JP2016066029A - 液晶表示装置及びその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低消費電力化を図ることのできる液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を提供する。又は、表示品位に優れた液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を提供する。【解決手段】液晶表示装置の駆動部は、第1画素電極と第1対向電極との間に第1電位差を、第2画素電極と第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、まず、書込み期間に、第1対向電極に第1対向電圧VcomHを与え、第2対向電極に第2対向電圧VcomLを与え、制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定する。特定書込み期間に、制御信号SGの電圧値を第2電圧値V2に一時的に設定し、第1画像信号Vsig1Lを第1信号線に与え、第2画像信号Vsig2Hを第2信号線に与える。保持期間に、第1対向電極に第1対向電圧VcomHを与えた状態に維持し、第2対向電極に第2対向電圧VcomLを与えた状態に維持し、制御信号SGの電圧値を第3電圧値V3に設定する。【選択図】図7
Description
本発明の実施形態は、液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法に関する。
一般に、液晶表示装置は、アレイ基板と、対向基板と、これら両基板間に挟持された液晶層と、アレイ基板及び対向基板のいずれか一方に形成されたカラーフィルタと、を有している。アレイ基板及び対向基板間の隙間は、スペーサにより一定に保持されている。液晶表示装置の表示方式としては、TN(Twisted Nematic)方式等の各種の方式が用いられている。各画素は、薄膜トランジスタ(thin film transistor:TFT)を有している。
液晶表示装置は、60Hzのフレームレートで駆動されることが多いが、フレームレートを低減することにより、低消費電力化を図ることができる。しかしながら、薄膜トランジスタのリーク電流のために、画素電極の電圧が変化してしまい、画像表示の際にフリッカが生じる問題がある。
本発明の実施形態は、低消費電力化を図ることのできる液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を提供する。又は、本発明の実施形態は、表示品位に優れた液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を提供する。
一実施形態に係る液晶表示装置は、
走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、前記走査線、第1信号線、第2信号線、第1対向電極及び第2対向電極に電気的に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定する書込みであって、前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、前記書込みと、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みと、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルであり前記第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持と、
を行うように構成されている。
走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、前記走査線、第1信号線、第2信号線、第1対向電極及び第2対向電極に電気的に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定する書込みであって、前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、前記書込みと、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みと、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルであり前記第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持と、
を行うように構成されている。
また、一実施形態に係る液晶表示装置は、
走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたpチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたpチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、前記走査線、第1信号線、第2信号線、第1対向電極及び第2対向電極に電気的に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりハイレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりハイレベルの第1電圧値に設定する書込みであって、前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、前記書込みと、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりロウレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みと、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりハイレベルであり前記第1電圧値よりロウレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持と、
を行うように構成されている。
走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたpチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたpチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、前記走査線、第1信号線、第2信号線、第1対向電極及び第2対向電極に電気的に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりハイレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりハイレベルの第1電圧値に設定する書込みであって、前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、前記書込みと、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりロウレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みと、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりハイレベルであり前記第1電圧値よりロウレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持と、
を行うように構成されている。
また、一実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法は、
走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、を備えた液晶表示装置の駆動方法において、
前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定し、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせ、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルであり前記第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持し、
前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である。
走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、を備えた液晶表示装置の駆動方法において、
前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定し、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせ、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルであり前記第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持し、
