JP5978142B2 - 蓄電池システム - Google Patents

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本発明は、蓄電池システムに関する。
蓄電池システムは、リチウムイオン電池等の再充電が可能な蓄電池(二次電池)と、蓄電池の充放電を制御する制御装置とを備えており、制御装置の制御の下で、蓄電池に蓄えられた電力の取り出し及び蓄電池への電力の蓄え(充放電)を行うシステムである。このような蓄電池システムは、例えば電気自動車(EV:Electric Vehicle)やハイブリッド自動車(HV:Hybrid Vehicle)に搭載される電源として用いられている。
蓄電池システムに設けられる蓄電池の多くは、複数の電池セル(単位電池)を直列接続してなる電池モジュールを、必要とされる電圧が得られる分だけ直列接続した構成である。このような蓄電池を備える蓄電池システムは、蓄電池を構成する電池モジュール毎に電圧監視回路を備えており、制御装置が、各電圧監視回路の監視情報(監視データ)を参照しつつ蓄電池に蓄えられた電力の取り出し及び蓄電池への電力の蓄えの制御(充放電制御)を行う。
以下の特許文献1には、このような蓄電池システムの従来例が開示されている。具体的に、以下の特許文献1には、各電池モジュールに対応して設けられて、対応する電池モジュールを構成する電池セルを制御する複数の下位コントローラ(セルコントローラ)と、これらを制御する上位コントローラ(バッテリコントローラ)とが数珠繋ぎ(デイジーチェーン)のシリアル通信で接続された蓄電池システムが開示されている。
特開2008−220074号公報
ところで、上述した特許文献1の蓄電池システムに設けられる下位コントローラは、対応する電池モジュールからの給電を受けて動作して電池セルの制御及びシリアル通信を行っている。このため、蓄電池に異常が発生した場合には、電池モジュールから下位コントローラへの給電停止等によって、上位コントローラと下位コントローラとの間のシリアル通信に障害が発生する。尚、蓄電池の異常は、例えば蓄電池内に設けられたブレーカー、ヒューズ、CID(Current Interrupt Device:過電流遮断装置)、電源ライン等の蓄電池の電流経路が遮断(開放)されることによって発生する。
また、電池モジュールから下位コントローラへの給電は正常に行われているものの、下位コントローラそのものに異常が発生した場合には、異常が発生した下位コントローラは動作が停止する(或いは、正常に動作しなくなる)。このため、上述した蓄電池に異常が発生した場合と同様に、上位コントローラと下位コントローラとの間のシリアル通信に障害が発生する。
このように、上位コントローラと下位コントローラとの間のシリアル通信に障害が発生する主な原因としては、蓄電池の異常によるものと、下位コントローラの異常によるものとが挙げられる。しかしながら、従来の蓄電池システムでは、下位コントローラとの間のシリアル通信に障害が発生した場合に、上位コントローラは、障害の原因が何れの原因であるのかを判別することができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、通信障害が発生した場合に、その障害の原因を容易に判別することが可能な蓄電池システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の蓄電池システムは、電池セルを直列接続してなる電池モジュールを複数有する蓄電池と、前記電池モジュールに対応して設けられて前記電池モジュールの電圧を監視する複数の電圧監視回路と、該電圧監視回路と環状に接続されて該電圧監視回路と通信を行って得られる監視情報に基づいて前記蓄電池の充放電を制御する制御装置とを備える蓄電池システムにおいて、前記制御装置は、前記電圧監視回路との間の通信障害が発生した場合に、該通信障害が発生する前に前記電圧監視回路の何れか1つから得られた監視情報を用いて前記蓄電池の推定出力電圧を算出し、該推定出力電圧と前記通信障害が発生した後の前記蓄電池の出力電圧とを比較して前記通信障害の異常箇所を判定する判定手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の蓄電池システムは、前記判定手段が、前記推定出力電圧が、前記通信障害が発生した後の前記蓄電池の出力電圧よりも大である場合には、前記蓄電池が前記異常箇所であると判定することを特徴としている。
