JP6183286B2 - 乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造 - Google Patents

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本発明は、シート構成部品を取付け可能なブラケットのシートフレームへの取付け構造に関する。
乗物用シートには、各種電気部品間の電気的接続を行うためのワイヤハーネスが配索されているものがある。かかるワイヤハーネス同士を接続するためのコネクタ(シート構成部品の1つ)がシートフレームに形成されたブラケットに取り付けられる技術が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術においては、シートフレームに対して本体ブラケットを取り付けるとともに、コネクタを差込固定可能な複数のコネクタ支持ブラケットを接合固定している。
特開2006−321440号公報
特許文献1に記載のシートフレームへのブラケット取付け構造においては、取り付けようとするコネクタ支持ブラケットの大きさや数の違いによって複数の種類のブラケットを準備してシートフレームに取り付けることができる。この場合、ブラケットの種類が多くなることにより、シートフレームへのブラケット溶接工程が複雑化し生産性が低下するとともに製造スペースの増大につながる。また、特許文献1に記載のシートフレームへのブラケット取付け構造において、複数の種類のブラケットを1つでまかなえる、コネクタ支持ブラケットを多く備えた単一のブラケットとすることもできる。しかし、この場合においては、金属製の大きなブラケットをシートフレームに溶接することとなり、シートフレームが大型化してフレーム製造工程からシート組立工程への部品搬送の効率が低下する。
このような問題に鑑み本発明の課題は、ワイヤハーネスのコネクタ等のシート構成部品を取付け可能なブラケットの種類を削減するとともに、シートフレームへの取付けをシート組立工程で行うことにより、生産性の低下と部品搬送の効率低下を抑止するシートフレームへのブラケット取付け構造を提供することにある。
本発明の第1発明は、一対のサイドフレームをコネクティングロッドで連結した構造のシートフレームに、シート構成部品を取付け可能なブラケットを取り付ける乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造であって、該ブラケットは、複数の前記シート構成部品の取付け部を有する本体部と、該本体部に結合し前記コネクティングロッドに対して前後方向に回動可能に支持する把持部と、前記本体部に結合し前記コネクティングロッドの前方又は後方に位置する前記シートフレームの一部分に係止可能な係止部とを備え、前記コネクティングロッドに前記把持部を係合させた状態で前記本体部を前記コネクティングロッド回りに回動させ、前記係止部を前記シートフレームの前記一部分に係止させることを特徴とする。
第1発明によれば、複数のシート構成部品の取付け部を有するブラケットを、コネクティングロッドに対して前後方向に回動可能に支持する把持部で支持する。その後、本体部をコネクティングロッド回りに回動させ、係止部をコネクティングロッドの前方又は後方に位置するシートフレームの一部分に係止させる。これによって、複数の種類のブラケットを1つでまかなえる、シート構成部品の取付け部を多く備えた単一のブラケットとするとともに、シートフレームへの取付けをシート組立工程で行うことができる。そして、ブラケットの種類を削減して生産性の低下を抑止するとともに、部品搬送の効率低下を抑止することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記把持部は、前記コネクティングロッドに対して左右方向に摺動可能に支持され、前記係止部は、前記シートフレームの前記一部分に設けられた被係止孔に挿入され、前記本体部が左右方向に摺動されることによって係止が行われるよう構成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、ブラケットのシートフレームへの取り付けは、係止部をコネクティングロッドの前方又は後方に位置するシートフレームの一部分に係止させるとき、係止部をシートフレームの一部分に設けられた被係止孔に挿入して、本体部が左右方向に摺動されることによって行われる。これによって、ブラケットのシートフレームへの取付けを、シート組立工程でより簡便にビス等の部品を使用することなく行うことができる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記ブラケットは樹脂又は軽合金で製造されていることを特徴とする。
第3発明によれば、ブラケットが樹脂又は軽合金で製造されているので、複数の種類のブラケットを1つでまかなえる、シート構成部品の取付け部を多く備えた単一のブラケットとしても重量の増加を抑制できる。また、ブラケットの製造がインジェクション成形やダイキャスト成形等によって行われるので本体部等におけるコーナ部のR付けが容易に行われ、誤って触れたときの安全性をより高めることができる。
本発明の一実施形態を採用したクッションフレームを後方から見た斜視図である。 上記実施形態に係るブラケットを後方から見た斜視図である。 上記実施形態に係るブラケットを前方から見た斜視図である。 図1のIV−IV矢視線断面図である。