前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法について詳細に説明する。まず、液晶表示装置の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、液晶表示装置は、液晶表示パネル10を備えている。本実施形態において、液晶表示パネル10は、TN(Twisted Nematic)方式を採用している。液晶表示パネル10は、アレイ基板1と、アレイ基板に所定の隙間を置いて対向配置された対向基板2と、これら両基板間に挟持された液晶層3とを備えている。その他、液晶表示装置は、画像信号出力部としての駆動回路90(信号線駆動回路)と、制御部100と、接続部110とを備えている。駆動回路90は、静止画を表示するための画像信号や、動画を表示するための画像信号(映像信号)を出力する。接続部110としては、FPC(flexible printed circuit)又はTCP(tape carrier package)を利用することができる。液晶表示パネル10は、表示領域AAを有している。表示領域AAは非表示領域で囲まれている。
図1及び図2に示すように、液晶表示装置は、液晶表示パネル10を備えている。本実施形態において、液晶表示パネル10は、TN(Twisted Nematic)方式を採用している。液晶表示パネル10は、アレイ基板1と、アレイ基板に所定の隙間を置いて対向配置された対向基板2と、これら両基板間に挟持された液晶層3とを備えている。その他、液晶表示装置は、画像信号出力部としての駆動回路90(信号線駆動回路)と、制御部100と、接続部110とを備えている。駆動回路90は、静止画を表示するための画像信号や、動画を表示するための画像信号(映像信号)を出力する。接続部110としては、FPC(flexible printed circuit)又はTCP(tape carrier package)を利用することができる。液晶表示パネル10は、表示領域AAを有している。表示領域AAは非表示領域で囲まれている。
図1乃至図5に示すように、アレイ基板1は、透明な絶縁性の基板として、例えばガラス基板4aを備えている。表示領域AAにおいて、ガラス基板4a上にはマトリクス状に配置された複数の単位画素UPXが形成されている。単位画素UPXは、第1方向d1にm個並べられ、第1方向d1に直交した第2方向d2にn個並べられている。
各単位画素UPXは、複数の画素PXを備えている。ここでは、各単位画素UPXは、第1乃至第4画素PXa乃至PXdを備えている。第2画素PXbは、第1画素PXaに第1方向d1に隣合って位置している。第3画素PXcは、第1画素PXaに第2方向d2に隣合って位置している。第4画素PXdは、第2画素PXbに第2方向d2に隣合い第3画素PXcに第1方向d1に隣合って位置している。
ここで、単位画素UPXの単位ではなく画素PXの単位に着目すると、複数の画素PXは、第1方向d1に2×m個並べられ、第2方向d2に2×n個並べられている。奇数行において、第1画素PXa及び第2画素PXbが第1方向d1に交互に並べられている。偶数行において、第3画素PXc及び第4画素PXdが第1方向d1に交互に並べられている。奇数列において、第1画素PXa及び第3画素PXcが第2方向d2に交互に並べられている。偶数列において、第2画素PXb及び第4画素PXdが第2方向d2に交互に並べられている。
なお、上記単位画素UPXを絵素と言い換えることができる。又は、単位画素UPXを画素と言い換えることができ、この場合、上記画素PXを副画素と言い換えることができる。
なお、上記単位画素UPXを絵素と言い換えることができる。又は、単位画素UPXを画素と言い換えることができ、この場合、上記画素PXを副画素と言い換えることができる。
表示領域AAの外側において、ガラス基板4aの上方に、駆動回路9及びアウタリードボンディング(outer lead bonding)のパッド群(以下、OLBパッド群と称する)PGが形成されている。本実施形態において、駆動回路9は、走査線駆動回路及び補助容量線駆動回路として利用される。なお、上記走査線駆動回路及び補助容量線駆動回路は、互いに分離して設けられていてもよい。例えば図3を参照すると、非表示領域のうち、左側領域に走査線駆動回路が設けられ、右側領域に補助容量線駆動回路が設けられてもよい。
表示領域AAにおいて、ガラス基板4aの上方には、複数本(2×m本)の信号線17、複数本(2×n本)の走査線15及び複数本(2×n本)の補助容量線20が配置されている。
信号線17は、駆動回路90(信号線駆動回路)に接続されている。信号線17は、第2方向d2に延在し第1方向d1に互いに間隔を置いて設けられている。信号線17は、それぞれ一列の複数の画素PXに電気的に接続されている。
信号線17は、駆動回路90(信号線駆動回路)に接続されている。信号線17は、第2方向d2に延在し第1方向d1に互いに間隔を置いて設けられている。信号線17は、それぞれ一列の複数の画素PXに電気的に接続されている。
走査線15は、駆動回路9(走査線駆動回路)に接続されている。走査線15は、第1方向d1に延出し、第2方向d2に互いに間隔を置いて設けられている。走査線15は、それぞれ一行の複数の画素PXに電気的に接続されている。
補助容量線20は、駆動回路9(補助容量線駆動回路)に接続されている。補助容量線20は、第1方向d1に延在し第2方向d2に互いに間隔を置いて設けられている。補助容量線20は、それぞれ一行の複数の画素PXに電気的に接続されている。
補助容量線20は、駆動回路9(補助容量線駆動回路)に接続されている。補助容量線20は、第1方向d1に延在し第2方向d2に互いに間隔を置いて設けられている。補助容量線20は、それぞれ一行の複数の画素PXに電気的に接続されている。
次に、単位画素UPXを1つ取り出して説明する。
図3乃至図5に示すように、第1乃至第4画素PXa乃至PXdは、互いに異なる色の画像を表示するように構成された画素である。この実施形態において、第1乃至第4画素PXa乃至PXdは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)及び白色(W)の画像を表示するように構成された画素である。単位画素UPXは、いわゆるRGBW正方画素(RGBWの4個の正方形の画素が正方配列化された画素)で構成されている。
図3乃至図5に示すように、第1乃至第4画素PXa乃至PXdは、互いに異なる色の画像を表示するように構成された画素である。この実施形態において、第1乃至第4画素PXa乃至PXdは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)及び白色(W)の画像を表示するように構成された画素である。単位画素UPXは、いわゆるRGBW正方画素(RGBWの4個の正方形の画素が正方配列化された画素)で構成されている。
第1画素PXaは、第1画素電極22aと、第1スイッチング素子12aと、補助容量素子25と、を有し、赤色(R)の画像を表示するように構成されている。この実施形態において、第1スイッチング素子12aは、nチャネル型の薄膜トランジスタ(thin film transistor:TFT)で形成されている。第1スイッチング素子12aは、走査線15に電気的に接続された第1電極と、信号線17(17a)に電気的に接続された第2電極と、第1画素電極22aに電気的に接続された第3電極と、を有している。第1画素電極22aは、第1対向電極42aとの間に液晶容量を形成している。なお、各第1対向電極42aは、第1リード線L1に接続され、第1リード線L1等を介して駆動回路90(リード線駆動回路)に接続されている。
ここで、第1スイッチング素子12aにおいて、上記第1電極がゲート電極として機能し、第2及び第3電極の一方がソース電極として機能し、第2及び第3電極の他方がドレイン電極として機能する。なお、これら第1乃至第3電極の機能に関しては、後述する第2乃至第4スイッチング素子12b乃至12dにおいても同様である。
補助容量素子25は、第1画素電極22aに電気的に接続されている。この実施形態において、補助容量素子25は、第1画素電極22aと補助容量線20との間に形成されている。補助容量素子25の一方の電極は、第1画素電極22a又は第1画素電極22aに接続された電極で形成されている。補助容量素子25の他方の電極は、対応する補助容量線20の一部又は上記補助容量線20に接続された電極で形成されている。補助容量線20は、駆動回路9(補助容量線駆動回路)により駆動されている。なお、補助容量線20を駆動する必要が無い場合は、補助容量線駆動回路は特に必要でなく、各補助容量線20は何らかの定電位電源に接続されていてもよい。
第2画素PXbは、第2画素電極22bと、第2スイッチング素子12bと、補助容量素子25と、を有し、緑色(G)の画像を表示するように構成されている。この実施形態において、第2スイッチング素子12bは、nチャネル型のTFTで形成されている。第2スイッチング素子12bは、走査線15に電気的に接続された第1電極と、信号線17(17b)に電気的に接続された第2電極と、第2画素電極22bに電気的に接続された第3電極と、を有している。第2画素PXbは、第1画素PXaとともに同一の走査線15に接続されている。第2画素電極22bは、第2対向電極42bとの間に液晶容量を形成している。なお、各第2対向電極42bは、第2リード線L2に接続され、第2リード線L2等を介して駆動回路90(リード線駆動回路)に接続されている。
