JP6178976B2 - 携帯端末充電装置と、それを用いた自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話などの携帯端末を充電するための携帯端末充電装置と、それを用いた自動車に関するものである。
携帯電話等の携帯端末はその機能が極めて高くなり、それにつれて電力消費も大きくなっている。
したがって、自動車内を含め、各所で充電が行えることが求められてきているが、近年の傾向として、ケーブルを使わずに、いわゆる非接触充電が行えるものが脚光を浴びている。
このような要望に応える携帯端末充電装置としては、以下のようなものが提案されている。
すなわち、上面に携帯端末設置板を配置した本体ケースと、この本体ケース内において、前記携帯端末設置板の下面側に対向して可動自在に設けた充電コイルと、この充電コイルを前記携帯端末設置板の下面側に対向して移動させる駆動手段と、この駆動手段と前記充電コイルに接続した制御手段とを備えた構成となっていた。
また、前記携帯端末設置板には、この携帯端末設置板上面に設置される携帯端末の位置を検出する複数の検出コイルが、設けられていた(例えば下記特許文献1)。
特開2009−247194号公報
上記従来例においては、携帯端末を携帯端末設置板の上面に置けば、置かれた携帯端末の位置は検出コイルによって検出され、その検出場所に充電コイルが移動し、その状態で充電が行えるので、効率的な充電が行える。
また、次回の充電に備えて、充電の完了後には、充電位置から待機位置へと充電コイルを移動させることが考えられるが、このときに考慮すべきは、使用者に不快感を与えないようにすることである。
すなわち、充電時に充電コイルが移動することは、充電動作が適切に起動されたと使用者に安心感を与えるものになるが、充電終了後や充電中断時に充電コイルが移動するのは、使用者として予期せぬ動作で、不快感となることにもなる。
特に、自動車運転時には、音に敏感になっている状況であるので、このような予期せぬ動作音は不快感となることが多い。
そこで、本発明は、不快感を与えるのを少なくすることを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、上面に携帯端末設置板を配置した本体ケースと、この携帯端末設置板上面に設置される携帯端末の位置を検出する、複数の検出コイルで構成される検出手段と、携帯端末設置板の下面側に対向した状態で、可動自在に配置した充電コイルと、この充電コイルを移動させる駆動手段と、この駆動手段と充電コイルに接続した制御手段とを備え、制御手段は、充電コイルによる携帯端末の充電時には、検出手段が検出した携帯端末に対向する充電位置に待機位置から前記充電コイルを移動させ、充電終了、または充電中断時には、充電コイルを充電位置から待機位置移動させる速度を、待機位置から充電位置移動させる速度よりも低速とし、待機位置は、複数の検出コイルと対向し、かつ、充電コイルの中心点が、複数の検出コイルの各中心点から外れた位置にある構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、上面に携帯端末設置板を配置した本体ケースと、この携帯端末設置板上面に設置される携帯端末の位置を検出する、複数の検出コイルで構成される検出手段と、携帯端末設置板の下面側に対向した状態で、可動自在に配置した充電コイルと、この充電コイルを移動させる駆動手段と、この駆動手段と充電コイルに接続した制御手段とを備え、制御手段は、充電コイルによる携帯端末の充電時には、検出手段が検出した携帯端末に対向する充電位置に待機位置から前記充電コイルを移動させ、充電終了、または充電中断時には、充電コイルを充電位置から待機位置移動させる速度を、待機位置から充電位置移動させる速度よりも低速とし、待機位置は、複数の検出コイルと対向し、かつ、充電コイルの中心点が、複数の検出コイルの各中心点から外れた位置にある構成としたので、使用者に不快感を与えることの少ないものとすることができる。
すなわち、本発明においては、充電終了、または充電中断時には、充電コイルを、充電位置から待機位置に駆動手段によって移動させる。このように、充電コイルを、充電位置から待機位置に移動させるときには、この充電コイルを待機位置から充電位置に移動させるときよりも低速で行わせる構成としたので、そのときの動作音は極めて小さなものとなり、使用者に不快感を与えることの少ないものとすることができる。
本発明の一実施形態の携帯端末充電装置を自動車の車内に設置した状態を示す斜視図 同斜視図 同斜視図 同一部を取り除いた状態を示す斜視図 同一部を取り除いた状態を示す平面図 同一部切欠斜視図 同一部を取り除いた状態を示す斜視図 同一部を取り除いた状態を示す平面図 同制御ブロック図 同動作フローチャート 同検出コイルを示す図 同検出コイルを示す図 同検出コイルを示す図 同検出コイルと充電コイルの関係を示す図 同動作フローチャート 同検出コイルと充電コイルの関係を示す図 同検出コイルと充電コイルの関係を示す図 同検出コイルと充電コイルの関係を示す図 同充電コイルを待機位置から充電位置に移動させるときの状態を示す図 同充電コイルを充電位置から待機位置に移動させるときの状態を示す図 同動作フローチャート
