JP7040302B2 - バッテリ支持構造 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されたバッテリを支持するバッテリ支持構造に関する。
従来から、バッテリを搭載する車両において、後方からの障害物の衝突(以下、車両後突という)により発生する衝撃から、バッテリを含む電気部品を保護するための様々な構造が知られている。
特許文献1の図1には、リアシートの下方にバッテリを搭載する配置構造が開示されている。具体的には、直方体形状のバッテリは、下面がフロアパネルの前方部に接し、後面がフロアパネルの縦壁部に沿って配置されている。
特開2013-112210号公報
ところが、特許文献1に開示される配置構造では、フロアパネルの後壁部が前方に対して凸状に変形した場合、バッテリは、後壁部の変形に伴う荷重を後面からそのまま受けてしまう。例えば、バッテリの後部に耐衝撃性が低い部品(例えば、極柱)が配されている場合、この部品に応力集中が発生することでバッテリが破損しやすくなる。このように、上記した配置構造には、フロアパネルとの関係において後方からの荷重入力を抑制させるという改善の余地が残されている。
そこで、本明細書では、車両後突時にフロアパネルの変形を伴う荷重入力が生じた場合であっても、バッテリへの応力集中を緩和することができるバッテリ支持構造を開示する。
本明細書が開示するバッテリ支持構造は、バッテリを収容する車両幅方向に長い略直方体状のバッテリケースと、前記バッテリケースを搭載する前方平坦部と、前記前方平坦部よりも高さが高い後方平坦部と、を備えるフロアパネルと、車両幅方向に延びて、前記バッテリケースの後面下部と前記フロアパネルの前記後方平坦部とを連結するL字状の第1ブラケットと、車両幅方向に延び、先端部と、後端部と、前記先端部と前記後端部との間に形成される四角閉断面形状の閉断面部と、備える第2ブラケットと、を備え、前記後端部は、前記第1ブラケットの前記後方平坦部への連結部よりも前方で前記第1ブラケットの下側に固定され、前記閉断面部は、前記バッテリケースの下面後部と前記フロアパネルの前記前方平坦部との間に配置されること、を特徴とする。
車両後突時に後方から荷重が入力されると、リアサイドメンバが上に凸となるように変形する。すると、リアサイドメンバの上側に配置されたフロアパネルが押し上げられ、フロアパネルの屈曲部が上に凸となるように変形する。このフロアパネルの変形に伴って、第1ブラケットおよび第2ブラケットをロードパスとしてバッテリケースの後面下部および下面後部にそれぞれ荷重が入力される。
ここで、第2ブラケットの後端部が第1ブラケットに下側から固定されているので、第2ブラケットは、フロアパネルの変形に応じて、第1ブラケットが固定された床面の固定部を回転中心として変位し、バッテリケースの下後部を押し上げるように作用する。その結果、第1ブラケットからの荷重入力方向が逸れるので、バッテリケースへの荷重が分散される。これにより、車両後突時にフロアパネルの変形を伴う荷重入力が生じた場合であっても、バッテリへの応力集中を緩和することができる。
本明細書に開示するバッテリ支持構造によれば、車両後突時にフロアパネルの変形を伴う荷重入力が生じた場合であっても、バッテリへの応力集中を緩和することができる。
本発明の実施形態におけるバッテリ支持構造の一例を示す平面図である。 図1に示す一体ブラケットの斜視図である。 図1におけるA-A断面の部分図である。 車両後突の発生前におけるバッテリ支持構造の状態図である。 車両後突時におけるバッテリ支持構造の変形が進んだ状態を示す図である。 車両後突時におけるバッテリ支持構造の変形が更に進んだ状態を示す図である。
<バッテリ支持構造10の構成>
図1は、本発明の実施形態におけるバッテリ支持構造10の一例を示す平面図である。以下、矢印Frの向きは車両の前方を、矢印Rrの向きは車両の後方をそれぞれ示している。また、矢印Rhの向きは車両の右方を、矢印Lhの向きは車両の左方をそれぞれ示している。また、矢印Upの向きは車両の上方を、矢印Dwの向きは車両の下方をそれぞれ示している。