また、本発明の蓄電池システムは、前記判定手段が、前記推定出力電圧が、前記通信障害が発生した後の前記蓄電池の出力電圧以下である場合には、前記電圧監視回路が前記異常箇所であると判定することを特徴としている。
また、本発明の蓄電池システムは、前記判定手段が、前記電圧監視回路の何れか1つから得られた監視情報に対し、前記蓄電池に設けられている前記電池セルの総数を前記電池モジュールに設けられている前記電池セルの数で除算して得られる値を乗算することによって前記推定出力電圧を算出することを特徴としている。
また、本発明の蓄電池システムは、前記推定出力電圧の算出に用いられる監視情報が、前記通信障害が発生する前に前記電圧監視回路から得られた監視情報のうちの電圧値が最も大きな監視情報であることを特徴としている。
本発明によれば、電圧監視回路との間の通信障害が発生した場合に、制御装置に設けられた判定手段が、通信障害が発生する前に電圧監視回路の何れか1つから得られた監視情報を用いて蓄電池の推定出力電圧を算出し、その推定出力電圧と通信障害が発生した後の蓄電池の出力電圧とを比較して通信障害の異常箇所を判定するようにしているため、通信障害の原因を容易に判別することができるという効果がある。
本発明の一実施形態による蓄電池システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による蓄電池システムの通信障害発生時の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による蓄電池システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による蓄電池システムについて詳細に説明する。尚、以下では、理解を容易にするために、電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)等の自動車に搭載される蓄電池システムを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による蓄電池システムの要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の蓄電池システム1は、蓄電池10、電圧監視回路20a〜20d、絶縁素子30a,30b、及びバッテリ制御装置40(制御装置)を備える。この蓄電池システム1は、コンタクタC1,C2を介してインバータINVに接続され、蓄電池10に蓄えられた電力を放電させてインバータINVに供給するとともに、インバータINVからの回生電力を用いて蓄電池10を充電する。
ここで、コンタクタC1,C2は、機械式スイッチの一種であり、蓄電池10とインバータINVとの間を開状態又は閉状態にする。尚、コンタクタC1は、蓄電池10及びインバータINVの正極端子間に設けられ、コンタクタC2は、蓄電池10及びインバータINVの負極端子間に設けられる。インバータINVは、蓄電池システム1から供給される電力によりモータMを駆動して自動車を走行させるための動力を発生させる。また、インバータINVは、自動車の減速時にはモータMを発電機として機能させてモータMで発電される電力を回生電力として蓄電池システム1に供給する。
蓄電池10は、直列接続された電池モジュール11a〜11d、ブレーカー12、及びヒューズ13を備えており、バッテリ制御装置40の制御の下で、蓄えている電力の放電及び供給される電力の充電を行う。電池モジュール11a〜11dは、予め規定された複数の電池セルCを直列接続してなるモジュールである。ここで、電池セルCは、電池モジュール11a〜11dに設けられる単位電池であり、例えばリチウムイオン電池等の再充電が可能な蓄電池(二次電池)である。尚、図1においては、説明を簡単にするために4つの電池モジュール11a〜11dを備える蓄電池10を図示しているが、蓄電池10に設けられる電池モジュールの数は任意である。