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1において、自動車1の車内2の前方にはハンドル3が設置されている。
また、ハンドル3の側方には、音楽や、映像の再生と、カーナビゲーション映像を映し出す電子機器4が設置されている。
さらに、車内2の電子機器4後方には、携帯端末充電装置5が設置されている。
この携帯端末充電装置5は、図2〜図6に示すように、上面に携帯端末設置板6を配置した箱型の本体ケース7と、この本体ケース7内において、前記携帯端末設置板6の下面側に対向した状態で水平方向に可動自在に設けた充電コイル8と、この充電コイル8を前記携帯端末設置板6の下面側に対向して水平方向に移動させる駆動手段9と、この駆動手段9と前記充電コイル8に接続した制御手段(図9の10)とを備えている。
以下、各部について詳細に説明する。
先ず、携帯端末設置板6について説明する。
この携帯端末設置板6は、図6に示すように、表面板11、中板12、裏面板13を重合させた構成となっている。
また、表面板11と裏面板13は、合成樹脂によって形成され、さらに中板12は、セラミックによって形成されている。つまり、充電コイル8からの磁束が、この携帯端末設置板6を、携帯端末15方向に通過できるような構成となっている。
また、中板12の表面には、図9の位置検出コイル14が設けられている。
この位置検出コイル14は、上記特許文献1(特開2009−247194号公報)で用いられているものであり、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたかを検出するものである。
本実施形態においては、この位置検出コイル14を用いて、携帯端末設置板6の上面のどの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたかを検出し、次に駆動手段9によって充電コイル8を、前記携帯端末15の充電コイル(図示せず)位置にまで移動させる構成となっている。
次に、充電コイル8部分について説明する。
充電コイル8は、図4、図5から理解されるように、リード線を円環状に複数回巻きつけることによって構成されており、その外周側と、下面側は、合成樹脂製の保持体16によって覆われた状態で保持されている。
また、この保持体16の下面には、図6のごとく、前記充電コイル8の下方に向けて延長された支持脚17が、合成樹脂にて一体的に形成されている。
また、この支持脚17の下面と、この支持脚17の下方に配置した金属製の支持板18の上面との間には、0・3ミリの隙間を設けているので、通常状態においては、充電コイル8の移動時に、支持脚17の下面が支持板18の上面に接触することはない。
そして、以上の構成において、本実施形態では、充電コイル8の下方に支持脚17が設けられた構成としているのである。
なお、支持板18の下方には、制御基板19、本体ケース7の下面板20が配置されており、この支持板18の下面と、下面板20の上面との間には、制御基板19を貫通した支持体21を設けている。
次に、駆動手段9について説明する。
駆動手段9は、図4、図5に示すように、X軸方向駆動軸22と、Y軸方向駆動軸23を有し、これらのX軸方向駆動軸22と、Y軸方向駆動軸23のそれぞれの中間部分は、保持体16の充電コイル保持部外において、この保持体16に係合させている。
つまり、保持体16には、X軸方向駆動軸22が貫通する貫通孔(図示せず)と、Y軸方向駆動軸23が貫通する貫通孔24が、上下に所定間隔をおき、クロスした状態で設けられており、そこにX軸方向駆動軸22と、Y軸方向駆動軸23が貫通することで、係合状態となっているのである。
また、X軸方向駆動軸22の一端側にはウォームホイール25が設けられ、一端には、ギア26、他端にもギア26が設けられている。
そして、ウォームホイール25はウォーム27に係合し、このウォーム27はモータ28に連結されている。
また、両側のギア26は、それぞれ歯車板29に係合している。
このため、モータ28を駆動すれば、ウォーム27が回転し、それによってウォームホイール25がX軸方向駆動軸22とともに、X軸方向に移動し、これにて充電コイル8がX軸方向に移動することとなる。
また、Y軸方向駆動軸23の一端側にはウォームホイール30が設けられ、一端には、ギア31、他端にもギア31が設けられている。
そして、ウォームホイール30はウォーム32に係合し、このウォーム32はモータ33に連結されている。
また、両側のギア31は、それぞれ歯車板34に係合している。
このため、モータ33を駆動すれば、ウォーム32が回転し、それによってウォームホイール30がY軸方向駆動軸23、Y軸方向に移動し、これにて充電コイル8がY軸方向に移動することとなる。
ここで、モータ28、33ついて、もう少し詳しく説明する。
モータ28、33は、入力されたパルス電力に応じて、断続的なステップ動作を行うステッピングモータを使うことが好ましい。ステッピングモータの速度は、毎秒のパルス数(ステップ数)である[pps]で表すのが一般的で、これをパルスレート、あるいはステップレートと呼ぶ。
なお、図4に示す35は充電コイル8に通電するためのフレキシブル配線であり、このフレキシブル配線35の端部は、上述した支持脚17の側面に固定されている。