このバッテリ支持構造10は、バッテリ12を搭載する車両、例えば、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車等に適用することができる。具体的には、バッテリ支持構造10は、バッテリケース14と、フロアパネル16と、左右のリアサイドメンバ18R,18Lと、一体ブラケット20を含んで構成される。
バッテリケース14は、車両幅方向に長尺な概略直方体の形状を有し、バッテリ12を収容可能に構成される。バッテリケース14には、フロアパネル16または一体ブラケット20にボルト締結するための複数の締結孔が形成されている。
フロアパネル16は、バッテリケース14を搭載可能な床面を形成する。フロアパネル16の下面または側部には、リアサイドメンバ18R,18Lを含む骨格部材が接合されている。
リアサイドメンバ18R,18Lは、図示しない後輪を避けて車両幅方向の内側から外側に屈曲するように、後方から前方に延設されている。リアサイドメンバ18R,18Lは、軸方向から見て上方に開口するハット状の断面形状を有する。この断面形状は、ハット状に限られず、例えば、上方に開口するコ字状、C字状、U字状のいずれであってもよい。
リアサイドメンバ18R,18Lの前端はセンターフロアクロスメンバ24に、リアサイドメンバ18R,18Lの後端はリアバンパーリインフォースメント26にそれぞれ接続されている。また、リアサイドメンバ18R,18Lの中間位置には、両部材を架け渡すように、前方から順にリアクロスメンバ28,30が車両幅方向にそれぞれ接続されている。
この実施形態では、バッテリケース14は、フロアパネル16の所定の位置(具体的には、センターフロアパン)にて、車両幅方向に長尺であって車両幅方向から見て三叉形状を有する一体ブラケット20により支持されている。
図2は、図1に示す一体ブラケット20の斜視図である。一体ブラケット20は、バッテリケース14の後面側に配される後面ブラケット40(第1ブラケット)と、バッテリケース14の下面側に配される追加ブラケット50(第2ブラケット)が一体となった支持部品である。
後面ブラケット40は、1枚の金属板材がL字状に屈曲されてなる。後面ブラケット40は、取り付けられた状態において上方に延びる上端部42と、後方に延びる後端部44を有する。上端部42には、バッテリケース14の後面下部にボルト締結するための締結孔が3箇所に4個ずつ形成されている。また、後端部44には、フロアパネル16にボルト締結するための3個の締結孔が形成されている。
追加ブラケット50は、2枚の金属板材の端部同士が接合されてなり、閉断面構造を有する。追加ブラケット50は、一方の接合部位である先端部52と、概略平行四辺形状の閉断面をなす閉断面部54と、他方の接合部位である後端部56を有する。ここでは、追加ブラケット50の後端部56を後面ブラケット40の外側屈曲面に溶接することで、後面ブラケット40と追加ブラケット50が一体化されている。
図3は、図1のA-A線断面の部分図である。後面ブラケット40の上端部42がバッテリケース14の後面下部に、後面ブラケット40の後端部44がフロアパネル16にそれぞれボルト締結されている。このように、後面ブラケット40は、バッテリケース14とフロアパネル16を連結することでバッテリケース14の後面下部を支持する。
追加ブラケット50の先端部52は、バッテリケース14とフロアパネル16の間に挟み込まれた状態で固定されている。一方、追加ブラケット50の後端部56は、後面ブラケット40に下側から溶接等により固定されている。このように、追加ブラケット50は、バッテリケース14とフロアパネル16の間に配された状態でバッテリケース14の後面下部を支持する。ここで、追加ブラケット50の閉断面部54により、バッテリケース14とフロアパネル16の隙間が埋められている点に留意する。
