JP6187449B2 - 開閉ルーフ車の整流構造 - Google Patents
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Description
そこで、開閉ルーフを開いた状態における特有の騒音を抑制する様々な技術が提案されている。
上記ウインドウ枠材は、鋼板で構成した枠材、あるいは鋼板で構成した枠材にトリムやガーニッシュを装着した枠材などとすることができる。
上記開閉ルーフが開いた際とは、車両後方に折り畳むように格納される開閉ルーフにおいて、ウインドウ枠材から開閉ルーフの前端が離間開始した状態をいう。
上記離脱手段は、支持部材及び弾性部材をデフレクタから一体的に離脱させる手段、あるいは支持部材を弾性部材から離脱させる手段とすることができる。
具体的には、デフレクタ側連結部と連結部材との間に介在する弾性部材によって、開閉ルーフ車の整流構造は、デフレクタと支持部材とを弾性支持することができる。
上記切欠き部は、弾性部材の一部を開口して形成した切欠き部、あるいは弾性部材の一部に線条の切込みを入れて形成した切欠き部などとすることができる。
これにより、意図しない外力がデフレクタに加わった際、開閉ルーフ車の整流構造は、車体からデフレクタが完全に脱落することを防止できるとともに、乗降中の乗員がバランスを崩すことを防止できる。
具体的には、弾性部材における内周面の断面形状を、車両前方側、及び車両後方側が支持部材に対して離間するように傾斜した形状に形成したことにより、デフレクタは、車両前後方向へ容易に揺動することができる。
まず、本実施形態における車両1について、図1から図4を用いて詳しく説明する。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
この開閉ルーフ20は、車室部8の後方に位置する正面視略門型形状のデッキカバー23の下方に設けた格納空間(図示省略)に折り畳むようにして格納される構成とする。
また、図11(a)は第1連結部332の近傍を説明する説明図を示し、図11(b)は第2連結部333の近傍を説明する説明図を示し、図11(c)は第3連結部334の近傍を説明する説明図を示しいている。
また、図15(a)はローラー収容部335に回転ローラー35を挿入開始した状態を示し、図15(b)はローラー収容部335に回転ローラー35を挿入した状態を示している。
より詳しくは、連結部材32は、ベース部材31の長楕円孔313に挿通するとともに、車両前方側に位置する前部連結部321と、ベース部材31の円形孔312に挿通するとともに、ベース部材31を挟んで車両後方側に位置する後部連結部322と、前部連結部321及び後部連結部322の上端同士を車両前後方向で連結する上部連結部323とで一体形成している。
なお、前部連結部321は、展開位置にデフレクタ33が位置する状態において、長楕円孔313における車幅方向外側の面と当接し、格納位置にデフレクタ33が位置する状態において、長楕円孔313における車幅方向内側の面と当接するように形成している。
なお、連結部材32は、前部連結部321における軸方向の長さに対して、後部連結部322における軸方向の長さが長くなるように、前部連結部321と後部連結部322とを形成している。
弾性部材34は、EPDMなどの合成ゴムであって、車両前後方向に延びる略円筒状の弾性体本体341と、弾性体本体341の両端に形成するとともに、弾性体本体341の外径より大きい外径を有するフランジ部342とで一体形成している。
なお、第1連結部332、第2連結部333、及び第3連結部335は、トーションバーバネである連結部材32の付勢力が作用する付勢力作用部とする。
詳述すると、ローラー収容部335は、平面視において、車幅方向内側の軸部352に対して車幅方向外側の軸部352が車両後方側に位置するように傾けた回転ローラー35を、車幅方向内側かつ車両前方へ向けて車両後方から挿入可能な大きさで開口形成している。
内側軸受け部335bは、図14に示すように、ローラー収容部335における車幅方向内側の内面において、後端近傍に凹設するとともに、外側軸受け部335aに対して車幅方向内側かつ車両後方で対向する位置に形成している。
より詳しくは、図15(a)に示すように、車幅方向外側の軸部352に対して車幅方向内側の軸部352が車両前方に位置するように傾けた回転ローラー35を、車両後方からローラー収容部335に挿入する。
まず、弾性部材34に対して、弾性を有する1本の金属製丸棒材を挿入したのち、金属製丸棒材を折り曲げて前部連結部321、及び後部連結部322を形成して、弾性部材34を予め装着した連結部材32を構成する。
まず、開閉ルーフ20が開いた状態において、乗員の操作によって閉じる開閉ルーフ20の動作について説明する。
まず、車幅方向外側かつ車両下方に荷重が加わった場合、デフレクタ33の下降方向と略一致するため、デフレクタ33は、展開位置から格納位置へ移動する。
具体的には、第1連結部332、第2連結部333、及び第3連結部334と、連結部材32との間に介在する弾性部材34によって、車両1の整流構造は、デフレクタ33と連結部材32とを弾性支持することができる。
