JP6181886B1 - 荷重検出器及び張力検出器 - Google Patents

荷重検出器及び張力検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP6181886B1
JP6181886B1 JP2016566308A JP2016566308A JP6181886B1 JP 6181886 B1 JP6181886 B1 JP 6181886B1 JP 2016566308 A JP2016566308 A JP 2016566308A JP 2016566308 A JP2016566308 A JP 2016566308A JP 6181886 B1 JP6181886 B1 JP 6181886B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
leaf spring
shaft
detector
rigid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016566308A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017183163A1 (ja
Inventor
要 寺田
要 寺田
修一 熊本
修一 熊本
健治 武原
健治 武原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6181886B1 publication Critical patent/JP6181886B1/ja
Publication of JPWO2017183163A1 publication Critical patent/JPWO2017183163A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/04Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring tension in flexible members, e.g. ropes, cables, wires, threads, belts or bands
    • G01L5/10Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring tension in flexible members, e.g. ropes, cables, wires, threads, belts or bands using electrical means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

荷重検出器(1)は、一対の板ばね(21)と、フランジ(10)と、可動剛体(23)と、荷重支持部材(24)と、変位センサ(30)とを備える。一方の板ばね(21c)は、長手方向がシャフト(101)から作用する荷重(L1)の方向に対して直交する。他方の板ばね(21d)は、一方の板ばね(21c)と平行であり、一方の板ばね(21c)から荷重(L1)の方向に沿って離間している。フランジ(10)は、ベースに取り付けられかつ一対の板ばね(21)の一端部(21a)が固定されている。可動剛体(23)は、一対の板ばね(21)の他端部(21b)同士を連結している。荷重支持部材(24)は、一対の板ばね(21)間に配置されかつ可動剛体(23)に固定されるとともにシャフト(101)から荷重(L1)を受ける軸受け部(25)を有する。変位センサ(30)は、可動剛体(23)の荷重(L1)の方向に沿う変位を検出する。

Description

本発明は、可動体に作用する荷重を検出する荷重検出器及び長尺材の張力を検出する張力検出器に関する。
外周面に張力が付与される長尺材が接触する可動体において、長尺材に付与される張力を検出するために、可動体に作用する荷重を検出する荷重検出器が用いられてきた(特許文献1参照)。長尺材は、ウエブ又は線材であり、ウエブは、紙、布、フィルム、又は金属により構成された箔であり、線材は、ケーブルである。
荷重検出器は、固定されたベースと、ベースに一端が固定され荷重を受けると変位する板ばねと、板ばねの変位を検出する変位センサとを備える。板ばねは、可動体を支持する支持部を備え、可動体に作用する荷重によって変位する。変位センサは、板ばねに取り付けられた鉄心と、ベースに取り付けられたコイルとを備え、荷重により板ばねが変位するとそれに連動して鉄心の位置も変化し、鉄心とコイルとの位置関係は相対的に変化し、その相対変位に比例した電圧を出力する。変位センサは、鉄心とコイルとの相対変位に比例した電圧を出力することで、可動体の変位を検出する。
特開平3−246433号公報
特許文献1に示された荷重検出器は、板ばねに荷重が加わり変位が生じた時の板ばねに発生する曲げモーメントが、荷重が加わる位置からの長さに比例して大きくなり、ベースに固定された固定端で最大となる。特許文献1に示された荷重検出器は、曲げモーメントに耐えるために小型化が困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化を図ることができる荷重検出器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第一板ばねと、第二板ばねと、支持剛体と、可動剛体と、荷重支持部材と、変位センサとを備える荷重検出器である。第一板ばねは、両端同士を結ぶ方向が可動体から作用する荷重の方向に対して交差する。第二板ばねは、両端同士を結ぶ方向が第一板ばねの両端同士を結ぶ方向と平行であるとともに、第一板ばねから荷重の方向に沿って離間して配置されている。支持剛体は、固定体に取り付けられかつ第一板ばねの一端部と第二板ばねの一端部とが固定されている。可動剛体は、第一板ばねの他端部と第二板ばねの他端部とを連結している。荷重支持部材は、第一板ばねと第二板ばねとの間に配置されかつ可動剛体に固定されるとともに可動体から荷重を受ける荷重受け部を有する。変位センサは、可動剛体と荷重支持部材とのうち一方の荷重の方向に沿う変位を検出する。
