JP6179501B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6179501B2
JP6179501B2 JP2014244640A JP2014244640A JP6179501B2 JP 6179501 B2 JP6179501 B2 JP 6179501B2 JP 2014244640 A JP2014244640 A JP 2014244640A JP 2014244640 A JP2014244640 A JP 2014244640A JP 6179501 B2 JP6179501 B2 JP 6179501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
reactor
compressor
power converter
conversion device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014244640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016111746A (ja
Inventor
河野 雅樹
雅樹 河野
関本 守満
守満 関本
前田 敏行
敏行 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2014244640A priority Critical patent/JP6179501B2/ja
Publication of JP2016111746A publication Critical patent/JP2016111746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6179501B2 publication Critical patent/JP6179501B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

この発明は、冷媒配管を流れる冷媒を圧縮する圧縮機を駆動する電力変換装置を、等外圧縮機と一体化する技術に関する。
空気調和装置は、圧縮機によって冷媒を圧縮する。ここで圧縮機は交流回転機(以下、単に「モータ」とも称す))をも含む概念である。かかる圧縮機は、近年、インバータによって駆動されることが多い。
特許文献1では、200℃以上の高温利用が可能なSiC(シリコンカーバイド)素子をインバータに用いることが記載されている。これは圧縮機の吐出温度となる高温部や吐出配管近傍にインバータを設置し、両者を一体化する観点で好適である。
また、特許文献2ではSiC素子の耐熱温度が400℃であることを示し、これをスイッチング素子に用いたインバータと電動圧縮機に取り付ける技術が示されている。
このようなインバータ(以下、「逆変換器」とも称す)については、空気調和装置の運転効率や騒音などの各種特性を改善すべく、種々の制御方式が提案されている。
例えば、当該インバータに与えられる直流電圧が、整流回路によってもたらされる場合、その整流回路の出力端子間に接続されるコンデンサの静電容量を低減する技術が提案されている。このような整流回路とインバータとの組み合わせは、電解コンデンサレスインバータと通称され、例えば非特許文献1には、単相整流回路の出力電圧が電源周波数の2倍周波で大きく脈動することを許しつつ、インバータの出力電圧または出力電流を制御してモータに供給する技術が開示されている。同様に、非特許文献2や特許文献3では、三相整流回路の出力電圧が電源周波数の6倍周波で大きく脈動することを許しつつ、インバータの出力電圧または出力電流を制御してモータに供給する技術が開示されている。
特許第4494112号公報 特開2012−77721号公報 特許第4067021号公報
関本守満、「技術開発レポート:グローバル低コストエアコン向け単相電解コンデンサレスインバータの開発」電気学会産業応用部門ニュースレター、Vol.133, No.10, p.3(2013) 高橋、伊東、「コンデンサレスインバータの制御方法」、昭和63年電気学会全国大会、pp.624-626
しかし、特許文献1に記載された直流リアクトル、直流平滑コンデンサは一般にはその縦方向のサイズが大きい。よってこれらを圧縮機の側面に、特に垂直に設けることは困難であると推察される。しかしながら特許文献1それ自身には、インバータを圧縮機の近傍に設けることの開示や示唆はあるものの、直流リアクトル、直流平滑コンデンサの配置については示唆が無く、上記の困難性を解決する視点を欠いている。