この際、弾性部材34によってデフレクタ33が車両前方へ容易に傾動することができるため、車両1の整流構造は、第1連結部332、第2連結部333、及び第3連結部334や連結部材32に対して車両前方への荷重が作用することをより確実に抑制できる。
また、デフレクタ33の上部に回転ローラー35を備えたデフレクタ装置30としたが、これに限定せず、回転ローラー35を備えていないデフレクタ装置であってもよい。
また、第1連結部332、及び第2連結部333の開口方向に対して、第3連結部334の開口方向を異ならせたが、これに限定せず、複数の連結部における少なくとも1つの連結部の開口方向を異ならせればよい。
また、第1連結部332の第1開口部分332b、及び第2連結部333の第2開口部分333bと同様に、車幅方向外側を開口方向としてもよい。
この発明の支持部材は、実施形態の連結部材32に対応し、
以下同様に、
付勢手段は、連結部材32に対応し、
開閉ルーフ車は、車両1に対応し、
車幅方向における所定方向は、車幅方向外側に対応し、
車幅方向における所定方向とは逆方向は、車幅方向内側に対応し、
離脱手段は、第1連結部332の第1開口部分332b、第2連結部333の第2開口部分333b、及びこれらに嵌合する弾性部材34に対応し、
開口部分、及び第1開口部分は、第1開口部分332b、及び第2開口部分333bに対応し、
デフレクタ側連結部、及び第1デフレクタ側連結部は、第1連結部332、及び第2連結部333に対応し、
第2デフレクタ側連結部は、第3連結部334に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
9…フロントウインドウガラス
10…ウインドウ枠材
20…開閉ルーフ
32…連結部材
33…デフレクタ
34…弾性部材
36…弾性部材
36a…切欠き部
37…弾性部材
37a…切欠き部
332…第1連結部
332b…第1開口部分
333…第2連結部
333b…第2開口部分
334…第3連結部
Claims (5)
- 車両の上部を開閉自在に覆うとともに、車両後方へ折り畳むように格納される開閉ルーフと、
該開閉ルーフの前端が当接するとともに、フロントウインドウガラスを支持するウインドウ枠材と、
該ウインドウ枠材の上部に配置したデフレクタと、
前記ウインドウ枠材側と前記デフレクタとを連結支持する支持部材と、
前記デフレクタを付勢する付勢手段とを備え、
前記開閉ルーフが開いた際、前記付勢手段によって前記デフレクタが上昇する開閉ルーフ車の整流構造であって、
前記開閉ルーフが閉じる際、車幅方向における所定方向かつ車両下方に前記デフレクタが下降する構成として、
前記デフレクタに、
前記支持部材が連結されるデフレクタ側連結部を備え、
少なくとも車両上下方向における前記デフレクタ側連結部と前記支持部材との間に介在するとともに、弾性を有する弾性部材と、
前記支持部材に対して前記デフレクタを、前記車幅方向における所定方向とは逆方向へ離脱させる離脱手段とを備えた
開閉ルーフ車の整流構造。 - 前記弾性部材に、
前記車幅方向における所定方向へ向けて切欠いた切欠き部を備え、
前記デフレクタ側連結部に、
前記車幅方向における所定方向へ沿って開口した開口部分を備え、
前記離脱手段を、
前記弾性部材の切欠き部と、前記デフレクタ側連結部の前記開口部分とで構成した
請求項1に記載の開閉ルーフ車の整流構造。 - 前記弾性部材を、前記支持部材と一体的に構成し、
前記デフレクタ側連結部に、
前記車幅方向における所定方向に沿って開口するとともに、前記弾性部材が嵌合可能な大きさで開口した開口部分を備え、
前記離脱手段を、
前記弾性部材と、前記デフレクタ側連結部の前記開口部分とで構成した
請求項1に記載の開閉ルーフ車の整流構造。 - 前記開口部分を有する前記デフレクタ側連結部を、第1開口部分を有する第1デフレクタ側連結部として、
前記デフレクタに、
前記第1デフレクタ側連結部に対して車幅方向に所定間隔を隔てて配置するとともに、前記支持部材が連結される第2デフレクタ側連結部を備え、
該第2デフレクタ側連結部を、
前記車幅方向における所定方向が閉塞した形状に形成した
請求項2または請求項3に記載の開閉ルーフ車の整流構造。 - 車両の上部を開閉自在に覆うとともに、車両後方へ折り畳むように格納される開閉ルーフと、
該開閉ルーフの前端が当接するとともに、フロントウインドウガラスを支持するウインドウ枠材と、
該ウインドウ枠材の上部に配置したデフレクタと、
前記ウインドウ枠材側と前記デフレクタとを連結支持する支持部材と、
前記デフレクタを付勢する付勢手段とを備え、
前記開閉ルーフが開いた際、前記付勢手段によって前記デフレクタが上昇する開閉ルーフ車の整流構造であって、
前記デフレクタに、
前記支持部材が連結されるデフレクタ側連結部を備え、
少なくとも車両上下方向における前記デフレクタ側連結部と前記支持部材との間に介在するとともに、弾性を有する弾性部材を備え、
前記車両前後方向に沿った断面において、
前記弾性部材における前記支持部材と対向する内周面の断面形状を、
車両前方側、及び車両後方側が前記支持部材に対して離間するように傾斜した形状に形成した
開閉ルーフ車の整流構造。
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