また、図9に示すごとく制御手段10には、X軸モータ制御部36を介してモータ28が接続され、またY軸モータ制御部37を介してモータ33が接続されている。
また、制御手段10には、充電コイル制御部38を介して充電コイル8が接続され、さらに位置検出コイル14には、検出用コイル制御部39を介して位置検出コイル14が接続されている。
以上のような構成において、本実施形態では、電源スイッチ40をOFF操作(図10のS1)にすると、充電コイル8を図4〜図6に示すように、本体ケース7の中央(以下A点と称す)に移動させ(図10のS2)、その後電源をOFF状態とする(図10のS3)。
つまり、図2のごとく、本体ケース7の携帯端末設置板6上に携帯端末15を置いていない状態では、この携帯端末設置板6は図1のごとく車内2に表出した状態となっている。
このため、誤ってこの携帯端末設置板6上に手をついてしまう状況が発生することもあり、このときには携帯端末設置板6にとっては過重がかかった状態となる。
そこで、本実施形態では、充電コイル8を図4〜図6に示すように、本体ケース7の中央に移動させ、上述した過重を、充電コイル8、保持体16、支持脚17、支持板18によって支えるようにしているのである。
つまり、このような携帯端末設置板6上への過重がかかった状態になると、携帯端末設置板6はわずかながら下方に湾曲するが、その状態で、充電コイル8、保持体16、支持脚17も下方に移動し、支持脚17の下面が支持板18の上面に当接することになる。
その結果、上記過重は、携帯端末設置板6、充電コイル8、保持体16、支持脚17を介して支持板18で支え、これにより携帯端末設置板6や充電コイル8の損傷を抑制することが出来るようになる。
なお、本実施形態では、過重に対する強度を高めるために、支持板18の下面側を、支持体21を介して本体ケース7の下面板20に支持する構成としている。
また、このような過重が取り除かれれば、携帯端末設置板6は上方へと弾性復帰し、充電コイル8、保持体16もX軸方向駆動軸22、Y軸方向駆動軸23の弾性復帰で上方復帰するので、支持脚17の下面は支持板18の上面上に隙間を持って配置された状態となる。
このため、以降の充電コイル8移動時の障害となることはない。
また、携帯端末15の充電時には、先ずは電源スイッチ40をON状態(図10のS4)にするとともに、携帯端末設置板6の上面上に携帯端末15が置かれることになる。
この状態になっても、本実施形態では、先ずは、制御手段10によって充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行う(図10のS5)。
この確認は、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37が記憶するモータ28、33の駆動量から判別することができる。
そして、充電コイル8がA点に存在していないと判断された場合には、制御手段10によって充電コイル8をA点に移動させ(図10のS6)、このA点にて充電待機状態とする(図10のS7)。
次に、制御手段10は、位置検出コイル14を用いて、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたかを検出する(図10のS8、S9)。
なお、携帯端末15が置かれたか場所とは、実際には携帯端末15が内蔵する携帯充電コイル(図16の15a)の場所である。
その後、制御手段10は、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37を介してモータ28、33を駆動し、検出された携帯端末15が保有する携帯充電コイル(図16の15a)位置へと充電コイル8を移動させ(図10のS10)、その後、充電コイル制御部38を介して充電を開始する(図10のS11、S12)。
また、この充電中には、上記特許文献1(特開2009−247194号公報)と同じ動作により、充電の継続が必要か否か(充電完了したか、否か)を判定し(図10のS13)、充電完了(満充電)すると、制御手段10は、充電動作を終了させる(図10のS14)。
また、このような充電動作が完了すると、制御手段10によって充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行い(図10のS15)、その後、充電コイル8をA点に戻す(図10のS6)。
この確認は、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37が記憶するモータ28、33の駆動量から判別することができる。
なお、制御手段10によって充電コイル8をA点に戻すことが出来ない場合、例えば運転中の何らかの衝撃で、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37が記憶するモータ28、33の駆動量から算出される位置と、位置検出コイル14によって測定される実位置がずれた場合には、図7、図8の動作を実行させる。
つまり、制御手段10でX軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37を介してモータ28、33を駆動し、充電コイル8を本体ケース7内のコーナまで移動させるのである。