特許文献2には圧縮機の外部に設けられたインバータと圧縮機の内部に設けられたモータとを、圧縮機を収納する密閉容器に設けられたターミナルを介して接続することが開示されている。しかし特許文献2にいうインバータがリアクトルやコンデンサを含むか否かについてすら、開示も示唆もない。
具体的に言うと、インバータと圧縮機を一体化構造にするためには、インバータを小型にする必要がある。よって上述のリアクトルやコンデンサを小型化することが望まれる。
更に、特許文献1には開示されていないが、インバータが発生するノイズ、特にコモンモードノイズを電源系統へ流出させない要求がある。かかる要求への対策としてノイズフィルタが設置されることも多い。そしてかかるノイズフィルタを構成するリアクトルやコンデンサはインバータの小型化の阻害要因ともなる。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、インバータを小型化し、以てインバータと圧縮機との一体化に資する技術を提供する。
この発明にかかる電力変換装置(3)は、吐出配管(9)を有する冷媒配管(2,9)を流れる冷媒を圧縮する圧縮機(1)を駆動し、前記圧縮機における高温部であって前記吐出配管(9)が配置される面(1a)で前記圧縮機と一体化される。
この発明にかかる電力変換装置の第1の態様は、シリコンカーバイド素子を採用した逆変換器(62)と、交流電圧を整流する整流器(61)と、前記整流器と前記逆変換器との間に設けられ、前記交流電圧の周波数において平滑する機能を有さず、リアクトルと共にローパスフィルタを構成するコンデンサ(7)とを備える。
この発明にかかる電力変換装置の第2の態様は、その第1の態様であって、前記リアクトルのインダクタンスを単位マイクロヘンリーで表した値が、前記コンデンサの静電容量を単位マイクロファラドで表した値以下である。
この発明にかかる電力変換装置の第3の態様は、その第1の態様又は第2の態様であって、前記リアクトルのインダクタンスは20μH以下である。
この発明にかかる電力変換装置の第4の態様は、その第1の態様であって、前記冷媒配管は絶縁性の支持筒(96,97)によって支持される。
この発明にかかる電力変換装置の第5の態様は、その第1〜第4の態様のいずれかであって、前記コンデンサ(7)にはセラミックコンデンサが採用される。
この発明にかかる電力変換装置の第1の態様によれば、コンデンサを小型化し、以て電力変換装置が小型化され、圧縮機との一体化に資する。シリコンカーバイド素子を採用してキャリア周波数を高めることができ、当該キャリア周波数が高くても損失の増加を抑制することができる。
この発明にかかる電力変換装置の第2の態様によれば、電解コンデンサレスインバータでは、コンデンサの静電容量を小さくでき、リアクトルを配線パターンや配線におけるリアクトル成分で構成できるので、電力変換装置が小型化される。
この発明にかかる電力変換装置の第3の態様によれば、配線のリアクトル成分でリアクトルが実現される。
この発明にかかる電力変換装置の第4の態様によれば、コモンモードノイズを除去するためのフィルタを別途に設ける必要が無いので、圧縮機と電力変換装置との一体化に好適である。
この発明にかかる電力変換装置の第5の態様によれば、高温での動作に適する。
第1の実施の形態にかかる電力変換装置の形状としての構成を概略的に示す模式図である。 電力変換装置の電気的な構成を示す回路図である。 図1の矢視方向Aから見たときの構造を示す平面図である。 第2の実施の形態にかかる電力変換装置の形状としての構成を概略的に示す模式図である。 図4の矢視方向Aから見たときの構造を示す平面図である。 第3の実施の形態にかかる電力変換装置の形状としての構成を概略的に示す模式図である。 第4の実施の形態にかかる電力変換装置の形状としての構成を概略的に示す模式図である。 第5の実施の形態にかかる電力変換装置の形状としての構成を概略的に示す模式図である。
第1の実施の形態.
図1は、第1の実施の形態にかかる電力変換装置3の形状としての構成を概略的に示す模式図である。電力変換装置3は電力変換装置箱31に格納される。電力変換装置3の構成を理解しやすくするため、電力変換装置箱31は断面が示されている。電力変換装置箱31は圧縮機1の一面1aに設けられ、両者は一体化されている。従って、電力変換装置3が圧縮機1と一体化されている、と把握することもできる。