図1〜4は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シートクッションフレーム(以下、「クッションフレーム」という。)に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりクッションフレームを自動車のフロアに取り付けたときの自動車の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
本実施形態の乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造を採用したクッションフレーム10は、図1に示されるように、左右一対のスライドレール20と左右一対のリフタ機構30を介してフロアFに取り付けられている。クッションフレーム10は、その左右方向の側部において、前後方向に延びる一対のサイドフレーム11を有している。サイドフレーム11は、板状の部材で一般部11aの上端部にクッションフレーム10の外側方向に延びる上フランジ部11bが、下端部にクッションフレーム10の外側方向に延びる下フランジ部11cが、設けられている。サイドフレーム11間には、前部においてフロントパイプ12が、後部においてリアパイプ13が配設されている。フロントパイプ12、リアパイプ13とも円筒パイプ状の部材で、それぞれサイドフレーム11の一般部11aにあけられた貫通孔に通されて相対回転可能に取り付けられている。これは、後述するようにリフタ機構30によりクッションフレーム10の高さ調整をするためのものである。ここで、クッションフレーム10が特許請求の範囲の「シートフレーム」に相当し、フロントパイプ12が特許請求の範囲の「コネクティングロッド」に相当する。
図1に示されるように、フロントパイプ12、リアパイプ13とも、クッションフレーム10の右側にあっては、サイドフレーム11のクッションフレーム10内側面(左側面)近傍に、リフタ機構30のフロントリンク31とリアリンク32の上端部が取り付けられている。また、フロントパイプ12、リアパイプ13ともクッションフレーム10の左側においては、サイドフレーム11のクッションフレーム10外側面(左側面)近傍に、リフタ機構30のフロントリンク31とリアリンク32の上端部が取り付けられている。フロントリンク31の下端部は、スライドレール20のアッパレール22前端部に取り付けられた前部ブラケット22aに回動可能に取り付けられている。また、リアリンク32の下端部は、スライドレール20のアッパレール22後端部に取り付けられた後部ブラケット22bに回動可能に取り付けられている。これによって、クッションフレーム10、アッパレール22、フロントリンク31、リアリンク32は平行リンクを形成する。リフタ調整機構33を操作することによりリアパイプ13が回動し、リアパイプ13が回動するとリアリンク32が回動する。リアリンク32の回動に従動してフロントリンク31も同じ向きに回動することによりクッションフレーム10のフロアFに対する高さ調整が可能となる。
サイドフレーム11の前端部の上フランジ部11bには、フロントパネル14が掛け渡し状に取り付けられている。フロントパネル14は板状のプレス部品でクッションパッド(不図示)の前部を下から支える。フロントパネル14の中央後端部には、ブラケット40を係止するための矩形状の孔である、被係止孔14a、被係止孔14b、被係止孔14cが左右方向に並んであけられている。ここで、フロントパネル14が特許請求の範囲の「シートフレームの一部分」に相当する。フロントパイプ12とリアパイプ13の間には、クッションパッドの中央部及び後部を下から支えるSばね15が掛け渡し状に取り付けられている。Sばね15は、ワイヤを屈曲形成したばねを部分的に樹脂で一体化成形した部材である。Sばね15は、樹脂部材を介してフロントパイプ12とリアパイプ13に引っ掛けた状態で相対回転可能に保持されている。これによって、クッションフレーム10の高さ調整時にフロントパイプ12とリアパイプ13が回動しても係止状態を保持してクッションパッドを安定して支持できるようになっている。サイドフレーム11後部に設けられたスタッドナット付き孔11d、11eには一対のロアアーム(不図示)が取り付けられ、一対のリクライナ(不図示)を介してバックフレーム(不図示)が傾動可能に取り付けられる。スライドレール20は、フロアFに長手方向を前後方向に一致させて固定されたロアレール21と、ロアレール21に対して摺動可能に嵌合されたアッパレール22を備えている。アッパレール22上には、前部ブラケット22aが前端部に、後部ブラケット22bが後端部に設けられている。前部ブラケット22aにはフロントリンク31の下端部が、後部ブラケット22bにはリアリンク32の下端部が回動可能に取り付けられている。
