JP6184265B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は表示装置に関し、より詳しくは、表示装置の配線構造に関する。
一般に、アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、互いに対向する2枚の絶縁性のガラス基板で構成される液晶パネルを備えている。液晶パネルの一方のガラス基板(以下、「TFT基板」という。)には、ゲートバスライン(走査信号線)とソースバスライン(映像信号線)とが格子状に設けられ、ゲートバスラインとソースバスラインとの交差点近傍にTFT(薄膜トランジスタ)が設けられている。TFTは、ゲートバスラインに接続されたゲート電極、ソースバスラインに接続されたソース電極、およびドレイン電極とから構成される。ドレイン電極は、画像を形成するためにTFT基板上にマトリクス状に配置された画素電極と接続されている。また、液晶パネルの他方のガラス基板(以下、「対向基板」という。)には、液晶層を介して画素電極との間に電圧を印加するための共通電極が設けられている。そして、各TFTのゲート電極がゲートバスラインからアクティブな走査信号を受けたときに当該TFTのソース電極がソースバスラインから受ける映像信号に基づいて、当該映像信号の電位と共通電極に与えられている電位との差である電圧が液晶層に印加される。これにより液晶が駆動され、画面上に所望の画像が表示される。
上述のような液晶表示装置などの表示装置に関し、近年、小型化への要求が高まっている。そこで、表示装置の小型化を実現するために、狭額縁化に関する各種の提案がなされている。狭額縁化については、パネル上から駆動用のドライバ部を削減することが効果的である。これに関し、ゲートバスラインを片側駆動にするとともにソースバスラインも片側駆動にする構成(以下、「第1の従来構成」という)を採用することによって、パネルの四辺のうちの二辺についてはドライバ部が不要となるので、二辺の狭額縁化が可能となる。
また、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバおよびソースバスラインを駆動するソースドライバの双方をパネルの一辺側に配置させる構成(以下、「第2の従来構成」という)が提案されている。このような第2の従来構成によれば、パネルの三辺についてはドライバ部が設けられない。従って、第1の従来構成に比べて表示装置を小型化することが可能となる。また、第2の従来構成において、全体のサイズを維持した場合には、有効表示領域が拡大される。以上のような趣旨の発明は、例えば、特開2009−115940号公報,特開2005−91962号公報,特開2008−64961号公報,および国際公開第2011/061961号パンフレットに開示されている。なお、第2の従来構成が採用される場合、一般的には、ソースドライバが従来より配置されている側に、ゲートドライバおよびソースドライバの双方が配置される。何故ならば、ソースバスラインは高速駆動される必要があり、ソースバスラインについてはソースドライバからの配線距離をできるだけ短くする方が好ましいからである。
特開2009−115940号公報 特開2005−91962号公報 特開2008−64961号公報 国際公開第2011/061961号パンフレット
図42は、第2の従来構成におけるTFT基板900の配線構造の一例を示す平面模式図である。TFT基板900には、複数本のゲートバスラインGLと複数本のソースバスラインSLとが配設されている。また、TFT基板900には、画素電極93がマトリクス状に形成されている。なお、図42には、「ダブルソース駆動」などと呼ばれる駆動方法が採用されている場合の配線構造を示している。また、図42の各画素電極93には、或るフレームにおける画素の極性を示している。
TFT基板900の一辺側(図42では上側)には、ソースバスラインSLに与えるための駆動用映像信号をソースドライバから受け取るための端子(以下、「ソースドライバ接続端子」という。)91と、ゲートバスラインGLに与えるための走査信号をゲートドライバから受け取るための端子(以下、「ゲートドライバ接続端子」という。)92とが設けられている。ここで、図42において、ゲートドライバ接続端子92とゲートバスラインGLとを接続している配線(以下、「走査信号伝達配線」という)98に着目する。図42に示すように、ゲートバスラインGLの端部でゲートバスラインGLと走査信号伝達配線98とが接続されるよう、走査信号伝達配線98は、ゲートドライバ接続端子92からゲートバスラインGLの端部へとTFT基板900の二辺(図42では左右の両辺)近傍を引き回すように配設されている。すなわち、第2の従来構成によれば、ゲートバスラインGLの端部近傍にゲートドライバが設けられる構成に比べると表示部の両側の額縁領域は小さくなっているが、TFT基板900の二辺近傍に走査信号伝達配線98のための領域99L,99Rが必要となっている。例えば、フルHD(Full High Definition)の表示装置の場合、1080本の走査信号伝達配線98のための領域が必要となる。ところが、近年、更なる表示装置の小型化や有効表示領域の拡大が実現されるよう、パネルの更なる狭額縁化が求められている。
そこで本発明は、従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、映像信号を伝達するための映像信号線と、前記映像信号線と交差する走査信号線と、前記映像信号線と前記走査信号線との交差点に対応して設けられた画素電極とを有する表示装置であって、
前記走査信号線を駆動する走査信号線駆動部と、
前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動部と、
前記走査信号線および前記映像信号線が配設され前記走査信号線駆動部から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向するように設けられた対向基板とからなり、前記走査信号入力端子から前記走査信号線に前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネルと
を備え、
前記表示パネルの一辺側に、前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部の双方が設けられ、
前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板に配設されたアレイ基板側伝達配線と前記対向基板に配設された対向基板側伝達配線とによって構成され、
前記アレイ基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部とが形成され、
前記対向基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部とが形成され
1つの列に対応する映像信号線は、奇数行目の画素電極に前記映像信号を供給するための第1の映像信号線と偶数行目の画素電極に前記映像信号を供給するための第2の映像信号線とによって構成され、
前記走査信号線駆動部は、2本ずつ前記走査信号線を駆動し、
前記映像信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、互いに近接する前記第1の映像信号線と前記第2の映像信号線との間の領域を覆うように配設されていることを特徴とする。
第2の発明は、映像信号を伝達するための映像信号線と、前記映像信号線と交差する走査信号線と、前記映像信号線と前記走査信号線との交差点に対応して設けられた画素電極とを有する表示装置であって、
前記走査信号線を駆動する走査信号線駆動部と、
前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動部と、
前記走査信号線および前記映像信号線が配設され前記走査信号線駆動部から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向するように設けられた対向基板とからなり、前記走査信号入力端子から前記走査信号線に前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネルと
を備え、
前記表示パネルの一辺側に、前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部の双方が設けられ、
前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板に配設されたアレイ基板側伝達配線と前記対向基板に配設された対向基板側伝達配線とによって構成され、
前記アレイ基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部とが形成され、
前記対向基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部とが形成され、
前記アレイ基板は、前記走査信号線の近傍に前記走査信号線と平行になるように配設された補助容量線を有し、
前記走査信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、前記走査信号線と前記補助容量線との間の領域を覆うように配設されていることを特徴とする。
第3の発明は、映像信号を伝達するための映像信号線と、前記映像信号線と交差する走査信号線と、前記映像信号線と前記走査信号線との交差点に対応して設けられた画素電極とを有する表示装置であって、
前記走査信号線を駆動する走査信号線駆動部と、
前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動部と、
