JP2014171323A - セルバランス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池モジュールの長寿命化を図ること。
【解決手段】セルバランス装置は、制御部及びセルバランス回路23を有している。セルバランス回路23の各抵抗25は、各電池セル11〜15に並列接続されている。そして、各抵抗25と電池セル11〜15の間には、スイッチング素子26が設けられている。電池セル11〜15の充電量を調整する場合、制御部は、スイッチング素子26をオンさせて、電池セル11〜15に並列接続される抵抗25と、各電池セル11〜15を電気的に接続する。このとき、温度の高い電池セル11〜15ほどスイッチング素子26のオン時間を長くすることで、温度の高い電池セル11〜15ほど放電量を多くする。
【選択図】図2
【解決手段】セルバランス装置は、制御部及びセルバランス回路23を有している。セルバランス回路23の各抵抗25は、各電池セル11〜15に並列接続されている。そして、各抵抗25と電池セル11〜15の間には、スイッチング素子26が設けられている。電池セル11〜15の充電量を調整する場合、制御部は、スイッチング素子26をオンさせて、電池セル11〜15に並列接続される抵抗25と、各電池セル11〜15を電気的に接続する。このとき、温度の高い電池セル11〜15ほどスイッチング素子26のオン時間を長くすることで、温度の高い電池セル11〜15ほど放電量を多くする。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数のリチウムイオン二次電池を有する電池モジュールに接続されるセルバランス装置に関する。
温度に応じて二次電池の充電状態を変化させるセルバランス装置としては、例えば、特許文献1に記載の車両用電池制御装置が知られている。
特許文献1では、車両に電池が搭載されている。電池には、リレーを介してモータジェネレータが接続されている。また、モータジェネレータには、モータジェネレータの動作を制御するECUが設けられている。ECUは、電池の充電率や電池温度に基づいてモータジェネレータの動作を制御して充電を行う。ECUは、電池温度が高くなるほど充電率が小さくなるようにモータジェネレータを制御する。
特許文献1では、車両に電池が搭載されている。電池には、リレーを介してモータジェネレータが接続されている。また、モータジェネレータには、モータジェネレータの動作を制御するECUが設けられている。ECUは、電池の充電率や電池温度に基づいてモータジェネレータの動作を制御して充電を行う。ECUは、電池温度が高くなるほど充電率が小さくなるようにモータジェネレータを制御する。
ところで、リチウムイオン二次電池は、高温になるほど劣化しやすく、また、充電量が多いほど劣化しやすい特性がある。複数のリチウムイオン二次電池を有する電池モジュールにおいて、充放電が繰り返されると、各リチウムイオン二次電池の充電量(充電率)に差が生じる。また、リチウムイオン二次電池の放熱環境などによって、リチウムイオン二次電池間に温度差が生じる。そして、リチウムイオン二次電池間の充電量及び温度にばらつきが生じると、一部のリチウムイオン二次電池の劣化が促進されるおそれがあり、電池モジュールの寿命が短くなるおそれがある。
本発明の目的は、電池モジュールの長寿命化を図ることができるセルバランス装置を提供することにある。
上記課題を解決するセルバランス装置は、複数のリチウムイオン二次電池を有する電池モジュールに接続されるセルバランス装置であって、複数のリチウムイオン二次電池それぞれの充電量を計測する充電量計測部材と、前記複数のリチウムイオン二次電池それぞれの充電量を調整するセルバランス部材と、前記セルバランス部材を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数のリチウムイオン二次電池のうち、温度の高い前記リチウムイオン二次電池ほど充電量が少なくなるように前記セルバランス部材を制御することを要旨とする。
これによれば、複数のリチウムイオン二次電池のうち、温度の高いリチウムイオン二次電池ほど充電量を少なくすることができる。温度の高いリチウムイオン二次電池の充電量を少なくして、温度の低いリチウムイオン二次電池の充電量を多くすることで、リチウムイオン二次電池間での劣化のばらつきが少なくなり、電池モジュールの長寿命化が図られる。
上記セルバランス装置について、複数の前記リチウムイオン二次電池には、前記リチウムイオン二次電池の温度を計測する温度センサが設けられることが好ましい。
これによれば、制御部は、温度センサによって計測されるリチウムイオン二次電池の温度を比較して、温度が高いリチウムイオン二次電池の充電量を、温度が低いリチウムイオン二次電池の充電量よりも少なくすることができる。
これによれば、制御部は、温度センサによって計測されるリチウムイオン二次電池の温度を比較して、温度が高いリチウムイオン二次電池の充電量を、温度が低いリチウムイオン二次電池の充電量よりも少なくすることができる。