図1〜図3に示すように、ブラケット40は、ポリプロピレン製のインジェクション成形品である。ブラケット40は、複数のコネクタ取付が可能な本体部41と、フロントパイプ12に対して前後方向に回動可能で左右方向に摺動可能に支持する把持部42と、フロントパネル14の一部分に係止可能な係止部43と、本体部41と把持部42と係止部43とを連結する連結部44とを有する。本体部41は、平坦部41aと、右後延長部41bと、左後延長部41cと、上方延長部41dとを有する。平坦部41aは矩形状で上面が平滑な板状をしている。右後延長部41bは、略三角形状で周縁に上方に延びるリブ41b3が設けられた板状をしており、孔41b1と孔41b2が設けられている。左後延長部41cは、略矩形状で上面が平滑な板状部分41c3と、略矩形状で周縁に上方に延びるリブ41c5が設けられた板状部分41c4を有している。板状部分41c3には孔41c2が、板状部分41c4には孔41c1が設けられている。これらの孔41b1、41b2、41c1、41c2はコネクタ取り付け用のものである。平坦部41aと板状部分41c3から上方に台形状の上方延長部41dが延びている。台形の下底が平坦部41aと板状部分41c3に当接するよう配置接合され、上底に近い部分から上方延長部41dに垂直でブラケット40の外側に向かって上方が開いた箱型の張出し部41d1が設けられている。張出し部41d1もコネクタ取り付け用のものである。
把持部42は、後方に向かって開いた半円筒状部分42aと、半円筒状部分42aの円周方向端部に片側2つずつの断面略U字状の係合部42bを取り付けた構造とされている。図4に示すように、半円筒状部分42aの内周面側には円筒軸に沿って3本の凸条部42a1が、90度間隔で配設されている。3本の凸条部42a1の先端が接する円は、フロントパイプ12の一般部分の断面における外周円とほぼ等しいものとされている。係合部42bの一端部42b1は、半円筒状部分42aの円周方向端部に接合され、他端部42b2は、3本の凸条部42a1の先端が接する円よりわずかに内側に入る位置に来るよう設定されている。これによって、把持部42をフロントパイプ12に係合させたとき、係合部42bはわずかに撓んでフロントパイプ12の外周面に当接することになり、ブラケット40は、フロントパイプ12に対して弾性的に、かつ、上下方向に回動可能で左右方向に摺動可能に支持される。
図2に示すように、係止部43は、矩形状のベース部43dに左係止突起部43a、中央係止突起部43b、右係止突起部43cが左右方向に並んで設けられている。左係止突起部43aと右係止突起部43cは、同一形状であり、上方左斜めに向かって延びる柱状部43a1、43c1と、柱状部43a1、43c1の上端部から左方向に延びる係止爪部43a2、43c2と、柱状部43a1、43c1の左側にベース部43dから係止爪部43a2、43c2の下面部まで延びる立ち壁部43a3、43c3を有する。立ち壁部43a3、43c3はその前後方向の長さが係止爪部43a2、43c2の長さより長く、係止爪部43a2、43c2から立ち壁部43a3、43c3の上面43a4、43c4が前後方向に延出している。後述するように、係止爪部43a2、43c2と立ち壁部43a3、43c3が、ブラケット40をフロントパネル14に対して上下方向及び左方向への動きを止める働きをする。中央係止突起部43bは、右側が開いた箱型ベース部43b1の上面に左右方向に2本のスリット43b2を設け、このスリット43b2間に片持ち梁状の係止爪部43b3が形成されている。係止爪部43b3は、スリット43b2の先端部間の箱型ベース部43b1の上面において弾性支持され、先端部43b4が上下方向に撓むことができるようになっている。後述するように、先端部43b4の右側側面部43b5がフロントパネル14に対して右方向への動きを止める働きをする。
連結部44は、ベース部43dの後端部から下方に延びる第1縦壁部44aと、第1縦壁部44aの下端部と把持部42とを連結すべく横方向に延びる横壁部44bと、第1縦壁部44aと横壁部44bと把持部42と連結するリブ部44cと、本体部41とベース部43dを連結すべく縦方向に延びる第2縦壁部44dとを有する。
ブラケット40をクッションフレーム10に取り付ける手順について説明する。クッションフレーム10のフロントパイプ12の左右方向中央部近傍に、ブラケット40の把持部42開口部を後方に向けて、押し込み係合させる。このとき、把持部42の4つの係合部42bは、フロントパイプ12の外周にその先端部を接触させながら半径外側方向に撓み、半円筒状部分42aの内周面側に設けられた3本の凸条部42a1の先端がフロントパイプ12の外周に当接した状態で元の形状に復帰してフロントパイプ12をくわえ込む。この状態から把持部42を中心にブラケット40を前方向に回転させ、ベース部43dに設けられた左係止突起部43aと右係止突起部43cを、それぞれフロントパネル14に設けられた被係止孔14aと被係止孔14cに挿入させる。このとき、ブラケット40のフロントパネル14に対する左右方向の位置合わせは、把持部42をフロントパイプ12に対して左右方向に摺動させることにより行う。この状態でベース部43dに設けられた立ち壁部43a3、43c3の上面43a4、43c4と、箱型ベース部43b1の上面はフロントパネル14の下面に当接している。また、中央係止突起部43bの先端部43b4は、フロントパネル14に設けられた被係止孔14b右側のフロントパネル14の下面に当接して下方向に撓んでいる。この状態からブラケット40を図1において左側方向に移動させる。すると、左係止突起部43aは、係止爪部43a2と立ち壁部43a3の上面43a4との間に、フロントパネル14の被係止孔14a左端部を挟持する。右係止突起部43cは、43c2の下面部と立ち壁部43c3との間に、フロントパネル14の被係止孔14cの左端部を挟持する。中央係止突起部43bは、係止爪部43b3の先端部43b4がフロントパネル14の被係止孔14bの右側端部から離れたとき上方に弾性復帰して右側側面部43b5が被係止孔14bの右側端部に係合する。左係止突起部43a及び右係止突起部43cと、被係止孔14a端部及び被係止孔14c端部の働きによりブラケット40のフロントパネル14に対する上下方向および左方向への動きが止められる。また、中央係止突起部43bと被係止孔14b端部の働きによりブラケット40のフロントパネル14に対する右方向の動きが止められる。この作業によってブラケット40がクッションフレーム10に取り付けられる。こののち、複数のコネクタを本体部41の平坦部41aや、右後延長部41bや、左後延長部41cや、上方延長部41dに取付ける。