前記走査信号線および前記映像信号線が配設され前記走査信号線駆動部から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向するように設けられた対向基板とからなり、前記走査信号入力端子から前記走査信号線に前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネルと
を備え、
前記表示パネルの一辺側に、前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部の双方が設けられ、
前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板に配設されたアレイ基板側伝達配線と前記対向基板に配設された対向基板側伝達配線とによって構成され、
前記アレイ基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部とが形成され、
前記対向基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部とが形成され、
前記第2のアレイ基板側コンタクト部および前記第2の対向基板側コンタクト部は、前記走査信号線と前記映像信号線と前記画素電極とが設けられている領域である表示領域に形成されていることを特徴とする。
の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記走査信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、前記走査信号線の少なくとも一部を覆うように配設され、
前記映像信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、前記映像信号線の少なくとも一部を覆うように配設されていることを特徴とする。
第5の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記対向基板には、光漏れを防止するためのブラックマトリクスが形成され、
前記ブラックマトリクスが前記対向基板側伝達配線として用いられていることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記ブラックマトリクスは、前記対向基板側伝達配線として機能する部分と前記対向基板側伝達配線として機能しない部分とに分割されていることを特徴とする。
第7の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
全ての前記走査信号伝達配線の長さが同じであることを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
全ての前記アレイ基板側伝達配線の長さが同じであって、全ての前記対向基板側伝達配線の長さが同じであることを特徴とする。
第9の発明は、第7の発明において、
前記走査信号伝達配線に関し、前記アレイ基板側伝達配線の長さが長いほど前記対向基板側伝達配線の長さが短いことを特徴とする。
第10の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
各走査信号伝達配線の幅を調整することによって、全ての前記走査信号伝達配線の時定数が等しくされていることを特徴とする。
11の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部は、前記表示パネルの四辺のうちの前記走査信号線に平行な一辺側に設けられていることを特徴とする。
12の発明は、第1から第11までのいずれかの発明において、
前記表示パネルは、背景を透過状態にしつつ画像を表示することができることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、走査信号線を駆動する走査信号線駆動部および映像信号線を駆動する映像信号線駆動部の双方が、表示パネルの一辺側に配置される。このような構成において、対向基板上に、走査信号線駆動部から出力される走査信号を走査信号線に伝達するための走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線)が設けられる。このため、走査信号伝達配線のために従来必要とされていた配線領域が不要となる。このように、従来よりも額縁領域を削減することが可能となる。詳しくは、表示パネルの三辺において額縁領域を極めて狭くすることが可能となる。以上より、従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置が実現される。
また、「ダブルソース駆動」と呼ばれる駆動方法を採用している表示装置において、互いに近接する2本の映像信号線の間のスペースを覆うように、対向基板上に対向基板側伝達配線が配設される。これにより、それら2本の映像信号線の間のスペースの存在に起因する光漏れが抑制される。
上記第2の発明によれば、走査信号線を駆動する走査信号線駆動部および映像信号線を駆動する映像信号線駆動部の双方が、表示パネルの一辺側に配置される。このような構成において、対向基板上に、走査信号線駆動部から出力される走査信号を走査信号線に伝達するための走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線)が設けられる。このため、走査信号伝達配線のために従来必要とされていた配線領域が不要となる。このように、従来よりも額縁領域を削減することが可能となる。詳しくは、表示パネルの三辺において額縁領域を極めて狭くすることが可能となる。以上より、従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置が実現される。
また、走査信号線と補助容量線との間のスペースの存在に起因する光漏れが抑制される。
上記第3の発明によれば、走査信号線を駆動する走査信号線駆動部および映像信号線を駆動する映像信号線駆動部の双方が、表示パネルの一辺側に配置される。このような構成において、対向基板上に、走査信号線駆動部から出力される走査信号を走査信号線に伝達するための走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線)が設けられる。このため、走査信号伝達配線のために従来必要とされていた配線領域が不要となる。このように、従来よりも額縁領域を削減することが可能となる。詳しくは、表示パネルの三辺において額縁領域を極めて狭くすることが可能となる。以上より、従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置が実現される。
また、対向基板側伝達配線と走査信号線とを電気的に接続するためのコンタクト部が表示領域内に設けられる。このため、走査信号線の両端部にはコンタクト部を設ける必要がない。従って、走査信号線の両端部の額縁領域をほぼなくすことが可能となる。以上より、表示装置に関し、コンタクト部が表示パネルの二辺近傍に設けられる構成に比べて、更に額縁領域を狭くすることが可能となる。
上記第の発明によれば、対向基板側伝達配線は走査信号線や映像信号線と上下方向に重なるように配設されるので、対向基板上に対向基板側伝達配線を配設することに起因する開口率の低下が抑制される。
上記第5の発明によれば、従来より遮光層として用いられていたブラックマトリクスが走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線)としても用いられる。このため、対向基板上に新たな配線を設ける必要がない。従って、従来とほぼ同様の製造プロセスで、隣接する画素間からの光漏れを防止しつつ走査信号を伝達する機能を有する走査信号伝達配線を対向基板上に設けることが可能となる。これにより、従来とほぼ同様の製造プロセスで、従来よりも額縁を顕著に小さくすることが可能となる。
上記第6の発明によれば、ブラックマトリクスのうち走査信号伝達配線として機能する部分の時定数が大きくなることが抑制される。このため、走査信号の遅延の発生が抑制され、表示不良の発生が抑制される。
上記第7の発明によれば、全ての走査信号伝達配線の時定数が等しくなる。このため、走査信号伝達配線間の時定数の差に起因して行毎に充電時間が異なることが抑制される。これにより、表示品位を低下させることなく従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置が実現される。また、全ての行の充電時間を等しくするための駆動タイミングの調整が不要となる。
上記第8の発明によれば、上記第7の発明と同様の効果が得られる。
上記第9の発明によれば、上記第7の発明と同様の効果が得られる。
上記第10の発明によれば、上記第7の発明と同様の効果が得られる。
上記第11の発明によれば、映像信号線が従来通りに高速駆動される。
上記第12の発明によれば、様々な窓口等に設置しても違和感を生ずることのないデザイン性に優れた透明表示装置が実現される。