第3画素PXcは、第3画素電極22cと、第3スイッチング素子12cと、補助容量素子25と、を有し、青色(B)の画像を表示するように構成されている。この実施形態において、第3スイッチング素子12cは、nチャネル型のTFTで形成されている。第3スイッチング素子12cは、走査線15に電気的に接続された第1電極と、信号線17(17a)に電気的に接続された第2電極と、第3画素電極22cに電気的に接続された第3電極と、を有している。第3画素PXcは、第1画素PXaとともに同一の第1信号線17aに接続されている。第3画素電極22cは、第1対向電極42aとの間に液晶容量を形成している。
第4画素PXdは、第4画素電極22dと、第4スイッチング素子12dと、補助容量素子25と、を有し、白色(W)の画像を表示するように構成されている。この実施形態において、第4スイッチング素子12dは、nチャネル型のTFTで形成されている。第4スイッチング素子12dは、走査線15に電気的に接続された第1電極と、信号線17(17b)に電気的に接続された第2電極と、第4画素電極22dに電気的に接続された第3電極と、を有している。第4画素PXdは、第3画素PXcとともに同一の走査線15に接続され、第2画素PXbとともに同一の第2信号線17bに接続されている。第4画素電極22dは、第2対向電極42bとの間に液晶容量を形成している。
上記のように、本実施形態において、各単位画素UPXには、2本の信号線17と2本の走査線15と、2本の補助容量線20と、が接続されている。但し、信号線及び走査線に着目すると、各単位画素UPXには、4本の信号線17と1本の走査線15とが接続されていてもよい。この場合、単位画素UPXの第1乃至第4画素PXa乃至PXdは、同一の走査線15に電気的に接続されている。そして、単位画素UPXの第1乃至第4画素PXa乃至PXdは、互いに異なる信号線17に電気的に接続されている。
次に、液晶表示パネル10の断面構造について説明する。
図4乃至図6に示すように、ガラス基板4a上にはアンダーコート膜(絶縁膜)11が形成されている。アンダーコート膜11の上方に、複数のスイッチング素子12(12a乃至12d)が形成されている。詳しくは、アンダーコート膜11上に半導体層13が形成されている。
図4乃至図6に示すように、ガラス基板4a上にはアンダーコート膜(絶縁膜)11が形成されている。アンダーコート膜11の上方に、複数のスイッチング素子12(12a乃至12d)が形成されている。詳しくは、アンダーコート膜11上に半導体層13が形成されている。
半導体層13は、アモルファスシリコン、ポリシリコン、有機物半導体、酸化物半導体等の半導体で形成されている。本実施形態において、半導体層13は、酸化物半導体で形成された酸化物半導体層である。このような酸化物半導体としては、インジウム、ガリウム及び亜鉛の少なくとも1つを含む酸化物が好適に用いられる。酸化物半導体の体表的な例としては、例えば、酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO)、酸化インジウムガリウム(IGO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、亜鉛スズ酸化物(ZnSnO)、亜鉛酸化物(ZnO)、及び透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)などが挙げられる。
このような酸化物半導体から成る半導体層13は、アモルファスシリコンからなる半導体層と比較して高移動度を実現できる。また、このような酸化物半導体からなる半導体層13は、ポリシリコンからなる半導体層と比較して、低温で大面積に亘って均一に成膜することができ、製造コストの低減を図ることができる。
このような酸化物半導体から成る半導体層13は、アモルファスシリコンからなる半導体層と比較して高移動度を実現できる。また、このような酸化物半導体からなる半導体層13は、ポリシリコンからなる半導体層と比較して、低温で大面積に亘って均一に成膜することができ、製造コストの低減を図ることができる。
アンダーコート膜11及び半導体層13上に、ゲート絶縁膜14が形成されている。ゲート絶縁膜14上には、複数の走査線15が形成されている。走査線15は、半導体層13の第1領域(チャネル領域)と対向した複数の第1電極(ゲート電極)15aを有している。ゲート絶縁膜14及び走査線15(第1電極15a)上に、第1層間絶縁膜16が形成されている。
第1層間絶縁膜16上に、複数の信号線17、複数の第2電極18a及び複数の第3電極18bが形成されている。信号線17、第2電極18a及び第3電極18bは、同一材料を利用し、同時に形成されている。信号線17は、第2電極18aと一体に形成されている。第2電極18aは、ゲート絶縁膜14及び第1層間絶縁膜16に形成されたコンタクトホールを通り半導体層13の第2領域にコンタクトしている。第3電極18bは、ゲート絶縁膜14及び第1層間絶縁膜16に形成された他のコンタクトホールを通り半導体層13の第3領域にコンタクトしている。なお、第2及び第3領域の一方がソース領域として機能し、第2及び第3領域の他方がドレイン領域として機能する。上記のように、スイッチング素子12が形成されている。
第1層間絶縁膜16、信号線17、第2電極18a及び第3電極18b上に、第2層間絶縁膜19が形成されている。第2層間絶縁膜19上に、絶縁膜21が形成されている。絶縁膜21は、平坦化膜としても機能し得る。絶縁膜21が平坦化膜として機能することにより、アレイ基板1の表面の凹凸を低減することができる。
絶縁膜21上に、複数の画素電極22(22a乃至22d)が形成されている。本実施形態において、画素電極22は、光反射導電層、透明導電層、又はこれらの積層体で形成されている。光反射導電層は、アルミニウム(aluminum:Al)等の金属材料を利用して形成することができる。透明導電層は、インジウム錫酸化物(indium tin oxide:ITO)、インジウム亜鉛酸化物、(indium zinc oxide:IZO)等の透明な導電材料を利用して形成することができる。
絶縁膜21上に、複数の画素電極22(22a乃至22d)が形成されている。本実施形態において、画素電極22は、光反射導電層、透明導電層、又はこれらの積層体で形成されている。光反射導電層は、アルミニウム(aluminum:Al)等の金属材料を利用して形成することができる。透明導電層は、インジウム錫酸化物(indium tin oxide:ITO)、インジウム亜鉛酸化物、(indium zinc oxide:IZO)等の透明な導電材料を利用して形成することができる。
この実施形態において、画素電極22は、光反射導電層と透明導電層との積層体で形成された光反射型の画素電極である。液晶表示パネル10は光反射型の液晶表示パネルである。画素電極22は、光反射性を有し、表示面(対向基板2の外面)側から入射された光を上記表示面側に反射することができる。
例えば、透明導電層は画素電極22の最上層に位置している。透明導電層のサイズは光反射導電層のサイズと同一であり、透明導電層は光反射導電層に完全に重なって形成されていてもよい。この場合、1回のフォトリソグラフィ工程で、積層された光反射導電膜及び透明導電膜にパターニングを施すことにより、光反射導電層及び透明導電層を同時に形成することができる。
なお、液晶表示パネル10は光透過型の液晶表示パネルであってもよい。この場合、画素電極22は、透明導電層のみで形成された光透過型の画素電極である。画素電極22は、光透過性を有し、アレイ基板1側から入射された光を対向基板2側に透過させることができる。
なお、液晶表示パネル10は光透過型の液晶表示パネルであってもよい。この場合、画素電極22は、透明導電層のみで形成された光透過型の画素電極である。画素電極22は、光透過性を有し、アレイ基板1側から入射された光を対向基板2側に透過させることができる。
絶縁膜21及び画素電極22上には、柱状スペーサ5(図2)が形成されている。絶縁膜21、画素電極22及び柱状スペーサ5上には配向膜23が設けられている。配向膜23は液晶層3に接している。この実施形態において、配向膜23は水平配向膜であり、ラビング等の配向処理が施されている。これにより、配向膜23は、液晶層3の液晶分子を初期配向させることができる。
上記のように、アレイ基板1が形成されている。
上記のように、アレイ基板1が形成されている。
図6に示すように、一方、対向基板2は、透明な絶縁基板として、例えばガラス基板4bを備えている。ガラス基板4b上には、カラーフィルタ30が設けられている。カラーフィルタ30は、ブラックマトリクス31と、複数色の着色層(又は無着色層)32とを有している。ブラックマトリクス31は、複数の画素PXを区画するように格子状に形成されている。
この実施形態において、カラーフィルタ30は、第1画素PXaを形成する赤色の着色層32(32R)、第2画素PXbを形成する緑色の着色層32(32G)、第3画素PXcを形成する青色の着色層32、及び第4画素PXdを形成する透明な無着色層32を有している。なお、上記カラーフィルタ30は、無着色層32無しに形成することができ得る。
また、この実施形態において、カラーフィルタ30上にオーバーコート膜41が設けられている。オーバーコート膜41は、対向基板2の表面の凹凸を低減する機能を有している。なお、オーバーコート膜41は必要に応じて設けられていればよい。オーバーコート膜41上には、対向電極(共通電極)42及び配向膜43が順に設けられている。