ブレーカー12及びヒューズ13は、電池モジュール11bと電池モジュール11cとの間に直列接続されており、蓄電池10の電流経路を遮断(開放)するために設けられる。例えば、ブレーカー12は、作業者が蓄電池10の電流経路を手動で遮断するために設けられる。また、ヒューズ13は、蓄電池10に過電流が流れた場合に、蓄電池10の電流経路を自動的に遮断するために用いられる。尚、ブレーカー12及びヒューズ13が設けられる位置は、電池モジュール11b,11c間である必要は必ずしも無く、例えば電池モジュール11a,11b間であっても良く、電池モジュール11c,11d間であっても良い。
電圧監視回路20a〜20dは、蓄電池10の電池モジュール11a〜11dに対応して設けられており、対応する電池モジュールの電圧(対応する電池モジュール全体の電圧)、及び対応する電池モジュールに設けられる各電池セルCの電圧を監視する。これら電圧監視回路20a〜20dは、対応する電池モジュール11a〜11dからの給電を受けてそれぞれ動作する。
また、電圧監視回路20a〜20dは、互いに縦続接続(デイジーチェーン接続)されて絶縁素子30a,30bを介してバッテリ制御装置40に接続されており、バッテリ制御装置40と通信を行って電池モジュール及び各電池セルCの監視情報(監視データ)をバッテリ制御装置40に送信する。尚、図1においては、説明を簡単にするために4つの電圧監視回路20a〜20dを図示しているが、電圧監視回路の数は蓄電池10の電池モジュールと同数設けられる。
絶縁素子30a,30bは、デイジーチェーン接続された電圧監視回路20a〜20dとバッテリ制御装置40との間を電気的に絶縁するための素子であり、例えばフォトカプラによって実現される。尚、絶縁素子30aは、バッテリ制御装置40と電圧監視回路20aとの間に設けられ、絶縁素子30bは、バッテリ制御装置40と電圧監視回路20dとの間に設けられる。
バッテリ制御装置40は、電圧監視回路20a〜20dの監視情報に基づいて、蓄電池10の充放電を制御する。具体的に、バッテリ制御装置40は、電圧監視回路20a〜20dの監視情報から蓄電池10の残容量(SOC:State Of Charge)を求め、求めた残容量が予め規定された許容範囲内である場合には、自動車の走行状態に応じて蓄電池10の充放電を制御する。例えば、モータMを駆動して自動車を走行させるための動力を発生させる場合には、蓄電池10に蓄えられた電力を放電させる制御を行い、自動車を減速させる場合には、インバータINVから供給される回生電力によって蓄電池10を充電する制御を行う。
また、バッテリ制御装置40は、電圧監視回路20a〜20dとの間の通信障害が発生した場合に、その通信障害の原因である箇所(異常箇所)を判定する異常箇所判定部40a(判定手段)を備える。尚、この異常箇所判定部40aは、ハードウェア回路として実現されていても良く、異常箇所判定部40aを実現するソフトウェアがコンピュータに読み込まれることにより、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することによって実現されるものであっても良い。
異常箇所判定部40aは、電圧監視回路20a〜20dとの間の通信障害が発生した場合に、その通信障害が発生する前(直前)に電圧監視回路20a〜20dの何れか1つから得られた監視情報(電池モジュール11a〜11dの何れか1つの電圧)を用いて、蓄電池10の出力電圧であろうと推定される推定出力電圧Vpを算出する。そして、異常箇所判定部40aは、算出した推定出力電圧Vpと、バッテリ制御装置40に設けられた電圧測定部(図示省略)で測定される蓄電池10の出力電圧Voとを比較して異常箇所を判定する。
具体的に、異常箇所判定部40aは、推定出力電圧Vpが蓄電池10の出力電圧Voよりも大である場合に、蓄電池10が異常箇所であると判定する。これは、通信障害の原因が蓄電池10の異常(例えば、ブレーカー12やヒューズ13の遮断)である場合には、蓄電池10の出力電圧Voが、異常が発生する前の出力電圧Vo(推定出力電圧Vpとほぼ同じ電圧)よりも大幅に低下するからである。
これに対し、異常箇所判定部40aは、推定出力電圧Vpが蓄電池10の出力電圧Vo以下である場合には、電圧監視回路20a〜20dが異常箇所であると判定する。これは、通信障害の原因が電圧監視回路20a〜20dの異常によるものである場合には、蓄電池10の出力電圧Voは殆ど変動せずに、異常が発生する前の出力電圧Vo(推定出力電圧Vpとほぼ同じ電圧)と同程度の電圧に維持されるからである。