圧縮機1は冷媒を圧縮する。圧縮機1には当該冷媒が流れる冷媒配管として、吸入配管2、吐出配管9が設けられている。吸入配管2は圧縮機1の吸入側の冷媒配管であり、吐出配管9は圧縮機1の吐出側の冷媒配管である。吐出配管9は電力変換装置箱31の中を経由して、圧縮機1からその外部へと設けられている。当該圧縮機1は電力変換装置3によって駆動される。電力変換装置3は圧縮機1と、吐出配管9とともに、冷媒圧縮装置を構成する、と把握することができる。
一面1aは圧縮機1の高温部位であり、圧縮機1の側面であって吐出配管9が配置される近傍である。
電力変換装置3は、基板5と、SiCデバイス6と、直流コンデンサ7、制御器8とを備える。あるいは更に直流リアクトル4を備える。
本実施の形態において基板5は、SiCデバイス6と、直流コンデンサ7、制御器8とを搭載する。あるいは更に直流リアクトル4を搭載する。また基板5は一面1aとは反対側からSiCデバイス6及び直流コンデンサ7に対向している。基板5と一面1aとの間にSiCデバイス6及び直流コンデンサ7が配置できるように、基板5は支柱51によって一面1aから離隔されている。
図2は、電力変換装置3の電気的な構成を示す回路図である。図2では交流電源13と、圧縮機1の電気的部品である交流回転機14も併記されている。交流電源13は、三相交流電源として示されているが、単相交流電源でもよい。
電力変換装置3は整流器たる整流回路61、逆変換器62を備えており、これらは図1においてSiCデバイス6として纏めて示されている。少なくとも逆変換器62はSiC素子を採用して構成される。整流回路61がSiC素子を採用して構成されてもよい。
整流回路61は交流電源13から供給される交流電圧を整流して(つまり交直変換を行って)整流電圧Vrを得て、これを直流リアクトル4の一端と、直流コンデンサ7の一端とに与える。但し直流リアクトル4の他端と、直流コンデンサ7の他端とは接続されており、当該接続箇所は逆変換器62の高電位側の入力端62aと接続される。
直流コンデンサ7は逆変換器62の入力側に、より具体的には整流回路61と逆変換器62との間に設けられ、直流電圧Vdcを支持する。
直流リアクトル4を設けない場合(その具体的な場合は本実施の形態の最後に例示する)は、図2において直流リアクトル4をいわゆる短絡除去した構成に対応する。この場合、整流電圧Vrは直流電圧Vdcと一致する。なお多くの場合、直流コンデンサ7は省略されない。換言すれば整流回路61はその出力側に直流コンデンサ7が設けられることが多い。
逆変換器62の低電位側の入力端62bは直流コンデンサ7の一端に接続される。従って入力端62a,62bの間には、直流コンデンサ7が支持する直流電圧Vdcが印加されることになる。
電圧検出器10は直流電圧Vdcを測定する。電流検出器11は入力端62bに流れる電流、つまり直流コンデンサ7の一端に接続される側の直流母線に流れる直流電流Idcを測定する。
制御器8は直流電圧Vdc及び直流電流Idcに基づいて、逆変換器62の動作を制御する。例えば逆変換器62は電圧形インバータであり、そのスイッチングが制御器8によって制御される。
整流回路61にはダイオードブリッジが採用されてもよいが、電流形コンバータが採用されてもよい。後者の場合、そのスイッチングも、制御器8によって制御される。
制御器8には、例えば制御マイコンを採用することができる。
上述のような電力変換装置3の電気的な構成や動作自体は公知であるので、その詳細は省略する。
例えば直流電流Idcと、逆変換器62のスイッチング動作とから、相電流を検出することができる。あるいは逆変換器62と交流回転機14との間を接続する結線に対して電流トランス等の電流検出手段を設け、相電流を検出してもよい。この場合、逆変換器62と交流回転機14との間に流れる三相交流電流の和が零である。このことを利用すれば2相分の相電流から他の1相の相電流を求めることもできるため、1相の電流検出手段を省略してもよい。
直流コンデンサ7の静電容量が大きいほど、直流電圧Vdcを平滑する機能が高い。よって直流コンデンサ7に平滑機能を持たせる場合には、電解コンデンサが採用されるのが通常である。他方、静電容量が大きなコンデンサを採用した電力変換装置は、全体の構成が大きくなることや製作コストを増大させるという欠点がある。
本実施の形態及び以下の実施の形態では、圧縮機1の周辺に電力変換装置3を取り付けたいという要求がある。そこで、直流コンデンサ7には、背が高い電解コンデンサを使用するのでなく、高さを抑制でき小型化可能なフィルムコンデンサやセラミックコンデンサを採用することが望ましい。
更に望ましくは、SiCデバイス6を冷却するときの温度が180℃以上となり得ることを考慮して、直流コンデンサ7にはセラミックコンデンサを採用することが望ましい。