この実施形態において、対向電極42は、ITO、IZO等の透明な導電材料を利用して形成されている。また、対向電極42は、複数の第1対向電極42aと、複数の第2対向電極42bと、を有している。第1対向電極42a及び第2対向電極42bは、それぞれ帯状に形成され、第2方向d2に延在し、第1方向d1に間隔を置いて交互に並べられている。各第1対向電極42aは、奇数列のうちの任意の一列の全ての画素PXの画素電極22と対向している。各第2対向電極42bは、偶数列のうちの任意の一列の全ての画素PXの画素電極22と対向している。
このため、第1対向電極42a及び第2対向電極42bは、それぞれ複数の画素PXの形成に寄与している。また、第1対向電極42a及び第2対向電極42bは、それぞれ複数の画素PXで共用される共通電極である。
このため、第1対向電極42a及び第2対向電極42bは、それぞれ複数の画素PXの形成に寄与している。また、第1対向電極42a及び第2対向電極42bは、それぞれ複数の画素PXで共用される共通電極である。
本実施形態において、液晶表示装置はカラム反転駆動法を利用し、かつ、信号線17を駆動する電圧を半減するため、対向電極42は、帯状の第1対向電極42a及び第2対向電極42bを有している。列単位及びフレーム単位で、第1対向電極42a及び第2対向電極42bの電位も変動させることにより、液晶層3を交流駆動することができる。
このため、動画を表示する際の任意のN番目の1フレーム期間内に、画素電極22に画像信号が与えられると、奇数列の画素PXの画素電極22の電位は第1対向電極42aの電位と同一かそれより高くなり、偶数列の画素PXの画素電極22の電位は第2対向電極42bの電位と同一かそれより低くなる。そして、N+1番目の1フレーム期間内に、画素電極22に画像信号が与えられると、奇数列の画素PXの画素電極22の電位は第1対向電極42aの電位と同一かそれより低くなり、偶数列の画素PXの画素電極22の電位は第2対向電極42bの電位と同一かそれより高くなる。
すなわち、N番目の1フレーム期間内に、奇数列では、画素電極22が正極性の電極、第1対向電極42aが負極性の電極となり、偶数列では、画素電極22が負極性の電極、第2対向電極42bが正極性の電極となる。N+1番目の1フレーム期間内に、奇数列では、画素電極22が負極性の電極、第1対向電極42aが正極性の電極となり、偶数列では、画素電極22が正極性の電極、第2対向電極42bが負極性の電極となる。
このため、動画を表示する際の任意のN番目の1フレーム期間内に、画素電極22に画像信号が与えられると、奇数列の画素PXの画素電極22の電位は第1対向電極42aの電位と同一かそれより高くなり、偶数列の画素PXの画素電極22の電位は第2対向電極42bの電位と同一かそれより低くなる。そして、N+1番目の1フレーム期間内に、画素電極22に画像信号が与えられると、奇数列の画素PXの画素電極22の電位は第1対向電極42aの電位と同一かそれより低くなり、偶数列の画素PXの画素電極22の電位は第2対向電極42bの電位と同一かそれより高くなる。
すなわち、N番目の1フレーム期間内に、奇数列では、画素電極22が正極性の電極、第1対向電極42aが負極性の電極となり、偶数列では、画素電極22が負極性の電極、第2対向電極42bが正極性の電極となる。N+1番目の1フレーム期間内に、奇数列では、画素電極22が負極性の電極、第1対向電極42aが正極性の電極となり、偶数列では、画素電極22が正極性の電極、第2対向電極42bが負極性の電極となる。
配向膜43は液晶層3に接している。配向膜43は、水平配向膜であり、ラビング等の配向処理が施されている。これにより、配向膜43は、液晶層3の液晶分子を初期配向させることができる。
上記のように、対向基板2が形成されている。
上記のように、対向基板2が形成されている。
図2に示すように、アレイ基板1及び対向基板2間の所定の隙間は柱状スペーサ5により保持されている。アレイ基板1及び対向基板2は、これら両基板の周縁部に配置されたシール材6により接合されている。液晶層3は、アレイ基板1、対向基板2及びシール材6で囲まれた空間に形成されている。本実施形態において、液晶層3は、ポジ型の液晶材料で形成されている。
上記のように液晶表示装置が形成されている。
上記のように液晶表示装置が形成されている。
次に、上記のように構成された液晶表示装置の駆動方法について説明する。
駆動部(駆動回路9及び駆動回路90等)は、走査線15、補助容量線20及び信号線17を駆動し、画素電極22に画像信号を書込んでいる。液晶表示装置が動画や静止画を表示する場合、駆動部は走査線15及び信号線17を毎フレーム駆動する。但し、液晶表示装置が静止画を表示する場合、駆動部は走査線15及び信号線17を数フレーム置きに駆動(間欠駆動)することもできる。
駆動部(駆動回路9及び駆動回路90等)は、走査線15、補助容量線20及び信号線17を駆動し、画素電極22に画像信号を書込んでいる。液晶表示装置が動画や静止画を表示する場合、駆動部は走査線15及び信号線17を毎フレーム駆動する。但し、液晶表示装置が静止画を表示する場合、駆動部は走査線15及び信号線17を数フレーム置きに駆動(間欠駆動)することもできる。
図4及び図5に示した第1画素PXa及び第2画素PXbに着目すると、本実施形態において、駆動部は、第1画素電極22aと第1対向電極42aとの間に第1電位差を、第2画素電極22bと第2対向電極42bとの間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、すなわち、静止画を表示する際、次のように走査線15及び信号線17等を駆動する。
書込み期間に、駆動部は、第1対向電極42aに第1対向電圧を与え、第2対向電極42bに第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、走査線15に与える制御信号の電圧値を第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定する書込みを行う。
ここで、ロウレベルとは、相対的に負であることを言う。例えば、第2対向電圧は、第1対向電圧より相対的に負の電圧である。また、第1対向電圧と第1電圧値との差は、第1対向電圧と第2対向電圧との差の2倍以上である。
ここで、ロウレベルとは、相対的に負であることを言う。例えば、第2対向電圧は、第1対向電圧より相対的に負の電圧である。また、第1対向電圧と第1電圧値との差は、第1対向電圧と第2対向電圧との差の2倍以上である。
上記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、駆動部は、第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みを行う。詳しくは、駆動部は、走査線15に与える制御信号の電圧値を第1スイッチング素子12aの閾値電圧及び第2スイッチング素子12bの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、第1画像信号を第1信号線17aに与え第1画素電極22aに書込み、第2画像信号を第2信号線17bに与え第2画素電極22bに書込む。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を生じさせる。
ここで、ハイレベルとは、相対的に正であることを言う。例えば、第2電圧値は、第1スイッチング素子12aの閾値電圧及び第2スイッチング素子12bの閾値電圧と同一レベル又はそれより相対的に正の電圧値である。
ここで、ハイレベルとは、相対的に正であることを言う。例えば、第2電圧値は、第1スイッチング素子12aの閾値電圧及び第2スイッチング素子12bの閾値電圧と同一レベル又はそれより相対的に正の電圧値である。
上記書込み期間に続き、上記書込み期間より長い保持期間に、駆動部は、上記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持を行う。詳しくは、駆動部は、第1対向電極42aに第1対向電圧を与えた状態に維持し、第2対向電極42bに第2対向電圧を与えた状態に維持し、走査線15に与える制御信号の電圧値を第2対向電圧よりロウレベルであり第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定する。
次に、液晶表示装置の駆動方法の実施例について説明する。ここでは、図4及び図5に示した第1画素PXa及び第2画素PXbに着目し、第1画素電極22aと第1対向電極42aとの間に第1電位差を、第2画素電極22bと第2対向電極42bとの間に第2電位差を、それぞれ与え保持し、静止画を表示する場合について説明する。なお、静止画を表示する期間も補助容量線20は定電位に固定されている。
図7、及び図3乃至図5に示すように、第1書込み期間Pw1及び第1保持期間Pb1の和は1秒間に相当し、第2書込み期間Pw2及び第2保持期間Pb2の和は1秒間に相当する。第1書込み期間Pw1は1フレーム期間(1/60秒)である。第1書込み期間Pw1に、駆動部は60Hzのフレームレートで書込み動作を行う。
まず、第1書込み期間Pw1に、駆動回路90は、第1対向電極42aに第1対向電圧VcomHを与え、第2対向電極42bに第1対向電圧VcomHよりロウレベルの第2対向電圧VcomLを与え、駆動回路9は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第2対向電圧VcomLよりロウレベルの第1電圧値V1に設定する。第1対向電圧VcomHと第1電圧値V1との差は第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの差の2倍以上である。この実施形態において、電圧値を例示すると、第1対向電圧VcomHは+4.0V(ボルト)、第2対向電圧VcomLは+0.2V、第1電圧値V1は−6.0Vである。