本発明に係る荷重検出器は、小型化を図ることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部の側面図 図1中のII−II線に沿う荷重検出器の断面図 図2に示された算出手段のハードウェアの構成を示す図 図2に示された荷重検出器の一対の板ばねに作用する荷重を模式的に示す図 図4に示された一対の板ばねに作用する曲げモーメントを説明する図 比較例の荷重検出器の板ばねに作用する荷重を模式的に示す図 図6に示された板ばねに作用する曲げモーメントを説明する図 本発明の実施の形態2に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部断面で示す側面図 本発明の実施の形態3に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部断面で示す側面図 図9に示された荷重検出器を示す側面図 本発明の実施の形態4に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部断面で示す側面図 本発明の実施の形態5に係る荷重検出器の断面図 本発明の実施の形態6に係る荷重検出器の断面図 本発明の実施の形態7に係る荷重検出器の断面図 本発明の実施の形態8に係る張力検出器の構成を示す図 本発明の実施の形態9に係る張力検出器の構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる荷重検出器及び張力検出器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部の側面図である。
実施の形態1に係る荷重検出器1は、長尺材を搬送する図1に示す搬送装置100を構成する。即ち、荷重検出器1は、搬送装置100の一部である。実施の形態1において、荷重検出器1は、搬送装置100を構成するが、搬送装置100以外の種々の装置を構成しても良い。
搬送装置100は、長尺材Wを搬送する可動体であるシャフト101を備える。シャフト101は、軸心P方向に外径が一定に形成された円柱状に形成されている。シャフト101は、軸心P回りに回転されることで、外周面101aに架けられて、外周面101aに接触した長尺材Wを搬送する。実施の形態1において、軸心Pは、Y方向と平行である。また、シャフト101の両端部には、シャフト101よりも外径が小さい小径部101bが設けられている。
長尺材Wは、ウエブ又は線材である。ウエブは、紙、布、フィルム、又は金属により構成された帯状の箔であり、線材は、ケーブルである。実施の形態1において、長尺材Wは、ケーブルである。長尺材Wは、搬送装置100により搬送される際に、長尺材Wの長手方向と平行な張力Tが付与される。張力Tは、長尺材Wの長手方向に沿って長尺材Wを伸ばす方向の力である。シャフト101は、外周面101aに架けられた長尺材Wに付与される張力Tにより、軸心Pに対して交差する方向の荷重Lが作用する。実施の形態1において、荷重Lの方向は、軸心Pに対して直交しているが、軸心Pに交差していれば必ずしも直交していなくても良い。また、実施の形態1において、荷重Lの方向は、Y方向に直交するZ方向と平行である。Y方向は、荷重Lの方向に対して交差する交差方向である。実施の形態1において、Y方向は、荷重Lの方向に対して直交する第1の直交方向である。
荷重検出器1は、シャフト101の両端部のうち少なくとも一方に設置される。実施の形態1において、荷重検出器1は、シャフト101の両端部それぞれに設置される。荷重検出器1は、可動体であるシャフト101から作用する荷重L1を検出するものである。実施の形態1において、荷重検出器1は、シャフト101の両端部それぞれに設置される。即ち、荷重検出器1は、二つ設けられるために、一つの荷重検出器1にシャフト101から作用する荷重L1の大きさは、シャフト101に作用する荷重Lの大きさの1/2となる。
図2は、図1中のII−II線に沿う荷重検出器の断面図である。荷重検出器1は、図2に示すように、固定体であるベースBに固定された支持剛体であるフランジ10と、弾性変形自在なスプリング20と、シャフト101の両端部に設けられた小径部101b のZ方向の変位を検出する変位センサ30とを備える。フランジ10は、剛体であり、円環状に形成されている。フランジ10は、シャフト101と同軸に配置されている。なお、同軸に配置されるとは、共通の軸心Pを有する位置に配置されることをいう。実施の形態1において、フランジ10の内側の空間Sは、軸心Pに直交する方向の断面形状が矩形状に形成されているが、空間Sの断面形状は、矩形状に限定されない。
スプリング20は、フランジ10の内側の空間Sに配置される。スプリング20は、荷重L1の方向に沿って離間して配置された一対のばねである一対の板ばね21と、一対の板ばね21の一端部21aが固定された固定剛体22とを備える。スプリング20は、一対の板ばね21の他端部21b同士を連結した可動剛体23と、可動剛体23に固定された荷重支持部材24とを備える。なお、実施の形態1において、荷重検出器1は、ばねである板ばね21を備えるが、ばねとして板ばね21以外のばねを備えても良い。
一対の板ばね21は、棒状又は平板状に形成されている。一対の板ばね21の両端即ち両端部21a,21b同士を結ぶ方向TWである長手方向は、荷重L1の方向に対して交差する。実施の形態1において、一対の板ばね21の長手方向は、荷重L1の方向に対して直交する。一対の板ばね21のばね定数は、互いに等しい。実施の形態1において、板ばね21の長手方向は、Z方向とY方向との双方と直交するX方向と平行である。このため、X方向は、荷重Lの方向に対して交差する交差方向であり、実施の形態1において、荷重L1の方向に直交する第2の直交方向でもある。即ち、板ばね21の長手方向は、荷重L1の方向とシャフト101の軸心Pとの双方と交差している。実施の形態1において、板ばね21の長手方向は、荷重L1の方向とシャフト101の軸心Pとの双方と直交している。また、一対の板ばね21は、フランジ10の内面10aから間隔をあける位置に配置される。一対の板ばね21の長手方向は、フランジ10のZ方向に板ばね21が対向する内面10aと平行である。なお、一対の板ばね21のうち一方の板ばね21cは、第一板ばねであり、他方の板ばね21dは、第二板ばねである。即ち、第一板ばねである一方の板ばね21cは、両端同士を結ぶ方向即ち両端部21a,21b同士を結ぶ方向TWである長手方向が荷重L1の方向に対して交差している。第二板ばねである他方の板ばね21dは、両端同士を結ぶ方向即ち両端部21a,21b同士を結ぶ方向TWである長手方向が一方の板ばね21cの両端同士を結ぶ方向と平行である。第二板ばねである他方の板ばね21dは、第一板ばねである一方の板ばね21cから荷重L1の方向に沿って離間して配置されている。
固定剛体22は、一対の板ばね21の長手方向の一端部21aと、フランジ10との双方に固定されている。即ち、一対の板ばね21のそれぞれの一端である一端部21aが、固定されている。固定剛体22は、フランジ10に図示しないボルトを用いて固定されている。フランジ10は、板ばね21の一端部21aが固定された固定剛体22が固定されることにより、固定剛体22を介して、板ばね21の一端部21aが固定されている。即ち、フランジ10は、一方の板ばね21cの一端部21aと他方の板ばね21dの一端部21aとが固定されている。実施の形態1において、固定剛体22は、棒状又は平板状に形成され、固定剛体22の長手方向は、荷重L1の方向である。