本発明の第1の実施形態において、或る1本のゲートバスラインに走査信号を供給するための構成要素を示す、TFT基板および対向基板の概略斜視図である。 上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の機能構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、表示部を構成する液晶パネルの概略側面図である。 上記第1の実施形態において、TFT基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第1の実施形態において、ゲートバスラインおよびソースバスラインの駆動方法について説明するための信号波形図である。 上記第1の実施形態において、対向基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第1の実施形態において、TFT基板と対向基板とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。 上記第1の実施形態におけるゲートドライバおよびソースドライバの実装について説明するための図である。 図8の左上方の部分拡大図である。 図9のA−A線断面図である。 上記第1の実施形態において、補助容量ラインの存在や各配線の太さを考慮した、表示部内の構成を示す図である。 上記第1の実施形態において、光漏れを引き起こしやすい領域について説明するための図である。 図11のB−B線断面図である。 上記第1の実施形態において、対向基板側伝達配線の配設状態について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、対向基板側伝達配線の配設状態について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、対向基板側伝達配線の配設状態について説明するための図である。 上記第1の実施形態における効果について説明するための図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例において、TFT基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例において、対向基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例において、TFT基板と対向基板とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例において、TFT基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例において、ゲートバスラインおよびソースバスラインの駆動方法について説明するための信号波形図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例において、対向基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例において、対向基板側伝達配線の配設状態について説明するための図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例において、TFT基板と対向基板とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。 カラーフィルタを用いた一般的な液晶表示装置における液晶パネルの対向基板の概略断面図である。 図11に本発明の第2の実施形態におけるブラックマトリクスを追加した図である。 一般的なブラックマトリクスの形状を示す平面模式図である。 上記第2の実施形態におけるブラックマトリクスの形状の一例を示す平面模式図である。 上記第2の実施形態におけるブラックマトリクスの形状の別の例を示す平面模式図である。 本発明の第3の実施形態において、TFT基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第3の実施形態において、対向基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第3の実施形態において、TFT基板と対向基板とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。 上記第3の実施形態の変形例において、アレイ基板側伝達配線の長さの調整について説明するための図である。 上記第3の実施形態の変形例において、非表示領域での対向基板側伝達配線の引き回しについて説明するための図である。 上記第3の実施形態の変形例において、対向基板側伝達配線の幅の調整について説明するための図である。 本発明の第4の実施形態において、TFT基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第4の実施形態おいて、対向基板の配線構造について説明するための平面模式図である。 上記第4の実施形態において、TFT基板と対向基板とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。 上記第1〜第4の実施形態のいずれかに係る表示装置を透明ディスプレイに適用した場合について説明するための図である。 透明ディスプレイをオフィス等の窓口に設置した状態の一例を示す図である。 第2の従来構成におけるTFT基板の配線構造の一例を示す平面模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 概略構成>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の機能構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、機能的には、表示制御回路300とゲートドライバ(走査信号線駆動部)310とソースドライバ(映像信号線駆動部)320と表示部400とによって構成されている。表示部400には、複数本のソースバスライン(映像信号線)SLと複数本のゲートバスライン(走査信号線)GLとが配設されている。また、表示部400には、複数本のゲートバスラインGLと1対1で対応するように複数本の補助容量ラインCsが配設されている。さらに、表示部400には、画素を形成する複数個の画素形成部4が設けられている。各画素形成部4には、対応する交差点を通過するゲートバスラインGLにゲート端子が接続されると共に当該交差点を通過するソースバスラインSLにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)40と、そのTFT40のドレイン端子に接続された画素電極41と、画素電極41と共通電極44とによって形成される液晶容量42と、画素電極41と補助容量ラインCsとによって形成される補助容量43とが含まれている。共通電極44は、全ての画素形成部4に共通的に設けられている。また、液晶容量42と補助容量43とによって画素容量が構成されている。なお、図2における表示部400内には、1つの画素形成部4に対応する構成要素のみを示している。
表示制御回路300は、入力画像信号DINを受け取り、デジタル映像信号DVと、ゲートドライバ310の動作を制御するためのゲートスタートパルス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKと、ソースドライバ320の動作を制御するためのソーススタートパルス信号SSP,ソースクロック信号SCK,およびラッチストローブ信号LSとを出力する。
ゲートドライバ310は、表示制御回路300から送られるゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKとに基づいて、アクティブな走査信号の各ゲートバスラインGLへの印加を1垂直走査期間を周期として繰り返す。
ソースドライバ320は、表示制御回路300から送られるデジタル映像信号DV,ソーススタートパルス信号SSP,ソースクロック信号SCK,およびラッチストローブ信号LSを受け取り、各ソースバスラインSLに駆動用映像信号を印加する。このとき、ソースドライバ320では、ソースクロック信号SCKのパルスが発生するタイミングで、各ソースバスラインSLに印加すべき電圧を示すデジタル映像信号DVが順次に保持される。そして、ラッチストローブ信号LSのパルスが発生するタイミングで、上記保持されたデジタル映像信号DVがアナログ電圧に変換される。その変換されたアナログ電圧は、駆動用映像信号として全てのソースバスラインSLに一斉に印加される。
以上のようにして、各ゲートバスラインGLに走査信号が印加され、各ソースバスラインSLに駆動用映像信号が印加されることにより、入力画像信号DINに応じた画像が表示部400に表示される。
図3は、表示部400を構成する液晶パネル(表示パネル)5の概略側面図である。この液晶パネル5は、液晶を挟んで互いに対向するように設けられた2枚のガラス基板であるTFT基板(アレイ基板)100および対向基板200によって構成されている。TFT基板100と対向基板200とは、例えばシール材150によって貼り合わせられている。
<1.2 配線構造>
次に、本実施形態における配線構造について説明する。なお、本明細書においては、説明の便宜上、表示部400には4×4個の画素形成部4が設けられているものと仮定する。
<1.2.1 TFT基板>
図4は、TFT基板100の配線構造について説明するための平面模式図である。このTFT基板100には、4本のゲートバスラインGLと8本のソースバスラインSLとが配設されている。図4から把握されるように、本実施形態においては、奇数行目の画素電極41は左側を通過するソースバスラインSLから駆動用映像信号が供給され、偶数行目の画素電極41は右側を通過するソースバスラインSLから駆動用映像信号が供給される。このような構成により、本実施形態においては、「ダブルソース駆動」などと呼ばれる駆動方法が採用されている。1〜4行目のゲートバスラインを符号GL1〜GL4で表し、1〜8列目のソースバスラインを符号SL1〜SL8で表すと、ゲートバスラインGL1〜GL4およびソースバスラインSL1〜SL8は図5に示すように駆動される。このようにして、任意のフレームにおいて、隣り合う2つの画素の極性は常に逆になっている。なお、図4の各画素電極41には、或るフレームにおける画素の極性を示している(図7,図8,図18,図20,図21,図25,図31,図33,図34,図37,および図39も同様)。