本実施の形態では、上述のように、逆変換器62にSiCモジュールを適用している。SiCモジュールは、IGBTモジュールに比して、スイッチング動作が速いという特徴を有している。従って、制御器8にてキャリア周波数を50kHz以上に高めたとしても、逆変換器62はこれに十分に追随して動作できる。
このようなキャリア周波数が高いことは、直流コンデンサ7にフィルムコンデンサやセラミックコンデンサを採用し、その静電容量を高めにくい場合に好適である。静電容量が小さな直流コンデンサ7でも逆変換器62のスイッチング動作に起因した高調波ノイズ(以下「スイッチングノイズ」と称す)を電源側に伝搬させにくいようにするためには、キャリア周波数を高め、直流コンデンサ7のコンダクタンスを高めることが望ましいからである。
SiCモジュールは、例えば200℃以上という非常な高温でも動作が可能である。しかし、キャリア周波数が高いと損失が増大し、この損失は高温になるほど増大する。よってSiCモジュールを採用しているとはいっても、キャリア周波数を高める要求からは、逆変換器62を、結露を発生せずに冷却する構造を採用することが望まれる。
図1を参照して、本実施の形態では、圧縮機1の一面1aと、SiCデバイス6に含まれる逆変換器62と、基板5と、吐出配管9の横行部90bとがこの順に並んで配置される。
図3は図1の矢視方向Aから見たときの構造を示す平面図である。但し、視認の煩雑を避けるため、電力変換装置箱31は省略されている。本実施の形態において横行部90bは直線的に延在する。
吐出配管9は電力変換装置箱31の中で屈曲し、貫通部90a,90c、横行部90b、屈曲部位91,92を有する。貫通部90aは圧縮機1から最初に冷媒が流出する部分であり、基板5を貫通する。貫通部90aを流れた冷媒は屈曲部位91を経由して横行部90bに流れる。横行部90bを流れた冷媒は屈曲部位92を経由して貫通部90cを流れる。貫通部90cは電力変換装置箱31のうち、一面1aに接触する部位とは異なる部位を貫通し、図示されない冷媒系統に当該冷媒を供給する。
横行部90bは上述のように配置されることにより、基板5を介して、一面1aと共にSiCデバイス6を挟む。これにより、逆変換器62は、圧縮機1の吐出温度となる構造部分のみならず、吐出配管9を流れる冷媒によって冷却される。
このようにしてSiCデバイス6が、ひいては逆変換器62が冷却されるので、従来の技術よりも冷却する効率を高めることが容易となる。よってSiC素子を採用してキャリア周波数を高めることができ、当該キャリア周波数が高くても損失の増加を抑制することができる。
また、吐出配管9が電力変換装置箱31の内部を経由するので、電力変換装置箱31の内部の空気を吐出配管9の温度に近づける。これは電力変換装置箱31の内部の空気が含み得る水蒸気の量を増加させ、SiCデバイス6ひいては逆変換器62における結露を防止する観点で望ましい。
そして高温でも使用可能なSiC素子の特徴を活用しつつ、SiC素子の排熱を、冷房運転や、暖房運転のサイクルに利用することができる。
逆変換器62(より具体的にはSiCデバイス6)及び基板5は、吐出配管9(より具体的には屈曲部位92)と、一面1aとの間で把持されることが望ましい。より望ましくは、SiCデバイス6及び基板5は、横行部90bと一面1aとの間で把持されることが望ましい。その方が、より冷却効率は高いからである。
なお、電力変換装置3を小型化するためには、いわゆる電解コンデンサレスインバータ(例えば非特許文献1参照)を採用することができる。この場合、直流コンデンサ7は整流回路61から得られる直流を、電源周波数(交流電源13が出力する交流電圧の周波数)において平滑する機能を有さず、逆変換器62からのスイッチングノイズを交流電源13の方へ伝搬させない機能を有すれば足りる。よってこの場合の直流コンデンサ7は、平滑機能で要求される静電容量よりも非常に小さな静電容量を有すれば足り、これにセラミックコンデンサを採用することが容易となる。これは電力変換装置3と圧縮機1との一体化にとって有利な技術である。
非特許文献1で紹介された電解コンデンサレスインバータに即してみれば、交流電源13は単相交流電圧を出力し、直流電圧Vdcは当該交流電圧の周波数の2倍で脈動する。この場合には、整流回路61は単相全波整流を行うダイオードブリッジが採用される。あるいは図2で示されるように交流電源13が三相交流電圧を出力する場合には、直流電圧Vdcは当該交流電圧の周波数の6倍で脈動する。この場合には、整流回路61は三相全波整流を行うダイオードブリッジが採用される。
