドライバによってアクセルペダルが操作されたときに、上記エンジンを自動で再始動させるエンジン再始動手段と、
を有し、
自車両が自動停止され、且つ上記エンジンが自動停止され、尚且つ自車両がこれから他車両の間を横切って走行しようとしている場合に、その他車両間の車間距離を取得する車間距離取得手段を更に有し、
上記エンジン再始動手段は、上記車間距離取得手段によって取得された車間距離が判定距離以上である場合に、ドライバによってアクセルペダルが操作される前に、上記エンジンを自動で再始動させる、
を有することを特徴とする車両用制御装置。 - 上記車間距離取得手段は、上記自車両が右折しようとしている場合に、対向車線を走行する他車両のうち、自車両に最も近い第1車両と、その第1車両後方の第2車両との車間距離を取得する請求項1に記載の車両用制御装置。
- 上記車間距離取得手段は、上記自車両が別の車線に合流しようとしている場合に、その車線を走行する他車両のうち、自車両に最も近い第1車両と、その第1車両後方の第2車両との車間距離を取得する請求項1に記載の車両用制御装置。
- 上記第1車両と上記第2車両との相対速度を取得する相対速度取得手段を更に有し、
上記エンジン再始動手段は、上記相対速度取得手段によって取得された相対速度に基づいて、上記判定距離を設定する請求項2又は3に記載の車両用制御装置。
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