JP6179719B2 - 電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルで構成される電池装置に関する。
環境へ排出される排ガスを削減するため、エンジン及びモータを駆動源として備え、エンジンもしくはモータのうち少なくとも一方の出力により駆動するハイブリッド電気自動車や、モータの出力により駆動する電気自動車が種々開発されている。ハイブリッド電気自動車や、電気自動車は、モータの駆動により動力を得ているため、電源となる電池(電池セル)を搭載している。
電気自動車では、限られたスペースに多くの電池セルを搭載する必要があるため、複数の電池セルが電池ケースに積層されて収容され、電池パックが形成されている。また、任意の数の電池セルがモジュールケースに収容されて電池モジュールが形成され、複数の電池モジュールが電池ケースに収容されて電池パックが構成されることもある。
電池セルを有する電池装置では、電池セルに異物が混入して内部短絡が生じる虞が考えられ、また、電池セル内で金属析出が生じて内部短絡が生じる虞が考えられる。電池セルに内部短絡が生じると、短絡部分の発熱、活性物質の発熱等が生じる虞があり、内部エネルギーが高いほど、即ち、充電割合が高いほど、発熱の温度が高くなることが知られている。
このため、電荷担体を吸蔵放出する電極の活性物質の材料を適切に選択し、急激な発熱を素早く抑制できるようにした電池装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1)。従来から提案されている技術は、材料の選択により、内部短絡が発生した際に、電位下降率が高くなるようにして短絡電流を低下させ、急激な発熱を抑制させることができる。
しかし、内部短絡が発生した際には、発熱が生じることを抑制することはできず、少なからず、隣接する電池セルに対して熱の影響を及ぼしてしまうのが実情である。このため、電池セルに内部短絡が生じると、隣接する電池セルに熱が伝播し、電池セルの充電状況によっては隣接する電池セルが発熱する虞がある。このため、隣接する電池セルに対する熱の連鎖を抑制する技術が望まれているのが現状である。
特開2011−108505号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、万一、電池セルが発熱したとしても、隣接する電池セルへの熱の連鎖をなくすことができる電池装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の電池装置は、電気的に接続される複数の電池セルと、前記各電池セルのそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、前記各電池セルに対し選択的に接続される負荷部材と、選択された前記電池セルと前記負荷部材との電気的な断接状態を切り替える断接手段と、前記温度検出手段によって所定の温度よりも高い温度が検出された際に、前記所定の温度よりも高くなった前記電池セルである高温電池セルに隣接する隣接電池セルを放電させるように前記断接手段を接続動作させて電気的な接続状態を形成する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、温度検出手段により所定の温度よりも高い温度となった電池セルが検出された場合、高温になった高温電池セルに隣接する隣接電池セルの断接手段を接続動作させ、隣接電池セルを負荷部材に接続して放電を行う。隣接電池セルの放電を行って内部エネルギーを低下させるため、高温電池セルの温度が伝わった際であっても、隣接電池セルの発熱温度は低い温度となる。
このため、万一、電池セルが発熱したとしても、隣接する電池セルへの熱の連鎖をなくすことが可能になる。
因みに、特願2002−141112号公報には、電池収納手段(電池ケース)の外部表面温度、もしくは、内部雰囲気温度が高くなった際に、内部の電池を負荷回路に接続して放電する技術が開示されている。この技術は、電池ケースの外部の熱から電池の内部短絡を防ぐための技術であり、電池セルが短絡した際に隣接する電池セルを放電して熱の連鎖を防ぐ考えは全く存在しない。このため、本願発明とは考え方が全く異なる技術である。
そして、請求項2に係る本発明の電池装置は、請求項1に記載の電池装置において、複数の前記電池セルによって電池モジュールを構成し、前記制御手段は、前記隣接電池セルを含む前記電池モジュールを放電させるように前記断接手段を接続動作させて電気的な接続状態を形成することを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、隣接電池セルが収容された電池モジュールの断接手段を接続状態に動作させるので、隣接電池セルが存在する電池モジュールを負荷部材に接続して放電させることができ、隣接する電池セルを含めた周囲の電池セルへの熱の連鎖をなくすことができる。