このコーナ部分にはスイッチ41、42が存在しており、充電コイル8が本体ケース7内のコーナまで移動すれば、これらのスイッチ41、42が動作し、これにより制御手段10は充電コイル8が初期値に移動したと判定する。
そして、この状態では、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37によるモータ28、33の動作量も初期値とし、ここから再度位置制御を行うようにしているのである。
以上のように本実施形態では、充電動作終了時、制御手段10によって充電コイル8をA点に戻すようにしており、この部分について、さらに詳細に説明を行う。
このA点は上述のごとく、本体ケース7の中央部分であるが、このA点と、位置検出コイル14との関係は、以下のようになっている。
先ず、位置検出コイル14について説明する。
この位置検出コイル14は、携帯端末設置板6を構成するセラミック製の中板12に設けられているが、詳細には図11のごとく、中板12の表面側には、X軸方向の位置を検出する位置検出コイル14Aが設けられ、また中板12の裏面側には、Y軸方向の位置を検出する位置検出コイル14Bが設けられている。
なお、位置検出コイル14Aと位置検出コイル14Bは、携帯端末設置板6を構成するセラミック製の中板12を介して直交する状態となっている。
X軸方向の位置を検出する位置検出コイル14Aは、図11、図12から理解されるように、携帯端末設置板6を構成するセラミック製の中板12の長手方向に、複数の位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adを所定間隔ごとに配置することにより構成されている。
これらの位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adは図12に示すごとく、長方形のループ形状となっているが、それらの短辺方向の1/3の寸法をずらした状態で、配置されている。
したがって、位置検出コイル14Aaの図12の下辺と、位置検出コイル14Adの上辺は重なった状態となっている。
そして、このような状態で、携帯端末設置板6を構成するセラミック製の中板12の長手方向に、複数の位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adが規則正しく配置されている。
これに対して、Y軸方向の位置を検出する位置検出コイル14Bは、図11、図13から理解されるように、携帯端末設置板6を構成するセラミック製の中板12の短手方向に、複数の位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdを所定間隔ごとに配置することにより構成されている。
これらの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdは図13に示すごとく、長方形のループ形状となっているが、それらの短辺方向の1/3の寸法をずらした状態で、配置されている。
したがって、位置検出コイル14Baの図13の右辺と、位置検出コイル14Bdの左辺は重なった状態となっている。
そして、このような状態で、携帯端末設置板6を構成するセラミック製の中板12の短手方向に、複数の位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdが規則正しく配置されている。
次に、図14を用いて、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdと、上記本体ケース7の中央部分であるA点との関係について説明する。
なお、この図14では、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdの区別をしやすいように、図14の上下にもずらした状態としているが、実際の状態は図13のようになっている。
図14において、aは位置検出コイル14Baの短辺の中心を通る中心線、bは位置検出コイル14Baの短辺の中心を通る中心線、cは位置検出コイル14Baの短辺の中心を通る中心線、dは位置検出コイル14Baの短辺の中心を通る中心線である。
ここで重要なことは、この図14に示すごとく、上記A点にて待機中の充電コイル8の中心点が、何れの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdの中心線a、b、c、dとも重ならない状態となっていることである。
つまり、充電終了後、充電コイル8は、何れの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdの中心線a、b、c、dとも重ならない(位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bの中心線a、b、c、dとは外れた部分)に移動され、このA位置にて待機するようにしているのである(図10のS2、またはS7)。
なお、本実施形態においては、携帯端末設置板6の上面に、携帯端末15が置かれたか否かの検出(図10のS8)は、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bd側で行うので、これらの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdの中心線a、b、c、dとは重ならない位置を、上記充電コイル8の待機位置であるA位置としている。
