JP6191949B2 - 無接点充電装置、プログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両 - Google Patents

無接点充電装置、プログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両 Download PDF

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Description

本発明は、携帯機器を非接触方式で充電する無接点充電装置、このプログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器はその機能が極めて高くなり、それにつれて電力消費も大きくなっている。
このため、近年では、自動車内を含め、各所で携帯機器の充電を行える環境が求められている。近年の傾向としては、ケーブルを使わずに、いわゆる非接触充電を行える充電装置が脚光を浴びている。
非接触充電を行える充電装置としては、次のような構成が提案されている。例えば、上面に携帯機器を載せる設置台を有する本体ケースと、この本体ケース内において、設置台の下面側に対向して可動自在に設けた充電コイルと、この充電コイルを設置台の下面側に対向して移動させる搬送部と、この搬送部と充電コイルに接続した制御部とを備えた構成である。
また、このような充電装置においては、特許文献1に示されるように、設置台に携帯機器の位置検出を行う複数の検知コイルを設けた構成が提案されている。
特開2009−247194号公報
特許文献1に開示の充電装置においては、携帯機器が設置台に置かれることで、検知コイルにより携帯機器の位置が検出され、その場所に充電コイルを移動させることで高効率な充電を行うことができる。
携帯機器の位置の検出は、検知コイルからパルス信号を出力し、その直後に、携帯機器が内蔵する充電コイル(以下では、端末充電コイルと称す)からエコー信号が戻ってくるか否かを判定することで実現される。エコー信号が戻ってきたと判定された位置が、携帯機器の位置と判断できる。
しかしながら、上記の従来技術では、例えば携帯機器の通信電波など、様々な外来電波が検知コイルの近くに飛来した場合、設置台に携帯機器が置かれてもいないのに、設置台に携帯機器が置かれたと誤検出されることがある。誤検出されると、設置台に携帯機器が置かれていないにも拘わらず、搬送部が充電コイルを検知場所に移動させて動作音が発生する。この場合、ユーザは充電装置が故障したと勘違いをするか、動作音を煩わしく感じるという問題が生じる。
本発明の目的は、設置台に携帯機器が置かれていないのに置かれたと誤検出してしまうことを防止して、例えば不必要な動作音を抑制することのできる無接点充電装置、これを搭載した車両、プログラムを提供することである。
本発明の一態様に係る無接点充電装置は、設置板上の携帯機器に給電を行う無接点充電装置であって、前記設置板上の携帯機器を検知する検知コイルと、検知用の磁界を発生させるための信号を前記検知コイルに出力する信号出力部と、少なくとも携帯機器が出力するエコー信号を検出する信号検出部と、前記信号検出部の検出結果に基づいて設置板上に携帯機器が配置されたか否かを判別する制御部と、を具備し、前記信号検出部は、前記エコー信号を受信する第1タイミングと、前記エコー信号を受信する期間を外れた第2タイミングとで、信号を検出し、前記制御部は、前記信号検出部が前記第1タイミングにおいて前記エコー信号を検出し、かつ、前記第2タイミングにおいて前記信号を検出すると、前記信号出力部および前記信号検出部の動作を繰り返す、構成を採る。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、検知用の磁界を発生させるための信号を検知コイルに出力する信号出力ステップと、少なくとも携帯機器が出力するエコー信号を検出する検出ステップと、前記検出ステップの検出結果に基づいて携帯機器の有無を判別する判別ステップと、を実行させ、前記信号検出ステップは、前記エコー信号が出力される第1タイミングと、前記エコー信号が出力される期間を外れた第2タイミングとで、信号を検出し、前記判別ステップは、前記第1タイミングにおいて前記エコー信号を検出し、かつ、前記第2タイミングにおいて前記検出ステップで前記信号を検出すると、前記信号出力ステップおよび前記検出ステップを繰り返す、プログラムである。
本発明によれば、設置台に携帯機器が置かれていないのに置かれたと誤検出してしまうことを防止して、例えば不必要な動作音を抑制することができる。