上記セルバランス装置について、前記制御部は、前記リチウムイオン二次電池の充放電が停止されたときに前記セルバランス部材を制御することが好ましい。
リチウムイオン二次電池が充放電されているときには、セルバランス部材によってリチウムイオン二次電池の充電量を調整しにくい。このため、充放電が行われていないときにリチウムイオン二次電池の充電量を調整することで、適切にリチウムイオン二次電池の充電量の調整を行うことができる。
リチウムイオン二次電池が充放電されているときには、セルバランス部材によってリチウムイオン二次電池の充電量を調整しにくい。このため、充放電が行われていないときにリチウムイオン二次電池の充電量を調整することで、適切にリチウムイオン二次電池の充電量の調整を行うことができる。
上記セルバランス装置について、前記電池モジュールは、車両に搭載され、前記制御部は、前記車両のキースイッチがオフ操作された後に前記セルバランス部材を制御することが好ましい。
これによれば、車両のキースイッチがオフ操作されたときには、リチウムイオン二次電池が放電されていない状態とみなすことができる。このため、リチウムイオン二次電池の充電量を適切に調整することができる。
上記セルバランス装置について、前記制御部は、前記リチウムイオン二次電池に電力を供給する外部充電器と、前記リチウムイオン二次電池との電気的な接続が遮断された後に前記セルバランス部材を制御することが好ましい。
これによれば、外部充電器とリチウムイオン二次電池の電気的な接続が遮断されたときには、リチウムイオン二次電池の充電が完了したとみなしてリチウムイオン二次電池の充電量が調整される。このため、リチウムイオン二次電池の充電量を適切に調整することができる。
本発明によれば、電池モジュールの長寿命化を図ることができる。
以下、セルバランス装置の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、車両10には、複数の電池セル11〜15を有する電池モジュール16が搭載されている。各電池セル11〜15は、直列接続されている。また、車両10には、電池モジュール16の電池セル11〜15を電力源として駆動するモータ17が搭載されている。本実施形態の車両10は、モータ17が駆動することで走行する電気自動車である。なお、電池セル11〜15は、リチウムイオン二次電池である。
図1及び図2に示すように、車両10には、複数の電池セル11〜15を有する電池モジュール16が搭載されている。各電池セル11〜15は、直列接続されている。また、車両10には、電池モジュール16の電池セル11〜15を電力源として駆動するモータ17が搭載されている。本実施形態の車両10は、モータ17が駆動することで走行する電気自動車である。なお、電池セル11〜15は、リチウムイオン二次電池である。
電池モジュール16には、セルバランス装置20が接続されている。セルバランス装置20は、制御部21及びセルバランス部材としてのセルバランス回路23を有している。制御部21は、電池モジュール16やセルバランス回路23を制御するためのプログラムなどが記憶された記憶部22を有している。制御部21には、キースイッチ24が接続されている。キースイッチ24は、オン操作されると、オン信号を制御部21に出力し、オフ操作されると、オフ信号を制御部21に出力する。また、制御部21には、バッテリ30が接続されている。
図2に示すように、本実施形態のセルバランス回路23は、抵抗25及びスイッチング素子26を有している。各抵抗25は、各電池セル11〜15に並列接続されている。そして、各抵抗25と電池セル11〜15の間には、スイッチング素子26が設けられている。本実施形態のセルバランス回路23は、電池セル11〜15の電力を抵抗25によって熱に変換して充電量の調整を行うパッシブ式のセルバランス部材である。また、各電池セル11〜15には、各電池セル11〜15の電圧を計測する電圧センサ27が並列接続されている。
図1に示すように、電池モジュール16の各電池セル11〜15には、各電池セル11〜15の温度を計測する温度センサ28が設けられている。電圧センサ27及び温度センサ28は、制御部21に接続されている。
車両10には、電池モジュール16と接続される充電器29が搭載されている。充電器29は、各電池セル11〜15に外部から電力を供給する外部充電器(充電プラグなど)が接続される接続部や、外部充電器から供給された交流電力を直流電力に変換するコンバータなどからなる。
次に、セルバランス装置20の作用について制御部21が行う制御とともに説明を行う。
制御部21は、キースイッチ24がオン操作されると(オン信号を受信すると)、電池モジュール16(電池セル11〜15)とモータ17を電気的に接続させて、モータ17を駆動させる。そして、制御部21は、以下の制御を行う。
制御部21は、キースイッチ24がオン操作されると(オン信号を受信すると)、電池モジュール16(電池セル11〜15)とモータ17を電気的に接続させて、モータ17を駆動させる。そして、制御部21は、以下の制御を行う。
