JP6178982B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に扉のヒンジ受け部分の構成に関するものである。
一般に冷蔵庫は貯蔵室を開閉する扉を備え、当該扉はその一端部をヒンジ部材によって回転自在に支持してある。そして、上記ヒンジ部材によって支持される扉の下端面は補強板が設けてあって、この補強板を介してヒンジ部材のヒンジ軸を挿入し回転自在に支持している(例えば、特許文献1参照)。
図10、図11は上記特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、上記特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、101は冷蔵庫本体102に取り付けたヒンジ部材、103はヒンジ部材101に設けたヒンジ軸、104は扉105の下端面を構成する扉部品、106は扉部品104の下端面に取り付けたストッパー板で、扉105の回転範囲を一定範囲に規制すると同時に補強板ともなるものである。107は前記ストッパー板106に設けたヒンジ軸受け部で、前記扉部品104の下端面を貫通して扉内部に位置している。そして、このヒンジ軸受け部107に前記ヒンジ部材101のヒンジ軸103を嵌合して、扉部品104、すなわち扉105を回転自在に支持している。
特開2004−301457号公報
上記特許文献1に記載されている構成のものは、ストッパー板106が扉下端面を構成する扉部品104の下面を補強すると同時に平面度を出しているので、扉105の回転支持を安定したものとすることができる利点がある。
しかしながら、扉は一般的に開く方向に力を加えてそのまま手を離すと、扉の開きが規制される扉回転終端部で大きな慣性荷重が加わる。そのため、上記従来のような構成であると、扉開成を強い力で勢いよく行うことを繰り返したり、或いは長期間使用していると、扉下端部分を構成する扉部品104が樹脂製であることから、この扉部品104にひび割れが発生するという課題があった。
特に最近の冷蔵庫は大型化し、それに伴い扉105も大型化して、扉105のヒンジ受け部分に加わる荷重が大きなものとなりつつあり、その結果、従来では扉開成を強い力で勢いよく行うことを頻繁に繰り返したり、かなり長期間使用して、初めてひび割れが生じる程度であったが、大型化した最近の扉の場合は比較的短期間でひび割れが発生することがあり、しかもその発生状況が従来のひび割れ程度にとどまらず一部が欠け落ちて破損にまで至る、という状況になり、大きな課題となりつつある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、扉開成を強い力で繰り返し行ったり、長期間使用していても、扉下端部分のひび割れや欠け落ち破損が発生しない冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、扉は、その扉前面を構成する扉外装板と、扉外装板
の内側に位置する内フレームと、前記扉外装板と内フレームとの間の外周面を構成する扉縁枠と、前記扉外装板と内フレームと扉縁枠との間の空間に充填発泡させた発泡断熱材で構成し、かつ前記ヒンジ部材と対応する前記扉縁枠のコーナ部分内方には補強部材を配置し、この補強部材は横方向の第一補強部と縦方向の第二補強部とを備えるとともに、前記縁枠の縦枠内面には枠補強板を配置して前記補強部材の第二補強部と前記枠補強板の下端部とをオーバーラップさせた構成としてある。
これにより、扉構成部品である縁枠のコーナ部分内方に設けた補強部材の第一補強部が扉下端面部に加わる慣性荷重に対しての強度メンバーとなるとともに、前記補強部材の第二補強部と縦枠の枠補強板とがオーバーラップした状態で扉横端面(縦枠)に加わる慣性荷重に対する強度メンバーとして作用し、扉下端部のヒンジ受け部分に加わる慣性荷重を受け止め扉のヒンジ受け部分を保護する。したがって、扉開成を強い力で頻繁に繰り返し行ったり、長期間使用していても、扉縁枠にひび割れが生じたり、欠け落ち破損が発生するのを防止することができる。