図4に示すように、TFT基板100の一辺側(図4では上側)には、ソースバスラインSLに与えるための駆動用映像信号をソースドライバ320から受け取るためのソースドライバ接続端子11と、ゲートバスラインGLに与えるための走査信号をゲートドライバ310から受け取るためのゲートドライバ接続端子12と、走査信号を伝達するための配線(以下、「アレイ基板側伝達配線」という。)15と、アレイ基板側伝達配線15と後述する対向基板側伝達配線23とを電気的に接続するためのコンタクト部13とが設けられている。ゲートドライバ接続端子12とコンタクト部13とは、アレイ基板側伝達配線15によって電気的に接続されている。また、TFT基板100の左右両側には、ゲートバスラインGLと後述する対向基板側伝達配線23とを電気的に接続するためのコンタクト部14が設けられている。なお、図4では、補助容量ラインCsの図示を省略している。本実施形態においては、ゲートドライバ接続端子12によって走査信号入力端子が実現され、コンタクト部13によって第1のアレイ基板側コンタクト部が実現され、コンタクト部14によって第2のアレイ基板側コンタクト部が実現されている。
なお、本実施形態においては、各ゲートバスラインGLには一端側から走査信号が与えられることを前提としているが、本発明はこれに限定されない。特に画面サイズが大きい場合など、各ゲートバスラインGLに両端側から走査信号が与えられる構成が採用されている場合にも本発明を適用することができる。
<1.2.2 対向基板>
図6は、対向基板200の配線構造について説明するための平面模式図である。図6に示すように、対向基板200には、走査信号を伝達するための配線(以下、「対向基板側伝達配線」という。)23と、アレイ基板側伝達配線15と対向基板側伝達配線23とを電気的に接続するためのコンタクト部21と、対向基板側伝達配線23とゲートバスラインGLとを電気的に接続するためのコンタクト部22とが設けられている。コンタクト部21は、TFT基板100上のコンタクト部13に対向するように設けられている。コンタクト部22は、TFT基板100上のコンタクト部14に対向するように設けられている。コンタクト部21とコンタクト部22とは、対向基板側伝達配線23によって電気的に接続されている。この対向基板側伝達配線23は、コンタクト部21に与えられた走査信号をコンタクト部22に伝達するための配線として機能する。本実施形態においては、コンタクト部21によって第1の対向基板側コンタクト部が実現され、コンタクト部22によって第2の対向基板側コンタクト部が実現されている。なお、図6では、共通電極44の図示を省略している。
以上のように、対向基板200には、走査信号を伝達する対向基板側伝達配線23が配設されている。また、上述したように、TFT基板100には、走査信号を伝達するアレイ基板側伝達配線15が配設されている。すなわち、本実施形態においては、走査信号を伝達するための配線(走査信号伝達配線)が、TFT基板100に配設されたアレイ基板側伝達配線15と対向基板200に配設された対向基板側伝達配線23とによって構成されている。
<1.2.3 TFT基板と対向基板とを貼り合わせた状態>
図1は、或る1本のゲートバスラインGLに走査信号を供給するための構成要素を示す、TFT基板100および対向基板200の概略斜視図である。また、図7は、TFT基板100と対向基板200とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。図1および図7から把握されるように、TFT基板100と対向基板200とが貼り合わせられることにより、アレイ基板側伝達配線15,コンタクト部13,コンタクト部21,対向基板側伝達配線23,コンタクト部22,およびコンタクト部14を介して、ゲートドライバ接続端子12とゲートバスラインGLとが電気的に接続される。これにより、ゲートドライバ接続端子12に与えられた走査信号は、「アレイ基板側伝達配線15、コンタクト部13、コンタクト部21、対向基板側伝達配線23、コンタクト部22、コンタクト部14、ゲートバスラインGL」という順序で伝達される。このようにして、本実施形態においては、ゲートドライバ310からTFT基板100のゲートドライバ接続端子12に与えられた走査信号が対向基板200を経由してゲートバスラインGLに供給される。
本実施形態においては、図8に示すように、ゲートドライバ310およびソースドライバ320はFPC(フレキシブル回路基板)60に実装されている。図9は、図8の左上方の部分拡大図であり、図10は、図9のA−A線断面図である。図10に示すように、TFT基板100については、ガラス基板68上にゲートメタル62(62a,62b),ゲート絶縁膜64,ソースメタル63(63a,63b),層間膜65,ITO膜(透明電極)66(66a,66b,66f)などが設けられている。また、対向基板200については、ガラス基板69上に対向基板側伝達配線67(図6における対向基板側伝達配線23)およびITO膜66(66c,66d,66e)などが設けられている。FPC60とTFT基板100とは、接続ビーズ61aを介して電気的に接続されている。TFT基板100と対向基板200とは、接続ビーズ61b,61cを介して電気的に接続されている。
図10におけるITO膜66aは、図4におけるゲートドライバ接続端子12に相当する。このITO膜66a上に設けられた接続ビーズ61aによって、FPC60とTFT基板100とが電気的に接続されている。図10におけるゲートメタル62aおよびソースメタル63aは、図4におけるアレイ基板側伝達配線15に相当する。図10におけるITO膜66bは、図4におけるコンタクト部13に相当する。図10におけるITO膜66cは、図5におけるコンタクト部21に相当する。ITO膜66bとITO膜66cとの間に設けられた接続ビーズ61bによって、ゲートドライバ310からTFT基板100に送られた走査信号を対向基板200に与えることが可能になっている。
図10におけるITO膜66dは、共通電極44である。ITO膜66c,66eと対向基板側伝達配線67とは電気的に接続されているが、ITO膜66dと対向基板側伝達配線67との間には絶縁膜が設けられている。図10におけるITO膜66eは、図5におけるコンタクト部22に相当する。図10におけるITO膜66fは、図4におけるコンタクト部14に相当する。ITO膜66eとITO膜66fとの間に設けられた接続ビーズ61cによって、対向基板200からTFT基板100に走査信号を与えることが可能になっている。ITO膜66fとゲートメタル62bとはソースメタル63bを介して電気的に接続されている。図10におけるゲートメタル62bは、図4におけるゲートバスラインGLに相当する。
以上のような構成により、FPC60に実装されているゲートドライバ310から出力された走査信号は、「接続ビーズ61a、ITO膜66a、ゲートメタル62a、ソースメタル63a、ITO膜66b、接続ビーズ61b、ITO膜66c、対向基板側伝達配線67、ITO膜66e、接続ビーズ61c、ITO膜66f、ソースメタル63b、ゲートメタル62b(ゲートバスラインGLに相当)」という順序で伝達される。
なお、図10に示した構造は一例であって、TFT基板100や対向基板200の構造は製造プロセスによって異なる。また、FPC60とTFT基板100とを接続する接続ビーズ61aのサイズとTFT基板100と対向基板200とを接続する接続ビーズ61b,61cのサイズとは、異なっていても良いし、同じであっても良い。接続ビーズ61b,61cに関しては、液晶のセル厚が最適な厚さになるようなサイズのものを採用すれば良い。また、TFTの製造プロセスなどにおいて、セル厚調整用の柱(柱状スペーサ)を立てるようにしても良い。
<1.2.4 対向基板側伝達配線>
次に、図11〜図14を参照しつつ、本実施形態における対向基板側伝達配線23の配設状態について説明する。図4で図示を省略していた補助容量ラインCsの存在や各配線の太さを考慮すると、表示部400内は図11に示すような構成となっている。なお、図11では、右側に配置された画素電極に駆動用映像信号を供給するソースバスラインに符号SLaを付し、左側に配置された画素電極に駆動用映像信号を供給するソースバスラインに符号SLbを付している。また、ソースバスラインSLa,SLbとTFT40のソース端子とを接続するためのコンタクト部に符号49を付している。本実施形態においては、ソースバスラインSLaによって第1の映像信号線が実現され、ソースバスラインSLbによって第2の映像信号線が実現されている。
ところで、ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間にはスペースを設ける必要がある。同様に、ソースバスラインSLaとソースバスラインSLbとの間にもスペースを設ける必要がある。しかしながら、このようなスペースは光漏れを引き起こす要因となっている。すなわち、図12で符号81で示す領域(ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間の領域)および図12で符号82で示す領域(ソースバスラインSLaとソースバスラインSLbとの間の領域)は、光漏れを引き起こしやすい。液晶表示装置では、このような光漏れに起因して、コントラスト低下などの表示不良が生じる。そこで、本実施形態においては、対向基板200上に後述のように対向基板側伝達配線23を配設することによって、光漏れの発生が抑制されている。これについて、図13および図14を参照しつつ詳しく説明する。
