JP7142331B2 - 検出装置、充電装置、プログラム - Google Patents

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Description

本開示は、検出技術に関し、特に充電対象の装置の存在を検出する検出装置、充電装置、プログラムに関する。
充電装置に充電用コイルが備えられるとともに、電子機器に誘導用コイルが備えられており、電磁誘導の作用で充電用コイルから誘導用コイルに電力が搬送されて、電子機器の内蔵電池が充電される。充電装置の上に載せる電子機器の位置がずれることによって、充電用コイルの位置と誘導用コイルの位置がずれると、内蔵電池の充電効率が低下する。電子機器を充電装置の上面のどこに載せても内蔵電池を効率よく充電するために、電子機器の存在を検出することが求められる。そのため、充電装置の上面に分散するように複数の検出用コイルが配置され、各検出用コイルからパルス信号が出力される。検出用コイルに供給されるパルス信号に励起されて、誘導用コイルから検出コイルに出力されるエコー信号のレベルがしきい値よりも大きい場合に、当該検出用コイルの近くに誘導用コイルが存在することが検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-247194号公報
観測されたエコー信号が、パルス信号に励起された誘導用コイルによるものか、あるいは外来ノイズによるものかを区別することが困難である。そのため、端末装置の誘導用コイルが存在しない状態であるにもかかわらず、端末装置の誘導用コイルが存在すると誤検出する可能性がある。
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、充電対象の装置の検出精度を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の検出装置は、検出用コイルからパルス信号を送信させる送信部と、検出用コイルにおける受信電力を測定する測定部と、測定部において測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する判定部とを備える。測定部は、送信部からパルス信号を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、送信部からパルス信号を送信した場合に受信電力を測定し、判定部は、送信部からパルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、送信部からパルス信号を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する。
本開示の別の態様は、充電装置である。この装置は、検出用コイルと、検出用コイルを使用して、充電対象の装置の存在を検出する検出装置と、検出装置が充電対象の装置の存在を検出した場合に、装置を充電する充電用コイルとを備える。検出装置は、検出用コイルからパルス信号を送信させる送信部と、検出用コイルにおける受信電力を測定する測定部と、測定部において測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する判定部とを備える。測定部は、送信部からパルス信号を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、送信部からパルス信号を送信した場合に受信電力を測定し、判定部は、送信部からパルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、送信部からパルス信号を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、充電対象の装置の検出精度を向上できる。
実施例に係る車両の車内を示す斜視図である。 図1の充電装置の構造を示す斜視図である。 図2の充電装置に電子機器を設置した状態を示す斜視図である。 図2の充電装置の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。 図4の充電装置の構造を示す上面図である。 図2の充電装置の構造を示す断面図である。 図2の充電装置の支持板の構造を示す断面図である。 図2の充電装置の支持板の構造を示す平面図である。 図2の充電装置の構成を示す図である。 図10(a)-(b)は、本実施例の比較対象における検出処理の概要を示す図である。 図11(a)-(b)は、本実施例の比較対象における別の検出処理の概要を示す図である。 図12(a)-(b)は、図9の検出装置における検出処理の概要を示す図である。 図9の検出装置による検出手順を示すフローチャートである。 図9の検出装置による別の検出手順を示すフローチャートである。
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。本開示の実施例は、非接触式の充電、つまりワイヤレス充電を実行可能な充電装置に関する。充電装置の上面側に載置された電子機器に対して充電装置はワイヤレス充電を実行する。電子機器の一例は、スマートフォン等の携帯型端末装置である。ワイヤレス充電の国際標準規格として、WPC(Wireless Power Consortium)において策定されたQiがある。このようなワイヤレス充電においては、充電装置の充電用コイルと電子機器のコイルとが対向すると、充電が効率的になされる。そのため、実施例に係る充電装置は、電子機器のコイルの位置を検出し、検出した位置まで充電用コイルを移動させる。電子機器のコイルの位置を検出するために、前述のごとく、複数の検出用コイルが分散して配置され、各検出用コイルからパルス信号を送信したときのエコー信号の有無が観測される。しかしながら、エコー信号と外来ノイズとの区別が困難であるので、電子機器が存在しないにもかかわらず外来ノイズの受信によって、電子機器の存在を誤検出する可能性がある。そのため、外来ノイズが存在する状況下においても、電子機器を誤検出しないようにすることが望まれる。
