JP6179146B2 - 防音パネル - Google Patents
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しかしながら、特許文献1の床下地パネルは、床面に平行方向に複数の空洞が一定間隔で形成されているため、この長尺状の空洞が管のような役割を果たして、その長さに応じた周波数の音が伝わると共鳴しやすくなり、その結果、音が増幅して遮音性能の低下が起こりやすい。長尺な空洞であるため、特に、波長が長い低周波数の音に対して共鳴しやすい。
また、内部に配置されている芯材が、山部と谷部とが交互に配置された波形になっているため、パネルの表面板上面では場所により耐荷重が異なり、特に、谷部により構成される溝部分では、表面板の裏面が空洞になるため耐荷重が弱くなる。
また、両表面板の間に配置されるコア材は、両表面板の間の複数箇所に分散して配置されるとともに、その板材が両表面板の対向方向に沿って配置されているので、表面板の厚さ方向に加わる荷重に対する強度が大きく、表面板の各部を一様に支持して、面方向の耐荷重性能が均一化している。このため、このパネルを床材として使用する場合には、設置場所を選ばずに重量物を支持することができる。
コア材の形状としては、格子形状、ハニカム形状、幾何学模様の形状等を採用することができ、小空間を面方向に均等に分布させたものが好ましい。
本発明の構造であれば、外周部に芯枠材が設けられることで、外周部に配置される小空間も閉空間となって音漏れを確実に防止することができるとともに、防音パネル同士を並べたときにも、小空間がパネル同士の隙間に連通することがないので、より遮音性能を向上させることができる。
しかも、隣接するパネルのパッキンの間に空気層を形成することができ、この空気層が吸音作用を生じてさらに遮音性能が高められる。
防音パネルの取り付け面側に層状パッキンが設けられていることで、外部接触面との隙間がこのパッキンによって塞がれ、防音パネルと外部接触面とを密着させてガタツキのない高精度な取り付けが可能になる。
これにより、表面板とコア材や、一組の表面板同士の固有振動数がそれぞれ変わるため、音により振動が発生したときに共振しにくくなり、広域の周波数範囲において遮音性が高められる。
第1実施形態の防音パネル1は、例えば部屋の中に防音室を区画して構築する場合の床材等に用いられるものであり、図1に示すように、一組の表面板2,2と、これら表面板2,2の間に、コア材3と芯枠材4とが挟まれた状態に設けられ、外周部にパッキン5a,5bが設けられている。
さらに、表面板2,2の一方の表面に、発泡ポリウレタンなどの多孔質材料を層状に形成してなる層状パッキン8が積層状態に設けられている。
この床フレーム11は、適宜の金属により枠状に形成されたフレーム材12と、このフレーム材12の裏面に貼り付けられた防振ゴム13とから構成され、この床フレーム11により階下への遮音性能がより強化される。
防音パネル1は、片面に層状パッキン8が設けられており、この層状パッキン8を床フレーム11の上に重ねるようにして敷設することにより、床フレーム11や防音パネル1の寸法精度の誤差が層状パッキン8により吸収され、これらに生じる隙間が塞がれることで防音パネル1と床フレーム11との間の空気伝播音をより確実に防止することができる。
このように敷設することで、両防音パネル1のパッキン5a,5b同士が接触することがなく、これらパッキン5a,5bがこすれ合うことによる剥がれを防止することができ、防音パネル1を隙間なく整然と並べて敷設することができる。
なお、図5及び図6に鎖線で示すように、床フレーム11の内側で防音パネル1の下方に吸音材14を配置するようにしてもよい。また、この防音パネル1の上面には必要に応じて仕上げ床材が敷設される。
この防音パネル15においても、ハニカム形状のコア材16が両表面板2,2の間に多数の小空間18を形成して、遮音性能を向上させることができるとともに、板材17が両表面板2,2の対向方向に沿って配置され、優れた機械的強度を有する。
Claims (4)
- 一組の相互に平行な表面板の間に、これら表面板の対向方向に沿う複数の板材を組み合わせてなるコア材が配置され、該コア材は、両表面板に挟まれた空間を前記板材により囲まれた多数の小空間に区画しており、
外周部に、両表面板の間を閉塞する芯枠材が外周方向に沿って設けられるとともに、前記芯枠材の外面に長尺のパッキンが外周方向に沿って設けられ、
前記表面板は矩形状に形成され、前記パッキンは、前記表面板の対向する角部に配置される二辺ずつで厚さ方向にずらして設けられており、
当該防音パネルを隣接させたときに隣接する防音パネルの前記パッキンの間に空気層を形成可能であることを特徴とする防音パネル。 - 前記表面板の一方に、その外表面を覆う層状パッキンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防音パネル。
- 前記表面板と前記コア材とは異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防音パネル。
- 前記一組の表面板は異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の防音パネル。
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