可動剛体23は、一対の板ばね21の長手方向の他端部21b同士を連結している。即ち、可動剛体23は、一方の板ばね21cの他端部21bと他方の板ばね21dの他端部21bとを連結している。実施の形態1において、可動剛体23は、棒状又は平板状に形成され、可動剛体23の長手方向は、荷重L1の方向である。また、可動剛体23は、フランジ10の内側の空間SのX方向に可動剛体23が対向する内面10bから間隔をあける位置に配置される。
荷重支持部材24は、一対の板ばね21間で、かつ固定剛体22と可動剛体23との間に配置されている。即ち、荷重支持部材24は、一方の板ばね21cと他方の板ばね21dとの間に配置されている。荷重支持部材24は、一対の板ばね21と固定剛体22との双方から間隔をあける位置に配置される。実施の形態1において、荷重支持部材24の軸心Pに直交する方向の断面形状は、矩形状に形成されている。荷重支持部材24は、シャフト101から荷重L1を受ける荷重受け部である軸受け部25を有する。軸受け部25は、荷重支持部材24の中央に設けられ、一対の板ばね21により挟み込まれる位置に配置される。実施の形態1において、軸受け部25は、荷重支持部材24を軸心Pに沿って貫通した孔であり、軸受け部25の平面形状は、丸形である。また、実施の形態1において、軸受け部25は、シャフト101と同軸に配置される。可動剛体23と荷重支持部材24とは、荷重受け部材70を構成している。即ち、荷重受け部材70は、一対の板ばね21のうち一方の板ばね21の自由端から他方の板ばね21の自由端に延設されるとともに、一対の板ばね21の間に設けられ、かつ、シャフト101からの荷重L1を受けるものである。
また、実施の形態1において、荷重検出器1は、荷重支持部材24にシャフト101の小径部101bを取り付ける軸受50を備える。軸受50は、シャフト101の小径部101bの外周面と、軸受け部25の内周面との双方に固定されて、軸受け部25に取り付けられる。軸受50は、シャフト101とフランジ10との双方と同軸に配置される。軸受50は、シャフト101を荷重支持部材24即ちフランジ10に対して軸心P回りに回転自在に支持する。軸受50は、転がり軸受、又は滑り軸受により構成される。なお、図2は、軸受50を白地で示す。
前述した構成のスプリング20は、シャフト101から作用する荷重L1が軸受50を介して軸受け部25に作用する。すると、スプリング20は、板ばね21が弾性変形する。板ばね21の他端部21b同士が可動剛体23により連結されているので、スプリング20は、板ばね21の一端部21aに対して板ばね21の他端部21bが荷重L1の方向に沿って相対的に変位する。このために、可動体であるシャフト101は、固定体であるベースBに対して荷重L1の大きさにしたがって荷重L1の方向、即ちZ方向に変位する。
実施の形態1において、スプリング20は、金属により構成されかつフランジ10の内側の空間Sよりも小さな角材に一対の板ばね21と荷重支持部材24との間のスリットSLと、固定剛体22と荷重支持部材24との間のスリットSLと、軸受け部25とが軸心Pに沿って形成されて得られる。スプリング20は、角材から構成されることにより、一対の板ばね21と固定剛体22と可動剛体23と荷重支持部材24とが一体となっている。また、実施の形態1において、スプリング20は、一対の板ばね21間に軸受け部25を有する荷重支持部材24を配置することにより、小型化及び薄型化を図っている。また、スプリング20は、軸受け部25の大きさを変更することにより、様々な大きさのシャフト101及び軸受50に対応することが可能となる。
変位センサ30は、可動剛体23の荷重L1の方向の変位、即ち、シャフト101の一端部の変位を検出するものである。変位センサ30は、算出手段40に接続している。算出手段40は、変位センサ30の検出結果に基づいて、シャフト101から作用する荷重L1の大きさを算出する。変位センサ30は、差動トランスであり、可動剛体23に固定された鉄心31と、フランジ10の内面10bに固定されたコイル32とを備える。鉄心31は、長手方向が荷重L1の方向、即ちZ方向と平行な棒状に形成されている。コイル32は、内側に鉄心31を通す。変位センサ30は、板ばね21が弾性変形して、鉄心31とコイル32との相対的な変位により、鉄心31とコイル32との相対的な変位に比例した電圧をコイル32から出力する。変位センサ30は、鉄心31とコイル32との相対的な変位に比例した電圧をコイル32から出力することにより、可動剛体23の荷重L1の方向に沿う変位を検出する。即ち、変位センサ30は、荷重受け部材70の荷重L1の方向に沿う変位を検出する。
算出手段40は、変位センサ30のコイル32が出力した電圧が入力する。算出手段40は、各変位センサ30のコイル32が出力した電圧に基づいて、シャフト101に作用する荷重Lの大きさを算出する。コイル32が出力する電圧は、鉄心31とコイル32との相対的な変位に比例し、鉄心31とコイル32との相対的な変位は、荷重検出器1の軸受け部25に作用する荷重L1の大きさに比例する。実施の形態1において、算出手段40は、コイル32が出力する電圧と荷重検出器1の軸受け部25に作用する荷重L1の大きさとの関係を記憶している。算出手段40は、変位センサ30から入力したコイル32が出力した電圧と、前述した関係とを用いて、各荷重検出器1の軸受け部25に作用する荷重L1の大きさを算出し、シャフト101に作用する荷重Lの大きさを算出する。
次に、算出手段40の構成を図面に基づいて説明する。図3は、図2に示された算出手段のハードウェアの構成を示す図である。実施の形態1に係る算出手段40は、コンピュータプログラムを実行するコンピュータであって、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)41と、RAM(Random Access Memory)42と、ROM(Read Only Memory)43と、記憶装置44と、入力装置45と、表示装置46と、通信インタフェース47とを含む。CPU41、RAM42、ROM43、記憶装置44、入力装置45、表示装置46及び通信インタフェース47は、バスB40を介して相互に接続されている。
CPU41は、RAM42を作業領域として使用しながら、ROM43及び記憶装置44に記憶されているプログラムを実行する。ROM43に記憶されているプログラムは、変位センサ30から入力したコイル32が出力した電圧に基づいて荷重L1の大きさを算出するプログラムであるが、ROM43に記憶されているプログラムは、変位センサ30から入力したコイル32が出力した電圧に基づいて荷重L1の大きさを算出するプログラムに限定されない。実施の形態1において、記憶装置44は、プログラムに加えて少なくともコイル32が出力する電圧と荷重検出器1の軸受け部25に作用する荷重L1の大きさとの関係を記憶している。実施の形態1において、記憶装置44は、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)であるが、記憶装置44は、SSD又はHDDに限定されない。
