JP6186229B2 - 紫外線硬化型インクジェットインク、記録方法、記録物、および成型物 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、(1)反応性モノマー、反応性オリゴマー、および光重合開始剤を含む紫外線硬化型インクジェットインクであって、反応性モノマーが、アクリロイルモルフォリン、イソボニルアクリレート、および(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレートから選択される少なくとも1種の重合性単官能モノマーであり、反応性オリゴマーが、ポリエステルアクリレートオリゴマーもしくは脂肪族系ウレタンアクリレートオリゴマーであり、光重合開始剤がヒドロキシケトン系光重合開始剤であり、インクがインサート成型物の加飾に用いられることを特徴とする紫外線硬化型インクジェットインクである。
(2)(1)に記載の紫外線硬化型インクジェットインクが、さらにフェノール系酸化防止剤、およびリン系酸化防止剤を含むことを特徴とする紫外線硬化型インクジェットインクである。
(3)(2)に記載の紫外線硬化型インクジェットインクが、さらにヒンダードアミン系光安定剤を含むことを特徴とする紫外線硬化型インクジェットインクである。
(4)アクリロイルモルフォリン、イソボニルアクリレート、および(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレートから選択される少なくとも1種の重合性単官能モノマーを60〜90重量%、ポリエステルアクリレートオリゴマーもしくは脂肪族系ウレタンアクリレートオリゴマーを2〜15重量%、ヒドロキシケトン系光重合開始剤を2〜6重量%含むことを特徴とする(1)に記載の紫外線硬化型インクジェットインクである。
(5)フェノール系酸化防止剤を0.1〜1.0重量%、リン系酸化防止剤を0.1〜0.5重量%を含むことを特徴とする(2)または(3)に記載の紫外線硬化型インクジェットインクである。
(6)ヒンダードアミン系光安定剤を0.1〜1.0重量%含むことを特徴とする(3)に記載の紫外線硬化型インクジェットインクである。
(7)(1)〜(6)に記載の紫外線硬化型インクジェットインクを基材に噴射した後に、強度が1000〜2000mW/cm 2 のUV照射装置で硬化させることを特徴とする基材の記録方法である。
(8)(7)に記載の記録方法で製造された記録物である。
(9)(8)に記載の記録物と樹脂とを一体成型させた成型物である。
つまり、記録物を真空成型や圧空成型等の熱成型法を用いて所望の意匠形状に賦形した賦形体を作成する。本発明に係る記録物を賦形化する真空成型加工又は圧空成型する装置としては、公知の装置を使用することができ、前記インクジェット記録装置と一体の装置であっても、別の装置であってもよい。また、本発明において、真空成型加工又は圧空成型加工を行う場合、真空圧空成型加工はこれらに含まれるものである。
まず、下記処方に従い、各材料をミキサーにて混合、ろ過することにより、紫外線硬化型インクジェットクリアインクを得た。
<紫外線硬化型インクジェットインク処方>
MEDOL−10 82.5重量%
(大阪有機化学工業(株)製 (2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート;反応性モノマー)
CN2256 12重量%
(アルケマ(株)製 ポリエステルアクリレートオリゴマー;反応性オリゴマー)
Irgcure184 5重量%
(BASFジャパン(株)製 1−ヒドロキシ−シクロへキシル−フェニル−ケトン;光重合開始剤 )
BYK−UV3570 0.5重量%
(ビックケミー・ジャパン(株)製 スリップ剤)
<付与条件>
ヘッド加熱温度 60℃
ノズル径 70μm
印加電圧 50V
パルス幅 20μs
駆動周波数 5kHz
解像度 360×720dpi
インク付与量 50g/m2
柄 5mm×5mm格子柄
<硬化条件>
ランプ種類 メタルハライドランプ
出力 120W/cm
照射時間 0.3秒×4回照射
照射高さ 5mm
このとき365nmにおけるUV照射のピーク照度は、1200mW/cm2、積算光量1500mJ/cm2であった。
評価
◎:最良
○:良好
△:ヒビあり
×:割れあり
SPECTRO PHOTMETER CM−3600d(コニカミノルタ(株)製)を用いて、分光反射率より前記成型物を105℃に設定した高温槽に500時間投入前後の△E *abを求めた。
(評価項目)
◎:△ E *ab=2.5未満
○:△ E *ab=2.5以上3.5未満
△:△ E *ab=3.5以上5未満
×:△ E *ab=5以上
Claims (9)
- 反応性モノマー、反応性オリゴマー、および光重合開始剤を含む紫外線硬化型インクジェットインクであって、
反応性モノマーが、アクリロイルモルフォリン、イソボニルアクリレート、および(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレートから選択される少なくとも1種の重合性単官能モノマーであり、
反応性オリゴマーが、ポリエステルアクリレートオリゴマーもしくは脂肪族系ウレタンアクリレートオリゴマーであり、
光重合開始剤がヒドロキシケトン系光重合開始剤であり、
インクがインサート成型物の加飾に用いられることを特徴とする紫外線硬化型インクジェットインク。 - 請求項1に記載の紫外線硬化型インクジェットインクが、さらにフェノール系酸化防止剤、およびリン系酸化防止剤を含むことを特徴とする紫外線硬化型インクジェットインク。
- 請求項2に記載の紫外線硬化型インクジェットインクが、さらにヒンダードアミン系光安定剤を含むことを特徴とする紫外線硬化型インクジェットインク。
- アクリロイルモルフォリン、イソボニルアクリレート、および(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレートから選択される少なくとも1種の重合性単官能モノマーを60〜90重量%、ポリエステルアクリレートオリゴマーもしくは脂肪族系ウレタンアクリレートオリゴマーを2〜15重量%、ヒドロキシケトン系光重合開始剤を2〜6重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の紫外線硬化型インクジェットインク。
- フェノール系酸化防止剤を0.1〜1.0重量%、リン系酸化防止剤を0.1〜0.5重量%を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の紫外線硬化型インクジェットインク。
- ヒンダードアミン系光安定剤を0.1〜1.0重量%含むことを特徴とする請求項3に記載の紫外線硬化型インクジェットインク。
- 請求項1〜6に記載の紫外線硬化型インクジェットインクを基材に噴射した後に、強度が1000〜2000mW/cm2のUV照射装置で硬化させることを特徴とする基材の記録方法。
- 請求項7に記載の記録方法で製造された記録物。
- 請求項8に記載の記録物と樹脂とを一体成型させた成型物。
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