例えば、エコー信号の遅延時間に着目して、エコー信号であるか否かを判定することが可能である。しかしながら、パルス信号で励起されたエコー信号もパルス状の信号であるので、遅延時間に着目した判定を実現するために、回路構成が複雑になる。回路構成を簡易にするために、本実施例は、パルス信号を供給した場合の受信電力と、パルス信号を供給しない場合の受信電力とを比較することにより、パルス信号により励起されたエコー信号を受信したか否かを判定する。ここで、パルス信号を供給しない場合の受信電力を測定することは、外来ノイズの有無を確認することに相当する。
さらに、具体的に説明すると、パルス信号を供給して受信電力を測定する処理の前後に、パルス信号を供給せずに受信電力を測定する処理が実行される。パルス信号を供給しない場合の受信電力は2回以上測定されるので、これらに有意差があれば、外来ノイズが含まれていることが識別可能である。有意差がない場合、外来ノイズが存在しない、あるいは一様な外来ノイズが存在すると判定されるので、パルス信号を供給しない場合の受信電力と、パルス信号を供給した場合の受信電力との差分をもとに検出がなされる。また、外来ノイズが極短のパルスである場合、パルス信号を供給せずに受信信号を測定する処理の観測間隔では、当該外来ノイズの存在が未検出となる可能性がある。そのため、パルス信号を供給して受信電力を測定する処理を複数回実行し、外来ノイズの影響がある可能性が高い受信電力を除外して、検出がなされる。以下の説明において、「平行」、「直交」は、完全な平行、直交だけではなく、誤差の範囲で平行、直交からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
図1は、車両10の車室12を示す斜視図である。車両10の車室12内の前方における右側にはステアリングホイール14が設置される。ステアリングホイール14は左側に設置されてもよい。また、ステアリングホイール14の側方、つまり車両10の車室12内の前方における中央にはセンタコンソール16が配置される。さらに、車室12内のセンタコンソール16の後方には、充電装置100が設置される。
図2は、充電装置100の構造を示す斜視図である。図3は、充電装置100に電子機器300を設置した状態を示す斜視図である。図2、3に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直交座標系が規定される。x軸、y軸は互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、充電装置100の厚み方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図2、3における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。ここでは、z軸の正方向を「上方」、「上側」、「上面側」ということもあり、z軸の負方向を「下方」、「下側」、「下面側」ということもある。
充電装置100は、支持板110、本体ケース120を含む。支持板110、本体ケース120との組合せは、箱形形状を有する。支持板110は本体ケース120の上側に配置される。電子機器300は、充電装置100による充電の対象となる装置であり、前述のごとく、例えば、スマートフォン等の携帯型端末装置である。電子機器300が支持板110上に載置されると、充電装置100は電子機器300を充電する。
図4は、充電装置100の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。これは、図2の充電装置100から支持板110を取り除いた状態に相当する。図5は、図4における充電装置100の構造を示す上面図である。図6は、充電装置100の構造を示す断面図であり、図2のA-A’線による断面図である。図7は、充電装置100の支持板110の構造を示す断面図である。図8は、充電装置100の支持板110の構造を示す平面図である。本体ケース120内において、充電用コイル130は、図2の支持板110の下面側に対向した状態で水平方向に可動自在に設けられる。また、本体ケース120内には、充電用コイル130を支持板110の下面側に対向して水平方向に移動させる駆動部140と、駆動部140と充電用コイル130に接続した制御装置(図示せず)も備えられる。
図6に示されるように、支持板110では、表面板112、中板114、裏面板116が上下方向に重ね合わされている。表面板112と裏面板116は合成樹脂により形成され、中板114はセラミックにより形成される。これにより、後述する充電用コイル130からの磁束は、支持板110を電子機器300方向へ通過可能である。また、中板114の表裏面には、図7、図8に示されるように、複数の検出用コイル132が中板114のx-y平面内に分散されるように設けられる。例えば、x軸方向に延びる複数の検出用コイル132と、y軸方向に延びる複数の検出用コイル132とが重複してマトリクス状に配置される。このような複数の検出用コイル132の配置は一例であり、複数の検出用コイル132は重複しないようにマトリクス状に配置されてもよい。検出用コイル132は、支持板110上に電子機器300が置かれたか否かを検出するとともに、支持板110のどの位置に電子機器300が置かれたかを検出する。検出結果をもとに、駆動部140は、電子機器300のコイルに対向する位置にまで充電用コイル130を移動させる。