このように、電解コンデンサレスインバータでは、直流電圧Vdcが大きく脈動するので、逆変換器62が出力する電圧の直流電圧Vdcに対する比(これは「電圧利用率」とも称される)が下がる。従って、逆変換器62と交流回転機14の配線の電流容量を増大させる要求が発生する。
このような場合、電力変換装置3と圧縮機1とを一体化することは、逆変換器62と交流回転機14の配線を極端に短く、もしくはほぼ無くすことができる観点で望ましい。つまり、電解コンデンサレスインバータで要求される配線の電流容量の上昇に対し、電力変換装置3と圧縮機1との一体化は、コスト増加を抑制できる効果を有する。
以上のようにして、電解コンデンサレスインバータの採用は電力変換装置3と圧縮機1との一体化にとって有利であり、逆に、電力変換装置3と圧縮機1との一体化は電解コンデンサレスインバータの採用に有利である。よって本実施の形態の構造は、電解コンデンサレスインバータに適した構造であると言える。
例えば直流コンデンサ7のサイズを小さくする観点から、静電容量は1〜20μF(マイクロファラド)程度に選定することが望ましい。またセラミックコンデンサを直流コンデンサ7に採用することは耐熱の観点のみならず、このようなサイズの低減という観点でも望ましい。
他方、直流コンデンサ7の静電容量を小さく選定するほど、サイズが大きなリアクトルが必要となる。これは、逆変換器62からのスイッチングノイズを電源側に伝搬させにくくするためのカットオフ周波数を得る要求があり、よって直流コンデンサ7の静電容量が小さいほど、これとともにローパスフィルタを構成するリアクトルに要求されるインダクタンスは大きくなるからである。このようなリアクトルのインダクタンスについて要求は、当該リアクトルを直流リアクトル4として実現する場合のみならず、交流電源13と整流回路61との間に設けられる、いわゆる交流リアクトル(不図示)として実現する場合にも妥当する。当該交流リアクトルは整流回路61を介して、等価的に直流リアクトル4として機能するからである。
逆に、当該リアクトルに要求されるインダクタンスが小さいならば、当該リアクトルは実際には省略することができる。基板5に設けられる配線パターン(図示省略)や交流電源13から電力変換装置3までの配線におけるリアクトル成分が、直流コンデンサ7と共に上記カットオフ周波数を有するローパスフィルタを形成するからである。もちろん、交流電源13から電力変換装置3までの配線が交流リアクトルとして機能してもよい。
さて、逆変換器62からのスイッチングノイズを電源側に伝搬させにくくするためには、直流コンデンサ7と直流リアクトル4(あるいはこれを等価的に実現する上述のリアクトル成分)とで実現されるカットオフ周波数は逆変換器62のキャリア周波数の1/10以下にすることが望ましい。
例えば直流コンデンサ7の静電容量が20μFに選定される場合、上述のリアクトル成分のインダクタンスが10μH(マイクロヘンリー)であれば、カットオフ周波数は11kHzとある。この場合には、キャリア周波数が110kHz以上であることが望ましい。上述のリアクトル成分のインダクタンスが20μHであれば、カットオフ周波数は8kHzとなる。この場合には、キャリア周波数が80kHz以上であることが望ましい。
通常、上述のリアクトル成分のインダクタンスは10〜20μH存在することは稀ではない。またSiCデバイス6の動作温度が高いこと、更には吐出配管9や一面1aを用いた冷却が行われることに鑑みれば、80〜110kHz程度のキャリア周波数で逆変換器62を動作させることができる。
なお、直流リアクトル4や交流リアクトルを設けることを前提とすれば、直流コンデンサ7の静電容量は小さくできる。例えば直流リアクトル4のインダクタンスが400μHであれば、直流コンデンサ7の静電容量を1μFまで低減しても8kHzのカットオフ周波数を得ることができ、直流コンデンサ7を非常に小さくすることができる。
具体的には、直流リアクトル4や交流リアクトルのインダクタンスを単位μHで表した数値が、直流コンデンサ7の静電容量を単位μFで表した数値以下である関係が好ましい。電解コンデンサレスインバータでは、直流コンデンサ7の静電容量を小さくできるので、上記の関係により、上述のインダクタンスを配線パターンや配線におけるリアクトル成分で実現でき、電力変換装置3の小型化に資するからである。これは電力変換装置3と圧縮機1とを一体化する観点で望ましい。より具体的には上述のように直流コンデンサ7の静電容量は1〜20μF程度に選定することが望ましいので、上述のインダクタンスは20μH以下であることが望ましい。
第2の実施の形態.