本発明の実施形態の無接点充電装置を自動車の車内に設置した状態を示す斜視図 実施形態の無接点充電装置の斜視図 実施形態の無接点充電装置における携帯機器が置かれた状態を示す斜視図 実施形態の無接点充電装置の内部を示す斜視図 実施形態の無接点充電装置の内部を示す平面図 実施形態の無接点充電装置の縦断面図 実施形態の無接点充電装置において充電コイルが移動した状態を示す斜視図 図7の状態を示す平面図 実施形態の無接点充電装置の制御ブロック図 実施形態の無接点充電装置の動作を示すフローチャート 実施形態の無接点充電装置における位置検出コイルを示す図 X方向の位置検出コイルを示す図 Y方向の位置検出コイルを示す図 位置検出コイルの周辺を示す構成図 図10のステップS8で実行される端末充電コイル検出処理の詳細な一例を示すフローチャート 図15のエコー雑音検出処理の詳細を示すフローチャート 位置検出用のパルス信号およびエコー信号を示す信号波形図 実施形態の無接点充電装置におけるエコー信号の検出動作を説明するタイムチャート 本実施形態(A)と比較例(B)とで外来ノイズがある場合のエコー信号の検出例を示すタイムチャート 端末充電コイル検出処理の変形例を説明する図表
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の無接点充電装置を自動車の車内に設置した状態を示す斜視図である。
図1において、自動車1の車内2の前方にはハンドル3が設置されている。
また、ハンドル3の側方には、音楽や、映像の再生と、カーナビゲーション映像を映し出す電子機器4が設置されている。
さらに、車内2の電子機器4後方には、無接点充電装置5が設置されている。
図2は、実施形態の無接点充電装置の斜視図である。図3は、実施形態の無接点充電装置における携帯機器が置かれた状態を示す斜視図である。図4は、実施形態の無接点充電装置の内部を示す斜視図である。図5は、実施形態の無接点充電装置の内部を示す平面図である。図6は、実施形態の無接点充電装置の縦断面図である。図7は、実施形態の無接点充電装置において充電コイルが移動した状態を示す斜視図である。図8は、図7の状態を示す平面図である。図9は、実施形態の無接点充電装置の制御ブロック図である。図10は、実施形態の無接点充電装置の動作を示すフローチャートである。
この無接点充電装置5は、図2〜図6に示すように、上面に設置板(設置台に相当)6を配置した箱型の本体ケース7と、この本体ケース7内において、設置板6の下面側に対向した状態で水平方向に可動自在に設けた充電コイル8と、この充電コイル8を設置板6の下面側に対向して水平方向に移動させる搬送部9と、この搬送部9と充電コイル8に接続した制御手段(図9の10)とを備えている。
以下、各部について詳細に説明する。
先ず、設置板6について説明する。
この設置板6は、図6に示すように、表面板11、中板12、裏面板13を重合させた構成となっている。
表面板11と裏面板13は、合成樹脂によって形成され、中板12は、セラミックによって形成されている。これにより、設置板6は、充電コイル8からの磁束が携帯機器15方向に通過できる構成となっている。
中板12の表面には、図9の位置検出コイル(検知コイルに相当)14が設けられている。
位置検出コイル14は、設置板6に携帯機器15が置かれたこと、並びに、設置板6の何れの位置に、携帯機器15が置かれたかを検出するためのものである。
次に、充電コイル8およびその周辺について説明する。
充電コイル8は、図4および図5から理解されるように、リード線を円環状に複数回巻きつけることによって構成されており、その外周側と、下面側は、合成樹脂製の保持体16によって覆われた状態で保持されている。
保持体16の下面には、図6のごとく、充電コイル8の下方に向けて延長された支持脚17が、合成樹脂にて一体的に形成されている。
支持脚17の下面と、支持脚17の下方に配置した金属製の支持板18の上面との間には、例えば0.3ミリ程度の隙間が設けられ、通常状態においては、充電コイル8の移動時に、支持脚17の下面が支持板18の上面に接触することはない。
支持板18の下方には、制御基板19、本体ケース7の下面板20が配置されており、支持板18の下面と、下面板20の上面との間には、制御基板19を貫通した支持体21が設けられている。
次に、搬送部9について説明する。
搬送部9は、図4、図5に示すように、X軸方向駆動軸22と、Y軸方向駆動軸23とを有している。これらのX軸方向駆動軸22と、Y軸方向駆動軸23とのそれぞれの中間部分は、保持体16の充電コイル保持部外において、保持体16に係合している。