図13は、図11のB−B線断面図である。図13に示すように、TFT基板100上において、ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間にはスペースが設けられている。ここで、本実施形態においては、図14に示すように、ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間のスペースを完全に覆うように、対向基板200上に対向基板側伝達配線23が配設される。これにより、ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間のスペースの存在に起因する光漏れが抑制される。同様にして、ソースバスラインSLaとソースバスラインSLbとの間のスペースを完全に覆うように、対向基板200上に対向基板側伝達配線23が配設される。これにより、ソースバスラインSLaとソースバスラインSLbとの間のスペースの存在に起因する光漏れが抑制される。また、対向基板側伝達配線23がゲートバスラインGLや補助容量ラインCsやソースバスラインSLと上下方向に重なるように配設されることにより、対向基板200上に対向基板側伝達配線23を配設することに起因する開口率の低下が抑制される。
以上のように、ゲートバスラインGLの延びる方向に着目すると、対向基板側伝達配線23は、ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間の領域を覆うように配設されている。また、ソースバスラインSLの延びる方向に着目すると、対向基板側伝達配線23は、ソースバスラインSLaとソースバスラインSLbとの間の領域を覆うように配設されている。
但し、本発明はこれに限定されず、対向基板200上においてゲートバスラインGLと対向する位置に対向基板側伝達配線23が配設された構成(図15参照)や対向基板200上において補助容量ラインCsと対向する位置に対向基板側伝達配線23が配設された構成(図16参照)を採用することもできる。
<1.3 効果>
本実施形態によれば、表示部400内のゲートバスラインGLを駆動するゲートドライバ310および表示部400内のソースバスラインSLを駆動するソースドライバ320の双方は、液晶パネル5の一辺側、詳しくは従来よりソースドライバ320が配置されている側に配置される。このような構成において、対向基板200上に、ゲートドライバ310から出力される走査信号をゲートバスラインGLに伝達するための配線(対向基板側伝達配線23)が設けられている(図1参照)。このため、走査信号伝達配線のために従来技術において必要とされていた配線領域(図17で符号83で示す領域)(図42で符号99L,99Rで示す領域)が不要となる。このようにして、図17に示すように、従来技術と比較して額縁領域を削減することが可能となる。詳しくは、液晶パネル5の三辺において額縁領域を極めて狭くすることが可能となる。これにより、従来と比較して、液晶表示装置が小型化される。以上より、本実施形態によれば、従来よりも額縁を顕著に小さくした液晶表示装置を提供することが可能となる。
<1.4 変形例>
以下、上記第1の実施形態の変形例について説明する。
<1.4.1 第1の変形例>
上記第1の実施形態においては、「ダブルソース駆動」などと呼ばれる駆動方法が採用されている。このため、図5に示したように、ゲートバスラインGLは2行ずつ駆動される。このことを考慮すると、TFT基板100上において各奇数行目のゲートバスラインとその次の行のゲートバスライン(すなわち、偶数行目のゲートバスライン)とが互いに接続された構成(本変形例の構成)を採用することもできる。
図18は、本変形例におけるTFT基板100の配線構造について説明するための平面模式図である。図18に示すように、1行目のゲートバスラインGL1と2行目のゲートバスラインGL2とが互いに接続され、3行目のゲートバスラインGL3と4行目のゲートバスラインGL4とが互いに接続されている。これにより、TFT基板100上に必要とされるコンタクト部14の数が上記第1の実施形態(図4参照)の2分の1となる。従って、本変形例で必要とされる走査信号伝達配線の数が上記第1の実施形態の2分の1となる。すなわち、TFT基板100上に必要とされるアレイ基板側伝達配線15の数が上記第1の実施形態の2分の1となる。また、ゲートドライバ接続端子12およびコンタクト部13の数についても、上記第1の実施形態の2分の1となる。
図19は、本変形例における対向基板200の配線構造について説明するための平面模式図である。上述したように、本変形例によれば、走査信号伝達配線の数が上記第1の実施形態の2分の1となる。すなわち、対向基板200上に必要とされる対向基板側伝達配線23の数が上記第1の実施形態の2分の1となる。また、図19から把握されるように、本変形例においては、コンタクト部21およびコンタクト部22の数についても、上記第1の実施形態(図6参照)の2分の1となる。
図20は、本変形例において、TFT基板100と対向基板200とを貼り合わせた状態を示す平面模式図である。上述のようなTFT基板100と対向基板200とが貼り合わせられることにより、本変形例によれば、2行分の走査信号が1組の「ゲートドライバ接続端子12,アレイ基板側伝達配線15,コンタクト部13,コンタクト部21,対向基板側伝達配線23,コンタクト部22,およびコンタクト部14」によってゲートバスラインGLに与えられる。以上のように、必要とされる構成要素の数が上記第1の実施形態よりも少なくなるので、コスト低減の効果が得られる。
<1.4.2 第2の変形例>
上記第1の実施形態においては、「ダブルソース駆動」などと呼ばれる駆動方法が採用されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ゲートバスラインGLを1本ずつ駆動する通常の駆動方法が採用されている構成(本変形例の構成)にも本発明を適用することができる。
図21は、本変形例におけるTFT基板100の配線構造について説明するための平面模式図である。このTFT基板100には、4本のゲートバスラインGLと4本のソースバスラインSLとが配設されている。図21から把握されるように、本変形例においては、全ての画素電極41は左側を通過するソースバスラインSLから駆動用映像信号が供給される。1〜4行目のゲートバスラインを符号GL1〜GL4で表し、1〜4列目のソースバスラインを符号SL1〜SL4で表すと、ゲートバスラインGL1〜GL4およびソースバスラインSL1〜SL4は図22に示すように駆動される。このようにして、上記第1の実施形態と同様、任意のフレームにおいて、隣り合う2つの画素の極性は常に逆になっている。ゲートドライバ接続端子12,コンタクト部13,コンタクト部14,およびアレイ基板側伝達配線15の構成については、上記第1の実施形態における構成(図4参照)と同様になっている。
図23は、本変形例における対向基板200の配線構造について説明するための平面模式図である。上記第1の実施形態(図6参照)と同様、対向基板200には、対向基板側伝達配線23,コンタクト部21,およびコンタクト部22が設けられている。コンタクト部21は、TFT基板100上のコンタクト部13に対向するように設けられている。コンタクト部22は、TFT基板100上のコンタクト部14に対向するように設けられている。コンタクト部21とコンタクト部22とは、対向基板側伝達配線23によって電気的に接続されている。
ところで、本変形例においては通常の駆動方法が採用されているので、列と列の間にはソースバスラインSLは1本だけ存在する。このため、本変形例においては、図24に示すように、対向基板200上においてソースバスラインSLと対向する位置に対向基板側伝達配線23が配設される。従って、本変形例においては、TFT基板100と対向基板200とを貼り合わせた状態を示す平面模式図は、図25に示すようなものとなる。
<2.第2の実施形態>
<2.1 概要>
図26は、カラーフィルタを用いた一般的な液晶表示装置における液晶パネルの対向基板200の概略断面図である。図26に示すように、ガラス基板69上にカラーフィルタとしての着色層(赤色の着色層70R,緑色の着色層70G,および青色の着色層70B)が形成され、着色層の上層にオーバーコート層72および共通電極44として機能するITO膜66が順次に形成されている。ここで、隣接する着色層の間には、隣接する画素間からの光漏れを防止するためのブラックマトリクス71と呼ばれる遮光層が形成されている。本実施形態においては、このブラックマトリクス71が、走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線23)として用いられる。なお、本実施形態はカラーフィルタを用いた液晶表示装置を例に挙げて説明しているが、カラーフィルタを用いない液晶表示装置においても、対向基板200上にブラックマトリクス71が形成される。従って、カラーフィルタを用いない液晶表示装置についても、ブラックマトリクス71を走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線23)として用いることができる。
<2.2 ブラックマトリクスの構成>
図27は、図11に本実施形態におけるブラックマトリクス71を追加した図である。ゲートバスラインGLの延びる方向に着目すると、ブラックマトリクス71は、ゲートバスラインGLと補助容量ラインCsとの間の領域を覆うように形成されている。また、ソースバスラインSLの延びる方向に着目すると、ブラックマトリクス71は、ソースバスラインSLaとソースバスラインSLbとの間の領域を覆うように形成されている。
図28は、一般的なブラックマトリクスの形状を示す平面模式図である。これに対して、図29は、本実施形態におけるブラックマトリクス71の形状の一例を示す平面模式図である。本実施形態においては、4本の対向基板側伝達配線23がブラックマトリクス71によって実現されなければならないので、ブラックマトリクス71は少なくとも4つの部分に分割される。但し、各部分の時定数が大きくならないよう、ブラックマトリクス71は図29に示すように分割されることが好ましい。時定数が大きくなると、走査信号の遅延が生じるからである。従って、走査信号伝達配線として機能しない浮島状の部分も設けられる。なお、走査信号伝達配線として機能するそれぞれの部分の時定数を同程度の値にすることができるのであれば、図30に示すようにブラックマトリクス71が最小限の数に分割された構成を採用することもできる。