入力装置45は、ユーザからの操作入力を受け付ける。実施の形態1において、入力装置45は、キーボード又はマウスであるが、キーボード又はマウスに限定されない。表示装置46は、文字及び画像を表示する。実施の形態1において、表示装置46は、液晶表示装置であるが、液晶表示装置に限定されない。通信インタフェース47は、変位センサ30のコイル32からの電圧が入力する。算出手段40の機能は、通信インタフェース47に変位センサ30のコイル32からの電圧が入力し、CPU41がRAM42を作業領域として使用しながら、ROM43及び記憶装置44に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。具体的には、算出手段40の機能は、CPU41がRAM42を作業領域として使用しながら、コイル32から得られた電圧と、記憶装置44に記憶したコイル32が出力する電圧と荷重検出器1の軸受け部25に作用する荷重L1の大きさとの関係とに基づいて、荷重L1,Lの大きさを算出することにより実現される。
次に、実施の形態1に係る荷重検出器1の動作についての説明を行う。図4は、図2に示された荷重検出器の一対の板ばねに作用する荷重を模式的に示す図である。図5は、図4に示された一対の板ばねに作用する曲げモーメントを説明する図である。図6は、比較例の荷重検出器の板ばねに作用する荷重を模式的に示す図である。図7は、図6に示された板ばねに作用する曲げモーメントを説明する図である。
荷重検出器1は、シャフト101から荷重L1が軸受け部25に作用する。軸受け部25に作用する荷重L1は、Z方向と平行である。荷重L1が軸受け部25に作用すると、荷重検出器1は、荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用し、フランジ10に固定された一端部21aを支点として他端部21bがZ方向に直線的に微小に変位する。荷重検出器1は、板ばね21の他端部21bの変位によって、スプリング20の可動剛体23に取り付けられた鉄心31とフランジ10に取り付けられたコイル32とが相対的に移動し、相対的な変位に比例した電圧をコイル32から算出手段40に出力する。算出手段40は、電圧と予め記憶した前述した関係とに基づいて、荷重L1の大きさを算出し、シャフト101に作用する荷重Lの大きさを算出する。
実施の形態1に係る荷重検出器1によれば、一対の板ばね21間でかつ固定剛体22と可動剛体23との間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24を設けているので、荷重検出器1の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1は、設置に必要なスペースを抑制することができる。
また、実施の形態1に係る荷重検出器1によれば、一対の板ばね21間に荷重L1が作用する軸受50を配置し、板ばね21を一対設けることにより、必要な板ばね21の長さを確保することができ、変位センサ30が検出可能な変位量を確保することが可能となる。また、荷重検出器1は、板ばね21を一対備えることで、板ばね21に発生する応力を低減することが可能となる。
一対の板ばね21により、板ばね21に発生する応力を低減することを、図4から図7を用いて説明する。図4に示すように、ばね定数が等しい一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結された場合は、一対の板ばね21の一端部21aと他端部21bとの双方が固定端と同じ状態になる。したがって、一対の板ばね21の一端部21aと他端部21bとが相対的に変位すると、一端部21aと他端部21bとの双方が変形し、それぞれの変形が板ばね21の中央で最大となる。一端部21aと他端部21bとの双方の変形する向きが逆であるために、板ばね21の一端部21aを支点とする曲げモーメントと、板ばね21の他端部21bを支点とする曲げモーメントとが、板ばね21の中央で互いに打ち消し、図5に示すように、板ばね21の中央の曲げモーメントが零になる。その結果、ばね定数が等しい一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結された場合は、板ばね21の長さをlとし、板ばね21の他端部21bに作用する荷重L1の大きさをL1とすると、板ばね21の一端部21aの曲げ応力が−L1×l/2となり、板ばね21の他端部21bの曲げ応力がL1×l/2となる。
これに対し、板ばね21を一本備えた図6に示す比較例の場合、図7に示すように、板ばね21に発生する曲げモーメントは、荷重L1が加わる板ばね21の他端部21bからの長さに比例して大きくなり、板ばね21の一端部21aで最大となる。その結果、板ばね21の断面積が一様である場合、板ばね21に生じる曲げ応力は、一端部21aで最大となり、板ばね21の一端部21aの曲げ応力が−L1×lとなる。
このように、実施の形態1に係る荷重検出器1は、一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結されているので、変位センサ30が検出可能な変位量を確保するために、板ばね21を長くしても発生する曲げ応力が低く抑えられる。また、実施の形態1に係る荷重検出器1は、各板ばね21に作用する曲げ応力を抑制して、板ばね21自体の小型化を図ることができ、板ばね21に作用する曲げ応力を抑制できるので、板ばね21の耐久性を向上することができる。
また、実施の形態1に係る荷重検出器1は、一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結されている。このために、荷重検出器1は、図4に破線で示すように、Z方向と平行な荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、板ばね21の長手方向の中央部で撓み角Θが生じるが、一対の板ばね21の撓み角Θの向きが中央を挟んで互いに打消し合う方向であるために、一対の板ばね21の他端部21bでは撓み角Θが生じない。その結果、荷重検出器1は、図4に示すように、荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、板ばね21の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動する。このため、荷重検出器1は、図6に破線で示すように、Z方向と平行な荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、他端部21bに撓み角Θが生じて一端部21aを中心として他端部21bが円弧を描くように移動する比較例に対して、板ばね21の他端部21bが直線方向に移動するので、検出精度を向上させることができる。
また、実施の形態1に係る荷重検出器1は、変位センサ30が差動トランスであり、高価なひずみゲージを用いる必要が生じないので、小型化を図りながらも低コスト化を図ることができる。
実施の形態2.