具体的には、保持体16には、X軸方向駆動軸22が貫通する貫通孔(図示せず)と、Y軸方向駆動軸23が貫通する貫通孔24とが、上下に所定間隔をおき、クロスした状態で設けられている。ここに、X軸方向駆動軸22と、Y軸方向駆動軸23とが貫通することで、これらの駆動軸22,23と保持体16とが係合した状態になっている。
X軸方向駆動軸22の一方の側にはウォームホイール25が設けられ、X軸方向駆動軸22の一端と他端とには、2つのギア26,26がそれぞれ設けられている。
ウォームホイール25はウォーム27に係合し、ウォーム27はモータ28に連結されている。
両側のギア26は、それぞれ歯車板に係合している。
この構成により、モータ28が駆動すれば、ウォーム27が回転し、それによってウォームホイール25がX軸方向駆動軸22とともに、X軸方向に移動し、これにて充電コイル8がX軸方向に移動することとなる。
Y軸方向駆動軸23の一方の側にはウォームホイール30が設けられ、Y軸方向駆動軸23の一端と他端とには、2つのギア31,31がそれぞれ設けられている。
ウォームホイール30はウォーム32に係合し、ウォーム32はモータ33に連結されている。
両側のギア31は、それぞれ歯車板34に係合している。
この構成により、モータ33が駆動すれば、ウォーム32が回転し、それによってウォームホイール30がY軸方向駆動軸23、Y軸方向に移動し、これにて充電コイル8がY軸方向に移動することとなる。
図4に示すように、本実施形態の無接点充電装置5は、充電コイル8に通電するためのフレキシブル配線35を有している。フレキシブル配線35の端部は、上述した支持脚17の側面に固定されている。
図9に示すごとく制御手段10には、X軸モータ制御部36を介してモータ28が接続され、またY軸モータ制御部37を介してモータ33が接続されている。
制御手段10には、充電用コイル制御部38を介して充電コイル8が接続され、さらに位置検出コイル14には、検出用コイル制御部39を介して位置検出コイル14が接続されている。
また、制御手段10には、メモリ10aが接続されている。メモリ10aの一部は、作業用に使用される読み書き可能な半導体メモリであり、また、メモリ10aの一部は、後述する各制御処理のプログラムを記憶した記憶媒体(フラッシュメモリなど)である。なお、プログラムを記憶する記憶媒体としては、可搬型の記憶媒体を採用してもよいし、プログラムをダウンロード可能にネットワークに接続されたサーバー装置の記憶装置を採用してもよい。
<動作の概要>
以上のような構成により、本実施形態では、ユーザが電源スイッチをOFF操作(図10のS1)すると、充電コイル8が図4〜図6に示すように、本体ケース7の中央(以下A点と称す)に移動し(図10のS2)、その後、電源がOFF状態に制御される(図10のS3)。
図2のごとく、本体ケース7の設置板6上に携帯機器15が置かれていない状態では、設置板6は図1のごとく車内2に表出した状態となっている。このため、誤って設置板6上に手をついてしまう状況が発生することもあり、このときには設置板6は過重がかかった状態となる。
そこで、本実施形態では、充電コイル8を図4〜図6に示すように、本体ケース7の中央に移動させ、上述した過重を、充電コイル8、保持体16、支持脚17、支持板18によって支えるようにしている。
つまり、このような設置板6上への過重がかかった状態になると、設置板6はわずかながら下方に湾曲するが、その状態で、充電コイル8、保持体16、支持脚17も下方に移動し、支持脚17の下面が支持板18の上面に当接することになる。
その結果、上記過重は、設置板6、充電コイル8、保持体16、支持脚17を介して支持板18で支え、これにより設置板6および充電コイル8の損傷を抑制することができる。
本実施形態では、過重に対する強度を高めるために、支持板18の下面側を、支持体21を介して本体ケース7の下面板20に支持する構成としている。
一方、上記の過重が取り除かれれば、設置板6は上方へと弾性復帰し、充電コイル8、保持体16もX軸方向駆動軸22、Y軸方向駆動軸23の弾性復帰で上方復帰する。よって、支持脚17の下面は支持板18の上面より上に隙間を持って配置された状態となり、支持脚17は充電コイル8の移動の障害にならない。
携帯機器15を充電する際には、ユーザは、電源スイッチをON状態(図10のS4)にする。
ON状態になると、制御手段10は、先ず、充電コイル8がA点に存在しているか否かの確認を行う(図10のS5)。
この確認は、制御手段10が、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37が記憶するモータ28、33の駆動量を判別することで実現される。