上記のように、第1対向電圧VcomHと第1電圧値V1との差を第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの差の2倍以上にすることにより、走査線15(第1電極15a)の電位が第1画素電極22aの電位又は第2画素電極22bの電位より不所望に高くなる事態を回避することができる。
上記のように、第1対向電圧VcomHと第1電圧値V1との差を第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの差の2倍以上にすることにより、走査線15(第1電極15a)の電位が第1画素電極22aの電位又は第2画素電極22bの電位より不所望に高くなる事態を回避することができる。
第1書込み期間Pw1のうちの第1画像信号及び第2画像信号の第1特定書込み期間Pw1aは、ここでは、一水平走査期間に相当する。第1特定書込み期間Pw1aに、駆動部は、第1画像信号Vsig1L及び第2画像信号Vsig2Hの第1特定書込みを行う。第1特定書込み期間Pw1aに、駆動回路9は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第1スイッチング素子12aの閾値電圧及び第2スイッチング素子12bの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値V2に一時的に設定し、駆動回路90は、第1画像信号Vsig1Lを第1信号線17aに与え第1画素電極22aに書込み、第2画像信号Vsig2Hを第2信号線17bに与え第2画素電極22bに書込む。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を生じさせることができる。
ここで、第1画像信号Vsig1Lは、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの間の電圧値を有し、ロウレベルの第1画像信号である。このため、第1画素電極22aが負極性の電極、第1対向電極42aが正極性の電極となる。一方、第2画像信号Vsig2Hは、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの間の電圧値を有し、ハイレベルの第2画像信号である。このため、第2画素電極22bが正極性の電極、第2対向電極42bが負極性の電極となる。
この実施形態において、電圧値を例示すると、第2電圧値V2は+10Vである。
ここで、第1画像信号Vsig1Lは、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの間の電圧値を有し、ロウレベルの第1画像信号である。このため、第1画素電極22aが負極性の電極、第1対向電極42aが正極性の電極となる。一方、第2画像信号Vsig2Hは、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの間の電圧値を有し、ハイレベルの第2画像信号である。このため、第2画素電極22bが正極性の電極、第2対向電極42bが負極性の電極となる。
この実施形態において、電圧値を例示すると、第2電圧値V2は+10Vである。
第1書込み期間Pw1に続き、第1書込み期間Pw1より長い第1保持期間Pb1に、駆動部は、上記第1電位差及び第2電位差の保持を行う。この実施形態において、第1保持期間Pb1は、59フレーム期間(59/60秒)である。第1保持期間Pb1に、駆動回路90は、第1対向電極42aに第1対向電圧VcomHを与えた状態に維持し、第2対向電極42bに第2対向電圧VcomLを与えた状態に維持し、駆動回路9は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第2対向電圧VcomLよりロウレベルであり第1電圧値V1よりハイレベルである第3電圧値V3に設定する。
制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定した場合より第3電圧値V3に設定した場合の方が、走査線15(第1電極15a)の電位と第1画素電極22aの電位との差や、走査線15(第1電極15a)の電位と第2画素電極22bの電位との差を小さくすることができる。第1スイッチング素子12aや第2スイッチング素子12bにかかるバイアス電圧を小さくすることができるため、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
そして、上記のように第1保持期間Pb1を設けることにより、液晶表示装置の低消費電力化に寄与することができる。
制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定した場合より第3電圧値V3に設定した場合の方が、走査線15(第1電極15a)の電位と第1画素電極22aの電位との差や、走査線15(第1電極15a)の電位と第2画素電極22bの電位との差を小さくすることができる。第1スイッチング素子12aや第2スイッチング素子12bにかかるバイアス電圧を小さくすることができるため、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
そして、上記のように第1保持期間Pb1を設けることにより、液晶表示装置の低消費電力化に寄与することができる。
さらに本実施形態において、駆動回路90(駆動部)は、第1保持期間Pb1に、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの中間の電圧レベルの調整信号Vaを第1信号線17a及び第2信号線17bにそれぞれ与えるように構成されている。この実施形態において、電圧値を例示すると、調整信号Vaの電圧値は+2.1Vである。
また、この例では、第1保持期間Pb1のうちの第1電圧調整期間Pb1aに、調整信号Vaが第1信号線17a及び第2信号線17bにそれぞれ与えられている。第1電圧調整期間Pb1aは、第1保持期間Pb1の最初の1フレーム期間である。しかしながら、第1電圧調整期間Pb1aの長さは、種々変形可能であり、1フレーム期間未満であったり、1フレーム期間を超えたりしてもよい。例えば、第1電圧調整期間Pb1aの長さと第1保持期間Pb1の長さとが一致してもよい。信号線に第2電圧を書き込んだのち、信号線をハイインピーダンス状態において(信号線に電気的な書き込みがされないようにする)、保持させておくのでも良い。
また、この例では、第1保持期間Pb1のうちの第1電圧調整期間Pb1aに、調整信号Vaが第1信号線17a及び第2信号線17bにそれぞれ与えられている。第1電圧調整期間Pb1aは、第1保持期間Pb1の最初の1フレーム期間である。しかしながら、第1電圧調整期間Pb1aの長さは、種々変形可能であり、1フレーム期間未満であったり、1フレーム期間を超えたりしてもよい。例えば、第1電圧調整期間Pb1aの長さと第1保持期間Pb1の長さとが一致してもよい。信号線に第2電圧を書き込んだのち、信号線をハイインピーダンス状態において(信号線に電気的な書き込みがされないようにする)、保持させておくのでも良い。
このように、第1保持期間Pb1に、第1信号線17a及び第2信号線17bの電圧値を調整信号Vaの電圧値に設定した方が、第1信号線17aの電位と第1画素電極22aの電位との差や、第2信号線17bの電位と第2画素電極22bの電位との差を小さくすることができる。第1スイッチング素子12aや第2スイッチング素子12bにかかるバイアス電圧を小さくすることができるため、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。特に、第1画像信号Vsig1Lの電圧値や第2画像信号Vsig2Hの電圧値が、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの中間の電圧レベルに近い程、半導体層13に生じるリーク電流を低減することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
第1保持期間Pb1に続く第2書込み期間Pw2に、駆動回路90は、第1対向電極42aに第2対向電圧VcomLを与え、第2対向電極42bに第1対向電圧VcomHを与え、駆動回路9は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定する。
ここでも、第1対向電圧VcomHと第1電圧値V1との差を第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの差の2倍以上にすることにより、走査線15(第1電極15a)の電位が第1画素電極22aの電位又は第2画素電極22bの電位より不所望に高くなる事態を回避することができる。
ここでも、第1対向電圧VcomHと第1電圧値V1との差を第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの差の2倍以上にすることにより、走査線15(第1電極15a)の電位が第1画素電極22aの電位又は第2画素電極22bの電位より不所望に高くなる事態を回避することができる。