なお、必要に応じて、フロアパネル16と追加ブラケット50の間にゴム等の弾性部材を設けてもよいし、追加ブラケット50とバッテリケース14の間にゴム等の弾性部材を設けてもよい。これにより、例えば、車種によらず共通化した一体ブラケット20を用いることを前提として、車種に対応する弾性部材をそれぞれ設定することで、バッテリ支持構造10における剛性設計の調整が容易になる。
フロアパネル16は、リアサイドメンバ18R,18Lの形状にならった曲面形状を有する。フロアパネル16は、後面ブラケット40が固定された床面の部位(以下、固定部70)と、追加ブラケット50の後端部56の間にある車両前後方向の位置から、前方に向かうにつれて下方に屈曲する屈曲部72を有する。この屈曲部72は、後面ブラケット40が固定された上方平坦部74と、追加ブラケット50が固定された下方平坦部76を滑らかに連結している。
<バッテリ支持構造10の作用効果>
この実施形態におけるバッテリ支持構造10は、以上のように構成される。続いて、このバッテリ支持構造10による作用効果について、図4~図6を参照しながら説明する。
図4は、車両後突の発生前におけるバッテリ支持構造10の状態図であり、図1のA-A線断面の全体図に相当する。この状態から車両後突が発生すると、図4→図5→図6に示す順にバッテリ支持構造10が変形する。
図5および図6に示すように、車両後突時に後方から荷重が入力されると、左右のリアサイドメンバ18R,18Lが上に凸となるように変形する。すると、リアサイドメンバ18R,18Lの上側に配置されたフロアパネル16が押し上げられ、フロアパネル16の屈曲部72が上に凸となるように変形する。このフロアパネル16の変形に伴って、後面ブラケット40および追加ブラケット50をロードパスとしてバッテリケース14の後面下部および下面後部にそれぞれ荷重が入力される。
ここで、追加ブラケット50の後端部56が後面ブラケット40に下側から固定されているので、追加ブラケット50は、フロアパネル16の変形に応じて、後面ブラケット40が固定された床面の固定部70を回転中心として変位し、バッテリケース14の下面後部を押し上げるように作用する。
特に、追加ブラケット50がなす閉断面がバッテリケース14とフロアパネル16の隙間を埋めているので、フロアパネル16(屈曲部72または下方平坦部76)からの荷重が、閉断面部54を介して、バッテリケース14の下面後部に効率よく伝達される。
その結果、後面ブラケット40からの荷重入力方向が逸れるので、バッテリケース14への荷重が分散される。これにより、車両後突時においてフロアパネル16の変形を伴う荷重入力が生じた場合であっても、バッテリ12への応力集中を緩和することができる。特に、バッテリ12の後部に耐衝撃性が低い部品(例えば、極柱13)が配されている場合、極柱13への応力集中を緩和することで、バッテリ12の破損が大幅に抑制される。
10 バッテリ支持構造、12 バッテリ、14 バッテリケース、16 フロアパネル、18R,18L リアサイドメンバ、20 一体ブラケット、40 後面ブラケット(第1ブラケット)、50 追加ブラケット(第2ブラケット)、70 固定部、72 屈曲部。

Claims (1)

  1. バッテリを収容する車両幅方向に長い略直方体状のバッテリケースと、
    前記バッテリケースを搭載する前方平坦部と、前記前方平坦部よりも高さが高い後方平坦部と、を備えるフロアパネルと、
    車両幅方向に延びて、前記バッテリケースの後面下部と前記フロアパネルの前記後方平坦部とを連結するL字状の第1ブラケットと、
    車両幅方向に延び、先端部と、後端部と、前記先端部と前記後端部との間に形成される四角閉断面形状の閉断面部と、備える第2ブラケットと、を備え、
    前記後端部は、前記第1ブラケットの前記後方平坦部への連結部よりも前方で前記第1ブラケットの下側に固定され、
    前記閉断面部は、前記バッテリケースの下面後部と前記フロアパネルの前記前方平坦部との間に配置されること、
    を特徴とするバッテリ支持構造。
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