本発明は、扉開成を強い力で頻繁に繰り返し行ったり、長期間使用していても、扉縁枠にひび割れが生じたり、欠け落ち破損が発生するのを防止することができ、耐久性の高い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同冷蔵庫の扉を開いたときの正面図 同冷蔵庫の扉の一部を分解して示す斜視図 同冷蔵庫の扉の縁枠部分を分解して示す斜視図 同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の構造を示す拡大斜視図 同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の美羽像を示す分解斜視図 同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の断面図 同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の内面を示す平面図 同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の下端外面を下面図 従来の冷蔵庫の扉のヒンジ部を示す分解斜視図 同従来の冷蔵庫の扉ヒンジ部を示す側面図
第1の発明は、断熱性の冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する断熱性の扉と、前記扉の一端を回転自在に支持するヒンジ部材と、を備え、前記扉は、その扉前面を構成する扉外装板と、扉外装板の内側に位置する内フレームと、前記扉外装板と内フレームとの間の外周面を構成する扉縁枠と、前記扉外装板と内フレームと扉縁枠との間の空間に充填発泡させた発泡断熱材で構成し、かつ前記ヒンジ部材と対応する前記扉縁枠のコーナ部分内方には補強部材を配置し、この補強部材は横方向の第一補強部と縦方向の第二補強部とを備えるとともに、前記縁枠の縦枠内面には枠補強板を配置して前記補強部材の第二補強部と前記枠補強板の下端部とをオーバーラップさせた構成としてある。
これにより、扉構成部品である縁枠のコーナ部分内方に設けた補強部材の第一補強部が扉下端面部に加わる慣性荷重に対しての強度メンバーとなるとともに、前記補強部材の第二補強部と縦枠の枠補強板とがオーバーラップした状態で扉横端面(縦枠)に加わる慣性荷重に対する強度メンバーとして作用し、扉下端部のヒンジ受け部分に加わる慣性荷重を受け止め扉のヒンジ受け部分を保護する。したがって、扉開成を強い力で頻繁に繰り返し行ったり、長期間使用していても、扉縁枠にひび割れが生じたり、欠け落ち破損が発生するのを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、補強部材の第一補強部はヒンジ部材のヒンジ軸が嵌合するヒンジ軸受け部が前記第一補強部の一部を貫通するように構成し、第二補強部は前記ヒンジ軸受け部と扉縁枠の縦枠、扉外装板との間に位置する構成としたものである。
これにより、補強部材はヒンジ軸受け部によって位置規制することができるとともに、特にヒンジ軸受け部を介しても加わる横方向の荷重を当該ヒンジ軸受け部と扉縁枠、扉外装板との間に位置する第二補強部が受け止めるようになり、より確実にひび割れや欠け落ち破損を防止することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、扉縁枠の枠補強板、補強部材の第二補強部、ヒンジ軸受け部との間に発泡断熱材を充填して、これら扉縁枠の枠補強板、補強部材の第二補強部、ヒンジ軸受け部を前記発泡断熱材で密着一体化した構成としてある。
これにより、断熱材である発泡ウレタン等の発泡断熱材によって扉縁枠の枠補強板と第二補強部、扉外装板及びヒンジ軸受け部が一体化して相互補強の作用が加わり機械的強度および衝撃吸収力が向上し、より確実にひび割れや欠け落ち破損を防止することができるとともに、発泡断熱材の物性的特長である弾性破壊限界が高いことによって、例えば一気に扉が落下するような事態が発生するようなことも防止でき安全性を向上することができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、扉縁枠の横枠下面にヒンジ補強板を配置するとともに、補強部材は前記ヒンジ補強板に対し二箇所で固定した構成としてある。