次に本発明の実施の形態2に係る荷重検出器1−2を図面に基づいて説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部断面で示す側面図である。なお、図8は、実施の形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2に係る荷重検出器1−2は、図8に示すように、シャフト101の小径部101bに取り付けられたアダプタ60を備えること以外は、実施の形態1と同じ構成である。アダプタ60は、軸心Pと同軸に配置され、かつ大径部61と小径部62とを備える。大径部61は、円環状に形成され、小径部62は、円盤状に形成され、大径部61の外径は、小径部62の外径よりも大きく形成されている。大径部61は、内側にシャフト101の小径部101bを通して、シャフト101の小径部101bの外周面に取り付けられている。実施の形態2において、アダプタ60は、大径部61内にシャフト101を軸心P回りに回転自在に支持する軸受50を備えるが、軸受50を備えずにシャフト101を固定しても良い。即ち、アダプタ60が軸受50を備えない場合には、シャフト101は、軸心P回りに回転することが規制される。アダプタ60の小径部62は、荷重検出器1−2の荷重支持部材24の軸受け部25内に挿入されて、荷重支持部材24の軸受け部25に取り付けられる。
実施の形態2に係る荷重検出器1−2は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21間でかつ固定剛体22と可動剛体23との間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24を設けているので、荷重検出器1−2の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1−2は、設置に必要なスペースを抑制することができる。また、実施の形態2に係る荷重検出器1−2は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結されているために、荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、板ばね21の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動して、検出精度を向上させることができる。
また、実施の形態2に係る荷重検出器1−2は、シャフト101の小径部101bとの間にアダプタ60を設けているので、軸受け部25に直接取り付けることができないシャフト101であっても、アダプタ60を介して支持することができ、様々なシャフト101に対応することができる。
実施の形態3.
次に本発明の実施の形態3に係る荷重検出器1−3を図面に基づいて説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部断面で示す側面図である。図10は、図9に示された荷重検出器を示す側面図である。なお、図9及び図10は、実施の形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3に係る搬送装置100は、図9に示すように、シャフト101の軸心PがY方向と平行に配置される。実施の形態3の荷重検出器1−3は、板ばね21の長手方向が軸心Pと平行である。また、実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、図9及び図10に示すように、フランジ10の形状と、軸受け部25が設けられている位置と、変位センサ30の取り付け位置とが異なること以外は、実施の形態1と同じ構成である。
実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、ベースBに取り付けられたフランジ10が平板状に形成されている。荷重検出器1−3は、固定剛体22がフランジ10の表面に固定されている。荷重検出器1−3は、可動剛体23と荷重支持部材24とに軸受け部25を設けている。変位センサ30は、鉄心31が、荷重支持部材24の固定剛体22とY方向に対向する端部に固定され、コイル32が、固定剛体22に固定されて、荷重支持部材24のZ方向の変位を検出する。
このように、実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、実施の形態1に係る荷重検出器1に対して、軸受け部25の軸心Pの荷重支持部材24に対する向きを変更している。即ち、実施の形態3に係る荷重検出器1−3の軸受け部25の軸心Pの荷重支持部材24に対する向きは、実施の形態1に係る荷重検出器1の軸受け部25の軸心Pの荷重支持部材24に対する向きに対して直交している。また、実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、一対の板ばね21の長手方向と、シャフト101の軸心Pとを平行にしたものであり、変位センサ30を板ばね21の一端部21a間に設置したものである。実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、実施の形態1に係る荷重検出器1に比べて、荷重検出器1のX方向の長さが長くなるが、YZ平面での大きさを抑制することが可能となる。
実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24を設けているので、荷重検出器1−3の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1−3は、設置に必要なスペースを抑制することができる。また、実施の形態3に係る荷重検出器1−3は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結されているために、荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、板ばね21の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動して、検出精度を向上させることができる。
実施の形態4.
次に本発明の実施の形態4に係る荷重検出器1−4を図面に基づいて説明する。図11は、本発明の実施の形態4に係る荷重検出器を備える搬送装置の一部断面で示す側面図である。なお、図11は、実施の形態3と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4に係る荷重検出器1−4は、図11に示すように、シャフト101の小径部101bに取り付けられたアダプタ60を備えること以外は、実施の形態3と同じ構成である。アダプタ60は、軸心Pと同軸に配置され、かつ大径部61と小径部62とを備える。大径部61は、円環状に形成され、小径部62は、円盤状に形成され、大径部61の外径は、小径部62の外径よりも大きく形成されている。大径部61は、内側にシャフト101の小径部101bを通して、シャフト101の小径部101bの外周面に取り付けられている。実施の形態4において、アダプタ60は、大径部61内にシャフト101を軸心P回りに回転自在に支持する軸受50を備えるが、軸受50を備えずにシャフト101を固定しても良い。即ち、アダプタ60が軸受50を備えない場合には、シャフト101は、軸心P回りに回転することが規制される。アダプタ60の小径部62は、荷重検出器1−4の軸受け部25内に挿入されて、可動剛体23と荷重支持部材24とに設けられた軸受け部25に取り付けられる。
実施の形態4に係る荷重検出器1−4は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24を設けているので、荷重検出器1−4の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1−4は、設置に必要なスペースを抑制することができる。また、実施の形態4に係る荷重検出器1−4は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21の一端部21aが固定剛体22に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結されているために、荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、板ばね21の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動して、検出精度を向上させることができる。
また、実施の形態4に係る荷重検出器1−4は、実施の形態2と同様に、シャフト101の小径部101bとの間にアダプタ60を設けているので、軸受け部25に直接取り付けることができないシャフト101であっても、アダプタ60を介して支持することができ、様々なシャフト101に対応することができる。
実施の形態5.