第2書込み期間Pw2のうちの第1画像信号及び第2画像信号の第2特定書込み期間Pw2aは、ここでは、一水平走査期間に相当する。第2特定書込み期間Pw2aに、駆動部は、第1画像信号Vsig1H及び第2画像信号Vsig2Lの第2特定書込みを行う。第2特定書込み期間Pw2aに、駆動回路9は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第2電圧値V2に一時的に設定し、駆動回路90は、第1画像信号Vsig1Hを第1信号線17aに与え第1画素電極22aに書込み、第2画像信号Vsig2Lを第2信号線17bに与え第2画素電極22bに書込む。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を生じさせることができる。
なお、第1画素電極22aの電位と第1対向電極42aの電位との差の絶対値は、第1特定書込み期間Pw1aと第2特定書込み期間Pw2aとで同一である。同様に、第2画素電極22bの電位と第2対向電極42bの電位との差の絶対値は、第1特定書込み期間Pw1aと第2特定書込み期間Pw2aとで同一である。
なお、第1画素電極22aの電位と第1対向電極42aの電位との差の絶対値は、第1特定書込み期間Pw1aと第2特定書込み期間Pw2aとで同一である。同様に、第2画素電極22bの電位と第2対向電極42bの電位との差の絶対値は、第1特定書込み期間Pw1aと第2特定書込み期間Pw2aとで同一である。
ここで、第1画像信号Vsig1Hは、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの間の電圧値を有し、ハイレベルの第1画像信号である。このため、第1画素電極22aが正極性の電極、第1対向電極42aが負極性の電極となる。一方、第2画像信号Vsig2Lは、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの間の電圧値を有し、ロウレベルの第2画像信号である。このため、第2画素電極22bが負極性の電極、第2対向電極42bが正極性の電極となる。
このため、このように静止画を表示する際は、1秒単位でいわゆるカラムコモン反転駆動を行うことができる。これにより、1秒毎に、第1画素電極22aの電位と第1対向電極42aの電位との関係が反転し、同様に、第2画素電極22bの電位と第2対向電極42bの電位との関係が反転する。液晶層3に交流電圧を印加することができるため、液晶材料の劣化を抑制することができる。
第2書込み期間Pw2に続き、第2書込み期間Pw2より長い第2保持期間Pb2に、駆動部は、上記第1電位差及び第2電位差の保持を行う。この実施形態において、第2保持期間Pb2は、59フレーム期間(59/60秒)である。第2保持期間Pb2に、駆動回路90は、第1対向電極42aに第2対向電圧VcomLを与えた状態に維持し、第2対向電極42bに第1対向電圧VcomHを与えた状態に維持し、駆動回路9は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第3電圧値V3に設定する。
この場合も、制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定した場合より第3電圧値V3に設定した場合の方が、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
そして、上記のように第2保持期間Pb2を設けることにより、液晶表示装置の低消費電力化に寄与することができる。
この場合も、制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定した場合より第3電圧値V3に設定した場合の方が、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
そして、上記のように第2保持期間Pb2を設けることにより、液晶表示装置の低消費電力化に寄与することができる。
さらに本実施形態において、駆動回路90(駆動部)は、第2保持期間Pb2に、調整信号Vaを第1信号線17a及び第2信号線17bにそれぞれ与えるように構成されている。
また、この例では、第2保持期間Pb2のうちの第2電圧調整期間Pb2aに、調整信号Vaが第1信号線17a及び第2信号線17bにそれぞれ与えられている。第2電圧調整期間Pb2aは、第2保持期間Pb2の最初の1フレーム期間である。しかしながら、第2電圧調整期間Pb2aの長さは、種々変形可能であり、1フレーム期間未満であったり、1フレーム期間を超えたりしてもよい。例えば、第2電圧調整期間Pb2aの長さと第2保持期間Pb2の長さとが一致してもよい。信号線に第2電圧を書き込んだのち、信号線をハイインピーダンス状態において(信号線に電気的な書き込みがされないようにする)、保持させておくのでも良い。
また、この例では、第2保持期間Pb2のうちの第2電圧調整期間Pb2aに、調整信号Vaが第1信号線17a及び第2信号線17bにそれぞれ与えられている。第2電圧調整期間Pb2aは、第2保持期間Pb2の最初の1フレーム期間である。しかしながら、第2電圧調整期間Pb2aの長さは、種々変形可能であり、1フレーム期間未満であったり、1フレーム期間を超えたりしてもよい。例えば、第2電圧調整期間Pb2aの長さと第2保持期間Pb2の長さとが一致してもよい。信号線に第2電圧を書き込んだのち、信号線をハイインピーダンス状態において(信号線に電気的な書き込みがされないようにする)、保持させておくのでも良い。
このように、第2保持期間Pb2に、第1信号線17a及び第2信号線17bの電圧値を調整信号Vaの電圧値に設定した方が、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。特に、第1画像信号Vsig1Hの電圧値や第2画像信号Vsig2Lの電圧値が、第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの中間の電圧レベルに近い程、半導体層13に生じるリーク電流を低減することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
上記第2保持期間Pb2の後、駆動部は、第1特定書込みを含む第1書込み期間Pw1の書込みと、第1保持期間Pb1の保持と、第2特定書込みを含む第2書込み期間Pw2の書込みと、第2保持期間Pb2の保持と、を繰り返し、上記第1電位差及び第2電位差を保持するように構成されていてもよい。これにより、静止画を表示する時間を調整することができ、低消費電力化に寄与することができ、表示品位に優れた画像の表示を保持することができる。
上記のように構成された一実施形態に係る液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法によれば、液晶表示装置は、走査線15と、第1信号線17aと、第1スイッチング素子12aと、第1画素電極22aと、第1対向電極42aと、第2信号線17bと、第2スイッチング素子12bと、第2画素電極22bと、第2対向電極42bと、駆動部(駆動回路9,90)と、を備えている。第1スイッチング素子12a及び第2スイッチング素子12bは、nチャネル型のTFTで形成されている。第1スイッチング素子12a、第1画素電極22a及び第1対向電極42aは、とともに第1画素PXaを形成している。第2スイッチング素子12b、第2画素電極22b及び第2対向電極42bは、とともに第2画素PXbを形成している。
駆動部は、第1画素電極22aと第1対向電極42aとの間に第1電位差を、第2画素電極22bと第2対向電極42bとの間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、書込みと、保持と、を行うように構成されている。
上記書込みでは、第1書込み期間Pw1に、駆動部は、第1対向電極42aに第1対向電圧VcomHを与え、第2対向電極42bに第2対向電圧VcomLを与え、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第1電圧値V1に設定する。第1対向電圧VcomHと第1電圧値V1との差は第1対向電圧VcomHと第2対向電圧VcomLとの差の2倍以上である。これにより、走査線15(第1電極15a)の電位が第1画素電極22aの電位又は第2画素電極22bの電位より不所望に高くなる事態を回避することができる。
第1書込み期間Pw1のうちの第1画像信号及び第2画像信号の第1特定書込み期間Pw1aに、駆動部は、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第2電圧値V2に一時的に設定し、第1画像信号Vsig1Lを第1信号線17aに与え第1画素電極22aに書込み、第2画像信号Vsig2Hを第2信号線17bに与え第2画素電極22bに書込んでいる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を生じさせることができる。
第1書込み期間Pw1に続き、第1書込み期間Pw1より長い第1保持期間Pb1に、駆動部は、第1対向電極42aに第1対向電圧VcomHを与えた状態に維持し、第2対向電極42bに第2対向電圧VcomLを与えた状態に維持し、走査線15に与える制御信号SGの電圧値を第3電圧値V3に設定している。