これにより、補強部材は扉回転終端部で第一補強部に加わる横方向の荷重により一部が横方向に動いて扉縁枠に損傷を与えるようなこともなくなり、扉縁枠のひび割れや欠け落ち破損をより確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同冷蔵庫の扉を開いたときの正面図、図3は同冷蔵庫の扉の一部を分解して示す斜視図、図4は同冷蔵庫の扉の縁枠部分を分解して示す斜視図、図5は同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の構造を示す拡大斜視図、図6は同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の内部を示す分解斜視図、図7は同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の断面図、図8は同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の内面を示す平面図、図9は同冷蔵庫の扉のヒンジ受け部分の下端外面を下面図である。
図1〜図3において、1は冷蔵庫本体で、三つの貯蔵室2、3、4を有し、上部の貯蔵室2を冷蔵室(以下、冷蔵室2と称す)、その下部の貯蔵室3を冷凍室(以下、冷凍室3と称す)、更にその下部の貯蔵室4を野菜室(以下、野菜室4と称す)としてある。
そしてこれらの各室は冷蔵庫本体1背面に設けた冷却室(図示せず)で生成した冷気を供給して冷却するようになっている。
上記冷蔵庫本体1は、図示しないものの、従来と同様、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱と、硬質樹脂製(例えばABS製)の内箱と、これら外箱と内箱との間に発泡充填した硬質ウレタン等の発泡断熱材とからなる。
また、冷蔵庫本体1の冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4の前面は、冷蔵庫本体1と同様の構成によって断熱性を持たせた扉5、6、7によって開閉自在としてあり、そのうち、上記冷蔵室2の扉5はその一端部側を図3に示すヒンジ部材8によって回動自在に支持してある。
以下、上記ヒンジ部材8によって支持される扉5のヒンジ受け部分の構成について、図4〜図9を用いて説明する。
図4〜図9において、9は扉5の扉縁枠で、図4に示す様に横枠9aと縦枠9bを組み付けて構成してある。この扉縁枠9はABS等の樹脂で形成してあり、図3に示すように金属製の扉外装板11と、樹脂製の内フレーム12と、これら扉外装板11と内フレーム12との間に充填した硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材13とで構成した扉5の外周部を覆っている。また、前記扉縁枠9のうち上下寸法が大きい縦枠9bの内面には金属製の枠補強板10を取り付けて補強してある。この枠補強板10は図5に示す様に断面コ字状に形成してその上下方向に列設した複数の孔10aに縦枠9bからの突起9cを嵌合弾着させて一体化してある。
15は上記扉縁枠9のヒンジ受け部となる横枠9aのコーナ部分内方に配置した金属製の補強部材で、図6に示すように略L字状に形成されていて、扉縁枠9の横枠9a上部に位置する第一補強部16と建枠9b内方に沿って縦方向に位置する第二補強部17を備えている。更にこの補強部材15は前記第一補強部16及び第二補強部17のそれぞれに屈曲片18、19を有しており、かつ、横枠9aの内面に沿って横方向に位置する第一補強部16には固定用ネジ孔20とヒンジ軸受け部用孔21が形成してある。
22は図7に示す如く上記横枠9aの前記補強部材15とは反対側の外面に配設した扉閉め状態保持板で、POM(ポリアセタール樹脂)等の滑り製の良い樹脂で形成してあり、扉5を閉じたとき、一端部側に設けた鍵形状部23(図9参照)がヒンジ部材8の突起(図示せず)に軽く係止して、当該閉じた扉5が気密用パッキンの弾発力で開くことがないようにするためのものである。24は上記扉閉め状態保持板22のさらに下方外面に設けた金属性の枠補強板で、前記横枠9aの平面度を出してその下方に位置するヒンジ部材8による扉支持を安定したものとするものである。
そして、上記ヒンジ受け補強板24及び扉閉め状態保持板22と前記補強部材15の第一補強部16は、図7に示すように、ビス25を前記補強部材15の第一補強部16に設けた固定用ネジ孔20に螺合することによって、前記横枠9aに取り付け固定してある。