次に本発明の実施の形態5に係る荷重検出器1−5を図面に基づいて説明する。図12は、本発明の実施の形態5に係る荷重検出器の断面図である。なお、図12は、実施の形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態5に係る荷重検出器1−5は、図12に示すように、スプリング20−5が支持剛体であるフランジ10に一体に形成されている以外は、実施の形態1と構成が等しい。荷重検出器1−5のスプリング20−5は、固定剛体22を設けることなく板ばね21の一端部21aが直接フランジ10の内側の空間Sの内面に連なっている。
実施の形態5に係る荷重検出器1−5は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24を設けているので、荷重検出器1−5の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1−5は、設置に必要なスペースを抑制することができる。また、実施の形態5に係る荷重検出器1−5は、一対の板ばね21の一端部21aがフランジ10に固定され、一対の板ばね21の他端部21bが可動剛体23により連結されているために、荷重L1が板ばね21の他端部21bに作用すると、実施の形態1と同様に、板ばね21の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動して、検出精度を向上させることができる。
実施の形態6.
次に本発明の実施の形態6に係る荷重検出器1−6を図面に基づいて説明する。図13は、本発明の実施の形態6に係る荷重検出器の断面図である。なお、図13は、実施の形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態6に係る荷重検出器1−6は、図13に示すように、フランジ10の内側の空間Sの軸心Pに直交する方向の断面形状が円形に形成され、軸心Pに直交する方向の断面において、スプリング20−6の外縁の平面形状が円形に形成されている以外は、実施の形態1と構成が等しい。荷重検出器1−6のスプリング20−6の板ばね21−6は、軸心Pに直交する方向の断面において、軸心Pを中心とする円弧状に形成されて、両端即ち両端部21a,21b同士を結ぶ方向TWが荷重L1の方向に対して直交している。荷重検出器1−6のスプリング20−6の荷重支持部材24−6の外縁の平面形状は、軸心Pに直交する方向の断面において、円形に形成されている。なお、一対の板ばね21−6のうち一方の板ばね21c−6は、第一板ばねであり、他方の板ばね21d−6は、第二板ばねである。
実施の形態6に係る荷重検出器1−6は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21−6間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24−6を設けているので、荷重検出器1−6の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1−6は、設置に必要なスペースを抑制することができる。また、実施の形態6に係る荷重検出器1−6は、実施の形態1と同様に、一対の板ばね21−6の一端部21aが固定剛体22−6に固定され、一対の板ばね21−6の他端部21bが可動剛体23により連結されているために、荷重L1が板ばね21−6の他端部21bに作用すると、実施の形態1と同様に、板ばね21−6の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動して、検出精度を向上させることができる。
実施の形態7.
次に本発明の実施の形態7に係る荷重検出器1−7を図面に基づいて説明する。図14は、本発明の実施の形態7に係る荷重検出器の断面図である。なお、図14は、実施の形態6と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態7に係る荷重検出器1−7は、図14に示すように、スプリング20−7が支持剛体であるフランジ10に一体に形成されている以外は、実施の形態6と構成が等しい。荷重検出器1−7のスプリング20−7は、固定剛体22を設けることなく板ばね21−7の一端部21aが直接フランジ10の内側の空間Sの内面に連なっている。なお、一対の板ばね21−7のうち一方の板ばね21c−7は、第一板ばねであり、他方の板ばね21d−7は、第二板ばねである。
実施の形態7に係る荷重検出器1−7は、実施の形態5と同様に、一対の板ばね21−7間にシャフト101からの荷重L1を受ける軸受け部25を有する荷重支持部材24−7を設けているので、荷重検出器1−7の小型化を図ることができる。その結果、荷重検出器1−7は、設置に必要なスペースを抑制することができる。また、実施の形態7に係る荷重検出器1−7は、一対の板ばね21−7の一端部21aがフランジ10に固定され、一対の板ばね21−7の他端部21bが可動剛体23により連結されているために、荷重L1が板ばね21−7の他端部21bに作用すると、実施の形態5と同様に、板ばね21−7の他端部21bが荷重L1と平行、即ちZ方向に直線移動して、検出精度を向上させることができる。
実施の形態8.