勿論、携帯端末設置板6の上面に、携帯端末15が置かれたか否かの検出(図10のS8)を、14Aa、14Ab、14Ac、14Ad側で行うこととしても良く、その場合には、これらの位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adの中心線a、b、c、dとは重ならない位置を、上記充電コイル8の待機位置であるA位置とする。
以上の構成を基に、動作説明をさらに詳細に行うと、携帯端末15の充電のために、電源スイッチ40をON状態(図10のS4)にすると、上述のごとく、制御手段10によって充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行う(図10、図15のS5)。
この確認は、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37が記憶するモータ28、33の駆動量から判別することができる。
そして、充電コイル8がA点に存在していないと判断された場合には、制御手段10によって充電コイル8をA点に移動させ(図10、図15のS6)、このA点にて充電待機状態とする(図10、図15のS7)。
次に、制御手段10は、位置検出コイル14を用いて、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたかを検出する(図10、図15のS8、S9)。
なお、携帯端末15が置かれたか場所とは、実際には携帯端末15が内蔵する携帯充電コイル(図16の15a)の場所である。
この点について、図14、図15を用いて詳細に説明すると、位置検出コイル14を用いて、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたかを検出するときには、図9の検出用コイル制御部39から、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdに、順次1MHzのパルス信号を供給し(図15のS81)、その時に、携帯端末15の携帯充電コイル(図16の15a)からのエコー信号があるか、否かによって、制御手段10は、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたか否かを判定する(図15のS82、S83)。
なお、このときに位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdで捕らえたエコー信号は、図9のメモリ10aに一時的に記憶される。
さて、携帯端末15の携帯充電コイル(図16の15a)は、よく知られているように、充電前には、1MHzにて共振するようになっているので、上述した位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdに、順次1MHzのパルス信号が出力されたときには、大きなエコー信号を発することとなり、それを位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdが捕らえ、これによって携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたことが検出される。
図16は、携帯端末設置板6の上面で、位置検出コイル14Bbの中心線b上に、携帯端末15の携帯充電コイル15aが置かれた状態を示し、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdで捕らえるエコー信号は、位置検出コイル14Bbが最も大きなものであることが判る。
これに対して、図17は 携帯端末設置板6の上面で、位置検出コイル14Bb、14Bcの中心線b、c間上に、携帯端末15の携帯充電コイル15aが置かれた状態を示し、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdで捕らえるエコー信号は、位置検出コイル14Bb、14Bcが、14Ba、14Bdよりも大きいが、図16のエコー信号よりも小さなものとなる。
また、携帯端末15の種類や、その状態(例えば裏面側にカバーがある、シールが貼られている)によっては、前記携帯端末15の携帯充電コイル15aからのエコー信号は図17と同じように小さなものとなってしまうことがあり、このようなものでも、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたことが検出できるように、前記エコー信号の判定レベルを下げている。
しかし、このようにエコー信号の判定レベルを下げると、充電コイル8からのエコー信号によって誤動作を起こしてしまう虞がある。
図18は、充電コイル8の待機位置A点が、例えば位置検出コイル14Bbの中心線b下となった場合を示し、このときには充電コイル8からのエコー信号は、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdで捕らえた場合、位置検出コイル14Bbがもっとも大きなものであること、およびそのレベルが高いものであることが判る。