図3に示すように、制御部21は、キースイッチ24がオフ操作されたか(オフ信号を受信したか)否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定結果が否定の場合、制御部21はステップS10の処理を繰り返す。一方、ステップS10の判定結果が肯定の場合、制御部21は、ステップS20に移行する。
ステップS20において、制御部21は、キースイッチ24がオフ操作されてから一定時間が経過したか否かを判定する。キースイッチ24がオフされた場合には、運転者が車両10を停止させている(電池セル11〜15が放電されていない)と推定することができる。しかしながら、短時間の停止の場合であれば、電池セル11〜15の充電量を調整するのに十分な時間を確保できない。一定時間が経過した場合には、短時間の停止ではなく、長時間(電池セル11〜15の充電量の調整を行える時間)の停止と推定することができる。なお、「一定時間」とは、短時間の停止の場合に、運転者がキースイッチ24をオフ操作してからオン操作するまでの時間であり、統計などから任意に設定可能な時間である。なお、制御部21は、バッテリ30から供給される電力によって駆動している。ステップS20の判定結果が肯定の場合、制御部21はステップS30に移行する。一方、ステップS20の判定結果が否定の場合、すなわち、一定時間内にキースイッチ24がオン操作された場合、制御部21はステップS10に戻り、ステップS10の処理を繰り返す。
ステップS30において、制御部21は、各電池セル11〜15の充電量(充電率)及び温度を計測し、ステップS40に移行する。制御部21は、温度センサ28の情報から電池セル11〜15の温度を取得する。また、制御部21は、電圧センサ27の情報から、電圧に対応付けられた充電量(充電率)を計測する。したがって、本実施形態では、電圧センサ27が電池セル11〜15の充電量を計測する充電量計測部材となる。
ステップS40において、制御部21は、各電池セル11〜15の充電量を調整する必要があるか否かを判定する。リチウムイオン二次電池は、高温になるほど劣化しやすい。また、リチウムイオン二次電池は、充電量が多いほど劣化しやすい。電池セル11〜15の放電後(又は充電後)には、電池セル11〜15の温度がジュール熱によって上昇している。電池セル11〜15の配置位置や、電池セル11〜15の周囲の環境、製造上の誤差に起因する内部抵抗の差異などによって、電池セル11〜15の放熱性は異なり、これにより、各電池セル11〜15間に温度差が生じる場合がある。同様に、電池セル11〜15の経年劣化や電池セル11〜15の温度の差異などによって電池セル11〜15の充電量も異なるおそれがある。電池セル11〜15の放電後に、温度が高い電池セル11〜15の充電量が多く、温度が低い電池セル11〜15の充電量が低い場合には、電池セル11〜15に劣化のばらつきが生じる。複数のリチウムイオン二次電池を有する電池モジュール16においては、各リチウムイオン二次電池の劣化のばらつきを少なくすることで電池モジュール16の長寿命化が図られる。このため、電池モジュール16においては、温度の高い電池セル11〜15ほど充電量が少ないことが好ましく、温度の高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなっていない場合には、各電池セル11〜15の充電量を調整(セルバランスを調整)することが必要になる。ステップS40の判定結果が肯定の場合、制御部21は、ステップS50に移行する。一方、ステップS40の判定結果が否定の場合、制御部21は、処理を終了する。
ステップS50において、制御部21は、電池セル11〜15の充電量を調整し、処理を終了する。具体的にいえば、制御部21は、温度が高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなるようにセルバランス回路23を制御する。以下、詳細に説明を行う。
図5(a)に示すように、各電池セル11〜15の温度は、電池セル11<電池セル12<電池セル13<電池セル14<電池セル15の順に高くなっている。また、実際には、各電池セル11〜15の充電量にばらつきが生じているが、説明の便宜上、各電池セル11〜15の充電量は全て同一とみなして説明を行う。
電池セル11〜15の充電量を調整する場合、制御部21は、セルバランス回路23のスイッチング素子26をオンさせて、電池セル12〜15に並列接続される抵抗25と、各電池セル12〜15を電気的に接続する。各電池セル12〜15と抵抗25が電気的に接続されると、各電池セル12〜15の放電が行われ、電池セル12〜15の充電量が少なくなる。このとき、温度の高い電池セル12〜15ほどスイッチング素子26のオン時間を長くすることで、温度の高い電池セル12〜15ほど放電量を多くする。これにより、図5(b)に示すように、温度の高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなる。なお、電池セル11〜15の充電量を調整した後の各電池セル11〜15の充電量の差は、各電池セル11〜15の温度差に比例させてもよいし、電池セル11〜15の温度差の大きさに関わらず充電量の差が一定になるようにしてもよい。すなわち、充電量の差は、電池セル11〜15の特性(温度特性や、充放電特性など)や、使用環境、電池セル11〜15の劣化具合などから任意に設定することができる。なお、制御部21は、図3に示す処理の間にキースイッチ24がオン操作された場合には、処理を中断して、モータ17と電池セル11〜15を電気的に接続する。