また、前記横枠9aのヒンジ受け部となるコーナ部分には有底筒状のヒンジ軸受け部26が貫設してあり、扉5の発泡断熱材13中まで突出するように前記ヒンジ受け補強板24、扉閉め状態保持板22、横枠9aを貫通させて装着してある。
これによって、前記補強部材15と前記ヒンジ受け補強板24、扉閉め状態保持板22は、横枠9aに対し、それぞれ前記ビス25とヒンジ軸受け部26の二箇所で固定した形となっている。
また、前記補強部材15は縦方向に設けた第二補強部17が前記縦枠9bの枠補強板10下端部とオーバーラップするようにしてあり、さらにこの第二補強部17は前記枠補強板10と前記ヒンジ軸受け部26との間に位置するように配置してある。これによって、前記第二補強部17、枠補強板10及び縦枠9b、扉外装板11、ヒンジ軸受け部26はそれらの間に発泡充填して固形化する発泡断熱材13によって一体化される。
なお、前記扉5を回転支持するヒンジ部材8は、図7に示すように前記横枠9aの下方外面に位置して扉5を支持する平板部28にヒンジ軸27を立設して構成してあり、冷蔵庫本体1にビス等によって固定してある。
上記構成において、扉5を開くと、扉5のヒンジ受け部分には大きな慣性荷重が加わる。すなわち、扉5はその回転が規制される扉回転終端部で扉自体の慣性力によりヒンジ受け部分に大きな荷重が加わり、その荷重が扉縁枠9のヒンジ受け部分とその近傍の発泡断熱材13に回転方向、すなわち横向きの慣性荷重として集中的に加わる。
しかしながらこの冷蔵庫の扉5はそのヒンジ受け部分に従来からあるヒンジ受け補強板24に加えて扉内部に補強部材15を有し、この補強部材15が横方向に位置する第一補強部16と縦方向に位置する第二補強部17とを備えていて、かつ、前記縦方向の第二補強部が縦枠9bの枠補強板10とオーバーラップしているから、前記慣性荷重に十分耐えうる。すなわち、扉下端面部に加わる慣性荷重に対しては第一補強部16が強度メンバーとなり、扉横端面(縦枠)に加わる慣性荷重に対しては縦枠9bに沿って縦方向に立ち上がる第二補強部17と枠補強板10とが互いにオーバーラップしていて強度メンバーとなり、扉下端部のヒンジ受け部分に加わる慣性荷重を受け止め扉5のヒンジ受け部分を保護する。
加えて、前記第二補強部17、枠補強板10及び縦枠9b、扉外装板11、ヒンジ軸受け部26が、それらの間に発泡充填されて固形化している発泡断熱材13によって一体化されているから、前記第二補強部17、枠補強板10及び縦枠9b、扉外装板11、ヒンジ軸受け部26が有機的に連携して強度が向上しており、しかも発泡断熱材13による機械的強度アップ作用および衝撃力吸収作用が加わってヒンジ受け部分の慣性荷重に対する耐力は大きく向上している。
したがって、扉5が大型のものであって、扉開成を強い力で頻繁に繰り返し行ったり、長期間使用していても、扉のヒンジ受け部分、例えば扉縁枠9の横枠9aや縦枠9bにひび割れが生じたり、欠け落ち破損が発生したりするのを防止することができる。
また、万一、扉縁枠9が割れても断熱材として用いているウレタン等の発泡断熱材13がその物性的特長である弾性破壊限界が高いことによって、一気に扉が落下するような事態に至ることを防止でき安全性を向上できる。
また、この実施の形態では、上記補強部材15の前記第一補強部16はその一部にヒンジ軸受け部26を貫通させるとともに、前記第二補強部17は前記ヒンジ軸受け部26と縦枠9b、扉外装板11との間に位置する構成としてあるから、より確実にひび割れや欠け落ち破損を防止することができる。すなわち、補強部材15はまずヒンジ軸受け部26によってその補強部材15の動きを規制でき、横方向の強い荷重を受けて位置ずれしてこの第一補強部16の縁部が横枠9aの外周壁に強く当たって横枠9aを損傷させてしまうのを防止できると同時に、第二補強部17はヒンジ軸受け部26と縦枠9b、扉外装板11との間に位置して、前記発泡断熱材13からはもちろん更にヒンジ軸受け部26を介しても加わるであろう横方向の荷重を確実に受け止めるようになり、より確実にひび割れや欠け落ち破損を防止することができるのである。