また、請求項3に係る本発明の本発明の電池装置は、請求項1もしくは請求項2に記載の電池装置において、前記制御手段は、前記隣接電池セルに対する前記断接手段を接続状態にするに際し、回路上、前記高温電池セルの負極側に隣接する負極側隣接電池セルを、正極側に隣接する正極側隣接電池セルより後に放電させることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、高温電池セルの正極側に隣接する隣接電池セルを先に放電させるので、融点が低く熱害が生じる可能性が高い正極側に隣接する隣接電池セルの放電を優先させることができる。
また、請求項4に係る本発明の本発明の電池装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池装置において、前記各電池セルのそれぞれの蓄電量を均等に制御する均等抵抗が備えられ、前記負荷部材の抵抗値は、前記均等抵抗の抵抗値よりも高い値であることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、負荷部材の抵抗値は、均等抵抗の抵抗値よりも高い値であるので、放電電力を高くすることができ、より早期の放電が可能となる。
また、請求項5に係る本発明の電池装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電池装置において、前記各電池セルは、開閉機器を介して車載機器に接続され、前記制御手段は、前記温度検出手段によって前記所定の温度よりも高い温度が検出された際に、前記開閉機器を作動させて前記各電池セルと前記車載機器との電気的接続を遮断した後、前記隣接電池セルを放電させるように前記断接手段を接続動作させることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、所定の温度よりも高い温度が検出されて高温電池セルが検出された際に、開閉機器を動作させて車載機器を遮断した後に、隣接電池セルの放電を行うことができるので、車載機器を確実に保護することができる。
上記目的を達成するための請求項6に係る本発明の電池装置は、電気的に接続される複数の電池セルによって構成される複数の電池モジュールと、前記各電池モジュールのそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、前記各電池モジュールに対し選択的に接続される負荷部材と、選択された前記電池モジュールと前記負荷部材との電気的な断接状態を切り替える断接手段と、前記温度検出手段によって所定の温度よりも高い温度が検出された際に、前記所定の温度よりも高くなった前記電池モジュールに隣接する電池モジュールを放電させるように前記断接手段を接続動作させて電気的な接続状態を形成する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、温度検出手段により所定の温度よりも高い温度となった電池モジュール(高温となった電池セルが存在する電池モジュール)が検出された場合、高温になった電池モジュールに隣接する電池モジュールを負荷部材に接続して放電を行う。隣接する電池モジュールの放電を行って内部エネルギーを低下させるため、高温になった電池セルが収容された電池モジュールの温度が伝わった際であっても隣接する電池モジュールの発熱温度は低い温度となる。
このため、万一、電池セルが発熱したとしても、発熱した電池セルが収容された電池モジュールが隣接している電池セル(電池モジュール)への熱の連鎖をなくすことが可能になる。
本発明の電池装置は、万一、電池セルが発熱したとしても、隣接する電池セルへの熱の連鎖をなくすことが可能になる。
本発明の一実施例に係る電池装置を備えた電気自動車の外観図である。 電池パックの分解斜視図である。 電池装置の回路系統図である。 電池セルの発熱温度と内部エネルギーの関係図である。 他の実施例に係る電池装置の回路系統図である。 他の実施例に係る電池装置の回路系統図である。
図1から図4に基づいて本発明の一実施例に係る電池装置を説明する。
図1には本発明の一実施例に係る電池装置を備えた電気自動車の外観を表す分解斜視、図2には電池パックの分解斜視、図3には電池装置の回路系統を概念的に表した概略、図4には電池セルの内部短絡時における発熱温度と内部エネルギーとの関係を示してある。
図1に示すように、車両としての電気自動車1のフレーム(図示省略)には電池パック2が取り付けられている。電池パック2はバッテリーケース3の内部に電池として多数の電池セルが固定されて構成されている。図2に示すように、バッテリーケース3の内部には多数の電池セル4が接続配置されて収容され、多数の電池セル4が接続されることにより、走行駆動用等の動力源となる高圧電圧回路が形成される。