図4、図5に示されるように、充電用コイル130は、線材をスパイラル状に巻きつけた環状形状を有する。充電用コイル130の外周側と下面側は、合成樹脂製の保持体150によって保持される。保持体150の下面には、図6のごとく、充電用コイル130の下方に向けて延長された支持脚152が、合成樹脂にて一体形成されている。支持脚152の下面と、支持脚152の下方に配置した金属製の支持板154の上面との間には、0・3ミリの隙間が設けられる。この隙間により、充電用コイル130の移動時に支持脚152の下面が支持板154の上面に接触しない。支持板154の下方には、制御基板156、本体ケース120の下面板158が配置される。制御基板156には、例えば、前述の制御装置が設置される。支持板154の下面と、下面板158の上面との間には、制御基板156を貫通した支持体160が設けられる。つまり、過重に対する強度を高めるために、支持板154の下面側が、支持体160を介して本体ケース120の下面板158で支持される。
図4、図5に示されるように、駆動部140は、Y軸方向駆動軸200と、X軸方向駆動軸202を有する。Y軸方向駆動軸200とX軸方向駆動軸202のそれぞれの中間部分は、保持体150のうち、充電用コイル130が保持される部分以外の部分に接触する。そのため、保持体150には、Y軸方向駆動軸200が貫通する貫通孔(図示せず)と、X軸方向駆動軸202が貫通する貫通孔204とが、上下に所定間隔をおきながら、交差した状態で設けられる。その貫通孔204にY軸方向駆動軸200と、X軸方向駆動軸202とが接触する。
Y軸方向駆動軸200の一端側にウォームホイール206が設けられ、ウォームホイール206にギア208が設けられる。また、Y軸方向駆動軸200においてウォームホイール206が設けられていない他端側にもギア208が設けられる。ウォームホイール206はウォーム210と係合し、ウォーム210はY軸用モータ212に連結される。両側のギア208は、それぞれ歯車板214と係合する。このような構造により、Y軸用モータ212が駆動すれば、ウォーム210が回転し、それによってウォームホイール206がY軸方向駆動軸200とともに、y軸方向に移動する。さらに、Y軸方向駆動軸200と一体となった充電用コイル130もy軸方向に移動する。
X軸方向駆動軸202の一端側にはウォームホイール216が設けられ、ウォームホイール216にギア218が設けられる。また、X軸方向駆動軸202においてウォームホイール216が設けられていない他端側にもギア218が設けられる。ウォームホイール216はウォーム220に係合し、ウォーム220はX軸用モータ222に連結される。両側のギア218は、それぞれ歯車板224に係合する。このような構造により、X軸用モータ222が駆動すれば、ウォーム220が回転し、それによってウォームホイール216がX軸方向駆動軸202とともに、x軸方向に移動する。さらに、X軸方向駆動軸202と一体となった充電用コイル130がx軸方向に移動する。図4に示すフレキシブル配線226によって、充電用コイル130への通電がなされる。フレキシブル配線226の端部は、支持脚152の側面に固定される。
図9は、充電装置100の構成を示す。充電装置100は、充電用コイル130、検出用コイル132と総称される第1検出用コイル132a、第N検出用コイル132n、Y軸用モータ212、X軸用モータ222、制御装置500、LPF(Low-Pass Filter)600と総称される第1LPF600a、第2LPF600b、第3LPF600c、第4LPF600d、モータ駆動装置620、YA相用コイル630、YB相用コイル640、XA相用コイル650、XB相用コイル660、充電用コイル制御部700、検出用コイル制御部710を含む。検出用コイル制御部710は、検出装置900を含み、検出装置900は、送信部910、測定部920、判定部930を含む。
検出用コイル132は前述のごとく複数設けられるが、ここではそれらを第1検出用コイル132a、・・・、第N検出用コイル132nと示す。第1検出用コイル132a、・・・、第N検出用コイル132nに対しては、同様の処理がタイミングをずらしながら実行されればよいので、以下では、検出用コイル132として説明する。検出用コイル132には検出用コイル制御部710が接続される。検出用コイル制御部710における検出装置900は、検出用コイル132を使用して、充電対象の電子機器300の存在を検出する。特に、検出装置900は、検出用コイル132の動作を制御することによって、支持板110上において電子機器300の誘導用コイルが配置される位置を特定する。
検出装置900の送信部910は、検出用コイル132からパルス信号800を送信させる。測定部920は、検出用コイル132における受信電力を測定する。判定部930は、測定部920において測定した受信電力をもとに、受信電力を測定した検出用コイル132の周辺に電子機器300が存在するか否かを判定する。送信部910、測定部920、判定部930の処理の詳細は後述するが、処理の結果、電子機器300の存在を検出した充電用コイル130の位置をもとに、電子機器300が存在する位置が特定される。検出用コイル制御部710は、特定した位置に関する情報(以下、「位置情報」という)を制御装置500に出力する。位置情報は、x軸の座標とy軸の座標とによって示される。
制御装置500は、検出用コイル制御部710から位置情報を受けつける。制御装置500は、位置情報によって示された位置に充電用コイル130が配置されるように、Y軸用モータ212とX軸用モータ222を回転させることによって充電用コイル130を移動させる。特に、制御装置500は、X軸用モータ222を回転させることによって、充電用コイル130をx軸方向に移動させ、Y軸用モータ212を回転させることによって、充電用コイル130をy軸方向に移動させる。