図4は、第2の実施の形態にかかる電力変換装置3の形状としての構成を概略的に示す模式図である。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、圧縮機1の一面1aと、SiCデバイス6に含まれる逆変換器62と、基板5と、吐出配管9の横行部90bとがこの順に並んで配置される。
図5は図4の矢視方向Aから見たときの構造を示す平面図である。但し、視認の煩雑を避けるため、電力変換装置箱31は省略されている。
本実施の形態はその横行部90bが第1の実施の形態とは異なり、U字形状を呈して延在する。具体的には、横行部90bは屈曲部位93,94と直線状部90d,90e,90fを含む。貫通部90aを流れた冷媒は、屈曲部位91、直線状部90d、屈曲部位93、直線状部90e、屈曲部位94、直線状部90f、屈曲部位92をこの順に介して、貫通部90cを流れる。
逆変換器62(より具体的にはSiCデバイス6)及び基板5は、吐出配管9(より具体的には屈曲部位92〜94の少なくとも一つ)と一面1aとの間で把持されることが望ましい。
より望ましくは、SiCデバイス6及び基板5は、更に、直線状部90d,90e,90fの少なくとも一つと一面1aとの間で把持されることが望ましい。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、電解コンデンサインバータに適した構造が得られると言えることは当然である。
第3の実施の形態.
図6は第3の実施の形態にかかる電力変換装置3の形状としての構成を概略的に示す模式図である。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、圧縮機1の一面1aと、SiCデバイス6に含まれる逆変換器62と、基板5と、吐出配管9の横行部90bとがこの順に並んで配置される。
但し、第1の実施の形態とは異なり、本実施の形態において電力変換装置3は、直流リアクトル4を圧縮機1内部に備える。例えば直流リアクトル4は密閉されている。なお、その他の構成については、第1の実施の形態の構成と同一あるいは同等であり、それらの部分の説明を省略する。
直流リアクトル4は、絶縁材料の特性上、180℃より低い温度で使用する必要がある。他方、SiCデバイス6は200℃以上でも動作可能であり、これを格納する電力変換装置箱31の内部温度が、180℃あるいはこれ以上となっても構わない。
圧縮機1の吐出温度は通常は130℃を超えないので、直流リアクトル4を圧縮機1内部に設置しても構わない。
このように、直流リアクトル4を圧縮機1の内部に設置することにより、直流リアクトル4を小型化する必要性が低減する。電力変換装置3を圧縮機1に一体化するための構造についても設計の自由度が高まる。
例えば直流リアクトル4を電力変換装置箱31に格納する場合、直流リアクトル4の大きさは、電力変換装置箱31の高さの設計に大きな影響を与えることになる。直流リアクトル4を圧縮機1内部に設置することにより、電力変換装置箱31を小型化できる効果もある。
また直流リアクトル4を小型化するためには逆変換器62のキャリア周波数を上げる必要があったところ、この必要性も低下する。これはSiCデバイス6での損失を低減する観点で望ましい。
第4の実施の形態.