そして、このような状態になると、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdで捕らえたエコー信号が、携帯充電コイル15aによるものか、充電コイル8によるものかが判定できなくなり、その結果として以降の動作に誤動作が発生する虞がある。
つまり、上述のごとく、携帯端末15が、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に置かれたか、またはその種類や、その状態(例えば裏面側にカバーがある、シールが貼られている)によっては、前記携帯端末15の携帯充電コイル15aからのエコー信号は図17のとうに小さなものとなってしまうことがあり、このようなものでも、携帯端末設置板6の上面の何れの位置に、図3のごとく携帯端末15が置かれたことが検出できるように、前記エコー信号の判定レベルを下げている。
しかしながら、このように判定レベルを下げると、図18のように充電コイル8からのエコー信号のレベルが高いものになると、制御手段10は、携帯端末設置板6の上面に携帯端末15が置かれていないにも関らず、携帯端末設置板6の上面に携帯端末15が置かれたと判断し、以降の動作を実行してしまう。
これが、誤動作の原因で、本実施形態では、これを防止するために上述のごとく、充電終了後に、充電コイル8が待機するA位置は、何れの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdの中心線a、b、c、dとも重ならない位置(位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bの中心線a、b、c、dとは外れた位置)とした。
その結果、充電コイル8からのエコー信号は、図14のごとく、何れの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bで捕らえたものも小さく(図17よりも十分小さく)することが出来る。
したがって、携帯端末設置板6の上面に携帯端末15が置かれたか、否かの判定を間違うことは無く、以降の誤動作を起こしてしまうことがなくなるのである
そして、このように携帯端末設置板6の上面に携帯端末15が置かれたことが判定されると、その後は、制御手段10により、検出用コイル制御部39を動作させ、位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adと、位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdにパルス信号を供給し、携帯端末15の携帯充電コイル15aを特定する(図15のS9)。
そして、この携帯端末15の携帯充電コイル15aの位置が特定できると、制御手段10は、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37を介してモータ28、33を駆動し、検出された携帯端末15が保有する携帯充電コイル15a位置へと充電コイル8を移動させ(図10、図15のS10)、その後、充電コイル制御部38を介して充電を開始する(図10のS11、S12)。
次に、本実施形態における最も大きな特徴点について、図19〜図21を用いて説明する。
本実施形態では、上述のごとく、電源スイッチ40をOFF操作(図10のS1)にすると、充電コイル8を図4〜図6に示すように、本体ケース7の中央(待機位置で、以下A点と称す)に移動させ(図10のS2)、その後電源をOFF状態とする(図10のS3)。
また、充電中でも、上記特許文献1(特開2009−247194号公報)と同じ動作により、充電の継続が必要か否か(充電完了したか、否か)を判定し(図10のS13)、充電完了(満充電)すると、制御手段10は、充電動作を終了させる(図10のS14)。
そして、このような充電動作が完了すると、制御手段10によって充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行い(図10のS15)、その後、充電コイル8をA点に戻す(図10のS6)。
また、携帯端末15の充電中でも、この携帯端末15を携帯端末設置板6上から取り上げた場合には、充電の継続が必要か否か(充電完了したか、否か)が判定され(図10のS13)、この場合にも、制御手段10は、充電動作を終了させ(図10のS14)、次に、充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行い(図10のS15)、その後、充電コイル8をA点に戻す(図10のS6)。
つまり、本実施形態では、充電終了後には、充電コイル8をA位置(待機位置)に移動させて待機させることとしている。
具体的には、何れの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdの中心線a、b、c、dとも重ならない位置(位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bの中心線a、b、c、dとは外れた位置)を充電コイル8の待機位置(A位置)とし、充電完了後は、このA位置に充電コイル8を移動させて、電源をOFF状態とするようにしている。