Y軸用モータ212およびX軸用モータ222を回転させるために、マイクロステップ駆動が実行される。マイクロステップ駆動では、XA相用コイル650とXB相用コイル660とに対して、位相が90度ずれた駆動波形を出力することによって、X軸用モータ222を回転させる。そのために、制御装置500は、互いに位相が90度ずれた関係を有する階段状の駆動波形を第3LPF600cと第4LPF600dに出力し、第3LPF600cと第4LPF600dは、階段状の駆動波形を滑らかにすることによって、駆動波形の形状を正弦波に近づける。モータ駆動装置620は、第3LPF600cと第4LPF600dから受けつけた駆動波形をもとに、駆動電流を生成して、駆動電流をXA相用コイル650とXB相用コイル660に流す。また、y軸方向に対しても、制御装置500、第1LPF600a、第2LPF600b、モータ駆動装置620、YA相用コイル630、YB相用コイル640は、これまでの説明と同様に動作する。
制御装置500は、充電用コイル130を移動させた後、充電開始を充電用コイル制御部700に指示する。充電用コイル制御部700は、制御装置500からの指示に応じて、充電用コイル130の動作を制御することによって、電子機器300を充電する。
以下では、検出用コイル132を使用した電子機器300の検出について、比較対象を説明した後に、検出装置900による処理を説明する。前提として、Qi規格によると電子機器300の誘電用コイルは、1MHzの共振周波数を有する。そのため、検出用コイル132から誘電用コイルに、エネルギーとしてパルス信号を供給すると、共振周波数に応じた反射波(エコー信号)が誘電用コイルから検出用コイル132に返ってくる。その際、エコー信号のレベル、エコー信号の継続時間は、与えられたエネルギー、検出用コイル132と誘電用コイルで形成される共振回路のQ値などに依存する。共振回路は周波数選択性を有するので、共振周波数と一致したパルス信号を与えられたときにのみエコー信号が返ってくる。また、パルス信号は、共振周波数が±10%程度ばらついてもよいように、広帯域の周波数成分を有する。
図10(a)-(b)は、比較対象における検出処理の概要を示す。以下では、4つのケースを説明する。ケース1は、電子機器300が存在せず、外来ノイズ830も存在しない場合であり、ケース2は、電子機器300が存在するが、外来ノイズ830が存在しない場合である。ケース3は、電子機器300が存在しないが、外来ノイズ830が存在する場合であり、ケース4は、電子機器300が存在し、外来ノイズ830も存在する場合である。また、図10(a)は、検出用コイル132からの送信の状態を示し、図10(b)は、検出用コイル132における受信の状態を示す。また、図10(b)には、しきい値850が示され、受信電力がしきい値850以上であれば、電子機器300が存在すると判定される。ここで、しきい値850は、ノイズレベル820よりも大きく、かつエコー信号810よりも小さくなるように設定される。また、エコー信号810はノイズレベル820より大きくなるように設計される。以下の記述では、外来ノイズ830が、しきい値850よりも大きい場合を想定する。
ケース1では、図10(a)のごとくパルス信号800が送信されても、図10(b)のごとく受信電力はノイズレベル820を示す。ノイズレベル820は、共振回路において発生するノイズの電力である。ノイズレベル820はしきい値850よりも小さいので、電子機器300が存在しないと判定される。ケース2では、図10(a)のごとくパルス信号800が送信されると、図10(b)のごとく受信電力はエコー信号810を示す。エコー信号810が含まれると受信電力はしきい値850以上になるので、電子機器300が存在すると判定される。
ケース3では、図10(a)のごとくパルス信号800が送信されても、図10(b)のごとく受信電力は外来ノイズ830を示す。ここでは、外来ノイズ830が含まれるので、ノイズレベル820が省略される。外来ノイズ830が含まれると受信電力はしきい値850以上になるので、電子機器300が存在すると誤判定される。ケース4では、図10(a)のごとくパルス信号800が送信されると、図10(b)ごとく受信電力はおおよそエコー信号810を示す。エコー信号810が含まれると受信電力はしきい値850以上になるので、電子機器300が存在すると判定される。
ケース3のように外来ノイズ830が存在すると、電子機器300が存在しなくても存在すると誤判定が発生する。つまり、外来ノイズ830によって誤判定が発生する。このような誤判定の発生を抑制するために、パルス信号800を送信した場合の受信電力と、パルス信号800を受信していない場合の受信電力との差異がしきい値以上であれば、電子機器300が存在すると判定する。一方、差異がしきい値より小さければ、電子機器300が存在しないと判定する。
図11(a)-(b)は、比較対象における別の検出処理の概要を示す。ケース1からケース4はこれまでと同一であり、図11(a)-(b)は図10(a)-(b)に対応する。ケース1では、図11(a)のごとくパルス信号800が送信され、図11(b)のごとく、パルス信号800が送信された場合の受信電力がノイズレベル820を示し、パルス信号800が送信されていない場合の受信電力もノイズレベル820を示す。これらの受信電力の差異はしきい値よりも小さいので、電子機器300が存在しないと判定される。ここで、しきい値は、ノイズレベル820の測定ばらつきよりも大きく、エコー信号810よりも小さくなるように設定される。ケース2では、図11(a)のごとくパルス信号800が送信され、図11(b)のごとく、パルス信号800が送信された場合の受信電力がエコー信号810を示し、パルス信号800が送信されていない場合の受信電力がノイズレベル820を示す。これらの受信電力の差異はエコー信号810程度となりしきい値以上となるので、電子機器300が存在すると判定される。