以上のように構成される実施形態は、以下のような作用効果を奏する。複数のコネクタ取付け部を有する単一のブラケット40とするとともにクッションフレーム10への取付けをシート組立工程で行うことができので、ブラケットの種類を削減して生産性の低下を抑止するとともに、部品搬送の効率低下を抑止することができる。また、ブラケット40のクッションフレーム10への取り付けは、把持部42をフロントパイプ12に係合させたのち、ブラケット40を前方向に回転させるとともに左方向に移動して係止部43の3つの突起部43a、43b、43cを、フロントパネル14の被係止孔14a、14b、14cの各端部に係止することによって行われる。これによって、ブラケット40のクッションフレーム10への取付けを、シート組立工程でより簡便にビス等の部品を使用することなく行うことができる。さらに、ブラケット40がポリプロピレン樹脂で製造されているので、コネクタ取付け部を多く備えた単一のブラケット40として重量の増加を抑制できるとともに、本体部41等におけるコーナ部のR付けが容易に行われ、誤って触れたときの安全性をより高めることができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態においては、ブラケット40のフロントパネル14への取り付けを、係止部43の3つの突起部43a、43b、43cと、フロントパネル14の3つの被係止孔14a、14b、14cとの共働により行ったが、これに限らず、ビス締め等の締結手段を用いてもよい。
2.上記実施形態においては、ブラケット40をポリプロピレン樹脂を用いて製造したが、これに限らず、他の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を用いてもよいし、アルミニウムやマグネシウム等の軽合金を用いてもよい、さらに鋼板で製造してもよい。
3.上記実施形態においては、ブラケット40をフロントパイプ12とフロントパネル14との間に取り付けたが、これに限らず、フロントパイプ12とフロントパネル14以外のクッションフレーム10の部分もしくはリアパイプ13とクッションフレーム10の部分との間に取り付けてもよい。
4.上記実施形態においては、左係止突起部43a及び右係止突起部43cと、被係止孔14a端部及び被係止孔14c端部の働きによりブラケット40のフロントパネル14に対する上下方向および左方向への動きが止められる。また、中央係止突起部43bと被係止孔14b端部の働きによりブラケット40のフロントパネル14に対する右方向の動きが止められる。しかし、これに限らず、左係止突起部43a及び右係止突起部43cと、被係止孔14a端部及び被係止孔14c端部の係止強度を上げ、中央係止突起部43bと被係止孔14bを廃止してもよい。
5.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
10 クッションフレーム(シートフレーム)
11 サイドフレーム
12 フロントパイプ(コネクティングロッド)
14 フロントパネル(シートフレームの一部分)
14a 被係止孔
14c 被係止孔
40 ブラケット
41 本体部
42 把持部
43 係止部
43a 左係止突起部(係止部)
43c 右係止突起部(係止部)

Claims (3)

  1. 一対のサイドフレームをコネクティングロッドで連結した構造のシートフレームに、シート構成部品を取付け可能なブラケットを取り付ける乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造であって、該ブラケットは、複数の前記シート構成部品の取付け部を有する本体部と、該本体部に結合し前記コネクティングロッドに対して前記本体部を前後方向に回動可能に支持する把持部と、前記本体部に結合し前記コネクティングロッドの前方又は後方に位置する前記シートフレームの一部分に係止可能な係止部とを備え、前記コネクティングロッドに前記把持部を係合させた状態で前記本体部を前記コネクティングロッド回りに回動させ、前記係止部を前記シートフレームの前記一部分に係止させることを特徴とする乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造。
  2. 請求項1において、前記把持部は、前記コネクティングロッドに対して左右方向に摺動可能に支持され、前記係止部は、前記シートフレームの前記一部分に設けられた被係止孔に挿入され、前記本体部が左右方向に摺動されることによって係止が行われるよう構成されていることを特徴とする乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造。
  3. 請求項1又は2において、前記ブラケットは樹脂又は軽合金で製造されていることを特徴とする乗物用シートフレームへのブラケット取付け構造。
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