図7は第4の実施の形態にかかる電力変換装置3の形状としての構成を概略的に示す模式図である。
上述の電力変換装置3のうち、制御器8を除いた構成が電力変換装置箱31に格納され、上述の実施の形態と同様にして電力変換装置箱31は圧縮機1の一面1aに設けられ、両者は一体化されている。
但し、制御器8は、電力変換装置箱31とは別の制御器箱81に収納されている。電力変換装置3の構成を理解しやすくするため、電力変換装置箱31と共に、制御器箱81もその断面が示されている。
図7では直流リアクトル4を、第3の実施の形態と同様に、圧縮機1の内部に設置する態様を示した。但し第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様に、基板5に搭載して直流リアクトル4を搭載してもよい。あるいは、例えば電力変換装置3に電解コンデンサレスインバータを採用する場合には、直流リアクトル4を省略してもよい。
制御器箱81は圧縮機1の吸入温度となる吸入配管2の近傍に設置する。これに伴い、制御器箱81の制御器8と電力変換装置箱31の基板5とを電気的に接続する接続配線12が設けられる。その他、基板5に搭載されるSiCデバイス6、直流コンデンサ7については上述の実施の形態で説明されたので、ここではその詳細を省略する。
SiCデバイス6の冷却は200℃で足りるところ、制御器8は例えば制御マイコンを備えているので、これを正常に動作させるためには、そのような温度よりも低い環境に配置すべきである。よって電力変換装置3と圧縮機1とを一体化しつつも、制御器8を、その動作が不安定となる高温にさらさないよう、かかる高温でも動作するSiCデバイス6とは別に配置することが望ましい。よって制御器8を上述のように配置するのである。
特に、逆変換器62のキャリア周波数を上げて損失が増加した場合、電力変換装置箱31の温度が180℃を超えて200℃付近になる可能性がある。その場合は、制御器8が備える制御マイコンが正常に動作することが保証されている温度を超える事態も想定される。しかしながら上述のように制御器8を配置することにより、かかる事態を回避する。
他方、電力変換装置箱31に格納されるのは、200℃以上に耐えることができるSiCデバイス6や、直流コンデンサ7である。直流コンデンサ7にはセラミックコンデンサを採用することが、高温において動作する観点で望ましい。
上述の実施の形態では、吐出配管9が横行部90bを有している場合を説明したが、本実施の形態ではかかる横行部90bは必ずしも要求されない。図7に示されるように、吐出配管9は一面1aから直線状に延在して電力変換装置箱31を貫通してもよい。
このように吐出配管9が横行部90bを有しない構造は、曲げ構造を省略できるので、低コスト化に資する。
このように、本実施の形態によれば、200℃以上の高温で利用することが難しい制御器8を、高温で利用する部品(具体的にはSiCデバイス6)と別置きにすることにより、電力変換装置箱31及び吐出配管9を小型化することができる。
第5の実施の形態.
さて、スイッチングノイズは圧縮機1からその周辺への伝搬を低減することが望まれる。他方、通常、吸入配管2、吐出配管9、圧縮機1の筐体は金属製であり、これらは当該ノイズを伝搬させる可能性がある。よってこれらの部位を周囲から絶縁することが望ましい。
図8は、第5の実施の形態にかかる電力変換装置3の形状としての構成を概略的に示す模式図である。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、圧縮機1の一面1aと、SiCデバイス6に含まれる逆変換器62と、基板5と、吐出配管9の横行部90bとがこの順に並んで配置される。
但し、吸入配管2、吐出配管9にはそれぞれ絶縁性を有する支持筒96,97が設けられる。吸入配管2、吐出配管9はそれぞれ支持筒96,97によって支持され、支持筒96,97は図示されない他の構成要素で支持される。また圧縮機1のうち、一面1aと異なる面、例えば底面には絶縁性を有する台座98a,98bが設けられる。圧縮機1は台座98a,98bによって支持される。台座98a,98bは図示されない他の構成要素で支持される。
支持筒96,97は例えばセラミックで形成される。例えば吸入配管2、吐出配管9、が銅で形成される場合には、支持筒96,97は金錫を使用したろう付け(Brazing)接合や、半田接合を用いて吸入配管2、吐出配管9に設けられる。台座98a,98bは、例えばゴムや樹脂を採用して形成することができる。
スイッチングノイズへのこのような対処は、特に、直流リアクトル4のインダクタンスを小さくし、あるいはこれを省略し、直流コンデンサ7の静電容量を小さくすることにより、直流リアクトル4及び直流コンデンサ7で実現されるフィルタのカットオフ周波数が高い場合に好適である。換言すれば、スイッチングノイズへのこのような対処は、直流リアクトル4や直流コンデンサ7の小型化に好適であると言える。
しかも、直流リアクトル4及び直流コンデンサ7で実現されるフィルタは、いわゆるノーマルモードノイズの除去するものの、電源と接地との間に発生するコモンモードノイズの除去には有効ではない。よって上記の対処により、コモンモードノイズを除去するためのフィルタを別途に設ける必要が無いという観点で、圧縮機1と電力変換装置3との一体化に好適である。
1 圧縮機
2 吸入配管
3 電力変換装置
4 直流リアクトル
5 基板
7 直流コンデンサ
9 吐出配管
61 整流器
62 逆変換器

Claims (5)

  1. 吐出配管(9)を有する冷媒配管(2,9)を流れる冷媒を圧縮する圧縮機(1)を駆動する電力変換装置(3)であって、
    シリコンカーバイド素子を採用した逆変換器(62)と、
    交流電圧を整流する整流器(61)と、
    前記整流器と前記逆変換器との間に設けられ、前記交流電圧の周波数において平滑する機能を有さず、リアクトルと共にローパスフィルタを構成するコンデンサ(7)と
    を備え、前記圧縮機における高温部であって前記吐出配管が配置される面(1a)で前記圧縮機と一体化される電力変換装置。