次に、本発明の実施の形態8に係る張力検出器90−8を図面に基づいて説明する。図15は、本発明の実施の形態8に係る張力検出器の構成を示す図である。図15は、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。張力検出器90−8は、搬送装置100と、シャフト101と平行な搬送ローラ102とを備える。即ち、張力検出器90−8は、実施の形態1及び実施の形態2に係る荷重検出器1,1−2のいずれか一つを備える。また、張力検出器90−8は、実施の形態5から実施の形態7に係る荷重検出器1−5,1−6,1−7のいずれか一つを備えても良い。実施の形態8において、搬送ローラ102は、二つ設けられ、搬送ローラ102との間に長尺材Wが掛け渡される。なお、図15は、手前側の荷重検出器1,1−2を省略している。
実施の形態8に係る張力検出器90−8の算出手段40は、長尺材Wの張力Tを荷重検出器1,1−2のいずれかの検出結果に基づいて算出する。実施の形態8において、算出手段40は、シャフト101に作用する荷重Lの大きさと長尺材Wの張力Tとの関係を記憶している。算出手段40は、変位センサ30から入力したコイル32が出力した電圧に基づいて算出したシャフト101に作用する荷重L(L1)と、シャフト101に作用する荷重Lの大きさと長尺材Wの張力Tとの関係とを用いて、長尺材Wの張力Tを算出する。実施の形態8において、算出手段40は、記憶装置44にシャフト101に作用する荷重Lの大きさと長尺材Wの張力Tとの関係を記憶している。実施の形態8において、算出手段40の機能は、CPU41がRAM42を作業領域として使用しながら、コイル32から得られた電圧と、記憶装置44に記憶したコイル32が出力する電圧と荷重検出器1,1−2の軸受け部25に作用する荷重L1の大きさとの関係とに基づいて、荷重L1,Lの大きさを算出することにより実現される。実施の形態8において、算出手段40の機能は、CPU41がRAM42を作業領域として使用しながら、算出した荷重L1,Lの大きさとシャフト101に作用する荷重Lの大きさと長尺材Wの張力Tとの関係とを用いて長尺材Wの張力Tを算出することにより実現される。
実施の形態8によれば、張力検出器90−8は、実施の形態1及び実施の形態2の荷重検出器1,1−2のいずれかを備えるので、小型化を図ることができる。また、実施の形態8によれば、実施の形態1及び実施の形態2の荷重検出器1,1−2のいずれかを備えるので、張力Tの検出精度を向上させることができる。
実施の形態9.
次に、本発明の実施の形態9に係る張力検出器90−9を図面に基づいて説明する。図16は、本発明の実施の形態9に係る張力検出器の構成を示す図である。図16は、実施の形態3及び実施の形態4と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。張力検出器90−9は、搬送装置100と、シャフト101と平行な搬送ローラ102とを備える。即ち、張力検出器90−9は、実施の形態3及び実施の形態4に係る荷重検出器1−3,1−4のいずれか一つを備える。また、張力検出器90−9は、実施の形態5から実施の形態7に係る荷重検出器1−5,1−6,1−7のいずれか一つを備えても良い。実施の形態9において、搬送ローラ102は、二つ設けられ、搬送ローラ102との間に長尺材Wが掛け渡される。なお、図16は、手前側の荷重検出器1−3,1−4を省略している。
実施の形態9に係る張力検出器90−9の算出手段40は、長尺材Wの張力Tを荷重検出器1−3,1−4のいずれかの検出結果に基づいて実施の形態8と同様に算出する。
実施の形態9によれば、張力検出器90−9は、実施の形態3及び実施の形態4の荷重検出器1−3,1−4のいずれかを備えるので、小型化を図ることができる。また、実施の形態9によれば、実施の形態3及び実施の形態4の荷重検出器1−3,1−4のいずれかを備えるので、張力Tの検出精度を向上させることができる。
なお、実施の形態1から実施の形態7の荷重検出器1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6,1−7は、変位センサ30が差動トランスであるが、変位センサ30として、光学式位置センサ、渦電流式、又は静電容量式の位置センサにより構成しても良い。光学式位置センサは、PSD(Position Sensitive Detector)により構成される。要するに、実施の形態1から実施の形態7の荷重検出器1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6,1−7は、変位センサ30として、直線的な変位を測定できるものであればいかなるセンサを用いても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6,1−7 荷重検出器、10 フランジ(支持剛体)、21,21−6,21−7 板ばね、21a 一端部、21b 他端部、21c,21c−6,21c−7 一方の板ばね(第一板ばね)、21d,21d−6,21d−7 他方の板ばね(第二板ばね)、23 可動剛体、24,24−6,24−7 荷重支持部材、25 軸受け部(荷重受け部)、30 変位センサ、40 算出手段、50 軸受、60 アダプタ、70 荷重受け部材、90−8,90−9 張力検出器、101 シャフト(可動体)、B ベース(固定体)、L1 荷重、P 軸心、Y 第1の直交方向(交差方向)、X 第2の直交方向、W 長尺材、T 張力、TW 両端同士を結ぶ方向。

Claims (6)

  1. 両端同士を結ぶ方向が可動体から作用する荷重の方向に対して交差する第一板ばねと、
    両端同士を結ぶ方向が前記第一板ばねの両端同士を結ぶ方向と平行であるとともに、前記第一板ばねから前記荷重の方向に沿って離間して配置された第二板ばねと、
    固定体に取り付けられかつ前記第一板ばねの一端部と前記第二板ばねの一端部とが固定された支持剛体と、
    前記第一板ばねの他端部と前記第二板ばねの他端部とを連結した可動剛体と、
    前記第一板ばねと前記第二板ばねとの間でかつ前記支持剛体と前記可動剛体との間に配置されかつ前記可動剛体に固定されるとともに、前記可動体から前記荷重を受ける荷重支持部材と、
    前記荷重支持部材の前記荷重の方向に沿う変位を検出する変位センサと、
    を備えることを特徴とする荷重検出器。
  2. 前記荷重支持部材は、前記可動体から前記荷重を受ける荷重受け部を有し、
    前記可動体は、軸心が前記荷重の方向と、前記第一板ばねの両端同士を結ぶ方向と、前記第二板ばねの両端同士を結ぶ方向とに交差する交差方向と平行なシャフトであり、
    前記シャフトの外周面に取り付けられ、かつ前記荷重支持部材の前記荷重受け部に取り付けられたアダプタを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷重検出器。
  3. 前記荷重支持部材は、前記可動体から前記荷重を受ける荷重受け部を有し、
    前記可動体は、軸心が前記荷重の方向と、前記第一板ばねの両端同士を結ぶ方向と、前記第二板ばねの両端同士を結ぶ方向とに交差する交差方向と平行なシャフトであり、
    前記シャフトの外周面に取り付けられ、かつ前記荷重支持部材の前記荷重受け部に取り付けられるとともに、前記シャフトを軸心回りに回転自在に支持する軸受を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷重検出器。
  4. 前記荷重支持部材は、前記可動体から前記荷重を受ける荷重受け部を有し、
    前記可動体は、軸心が前記荷重の方向に交差し、かつ前記第一板ばねの両端同士を結ぶ方向と前記第二板ばねの両端同士を結ぶ方向との双方と平行な交差方向と平行なシャフトであり、
    前記シャフトの外周面に取り付けられ、かつ前記荷重支持部材の前記荷重受け部に取り付けられたアダプタを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷重検出器。
  5. 前記荷重支持部材は、前記可動体から前記荷重を受ける荷重受け部を有し、
    前記可動体は、軸心が前記荷重の方向に交差し、かつ前記第一板ばねの両端同士を結ぶ方向と前記第二板ばねの両端同士を結ぶ方向との双方と平行な交差方向と平行なシャフトであり、