ケース3では、図11(a)のごとくパルス信号800が送信され、図11(b)のごとく受信電力は外来ノイズ830を示し、パルス信号800が送信されていない場合の受信電力も外来ノイズ830を示す。これらの受信電力の差異はしきい値よりも小さいので、電子機器300が存在しないと判定される。ケース4では、図11(a)のごとくパルス信号800が送信され、図11(b)のごとく、パルス信号800が送信された場合の受信電力がおおよそエコー信号810を示し、パルス信号800が送信されていない場合の受信電力が外来ノイズ830を示す。これらの受信電力の差異はエコー信号810より小さくなるがしきい値以上となるので、電子機器300が存在すると判定される。
このような処理により、ケース3においても誤検出は発生しない。しかしながら、外来ノイズ830の期間が短い場合、パルス信号800が送信されている場合の受信電力と、パルス信号800が送信されていない場合の受信電力との一方に外来ノイズ830が含まれ、他方に外来ノイズ830が含まれない状況が発生しうる。このような状況において、誤検出が発生することがある。このような誤判定の発生を抑制するために、本実施例では、次のような処理を実行する。
図9の送信部910は、パルス信号800を複数回送信する。測定部920は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に、各パルス信号800に対する受信電力を測定する。また、測定部920は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に、受信電力を複数回測定する。具体的には、測定部920は、送信部910からパルス信号800を送信した場合の受信電力を測定するタイミングの前後において、送信部910からパルス信号800を送信しない場合の受信電力を測定する。判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、送信部910から複数のパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力との差異をもとに、電子機器300が存在するか否かを判定する。以下では、図12(a)-(b)を使用しながら、この処理をさらに具体的に説明する。
図12(a)-(b)は、検出装置900における検出処理の概要を示す。ケース1とケース2はこれまでと同一である。ケース3は、電子機器300が存在せず、外来ノイズ830が存在する状態から存在しない状態に遷移する場合であり、ケース4は、電子機器300が存在し、外来ノイズ830が存在する状態から存在しない状態に遷移する場合である。ケース1からケース4において図12(a)に示されるように、タイミングT1からT7が順に配置される。送信部910は、タイミングT1、T3、T5、T7においてパルス信号800を送信せず、送信部910は、タイミングT2、T4、T6においてパルス信号800を送信する。ここでは、一例としてパルス信号800が3回送信されるが、パルス信号800の送信回数は「3」に限定されない。
ケース1において、図12(b)のごとく、複数のパルス信号800が送信された場合の受信電力がいずれもノイズレベル820を示し、パルス信号800が送信されていない場合の複数の受信電力のいずれもノイズレベル820を示す。判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を選択する。ケース1では、選択された最大値がノイズレベル820を示す。判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りを選択し、選択した残りの平均値を導出する。ケース1では、残りがいずれもノイズレベル820を示す。そのため、平均値もノイズレベル820を示す。判定部930は、平均値と最大値との差異がしきい値よりも小さいので、電子機器300が存在しないと判定する。ここで、しきい値は、ノイズレベル820の測定ばらつきよりも大きく、エコー信号810よりも小さくなるように設定される。
ケース2において、図12(b)のごとく、複数のパルス信号800が送信された場合の受信電力がいずれもエコー信号810を示し、パルス信号800が送信されていない場合の複数の受信電力のいずれもノイズレベル820を示す。判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を選択する。ケース2では、選択された最大値がノイズレベル820を示す。判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りを選択し、選択した残りの平均値を導出する。ケース2では、残りがいずれもエコー信号810を示す。そのため、平均値もエコー信号810を示す。判定部930は、平均値と最大値との差異がしきい値以上であるので、電子機器300が存在すると判定する。
ケース3において、図12(b)のごとく、複数のパルス信号800が送信された場合のタイミングT2における受信電力が外来ノイズ830を示し、タイミングT4、T6における受信電力がノイズレベル820を示す。一方、パルス信号800が送信されていない場合のタイミングT1における受信電力が外来ノイズ830を示し、タイミングT3、T5、T7における受信電力がノイズレベル820を示す。判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を選択する。ケース3では、タイミングT2における外来ノイズ830が最大値として選択される。判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りを選択し、選択した残りの平均値を導出する。ケース1では、タイミングT1における外来ノイズ830が除外され、残りがいずれもノイズレベル820を示す。そのため、平均値もノイズレベル820を示す。判定部930は、平均値と最大値との差異がしきい値よりも小さいので、電子機器300が存在しないと判定する。