次に、電池セル11〜15が充電された後に行われる電池セル11〜15の充電量の調整について説明する。
制御部21は、充電器29に外部充電器(充電プラグ)が接続されたことを検出すると、電池セル11〜15の充電を行う。そして、制御部21は、以下の制御を行う。
制御部21は、充電器29に外部充電器(充電プラグ)が接続されたことを検出すると、電池セル11〜15の充電を行う。そして、制御部21は、以下の制御を行う。
図4に示すように、制御部21は、電池セル11〜15と外部接続器との電気的な接続が遮断されたか否かを判定する(ステップS11)。電池セル11〜15が満充電になると、制御部21は、電池セル11〜15と外部充電器との電気的な接続を遮断する。また、電池セル11〜15が満充電されていない場合であっても、外部充電器が充電器29から取り外された場合には、電池セル11〜15と外部充電器との電気的な接続が遮断される。そして、電池セル11〜15と外部充電器との電気的な接続が遮断されると、制御部21は、電池セル11〜15の充電が完了したとみなしてステップS30に移行する。一方、電池セル11〜15と外部充電器の電気的な接続が遮断されない場合には、ステップS11の処理を繰り返す。なお、ステップS30以降では、先述した処理と同様の処理を行う。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)制御部21は、温度が高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなるようにセルバランス回路23を制御する。このため、電池セル11〜15の劣化のばらつきが少なくなり、電池モジュール16の長寿命化が図られる。
(1)制御部21は、温度が高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなるようにセルバランス回路23を制御する。このため、電池セル11〜15の劣化のばらつきが少なくなり、電池モジュール16の長寿命化が図られる。
(2)温度センサ28によって計測された電池セル11〜15の温度を比較して、温度の高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなるように制御している。このため、温度の高い電池セル11〜15の充電量を温度の低い電池セル11〜15の充電量よりも少なくすることができる。
(3)制御部21は、キースイッチ24がオフ操作された後に、電池セル11〜15の充電量の調整を行う。電池セル11〜15の充電量の調整は、電池セル11〜15が充放電されていない状態で行われる。キースイッチ24がオフ操作された後には、電池セル11〜15とモータ17との電気的な接続が遮断されており、また、その他の機器との電気的な接続も遮断されている。このため、キースイッチ24がオフ操作された後に電池セル11〜15の充電量の調整を行うことで、電池セル11〜15の充電量の調整を適切に行うことができる。
(4)また、キースイッチ24がオフ操作された後、更に一定時間が経過した後に、電池セル11〜15の充電量の調整を行っている。電池セル11〜15の充電量の調整には、長時間を要する。このため、車両10を短時間停止させる場合など、電池セル11〜15の放電が短時間のみしか遮断されていない場合には、電池セル11〜15の充電量を調整することが困難である。キースイッチ24がオフされた後に、一定時間内に再度電池セル11〜15の放電が行われる場合には、電池セル11〜15の充電量を調整するのに十分な時間を確保できないとみなすことで、電池セル11〜15の充電量の調整が中断されることが抑制される。
(5)制御部21は、外部充電器と電池セル11〜15との電気的な接続が遮断された後に電池セル11〜15の充電量の調整を行う。外部充電器と電池セル11〜15との電気的な接続が遮断された後には、電池セル11〜15の充電が完了したとみなすことができる。このため、電池セル11〜15の充電量の調整を適切に行うことができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、セルバランス回路23として、パッシブ式のセルバランス回路23を用いたが、充電量の多い電池セル11〜15から充電量の少ない電池セル11〜15に電力を供給するアクティブ式のセルバランス部材を用いてもよい。
○ 実施形態において、セルバランス回路23として、パッシブ式のセルバランス回路23を用いたが、充電量の多い電池セル11〜15から充電量の少ない電池セル11〜15に電力を供給するアクティブ式のセルバランス部材を用いてもよい。