ここで、異常箇所判定部40aは、通信障害が発生する前(直前)に電圧監視回路20a〜20dから得られた監視情報(電圧Va〜Vd)のうち、電圧値が最も大きな監視情報を用いて推定出力電圧Vpを算出する。例えば、電圧監視回路20aで監視される電池モジュール11aの監視情報(電圧Va)が最も大きいとすると、異常箇所判定部40aは、以下の(1)式を用いて推定出力電圧Vpを算出する。
Vp=(N/n)・α・Va …(1)
但し、上記(1)式中の「N」は、蓄電池10に設けられる電池セルCの総数であり、「n」は、電池モジュール11a(最も大きな電圧Vaが得られる電池モジュール)をなす電池セルCの数である。また、係数αは、蓄電池10に設けられる電池セルCの電圧値のバラツキを考慮して定められるバラツキ係数である。この係数αは、例えば、蓄電池10に設けられた各電池セルCの正常状態における電圧の最大電と最小値とを予め検出してその差電圧ΔVを設定し、電池セルCの設計最小値を差電圧ΔVで除算することによって求められる。つまり、異常箇所判定部40aは、電池モジュール11aの監視情報を示す電圧Va(最も大きな電圧)に対し、蓄電池10に設けられている電池セルCの総数Nを電池モジュール11aに設けられている電池セルCの数で除算して得られる値(N/n)とバラツキ係数(α)とを乗算することによって推定出力電圧Vpを算出する。
次に、上記構成における蓄電池システム1の動作について説明する。図2は、本発明の一実施形態による蓄電池システムの通信障害発生時の動作を示すフローチャートである。また、図3は、本発明の一実施形態による蓄電池システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。以下では、電圧監視回路20a〜20dとバッテリ制御装置40との間の通信障害が発生していない場合の動作を簡単に説明した後で、通信障害が発生した場合の動作について説明する。
まず、通信障害が発生していない場合には、電圧監視回路20a〜20dとバッテリ制御装置40との間で定期的に通信が行われており、電圧監視回路20a〜20dの監視情報がバッテリ制御装置40で定期的に取得されている(図3中の「電圧Va〜Vd」参照)。尚、バッテリ制御装置40では、電圧監視回路20a〜20dの監視情報とは別に、内部に設けられた不図示の電圧測定部によって、蓄電池10の出力電圧Voが定期的に取得されている(図3中の「出力電圧Vo」参照)。
電圧監視回路20a〜20dの監視情報を取得すると、バッテリ制御装置40は、蓄電池10の残容量を求め、求めた残容量が予め規定された許容範囲内である場合には自動車の走行状態に応じて蓄電池10の充放電を制御する。例えば、モータMを駆動して自動車を走行させるための動力を発生させる場合には、蓄電池10に蓄えられた電力を放電させる制御を行い、自動車を減速させる場合には、インバータINVから供給される回生電力によって蓄電池10を充電する制御を行う。通信障害が発生していない場合には、以上の動作が繰り返し行われる。
次に、通信障害が発生した場合には、図3に示す通り、バッテリ制御装置40内において、通信エラーが発生した旨を示すフラグである通信エラーフラグが「L(ロー)」レベルから「H(ハイ)」レベルに変化する(時刻t2)。すると、バッテリ制御装置40に設けられた異常箇所判定部40aは、その通信障害が発生する直前に電圧監視回路20a〜20dの何れか1つから得られた監視情報を用いて、蓄電池10の出力電圧であろうと推定される推定出力電圧Vpを算出する(ステップS11)。
具体的に、異常箇所判定部40aは、通信エラーフラグが「L」レベルから「H」レベルに変化した時刻t2の直前の時刻t1で得られた電圧Va〜Vdのうち、電圧値が最も大きな監視情報を用いて推定出力電圧Vpを算出する。例えば、電圧監視回路20aで監視される電池モジュール11aの監視情報(電圧Va)が最も大きいとすると、異常箇所判定部40aは、前述した(1)式を用いて推定出力電圧Vpを算出する。
推定出力電圧Vpを算出すると、バッテリ制御装置40の内部に設けられた不図示の電圧測定部によって、蓄電池10の出力電圧Voが取得される(ステップS12:時刻t3)。また、出力電圧Voが取得されると同時(或いは、ほぼ同時)に、バッテリ制御装置40内において、異常判定を実施する旨を示すフラグである異常判定フラグが「L」レベルから「H」レベルに変化する。すると、ステップS11で算出した推定出力電圧VpがステップS12で取得された出力電圧Voよりも大であるか否かが異常箇所判定部40aで判断される(ステップS13)。