ケース4において、図12(b)のごとく、複数のパルス信号800が送信された場合のタイミングT2における受信電力がおおよそエコー信号810を示し、タイミングT4、T6における受信電力がエコー信号810を示す。一方、パルス信号800が送信されていない場合のタイミングT1における受信電力が外来ノイズ830を示し、タイミングT3、T5、T7における受信電力がノイズレベル820を示す。判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を選択する。ケース4では、タイミングT1における外来ノイズ830が最大値として選択される。判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りを選択し、選択した残りの平均値を導出する。ケース4では、タイミングT2におけるおおよそエコー信号810が除外され、残りがいずれもエコー信号810を示す。そのため、平均値もエコー信号810を示す。判定部930は、平均値と最大値との差異がしきい値以上であるので、電子機器300が存在すると判定する。
以上の処理において、判定部930は、送信部910からパルス信号を複数回送信した場合に測定した各パルス信号に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りの平均値を判定に使用している。これの代わりに、判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最小値を判定に使用してもよい。例えば、ケース3あるいはケース4において、タイミングT4あるいはT6の受信電力が最小値として選択される。
図9に戻る。すべての検出用コイル132に対して判定部930が電子機器300が存在しないと判定した場合、検出装置900は、支持板110に電子機器300が載置されていないことを決定する。一方、1つ以上の検出用コイル132に対して判定部930が電子機器300が存在すると判定した場合、検出装置900は、当該1つ以上の検出用コイル132の位置をもとに、支持板110上において電子機器300の誘導用コイルが配置される位置を特定する。この特定には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSI(Large Scale Integration)で実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による検出装置900の動作を説明する。図13は、検出装置900による検出手順を示すフローチャートである。測定部920は、パルス信号を複数回送信して、各パルス信号に対する受信電力を測定する(S10)。測定部920は、パルス信号を送信せずに、受信電力を複数回測定する(S12)。判定部930は、パルス信号を送信しない場合の複数の受信電力から最大値を選択する(S14)。判定部930は、パルス信号を送信した場合の複数の受信電力から、最大値を除外して残りの平均値を導出する(S16)。平均値-最大値がしきい値以上である場合(S18のY)、判定部930は電子機器300が存在すると判定する(S20)。平均値-最大値がしきい値以上でない場合(S18のN)、判定部930は電子機器300が存在しないと判定する(S22)。
図14は、検出装置900による別の検出手順を示すフローチャートである。測定部920は、パルス信号を複数回送信して、各パルス信号に対する受信電力を測定する(S110)。測定部920は、パルス信号を送信せずに、受信電力を複数回測定する(S112)。判定部930は、パルス信号を送信しない場合の複数の受信電力から最大値を選択する(S114)。判定部930は、パルス信号を送信した場合の複数の受信電力から最小値を選択する(S116)。最小値-最大値がしきい値以上である場合(S118のY)、判定部930は電子機器300が存在すると判定する(S120)。最小値-最大値がしきい値以上でない場合(S118のN)、判定部930は電子機器300が存在しないと判定する(S122)。
本実施例によれば、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、パルス信号800を送信した場合に測定した受信電力との差異を使用するので、外来ノイズ830の存在の有無が変化する場合でも、外来ノイズ830の存在の有無の影響を低減できる。また、外来ノイズ830の存在の有無の影響が低減されるので、電子機器300の検出精度を向上できる。また、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を判定に使用するので、外来ノイズ830の影響を反映できる。また、パルス信号800を送信した場合の受信電力を測定するタイミングの前後においてパルス信号800を送信しない場合の受信電力を測定するので、外来ノイズ830の存在の有無が変化する場合を検出しやすくできる。また、外来ノイズ830の存在の有無が変化する場合が検出しやすくなるので、測定精度を向上できる。