<2.3 効果>
本実施形態によれば、ブラックマトリクス71が走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線23)として用いられるので、対向基板200上に新たな配線を設ける必要がない。従って、従来とほぼ同様の製造プロセスで、隣接する画素間からの光漏れを防止しつつ走査信号を伝達する機能を有する配線を対向基板200上に設けることが可能となる。これにより、従来とほぼ同様の製造プロセスで、従来よりも額縁を顕著に小さくすることが可能となる。
<3.第3の実施形態>
<3.1 概要>
ソースバスラインSLの一端側にゲートドライバ接続端子12が設けられた構成においては、ゲートバスラインGLの位置によって走査信号伝達配線の長さが異なる。例えば、上記第1の実施形態の構成(図4)においては、1行目のゲートバスラインGLに対応して設けられている走査信号伝達配線が最も短く、4行目のゲートバスラインGLに対応して設けられている走査信号伝達配線が最も長い。このように走査信号伝達配線の長さが異なると、抵抗値および容量値が異なる(すなわち、時定数が異なる)ので、駆動タイミングにずれが生じ、行毎に充電時間が異なることとなる。その結果、表示品位が低下する。従って、全ての走査信号伝達配線の長さが同じであることが好ましい。そこで、本実施形態においては、全ての走査信号伝達配線の時定数を等しくするために、全ての走査信号伝達配線の長さが同じになるように各走査信号伝達配線が配設されている。なお、ここでの「同じ」という意味には、全ての走査信号伝達配線の長さが完全に一致することのみならず、全ての走査信号伝達配線の長さがほぼ一致することも含まれる。
<3.2 配線構造>
図31は、本実施形態におけるTFT基板100の配線構造について説明するための平面模式図である。なお、図31には、TFT基板100の一部のみを示している(図32〜図39についても同様)。図31から把握されるように、TFT基板100については、上記第1の実施形態における構成(図4参照)と同様の構成となっている。
図32は、本実施形態における対向基板200の配線構造について説明するための平面模式図である。図32に示すように、本実施形態においては、コンタクト部21からコンタクト部22までの対向基板側伝達配線の配線経路が、上記第1の実施形態(図6参照)とは異なっている。図32に示す例では、対向基板側伝達配線23aの長さと対向基板側伝達配線23bの長さとが同じになるよう、対向基板側伝達配線23aおよび対向基板側伝達配線23bが対向基板200上で引き回されている。これにより、対向基板側伝達配線23aの時定数と対向基板側伝達配線23bの時定数とが等しくなっている。なお、本実施形態においては、TFT基板100と対向基板200とを貼り合わせた状態を示す平面模式図は、図33に示すようなものとなる。
<3.3 効果>
本実施形態によれば、TFT基板100上の全てのアレイ基板側伝達配線15の長さが同じになっており、かつ、対向基板200上の全ての対向基板側伝達配線23の長さが同じになっている。従って、全ての走査信号伝達配線の長さが同じになっている。このため、全ての走査信号伝達配線の時定数が等しくなっている。これにより、走査信号伝達配線間の時定数の差に起因して行毎に充電時間が異なることが抑制される。以上より、表示品位を低下させることなく従来よりも額縁を顕著に小さくした液晶表示装置を提供することが可能となる。また、全ての行の充電時間を等しくするための駆動タイミングの調整が不要となる。
<3.4 変形例>
上記第3の実施形態においては、TFT基板100上の全てのアレイ基板側伝達配線15の長さが同じになっていたが、本発明はこれに限定されない。例えば図34に示すように、TFT基板100に配設されるアレイ基板側伝達配線15の長さを調整することによって、全ての走査信号伝達配線の時定数を等しくするようにしても良い。
また、対向基板200上の非表示領域で対向基板側伝達配線23aを例えば図35に示すように引き回すことによって、全ての走査信号伝達配線の時定数を等しくするようにしても良い。なお、全ての走査信号伝達配線の時定数が等しくなるのであれば、配線長の調整は、TFT基板100でのみ行われても良いし、対向基板200でのみ行われても良いし、TFT基板100および対向基板200の双方で行われても良い。
さらに、例えば図36に示すように対向基板側伝達配線23a,23bの幅を調整することによって、全ての走査信号伝達配線の時定数を等しくするようにしても良い。その際、抵抗値および容量値を考慮して、各対向基板側伝達配線の幅が決定される。このような幅の調整は、「ダブルソース駆動」などと呼ばれる駆動方法が採用されている場合に特に効果的である。なお、アレイ基板側伝達配線15の幅を調整するようにしても良い。
<4.第4の実施形態>
<4.1 概要>
上記第1〜第3の実施形態においては、対向基板側伝達配線23とゲートバスラインGLとを電気的に接続するためのコンタクト部14,22は、液晶パネル5の二辺近傍(ゲートバスラインGLの端部近傍)に設けられていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、上記コンタクト部14,22が表示領域内(画素内)に設けられる構成(本実施形態の構成)を採用することもできる。
<4.2 構成>
図37は、本実施形態におけるTFT基板100の配線構造について説明するための平面模式図である。図38は、本実施形態における対向基板200の配線構造について説明するための平面模式図である。図37および図38に示すように、本実施形態においては、対向基板側伝達配線23とゲートバスラインGLとを電気的に接続するためのコンタクト部14,22が表示領域内(画素内)に設けられている。コンタクト部14,22以外の構成については、上記第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態においては、TFT基板100と対向基板200とを貼り合わせた状態を示す平面模式図は、図39に示すようなものとなる。
以上のような構成により、本実施形態においても、ゲートドライバ接続端子12に与えられた走査信号は、「アレイ基板側伝達配線15、コンタクト部13、コンタクト部21、対向基板側伝達配線23、コンタクト部22、コンタクト部14、ゲートバスラインGL」という順序で伝達される。
なお、上記第2の実施形態のようにブラックマトリクス71が走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線23)として用いられる場合にもコンタクト部14,22が表示領域内(画素内)に設けられる構成を採用することができるし、上記第3の実施形態のように全ての走査信号伝達配線の長さが同じにされている場合にもコンタクト部14,22が表示領域内(画素内)に設けられる構成を採用することができる。
<4.3 効果>
本実施形態によれば、対向基板側伝達配線23とゲートバスラインGLとを電気的に接続するためのコンタクト部14,22が、上記第1の実施形態とは異なり、表示領域内(画素内)に設けられている。このため、ゲートバスラインGLの両端部にはコンタクト部14,22を設ける必要がない。従って、ゲートバスラインGLの両端部の額縁領域をほぼなくすことが可能となる。以上より、液晶表示装置に関し、コンタクト部14,22が液晶パネル5の二辺近傍に設けられる構成に比べて、更に額縁領域を狭くすることが可能となる(超狭額縁化が可能となる)。
<5.透明ディスプレイとしての使用>
近年、背景を透過状態にしつつ画像表示を行うことのできる表示装置(画面の向こう側を見ることができる表示装置)の開発が進められている。このような表示装置は「透明ディスプレイ」,「シースルーディスプレイ」などと呼ばれている。このような透明ディスプレイに関しては、デザイン性が重視される。この点を考慮すると、額縁領域ができるだけ狭いことが好ましい。そこで、上記第1〜第4の実施形態に係る表示装置を透明ディスプレイとして採用しても良い。
図40は、上記第1〜第4の実施形態のいずれかに係る表示装置を透明ディスプレイ50に適用した場合について説明するための図である。この透明ディスプレイ50は、パネル部51および台部52によって構成されている。パネル部51については、図40における上辺,左辺,および右辺には額縁領域が設けられていない。すなわち、三辺が「額縁レス」と呼ばれる構成になっている。パネル部51の下辺側には、ゲートドライバ310やソースドライバ320などの回路部を格納する台部52が設けられている。この透明ディスプレイ50は典型的にはカラーフィルタを有さない表示装置であって、3色(赤色,緑色,および青色)のLEDを用いたフィールドシーケンシャル駆動が行われる。但し、表示部の透過率が高い場合には、この透明ディスプレイ50がカラーフィルタを有する表示装置であっても良い。
図41は、上述の透明ディスプレイ50をオフィス等の窓口に設置した状態の一例を示す図である。パネル部51の三辺が「額縁レス」になっているので、図41に示すように奥側の人53が手前側の人54にディスプレイ越しに画像を指し示すことが可能となっている。
以上のように、上記第1〜第4の実施形態のいずれかに係る表示装置を用いると、様々な窓口等に設置しても違和感を生ずることのないデザイン性に優れた透明ディスプレイ50を実現することができる。このようにして、表示装置の使用用途も拡大される。
<6.その他>
本発明は上記各実施形態および上記各変形例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を施すことができる。例えば、画素の構造やゲートバスラインGLおよびソースバスラインSLの駆動方法は特に限定されない。