確認の結果、充電コイル8がA点に存在していないと判断された場合には、制御手段10は、充電コイル8をA点に移動させ(図10のS6)、このA点にて充電待機状態とする(図10のS7)。
次に、制御手段10は、位置検出コイル14を用いて、設置板6の上面に携帯機器15が置かれているか否か、ならびに、設置板6の上面の何れの位置に、携帯機器15が置かれているかを検出する(図10のS8、S9)。ここで、携帯機器15が置かれた場所とは、実際には携帯機器15が内蔵する端末充電コイルの場所を意味する。
検出の結果、携帯機器15およびその場所が検出されれば、制御手段10は、X軸モータ制御部36、Y軸モータ制御部37を介してモータ28、33を駆動し、検出された携帯機器15が保有する端末充電コイルの位置へと充電コイル8を移動させる(図10のS10)。その後、制御手段10は、充電用コイル制御部38を介して充電を開始する(図10のS11、S12)。
充電中の状態において、制御手段10は、携帯機器15と通信を行って未だ送電が可能か否かを判定する(図10のS13)。ここで、例えば携帯機器15が移動した、或いは、携帯機器15が満充電となった場合に、送電不可と判定される。送電不可と判定すると、制御手段10は、送電動作を停止させる(図10のS14)。
送電動作を停止すると、制御手段10は、端末充電コイルが前回検出した位置Xに存在しているか否かの確認を行い(図10のS15)、存在していれば、そのまま送電停止の状態を続ける。一方、存在していなければ、充電コイル8をA点に戻して(図10のS6)、ステップS6からの処理を繰り返す。
<位置検出コイルの詳細>
次に、位置検出コイル14について説明する。
位置検出コイル14は、設置板6を構成するセラミック製の中板12に設けられている。詳細には、図11のごとく、X軸方向の位置を検出する複数の位置検出コイル14Aが中板12の表面側に設けられ、Y軸方向の位置を検出する複数の位置検出コイル14Bが中板12の裏面側に設けられている。
位置検出コイル14Aと位置検出コイル14Bとは、設置板6を構成するセラミック製の中板12を介して互いに直交するように配置されている。
X軸方向の位置を検出する位置検出コイル14Aは、図11,図12から理解されるように、設置板6を構成する中板12の長手方向に、複数の位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adを所定間隔ごとに配置することにより構成されている。
これらの位置検出コイル14Aa、14Ab、14Ac、14Adは、図12に示すごとく、長方形のループ形状となっており、互いに規則的に位置をずらして配置されている。
また、Y軸方向の位置を検出する位置検出コイル14Bは、図11,図13から理解されるように、設置板6を構成する中板12の短手方向に、複数の位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdを所定間隔ごとに配置することにより構成されている。
これらの位置検出コイル14Ba、14Bb、14Bc、14Bdは、図13に示すごとく、長方形のループ形状となっており、互いに規則的に位置をずらして配置されている。
<位置検出コイルの周辺構成>
図14は、位置検出コイルの周辺を示す構成図である。
実施形態の無接点充電装置5には、検出用コイル制御部39(図9参照)に加えて、パルス出力回路(信号出力部に相当)51、エコー検出回路(信号検出部に相当)52、アンプAmp1、および、複数のスイッチSWが設けられている。
複数のスイッチSWは、複数の位置検出コイル14にそれぞれ対応して設けられ、対応する位置検出コイル14を信号線Lに接続/切断する。複数のスイッチSWは、検出用コイル制御部39の制御信号によって状態を切り換える。
パルス出力回路51は、信号線Lに位置検出用のパルス信号を出力する回路であり、検出用コイル制御部39からのタイミング信号によって出力タイミングが制御される。
エコー検出回路52は、位置検出コイル14から信号線LとアンプAmp1とを介して入力される信号のレベルを測定する。エコー検出回路52は、検出用コイル制御部39のタイミング信号によって信号の測定タイミングか制御される。エコー検出回路52は測定結果を検出用コイル制御部39に出力する。
エコー検出回路52は、具体的には、ピークホールド回路とADC(アナログデジタル変換回路)とを有し、検出用コイル制御部39により指定されたタイミングから僅かな期間における入力信号のピークレベルを測定する。