推定出力電圧Vpが出力電圧Voよりも大であると判断した場合(ステップS13の判断結果が「YES」の場合)には、異常箇所判定部40aは、蓄電池10が異常であると判定する(ステップS14)。これに対し、推定出力電圧Vpが出力電圧Vo以下であると判断した場合(ステップS13の判断結果が「NO」の場合)には、異常箇所判定部40aは、電圧監視回路20a〜20dが異常であると判定する(ステップS15)。このようにして、電圧監視回路20a〜20dとバッテリ制御装置40との間の通信障害が発生したときの異常箇所の判定が行われる。
以上の通り、本実施形態では、バッテリ制御装置40内において通信エラーフラグが「L」レベルから「H」レベルに変化した場合に、通信エラーフラグが変化する前に電圧監視回路20a〜20dの何れか1つから得られた監視情報を用いて蓄電池10の推定出力電圧Vpを算出し、推定出力電圧Vpと蓄電池10の出力電圧Voとを比較して通信障害の異常箇所を異常箇所判定部40aで判定している。このため、通信障害が発生した場合に、その障害の原因を容易に判別することが可能である。
以上、本発明の一実施形態による蓄電池システムについて説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、理解を容易にするために、電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)等の自動車に搭載される蓄電池システムを例に挙げて説明したが、本発明は自動車以外の二輪車や船舶等の移動体に設けられる蓄電池システムにも適用可能である。
1…蓄電池システム、10…蓄電池、11a〜11d…電池モジュール、20a〜20d…電圧監視回路、40…バッテリ制御装置、40a…異常箇所判定部、C…電池セル

Claims (5)

  1. 電池セルを直列接続してなる電池モジュールを複数有する蓄電池と、前記電池モジュールに対応して設けられて前記電池モジュールの電圧を監視する複数の電圧監視回路と、該電圧監視回路と環状に接続されて該電圧監視回路と通信を行って得られる監視情報に基づいて前記蓄電池の充放電を制御する制御装置とを備える蓄電池システムにおいて、
    前記制御装置は、前記電圧監視回路との間の通信障害が発生した場合に、該通信障害が発生する前に前記電圧監視回路の何れか1つから得られた監視情報を用いて前記蓄電池の推定出力電圧を算出し、該推定出力電圧と前記通信障害が発生した後の前記蓄電池の出力電圧とを比較して前記通信障害の異常箇所を判定する判定手段を備える
    ことを特徴とする蓄電池システム。
  2. 前記判定手段は、前記推定出力電圧が、前記通信障害が発生した後の前記蓄電池の出力電圧よりも大である場合には、前記蓄電池が前記異常箇所であると判定することを特徴とする請求項1記載の蓄電池システム。
  3. 前記判定手段は、前記推定出力電圧が、前記通信障害が発生した後の前記蓄電池の出力電圧以下である場合には、前記電圧監視回路が前記異常箇所であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の蓄電池システム。
  4. 前記判定手段は、前記電圧監視回路の何れか1つから得られた監視情報に対し、前記蓄電池に設けられている前記電池セルの総数を前記電池モジュールに設けられている前記電池セルの数で除算して得られる値を乗算することによって前記推定出力電圧を算出することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の蓄電池システム。
  5. 前記推定出力電圧の算出に用いられる監視情報は、前記通信障害が発生する前に前記電圧監視回路から得られた監視情報のうちの電圧値が最も大きな監視情報であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の蓄電池システム。
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