<7.付記>
本発明に係る表示装置として、以下に記す構成が考えられる。
(付記1)
映像信号を伝達するための映像信号線SLと、前記映像信号線SLと交差する走査信号線GLと、前記映像信号線SLと前記走査信号線GLとの交差点に対応して設けられた画素電極41とを有する表示装置であって、
前記走査信号線GLを駆動する走査信号線駆動部310と、
前記映像信号線SLを駆動する映像信号線駆動部320と、
前記走査信号線GLおよび前記映像信号線SLが配設され前記走査信号線駆動部310から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子12を有するアレイ基板100と、前記アレイ基板100に対向するように設けられた対向基板200とからなり、前記走査信号入力端子12から前記走査信号線GLに前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネル5と
を備え、
前記表示パネル5の一辺側に、前記走査信号線駆動部310および前記映像信号線駆動部320の双方が設けられ、
前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板100に配設されたアレイ基板側伝達配線15と前記対向基板200に配設された対向基板側伝達配線23とによって構成され、
前記アレイ基板100には、前記アレイ基板側伝達配線15と前記対向基板側伝達配線23とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部13と、前記対向基板側伝達配線23と前記走査信号線GLとを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部14とが形成され、
前記対向基板200には、前記アレイ基板側伝達配線15と前記対向基板側伝達配線23とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部13に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部21と、前記対向基板側伝達配線23と前記走査信号線GLとを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部14に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部22とが形成されていることを特徴とする、表示装置。
このような構成によれば、走査信号線GLを駆動する走査信号線駆動部310および映像信号線SLを駆動する映像信号線駆動部320の双方が、表示パネル5の一辺側に配置される。このような構成において、対向基板200上に、走査信号線駆動部310から出力される走査信号を走査信号線GLに伝達するための走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線23)が設けられる。このため、走査信号伝達配線のために従来技術において必要とされていた配線領域が不要となる。このようにして、従来技術と比較して額縁領域を削減することが可能となる。詳しくは、表示パネル5の三辺において額縁領域を極めて狭くすることが可能となる。以上より、従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置が実現される。
(付記2)
前記走査信号線GLの延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線23は、前記走査信号線GLの少なくとも一部を覆うように配設され、
前記映像信号線SLの延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線23は、前記映像信号線SLの少なくとも一部を覆うように配設されていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、対向基板側伝達配線23は走査信号線GLや映像信号線SLと上下方向に重なるように配設されるので、対向基板200上に対向基板側伝達配線23を配設することに起因する開口率の低下が抑制される。
(付記3)
1つの列に対応する映像信号線SLは、奇数行目の画素電極41に前記映像信号を供給するための第1の映像信号線SLaと偶数行目の画素電極41に前記映像信号を供給するための第2の映像信号線SLbとによって構成され、
前記走査信号線駆動部310は、2本ずつ前記走査信号線GLを駆動し、
前記映像信号線SLの延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線23は、互いに近接する前記第1の映像信号線SLaと前記第2の映像信号線SLbとの間の領域を覆うように配設されていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、「ダブルソース駆動」と呼ばれる駆動方法を採用している表示装置において、互いに近接する2本の映像信号線(SLa,SLb)の間のスペースを覆うように、対向基板200上に対向基板側伝達配線23が配設される。これにより、それら2本の映像信号線(SLa,SLb)の間のスペースの存在に起因する光漏れが抑制される。
(付記4)
前記アレイ基板100は、前記走査信号線GLの近傍に前記走査信号線GLと平行になるように配設された補助容量線Csを有し、
前記走査信号線GLの延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線23は、前記走査信号線GLと前記補助容量線Csとの間の領域を覆うように配設されていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、走査信号線GLと補助容量線Csとの間のスペースの存在に起因する光漏れが抑制される。
(付記5)
前記対向基板200には、光漏れを防止するためのブラックマトリクス71が形成され、
前記ブラックマトリクス71が前記対向基板側伝達配線23として用いられていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、従来より遮光層として用いられていたブラックマトリクス71が走査信号伝達配線(対向基板側伝達配線23)としても用いられる。このため、対向基板200上に新たな配線を設ける必要がない。従って、従来とほぼ同様の製造プロセスで、隣接する画素間からの光漏れを防止しつつ走査信号を伝達する機能を有する走査信号伝達配線を対向基板200上に設けることが可能となる。これにより、従来とほぼ同様の製造プロセスで、従来よりも額縁を顕著に小さくすることが可能となる。
(付記6)
前記ブラックマトリクス71は、前記対向基板側伝達配線23として機能する部分と前記対向基板側伝達配線23として機能しない部分とに分割されていることを特徴とする、付記5に記載の表示装置。
このような構成によれば、ブラックマトリクス71のうち走査信号伝達配線として機能する部分の時定数が大きくなることが抑制される。このため、走査信号の遅延の発生が抑制され、表示不良の発生が抑制される。
(付記7)
全ての前記走査信号伝達配線の長さが同じであることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、全ての走査信号伝達配線の時定数が等しくなる。このため、走査信号伝達配線間の時定数の差に起因して行毎に充電時間が異なることが抑制される。これにより、表示品位を低下させることなく従来よりも額縁を顕著に小さくした表示装置が実現される。また、全ての行の充電時間を等しくするための駆動タイミングの調整が不要となる。
(付記8)
全ての前記アレイ基板側伝達配線15の長さが同じであって、全ての前記対向基板側伝達配線23の長さが同じであることを特徴とする、付記7に記載の表示装置。
このような構成によれば、付記7に記載の構成と同様の効果が得られる。
(付記9)
前記走査信号伝達配線に関し、前記アレイ基板側伝達配線15の長さが長いほど前記対向基板側伝達配線23の長さが短いことを特徴とする、付記7に記載の表示装置。
このような構成によれば、付記7に記載の構成と同様の効果が得られる。
(付記10)
各走査信号伝達配線の幅を調整することによって、全ての前記走査信号伝達配線の時定数が等しくされていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、付記7に記載の構成と同様の効果が得られる。
(付記11)
前記第2のアレイ基板側コンタクト部14および前記第2の対向基板側コンタクト部22は、前記走査信号線GLと前記映像信号線SLと前記画素電極41とが設けられている領域である表示領域に形成されていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、対向基板側伝達配線23と走査信号線GLとを電気的に接続するためのコンタクト部(14,22)が表示領域内に設けられる。このため、走査信号線GLの両端部にはコンタクト部(14,22)を設ける必要がない。従って、走査信号線GLの両端部の額縁領域をほぼなくすことが可能となる。以上より、表示装置に関し、コンタクト部(14,22)が表示パネル5の二辺近傍に設けられる構成に比べて、更に額縁領域を狭くすることが可能となる。
(付記12)
前記走査信号線駆動部310および前記映像信号線駆動部320は、前記表示パネル5の四辺のうちの前記走査信号線GLに平行な一辺側に設けられていることを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
このような構成によれば、映像信号線SLが従来通りに高速駆動される。