また、上記補強部材15は第一補強部16及び第二補強部17の縁部に屈曲片18、19が設けてあるから、その強度が向上するとともに、発泡断熱材13からの荷重に回転方向のねじり成分があっても、このねじり成分荷重を上記屈曲片18,19が受け止めて扉外装板11や扉縁枠9の横枠9aや縦枠9bに直接加わるのを防止する。よって、より確実に扉縁枠9のひび割れや欠け落ち破損を防止することができる。
更に、前記扉縁枠9の横枠下方外面にヒンジ受け補強板24を配置するとともに、補強部材15は当該ヒンジ受け補強板24に対しビス25とヒンジ軸受け部26の二箇所で固定した形としてあるから、補強部材15は扉回転終端部で第一補強部16に加わる横方向の荷重を前記ヒンジ受け補強板24に固定したビス25とヒンジ軸受け部26との二箇所で強固に受け止め固定されることになる。したがって、補強部材15が横方向の荷重を受けて経年的に動くことを確実に防止でき、これにより横枠9aに対する荷重を防止して、更に確実に横枠9aのひび割れや欠け落ち破損を防止することができる。
以上説明してきたようにこの冷蔵庫は、扉のヒンジ受け部分のひび割れや欠け落ち破損を防止できるものであるが、本発明の目的を達成する範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば扉外装板は金属製としたが、これはガラス板や透明な合成樹脂板としてその質感を向上させたものであってもよいものであるし、扉縁枠は横枠と縦枠が一体成型されたものであってもよいものである。
以上のように本発明は、扉開成を強い力で頻繁に繰り返し行ったり、長期間使用していても、扉縁枠にひび割れが生じたり、欠け落ち破損が発生するのを防止することができ、耐久性の高い冷蔵庫とすることができるもので、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫にも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 冷蔵室(貯蔵室)
3 冷凍室(貯蔵室)
4 野菜室(貯蔵室)
5、6、7 扉
8 ヒンジ部材
9 扉縁枠
9a 横枠
9b 縦枠
10 枠補強板
11 扉外装板
12 内フレーム
13 発泡断熱材
14 外周壁
15 補強部材
16 第一補強部
17 第二補強部
18、19 屈曲片
20 固定用ネジ孔
21 ヒンジ軸受け部用孔
22 扉閉め状態保持板
23 鍵形状部
24 ヒンジ受け補強板
25 ビス
26 ヒンジ軸受け部
27 ヒンジ軸
28 平板部

Claims (4)

  1. 断熱性の冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する断熱性の扉と、前記扉の一端を回転自在に支持するヒンジ部材と、を備え、前記扉は、その扉前面を構成する扉外装板と、扉外装板の内側に位置する内フレームと、前記扉外装板と内フレームとの間の外周面を構成する扉縁枠と、前記扉外装板と内フレームと扉縁枠との間の空間に充填発泡させた発泡断熱材で構成し、かつ前記ヒンジ部材と対応する前記扉縁枠のコーナ部分内方には補強部材を配置し、この補強部材は横方向の第一補強部と縦方向の第二補強部とを備えるとともに、前記縁枠の縦枠内面には枠補強板を配置して前記補強部材の第二補強部と前記枠補強板の下端部とをオーバーラップさせたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 補強部材の第一補強部はヒンジ部材のヒンジ軸が嵌合するヒンジ軸受け部が前記第一補強部の一部を貫通するように構成し、第二補強部は前記ヒンジ軸受け部と扉縁枠の縦枠、扉外装板との間に位置する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 扉縁枠の枠補強板、補強部材の第二補強部、ヒンジ軸受け部との間に発泡断熱材を充填して、これら扉縁枠の枠補強板、補強部材の第二補強部、ヒンジ軸受け部を前記発泡断熱材で密着一体化したことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 扉縁枠の横枠下面にヒンジ補強板を配置するとともに、補強部材は前記ヒンジ補強板に対し二箇所で固定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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