上述した電池パック2で構成される電池装置では、内部短絡等により電池セル4に発熱が生じたことを想定し、発熱が想定される電池セル4(高温電池セル)に隣接する電池セル4(隣接電池セル)の放電を行って内部エネルギーを低下させるようにしている。これにより、高温電池セルの熱が隣接する電池セル4に伝わっても、隣接電池セルの発熱温度が抑制されて熱の連鎖をなくすことができる。
図3に基づいて電池装置の回路構成の第1実施例を説明する。図3に示した回路構成は、例えば、8個の電池セル4を直列状態に接続し、8個の電池セル4を一列に配置した状況を示してある。
図に示すように、電池セル4(1)から電池セル4(8)までが、直列状態に接続されて配され、隣接する電池セル4の正極と負極が接続されている。そして、電池セル4(1)の正極側と、電池セル4(8)の負極側が開閉機器としてのコンタクタ11、12を介して駆動用モータ及び駆動用モータを制御するインバータ13(車載機器)に接続されている。
電池セル4(1)から電池セル4(8)には、それぞれ、温度検出手段としての温度センサー15が取付けられ、温度センサー15により各電池セル4の温度が検出される。温度センサー15の検出情報は制御手段16に入力され、制御手段16では、所定の温度よりも高い温度が検出された際に、該当する電池セル4の過熱により内部短絡が生じたことが判断される。
電池セル4(1)から電池セル4(8)には、負荷部材として放電抵抗18が接続されている。つまり、電池セル4(1)(3)(5)(7)の正極側と電池セル4(8)の負極側が、第1ライン21により放電抵抗18に接続されている。そして、電池セル4(2)(4)(6)(8)の正極側が、第2ライン22により放電抵抗18に接続されている。
電池セル4(1)(3)(5)(7)の正極側、電池セル4(8)の負極側の第1ライン21には、それぞれ、断接手段としてのリレー25(1)(3)(5)(7)(8)が設けられている。そして、電池セル4(2)(4)(6)(8)の正極側の第2ライン22には、それぞれ、断接手段としてのリレー26(2)(4)(6)(8)が設けられている。
電池装置には、複数の電池セル4のそれぞれの放出電力を均等に制御する均等抵抗(図示省略)が備えられている。放電抵抗18は、均等抵抗の抵抗値よりも高い値の抵抗値で構成されている。このため、放電電力を高くすることができ、後述する放電時に、より早期の放電が可能となる。
リレー25、26は、常時、非接続状態とされている。リレー25、26は、制御手段16からの動作信号に基づいて、それぞれ、選択的に個別に接続動作され、任意の電池セル4が放電抵抗18に接続される。例えば、リレー25(5)とリレー26(6)が接続動作されると、電池セル4(5)が放電抵抗18に接続され、電池セル4(5)だけが放電されて内部エネルギーが低下する。
図3、図4に基づいて上述した電池装置の動作を説明する。
任意の電池セル4(高温電池セル)に内部短絡が生じたと仮定した際に、高温電池セルに隣接する電池セル4(隣接電池セル)を放電させる動作を説明する。例えば、電池セル4(6)が何らかの原因により過熱したと仮定した際の動作を説明する。
電池セル4(6)の温度センサー15の検出値が所定の温度を超えると、電池セル4(6)に内部短絡が発生したと制御手段16で判断される。電池セル4(6)に内部短絡が発生したと判断されると、コンタクタ11、12を開動作させてインバータ13への電力の供給を遮断し、外部の機器に対して電源の隔離を行う。例えば、電気自動車の場合は走行を停止させる。
尚、本実施例では、車載機器としてインバータ13を挙げたが、それに限定されず、駆動用モータや空調装置等の電池装置と接続された機器への電力の供給を遮断するので、電池装置と接続された機器を保護できる。
そして、電池セル4(6)に隣接する電池セル4(5)及び電池セル4(7)を放電させて内部エネルギーを低下させ、電池セル4(5)及び電池セル4(7)への熱の連鎖をなくす。
即ち、制御手段16からの信号により、リレー25(5)とリレー26(6)が接続動作されると共に、リレー25(7)とリレー26(8)が接続動作される。これにより、電池セル4(5)及び電池セル4(7)が放電抵抗18に接続され閉回路を形成することにより放電され、電池セル4(5)及び電池セル4(7)の内部抵抗が低下する。
図4に示すように、何らかにより(例えば、内部短絡により)電池セル4が発熱する際の温度(T)は、内部エネルギーE(充電割合)に応じて高くなる。例えば、温度(T1)を超えると(内部エネルギーE1を超えると)、電池セル4に発熱・発煙の虞が生じる。このため、電池セル4(5)及び電池セル4(7)を放電して内部エネルギーを低下させることにより、発熱温度を発熱・発煙の虞のない温度に低下させることができる。