検出用コイル制御部39は、複数のスイッチSWの切り換えの制御、および、パルス出力回路51およびエコー検出回路52のタイミング制御を行って、携帯機器15が設置板6に置かれたことの検出、並びに、端末充電コイルの位置を判別する。
<端末充電コイルの検出処理>
続いて、検出用コイル制御部39により実行される端末充電コイルの検出処理について説明する。
図15は、図10のステップS8で実行される端末充電コイル検出処理の詳細な一例を示すフローチャートである。図16は、図15のエコー雑音検出処理の詳細を示すフローチャートである。
端末充電コイル検出処理が開始されると、検出用コイル制御部39は、先ず、フラグの初期化などを行って(S21)、ステップS22〜S25のループ処理へ移行する。
このループ処理(S22〜S25)は、複数の位置検出コイル14を順に1つずつ信号線Lに接続し、パルス信号の出力およびエコー信号の確認を行って携帯機器15の端末充電コイルが有るか否かを検出していく処理である。
ループ処理に移行すると、先ず、検出用コイル制御部39は、複数のスイッチSWの切り換えにより、複数の位置検出コイル14のうち選択された1つを信号線Lに接続する(S22)。検出用コイル制御部39は、ステップS22の繰返しにより、全ての位置検出コイル14を循環的に1つずつ選択していく。
次いで、検出用コイル制御部39は、エコー雑音検出処理を行う(S23)。
ここでは、先ず、エコー信号について説明する。
図17は、位置検出用のパルス信号およびエコー信号を示す信号波形図である。図18は、実施形態の無接点充電装置におけるエコー信号の検出動作を説明するタイムチャートである。
1つの位置検出コイル14に端末充電コイルが対向している場合、この位置検出コイル14にパルス信号Pを出力すると、図17に示すように、携帯機器15の端末充電コイルから位置検出コイル14にエコー信号Eが応答される。
エコー信号Eは、位置検出コイル14Aaから発生されたパルス状の磁界により端末充電コイルが共振し、この共振により発生される信号である。エコー信号Eは、パルス信号Pから一定時間T0後に応答され、一定以上のパルス幅TEと一定以上の信号レベルとを有する。
ステップS23のエコー雑音検出処理では、図18に示すように、パルス信号Pの出力タイミングを基準として、複数のタイミングt0,t1,t3で信号レベルの測定が行われる。続いて、これらの処理を説明する。
図16に示すように、エコー雑音検出処理が開始されると、先ず、検出用コイル制御部39は、エコー検出回路52を作動させて雑音レベルを測定する(S31)。
この雑音レベルの測定タイミングは、図18のタイミングt1に該当する。タイミングt1は、パルス信号Pの直前のタイミングであり、検出パルスが出力される位置検出コイルに端末充電コイルが対向していてもエコー信号Eの応答がないタイミングである。
雑音レベルを測定したら、検出用コイル制御部39は、雑音レベルを閾値と比較する(S32)。そして、雑音レベルが閾値以上であれば、検出用コイル制御部39は、雑音フラグ有りを設定して、図16のエコー雑音検出処理を終了する。なお、雑音フラグは、1つ用意されていればよい。
一方、雑音レベルが閾値より低ければ、検出用コイル制御部39は、パルス出力回路51に検出パルスを出力させる(S33)。
続いて、検出用コイル制御部39は、一定時間の経過後に、エコー検出回路52を作動させてエコー信号のレベルを測定する(S34)。
このエコー信号レベルの測定タイミングは、図18のタイミングt0に該当する。タイミングt0は、検出パルスが出力される位置検出コイルに端末充電コイルが対向していれば、エコー信号Eが受信されるタイミングである。すなわち、パルス信号Pの出力からエコー信号が応答されるまでにかかる時間T0(図17を参照)を遅延させたタイミングである。
エコー信号のレベルを測定したら、検出用コイル制御部39は、エコー信号レベルを閾値と比較する(S35)。この閾値は、雑音レベルと比較される閾値と異なる値でもよい。比較の結果、検出用コイル制御部39は、エコー信号レベルが閾値より高ければ、エコーフラグ有りを設定し(S36)、閾値より低ければ、エコーフラグ無を設定する(S37)。エコーフラグは、複数の位置検出コイル14にそれぞれ対応して複数用意されている。
続いて、検出用コイル制御部39は、一定時間の経過後に、エコー検出回路52を作動させて雑音レベルを測定する(S38)。
この雑音レベルの測定タイミングは、図18のタイミングt2に該当する。タイミングt2は、エコー信号Eが応答される可能性のある期間の直後のタイミングである。