(付記13)
前記表示パネル5は、背景を透過状態にしつつ画像を表示することができることを特徴とする、付記1から付記12までのいずれかに記載の表示装置。
このような構成によれば、様々な窓口等に設置しても違和感を生ずることのないデザイン性に優れた透明表示装置50が実現される。
4…画素形成部
5…液晶パネル
11…ソースドライバ接続端子
12…ゲートドライバ接続端子
13,14…TFT基板側のコンタクト部
15…アレイ基板側伝達配線
21,22…対向基板側のコンタクト部
23…対向基板側伝達配線
40…TFT
41…画素電極
44…共通電極
50…透明ディスプレイ
60…FPC(フレキシブル回路基板)
71…ブラックマトリクス
100…TFT基板
200…対向基板
300…表示制御回路
310…ゲートドライバ
320…ソースドライバ
400…表示部
GL…ゲートバスライン
SL…ソースバスライン
Cs…補助容量ライン

Claims (12)

  1. 映像信号を伝達するための映像信号線と、前記映像信号線と交差する走査信号線と、前記映像信号線と前記走査信号線との交差点に対応して設けられた画素電極とを有する表示装置であって、
    前記走査信号線を駆動する走査信号線駆動部と、
    前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動部と、
    前記走査信号線および前記映像信号線が配設され前記走査信号線駆動部から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向するように設けられた対向基板とからなり、前記走査信号入力端子から前記走査信号線に前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネルと
    を備え、
    前記表示パネルの一辺側に、前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部の双方が設けられ、
    前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板に配設されたアレイ基板側伝達配線と前記対向基板に配設された対向基板側伝達配線とによって構成され、
    前記アレイ基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部とが形成され、
    前記対向基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部とが形成され
    1つの列に対応する映像信号線は、奇数行目の画素電極に前記映像信号を供給するための第1の映像信号線と偶数行目の画素電極に前記映像信号を供給するための第2の映像信号線とによって構成され、
    前記走査信号線駆動部は、2本ずつ前記走査信号線を駆動し、
    前記映像信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、互いに近接する前記第1の映像信号線と前記第2の映像信号線との間の領域を覆うように配設されていることを特徴とする、表示装置。
  2. 映像信号を伝達するための映像信号線と、前記映像信号線と交差する走査信号線と、前記映像信号線と前記走査信号線との交差点に対応して設けられた画素電極とを有する表示装置であって、
    前記走査信号線を駆動する走査信号線駆動部と、
    前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動部と、
    前記走査信号線および前記映像信号線が配設され前記走査信号線駆動部から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向するように設けられた対向基板とからなり、前記走査信号入力端子から前記走査信号線に前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネルと
    を備え、
    前記表示パネルの一辺側に、前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部の双方が設けられ、
    前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板に配設されたアレイ基板側伝達配線と前記対向基板に配設された対向基板側伝達配線とによって構成され、
    前記アレイ基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部とが形成され、
    前記対向基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部とが形成され
    前記アレイ基板は、前記走査信号線の近傍に前記走査信号線と平行になるように配設された補助容量線を有し、
    前記走査信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、前記走査信号線と前記補助容量線との間の領域を覆うように配設されていることを特徴とする、表示装置。
  3. 映像信号を伝達するための映像信号線と、前記映像信号線と交差する走査信号線と、前記映像信号線と前記走査信号線との交差点に対応して設けられた画素電極とを有する表示装置であって、
    前記走査信号線を駆動する走査信号線駆動部と、
    前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動部と、
    前記走査信号線および前記映像信号線が配設され前記走査信号線駆動部から出力される走査信号が与えられる走査信号入力端子を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向するように設けられた対向基板とからなり、前記走査信号入力端子から前記走査信号線に前記走査信号を伝達するための走査信号伝達配線が設けられた表示パネルと
    を備え、
    前記表示パネルの一辺側に、前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部の双方が設けられ、
    前記走査信号伝達配線は、前記アレイ基板に配設されたアレイ基板側伝達配線と前記対向基板に配設された対向基板側伝達配線とによって構成され、
    前記アレイ基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための第1のアレイ基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための第2のアレイ基板側コンタクト部とが形成され、
    前記対向基板には、前記アレイ基板側伝達配線と前記対向基板側伝達配線とを電気的に接続するための、前記第1のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第1の対向基板側コンタクト部と、前記対向基板側伝達配線と前記走査信号線とを電気的に接続するための、前記第2のアレイ基板側コンタクト部に対向するように設けられた第2の対向基板側コンタクト部とが形成され
    前記第2のアレイ基板側コンタクト部および前記第2の対向基板側コンタクト部は、前記走査信号線と前記映像信号線と前記画素電極とが設けられている領域である表示領域に形成されていることを特徴とする、表示装置。
  4. 前記走査信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、前記走査信号線の少なくとも一部を覆うように配設され、
    前記映像信号線の延びる方向に着目したとき、前記対向基板側伝達配線は、前記映像信号線の少なくとも一部を覆うように配設されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記対向基板には、光漏れを防止するためのブラックマトリクスが形成され、
    前記ブラックマトリクスが前記対向基板側伝達配線として用いられていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記ブラックマトリクスは、前記対向基板側伝達配線として機能する部分と前記対向基板側伝達配線として機能しない部分とに分割されていることを特徴とする、請求項5に記載の表示装置。
  7. 全ての前記走査信号伝達配線の長さが同じであることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 全ての前記アレイ基板側伝達配線の長さが同じであって、全ての前記対向基板側伝達配線の長さが同じであることを特徴とする、請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記走査信号伝達配線に関し、前記アレイ基板側伝達配線の長さが長いほど前記対向基板側伝達配線の長さが短いことを特徴とする、請求項7に記載の表示装置。
  10. 各走査信号伝達配線の幅を調整することによって、全ての前記走査信号伝達配線の時定数が等しくされていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 前記走査信号線駆動部および前記映像信号線駆動部は、前記表示パネルの四辺のうちの前記走査信号線に平行な一辺側に設けられていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 前記表示パネルは、背景を透過状態にしつつ画像を表示することができることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の表示装置。
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