制御信号SGの電圧値を第3電圧値V3に設定することにより、走査線15(第1電極15a)の電位と第1画素電極22aの電位との差や、走査線15(第1電極15a)の電位と第2画素電極22bの電位との差を小さくすることができる。第1スイッチング素子12aや第2スイッチング素子12bにかかるバイアス電圧を小さくすることができるため、半導体層13(第1スイッチング素子12a,第2スイッチング素子12b)に生じるリーク電流の低減に寄与することができる。これにより、上記第1電位差及び第2電位差を良好に保持することができる。
画素電極22(例えば第1画素電極22a又は第2画素電極22b)の電位の変化を抑制することができるため、フリッカの発生を抑制することができる。そして、上記のように第1保持期間Pb1を設けることにより、液晶表示装置の低消費電力化に寄与することができる。
上記のことから、低消費電力化を図ることのできる液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を得ることができる。又は、表示品位に優れた液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を得ることができる。
画素電極22(例えば第1画素電極22a又は第2画素電極22b)の電位の変化を抑制することができるため、フリッカの発生を抑制することができる。そして、上記のように第1保持期間Pb1を設けることにより、液晶表示装置の低消費電力化に寄与することができる。
上記のことから、低消費電力化を図ることのできる液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を得ることができる。又は、表示品位に優れた液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法を得ることができる。
次に、上記実施形態に係る液晶表示装置の変形例について説明する。
図8に示すように、液晶表示装置は、切替え回路50をさらに備えていてもよい。この場合も、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
切替え回路50は、複数の切替え素子群55を有し、切替え素子群55はそれぞれ複数の切替え素子ASWを有している。この実施の形態において、切替え素子群55はそれぞれ2個の切替え素子ASWを有している。切替え回路50は、1/2マルチプレクサ回路である。切替え素子ASWとしては、例えばTFTであり、上記スイッチング素子12と同様に形成することができ得る。
図8に示すように、液晶表示装置は、切替え回路50をさらに備えていてもよい。この場合も、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
切替え回路50は、複数の切替え素子群55を有し、切替え素子群55はそれぞれ複数の切替え素子ASWを有している。この実施の形態において、切替え素子群55はそれぞれ2個の切替え素子ASWを有している。切替え回路50は、1/2マルチプレクサ回路である。切替え素子ASWとしては、例えばTFTであり、上記スイッチング素子12と同様に形成することができ得る。
切替え回路50は、複数の信号線17(17a,17b)に接続されている。また、切替え回路50は、接続配線57を介して駆動回路90に接続されている。ここでは、接続配線57の本数は、信号線17の本数の1/2である。
駆動回路90の出力(接続配線57)1個当たり2本の信号線17を時分割駆動するよう、切替え素子(アナログスイッチ)ASWは、制御信号SW1及びSW2により、オン/オフが切替えられる。これら制御信号SW1及びSW2は、制御部100から、OLBパッド群pG(図3)、複数の制御配線58を介して切替え素子ASWにそれぞれ与えられる。
上記の変形例によれば、信号線17は時分割駆動されている。このため、信号線17を駆動するために駆動回路90及び制御部100等によって生成される画像信号の数を半分にすることができる。これにより、上述した実施形態と同様に、外部ソースIC(駆動回路90及び制御部100)の消費電力の増大を抑制することができる。
駆動回路90の出力(接続配線57)1個当たり2本の信号線17を時分割駆動するよう、切替え素子(アナログスイッチ)ASWは、制御信号SW1及びSW2により、オン/オフが切替えられる。これら制御信号SW1及びSW2は、制御部100から、OLBパッド群pG(図3)、複数の制御配線58を介して切替え素子ASWにそれぞれ与えられる。
上記の変形例によれば、信号線17は時分割駆動されている。このため、信号線17を駆動するために駆動回路90及び制御部100等によって生成される画像信号の数を半分にすることができる。これにより、上述した実施形態と同様に、外部ソースIC(駆動回路90及び制御部100)の消費電力の増大を抑制することができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、スイッチング素子12(12a,12b,12c,12d)は、pチャネル型のTFTで形成されていてもよい。この場合も、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、この場合、次の点で上述した実施形態と相違する。第2対向電圧VcomLは第1対向電圧VcomHよりハイレベルの電圧となる。第1電圧値V1は第2対向電圧VcomLよりハイレベルの電圧となる。第2電圧値V2は、第1スイッチング素子12aの閾値電圧及び第2スイッチング素子12bの閾値電圧と同一レベル又はそれよりロウレベルの電圧値となる。第3電圧値V3は、第2対向電圧VcomLよりハイレベルであり、第1電圧値V1よりロウレベルとなる。
画素電極22(22a,22b,22c,22d)の形状は、正方形に限定されるものではなく、種々変形可能であり、長方形であってもよい。画素電極22の形状は、矩形状以外の形状であってもよい。これらの場合であっても、上述した実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
単位画素UPXは、RGBW正方画素に限らず、種々変形可能であり、例えば、いわゆるRGBW縦ストライプ画素(RGBWの4個の長方形の画素(画素電極)がストライプ状に配列された画素)で構成されていてもよい。
また、単位画素UPXは、いわゆるRGB縦ストライプ画素(一般的な3原色であるRGBの3個の長方形の画素(画素電極)がストライプ状に配列された画素)で構成されていてもよい。単位画素UPXは、さらに、Y(黄色)画素や、W画素及びY画素の両方を備えた4色以上の画素で構成されていてもよい。
単位画素UPXは、RGBW正方画素に限らず、種々変形可能であり、例えば、いわゆるRGBW縦ストライプ画素(RGBWの4個の長方形の画素(画素電極)がストライプ状に配列された画素)で構成されていてもよい。
また、単位画素UPXは、いわゆるRGB縦ストライプ画素(一般的な3原色であるRGBの3個の長方形の画素(画素電極)がストライプ状に配列された画素)で構成されていてもよい。単位画素UPXは、さらに、Y(黄色)画素や、W画素及びY画素の両方を備えた4色以上の画素で構成されていてもよい。
上述した実施形態では、液晶表示パネル10は、TN(Twisted Nematic)方式を採用している。しかしながら、これに限定されるものではなく、液晶表示パネルは、TN方式以外の表示方式を採用してもよい。例えば、液晶表示パネルは、FFS(Fringe Field Switching)方式等の主として基板主面に略平行な横電界を利用するIPS(In-Plane Switching)方式を採用していてもよい。そして、液晶表示パネルは、補助容量素子25無しに形成されていてもよい。
また、液晶表示装置は、光反射型の液晶表示装置に限定されるものではなく、種々変形可能であり、光透過型の液晶表示装置であってもよい。
上述した実施形態は、上述した液晶表示装置及びその駆動方法に限定されるものではなく、各種の液晶表示装置及びその駆動方法に適用可能である。
また、液晶表示装置は、光反射型の液晶表示装置に限定されるものではなく、種々変形可能であり、光透過型の液晶表示装置であってもよい。
上述した実施形態は、上述した液晶表示装置及びその駆動方法に限定されるものではなく、各種の液晶表示装置及びその駆動方法に適用可能である。
1…アレイ基板、2…対向基板、3…液晶層、9,90…駆動回路、10…液晶表示パネル、12,12a,12b,12c,12d…スイッチング素子、13…半導体層、15…走査線、17,17a,17b…信号線、22,22a,22b,22c,22d…画素電極、25…補助容量素子、42,42a,42b…対向電極、PX,PXa,PXb,PXc,PXd…画素、L1,L2…リード線、Pw1…第1書込み期間、Pw1a…第1特定書込み期間、Pb1…第1保持期間、Pb1a…第1電圧調整期間、Pw2…第2書込み期間、Pw2a…第2特定書込み期間、Pb2…第2保持期間、Pb2a…第2電圧調整期間、Vsig1L,Vsig1H…第1画像信号、Vsig2H,Vsig2L…第2画像信号、VcomH…第1対向電圧、VcomL…第2対向電圧、V1,V2,V3…電圧値。
Claims (12)