雑音レベルを測定したら、検出用コイル制御部39は、雑音レベルを閾値と比較する(S39)。そして、雑音レベルが閾値以上であれば、検出用コイル制御部39は、雑音フラグ有りを設定して(S40)、図16のエコー雑音検出処理を終了する。
一方、雑音レベルが閾値より低ければ、検出用コイル制御部39は、そのまま図16のエコー雑音検出処理を終了する。
エコー雑音検出処理が終了したら、続いて、検出用コイル制御部39は、雑音フラグを確認して雑音の有無を判別する(図15のS24)。そして、雑音フラグ有りであれば、検出用コイル制御部39は、ノイズの混入があったと判断して、ステップS21に処理を戻す。
一方、雑音フラグ無しであれば、検出用コイル制御部39は、ノイズの混入が無いと判断して、S23のエコー雑音検出処理を全ての位置検出コイル14について完了したか判別する(S25)。そして、未完であれば、ステップS22に処理を戻して、ステップS22〜S25のループ処理を繰り返す。この繰返しにより、複数の位置検出コイル14の各々で順次エコー雑音検出処理が実行されていく。
一方、ステップS25の判別の結果、完了であれば、検出用コイル制御部39は、複数の位置検出コイル14にそれぞれ対応した複数のエコーフラグの値を確認し、何れかの位置検出コイル14でエコー信号が確認されたか否かを判別する(S26)。その結果、エコー信号の確認があれば、検出用コイル制御部39は、端末充電コイルの検出確定とし(S27)、エコー信号が確認されていなければ、端末充電コイルの非検出確定とする(S28)。これらの結果は、制御手段10へ渡される。
以上のような端末充電コイル検出処理によれば、外来ノイズをエコー信号として誤検出してしまうことを、次のように防止することができる。
図19は、本実施形態(A)と比較例(B)とで外来ノイズがある場合のエコー信号の検出例を示すタイムチャートである。
携帯機器15が設置板6に置かれていない状態で、位置検出コイル14に外来ノイズが到来した場合、図19(A),(B)に示すように、パルス信号Pの前後にノイズNが混入されて位置検出コイル14からエコー検出回路52へ送られてしまうことがある。
図19(B)に示すように、エコー信号の受信タイミングt0a〜t0cのみで信号レベルの測定が行われた場合、図19(B)のタイミングt0b,t0cの測定で、ノイズNがエコー信号と誤判定されてしまう。この場合、設置板6に携帯機器15が乗っていると誤判定され、その後、充電コイル8を携帯機器15に対向する位置へ移動する制御が行われる。この場合、携帯機器15が置かれていないのに無接点充電装置5から動作音が生じて、ユーザに異常と認識されてしまう。
一方、図19(A)に示すように、本実施形態では、エコー信号の受信タイミングを外れたタイミングt1,t2の信号レベルが雑音レベルとして測定される。そして、タイミングt1,t2の信号レベルが高い場合に、検出用コイル制御部39は、ノイズ有りと判定する。図19(A)の例では、位相aのタイミングt2でノイズNの信号レベルが測定されてノイズ有りと判定される。さらに、ノイズ有りと判定されたら、検出用コイル制御部39は、それ以前に別の位置検出コイル14でエコー信号が検出されていても、ノイズの可能性を考慮して、端末充電コイルの検出確定とはしない。
このように、本実施形態の端末充電コイル検出処理によれば、外来ノイズをエコー信号と誤判定してしまうことを防止できる。
<変形例>
図20は、端末充電コイル検出処理の変形例を説明する図表である。
図20に示すように、本実施形態の端末充電コイル検出処理は、位置検出コイル14の選択パターン、並びに、端末充電コイルの検出判断パターンについて、幾つかの変更が可能である。
すなわち、上記実施の形態では、図20の1番目の項目に示すように、位置検出コイル14は1つずつ順番に選択され(ループ処理S22〜S25の繰返し)、途中で雑音有りと判定されると(S24のYES)、最初から位置検出コイル14の選択をやり直すパターンが採用されている。また、上記実施の形態では、全ての位置検出コイル14で雑音とエコー信号の検出処理が完了し、何れかでエコー検出有であれば、端末充電コイルの検出確定とするパターンが採用されている。
しかしながら、これらのパターンは、図20の2番目〜4番目の各項目に示されるように変更可能である。
図20の2番目のパターンは、雑音又はエコー信号の検出結果の拘わらず、位置検出コイル14の選択を1つずつ順番に1サイクル行うパターンである。そして、1サイクルの検出処理の完了後に、雑音検出が一度もなく、エコー信号の検出があった場合に、端末充電コイルの検出確定とするパターンである。