本実施形態では、このような特徴を備えることで、上述のごとく、携帯端末設置板6の上面に携帯端末15が置かれていないにも関らず、携帯端末設置板6の上面に携帯端末15が置かれたと判断することは無く、その結果として、以降の誤動作も防止できる。
また、誤ってこの携帯端末設置板6上に手をついてしまった場合に、携帯端末設置板6に過重がかかった状態でも、充電コイル8を図4〜図6に示すように、本体ケース7のA位置(例えば中央部)に移動させ、上述した過重を、充電コイル8、保持体16、支持脚17、支持板18によって支えるようにしている。
このため、上記過重は、携帯端末設置板6、充電コイル8、保持体16、支持脚17を介して支持板18で支えることができ、これにより携帯端末設置板6や充電コイル8の損傷を抑制することが出来る。
このように、本実施形態では、充電動作の完了時、および充電の中断時には、充電コイル8を待機位置(A位置)に戻すようにしているが、例えば、上述した充電中断時においては、このような動作において更なる改善が求められる。
例えば、自動車1の運転時に充電中の携帯端末15を携帯端末設置板6の上面から取り上げた場合、制御手段10は、充電動作を終了させ(図10のS14)、次に、充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行い(図10のS15)、その後、充電コイル8をA点に戻す(図10のS6)。
このとき、充電コイル8をA点に戻すためにX軸方向駆動軸22用のモータ28が駆動されると、ウォーム27、ウォームホイール25、ギア26も急速に動作する。
また、充電コイル8をA点に戻すためにY軸方向駆動軸23用のモータ33が駆動されると、ウォーム32、ウォームホイール30、ギア31も急速に動作する。
ここで、課題となるのは、携帯端末15を携帯端末設置板6の上面から取り上げた場合に上述のごとく、X軸方向駆動軸22用のモータ28、ウォーム27、ウォームホイール25、ギア26、Y軸方向駆動軸23用のモータ33、ウォーム32、ウォームホイール30、ギア31が動作することによる動作音である。
すなわち、携帯端末15を充電するために、それを携帯端末設置板6上に置いたときには、置いた場所に充電コイル8を移動させるための動作音がしても、充電動作のために充電コイル8を移動させている(充電動作が正常に起動している)との安心感がある。
しかしながら、充電停止時には、充電を停止しているにも関らず上述した動作音が発生すると、使用者は、その音に戸惑う場合もある。特に、自動車1の運転時には、音に敏感になっている状況であるので、この動作音は出来るだけ小さくすることが望まれる。
そこで、本実施形態では、充電停止時、中断時においては、上述した充電コイル8をA点に戻すために行う動作にともなう動作音を小さくするものである。
具体的には、図20に示すように、充電停止時、中断時においては、上述した充電コイル8をA点に戻すために行うモータ28、33の少なくとも一方の回転数(ステッピングモータを使用する場合パルスレート)を大幅に減少させたものであり、以下、この点を詳細に説明する。
図19は、充電のために、制御手段10によって充電コイル8を、携帯端末15が保有する携帯充電コイル(図16の15a)位置へと移動させる(図10のS10)時の、モータ28、33の速度を示したものである。
先ず、モータ28、33は、10mm/1秒の動作で立ち上がり(図19のa)、次に、速度を上昇させ(図19のb)、その後、60mm/1秒の速度(図19のc)で安定駆動される。
つまり、充電コイル8を、携帯端末15が保有する携帯充電コイル(図16の15a)位置へと移動させる(図10のS10)時には、出来るだけ短時間で、充電コイル8を目的地点に移動させ、早期に充電が開始される状態にするのである。
このときには、制御手段10は、充電コイル8移動が、待機位置への移動か、充電位置への移動かを判定し(図21のS1)、充電位置への移動であれば、メモリ10aに記録された速度テーブル(図19)によって充電コイル8を移動させる(図21のS2、S3)。
これに対して、充電停止時、中断時において、上述した充電コイル8をA点に戻す時には、図20のごとく、モータ28、33の回転数を大幅に減少させる。
具体的には、充電停止時、中断時において、上述した充電コイル8をA点に戻す時には、図20のごとく、モータ28、33の回転数を、4mm/1秒(図20のd)と、起動から停止まで略一定状態とする。
つまり、このときには、上述した充電コイル8を、携帯端末15が保有する携帯充電コイル(図16の15a)位置へと移動させるときの起動時(図19のa)よりも、勿論、安定駆動時(図19のc)よりも、低速でモータ28、33を駆動するようにしたものである。
このときには、制御手段10は、充電コイル8の移動が、待機位置への移動か、充電位置への移動かを判定し(図21のS1)、待機位置への移動であれば、メモリ10aに記録された速度テーブル(図20)によって充電コイル8を移動させる(図21のS4、S3)。
このため、X軸方向駆動軸22用のモータ28、ウォーム27、ウォームホイール25、ギア26、Y軸方向駆動軸23用のモータ33、ウォーム32、ウォームホイール30、ギア31が動作することによる動作音は極めて小さなものなり、使用者に不快感を与えることの無いものとなる。