  2. 前記リアクトルのインダクタンスを単位マイクロヘンリーで表した値が、前記コンデンサの静電容量を単位マイクロファラドで表した値以下である、請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記リアクトルのインダクタンスは20μH以下である、請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記冷媒配管は絶縁性の支持筒(96,97)によって支持される、請求項1記載の電力変換装置。
  5. 前記コンデンサ(7)にはセラミックコンデンサが採用される、請求項1〜4のいずれか一つに記載の電力変換装置。
JP2014244640A 2014-12-03 2014-12-03 電力変換装置 Active JP6179501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014244640A JP6179501B2 (ja) 2014-12-03 2014-12-03 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014244640A JP6179501B2 (ja) 2014-12-03 2014-12-03 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016111746A JP2016111746A (ja) 2016-06-20
JP6179501B2 true JP6179501B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=56125149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014244640A Active JP6179501B2 (ja) 2014-12-03 2014-12-03 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6179501B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6828516B2 (ja) * 2017-03-02 2021-02-10 ダイキン工業株式会社 電力変換装置
WO2022009296A1 (ja) * 2020-07-07 2022-01-13 三菱電機株式会社 電力変換装置および空気調和機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4259126B2 (ja) * 2003-01-29 2009-04-30 ダイキン工業株式会社 回転式圧縮機
JP2009219267A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Daikin Ind Ltd 電力変換装置
JP5531460B2 (ja) * 2009-06-15 2014-06-25 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP5408326B2 (ja) * 2011-09-26 2014-02-05 ダイキン工業株式会社 電力変換装置
JP5939035B2 (ja) * 2012-05-25 2016-06-22 ダイキン工業株式会社 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016111746A (ja) 2016-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3327919B1 (en) Inverter apparatus
JP4601044B2 (ja) 電力変換装置およびその電力変換装置を備えた空気調和機
JP4760000B2 (ja) 多相電流供給回路、駆動装置、圧縮機、及び空気調和機
RU2672853C2 (ru) Холодильный аппарат, прежде всего для охлаждения размещенных в коммутационном шкафу компонентов, а также соответствующее применение и соответствующий способ
JP4760001B2 (ja) 多相電流供給回路、駆動装置、圧縮機、及び空気調和機
WO2014103482A1 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2005168149A (ja) 冷凍装置及びインバータ装置
JP2009219267A (ja) 電力変換装置
WO2016098160A1 (ja) 電力変換装置、圧縮機、送風機、および空気調和機
JP6179501B2 (ja) 電力変換装置
JP6194873B2 (ja) 電力変換装置、冷媒圧縮装置
JP2007142073A (ja) パワー半導体モジュール
JP2008014599A (ja) 圧縮機用電源
JP2012124985A (ja) 冷凍装置
JP4572595B2 (ja) コンバータ制御方法及びコンバータ制御装置並びに空調機及びその制御方法及び制御装置
KR101224055B1 (ko) 리액터, 리액터를 포함한 모터 제어 장치 및 모터 제어 장치를 포함한 공기 조화기
JP7170867B2 (ja) 電力変換装置、冷凍サイクル装置および空気調和装置
JP2014030286A (ja) 電力変換装置および溶接装置
JP5804963B2 (ja) パワーコンディショナ
JP7325673B2 (ja) 電力変換装置及び空調機
WO2023084726A1 (ja) 電力変換装置及び冷凍サイクル適用機器
JP2014020257A (ja) 冷凍装置
WO2022127008A1 (zh) 空调器的控制装置和空调器
US11391472B2 (en) Heat exchange unit
WO2016125255A1 (ja) 電力変換装置及び空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170703

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6179501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151