図20の3番目のパターンは、雑音又はエコー信号の検出結果に拘わらず、位置検出コイル14の選択を1つずつ循環的に複数サイクル行うパターンである。そして、複数サイクルの検出処理の完了後に、雑音検出が一度もなく、エコー信号の検出があった場合に、端末充電コイルの検出確定とするパターンである。
図20の4番目のパターンは、雑音又はエコー信号の検出結果に拘わらず、位置検出コイル14の選択を1つずつ循環的に複数サイクル行うパターンである。そして、複数サイクルの検出処理の完了後に、雑音検出が一度もなく、且つ、エコー信号の検出が同じ位置検出コイル14で複数回連続してあった場合に、端末充電コイルの検出確定とするパターンである。
これらの変形例を採用することで、外来ノイズをエコー信号と誤検出してしまうことをより確実に防止することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態に示した具体的な細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、エコー信号の応答期間を外れた信号検出タイミングとして、パルス信号の直後、エコー信号の応答期間の直前のタイミングを採用してもよい。また、上記実施の形態の形態では、検知コイルとして携帯機器の載置位置を検出する位置検出コイルを採用した構成を例にとって説明した。しかし、検知コイルとしては、携帯機器の有無のみを検出する1つ又は数個のコイルを採用してもよい。
本発明は、車載用又は家庭用の無接点充電装置として利用できる。
1 自動車
2 車内
3 ハンドル
4 電子機器
5 無接点充電装置
6 設置板
7 本体ケース
8 充電コイル
9 搬送部
14 位置検出コイル(検知コイル)
15 携帯機器
39 検出用コイル制御部(制御部)
51 パルス出力回路(信号出力部)
52 エコー検出回路(信号検出部)
SW スイッチ
P パルス信号
E エコー信号
t0 タイミング(第1タイミング)
t1,t2 タイミング(第2タイミング)
N ノイズ


Claims (5)

  1. 設置板上の携帯機器に給電を行う無接点充電装置であって、
    前記設置板上の携帯機器を検知する検知コイルと、
    検知用の磁界を発生させるための信号を前記検知コイルに出力する信号出力部と、
    少なくとも携帯機器が出力するエコー信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部の検出結果に基づいて設置板上に携帯機器が配置されたか否かを判別する制御部と、
    を具備し、
    前記信号検出部は
    記エコー信号を受信する第1タイミングと、前記エコー信号を受信する期間を外れた第2タイミングとで、信号を検出し、
    前記制御部は、
    前記信号検出部が前記第1タイミングにおいて前記エコー信号を検出し、かつ、前記第2タイミングにおいて前記信号を検出すると、前記信号出力部および前記信号検出部の動作を繰り返す、
    無接点充電装置。
  2. 前記設置板上に配置された携帯機器へ非接触で給電を行う充電コイルと、
    前記充電コイルを前記設置板下で移動させる搬送部と、
    を具備し、
    前記搬送部は、前記設置板上に携帯機器が配置されたと判別された場合に、前記充電コイルの移動を開始する、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  3. 前記第2タイミングは、前記エコー信号の出力期間の直前、直後、および、前記信号出力部による信号出力タイミングの直前、の何れか1つ又は複数である、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  4. コンピュータに、
    検知用の磁界を発生させるための信号を検知コイルに出力する信号出力ステップと、
    少なくとも携帯機器が出力するエコー信号を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの検出結果に基づいて携帯機器の有無を判別する判別ステップと、
    を実行させ、
    記検出ステップは、前記エコー信号が出力される第1タイミングと、前記エコー信号が出力される期間を外れた第2タイミングとで、信号を検出し、
    前記判別ステップは、前記第1タイミングにおいて前記エコー信号を検出し、かつ、前記第2タイミングにおいて前記検出ステップで前記信号を検出すると、前記信号出力ステップおよび前記検出ステップを繰り返す、
    プログラム。
  5. 請求項1記載の無接点充電装置を搭載した車両。
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