さらに、モータ28、33をステッピングモータとする場合について詳しく説明する。
ここで、人間の耳の特性として、周波数帯によって敏感な領域とそうでない領域があることが知られている。この人間の耳の特性として広く知られているフレッチャー&マンソンの等ラウドネス曲線によると、略1kHzより低い周波数領域では、周波数が低くなる程、人間の耳の感度が悪くなる。
つまり、本実施の形態の充電コイル8の移動に適用して考えると、ステッピングモータのパルスレートが略1kHzより低い周波数領域では、周波数が低くなる程、動作音が小さくなり、使用者に不快感を与えなくなるということである。
また、X軸方向駆動軸22用のモータ28、ウォーム27、ウォームホイール25、ギア26、Y軸方向駆動軸23用のモータ33、ウォーム32、ウォームホイール30、ギア31が動作することによる動作音は、携帯端末充電装置5を構成する本体ケース7、携帯端末設置板6などによって決まる固有共振点に関係するところで大きくなる。
よって、ステッピングモータの安定動作時のパルスレートを40Hzなど低い周波数とすれば、その40Hzに到達するまでの0〜40Hzに前述の固有共振点が存在することはほとんど無い。この点からも、モータ28、33の駆動による動作音で使用者に不快感を与えることの少ないものとすることができる。
特に、自動車1の運転時には、音に敏感になっている状況であるので、このように動作音が小さくことは、極めて評価されるものとなる。
また、低速でモータ28、33を駆動することで、充電コイル8をA点に戻す時間は長くなるが、このときは、充電停止時、中断時であるので、何の問題も無いものとなる。
以上のごとく本発明においては、充電終了、または充電中断時には、前記充電コイルを、充電位置から待機位置に前記駆動手段によって移動させるが、このように、充電コイルを、充電位置から待機位置に移動させるときには、この充電コイルを待機位置から充電位置に移動させるときよりも、前記低速で行わせる構成としたので、そのときの動作音は極めて小さなもので、使用者に不快感を与えることの少ないものとすることが出来るのである。
したがって、車載用や家庭用の携帯端末充電装置としての活用が期待されるものとなる。
1 自動車
2 車内
3 ハンドル
4 電子機器
5 携帯端末充電装置
6 携帯端末設置板
7 本体ケース
8 充電コイル
9 駆動手段
10 制御手段
10a メモリ
11 表面板
12 中板
13 裏面板
14 位置検出コイル
14Aa,14Ab,14Ac,14Ad,14Ba,14Bb,14Bc,14Bd
位置検出コイル
15 携帯端末
15a 携帯充電コイル
16 保持体
17 支持脚
18 支持板
19 制御基板
20 下面板
21 支持体
22 X軸方向駆動軸
23 Y軸方向駆動軸
24 貫通孔
25 ウォームホイール
26 ギア
27 ウォーム
28 モータ
29 歯車板
30 ウォームホイール
31 ギア
32 ウォーム
33 モータ
34 歯車板
35 フレキシブル配線
36 X軸モータ制御部
37 Y軸モータ制御部
38 充電コイル制御部
39 検出用コイル制御部
40 電源スイッチ
41 スイッチ
42 スイッチ

Claims (6)

  1. 上面に携帯端末設置板を配置した本体ケースと、
    前記携帯端末設置板上面に設置される携帯端末の位置を検出する、複数の検出コイルで構成される検出手段と、
    前記本体ケース内において、前記携帯端末設置板の下面側に対向した状態で、可動自在に配置した充電コイルと、
    前記充電コイルを移動させる駆動手段と、
    前記駆動手段と前記充電コイルに接続した制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記充電コイルによる携帯端末の充電時には、前記検出手段が検出した携帯端末に対向する充電位置に待機位置から前記充電コイルを移動させ
    電終了、または充電中断時には、前記充電コイルを前記充電位置から前記待機位置へ移動させる速度を、前記待機位置から前記充電位置移動させる速度よりも低速とし、
    前記待機位置は、前記複数の検出コイルと対向し、かつ、前記充電コイルの中心点が、前記複数の検出コイルの各中心点から外れた位置にある
    携帯端末充電装置。
  2. 前記充電コイルを充電位置から待機位置に移動させる安定動作速度が、前記充電コイルを待機位置から充電位置に移動させる安定動作速度よりも低速である請求項1に記載の携帯端末充電装置。
  3. 前記充電コイルの下部に支持脚を設けるとともに、この支持脚の下面と、この支持脚の下方に配置した支持板の上面との間には、隙間を設けた請求項1に記載の携帯端末充電装置。
  4. 前記駆動手段は、ステッピングモータを1kHzより低い周波数のパルスレートで駆動させる請求項1に記載の携帯端末充電装置。
  5. 前記制御手段が前記充電コイルの移動を低速にするとは、前記パルスレートを低くすることである請求項に記載の携帯端末充電装置。
  6. 請求項1からのいずれか一つに記載の携帯端末充電装置を車内に配置した自動車。
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