また、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、パルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定するので、判定精度を向上できる。また、各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りの平均値を判定に使用するので、外来ノイズ830の影響を低減できる。また、各パルス信号800に対する受信電力のうちの最小値を判定に使用するので、外来ノイズ830の影響を低減できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の検出装置900は、検出用コイル132からパルス信号800を送信させる送信部910と、検出用コイル132における受信電力を測定する測定部920と、測定部920において測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する判定部930とを備える。測定部920は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、送信部910からパルス信号800を送信した場合に受信電力を測定し、判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、送信部910からパルス信号800を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する。
この態様によると、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、パルス信号800を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定するので、充電対象の装置の検出精度を向上できる。
判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を判定に使用してもよい。この場合、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を判定に使用するので、外来ノイズ830の影響を反映できる。
測定部920は、送信部910からパルス信号800を送信した場合の受信電力を測定するタイミングの前後において、送信部910からパルス信号800を送信しない場合の受信電力を測定してもよい。この場合、パルス信号800を送信した場合の受信電力を測定するタイミングの前後においてパルス信号800を送信しない場合の受信電力を測定するので、測定精度を向上できる。
送信部910は、パルス信号800を複数回送信し、測定部920は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に、各パルス信号800に対する受信電力を測定し、判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定してもよい。この場合、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、パルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定するので、判定精度を向上できる。
判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りの平均値を判定に使用してもよい。この場合、各パルス信号800に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りの平均値を判定に使用するので、外来ノイズ830の影響を低減できる。
判定部930は、送信部910からパルス信号800を複数回送信した場合に測定した各パルス信号800に対する受信電力のうちの最小値を判定に使用してもよい。この場合、各パルス信号800に対する受信電力のうちの最小値を判定に使用するので、外来ノイズ830の影響を低減できる。
本開示の別の態様は、充電装置100である。この装置は、検出用コイル132と、検出用コイル132を使用して、充電対象の装置の存在を検出する検出装置900と、検出装置900が充電対象の装置の存在を検出した場合に、装置を充電する充電用コイル130とを備える。検出装置900は、検出用コイル132からパルス信号800を送信させる送信部910と、検出用コイル132における受信電力を測定する測定部920と、測定部920において測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する判定部930とを備える。測定部920は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、送信部910からパルス信号800を送信した場合に受信電力を測定し、判定部930は、送信部910からパルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、送信部910からパルス信号800を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する。
この態様によると、パルス信号800を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、パルス信号800を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定するので、充電対象の装置の検出精度を向上できる。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、充電装置100は、車両10に搭載される。しかしながらこれに限らず例えば、充電装置100は、車両10に搭載されず、台等の上に置かれてもよい。本変形例によれば、適用範囲を拡大できる。
本実施例において、送信部910は、パルス信号800を複数回送信しているが、パルス信号800の複数回数は「1」であってもよい。本変形例によれば、処理を簡易にできる。