例えば、電池セル4(5)及び電池セル4(7)を放電抵抗18に接続し、内部エネルギーをゼロにすることで、電池セル4(6)の熱が伝播しても、電池セル4(5)及び電池セル4(7)が発熱することがなく、熱の連鎖をなくすことができる。これにより、電池セル4(6)が発熱しても、隣接する電池セル4に対する熱の影響をなくして発火等の発生をなくすことができる。
尚、内部エネルギーが(E1)を超えると発熱の温度が(T1)を超えるため、熱の連鎖をなくすための電池セル4(5)及び電池セル4(7)の放電は、少なくとも、内部エネルギーが(E1)以下になるまで実施すればよい。
電池セル4(5)及び電池セル4(7)を放電する場合、電池セル4(6)の正極側は電池セル4(5)に接続しているので、電池セル4(5)から放電を開始することが好ましい。正極側の端子は、例えば、融点が低い銅製の端子が用いられているため温度が高くなる。このため、温度が高い側に隣接する電池セル4(5)から放電を開始することで、熱の連鎖をより確実になくすことが可能になる。
このため、電池セル4(6)の温度異常が検出された場合、隣接する電池セル4(5)及び電池セル4(7)の放電が実施されるので、電池セル4(6)の熱が電池セル4(5)及び電池セル4(7)に伝播しても、隣接する電池セル4(5)及び電池セル4(7)の温度が高くなることがない。従って、発熱電池セルの影響(熱の影響)が隣接電池セルに連鎖することがなく、隣接電池セルの発熱・発煙をなくすことができる。
従って、万一、電池セル4が発熱したとしても、回路上で隣接する電池セル4への熱の連鎖をなくすことが可能になる。また、すべての電池セル4を放電させる場合と比べて、隣接する電池セル4を優先的に放電させるので、早期に熱の連鎖をなくすことができる。
図5に基づいて電池装置の回路構成の第2実施例を説明する。図5に示した回路構成は、例えば、4個の電池セル4を直列状態に接続し、4個の電池セル4を二列に配置した状況を示してある。図3に示した部材と同一部材には同一符号を付してある。
図に示すように、電池セル4(1)から電池セル4(4)までが、直列状態に接続されて配され、隣接する電池セル4の正極と負極が接続されている。また、電池セル4(5)から電池セル4(8)までが、直列状態に接続されて配され、隣接する電池セル4の正極と負極が接続されている。そして、電池セル4(4)と電池セル4(5)の正極と負極が接続され、電池セル4(1)(8)、電池セル4(2)(7)、電池セル4(3)(6)、電池セル4(4)(5)が隣接して配置されている。
そして、電池セル4(1)の正極側と、電池セル4(8)の負極側が開閉機器としてのコンタクタ11、12を介してインバータ13(車載機器)に接続されている。
第1実施例と同様に、電池セル4(1)から電池セル4(8)には、それぞれ、温度検出手段としての温度センサー15が取付けられ、温度センサー15の検出情報は制御手段16に入力される。電池セル4(1)(3)(5)(7)の正極側と電池セル4(8)の負極側が、第1ライン21により放電抵抗18に接続され、電池セル4(2)(4)(6)(8)の正極側が、第2ライン22により放電抵抗18に接続されている。
電池セル4(1)(3)(5)(7)の正極側、電池セル4(8)の負極側の第1ライン21には、それぞれ、断接手段としてのリレー25(1)(3)(5)(7)(8)が設けられ、電池セル4(2)(4)(6)(8)の正極側の第2ライン22には、それぞれ、断接手段としてのリレー26(2)(4)(6)(8)が設けられている。
例えば、電池セル4(2)が何らかの原因により過熱したと仮定した場合、コンタクタ11、12を閉動作させると共に、電池セル4(2)に対して回路上で隣接する電池セル4(1)及び電池セル4(3)と、電池セル4(2)に対して配置上で隣接する電池セル4(7)を放電させて内部エネルギーを低下させ、電池セル4(1)(3)及び電池セル4(7)への熱の連鎖をなくす。
即ち、制御手段16からの信号により、リレー25(1)とリレー26(2)、リレー25(3)とリレー26(4)が接続動作され、回路上で隣接する電池セル4(1)及び電池セル4(3)が放電抵抗18に接続される。同時に、リレー25(7)とリレー26(8)が接続動作され、配置上で隣接する電池セル4(7)が放電抵抗18に接続される。これにより、回路上で隣接する電池セル4(1)及び電池セル4(3)、配置上で隣接する電池セル4(7)の内部抵抗が低下する。
このため、電池セル4(2)の温度異常が検出された場合、隣接する電池セル4(1)及び電池セル4(3)、電池セル4(7)の放電が実施されるので、電池セル4(2)の熱が、回路上、配置上で隣接する、電池セル4(1)及び電池セル4(3)、電池セル4(7)に伝播しても、隣接する電池セル4(1)(3)(7)の温度が高くなることがない。従って、発熱電池セルの影響(熱の影響)が隣接電池セルに連鎖することがなく、隣接電池セルの発熱・発煙をなくすことができる。