- 走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、前記走査線、第1信号線、第2信号線、第1対向電極及び第2対向電極に電気的に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定する書込みであって、前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、前記書込みと、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みと、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルであり前記第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持と、
を行うように構成されている液晶表示装置。 - 走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたpチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたpチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、前記走査線、第1信号線、第2信号線、第1対向電極及び第2対向電極に電気的に接続された駆動部と、を備え、
前記駆動部は、前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりハイレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりハイレベルの第1電圧値に設定する書込みであって、前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、前記書込みと、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりロウレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の特定書込みと、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりハイレベルであり前記第1電圧値よりロウレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、保持と、
を行うように構成されている液晶表示装置。 - 前記駆動部は、前記保持期間に、前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との中間の電圧レベルの調整信号を前記第1信号線及び第2信号線にそれぞれ与えるように構成されている請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記駆動部は、
前記保持期間に続く他の書込み期間に、前記第1対向電極に前記第2対向電圧を与え、前記前記第2対向電極に前記第1対向電圧を与え、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1電圧値に設定する他の書込みと、
前記他の書込み期間のうちの前記第1画像信号及び第2画像信号の他の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせる、前記第1画像信号及び第2画像信号の他の特定書込みと、
前記他の書込み期間に続き、前記他の書込み期間より長い他の保持期間に、前記第1対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持する、他の保持と、
をさらに行うように構成されている請求項1又は2に記載の液晶表示装置。 - 前記駆動部は、前記他の保持期間に、前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との中間の電圧レベルの調整信号を前記第1信号線及び第2信号線にそれぞれ与えるように構成されている請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記駆動部は、前記特定書込みを含む前記書込みと、前記保持と、前記他の特定書込みを含む前記他の書込みと、前記他の保持と、を繰り返し、前記第1電位差及び第2電位差を保持するように構成されている請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記駆動部は、前記第1画素電極に前記第1画像信号を60Hzのフレームレートで書込み、前記第2画素電極に前記第2画像信号を60Hzのフレームレートで書込むように構成され、
前記書込み期間は1フレーム期間であり、
前記保持期間は、59フレーム期間である請求項1又は2に記載の液晶表示装置。 - 前記第1画素電極に電気的に接続され前記第1画素を形成する第1補助容量素子と、
前記第2画素電極に電気的に接続され前記第2画素を形成する第2補助容量素子と、
をさらに備えている請求項1乃至7の何れか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記第1画素及び第2画素は、それぞれ光反射型の画素である請求項1乃至8の何れか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記第1画素電極及び第2画素電極は、それぞれ光反射型の電極である請求項9に記載の液晶表示装置。
- ツイステッドネマティック方式を採用している請求項1乃至10の何れか1項に記載の液晶表示装置。
- 走査線と、第1信号線と、前記走査線及び第1信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第1薄膜トランジスタと、前記第1薄膜トランジスタに電気的に接続された第1画素電極と、前記第1薄膜トランジスタ及び第1画素電極とともに第1画素を形成する第1対向電極と、第2信号線と、前記走査線及び第2信号線に電気的に接続されたnチャネル型の第2薄膜トランジスタと、前記第2薄膜トランジスタに電気的に接続された第2画素電極と、前記第2薄膜トランジスタ及び第2画素電極とともに、前記第1画素に隣合う第2画素を形成する第2対向電極と、を備えた液晶表示装置の駆動方法において、
前記第1画素電極と前記第1対向電極との間に第1電位差を、前記第2画素電極と前記第2対向電極との間に第2電位差を、それぞれ与え保持する際、
書込み期間に、前記第1対向電極に第1対向電圧を与え、前記第2対向電極に前記第1対向電圧よりロウレベルの第2対向電圧を与え、前記走査線に与える制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルの第1電圧値に設定し、
前記書込み期間のうちの第1画像信号及び第2画像信号の特定書込み期間に、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第1薄膜トランジスタの閾値電圧及び前記第2薄膜トランジスタの閾値電圧と同一レベル又はそれよりハイレベルの第2電圧値に一時的に設定し、前記第1画像信号を前記第1信号線に与え前記第1画素電極に書込み、前記第2画像信号を前記第2信号線に与え前記第2画素電極に書込み、前記第1電位差及び第2電位差を生じさせ、
前記書込み期間に続き、前記書込み期間より長い保持期間に、前記第1対向電極に前記第1対向電圧を与えた状態に維持し、前記第2対向電極に前記第2対向電圧を与えた状態に維持し、前記走査線に与える前記制御信号の電圧値を前記第2対向電圧よりロウレベルであり前記第1電圧値よりハイレベルである第3電圧値に設定し、前記第1電位差及び第2電位差を保持し、
前記第1対向電圧と前記第1電圧値との差は前記第1対向電圧と前記第2対向電圧との差の2倍以上である、
液晶表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014196075A JP2016066029A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 液晶表示装置及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014196075A JP2016066029A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 液晶表示装置及びその駆動方法 |
Publications (1)
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JP2016066029A true JP2016066029A (ja) | 2016-04-28 |
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ID=55805467
Family Applications (1)
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JP2014196075A Pending JP2016066029A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 液晶表示装置及びその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016066029A (ja) |
-
2014
- 2014-09-26 JP JP2014196075A patent/JP2016066029A/ja active Pending
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