10 車両、 12 車室、 14 ステアリングホイール、 16 センタコンソール、 100 充電装置、 110 支持板、 112 表面板、 114 中板、 116 裏面板、 120 本体ケース、 130 充電用コイル、 132 検出用コイル、 140 駆動部、 150 保持体、 152 支持脚、 154 支持板、 156 制御基板、 158 下面板、 160 支持体、 200 Y軸方向駆動軸、 202 X軸方向駆動軸、 204 貫通孔、 206 ウォームホイール、 208 ギア、 210 ウォーム、 212 Y軸用モータ、 214 歯車板、 216 ウォームホイール、 218 ギア、 220 ウォーム、 222 X軸用モータ、 224 歯車板、 226 フレキシブル配線、 300 電子機器、 500 制御装置、 600 LPF、 620 モータ駆動装置、 630 YA相用コイル、 640 YB相用コイル、 650 XA相用コイル、 660 XB相用コイル、 700 充電用コイル制御部、 710 検出用コイル制御部、 900 検出装置、 910 送信部、 920 測定部、 930 判定部。

Claims (8)

  1. 検出用コイルからパルス信号を送信させる送信部と、
    前記検出用コイルにおける受信電力を測定する測定部と、
    前記測定部において測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する判定部とを備え、
    前記測定部は、前記送信部からパルス信号を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、前記送信部からパルス信号を送信した場合に受信電力を測定し、
    前記判定部は、前記送信部からパルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、前記送信部からパルス信号を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定することを特徴とする検出装置。
  2. 前記判定部は、前記送信部からパルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力のうちの最大値を判定に使用することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記測定部は、前記送信部からパルス信号を送信した場合の受信電力を測定するタイミングの前後において、前記送信部からパルス信号を送信しない場合の受信電力を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記送信部は、パルス信号を複数回送信し、
    前記測定部は、前記送信部からパルス信号を複数回送信した場合に、各パルス信号に対する受信電力を測定し、
    前記判定部は、前記送信部からパルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、前記送信部からパルス信号を複数回送信した場合に測定した各パルス信号に対する受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の検出装置。
  5. 前記判定部は、前記送信部からパルス信号を複数回送信した場合に測定した各パルス信号に対する受信電力のうちの最大値を除外した残りの平均値を判定に使用することを特徴とする請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記判定部は、前記送信部からパルス信号を複数回送信した場合に測定した各パルス信号に対する受信電力のうちの最小値を判定に使用することを特徴とする請求項4に記載の検出装置。
  7. 検出用コイルと、
    前記検出用コイルを使用して、充電対象の装置の存在を検出する検出装置と、
    前記検出装置が充電対象の装置の存在を検出した場合に、前記装置を充電する充電用コイルとを備え、
    前記検出装置は、
    前記検出用コイルからパルス信号を送信させる送信部と、
    前記検出用コイルにおける受信電力を測定する測定部と、
    前記測定部において測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定する判定部とを備え、
    前記測定部は、前記送信部からパルス信号を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、前記送信部からパルス信号を送信した場合に受信電力を測定し、
    前記判定部は、前記送信部からパルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、前記送信部からパルス信号を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定することを特徴とする充電装置。
  8. 検出用コイルからパルス信号を送信させるステップと、
    前記検出用コイルにおける受信電力を測定するステップと、
    測定した受信電力をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定するステップとを備え、
    前記測定するステップは、パルス信号を送信しない場合に、受信電力を複数回測定するとともに、パルス信号を送信した場合に受信電力を測定し、
    前記判定するステップは、パルス信号を送信しない場合に複数回測定した受信電力と、パルス信号を送信した場合に測定した受信電力との差異をもとに、充電対象の装置が存在するか否かを判定することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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