従って、万一、電池セル4が発熱したとしても、回路上、配置上で隣接する電池セル4への熱の連鎖をなくすことが可能になる。
尚、上述した第1実施例、第2実施例の発熱対象の電池セル4は一例であり、電池セル4の高温状態が検出された際には、回路上、配置上で隣接する電池セル4の放電が実施される。また、上述した実施例では、電池セル4が接続されて電池パックとされている例を挙げて説明しているが、複数の電池セル4がモジュールケースに収容されて電池モジュールが構成され、複数の電池モジュールを備えた電池パックを用いることも可能である。
図6に基づいて電池装置の回路構成の第3実施例を説明する。図6に示した回路構成は、例えば、4個の電池セル4がモジュールケースに収容されて一つの電池モジュールとされ、4つの電池モジュールを並列に配置した状況を示してある。図3、図5に示した部材と同一部材には同一符号を付してある。
図に示すように、4個の電池セル4がモジュールケース31に収容されて、電池モジュール32が形成されている。4個の電池モジュール32(1)から32(4)が並列に配置され、隣接する電池モジュール32の正極と負極が接続されている。そして、電池モジュール32(1)の正極側と、電池モジュール32(4)の負極側がコンタクタ11、12を介してインバータ13(車載機器)に接続されている。
電池モジュール32(1)から電池モジュール32(4)には、それぞれ、温度検出手段としての温度センサー33が取付けられ、温度センサー33により各電池モジュール32の温度が検出される。温度センサー33の検出情報は制御手段16に入力され、制御手段16では、所定の温度よりも高い温度が検出され際に、該当する電池モジュール32の過熱により内部の電池セル4のいずれかに内部短絡が生じたことが判断される。
電池モジュール32(1)から電池モジュール32(4)には、放電抵抗18が接続されている。つまり、電池モジュール32(1)(3)の正極側と電池モジュール32(4)の負極側が、第1ライン29により放電抵抗18に接続されている。そして、電池モジュール32(2)(4)の正極側が、第2ライン30により放電抵抗18に接続されている。
電池モジュール32(1)(3)の正極側、電池モジュール32(4)の負極側の第1ライン29には、それぞれ、断接手段としてのリレー35(1)(3)(4)が設けられ、電池モジュール32(2)(4)の正極側の第2ライン30には、それぞれ、断接手段としてのリレー36(2)(4)が設けられている。
リレー35、36は、常時、非接続状態とされている。リレー35、36は、制御手段16からの動作信号に基づいて、それぞれ、選択的に個別に接続動作され、任意の電池モジュール32が放電抵抗18に接続される。例えば、リレー35(1)とリレー36(2)が接続動作されると、電池モジュール32(1)が放電抵抗18に接続され、電池モジュール32(1)に収容された電池セル4だけが放電されて内部エネルギーが低下する。
任意の電池セル4に内部短絡が生じたと仮定した際に、この電池セル4が収容されている電池モジュール32に隣接する電池モジュール32を放電させる動作を説明する。例えば、電池モジュール32(1)に収容された電池セル4が何らかの原因により過熱したと仮定した際の動作を説明する。
電池モジュール32(1)の温度センサー33の検出値が所定の温度を超えると、電池モジュール32(1)に収容された電池セル4に内部短絡が発生したと制御手段16で判断される。電池モジュール32(1)に収容された電池セル4に内部短絡が発生したと判断されると、コンタクタ11、12を閉動作させてインバータ13への電力の供給を遮断し、外部の機器に対して電源の隔離を行う。
そして、電池モジュール32(1)に隣接する電池モジュール32(2)に収容された電池セル4を放電させて内部エネルギーを低下させ、電池モジュール32(2)(電池モジュール32(2)に収容された電池セル4)への熱の連鎖をなくす。
即ち、制御手段16からの信号により、リレー35(3)とリレー36(2)が接続動作され、電池モジュール32(2)(電池モジュール32(2)に収容された電池セル4)が放電抵抗18に接続され、電池モジュール32(2)の内部抵抗が低下する。
このため、電池モジュール32(1)の温度異常が検出された場合、隣接する電池モジュール32(2)(電池モジュール32(2)に収容された電池セル4)の放電が実施されるので、電池モジュール32(1)の熱が隣接する電池モジュール32(2)に伝播しても、隣接する電池モジュール32の温度が高くなることがない。