    前記シャフトの外周面に取り付けられ、かつ前記荷重支持部材の前記荷重受け部に取り付けられるとともに、前記シャフトを軸心回りに回転自在に支持する軸受を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷重検出器。
  6. 請求項から請求項のいずれか一項に記載された荷重検出器と、
    前記シャフトの外周面に接触し張力が付与される長尺材の前記張力を前記荷重検出器の検出結果に基づいて算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする張力検出器。
JP2016566308A 2016-04-21 2016-04-21 荷重検出器及び張力検出器 Active JP6181886B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/062671 WO2017183163A1 (ja) 2016-04-21 2016-04-21 荷重検出器及び張力検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6181886B1 true JP6181886B1 (ja) 2017-08-16
JPWO2017183163A1 JPWO2017183163A1 (ja) 2018-04-26

Family

ID=59604882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016566308A Active JP6181886B1 (ja) 2016-04-21 2016-04-21 荷重検出器及び張力検出器

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6181886B1 (ja)
CN (1) CN107532962B (ja)
TW (1) TWI625508B (ja)
WO (1) WO2017183163A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7278509B1 (ja) * 2021-12-06 2023-05-19 三菱電機株式会社 荷重検出器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153682A (en) * 1978-05-24 1979-12-04 Hitachi Ltd Tension measuring device
US4899599A (en) * 1987-12-07 1990-02-13 Magnetic Power Systems, Inc. Strain force sensor means
JPH03246433A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Nireco Corp 張力検出器
JPH0510836A (ja) * 1991-07-01 1993-01-19 Nireco Corp 張力検出装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4548085A (en) * 1983-12-14 1985-10-22 Ppg Industries, Inc. Tension measuring device and method for flexible linear material
CN1014830B (zh) * 1985-02-27 1991-11-20 巴马格·巴默机器制造股份公司 带有可作弹性运动的纤维探测器的纤维拉力测量装置
JP3246433B2 (ja) * 1998-01-27 2002-01-15 日本電気株式会社 暗号強度評価支援装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
JP3268450B2 (ja) * 1999-10-20 2002-03-25 クリーブランド モーション コントロールズ インコーポレーテッド 片持ち梁トランスデューサ
JP5438964B2 (ja) * 2008-11-27 2014-03-12 株式会社エスジー 荷重センサ及び変位量センサ
JP2010151466A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fuji Heavy Ind Ltd 積載重量計付車両及びその組立方法
JP5935997B2 (ja) * 2012-10-05 2016-06-15 古河ユニック株式会社 クレーン用荷重検出装置
CN103863959B (zh) * 2014-02-28 2015-12-23 三一重工股份有限公司 拉力传感器、力矩限制器及起重机

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153682A (en) * 1978-05-24 1979-12-04 Hitachi Ltd Tension measuring device
US4899599A (en) * 1987-12-07 1990-02-13 Magnetic Power Systems, Inc. Strain force sensor means
JPH03246433A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Nireco Corp 張力検出器
JPH0510836A (ja) * 1991-07-01 1993-01-19 Nireco Corp 張力検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017183163A1 (ja) 2018-04-26
TWI625508B (zh) 2018-06-01
CN107532962B (zh) 2019-10-25
CN107532962A (zh) 2018-01-02
TW201741635A (zh) 2017-12-01
WO2017183163A1 (ja) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9367894B2 (en) Stretchable display and method of controlling the same
JP6282517B2 (ja) 形状測定機
JP5382817B2 (ja) 荷重測定装置
JP6181886B1 (ja) 荷重検出器及び張力検出器
US3729985A (en) Strain gage
CN108369146B (zh) 测力装置
US20150276515A1 (en) Operation input device
KR102008637B1 (ko) 하중 검출기
JP3208784U (ja) 壁面土圧計
JP2008273718A (ja) コンベヤベルトのローラ乗り越え抵抗力測定装置
JP2013079842A (ja) 寸法測定器
JP6104487B1 (ja) 荷重検出器
JP4986140B2 (ja) コンベヤベルトのローラ乗り越え抵抗力測定装置
TWI675195B (zh) 荷重檢測器
WO2016107535A1 (zh) 减震装置
JPH11264779A (ja) トルク・スラスト検出装置
JP6479588B2 (ja) ダンサシステム
WO2018155279A1 (ja) 表面測定機用検出器
JP6339304B1 (ja) 力覚センサ装置
JP6746148B2 (ja) 張力測定システムおよび搬送ローラ
JP6064918B2 (ja) 電流センサ
US20230175902A1 (en) Displacement detection device and torque sensor
TWI645374B (zh) 檢測平面狀物體厚度和厚度變化之設備
KR102129890B1 (ko) 스프링 구조 일체형 토크 센서 및 그 구조물
JP2021032743A (ja) 荷重検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170615

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6181886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250