○ 実施形態において、温度センサ28が設けられていなくてもよい。この場合、各電池セル11〜15の放熱性などから各電池セル11〜15間に生じる温度差を推測して、温度が高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなるように制御を行う。例えば、電池セルが並設されている場合、中央に配置される電池セルほど熱が篭りやすく、温度が高くなる傾向にある。この場合、中央に近い位置に配置される電池セルほど充電量が少なくなるように制御を行う。
○ 実施形態において、全ての電池セル11〜15にセルバランス回路23を設けたが、これに限られない。例えば、複数の電池セル11〜15のうちから、いくつかの電池セル11〜15(例えば、最も温度差の付きやすい2つの電池セル11〜15)を選択し、選択した電池セル11〜15のうちで温度の高い電池セル11〜15ほど充電量が少なくなるようにしてもよい。
○ 実施形態において、制御部21は、ステップS20の処理を行わず、キースイッチ24がオフ操作された後にステップS30の処理を行ってもよい。
○ 実施形態において、電池セル11〜15の温度に閾値を設けて、電池セル11〜15の温度が閾値以上の場合にのみ、電池セル11〜15の充電量の調整を行うようにしてもよい。
○ 実施形態において、電池セル11〜15の温度に閾値を設けて、電池セル11〜15の温度が閾値以上の場合にのみ、電池セル11〜15の充電量の調整を行うようにしてもよい。
○ 実施形態において、電池モジュール16は、車両10に搭載される電池モジュール16以外であってもよい。
○ 実施形態において、車両として、ハイブリッド自動車や、産業車両など、電池モジュール16(電池セル11〜15)を電力源として駆動する車両であれば、どのような車両を採用してもよい。
○ 実施形態において、車両として、ハイブリッド自動車や、産業車両など、電池モジュール16(電池セル11〜15)を電力源として駆動する車両であれば、どのような車両を採用してもよい。
○ 実施形態において、充電量計測部材として電圧センサ27を用いたが、電流センサを電池セル11〜15に直列接続して、電圧及び電流から電池セル11〜15の充電量を推測してもよい。
○ 実施形態において、キースイッチ24は、オン操作されると、オン信号を制御部21に出力し、オフ操作されると、オフ信号を制御部21に出力するようにしたが、これに限られない。例えば、キースイッチ24がオン操作されたときの電圧とキースイッチ24がオフされたときの電圧からキースイッチ24がオン操作されたか否かを判断してもよい。
○ 実施形態において、制御部21がセルバランス回路23を制御するときに、電池モジュール16の電力によって制御部21を駆動させてもよい。この場合、電池モジュール16(電池セル11〜15)が放電された状態で、セルバランス回路23の制御が行われるが、電池セル11〜15が放電する電力は、制御部21を駆動できる程度の微少な電力であるため、各電池セル11〜15の充電量の調整に影響を与えないとみなすことができる。
○ 実施形態において、電池セル11〜15の個数は、2個以上であれば適宜変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)複数のリチウムイオン二次電池を電力源として走行する車両であって、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のセルバランス装置を搭載したことを特徴とする車両。
10…車両、11〜15…電池セル、16…電池モジュール、20…セルバランス装置、21…制御部、23…セルバランス回路、27…電圧センサ、28…温度センサ。
Claims (5)
- 複数のリチウムイオン二次電池を有する電池モジュールに接続されるセルバランス装置であって、
複数のリチウムイオン二次電池それぞれの充電量を計測する充電量計測部材と、
前記複数のリチウムイオン二次電池それぞれの充電量を調整するセルバランス部材と、
前記セルバランス部材を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数のリチウムイオン二次電池のうち、温度の高い前記リチウムイオン二次電池ほど充電量が少なくなるように前記セルバランス部材を制御することを特徴とするセルバランス装置。 - 複数の前記リチウムイオン二次電池には、前記リチウムイオン二次電池の温度を計測する温度センサが設けられることを特徴とする請求項1に記載のセルバランス装置。
- 前記制御部は、前記リチウムイオン二次電池の充放電が停止されたときに前記セルバランス部材を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセルバランス装置。
- 前記電池モジュールは、車両に搭載され、
前記制御部は、前記車両のキースイッチがオフ操作された後に前記セルバランス部材を制御することを特徴とする請求項3に記載のセルバランス装置。 - 前記制御部は、前記リチウムイオン二次電池に電力を供給する外部充電器と、前記リチウムイオン二次電池との電気的な接続が遮断された後に前記セルバランス部材を制御することを特徴とする請求項3に記載のセルバランス装置。
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