従って、発熱した電池モジュール32の影響(熱の影響)が隣接する電池モジュール32に連鎖することがなく、隣接する電池モジュール32の電池セル4の発熱・発煙をなくすことができる。電池モジュール32の熱を検出しているので、少ない数の温度検出手段により、電池セル4の発熱・発煙をなくすことができる。
これにより、万一、電池セル4が発熱したとしても、発熱した電池セル4が収容された電池モジュール32が隣接している電池セル4(電池モジュール32)への熱の連鎖をなくすことが可能になる。
尚、電池モジュール32(2)の温度異常が検出された場合、隣接する電池モジュール32(1)(3)の電池セル4の放電が行われ、電池モジュール32(3)の温度異常が検出された場合、隣接する電池モジュール32(2)(4)の電池セル4の放電が行われる。更に、電池モジュール32(4)の温度異常が検出された場合、隣接する電池モジュール32(3)の電池セル4の放電が行われる。
本発明は、複数の電池セルで構成される電池装置の産業分野で利用することができる。
1 電気自動車
2 電池パック
3 バッテリーケース
4 電池セル
11、12 コンタクタ
13 インバータ
15、33 温度センサー
16 制御手段
18 放電電極
21、29 第1ライン
22、30 第2ライン
25、35 リレー
26、36 リレー
31 モジュールケース
32 電池モジュール

Claims (6)

  1. 電気的に接続される複数の電池セルと、
    前記各電池セルのそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、
    前記各電池セルに対し選択的に接続される負荷部材と、
    選択された前記電池セルと前記負荷部材との電気的な断接状態を切り替える断接手段と、
    前記温度検出手段によって所定の温度よりも高い温度が検出された際に、前記所定の温度よりも高くなった前記電池セルである高温電池セルに隣接する隣接電池セルを放電させるように前記断接手段を接続動作させて電気的な接続状態を形成する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電池装置。
  2. 請求項1に記載の電池装置において、
    複数の前記電池セルによって電池モジュールを構成し、
    前記制御手段は、
    前記隣接電池セルを含む前記電池モジュールを放電させるように前記断接手段を接続動作させて電気的な接続状態を形成する
    ことを特徴とする電池装置。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載の電池装置において、
    前記制御手段は、
    前記隣接電池セルに対する前記断接手段を接続状態にするに際し、回路上、前記高温電池セルの負極側に隣接する負極側隣接電池セルを、正極側に隣接する正極側隣接電池セルより後に放電させる
    ことを特徴とする電池装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池装置において、
    前記各電池セルのそれぞれの蓄電量を均等に制御する均等抵抗が備えられ、
    前記負荷部材の抵抗値は、前記均等抵抗の抵抗値よりも高い値である
    ことを特徴とする電池装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電池装置において、
    前記各電池セルは、開閉機器を介して車載機器に接続され、
    前記制御手段は、
    前記温度検出手段によって前記所定の温度よりも高い温度が検出された際に、前記開閉機器を作動させて前記各電池セルと前記車載機器との電気的接続を遮断した後、前記隣接電池セルを放電させるように前記断接手段を接続動作させる
    ことを特徴とする電池装置。
  6. 電気的に接続される複数の電池セルによって構成される複数の電池モジュールと、
    前記各電池モジュールのそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、
    前記各電池モジュールに対し選択的に接続される負荷部材と、
    選択された前記電池モジュールと前記負荷部材との電気的な断接状態を切り替える断接手段と、
    前記温度検出手段によって所定の温度よりも高い温度が検出された際に、前記所定の温度よりも高くなった前記電池モジュールに隣接する電池モジュールを放電させるように前記断接手段を接続動作させて電気的な接続状態を形成する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電池装置。
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